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リニア開業効果 啓発活動に重点
リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会の正副会長会が23日に伊那市役所で開かれ、リニア開業による効果の啓発活動に力を入れていくことが確認されました。 会議には上伊那地域の市長や商工会議所会頭など10人が出席し、冒頭のみ公開されました。 事務局の上伊那広域連合によりますと、リニアの開業や関連道路の整備により、上伊那地域の85%の地域が東京90分圏域に、59%の地域が名古屋60分圏域になるなどとしたデータを使い、啓発活動に力を入れていくことが確認されたということです。 期成同盟会会長の白鳥孝伊那市長は「リニア開業による効果の広報がまだ足りない。しっかり知ってもらうことが重要だ」と話していました。
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自動運転実証実験準備進む
国土交通省が伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」を拠点に行う自動運転サービスの実証実験に向けた準備が行われています。 これは、自動運転に使われる20人乗りのバスです。 バスには位置情報がわかるGPSなどが搭載されています。 18日は、実験用バスのシステムを開発した東京の企業の社員が運転席に座りハンドルは自動での走行試験を行いました。 バスが、GPSなどから集めた情報に基づいて走行するシステムとなっています。 実験ルートは、南アルプスむら長谷を拠点に美和診療所、長谷総合支所を往復するおよそ5キロです。 ルートの途中の150メートル区間に磁気センサーを埋め、それを読み取って走行します。 準備は、15日から行われていて、GPSから得た位置情報を基にして正確に走行できるかを、繰り返し行い、データを集めています。 国土交通省飯田国道事務所によりますと実験準備の進み具合をみながら実施時期を判断するとしています。 実証実験は、高齢化が進む中山間地域の物や人の流れを支援しようと国土交通省が実施するもので、去年7月に伊那市を含む全国8か所を選びました。 2020年を目標に全国の道の駅を拠点とした自動運転サービス開始を目指しています。
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桜の開花予想高遠城址公園4月6日
民間気象情報会社・ウェザーニューズは、1回目の今年の桜の開花予想を、18日に発表しました。 ウェザーニューズが発表した予想によりますと、伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花は4月6日、満開は12日となっています。 去年は、例年より5日遅い4月10日に開花し、満開は過去5年で1番遅い4月18日でした。 第2回開花予想は、2月16日の予定です。
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伊那まつり通算60回に合わせ花火大会関係者に感謝状
伊那商工会議所の新年会が16日に市内で開かれ去年の伊那まつり通算60回に合わせて花火大会関係者に感謝状が贈られました。 長年、伊那まつり花火大会の会場アナウンスを担当している原ます美さんら5人に川上健夫会頭から感謝状が贈られました。 原さんは40年近くアナウンスを担当しています。 感謝状を受け取った5人を代表して原さんは「それぞれの立場で大会が盛大にできるよう力を尽くしてきました」と話していました。 伊那まつり花火大会は、伊那商工会議所花火委員会が主催しています。 去年は1,900万円余りの協賛金が集まり、95番組4,500発を打ち上げました。
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塚越寛さん渋沢栄一賞受賞
伊那食品工業株式会社の塚越寛会長は優れた経営者を表彰する渋沢栄一賞を受賞しました。 この賞は埼玉県出身の実業家で福祉や教育の発展にも尽力した渋沢栄一を顕彰し、その精神を受け継ぐような経営者を称えるものです。 渋沢栄一賞選考委員会が審査し埼玉県知事が決定するもので16回目となります。 受賞理由は創業以来48年間連続で増収増益を達成したことや寒天産業の近代化、発展に貢献するなど急成長を避け着実な成長を目指す「年輪経営」を実践していることなどを挙げています。 塚越さんは受賞にあたり「経営者として当たり前のことをしてきたつもりだが、その当たり前のことを評価してくださり、うれしく思います。」とコメントしています。 渋沢栄一賞の表彰式は来月5日にさいたま市で行われます。
