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長谷地区社協が発足
伊那市長谷地区で4日夜、長谷地区社会福祉協議会が発足し、本年度の民生児童委員長を務める池上明博さんを会長に選出した。
新伊那市の発足に伴い昨年10月、旧3市町村にあった社会福祉協議会も統合し、一つの組織として活動を開始している。
旧伊那市では地域福祉の振興などを目的として旧村を単位とする「地域社協」が個々の活動に取り組んでいるが、高遠町、長谷地区には似たような組織は存在するが社協組織はなかったため、各地区の関係者に呼びかけて地域社協づくりを進めてきた。
そんな中、長谷地区ではまず、地区全体の社会福祉協議会を発足し、その後、旧村単位の地域社協づくりを目指すこととなり、区長会や民生委員らとの話し合いを進めてきた。
池上会長は「任期までしっかり務めていきたい」とあいさつ。今後は、一人暮らし高齢者との懇談会やボランティアとの交流会などに取り組んでいく。 -
チャリティマレット寄付
駒ケ根市の町二区高齢者クラブ「鶴声会」(小林俊雄会長)は1日に市内の赤須城址マレットゴルフ場で開いたチャリティマレットゴルフ大会で参加者などから集めた募金2万円を市社会福祉協議会(北沢洋会長)に寄付した。3日、小林会長と松崎清副会長が市社協を訪れ「わずかばかりだが福祉のために役立てて」と北沢会長に寄付金を手渡した=写真。北沢会長は「温かい善意をありがとう」と礼を述べた。チャリティにはクラブ会員約60人が協力した。
同クラブのチャリティマレット大会と寄付は今年で20年目となる。大会は当初8月30日に予定されていたが雨続きで2回順延された。
上位は次の皆さん。
(1)小松まさる61(2)小松公人63(3)小原義一65 -
町長が高齢者敬愛訪問
「敬老の日」を前に
4日、飯島町の高坂町長は、米寿(88歳)を迎える50人の高齢者宅を訪問し、町からの福祉金を贈り、長寿を祝った。
このうち、高坂町長の訪問を受けた吉川美里さん(高尾)は「膝が痛く、糖尿病があり、血圧も高めだが、町の貯筋教室に通ったり、転ばないように注意している。野菜づくりや散歩をするのが日課、テレビは時代劇が好き、なんでもよく食べている」と笑顔。
高坂町長は「顔の色つやもよく、お元気そうだ。体に気をつけ、元気で長生きを」と激励した。
大陸の花嫁として満州に渡り、ソ連参戦をによる、命がけの避難中に2人の娘を亡くし、夫はシベリアに抑留されたという美里さん。「コウリャン粥と大豆で命をつなぎ、引揚船の中で気を失い、海に投げられる寸前に気がついた、よく生きて帰れたものだ。その時のことを思えば、大抵のことは苦労ではない」とも。
なお、町内の敬老行事は各区、耕地による敬老会など。町内の最高齢者は102歳、高齢化率は26・99%(8月1日現在)。 -
村社協デイサービスセンターで避難訓練
宮田村社会福祉協議会デイサービスセンターで3日、火災を想定した避難訓練が行われた。利用者は身の安全を守るため「頭巾」をかぶり、職員の誘導に従って車イスや徒歩で避難した。
1日の防災の日にあわせて毎年実施。7分30秒で21人全員が玄関前に避難した。
職員はあわせて消火栓を使って放水訓練。利用者の安全を第一に考えて、連携も再確認した。
山浦正弘社協会長、酒井一衛同事務局長は「有事の際は、落ち着いて職員の指示に従って」と呼びかけた。 -
ふれあい広場にぎやかに
「であい、ふれあい、かがやくいのち」をテーマに2日、駒ケ根市総合文化センター周辺で、第23回ふれあい広場(同実行委員会・市社会福祉協議会主催)がにぎやかに開かれた。所狭しとテントが並び、施設や各種団体が飲食物の販売やバザーなどを実施。健康チェックや演芸大会などが繰り広げられ、多くの市民が健常者、障害者、老いも若きも関係なく、触れ合いを深めた。
福祉施設や学校、地域ボランティアなどが50余のブースを開設。機能回復訓練で作った手作り品、小・中学生やボランティアの作品などが即売された、多く市民が1つ、2つと買い求めていた。
