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高遠城址公園でぼんぼり設置
桜の名所、伊那市の高遠城址公園で桜の開花前に23日、ぼんぼりの飾り付けが行われた。
23日は、高遠城址公園観光協議会のメンバー60人が参加し、クイを打ちつける作業等を手際よく行っていた。
今年のぼんぼりは、去年より10基少ない133基着集まった。
ぼんぼりは桜まつり期間中、夜間点灯される。
日本気象協会は高遠城址公園の桜の開花は4月5日と予想している。公園開きは4月1日に行われる。 -
地価公示価格
国土交通省は、平成22年1月1日現在の地価公示価格を18日、発表した。
県内の地価の状況は、商業地は18年連続、住宅地は13年連続して下落し、下落幅も拡大した。
調査は、全国でおよそ2万7800箇所、県内では337地点で行われた。
伊那ケーブルテレビジョン放送エリア内で下落幅の大きい地点は
伊那市では、荒井の商業地が1平方メートル当り4万5800円から4万3200円でマイナス5・7%。
狐島の住宅地が3万5600円から3万4100円でマイナス4・2%。
箕輪町では、松島の中心市街地の商業地が、4万6000円から4万3600円でマイナス5・2%。
南箕輪村は、沢尻の住宅地が、2万2400円から2万1800円でマイナス2・7%となっている。
県全体では、商業地が18年連続下落し、平均で5・1%のマイナス。
住宅地は13年連続下落し、平均3・8%のマイナスとなっている。 -
子ども地球サミット2010開催へ
エコをテーマとしたイベント「子ども地球サミット2010」が、今年の夏も、南箕輪村で開かれる。
16日は記者会見が開かれ、イベントを企画・運営する飯田市の会社が概要を説明したほか、主催者を代表して唐木一直村長が、意気込みを語った。
今年は、7月30日から8月1日までの2泊3日で、小学3年生から6年生までの約100人に、参加してもらい、エコミュージカルの公演のほか、村内に滞在して、様々な体験をしてもらう計画。
また、去年に続き、海外の子どもも招待する予定で、シンガポール、カザフスタン、エジプトなど6カ国を想定している。
ミュージカルでは、初年度から特別講師を務めている元宝塚歌劇団の但馬(たじま)久美さんのほか、韓国を代表する伝統音楽演奏者・キム・ドクスさんが出演する。
また、今回は、地元の人たちにイベントへの関心を高めてもらおうとサミットを応援する「応援団」を発足していて、団員を募っている。 -
推奨みやげ品審査会
伊那市観光協会の推奨みやげ品の審査会が、16日、伊那市役所で開かれ、新たに、高遠町にある赤羽菓子店の「麦ころがし」が登録された。
赤羽菓子店の麦ころがしは、国産の栗が白あんに練り込まれている和菓子で、無添加の原料が使われている。
伊那地域で親しまれていた「麦こがし」をヒントにつくられ、郷土の色が出でいる点などから認定された。
16日は、伊那市観光協会などの7人が審査員となり、新規登録の麦ころがしの他、登録を更新する23品を審査した。
観光協会では平成12年からこれまで56品を推奨みやげ品として認定していて、認定された商品は、推奨みやげ品である事を示すシールを貼って観光イベントやキャンペーンで販売する事が出来る。
16日更新の審査が行われた23品については一週間後に結果がでることになっている。
赤羽菓子店の麦ころがしは、4月に認定証が授与される。 -
伊那小6年夏組 卒業記念植樹
伊那市の山寺活性化協議会が12日、ともに地元の活性化を考えてきた伊那小学校6年夏組の子どもたちのために、記念植樹会を開いた。
12日は、伊那小学校6年夏組の児童およそ30人が、山寺区にある高尾公園の土手に、集まり、樹齢20年のもみじを植樹した。