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11月月間有効求人倍率1.97倍
上伊那の11月の月間有効求人倍率は、10月を0.09ポイント下回る1.97倍でした。 月間有効求人数は4,976人、月間有効求職者数は2,520人で、上伊那の11月の月間有効求人倍率は、10月を0.09ポイント下回る1.97倍でした。 全国は1.56倍、県は1.72倍で、上伊那は16か月連続で全国と県を上回っています。 ハローワーク伊那では雇用情勢について「引き続き堅調に推移している」としてコメントを据え置きました。 求人数は増える一方で、新しく職を求める求職者は減少傾向にあり、多くの産業で人手不足が目立っているということです。 来春卒業予定の新規高卒者の就職内定率は88%となっています。 11月末現在346人が内定していて、職業別では製造業が最も多く67%となっています。
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家庭でガレット キット販売
そば粉を使った料理、ガレット作りを家庭で気軽に楽しむことが出来るガレットキットの販売が始まりました。 ガレットキットは上伊那の飲食店などでつくる信州伊那谷ガレット協議会が、その普及を図ろうと販売するものです。 上伊那産のそば粉6人分300グラムとレシピ、そば粉の生地を広げるトンボがセットで2,500円となっています。 トンボは伊那谷の木材を使い地元の木工業者が手作りしたもので丸型と平らなものの2種類から選べます。 他に、そば粉とレシピのセットを800円から販売しています。 また協議会ではガレットの作り方を分かりやすく説明した動画をユーチューブにアップしていて「調理するときの参考にしてもらいたい」と話しています。 ガレットキットは伊那市西町の飲食店kurabeで販売されています。 またそば粉とレシピのセットは伊那バスターミナルでも扱っています。
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長谷の自動運転サービス実証実験 ルート決まる
伊那市長谷で行われる自動運転サービス実証実験の計画案が21日に示され、年度内に5日間の日程で、道の駅南アルプスむら長谷を拠点に行われるルートが決定しました。 実験ルートは、道の駅南アルプスむら長谷を拠点に、長谷総合支所、美和診療所などを結ぶ国道152号の往復およそ5キロのコースです。 運行を予定しているのは5日間で、1日予備日が設けられています。 ドライバーが運転席に乗車した状態でシステムが自動で走行するのが4日間で、このうち1日は人と物を運ぶ実験も行われ、緊急時にはドライバーが制御します。 ドライバーが乗車せずに全て自動で走行する実験を1日設けます。 専用のバスが、GPSなどから集めた情報に基づいて走行します。 道路上に磁気マーカーが150メートルの間に埋められ、それを読み取ってバスが走行する区間もあります。 乗車定員は20人で、具体的な運行日程が決まり次第、モニターを100人募集します。 この日は、長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で地域実験協議会が開かれ、ルート案などが承認されました。 伊那市長谷は、超高齢化が進む中山間地域での高齢者の生活の足の確保や、物流の確保などを目指していて、実証実験地区全国13か所のうちの1つに選ばれています。
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山紫プレミアム22日発売
信州大学農学部と伊那市が連携し栽培しているやまぶどうから作られたワイン「山紫(やまむらさき)プレミアム」が、今年も完成しました。 21日は伊那市の定例記者会見で完成が報告されました。 山紫は伊那市美篶の伊那ワイン工房で醸造が行われていて、そのプレミアム版は、今年で2年目です。 720mlのフルボトルが税込み4000円、375mlが2300円で、それぞれ70本、160本の限定販売です。 レギュラーはタンクで醸造し、瓶詰めされ9か月ほどで出荷されますが、プレミアムは、木の樽での貯蔵も含め14か月熟成させます。 ワインは、市内の酒販店などで22日から販売されます。
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長野県立歴史館で「KOAの日」開催