演芸大会では西駒郷の和太鼓でオープニング、市内の福祉施設や小、中学校のグループが、歌や合奏、演歌体操、カラオケ、踊りなど多彩なプログラムが繰り広げられたほか、中間でラッフルチケット抽選会もあり、盛り上がった。
また、県福祉協議会が開発した「外国籍住民のための震災模擬体験すごろく(震災シュミレーションゲーム多言語版)」の披露も行なわれ、子どもや大人が2人1チームで、地震の際の1時避難をすごろくで体験した。ゲームは日本語、英語、ポルトガル語、中国語、タイ語の5カ国語で対応。外国籍の子どもたちも楽しんでいた。
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小田切川で美化作業
地域を流れる小田切川の愛護活動に取り組む宮田村町三区の有志でつくる愛川会(あいせんかい、湯沢武雄会長)と同区役員はこのほど、同河川でゴミ拾いなどの環境美化作業を行った。
昨年7月の豪雨では、同川に流れ込んだ流木の撤去をボランティアで行うなど尽力した同会。年に1度はゴミ拾いも行い、地元の川を大切にしている。
この日は約40人が参加。相当量のゴミを回収し、汗を流した。 -
宮田村と南箕輪村の両民生児童委員が合同研修
宮田村と南箕輪村の両民生児童委員協議会は28日、2年に1度の合同研修会を宮田村で開いた。今後の取り組みに活かそうと、活動報告や意見交換。子どもから高齢者まで地域の人たちの生活を地道に見守っていこうと、改めて確認し合った。
宮田村の浦野勝人会長は、先日あった全国大会の様子を報告。子どものしつけや飽食など、社会の変化が周囲にも渦巻いていることを話した。
南箕輪村の掘深志会長も、社会環境の変化にふれながら「特に児童福祉が問題になっている」と指摘した。
委員数は宮田村が18人、南箕輪村が28人と違うが、同規模の自治体で環境も似通っていることもあり、交流は20年以上前から続いている。
席上、自己紹介で現況を報告し、活動するうえでの特色など情報も交換。新田区の本坊酒造にも足を運び、懇親も深めた。 -
宝船(ほうせん)がたかずやの里の子どもたちを焼肉に招待
伊那市天竜町の焼肉・韓国レストラン「宝船(ほうせん)」(金光三郎社長)は26日、伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」の子ども約40人を焼肉に招待した=写真。
全国焼肉協会の加盟店日ごろお世話になっている地域に恩返しを竏窒ニ、全国焼肉協会の「ヤキニクまつり」に合わせて行っている取り組みで13年目。焼肉の後は近くのカラオケ店でカラオケをするのが恒例となっており、この日を楽しみにする子どもたちも多いという。
子どもたちは、焼き具合をうかがいながら肉や野菜を次々に口へ運び、「おいしい」「こっちはまだ?」などと焼肉を楽しんだ。また、食べ終わった後は店の人たちに「ごちそう様でした」と感謝の気持ちを伝えていた。
金光社長は「BSE問題などがあって大変な時期もあったが、何とか乗り越えてくることができた。毎年楽しみにしてくれている子どもたちもいるので、今後も続けていきたい」と話していた。 -
駒ケ根市ふれあい広場ポスター展
9月2日に開かれる駒ケ根市の第23回ふれあい広場をアピールするポスターの応募作品が市役所ロビーで展示されている=写真。作品は小学2年生縲恍・w2年生の34点。広場のテーマである「思いやりのある 共に生きる 心豊かなまちを」の趣旨に沿った優しさあふれるポスターの数々に、訪れた市民らは思わず足を止めて見入っている。
展示作品はふれあい広場開催当日には会場の文化会館小ホールに展示される。 -
伊南福祉会決算
伊南4市町村でつくる社会福祉法人伊南福祉会(理事長・中原正純駒ケ根市長)の06年度決算が23日の伊南行政組合議会全員協議会で報告された。全体の収支は2億1670万円の黒字で、繰越金は5億1080万円となった。
昨年12月に新築、移転した特別養護老人ホーム観成園は2億3800万円の黒字、救護施設順天寮は360万円の赤字だった。