これは、卒業を間近に控えた夏組の子どもたちのために、山寺活性化協議会が企画した。
夏組は、総合学習の取り組みとして4年生の時から山寺区や伊那北駅周辺の活性化を考えてきた。
その中で、協議会とも一緒に活動し、伊那北駅前での朝市を企画し、自分たちも参加するなどしてきた。
今回の植樹には、夏組の子どもたちへの感謝と、地元を大切に思う気持ちを忘れないでほしいという気持ちを込めた。子どもたちは「伊那北駅前周辺が、今より明るく親しまれる場所になってくれたらいいな、その守り神にこの木がなってくれると思います」「ずっと賑やかな明るい場所になって欲しい」などと話していた。
子どもたちは交代しながら、もみじの根元に土をかけていた。
伊那小学校の卒業式は、18日(木)に行われる。 -
伊那飲食店組合新春大会
伊那飲食店組合の新春大会が8日、伊那市内で開かれた。
新春大会は組合員の交流を図ろうと開かれたもので、会場には約100人が集まった。
大会の中で伊藤敏春組合長は「今、食の安心、安全を望む声が高まっている。飲食店として食の安全を考え、お客様を大切にしていきたい」とあいさつした。
伊那飲食店組合は、約300店が加盟していて、互いの結束を図りながら集客に努めている。
組合に加盟している各店舗では、食中毒などを出さないよう食品衛生管理を徹底するとともに、厳しい経済状況のなかサービスの充実を図り、活気ある店づくりを進めていく竏窒ニしている。 -
子育て応援宣言 上伊那医療生協に登録証交付
箕輪町の上伊那医療生活協同組合が「社員の子育て応援宣言」登録企業となり10日、南信労政事務所から登録証が交付された。
「社員の子育て応援宣言」は、従業員が仕事と子育ての両立ができるような職場環境づくりを進めようという県の事業。
南信労政事務所の中島義則所長が、上伊那医療生協を訪れ、登録証を手渡した。
県ではこれに登録することにより、企業のイメージアップにつながり、職場が活性化される竏窒ニしている。
登録されたのは上伊那では2件目、病院関係では県内で初となる。
上伊那医療生協では、職員向けの病児保育室を設置していて、子どもが病気のときでも安心して働ける環境が整えられている。
今後は育児休業が取りやすい職場環境づくりやノー残業デーの推進に取り組んでいくという。 -
高遠さくらホテルリニューアル
伊那市の高遠さくらホテルのリニューアル工事が完了し、7日から宿泊利用が再開される。
6日は、リニューアル完成内覧会が開かれた。
関係者約20人が出席し、テープカットで完成を祝った。
平成7年のオープン以来、初めての大規模改修で、今回の工事では外観は改修せず、利用客のニーズに応えて、和室中心だった客室を洋室にした。
4階は和室6部屋を洋室にし、1部屋にベッド2台を入れている。背の高い利用客に対応するため、大型ベッドの部屋もある。
また、畳スペースも設置している。
3階は、マットレス3つを配置した部屋があり、腰かけたり、そのまま休むなどくつろげるという。
また、すべての部屋に地デジ対応の液晶テレビを導入している。
改修費は4千万円。
7日から宿泊利用が再開されることになっていて、すでに予約が入っているという。 -
いーな伊那プレミアム商品券利用74%
今月31日が有効期限となっている、いーな伊那プレミアム商品券の利用は2月末現在で約74%となっている。
第2弾となるプレミアム商品券は総額が、2億2千万円で去年の12月19日から販売が始まり3日間で完売した。
伊那商工会議所のまとめによると、2月末現在で使われた額は、約1億6300万円、率で、74%。
使われた業種別でみると、大型店が最も多く6800万円、次いでJAとスーパー・食料品店が2100万円づつとなっている。
商品券の有効期限は今月末までで伊那商工会議所では、早めの利用を呼びかけている。 -
1月の有効求人倍率は0.43倍