企業などからの寄付を受け付けて、観覧料を1日無料にする初めての特別企画「歴史館パートナーの日」が、千曲市の長野県立歴史館で16日に行われました。 箕輪町で電子部品の開発・製造を行う「KOA株式会社」の協力で、この日は「歴史館・KOAの日」と銘打ち、伊那谷から小学生の親子およそ50人が訪れました。 特別企画では、普段入ることのできない遺物収蔵庫や、文献資料を保管する書庫を見て回りました。 他に、飯田市出身で幕末から明治にかけて日本初の昆虫標本づくりに奔走した田中芳男をテーマにした企画展などを見学しました。 また、県立歴史館の入り口には、KOA株式会社を紹介するコーナーが設けられ、主力製品の抵抗器の技術を活用して風力の強弱を光の色で知らせるパネルの展示もあり、子どもたちが体験しました。 長野県立歴史館の笹本館長は、「企業と連携することはもとより、個人との連携もできれば、歴史館をもっと身近に感じてもらえる」と話していました。
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高遠そば振興の取り組み20年の節目
高遠そば振興の取り組みを始めて20年の節目を祝う記念事業が今16日、伊那市高遠町で行われ今後の展望について意見を交わしたほか入野谷在来種のそばの試食会も開かれました。 高遠そばは辛味大根と焼き味噌で味わう伊那市高遠町の名物で江戸時代、高遠藩主の保科正之が、山形や福島の会津に移ったさい伝えたとされています。 そば店の経営者などでつくる高遠そばの会がその振興に取り組み今年が20年の節目となります。 記念事業のうちパネルディスカッションでは福島県会津でそば店を経営する唐橋宏さん、山形県でそばを栽培している工藤一夫さん、同じく山形県の製粉所に勤める鈴木文明さん、信州大学農学部教授の井上直人さんらが高遠そば振興について意見を交わしました。 唐橋さんは「取り組みを伊那市だけで行うのではなく、例えば駒ヶ根市で作ったものでも良いと思う。栽培する人と、そば粉を使う人の広域連携が必要だ」と話していました。
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伊那スキーリゾート 今シーズンの営業開始
伊那市西春近の伊那スキーリゾートの今シーズンの営業が16日から始まり、訪れた人たちが雪の感触を楽しんでいました。 現在雪は30センチとなっていて、このところ冷え込みが続いたことから、状態は良いということです。 初心者向けのゲレンデでは、無料のレッスンが行われました。 レッスンは、毎週土曜日と日曜日に1日3回行われます。 また今年は親子連れにより楽しんでもらおうと、子ども向けの自転車にスキーがついた「スノーストライダー」が導入されました。 17日は、お笑い芸人「こてつ」のスペシャルライブやじゃんけん大会が開かれます。 全面滑走は23日(土)から、今シーズンの営業は来年4月1日までの予定です。 なお昨シーズンは、12月16日から4月2日まで営業し、およそ4万5千人が利用しました。
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「餃子女子」玉城さんとパーティ
グルメ本「餃子女子」などを出版し、女優・歌手として活動する玉城ちはるさんを囲んで餃子を楽しむパーティが、13日夜、伊那市内で開かれました。 会場には、蒸し餃子・焼き餃子・水餃子などが用意され、玉城さんとともに参加者が味わいました。 パーティは、伊那市東春近のゲストハウス「赤石商店」で開かれました。 玉城さんは、女優・歌手・タレントとして活動していて、餃子に対する愛をつづったグルメ本「餃子女子」を出版しています。 元地域おこし協力隊で、市内でシェアハウスを運営する齋藤俊介さんの縁で、玉城さんを伊那に招きました。 餃子は、伊那餃子会が作りました。 雑穀アマランサスを皮や具材に使用し、信州みそで食べました。 この日は、20人ほどが参加し、餃子を楽しんでいました。 玉城さんを囲んでの、パーティは午後10時まで続きました。
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南箕輪村の岩月人形センター 世相を反映「変わり雛」展示
