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伊南訪問看護ステーションが血圧計寄贈
駒ケ根市の伊南訪問看護ステーション(樋掛裕美子所長、18人)の職員一同は今月事務所を移転するのを前に21日、事務所を置いていたふれあいセンターへの感謝をこめて自動式血圧計1台(55万円相当)を同センターに寄贈した。樋掛所長は「約10年間お世話になった感謝の気持ちを何か形にしたかった。福祉に役立てばうれしい」とあいさつした。市社会福祉協議会の竹内正寛会長は「家族が離れるようで寂しい気がするが新しい事務所でも頑張って」と礼を述べ、早速腕を通して使い初めをした=写真。購入費はステーション職員らが毎月積み立てている貯金から支出した。
血圧計は音声ガイド、記録印刷、音楽機能付き。同センターのロビーに設置され、誰でも自由に使える。 -
伊那地区戦没者追悼式
伊那地区戦没者追悼式が20日、伊那市の福祉まちづくりセンターであった。遺族や関係者ら約30人が参列し、日清戦争から太平洋戦争までの戦没者と、満蒙開拓団として満州に赴き、命を落とした564人に花をたむけた。伊那地区社会福祉協議会主催。
最初に1分間の黙とうをした後、伊那地区社会福祉協議会の田中保会長は「ここに迎えた魂は、過去の戦いで帰らざる人になった人や、満蒙開拓に加わり、志半ばで亡くなった方々。現代の日本の経済発展は、尊い犠牲のたまものであることを決して忘れてはならない。後世に伝えていきたい」とあいさつ。
その後、参列者が一人ひとり霊前に進み、戦争で命を落とした親族などを思いながら手を合わせた。 -
ニシザワが募金寄付
駒ケ根市のスーパー・ニシザワ福岡食彩館(小林俊秀店長)は17日、来店客などに協力を呼び掛けた「愛ひとしずく」募金の全額約1万3千円を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した。小林店長が市社協を訪れ「福祉に役立ててください」と堀勝福事務局長に現金を手渡した=写真。募金は来店客がつり銭の小銭などを店内に設置した募金箱に入れたもの。硬貨のほか千円札も入っていたという。
同店は02年の開店と同時に店内に募金箱を設置。以来、集まった募金をほぼ年に一度、災害義援金などとして寄付している。 -
特別養護老人ホーム「みすず寮」のお年寄りに、伊那北小の児童がピアニカ演奏と合唱をプレゼント
音楽通じてお年寄りと交流しよう竏窒ニ、伊那北小学校の6年生70人が17日、伊那市美篶の特別養護老人ホーム「みすず寮」でピアニカ演奏と合唱を披露した。児童らは軽快な曲や昔懐かしい童謡など5曲を演奏し、お年寄りを楽しませた。
人権週間に合わせた取り組みの一環。6年生では、世代も生活も異なる年長者との交流を通して普段の生活では学べない多くのことを学ぶため、みすず寮での演奏会を企画した。児童らは、5年生の時から学年全体でピアニカ演奏を練習しており、学外の音楽祭でも演奏を披露した経験があるが、福祉施設での演奏は初めて。同施設に勤務した経験のある職員から話を聞き、どんなことをすればお年寄りらが喜ぶかなども考えた。
この日は『翼を下さい』『Sing Sing Sing』『ふるさと』など、さまざまな曲調の5曲を演奏。ピアニカ演奏は、リズミカルな音楽と共に演奏パフォーマンスも披露し、会場をわかせた。
涙を流しながら演奏に聞き入るお年寄りもおり、演奏終了後に「みなさんがこうして来てくれるのがありがたい。また来てね」などと語りかけていた。 -
ひとり暮らし高齢者が寄せ鍋囲んで
あったかお鍋で、体も心もポッカポカ‐。宮田村社会福祉協議会は17日、ひとり暮らし高齢者の食事交流会を開いた。10人が参加。旬の味覚ふんだんの寄せ鍋に舌鼓を打った。
タラにシャケ、鶏肉にエビなど豪華食材がずらり。マイタケにシメジ、白菜にネギと野菜類も豊富で、高齢者は「ゆずの香りもして本当に美味しい」と喜んだ。
鍋を囲んで会話も弾む。ひとりで食べるのとは違って、心の芯まであたたまった。
同交流会は2カ月に1度開き、季節の料理を満喫。時には参加者自ら腕を振るって、交流を深めている。 -
東保育園の七五三
宮田村東保育園の年中、年少園児は16日、七五三を祝い、中越区の諏訪神社を参拝した。千とせ飴もなめ、「元気でいい子になりますように」とお参りした。
手をあわせてお祈りする園児たち。夢や希望を頭に浮かべ願い事した。
千とせ飴ももらって、みんな大喜び。寒さも忘れて、伝統の行事に親しんでいた。
年長園児は大原区の天満宮で七五三を行った。 -
エーデルこまがね文化祭
介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスを併設する駒ケ根市赤穂上赤須の「エーデルこまがね」は利用者や職員らの作品を展示する文化祭を22日まで開いている。絵画、手芸、生け花、絵手紙、書道、写真などの作品約100点が並び、利用者らが出来栄えに感心しながらじっくりと眺めている。