老人保健施設フラワーハイツは3億1320万円の黒字、伊南訪問看護ステーションは870万円の黒字だった。 -
那須屋興産が伊那まつりの収益を伊那市に寄付
伊那市の産業廃棄物収集運搬などに取り組む那須屋興産(池上幸平社長)が22日、8月5日の伊那まつりで得た収益金の一部と従業員からの寄付金、合計5万円を伊那市に寄付した=写真。
5年ほど前から伊那まつりの伊那まつりの「遊ingビレッジ」に出店している同社では、今年のまつりにも金魚すくいとヨーヨー釣りの出店を出店した。結果、3万5千円の収益があったため、それに社員から募金1万5千円を加えて、同社がISO14001の環境方針として掲げる「21世紀の子どもたちのために美しい地球を残そう」に取り組んでもらうため、子育て支援事業に宛てて寄付をすることに決めた。
池上社長は「子どもたちに美しい環境を残してほしい」と話していた。 -
ハンディ乗り越え頑張る2人を地域が応援
知的障害と向き合い人生の節目を迎えた宮田村の2人の若者を励まそうと22日、彼らの成長を見守ってきた地元の人たち約40人が手づくりのパーティーを福祉交流施設なごみ家で開いた。
日本身体障害者水泳選手権大会に出場する伊那養護学校1年の石沢昌樹君(16)=大田切区=と、村福祉作業所に通う同校OBで成人を迎えた吉澤康希さん(21)=大久保区=の2人で、恩師も駆けつけたあたたかな歓迎に少々緊張気味。
しかし、みんなから寄せ書きのプレゼントが贈られ満面の笑みに。吉澤さんは「これからも皆さんに教えてもらったことを大切にしていく」とあいさつした。
周囲の絶大な声援に、石沢君も来月に控えた大会に向けて気分を新たに。
呼びかけ人の加藤恵美子さん=町一区=は「地域の応援が彼らにとって大きな励みになるはず」と、障害者に対するさらなる支えの輪の広がりに期待を寄せた。 -
宮田学級が地域福祉に理解を深め
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田学級」は22日、地域福祉に目を向けようと、村内の施設を中心に見てまわった。住んでいても訪れる機会がなかった施設も多く、参加した25人の学級生は新鮮な様子。支えあいのなかで暮らしていることを再認識した。
村福祉作業所では利用者の作業風景を見学。和気あいあいとふれあいつつ、熱心に打ち込む姿に目を細めた。
施設職員から「接して頂き、関心を持ってもらうことが一番大切に思う。今後も応援してください」と声をかけられた学級生。
橋爪千春学級長は「健康で今まではあまり省みなかったが、地域でふれあい支える大切さを感じた」と話した。
一行は宅幼老所わが家など村内施設を車中から見学。駒ケ根市の特別養護老人ホーム観成園にも足を運び、話しを聞いた。 -
西駒郷協力会総会
知的障害者総合援護施設長野県西駒郷(吉江速人所長)に協力する事業所などでつくる西駒郷協力会(会長・中原正純駒ケ根市長)は20日、07年度総会を駒ケ根市のグリーンホテルで開いた=写真。会員と西駒郷職員など約20人が出席。新たに建設中の新居住棟「さくら寮」の概要と建設工事の状況などについて報告を聞いたほか、06年度事業・決算報告、07年度事業計画・予算案を承認した。
さくら寮は西駒郷の施設が老朽化していることなどから利用者の居住環境向上を図ろうと昨年8月に着工した。木造平屋建て、述べ床面積約2800平方メートルで、全室個室。定員は60人。にしこま祭が開かれる10月13日にしゅん工式を行う。 -
隣近所の助け合いに議論深め、大原区有志「考える会」
宮田村大原区の有志でつくる「おおはらを考える会」はこのほど、発起人会を開いた。区内に向けて発行している情報誌「おおはら」の充実や地域の助け合いなど、会としてどのような協力ができるか議論を深めた。
地域がつながるように情報を共有化しようと、スタートした情報紙の発刊。
3年目を迎え「いち早く区の行事が分かる」と好評だが、今後は若い人などにも関心を持って読んでもらえるようにしたいなど、紙面の充実に向けて検討を深めた。