南箕輪村神子柴の岩月人形センターで今年の世相を反映した変わり雛5点が展示されています。 陸上男子100メートルで日本人初の9秒台を記録した桐生祥秀選手の「世界のスタートライン雛」 ナイトプールで自撮りをする女性とフォトジェニックな食べ物を撮影する男性の「インスタ映え雛」 男性秘書への発言や、報道陣への対応が話題となった政治家の「暴言・失言雛」 眞子さまと小室圭さんの仲睦まじい様子を表した「レットイットビーご婚約雛」 上野動物園で5年ぶりに誕生した赤ちゃんパンダの「こんにちは赤ちゃん雛」の5点が展示されています。 変わり雛は東京上野の人形メーカーが昭和21年から毎年製作しているものです。 岩月人形センターの先代オーナーがこの会社で修行していた事が縁で、長野県内で唯一この変わり雛を展示しています。 岩月人形センターでは「様々な事が話題になったこの1年を思い出しながら見てもらいたい」と話していました。 変わり雛は2018年3月3日まで展示されています。
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伊那商工会議所 青年部歴史を語る
伊那商工会議所青年部の歴代部長が当時を振り返るパネルディスカッションが、10日、伊那商工会館で開かれました。 パネリストは、平成5・6・7年度部長を務めた川上 健夫伊那商工会議所会頭、平成18・19年度部長を務めた三澤 俊明さん、現部長の平澤 正貴さんです。 それぞれの代の取り組みから青年部の歴史を振り返りました。 川上さんは、県内最大級のフリーマーケットや伊那まつりのお祭り広場を立ち上げました。川上さんは、実行力はもとより企画力を養う機会になったと話していました。 三澤さんは、全国からチームが参加するイベントとなった田んぼの中で行うサッカー・ドロカップを始めました。スタートは伊那市が合併した年で、地域の一体感の醸成や、活性化を考えたということです。 会場では今年度事業で栽培した米で作ったおにぎりやトン汁などが配られ、和やかな雰囲気で当時を振り返っていました。
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リニア開業に向けて 上下伊那の経済関係者と知事が懇談
リニア中央新幹線開業に向けて、上下伊那の経済関係者や阿部守一知事が意見交換をする懇談会が12日、飯田市の飯田合同庁舎で開かれました。 懇談会には、上下伊那の商工業や農業団体の代表者ら23人が出席しました。 この日は、リニア開業に向けて上下伊那それぞれで集約した意見が出されました。 上伊那産業振興会の向山公人理事長は、「伊那谷出身者にどうしたら行ってみたいと思ってもらえるか、企業進出などは考えているのかなどのアンケートを行い、取り組みを具体化していきたい」と話していました。 伊那商工会議所の吉澤文男副会頭は、「伊那谷の風土を生かした観光的な列車の運行をしてみてはどうか。」と話していました。 飯田商工会議所の柴田忠昭会頭はリニア駅について「道の駅的な機能を持った施設が望ましい」と話していました。 阿部知事は「地域の特性や環境、文化、優れたものをしっかりと生かした地域づくりに全力で取り組んでいきたい。」と話していました。
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伊那市西箕輪のサン工業が年末コンサート
伊那市西箕輪に本社を置く金属表面処理加工業、サン工業㈱は社員企画の年末コンサートを信州高遠美術館で開きました。 コンサートは毎年この時期に開いているもので、今年は伊那市在住のシンガーソングライター深瀬人寛さんが演奏を披露しました。 サン工業では毎月1回社員研修を行っていて12月は自分たちで企画したコンサートを開いています。 お世話になった地域の人たちへ感謝の気持ちを込めて入場は無料となっていて、この日は、社員や地域住民など150人が訪れました。 サン工業では「音楽を聴きながらゆっくり過ごしてもらい、充実した1年だったと振り返ってもらいたい」と話していました。
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新伊那バスターミナル 営業開始
新築された伊那バス株式会社の伊那バスターミナルが7日から営業を開始しました。 午前11時バスターミナル発名古屋行きの高速バスの出発に合わせてセレモニーが行われ、藤澤洋二社長らがテープカットをして営業開始を祝いました。 バスの乗客には記念品が手渡されました。 また、安全を祈願して、運転手に花束が手渡されました。 伊那バスターミナルは、5月から建て替え工事を行い、このほど完成しました。 7日から営業を再開し、午前4時50分の始発便から運行しています。 伊那バスターミナルは、1日およそ100~150便のバスが発着します。
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伊那市駅前の空きビルについて意見交換
