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駒ケ根明社協が寄付
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は10月20日に駒ケ根市内の大型店など6カ所で行った街頭募金の全額約6万8千円を市社会福祉協議会に寄付した=写真。5日、福澤哲男副会長ら役員3人が市役所を訪れ、中原正純市長に募金を手渡した=写真。中原市長は「社会奉仕への取り組みを通じて市の福祉増進に寄与する皆さんの尊い志に敬意を表する。寄付金は市民の福祉のために有効に使いたい」と感謝の言葉を述べた。
寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。 -
箕輪陶芸研究会がバザー売上金を町に寄付
箕輪陶芸研究会(27人、大槻隆会長)は30日、第15回陶芸展で会員作品を販売したチャリティーバザーの売上の全額5万6100円を箕輪町に寄付した。
陶芸展は10月7、8日に松島コミュニティセンターで開催。5年前からチャリティーバザーを同時開催し、会員制作の一輪挿し、湯のみ、カップ、皿など日常使いの作品約100点を販売した。100円から300円が主で、高くても千円程度と安価のため毎年バザー目当てに訪れる人もいて、作品は完売した。
大槻会長と向山智充副会長が町役場を訪れ、「町の福祉のために役立ててほしい」と寄付金を手渡した。平沢豊満町長は、「大切に使わせていただく」と感謝した。 -
南箕輪村民文化祭始まる
南箕輪村民文化祭(村文化団体連絡協議会主催)が3日、村民センターで始まり、オーケストラの記念演奏会や村民の作品展示などで盛大に開いた。
記念演奏会は、村出身の征矢健之介さん指揮による「ニューイヤー祝祭管弦楽団in南箕輪村」の演奏で、村内の女性コーラスや山村うたごえの輪との共演もあった。
作品展示は公民館講座や文化団体の生花、書道、陶芸、パッチワークなどのほか絵画などの生徒作品も並び、将棋体験や抹茶お点前のコーナーも人気を集めていた。村郷土館特別展は、大宗館文庫の資料で錦絵30点余を初公開している。
4日はステージ発表会もホールである。40プログラムで太鼓、舞踊、ハーモニカ、ウクレレ、合唱、吹奏楽、ダンスなどがある。 -
赤穂中27年会が寄付
駒ケ根市の赤穂中学校を1952(昭和27)年に卒業した同窓生らでつくる赤穂中学校同窓会27会(横山信之会長)は現金約4万円を市社会福祉協議会(北沢洋会長)に寄付した。1日、横山会長ら3人がふれあいセンターを訪れ、「社会福祉のために役立てて」と寄付金を北沢会長に手渡した=写真。北沢会長は「お気持ちを受けてありがたく使わせていただく」と礼を述べた。
寄付金は10月14日に開いた古希記念同年会会費の余剰金。 -
高遠町ふれあい交流会
伊那市高遠町のボランティアでつくる実行委員会は28日、町老人福祉センターで「第2回高遠町ふれあい交流会」を開いた。地元小学生や舞踊クラブ、障害者施設通所者らが集まり、ステージ発表などの各種催しを繰り広げて交流の輪を広げた。
明るく、住みよい地域社会をつくるため、子どもや大人、障害者らが集まり、福祉の心を育むためのイベントで、旧高遠町のころから数えて9回目。会場では参加者によるバザーや「昔の遊び体験」と題した、けん玉やお手玉などを遊ぶコーナーが設けられた。
ステージ発表では、高遠北小楽器クラブや高遠小合唱部、転倒予防体操を学ぶ「東高遠おたっしゃ教室」など9団体がそれぞれ活動を披露。「たかとお手話の会」は会場に集まった人たちと一緒に「野に咲く花のように」「サライ」を手話を使って歌った。
ステージ発表で各種団体が活動発表 -
東春近地区社協で交通手段を持たない高齢者の送迎サービス開始