各地で議論が交わされている災害時の助け合いマップについても話しが及び、大原区で既に導入している「お隣さんネット」の活用など、隣近所の連携を密にしていくことが重要と意見を交わした。 -
南箕輪村
扇翔乃会南箕輪村文化団体連絡協議会に所属する新日本舞踊の会。沢尻地区に暮らす会員6人が、毎週、沢尻コミュニティセンターに集まり、歌謡曲に合わせて踊りの練習をする。新日本舞踊の伊駒流に入って15年。5年前から家元の伊駒寿宜さんの指導を受けている。
30年以上前、農協の生活部会の活動がはじまり。沢尻地区の公民館活動で民踊の会「なでしこ会」として当時は27人が参加していた。伊駒流に入ったのを機に名前を「舞扇会」に。さらに家元の指導を受けるようになったことで、現在の「扇翔乃会」に改名した。
月2回、家元に教わり振付を学ぶ。それ以外は皆で自習する。3カ月から4カ月かけて1曲仕上げ、出来上がると各自の記録と勉強のために家元の教室で一人ずつビデオ撮りをする。
伊駒流の発表会に出演するほか、村の文化団体として文化祭に毎年出演して華麗な踊りを発表。村社協まつり、沢尻区の敬老会や区民祭り、区民集会でも踊りを披露する。
ボランティア活動にも取り組み、伊那市のさくらの里、オードリー、すずたけ、箕輪町のグレイスフル箕輪など老人福祉施設を訪問する。「天命」「しあわせ坂」「ああ上野駅」「城ヶ島雨情」など練習した曲の中からくじ引きで曲決めし、1人1曲、皆で2曲の計8曲を披露する。
「皆さん楽しみに待っていてくれる」「また来てねと言ってくれる」と、訪問は会にとっても張り合いの一つ。「私たちはまだ丈夫で健康でいるけど、それが逆転する時がくる。それまで、皆さんが楽しんで、元気になってくれればいいなと思う」という。
「踊りがあると思うから元気でいられる。踊りが好きってこと」と会員。「ボケ防止と体の健康のため」「元気で長生き、ピンピンコロリがいいね。そういう気持ちで頑張っています」という人もいれば、「趣味がなくなると老ける。人間は挑戦する気持ちがあるといつまでも若くいられる。挑戦することを実践しています」という人も。9月からは毎月、敬老会や文化祭などスケジュールがいっぱい。多忙な日が続く。
「趣味を生きがいにしつつ、人生を進んでほしい」と、随時会員を募集中。「仲間をお待ちしています」(村上裕子) -
日章旗64年振りにふるさと飯島に万感の帰還
太平洋戦争の激戦地、ガナルカナル島で戦死した飯島町七久保出身の日本兵、故宮下忠男さんの武運長久を祈る日章旗が17日、飯島町役場で、ガ島から持ちかえった元米海兵隊、故デッド・チャールズ・ポールセンさん(米国ユタ州)の関係者から、64年振りに遺族に返還された。
役場には昨年8月に亡くなったデッド・チャールズさんの息子、ロリン・デッドさんから、友人を通じて、日章旗の持ち主探しの依頼を受け、日本に持参したイエス・キリスト協会のデビッド・ロバーソン夫妻(東京在住)が訪れ、戦死した忠男さんの実弟、北沢照雄さん(86)に手渡された。
北沢夫妻をはじめ、妹夫婦ら遺族9人、町、日本側の協力者、関口浩さんら約20人は万感の思いを胸に、両国の絆と平和を祈るセレモニーを見守った。
忠男さんは1918年七久保村うまれ、39年応召され、43年11月2日、ガダルカナル島で戦闘に参加、中部太平洋上で撃沈され、戦死(享年25歳)したとされている。階級は軍曹。遺骨や遺品は届いていない。
関口さんの説明では、ポールセン海兵隊員は一級砲手として、ガ島で戦い、日本兵の生死を確認するため、1つ1つ遺体を調べる中で、階級の上と見られる遺体から、ピストルや短剣とともに日章旗を本国に持ち帰った。以来、勇敢に戦った日本兵士への敬意を込め、大切に保管していた。数年前から、持ち主の遺族に返還したいという思いが募り、友人を通じて、ロバートソンさんに遺族を探してくれるように依頼した。