JR伊那市駅前の空きビルについて考える意見交換会が伊那市のタウンステーション伊那まちで5日、開かれました。 5日は商店主やIT関係者など15人が集まり、JR伊那市駅前の空きビルの活用法について意見交換をしました。 このビルは、昭和35年に建てられた地下1階、地上4階の鉄筋コンクリート造りで、かつては自衛隊の事務所や喫茶店、ゲームセンターなどがテナントとして入っていたということです。 5日の会合では、山岳関係者や飲食店主などでつくるアスタルプロジェクト代表の八木択真さんが空きビルの現状について報告しました。 それによるとビルの所有者は松本市に住んでいて八木さんは、 これまで数回所有者宅を訪れ、活用させてもらえないかと相談しました。 八木さんは「ビル所有者に活用について関心を持ってもらえている」と話していました。 また1日に、所有者から許可をもらい建物の中を見せもらった様子を写真を使って紹介しました。 専門家に見てもらったところ建物内はヒビ割れもなく問題なく使えそうだとのことですが、耐震補強は必要だということです。 ビルが使えると仮定し活用について自由に意見を交わしました。 参加者は「木工などものづくりの場に出来ないか」「異業種の人が情報交換しながら仕事をするコワーキングスペースはどうか」「喫茶店や立ち食いそば店も必要ではないか」などと語り合っていました。 今後は、高校生や大学生など若者の意見を聞く機会も設けたいとしています。 タウンステーションでは、毎月第1火曜日に、起業したい人や伊那市について考える人たちが集まり意見交換する伊那まちローカルベンチャーミーティングが開かれています。 空きビルについての意見交換はミーティングの中で行われました。
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新伊那バスターミナル 安全祈願
5月から建て替え工事をしていた伊那市西町の伊那バスターミナルが完成しました。5日は関係者が神事などを行ない、ターミナルの安全を祈願しました。 完成した伊那バスターミナルです。 敷地面積はおよそ1580平方メートルで、以前と比べ380平方メートル広くなりました。 延床面積はおよそ285平方メートルで、旧ターミナルと比べ100平方メートル広くなりました。 5日は伊那バスの関係者などおよそ30人が出席し、神事を行い安全を祈願しました。 新しいターミナルは建物を北西に配置させ、歩行者がバスの進路を横断する事無く、乗り場に移動できるようになりました。 この他に、高速バスの自動券売機が設置されました。 案内板に英語が併記された他、待合室には伊那市産のさくらやクリの木を使ったテーブルが設置されています。 伊那バスの藤澤洋二社長は「伊那の玄関口として、発展できるように地域の人と協力していきたいです」と話していました。 新しい伊那バスターミナルの営業は7日の午前4時30分からです。
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子育てママが起業について学ぶ
子育て中の母親を対象にした起業応援セミナーが27日、伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれました。 上伊那地域の母親26人が参加し、子育てや家事をしながら起業することについて学びました。 長野県庁や南箕輪村役場などで、女性就業支援事業を行っている松本市のイーキュア㈱、福盛二郎さんが講師を務めました。 福盛さんは「まずは自分の考え方がほかの人と比べてどう違うのかを知ることが大事です。」と話していました。 また、子育て中の女性の就業にはビジネス経験の不足や家事との両立が課題だとした上で「自己理解を深めることで、自分に足りないものは助けてもらい、得意なものはさらに伸ばすことにつながる。お互い様の関係づくりが目標の実現には重要です」と呼びかけていました。 参加したある女性は「子育てをすること、子どもとの時間をつくることを前提に考えると、家でも出来る起業は時代に合っているし、こういう機会があるのもうれしい」と話していました。 セミナーは、子育てをしていても、自分のキャリアを活かして活躍できる女性を支援しようと伊那商工会議所が開いたもので、今年2回目になります。
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伸和ホールディングス㈱ 上ノ原工業団地で工場建設へ