1月の上伊那地区の月間有効求人倍率は、0.43倍で、前の月の0.44倍を0.01ポイント下回り、8カ月ぶりに低下した。
1月の上伊那の月間有効求人倍率は0.43倍で、前の月の0.44倍より0.01ポイント低下した。
8カ月ぶりに低下に転じたが、0.01ポイントに留まり、ほぼ横ばいで推移した。県平均は0.44倍だった。
新たに職探しをしている新規求職者数は819人で、11カ月ぶりに800人台となっている。
一方、企業の求人も増加していて、新規求人数は966人、3ケ月ぶりに900人台となった。
3月、4月は、契約社員の契約が切れたり、退職者が多くなることから、ハローワーク伊那では求職者数は増えると見込んでいるが、一部の企業では景気回復の兆しも見え、求人数も増える要素があると見込んでいる。
求人の中身で見ると、正社員での求人は44%に留まっていて、派遣や契約などの非正規雇用が占める割合が多くなっている。 -
【カメラ・リポート】酒米でせんべい
米にこだわる造り酒屋がせんべいを作った。米の風味がする歯ごたえのよいせんべい。
このせんべいを作ったのは伊那市荒井の蔵元・宮島酒店。たまりしょうゆと青唐辛子みその2種類を作った。 -
伊那ロータリーが弥生高で指導
伊那ロータリークラブに所属する地元企業による課外授業が、24日、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校で行われた。
これは、伊那ロータリークラブが青少年育成事業として5年前から行っている。
この日は、金属加工や金融、流通・販売などに携わる地元の企業の関係者が弥生ヶ丘高校の1年生の前で、それぞれの事業内容や理念などを説明した。
そのうち、伊那市に本店を置くアルプス中央信用金庫、総務部の田中久弘次長は、信用金庫の業務内容などを説明した。
また、銀行と信用金庫の違いを説明し、「信用金庫は地域で生まれ、地域とともに育っていくもの。地域のみなさんとのつながりを強め、職員それぞれが個々の能力を発揮することが、最大の地域貢献につながると考えている」と話した。
ある女子生徒は、「信用金庫が地域とのつながりを大切にしていることがわかった。今後の進路の参考にしたい」と話していた。 -
箕輪町に(株)ヌイテック進出
箕輪町木下にあるリズム時計工業の空き工場に新たに東京の株式会社ヌイテックが入り生産稼働を始めることになった。
ヌイテックは東京に本社を置き、自動車シート用縫製部品の製造販売を行っている。
ヌイテックは東証一部上場の自動車メーカーの100%出資子会社で、主な取引先が愛知県と東京都にあることから、その中間地点にあたる長野県で生産拠点を探していた。
そんななか去年3月にリズム時計が工場を閉鎖し、立地条件や労働力の確保が見込めることなどから町の仲介により空き工場を活用することを決めた。
現在は3月からの本格稼働を目指し従業員の訓練が行われている。
町で事業を始めるにあたり、24日、地域交流センターで記者会見が開かれ、松下和好社長が「箕輪町に来てみると環境がいいと感じる。皆さんの協力を頂いて工場進出にこぎ付ける事が出来た。今後も宜しくお願いします。」とあいさつした。
リズム時計の大川康寛社長は「工場の解体を予定していたが、建物は存続できることになった。町には大変お世話になった。」と話した。
ヌイテックは今年秋頃までに100人ほどの従業員を確保し、初年度の売り上げは2億円を見込んでいる。 -
伊那タクシーとつばめタクシー統合
伊那バスグループの、伊那タクシー(株)とつばめタクシー(株)は、今月21日から経営を統合し営業をスタートさせた。
景気低迷による需要の減少に伴い今月21日つばめタクシーが伊那タクシーに経営統合をした。
呼び名は、これまでの両社の名称を残し伊那・つばめタクシーに、正式名称は、伊那タクシー(株)とした。