日章旗には七久保神社や村関係者などの署名はあったため、昨年11月、飯島町に照会があった。しかし、出征兵士の名前「為書き」が無かったため、持ち主探しは難航、1時はあきらめかけたが、7月の飯島町戦傷病没者追悼式を機に、51人の署名者のうち、村外者4人は親族では考え、その方向から調査を再開、8月10日に持ち主が判明。その報告が米国のポールセン家に届いたのが14日、奇しくもデッドさんの一周忌の命日だったという。
ロバートソンさんは「19年前から度々来日し、日本の人々の交流する中で、どうして、このような愛のある、すばらしい人たちと戦いを起したのか理解できないと感じた。人と人の間に愛と理解があれば戦いは起きない。日章旗の返還に参加できたことに感謝している」と話した。
また、遺族を代表し北沢さんは「兄の遺品が戻ることなど、夢にも思わなかった。多くの皆様のお骨折りのお蔭」と感謝していた。 この後、遺族らは墓参りをし、墓前に報告した。遺品の日章旗は忠男さんの実家である宮下家で保管するとか。 -
宮田中生徒が成人式の会場を設営
宮田村の成人式は15日に宮田中学校を会場に行うが「先輩たちのために」と同校生徒87人が10日、式の会場設営に汗を流した。
夏休みの部活練習で学校に来ていたバスケット、バレーボール、陸上、吹奏楽の各部員が協力。新成人が式典で座るイスなどを体育館に並べた。
村のケーブルテレビで流す成人式の番組にも協力。新成人に贈るメッセージを部活ごとに収録した。
新成人の大半は宮田中OB、OG。村教育委員会は「母校で門出を迎えてもらおう」と3年前から成人式を同校で開いている。 -
駒ケ根市職員共済組合が地震災害義援金寄付
駒ケ根市職員共済組合(組合長・原寛恒副市長)は新潟県中越沖地震の被災者に対する義援金約17万9千円を日本赤十字社県支部駒ケ根地区(地区長・中原正純市長)を通じて寄付した。10日、竹内啓剛副組合長が中原正純市長に目録を手渡した=写真。中原市長は「職員の皆さんの尊い気持ちをうれしく思う。一日も早く復旧、復興できるよう、日赤を通じて被災者に届けたい」と礼を述べた。
募金は地震が起こった7月16日の4日後から同31日まで行われ、組合員304人が協力した。 -
駒ケ根ロータリークラブ国際奨学生派遣
駒ケ根ロータリークラブ(福沢晴海会長)は今年度の国際奉仕事業の一環で、ピアニストの松島さおりさん(25)=駒ケ根市南割、赤穂高校3年生の北沢まなみさん(17)=同市中央=の2人を国際奨学生として海外に派遣する。派遣期間はいずれも1年間。
9日、2人は福沢会長らに伴われて市役所を訪問。中原正純市長に出発のあいさつをした。松島さんは「イタリア・ミラノのベルディ音楽院でピアノの勉強をしてきたい。日本の文化も紹介するなどしながら外国の人たちと交流したい」、北沢さんは「交換留学生として米国ペンシルベニア州の高校で勉強してくる。ホームステイ先が3カ月ごとに代わるので大変だが、親交を深めて来たい」とそれぞれあいさつした。中原市長は「楽しみながら一生懸命に勉強し、人間的に二回りも三回りも大きくなって帰ってきて」と笑顔で激励した。
松島さんは23日に、北沢さんは21日にそれぞれ留学先に向けて出発する。 -
駒ケ根ロータリークラブ新体制発足
駒ケ根ロータリークラブは8日夜、第49年度(07年7月1日縲・8年6月30日)の体制を発表した。新会長には福沢晴海さん(77)=福沢米穀店会長=が就任した。福沢会長は年度会長方針について、RIテーマと地区方針を尊重して実行しつつ、特に楽しむことを柱として職業を通じた社会奉仕に取り組んでいきたい、とする考えを明らかにした。青少年交換留学生の派遣・受け入れのほか、ボーイスカウト、ガールスカウトへの支援などのさまざまな奉仕活動を行っていく。
主な役員・理事は次の皆さん。
▽会長=福沢晴海▽会長エレクト=塩沢崇▽副会長=宮下善行▽幹事=村沢英夫▽会計=下平洋一▽SAA=滝沢義一郎▽直前会長=中島清一▽副幹事=窪田雅則▽副会計=山浦速夫▽クラブ奉仕委員長=宮下善行▽職業奉仕委員長=木下勝博▽社会奉仕委員長=吉沢利文▽国際奉仕委員長=伊藤雅基▽新世代活動委員長=窪田雅則 -
ロビー拡張完成、村社協デイサービスセンター