神奈川県に本社を置く伸和ホールディングス株式会社は、伊那市の上ノ原工業団地の1区画を取得し、新しく工場を建設します。 15日は伊那市役所で、伸和ホールディングスの幸島宏邦社長と白鳥孝市長が土地売買仮契約の調印書を取り交わしました。 伸和ホールディングスは神奈川県に本社を置き、精密温調装置やバルブなどの開発・製造を行っています。 生産拠点となっている伊那市高遠町の伸和コントロールズ長野事業所の生産力の強化を目指そうと、長野事業所伊那工場として新たに建設する計画です。 今回取得したのは、伊那市上ノ原工業団地のおよそ28,000平方メートルの区画で、取得額はおよそ4億円です。 地域貢献を会社のモットーにしていて、新工場では地元採用も含め、新たにおよそ100人を雇用する予定です。 事業投資額はおよそ15億円で、平成30年7月工事着工予定、平成31年7月の操業開始を目指します。 幸島社長は「常に『伊那市民と共に』というのが頭にあった。継続的に右肩上がりの事業を展開していきたい。」と話していました。 白鳥市長は「新技術の開発を一緒になって勉強しながらさらに大きな会社になることを期待しています。」と話していました。
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南ア林道バス 今シーズン利用者増
今シーズンの南アルプス林道バスの営業が15日で終了しました。 今シーズンは、昨シーズンより1,990人多いのべ5万1,377人が利用しました。 林道バスは、4月25日から戸台口から歌宿まで、6月15日から北沢峠まで全線開通し、11月15日まで営業しました。 1日4便を基本に運行していて、台風などにより運休した便は、3日間にかけ、7便でした。 利用者数は、5万1,377人で、昨シーズンに比べ1,990人の増加でした。 これは、伊那市の合併以降2番目に多い数字となりました。 今シーズンは、7月19日に梅雨明け宣言が出されたものの、夏山シーズンの7月下旬から8月に天候不順が続きましたが、天気が良い土日に集中的に人が訪れたため、人数的には増加につながったのではないかとしています。 林道バス営業所によると、紅葉を見に訪れるなど観光目的で来客する団体は減っているものの、登山客は増加傾向にあるということです。
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ご当地お土産プロジェクトチームがサクラコマ合格祈願
伊那市内の製造業などでつくるご当地お土産プロジェクトチームは、サクラコマの合格祈願を伊那市高遠町の弘妙寺で、15日に行いました。 プロジェクトチームの関係者7人が弘妙寺を訪れ、田中勲雄住職の読経で合格祈願を行いました。 サクラコマは、伊那市内の製造業や社協など16団体が所属するご当地お土産プロジェクトチームが共同で開発、生産しています。 回すと花びらが開くことから受験シーズンには合格祈願バージョンを販売していて今年で5年目になります。 SNSなどで情報が広がり全国から問い合わせが来ているほか、ギフト用に購入する人が増えているという事です。 この日はプロジェクトに参加している高遠さくらホテルの「さくら咲くだるま」の合格祈願も行われました。 合格祈願済みのサクラコマは限定200個で千円、さくら咲くだるまは千円からで、いずれも高遠さくらホテルで販売しています。
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広域観光充実へ 担当職員が箕輪町を視察
上伊那地域の広域的な観光を目指して各市町村の担当者が14日、箕輪町内の観光地を視察しました。 視察には市町村の観光担当者や広域連合職員など、およそ20人が参加して町内の観光地6か所をまわりました。 南小河内にある「愛す工房みのわ」では、根橋英夫社長が、農産物を使った観光について話をしました。 愛す工房みのわでは、地域で採れた農産物を使ったアイスなどを販売しているほか、動物と触れ合える場所もあり、観光で上伊那を訪れた人が立ち寄ることもあるということです。 根橋さんは「上伊那は本当に農産物が豊富な地域で、農産物は集客力がある。上伊那全体で農産物を活用した取り組みを進めていけば今の力以上のものが発揮できると思う」と話していました。 視察は、上伊那地域の広域観光の充実や連携の向上を目的に年に2回行われています。
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上伊那産の果物でスイーツバドル