伊那市の東春近地区社会福祉協議会(小池孝行会長)は1日、交通手段を持たない高齢者を対象とする「送迎ボランティアサービス」を開始した。地区内のボランティアを募り、送迎サービスを提供していく取り組みは西春近地区社協に続き市内で2カ所目。同サービス利用者の一人、林かつゑさん(80)=田原=は「若い者は遠くにいるので、遠くに出かける時は大変足に困っていた。こういうサービスをしていただけることは大変嬉しいこと」と語った。
交通弱者に対する移送サービスについては、NPOや市社協などが低額料金を徴収して実施する有償運送を提供している。しかし、対象者が要介護者や身体障害者などに限定されており、交通手段を持たない高齢者は対象外となっている。
そんな中、西春近地区社協では昨年から、利用者から利用料を徴収しない「送迎サービス」をスタート。地区内から募ったボランティアが車を運転し、市がガソリン代と車の維持費を提供しているが、一定の成果が上がっている。
循環バスの定期便が少ない東春近地区でも、こうしたサービスができないか検討。地区内全戸に呼びかけ、今回開始にこぎつけた。
送迎は通院する場合に限り、当面は送りか迎えのどちらか片道のみ。運行は月曜日から土曜日の午前8時半縲恁゚後5時で、現在で利用者10人、ボランティア15人が登録している。車両は市から借りた1台を運用していく。 -
南箕輪村の社協まつりバザー売上金を寄付
南箕輪村赤十字奉仕団(日戸陽子委員長)と長野県婦人教育推進協議会伊那支部南箕輪支会(原幸栄会長)は29日、21日にあった社協まつりのチャリティーバザー売上金の全額22万1451円を南箕輪村社会福祉協議会に寄付した。
バザーは社協まつり第1回から開いている。奉仕団の班長以上の役員が村内全戸に呼びかけて品物を集め、婦推協はまつりの前日準備と当日の販売を手伝った。バザー品は数千点もあり、シーツやタオル、石けんなど日用品が人気で、今年は過去最高の売上となった。
奉仕団の日戸委員長と婦推協の鹿野より子副会長が寄付金を届けた。村社協の堀深志会長は、「全額を善意銀行に積み立てて活動費に使わせていただく。本当にありがたい」と感謝した。
善意銀行は村社協への寄付金を積み立て、社協の福祉活動や設備の充実のために使う。最近ではAED、松寿荘の大型テレビ、イベントや災害時に使うテント2張などを購入した。 -
「麦の家」福祉実践研究集会
「いのちに寄り添うなかで死を看取るということ」をテーマに社会福祉法人「麦の家」は28日「第2回地方の福祉実践研究集会」を中川村の村文化センターで開いた。基調講演として東京・生と死を考える会の名誉会長で上智大名誉教授のアルフォンス・デーケン博士の「生と死 そしてユーモアを考える より良き死の看取り」が行われた=写真。麦の家の松本栄二理事長の講演「生と死を選ぶことのできる場を創る」が行われたほか、パネル・ディスカッションでは「死を看取るということについて」をテーマに、駒ケ根市の大法寺住職藤塚義誠さん、伊那中央病院脳外科病棟看護師長油井京子さんなど4人のパネリストらが意見を交えた。
哲学が専門のアルフォンス・デーケン博士は生と死の意義について流ちょうな日本語で話し、「笑いは悲嘆と緊張を和らげる。ユーモアは愛と思いやりの表れだ」自らもユーモアを交えて楽しく笑顔で語った。 -
第4次老人保健福祉、介護保健両計画の立案に向けて高齢社会等懇話会
宮田村高齢社会等懇話会は25日に役場で開き、介護者やサービス事業者、医師ら15人の委員を委嘱。今後2009年度末に策定する村の第4次老人保健福祉、介護保険事業両計画の立案に向けて意見を具申する。
委員の任期は09年度末までで、会長にボランティア連絡協議会長の仁科智弘さん、副会長に民生児童委員協議会長の浦野勝人さんを互選。
席上、仁科会長は「急激な高齢化社会をマイナスではなくプラスとして受け止め、行政と協働しながら福祉の一端を担っていきたい」とあいさつした
村の介護保険の現状について担当職員が説明。今年8月31日現在の介護保険認定者は245人で、65歳以上の高齢者全体に占める割合(認定率)は11・6%。2003年度に比べて1ポイント上昇している。 -