宮田村社会福祉協議会デイサービスセンターのロビー拡張工事が完了し、さっそく利用者の憩いの場となっている。
同センターは利用定員15人で1995年に開設したが、現在は40人にまで増加。快適にデイサービスを受けてもおうと6月から拡張工事に着手し、車イスや手押し車の置き場所も確保した。
今までは食堂などで過ごす時間が多かった利用者もいたが、ソファに座って談笑したり、テレビを見たりとくつろぎの空間に。「よりゆっくりと過ごしてもらえると思う」と同社協は話した。 -
・ス虫瞰図・スワークショップ
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は7日、虫の視点から見た世界を絵画にするワークショップ「小さな虫から命を学ぼう竏猪lたちの虫瞰図」を同館で開いた。駒ケ根市、伊那市の小中学生38人が参加し、野外観察に出て感じ取ったモチーフやアイデアを絵画で表現した。
参加者は絵画制作の前に、グラフィック・デザイナーで昆虫愛好家の田中邦治さんを講師に昆虫の生態や特徴などについて講義を受け、美術館近くの大沼湖周辺で昆虫の観察や採集をした。館内に戻った参加者らはそれぞれ画用紙に向かい、イメージをふくらませながら絵画制作に取り組んだ=写真。地をはい、空を飛ぶ虫たちの視点から見えるはずの想像の世界を絵画で表現しようと、懸命にクレヨンや絵筆を動かしていた。 -
社協ミニデイ、童心に戻ってシャボン玉遊び
宮田村社会福祉協議会が村内各地区で開くミニデイサービスで、利用する高齢者がシャボン玉遊びを楽しんでいる。
8日は北割区であり、約10人が童心に戻って体験。専用液だけでなく、粉石けんや洗濯石けん、食器洗浄用洗剤でもシャボン玉ができるか試した。
まるで子どもたちの夏休みの自由研究のように、実験気分も満点。ストローや紙筒などを使って想い想いに息を吹き込んだ。
「飛んだ、飛んだ」「私しゃ全然ふくらまん」と大ハシャギ。「やめられんねぇ」「夢にも出てきそう」と、シャボン玉と一緒に笑顔もはじけた。 -
明社協寄付
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は1日、新潟県中越沖地震の被災者に贈るための街頭募金で集まった義援金を駒ケ根市に寄付した。福沢哲男副会長ら役員3人が市役所を訪れ、中原正純市長に目録と募金の全額約13万円を手渡した=写真。福沢副会長は「わずか1時間半で思ったよりたくさん集まってびっくりした。たくさんの人が気持ちよく寄付してくれてありがたい」と話した。中原市長は「温かい気持ちに市民を代表して感謝する。義援金は日本赤十字社を通じて寄付し、皆さんの思いを伝えたい」と礼を述べた。
街頭募金は7月25日に駒ケ根市内の大型店やスーパーなど6カ所で行われた。同協議会は毎年この時期に福祉募金を行っている。10月にも福祉街頭募金を行うことにしている。 -
喫茶「ありがとう」、地域とともに1周年祝う
宮田村福祉作業所が町二区の仲なかふれあいセンター内に開設する喫茶「ありがとう」は1周年を迎え28日、記念パーティーを開いた。関係者や住民約40人が出席。さらに多くの人がふれあえる場にしていこうと、地域とともに祝った。
喫茶は火曜日から金曜日の昼間に営業し、作業所利用者とボランティアが交替で勤務。周辺に喫茶が少ない村の中心商店街にあって、ホッと休める空間として定着しつつある。
パーティーでは、軽食を囲みながら歌ったり、大道芸を楽しんだり。喫茶マスターでボランティアの薮本一男さん(22)は「皆さんの支えで1年を迎えられた。さらに多くの利用を待っています」とあいさつした。 -
駒ケ根建設業組合がボランティア清掃
日ごろ世話になっている地域に恩返しをしようと駒ケ根建設業組合(佐々木正博組合長)は27日、駒ケ根市の田沢川と国道153号線伊南バイパス沿線の歩道の草刈りやごみ拾いなどのボランティア清掃作業を行った。毎年この時期に行っている作業で、今年で5回目。