上伊那産の果物で味を競うスイーツバトルが11日、伊那市のJA上伊那本所で行われました。 スイーツバトルはJA上伊那まつりのイベントで行われたものです。 スイートポテトプリンとイチゴのパフェゼリー、ミルクとりんごゼリーの三品が用意されました。 スイートポテトプリンは伊那市のタレント成美さん、イチゴのパフェゼリーはJA上伊那の果実大使、北澤ユウジさん、ミルクとりんごゼリーはJAの職員が考案したものです。 集まった人たち100人が地元産の果物が入ったスイーツの食べ比べをしていました。 食べ終わると気に入ったものに投票し結果はユウジさんが考案したイチゴのパフェゼリーが最も人気がありました。 今年が3年目のこの企画は一昨年がどんぶりバトル、去年はスープバトルが行われたということでJA上伊那では「地元産の安心安全でおいしい農産物をさらにPRしていきたい。」と話していました。
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宇宙をテーマに「観光・製造」新事業セミナー
宇宙をテーマに新たなビジネスについて考えるセミナーが伊那市の伊那商工会館で7日に開かれました。 セミナーでは、観光や製造業などをテーマに講演やトークセッションが行われました。 国立天文台野辺山宇宙電波観測所の衣笠健三さんは講演で、「長野県は日本でも星がきれいにみられる優秀な地域だ」と話し「この環境を守り続ける事が地域の産業や観光、教育の発展につながります」と説明しました。 飯田市の人工衛星やロケットの部品メーカーの熊谷秀夫さんは「ベンチャー企業等により数百から数千基の衛星で観測や通信を行う計画があります。 こういった計画に参画することで新たなチャンスが生まれます」と話していました。 このセミナーは日本一創業しやすい県づくりを目指す長野県が開いたもので、会場には南信を中心におよそ30人が参加しました。
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紅葉見頃の高遠城址公園で筝の演奏
伊那市高遠町の高遠城址公園の紅葉が見頃を迎え、会場には多くの観光客が訪れています。 園内にはおよそ250本のカエデが植えられていて、現在見頃を迎えています。 3連休の最終日ということもあり、きょうは多くの観光客が訪れ、紅葉を眺めたり、写真に収めたりしていました。 また、先月28日から行われている「高遠城址もみじ祭り」はこの日までで、最後を締めくくる筝の演奏が行われました。 訪れた人たちは、紅葉と筝の演奏を楽しんでいました。 伊那市観光協会によりますと、紅葉の見頃は来週末頃までだということです。
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もみじ湖見ごろ ライトアップも
箕輪町の箕輪ダム、通称もみじ湖で、1万本のもみじが見ごろを迎えています。 4日はウォーキングなどのイベントが行われ、訪れた人たちが紅葉を楽しみました。 ダムの上流にあるもみじの景勝地です。 箕輪ダムの周辺にはおよそ1万本のもみじが植えられています。 葉が黄色や赤に色づき、見ごろを迎えています。 紅葉の時期は平年並みだということです。 4日は県内外から観光客が訪れ、写真を撮るなどしていました。 また、4日はウォーキングイベントも行われました。 およそ280人が参加し、景色を見ながらダムの周辺8キロのコースを歩きました。 ダム下のイベント広場では、もみじ湖夢まつりが行われました。 地元産の農産物の販売や屋台が出店され、訪れた人でにぎわっていました。 夜には、もみじのライトアップも行われています。 景勝地近くのおよそ600メートルの区間に78基のLED照明が設置されています。 ライトアップは去年試験的に行い好評だったため、今年は照明の数を10倍近くに増やしました。 もみじのライトアップは12日までで、時間は午後5時から午後9時までです。 町によりますと、見ごろは来週までだということです。
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箕輪町移住体験ツアー
箕輪町への移住を考えている人を対象にした日帰りの体験ツアーが28日初めて行われました。 ツアーには、箕輪町の交流都市 東京都豊島区から9人が参加し、にこりこキッチンたべりこで昼食をとりました。 このツアーは、町を訪れてもらい移住について具体的に考えてもらおうと初めて行われました。 ツアーは日帰りで、たべりこでの昼食のあと、りんごの収穫体験・もみじ湖や移住体験住宅を見学する日程です。 箕輪町によりますと、昨年度の町へ移住した人は47人だということです。 参加者は、窓から景色を見たり、箕輪町産の赤そばを味わっていました。 ツアーには白鳥政徳町長も駆けつけ、参加者を歓迎していました。 白鳥町長は、「箕輪町は東京や名古屋とも近く生活のしやすい場所です。様々な面を見てもらい、ぜひ町をライフプランの1つに取り入れてください」と話していました。