本社の建物に、名称が書かれた看板が設置された他、すべての車両のナンバーを電話番号の下4桁にした。
統合により伊那タクシー(株)では、車両の台数が増えたことで効率的に乗客を運べる事や、経費の削減が可能になると話している。
伊那タクシー(株)では、より多くの人達に利用してもらえるようサービスの向上を図っていきたいとしている。 -
いーな伊那プレミアム商品券
2並びの日に抽選会平成22年2月22日、2が並んだこの日にちなみ、総額で2億2千万円発行した第2弾いーな伊那プレミアム商品券の「お楽しみ抽選会」が開かれた。
抽選は関係者が出席し、伊那市の伊那商工会館で、午後2時22分22秒にスタートした。
第2弾いーな伊那プレミアム商品券は、総額で2億2千万円発行され、昨年12月に売り出された。
商品券にはお楽しみ抽選会の応募券が添えられていた。
締め切りの2月15日までに約7300枚の応募があり、抽選で液晶テレビやゲーム機、図書カードなどが67人に当たった。
伊那商工会議所の向山公人会頭は、「プレミアム商品券が、地域経済の景気回復の足がかりに繋がってくれれば」と話していた。
2月15日現在、商品券の利用率は約65%となっている。
商工会議所では、「利用期日が3月末までとなるので、忘れずに使ってほしい」と呼びかけている。 -
みんなで学ぼう食の安全
上伊那地域の事業者でつくる伊那食品衛生協会は18日、食品の安全、安心を考えるシンポジウムを、伊那市の伊那文化会館で開いた。
シンポジウムは今年で6回目で、18日は消費者や製造・流通に係る事業者・行政などおよそ200人が参加した。
17日は、群馬大学教育学部の高橋久仁子教授が、「メディアに惑わされない食生活」と題し講演した。
高橋さんは、「飲んでやせるとも体脂肪の燃焼を促すとも書いていないのにそう思わせるようなキャッチコピーが増え警戒が必要。宣伝広告文ではなく、読むべきは栄養表示」と呼びかけた。
またこの日は、パネルディスカッションも行われ、伊那市消費者の会や伊那食品衛生協会の代表者らが意見を交わした。
伊那食品衛生協会では、シンポジウムを通し今後も食の安心安全に力を入れたい考え。 -
銭湯で健康づくり
地域にある銭湯を活用して生活習慣病の予防や健康増進を図っていこうと、19日伊那市荒井の菊の湯でモデル事業が実施された。
19日は、日ごろから銭湯を利用している人たち約20人が参加した。
伊那市荒井の銭湯、菊の湯は、この日健康情報発信の場へと早代わり。
参加者たちは、保健師による血圧測定や保健指導を受けたり、健康運動指導師による有酸素運動を行っていた。
銭湯で健康づくりをしようというこの取組みは、県内で公衆浴場を営む業者の組合と財団法人長野県生活衛生営業指導センターが国と県の補助を受け、毎年県内2カ所でモデル事業として展開している。
一時は300以上あった銭湯は、現在では37軒に、上伊那地域では、菊の湯も含めて3軒しかない。
年々減少傾向にある銭湯を健康に関する情報発信の場として活用することで、新たなニーズを掘り起こそうという狙いもある。
財団法人長野県生活衛生営業指導センターでは、利用者には健康増進を図ってもらい、庶民の生活に密着している銭湯には、新たな活用法でファンを増やしてもらいたいと話している。 -
東京で企業立地セミナー
上伊那の8市町村や県、商工団体などで作る「上伊那地域産業活性化協議会」は、首都圏の企業を上伊那に誘致しようと、18日、東京都千代田区で企業立地セミナーを開いた。
セミナーを開いた上伊那地域産業活性化協議会は、平成19年10月に設置されたもので、地域産業の活性化を図ろうと取り組みを行っている。
このセミナーは、環境・人材など地域資源が豊富で、立地条件がよいことなど上伊那の魅力をPRするために、今回初めて開かれたもので、首都圏の企業や金融機関など約50人が参加した。