看護大学園祭の売り上げ寄付
9月29、30日に駒ケ根市の県看護大で開かれた学園祭「第12回鈴風祭」の実行委員会は収益の一部2万円を駒ケ根市を通じて市社会福祉協議会に寄付した。25日、実行委員長の若林美歩さんと副実行委員長の菊池郁希さんが駒ケ根市役所を訪れ、福祉のために役立ててほしい竏窒ニ寄付金を原寛恒副市長に手渡した=写真。
原副市長は「毎年貴重な浄財を寄付していただき、心から礼を申し上げる。熱い思いを生かし、社会のために使わせていただく」と感謝を述べた。寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。
鈴風祭の歴代実行委員会は第1回の開催以来、毎年市に寄付している。 -
盆栽の愛好クラブがチャリティ売上金寄付
駒ケ根市の盆栽愛好クラブ「一鉢会」(飯田光晴会長、19人)は6、7日に駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた「第31回盆栽と山野草展」でのチャリティ売上金の全額2万3500円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。25日、飯田会長と藪原勇副会長が市役所を訪れ、寄付金を原寛恒副市長に手渡した=写真。原副市長は「チャリティを意識しながら思いを込めて育てた鉢植えを販売した尊い浄財。その志が伝わるよう、社会福祉のために有意義に使いたい」と礼を述べた。
同会は展示会場の一角で一鉢数百円の格安価格でチャリティ販売を行った。チャリティ販売を行って寄付するのは6月に開いた「サツキと山野草展」の寄付と合わせ、昨年に続いて4回目。 -
石田建設が寄付
駒ケ根市の石田建設は7日に同社で開いた「第6回あいあい広場」で行ったバザーなどの売上金の一部5万円を駒ケ根市社会福祉協議会(北沢洋会長)に寄付した。25日、石田耕一社長が市社協を訪れ「少しだが市の福祉のために使ってください」と北沢会長に寄付金を手渡した=写真。北沢会長は「毎年の寄付は大変ありがたいこと。尊い志に感謝する」と礼を述べた。
同社が毎年10月に開いているあいあい広場のバザーは、リフォームで不要となった家具や社員らによる格安の手作り製品などが好評。石田社長は「今後も続けていきたい。少なくとも10回までは」と話している。市社協への寄付は第1回以来毎年続けている。 -
マレット同好会チャリティ大会、村社協に寄付
宮田村マレットゴルフ同好会(森田孝司会長)の第17回チャリティ大会は24日、村マレットゴルフ場で開いた。大会出場者などから寄せられた5万7千円を村社会福祉協議会に寄付した。
競技終了後、森田会長から善意を受け取った山浦正弘社協会長は「皆さんが元気にプレーする姿が村の活力でもある。ぬくもりある福祉を進めるため、本日の尊い善意を役立てていく」と感謝した。
同好会は約1カ月間、マレットゴルフ場に募金箱を設置。この日出場した39人をはじめ70人から多大な善意が寄せられた。
大会の上位結果は次の通り。
(1)倉田東亜(南割区)(2)唐沢治男(町一区)(3)伊藤常央(同)(4)小田切宏子(町二区)(5)新井謙治(大原区)(6)太田正(町一区)(7)宮下民代(大久保区)(8)山口勇(つつじが丘区)(9)御子柴清美(南割区)(10)伊藤忠七(町一区) -
南箕輪で第10回社協まつり
第10回社協まつりが21日、南箕輪村の松寿荘、障害者生きがいセンター「ひまわりの家」であった。自主生産品や農産物の販売やバザーなどといった多彩な催しがあり、多くの人たちでにぎわった。
10回目となる今年は「あなたの手わたしの手ぬくもり感じる、みんなの輪」をテーマに開催。デイサービス利用者の作品展示のほか、「ひまわりの家」で製作した手づくりニットやアメリカンフラワーなどを販売。今年から新たに取り組んでいるタオルハンガーも販売した。