建設業のほか水道、設備、測量、設計などの企業45社から約60人が参加し、強烈な日差しが照りつける中で、歩道に生えた草を黙々とむしったり、草刈り機のエンジン音を響かせながら河原や土手に長く伸びた草を刈ったりした=写真。伊那建設事務所と駒ケ根市の職員も数人参加したほか、国道沿いにある一部企業なども作業に協力した。
作業に先立って佐々木組合長は「非常に暑いので、けがと熱中症には十分気をつけて作業を」と呼び掛けた。 -
介護予防の「おたっしゃ教室」
利用者が楽しく活動箕輪町社会福祉協議会は、町地域包括支援センターの委託で介護予防を目的とした新事業「おたっしゃ教室」を開いている。9人の利用者が毎週1回、デイサービスセンターゆとり荘内の教室で運動や趣味の活動を楽しんでいる。
同教室は、運動機能、入浴、生きがいの3つのプログラムを専門職が関わりながら、毎日の生活が元気で過ごせるように支援していく。
対象は特定高齢者。包括支援センターの実務者会で決め、本人や家族の同意を得て参加が決まる。体が不自由な人は主治医の許可も得ている。
6月から始まり、期間は6カ月間。毎回、午前10時から午後3時ころまで教室で過ごす。午前中は運動、入浴、趣味活動・レクリエーション。昼食後に体操・運動を取り入れたレクリエーションや個別の機能訓練をする。スタッフは看護師、理学療法士、介護士。ボランティアも協力している。
回を重ね、利用者からは「こういう教室があってうれしい」「ありがたい」という声も聞かれるようになり、昼食時には盛り付けや配膳を手伝い、職員と一緒に食器洗いをするなど、意欲が出てきているという。
訪問看護ステーション管理者で、おたっしゃ教室責任者の加藤ヨシ子さんは、「教室に来ることで友達ができ、一緒に活動して人との交わりができる」とし、「個人指導のリハビリで介護保険に移行しないよう少しでも現状を維持したい」と話している。 -
駒ケ根ライオンズクラブ新体制発足
駒ケ根ライオンズクラブは26日、井口美義新会長の下で7月に発足した07年度の新体制を発表した。会長スローガンは「友愛深めて 社会のために」。井口会長は「地域との親交を通じて友愛を深めながら、さまざまな奉仕活動に積極的に取り組みたい」と抱負を語った。07年度の重点事業は、スポーツ少年団の子どもたちを中心とした公共・福祉施設などの環境クリーン事業(9月2日、市内6カ所)、介護・高齢者福祉事業援助を目的としたチャリティー映画会(11月16日、市文化会館)の開催など。このほか献血や青少年育成事業などの奉仕活動に取り組んでいく。
今年度から、会員の人数と質の確保のため、一定以上の年齢、経験のある会員を終身会員とする制度を新たに導入した。初年度登録の終身会員は6人。
主な役員は次の皆さん。
▽会長=井口美義▽前会長=服部信彦▽第1副会長=浦野英喜▽第2副会長=下島利満▽第3副会長=吉沢正敏▽幹事=諏訪徳行▽会計=奥田憲一▽Lテーマー=下村明▽テールツイスター=小池強▽副幹事=下沢正一▽副会計=平沢玲子▽副Lテーマー=小田切さち子▽副テールツイスター=松井良介 -
KOAが感謝祭バザーの収益金を大萱の里へ寄付
KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)は26日、6月感謝祭で開いたバザーの収益金10万円を伊那市西箕輪の身体障害者療護施設「大萱の里」(堀井文英施設長)に寄付した=写真。
福祉施設への寄付は11年前から取り組んでおり、今回は13回目。同社では例年、地域社会との信頼関係構築を目的として株主総会後に感謝祭を開催している。その中で、地球環境問題への取り組みとして社員の家庭にある商品価値のある不要品を集めたバザーも実施。その収益は、上伊那の福祉施設に寄付してきた。同施設にはこれまでも車いすやイベント用テントなどを寄贈している。
この日は、バザーの代表者ほか4人が施設を訪問。利用者らにバザーの趣旨などを説明し、収益金を堀川施設長に手渡した。
堀川施設長は感謝の意を示し、「有意義に使わせてもらいたい。AEDの導入を検討しているので、その購入費にしたいと考えている」と語った。