セミナーでは、カメラの製造からトマト栽培に事業転換した、中川村に工場を持つGOKOカメラ株式会社が上伊那での事業について講演したほか、上伊那地域の紹介、情報交換などが行われた。
セミナーでの感触について、伊那市の職員は「上伊那のよさ、上伊那で事業展開する魅力を伝えられたと思う」と話していた。
協議会では、こうした活動を通して、企業を上伊那に誘致し、産業の振興・雇用の創出につなげたいとしている。 -
高遠リサイクルフリーマーケット
使わなくなった衣服や日用品などが並ぶ、高遠リサイクルフリーマーケットが11日、伊那市高遠町福祉センターやますそで開かれた。
11日は県内外から訪れた出品者のおよそ30ブースが並んだ。
このフリーマーケットは、地域の活性化を目的に毎年開かれているイベントで、今年で15回目になります。
各ブースには古着や家財道具が並んだ他、手作りの工芸品なども販売され、訪れた人たちは商品を手にとりながら希望の品を探していた。
主催者の丸山宏一さんは「フリーマーケットを通じて、たくさんの人が高遠に訪れてくれたらうれしい」と話していた。 -
カジカの骨酒販売開始
伊那市長谷の宿泊施設「仙流荘」は10日から、清流に生息する川魚「カジカ」の骨酒の提供を始めた。
カジカはきれいな川に住む魚。昔は長谷地区の川でも見ることができたが、今ではほとんど見られなくなった。
仙流荘では、宿泊客が少なくなる冬場の目玉商品として、カジカが一匹丸ごと入った骨酒を提供しようと考えた。
まず、養殖のカジカを日干ししたものを数分あぶり、香ばしさを出す。それを竹の器の中に入れ、日本酒を注ぐ。
2、3分ほど待つと、香ばしく焼いたカジカの香りとうま味が染みだし、酒全体にこくが出るという。
骨酒は、宴会や宿泊客からの要望があった場合、提供する。価格は1800円で予約が必要。 -
外国人就労準備研修 閉講式
日系外国人の再就職支援のための研修がこのほど終了し、9日伊那公民館で閉講式が行われた。
閉講式では、研修を終えた日系外国人14人に修了証が手渡された。
この研修は、日本に住む日系外国人の再就職を支援しようと、厚生労働省がおこなったもので去年11月に始まった。
研修では日本語の読み書きや、面接の受け方、労働法規の習得のほか、職場体験が行われた。
受講した人たちは、「この3カ月間で、たくさんの事を覚えることができました。これから日本での生活が楽になると思います。」と話していた。
講師の派遣など、この研修をサポートした日本国際協力センターによりますと、今回の研修を受けた人は全国で約6000人いて、そのうち就職が決まっているのは、今のところ30%ほどにとどまっているという。 -
今春高卒予定者 南信男子就職内定率前年並みに
長野県教育委員会は8日、今年3月の公立高校卒業予定者の就職内定状況を発表した。
内定率が軒並み前年の同じ時期より低い中で、南信地区の男子のみが93・6%で、前年同期と同じ率となっている。
8日発表の1月末現在の就職内定状況は、南信地区の男子は、 就職希望者数が530人で内定者は496人、内定率は93・6%で前年同期と同率になった。
女子は就職希望者数が308人で内定者は268人、内定率は87・0%で、前年同期より5・3ポイントの減。
男女合計の内定率は91・2%で、前年同期より1・9ポイントの減。
県全体では内定率が86・0%で、前年同期より2・8ポイントの減となっている。 -
「立春朝搾り」出荷
2月4日は、立春。伊那市の酒蔵・宮島酒店では、春を迎えるお酒、「立春朝搾り」の出荷作業が行われた。
宮島酒店では、朝4時半ごろから作業が始まった。
正月が明けてから仕込み、1ヶ月ほど発酵させた日本酒を、この日の朝搾り、搾りたての日本酒を次々に瓶に入れた。