また、村内約30団体が協力し、喫茶コーナーや直売所コーナー、ゲーム体験コーナーなどを展開。演芸コーナーでは、地元のグループや小学生らが踊りや演奏、歌などを披露。南箕輪村小学校3年1組は、運動会で踊った「荒馬踊り」と合唱を披露し、来場者を楽しませた。 -
南箕輪村が冊子「知っとく(得)!障害者情報」作成
南箕輪村は、障害者手帳を取得した人に長野県や村の各種制度などを分かりやすく紹介する冊子「知っとく(得)!障害者情報」を作成した。
医療制度、年金手当、税金、移動支援、補助・助成制度、在宅サービス、各種障害福祉サービス、関係機関の連絡先の8項目。各制度やサービスを内容、対象者、支給額、費用負担、問合せ先など、一目でわかるように簡潔にまとめている。
配布対象は、障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者福祉手帳)を取得した人や取得しようとしている人。
役場住民福祉課によると、これまでは該当者に口頭で説明したり、資料の写しを渡すなどして対応していた。冊子ができたことで障害者手帳取得者が各種制度を確認でき、役場などに相談しやすくなるのでは-という。
冊子はA4版、9ページ。村の広報11月号で案内し希望者に配る。 -
オープンガーデン入園料寄付
駒ケ根市福岡の自宅にオープンガーデンを構えている坂本克代さんは今年集まったガーデン入園料金の全額7万5500円を駒ケ根市を通じて市社会福祉協議会に寄付した。18日、坂本さんは市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。
ガーデンは3年前にオープンして以来無料で公開していたが、「来てくれたお客さんに花の栽培方法を教えたりお茶を出したりしていたら、これではお金を払わないと申し訳ない竏窒ニいう人が多くなったので、今年の春から有料にした」という。入園料は茶菓付きで一人500円。坂本さんが丹精込めて手入れしているガーデンは花の名所を巡る「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」の昨年のルートにも組み込まれるなど、人気を集めている。
中原市長は「もてなしのまちづくりの見本のような素晴らしいガーデン」と感心し、社会福祉のために使わせていただく竏窒ニ感謝を述べた。 -
平沢さんが今年もデイ利用者にサツマイモをプレゼント
宮田村新田区の平沢善栄さん(78)は16日、丹精こめて育て収獲したばかりのサツマイモ約80キロを村社会福祉協議会に届けた。「デイサービスの利用者の皆さんに」と6年間続く善意。同社協は地域のあたたかな贈り物に喜んでいる。
「美味しいって言ってくれるんでね」と平沢さん。コンテナ4箱には一杯のサツマイモ。応対した社協職員は「本当にありがたい」と感謝した。
同社協は今後、調理してデイサービス利用者におやつとして味わってもらう予定だ。 -
仲なかふれあいセンターで防災訓練
福祉作業所と親子交流施設「遊ゆう広場」が入る宮田村町二区の仲なかふれあいセンターで16日、防災訓練があった。施設職員、利用者が参加し、避難や消火を訓練。火災を想定して室内の煙体験も行い、万が一の事態に備えて意識を高めた。
作業所の台所から火災が発生したと想定。職員が通報、誘導し、利用者は迅速に屋外の駐車場に避難した。
作業所利用者は消火訓練にも加わり、広域消防本部の消防署員の指導で消火器の使い方を学習。実際に水を出して、模擬体験した。
体に害を及ぼさない訓練用の煙を充満させ、火災が発生した場合の避難法も体験。
署員は「煙は上にあがるがら、まず姿勢を低くする。有毒なガスを吸わないようハンカチなどで口を覆って」と指導した。
同センターでは昨年も同様の内容で訓練を実施。
署員は「訓練をやっておくと万が一の場合に活かされる。一人ひとり考えて行動して」と呼びかけ、宮下明施設長は「個々の立場を考え、安全に配慮していきたい」と話した。 -
養命酒が災害に備えてミネラルウォーター寄贈