立春朝搾りは、日本名門酒会に加盟する、全国の37の蔵元で15万本が作られ、1000店で販売されている。
立春の朝に搾った酒をその日のうちに味わってもらおうというもので、宮島酒店では、約4000本を作った。
作業には、このお酒を販売する酒屋や居酒屋も毎年参加している。
協力したのは、遠くは横浜や県内の酒屋など20人ほどで庚寅2月4日と書かれたラベルが貼り付けていた。
宮島酒店の宮島敏社長は、「当日出来たものをその日味わえる究極の搾りたて。春を迎える喜びを味わうお酒。今年は、豊かな味に華やかな香りのよいお酒が出来た」と話していた。
この立春朝搾りは、基本的に予約制だが、若干余分があり、伊那市の酒文化いたや、正藤酒店、思い出酒店で販売されている。 -
ふれんどわーく自主製品ネット販売スタート
箕輪町の町障がい者就労支援センター「ふれんどわーく」は先月から、自主製品のネット販売を始めた。
ホームページに紹介されているのは、アクリル繊維で作ったモップやマフラー、ラベンダー入りの置物など13種類。
これらの製品は、ふれんどわーくのオリジナル商品で、少しでも販路が広がり、利用者の収入の増加につながればと、ネット販売を始めた。
ふれんどわーくは、障がいのある人の自立や働く喜びを育てようと作られ、現在は20代から40代の22人が働いている。
主に自主製品の販売や、企業から依頼を受けた仕事、町内施設の清掃等を行い、収入を得ている。
しかし、月平均の売上も、多い時には20万円程あったが、一昨年前からの景気の悪化に伴い、最近は減少傾向にあるという。
ふれんどわーくでは、特殊な物や独自性のある物などはなかなか作れないが、多くの人が見るインターネットで商品を紹介することで、少しでも販路拡大につなげたい竏窒ニしている。
ふれんどわーくの商品は、箕輪町社会福祉協議会ホームページ、または検索サイトで「ふれんどわーく」と打ち込むと閲覧することができる。 -
求人倍率10カ月ぶり0.4倍台
12月の上伊那の月間有効求人倍率は0.44倍で、6カ月連続で上昇し、昨年2月以来10カ月ぶりに0.4倍台に回復した。
12月の月間有効求人倍率は0.44倍で、11月の0.39倍より0.05ポイント上昇した。
上田、佐久、須坂、諏訪に次いで5番目に低い水準ながら県平均の0.46倍に近づいた。
新規求人数は728人で、11月に比べ8.5パーセントの増となり、2カ月ぶりに700人台に回復した。
ただ求人の中身は、先行きの不透明感からか、臨時や短期採用が多く、全数に占める正社員の割合は34パーセントに留まっている。
一方新規求職者は746人で、18カ月ぶりに対前年比で減少した。
12月の事業主の都合による離職者数は142人で、前年同期に比べ54.9パーセント減少した。
ハローワーク伊那では、依然として厳しい状況に変わりはないが、明るい兆しも見えるとしていて、求人倍率は今後も緩やかながら上昇していくものと予測している。 -
ごまの収穫機械開発チーム発足
ごまの収穫作業の省力化を図るため、ごまの収獲機の開発を行うチームが28日発足した。
栽培する農業、加工・販売する商業、収穫機を開発する工業の、農商工連携チームとなっている。
メンバーは、ごまの加工販売を行っている駒ヶ根市の(株)豊年屋、ごまの生産を行っている西春近の循環型農業 夢志の会、金属のプレス加工・溶接などを行っている、駒ヶ根市の(株)ヨウホクなど。
これは、上伊那地方事務所や、農業、商工業関係者などで組織する上伊那農商工連携会議の支援チームの第2号として発足した。
ゴマは、粒が小さく、収穫時期を誤るとはぜてしまう事から、収穫は手作業に頼らざるを得ない状況。
手間がかかりそのほとんどを外国産に頼っているため、収穫機の開発・研究も行われてこなかった。
国産を多く扱いたい豊年屋、ごま栽培の省力化を図りたい夢志の会、収穫機の開発・製品化に興味を持ったヨウホクで利害が一致し、収穫機を開発することになった。
この日は、ごまの収穫の難しさなどについて意見交換が行われた。
チームはこれから、ゴマの試験栽培を行ない、収穫機を開発する。
今年の夏には、試作機を作って、実際に収穫を行いたいとしている。 -
頑張ローメンキャンペーンのPR
伊那名物のローメンで受験生を応援しようと、ローメンズクラブは受験生に100円でローメンを提供するキャンペーンを行う。
28日に食堂「萬楽」の店主でローメンズクラブ会長の正木金内衛さんらが市役所を訪れ、小坂樫男市長にキャンペーンのPRをした。
クラブでは、地元の名物ローメンで受験生を応援するとともに、そのおいしさを多くの人に知ってもらおうとキャンペーンを企画した。
キャンペーンは、受験を控えた中学3年生を対象に行う。
市内の中学3年生全員にキャンペーンチラシを学校を通して配り、そのチラシを持参すると、100点満点にちなんで、並盛り1杯100円で食べることができる。
小坂市長は「伊那といえばローメン。カツ丼に負けないよう頑張って」と激励した。
キャンペーンは2月1日から3月19日までの期間、ローメンズクラブに加盟する20店舗で行われる。 -
商工会議所就職支援講座修了式
就職支援を目的に伊那商工会議所が開いたビジネス基礎講座の修了式が22日、伊那ビジネス専門学校で行われた。
修了式が行われたのは、営業販売の知識を取得する「ITビジネス経理販売能力取得コース」。
講座は昨年12月から150時間のカリキュラムで、経理簿記を中心に面接対策など実践的な就職支援も行われた。
受講者は、現在就職していてキャリアアップを図りたいという人も含め11人で、このうち7人に修了証が渡された。
伊那商工会議所専務理事代行の伊藤正さんは、「勉強をやり遂げた自信を次のステップにつなげてほしい」とあいさつした。
受講者は、「自分の能力向上につなげられた」「できるだけ早く就職できるよう頑張りたい」などと話していた。
今回修了証を受けた7人は、就職に向けて活動していくという。 -
ハイブリッドカー技術研修会
自動車の販売修理を行なうJAグルーブの株式会社オートパル上伊那は、伊那市上牧のオートパル伊那でハイブリッドカー技術研修会を27日開いた。
研修会には、南信地域7つのオートパル所属の工場で働く20人が参加し、自動車の構造に詳しい専門家からハイブリッドシステムや特徴などを聞いた。
オートパル伊那では、国産の全ての車種を取り扱っているが、最近ハイブリッドカーの販売が伸びていることから、修理などをディーラーでなくても積極的に取り扱っていこうと研修会を開いた。
新車の販売台数に占めるトヨタのプリウスやホンダのインサイトなどのハイブリッド車の割合は上昇を続けている一方で、整備を専門とする業者は、「ほとんど入庫がなく、まったくハイブリッド車に触れたことがない」という状況となっていて、今回の研修もこうした現状を打破する意味合いもある。 -
伊那商工会議所議員新年会
伊那商工会議所の議員新年会が22日夜、伊那市内で開かれ、伊那商工会議所の議員など80人ほどが参加した。
新年会の中で、伊那商工会議所の向山公人会頭は、「厳しい経済状況が続いているが、今年は、国の2分の1補助を活用して、商店街の再生に取り組みたい。」、
また、リニア中央新幹線問題についても触れ、「均衡ある国土の発展や、都会と地域との格差をなくすために、Bルートの実現は欠かせない。可能性は低いかもしれないが、国への要望を強化していきたい。支援と協力をお願いしたい」と話した。
新年会では、15年以上議員を務めた11人に対し、日本商工会議所会頭・長野県商工会議所連合会長連盟表彰が伝達された。
また、20年以上商工会議所に勤めた職員6人に対しても、表彰状が伝達された。