万一の災害発生時の備えにしてもらおうと養命酒製造(本社・東京都)は17日、同社製のミネラルウォーター1万2千本(500ミリリットルペットボトル入り、165万6千円相当)を駒ケ根市に寄贈した。ミネラルウォーターを生産している駒ケ根工場の松沢勝彦工場長ら3人が市役所を訪れ「新潟県中越沖地震の際に現地に飲料水を送って喜ばれたことから、工場のある駒ケ根市にも貢献したいと考えた。いつ起きるか分からない災害への備えとしてほしい」として中原正純市長に手渡した=写真。中原市長は「災害対応は大切な課題。中でも水は必要不可欠だ。早速配備して好意に応えたい」と感謝を述べた。
寄贈されたミネラルウォーターは7200本が市内の特別養護老人ホームなど福祉施設と病院に、4800本が市内2カ所の備蓄倉庫に配備される。 -
長野県厚生農業協同組合連合会が老人保健施設「すずたけ」に併設する診療所を建設
伊那市美篶で老人保健施設「すずたけ」を運営する長野県厚生農業協同組合連合会(若林甫汎代表理事長)は08年3月を目途に、同施設に併設する診療所「富士見高原病院附属すずたけ診療所(仮称)」を建設する。老人保健施設入所者への医療提供のほか、内科、小児科、整形外科、婦人科などの外来診療を実施。また、在宅療養支援診断所、日帰り人間ドッグなどにも取り組む予定でいる。
同連合会は富士見高原病院を拠点として富士見町、原村、伊那市の3カ所で老人保健施設を運営している。うち2施設については、既に病院や診療所を併設し、地域住民への医療サービス提供にも取り組んでおり、「すずたけ」でも建設当初から診療所の併設を検討してきた。
新たな診療所にはCT、X線撮影装置、電子内視鏡、超音波診断装置などを整備。医師1人、看護師など5人を配置する。敷地面積は約2200平方メートル。建物は鉄骨造り平屋建て、延べ床面積は約560平方メートル。総事業費は約2億8300万円。開所は08年4月1日を予定している。
起工式に当たり、連合会の若林代表理事長は「近年農山村地域では高齢化、過疎化が進む一方、保健医療制度などは複雑に変化し、療養福祉環境の改善が強く求められている。開設後は優れた医療レベルの診療所として、地域のみなさま方に医療サービスを提供していきたい」と語った。 -
コムスンの介護事業所廃止に伴なう継承法人としてニチイ学館の事業指定
伊那市は16日、第3回伊那市高齢者施策推進協議会を伊那浄水センターで開き、介護保険事業から撤退する大手・コムスンの事業を継承するニチイ学館子会社の指定申請書を協議した。
県では、不正に伴ない介護保険事業から撤退することとなったコムスンの継承法人としてニチイ学館を選定している。市内で同事業所が運営していたグループホームと小規模多機能施設についても、ニチイ学館の子会社に事業譲渡されるため、この日は市に提出された指定申請書を協議。
グループホーム「コムスンのほほえみ伊那」については、ニチイ学館の子会社「ニチイのほほえみ」(本部・東京都)へ譲渡し、名称を「ニチイのほほえみ伊那」に改める。利用者、事業者間の契約はそのまま継承するため、現在の利用者は継続して施設を利用できるほか、サービス内容、料金なども変わらない。また、施設職員も自動的にニチイへ移動する。
小規模多機能施設「コムスンのやわらぎ伊那」は、ニチイケア長野(本部・東京都)へ譲渡され、「ニチイのやわらぎ伊那」となる。基本的な譲渡条件はグループホームと同様で、現在の利用者がこれまでと同じ条件で従来のサービスを受けることができるが、定員数を変更。現在は登録定員を25人、通いサービスの利用者定員を15人、宿泊サービス利用者の定員を9人となっているが、現在の利用状況に合わせてそれぞれを18人、9人、5人とし、当面は様子をみるとしている。
新会社が事業を開始するのは11月1日の予定。 -
【記者室】海外ボランティア・ス親子・ス合同訓練がスタート
JICA(国際協力機構)が行っている事業の中に、途上国にボランティアを派遣する青年海外協力隊(20縲・9歳)とシニア海外ボランティア(40縲・9歳)がある。派遣前訓練はこれまで別々に行ってきたが、今後は合同となる▼その第一陣の訓練が今月、駒ケ根青年海外協力隊訓練所でスタートした。183人が65日間の缶詰生活を送りながら派遣先の国の言葉や文化、習慣について学ぶのだが、年齢が親子ほども違うのだから、今までのように同年代の気楽な雰囲気ではなくなる▼しかし、シニアボランティアの中には深い見識と豊富な実績を持つ・スくろうと・スも多いという。海外経験の少ない若者にとって願ってもない貴重なアドバイスの数々が得られることだろう。(白鳥文男)
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ふれあい福祉広場にぎやかに
中川村社会福祉協議会などが主催する「第12回ふれあい福祉広場」が14日、「笑顔で一緒に歩きだそう!」をテーマに、中川村介護支援センターなどで開かれた。多くの村民が訪れ、ステージ発表や遊びの広場、フリーマーケット、福祉体験コーナーなどを楽しみ、共に生きる心を広げ、支えあいの地域づくりのきっかけとした。
中川西小学校のマーチングバンドでオープニング。東小学校3、4年生が元気いっぱい「ビバ信濃の国」を校庭いっぱい繰り広げた。
支援センターではいわゆり荘、越百園、宅幼老所など福祉施設、各種団体が手作り作品作品を展示した福祉展、東小体育館では子どもたちが囲碁将棋、昔の遊び、グランドや駐車場ではフリーマーケットとチャリティーバザー、北海道物産販売もあり、衣類や雑貨、おもちゃ、野菜など様々な物が所狭しと並んだ。
また、災害救援用の包装食の試食、豚汁の無料サービスもあり、来場者の食欲を満たした。
午後はふれあいステージ、ファミリーズの大正琴「中川村歌」で幕開け、東小学校1年生の踊り「ソイヤ!なかがわ」、手話サークルの手話「千の風になって」など11プログラムを楽しんだ。 -
高砂園でふれあいの集い秋の巻
駒ケ根市の障害者センター「高砂園」で14日、「第26回ふれあいの集い・秋の巻」がにぎやかに行われた=写真。施設を利用する各種団体の会員や利用者らが製作した、盆栽や生花、手芸品などを展示したほか、衣類や日用雑貨、食品、野菜、花などを販売するバザーが開かれた。
うどんやおしるこ、おでんなどの販売もあり、来場者の食欲を満たしていた。
また、パソコンコーナーでは名刺づくりにチャレンジしたり、点字体験教室では、会員から基礎を教わりながら、実際に点筆を使って点字を打つなど理解を深めていた。 -
赤中27会が古希祝賀会
駒ケ根市の赤穂中学校を1952(昭和27)年度に卒業した同年生でつくる赤中27年会(横山信之会長)は14日、駒ケ根市のアイパルいなんで古希を記念した祝賀会を開いた。全国から恩師2人を含む130人が出席、級友や恩師らと笑顔で再会を喜びあった。
横山会長は「昭和19年に赤穂国民学校に入学、27年に新制中学を卒業したが、勉強した記憶よりも、物不足、食糧難で大変だったという思い出が強い」と振り返り「それぞれ第2の人生を過ごしていると思うが、心身ともに健康で、地域社会に参加し、老後を充実させて暮らそう。今日は楽しく旧交を温めよう」とあいさつ。
この後、料理や飲物を口に運びながら、思い出話に花を咲かせた。 -
福祉ふれあいまつり実行委、バザー売上げ社協に寄付
宮田村福祉ふれあいまつり実行委員会(仁科智弘実行委員長)は12日、6日に開いた同まつり会場で行ったバザーの売り上げ7万8810円を村社会福祉協議会に全額寄付した。
同まつりは13回を迎えるが、当初からバザーの売り上げは村社協に託し、地域の福祉向上に役立てられている。
今年も76人の村民から日用品などを中心に545点もの出品がありバザーは盛況。
この日はまつり反省会の前に寄付の贈呈があり、仁科委員長は改めて地域の多大な協力に感謝。受け取った山浦正弘社協会長は「皆さんの善意を有効に使わせて頂く」とあいさつした。 -
西駒郷新居住棟しゅん工式
施設が老朽化していることなどから利用者の居住環境向上を図ろうと知的障害者総合援護施設長野県西駒郷(吉江速人所長)が昨年7月から建設していた新居住棟「さくら寮」が完成し13日、しゅん工式が行われた。村井知事、中原正純駒ケ根市長、清水靖夫宮田村長など関係者約80人が出席。テープカットを行ったほか、利用者と職員が太鼓を演奏するなどして施設の完成を祝った=写真。村井知事は「住まいとしての機能を充実させた。利用者や保護者の期待に応えられると確信する。障害者が地域で安心して暮らせる社会を実現するために、今後も福祉施策の充実を図っていきたい」とあいさつした。
さくら寮は木造平屋建て、述べ床面積約2830平方メートルで、全室個室。定員は60人。 -
約3カ月の試行運行の結果を検討
飯島町生活交通確保対策協議会が11日夜、約20人が出席し、役場で開かれた=写真。7月16日に試行運行を開始し、ほぼ3カ月経過した地域循環バスの利用状況や利用者の意見、要望について検討した。
利用状況は7月(運行日数12日)227人、8月(同23日)445人、9月(同20日)401人。計1073人(1日当り19・5人)。各コースとも利用は午前中に集中している。病院コースも午前中の利用が多く、全体の27縲・8%を占めている。
利用者の意見、要望は▽福祉バスの方が良かった▽発着点は役場でなく、JR駅かコスモ21の方がいい▽乗り継ぎが多い▽逆周りを設定してほしい▽昇降が高く、老人には大変-など。
また、バス乗務員からはカーブミラーの設置や立木の伐採、停留所の位置などの安全対策上の課題が出された。
検討会では「65歳以上のアンケートが必要では」「どこでも乗れるデマンド方式が導入できないか」「乗った人がどこで降りるか調べた方がいい」などの意見が出された。
発着点やコース、運行ダイヤ、停留所の位置などの見なおしを次回(11月中旬)検討会で協議する。 -
海外協力隊初の青年、シニア合同入所式
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(山形茂生所長)は10日、これまで時期をずらして別々に行ってきた青年海外協力隊(20縲・9歳)とシニア海外ボランティア(40縲・9歳)合同の07年度第3次隊の派遣前訓練入所式を開いた。全国から応募して試験に合格した青年119人、シニア64人の候補者計183人が出席し、正式隊員を目指して訓練を開始した。山形所長はあいさつで「派遣先の厳しい環境の中での活動は決して容易なものではないと思うが、その困難に立ち向かうため、65日間の訓練に精いっぱい励んでほしい」とした上で「青年とシニアが双方の持ち味を吸収し合い、訓練の成果を上げることを期待する」と激励した。候補者を代表して漁業技術教育員としてフィジー派遣予定の青・ス正樹さんは「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて隊員となって海外に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した。
派遣前訓練はこれまで年3回行われ、期間はそれぞれ70日間だったが、来年度からは年4回、期間は各65日間となる。 -
ひとり暮し高齢者の集い
駒ケ根市社会福祉協議会(北沢洋会長)は10日「駒ケ根市ひとり暮し高齢者の集い」を市ふれあいセンターで開いた。72歳以上の独り暮しのお年寄り約140人が出席し、歌や踊りなどの演芸や屋台村での食べ歩きなどを楽しんだ。
ステージでは華やかな衣装を身にまとった出演者が見事な歌や踊りを次々に披露し、集まったお年寄りを喜ばせた=写真。
会場内には上伊那調理師会駒ケ根支部の会員やボランティアが出店する焼き鳥、五平もち、すし、てんぷら、おでんなどの屋台が並んだ。お年寄りらは「こんなにたくさんあってもとても全部は食べられないね」などと笑顔で話しながらおいしそうに味わっていた。