16日はお手玉遊び教室が開かれた。ケアハウスとデイサービスの利用者ら約30人が集まり、日本お手玉の会の会員の指導を受けながら笑顔でお手玉に興じた=写真。ゴムひもを結んだ特製のお手玉をプレゼントされた利用者らはヨーヨーのように手の平で突きながら「これなら落とさないで済むね」「ボケ防止のいい運動になる」などと言いながら童心に帰ってお手玉遊びを楽しんでいた。
19日にはカラオケ大会、20日にはお茶会が開かれる。 -
一の会がたかずやの里で夕食提供
伊那市飲食店組合の有志でつくる「一の会」(林孝司代表)が14日夜、富県の児童養護施設「たかずやの里」を訪れ、子どもたちのための夕食を作った。 夕食提供は今年で24年目。もともと組合として始めた取り組みだったが、諸事情で伊那飲食店組合としては継続を断念。それでも続けたい竏窒ニいう有志らが、年に1度、たかずやの里を訪れ、子どもたちに夕食を提供している。
今年は牛丼、マツタケの吸い物、サラダ、デザートの4品目約50食分を準備。牛肉は国産にこだわり、知人から仕入れたマツタケを使うなど、季節の食材なども用いた。
林さんは「実際自分たちも、同じ位の子どもや孫がいる。一緒に楽しめればと続けてやっている。楽しみに待っていてくれることが嬉しい」と話す。
6年生の女の子は「夕食提供の人たちが作ってくれるといつもと違う雰囲気で美味しい。忙しい中調理しに来てくれるのも嬉しい」と話し、食事を楽しんでいた。 -
郡下5町村から130人が参加し、ふれあい広場
上伊那郡身体障害者福祉協会は12日、中川村の望岳荘で「出よう、障害者自らの社会参加、集おう、力を合わせて身障協の発展」をスローガンに「第35回ふれあい広場」を開き、アトラクションや演芸大会で親ぼくを深めた。
開会セレモニーで、都志豊会長は障害者自立支援法に触れながら主催者あいさつ。続いて、曽我村長や参議院の吉田博美議員、小林伸陽県議らが祝辞に立ち、会の組織活動をたたえ、福祉サービスの向上やノーマラぜーションの実現に向けた努力を誓った。
この後、アトラクションに移り、日本舞踊のすみれ会が男舞、女舞を披露、演芸大会では各協会が自慢の出し物でステージを彩った。 -
中国料理教室に40人
駒ケ根市社会福祉協議会の「地球人ネットワークinこまがね」は12日、ふれあいセンターで、中国料理教室を開いた。親子ら約40人が参加、宮沢百枝さん=宮田村商工会日本語教室講師=を講師に、中国研修生6人と交流を深めながら、中国の家庭料理、水餃子、葱油餅(チョンヨウピン)づくりを楽しんだ=写真。
参加者は強力粉に湯を加え、よくこね、こね棒で伸ばし、餃子の皮を作った。具は白菜と豚ひき肉、ネギと桜エビの2種類を用意した。
参加者は研修生に教わりながら、手際よく、餃子の皮を作ったり、子どもたちも器用に具を入れて、ひだを連寄せながら包んだ。
宮沢さんは「教室で見せる研修生の表情と違って、生き生きとして、楽しそう」と話していた。 -
宮田中生徒が車イス体験
宮田村宮田中学校ボランティアサービス委員会(小林誠委員長)は11日、村デイサービスセンターで車イス体験した。村内の身障者とボランティアでつくる「サークルひまわり」が呼びかけ開いたもの。9人の委員は車イスの操作を通じ、思いやりの心を持って行動する大切さを育んだ。
乗ったり、押したりして体験。乗っている人に気を配りながら、段差の乗り降りなども挑戦した。
自走体験では、ちょっとした障害物があるだけで通行が難しくなることを肌で学んだ。
中学生の車イス体験は13年続いており、互いの立場を理解する学習にもつなげている。
「乗っている人のことを考えながら動かすのは、難しかった」と2年生の山浦慎君。
サークルひまわり代表の三浦次郎さんは「体験を通じて、少しでも理解を深めてもらえれば」と、熱心に取り組む生徒の姿に目を細めていた。 -
立正佼成会が米寄贈
立正佼成会伊那教会(舘脇義人教会長)は9日、農家の会員らが今年収穫して奉納した玄米180キロを駒ケ根市に寄贈した。同教会の三澤宏至渉外部長ら3人が市役所を訪れ「わずかだがどうか福祉に役立てて」と中原正純市長に目録を手渡した=写真。中原市長は「毎年の善意に感謝する。米は市が委託して市社会福祉協議会が運営している独り暮しのお年寄り向け配食サービス『ときめきランチ』で使わせていただく」と礼を述べた。同協会は伊那市、飯田市にも玄米180キロを寄贈する。
同協会の米寄贈は1961年、三六災害の被災者を救済するために行われたのが最初。 -
宮下啓さん(82)飯島町南仲町
飯島町の遺族会長や上伊那遺族会副会長を歴任するなど、多年にわたり、戦没者遺族の援護のために尽力し、県戦没者遺族大会(10月25日、須坂市開催)で、県知事表彰を受賞した。
「兄をニューギニアで、サイパン島やパガン島で多くの戦友を亡くした。命ある限り、慰霊を続け、遺族の相談に乗っていきたい」。
1924年飯島町生まれ。41年、19歳で海軍に志願、鈴鹿航空隊に入隊。海軍通信学校で通信、暗号の訓練を受け、大湊航空隊の配属となった。44年2月サイパン島に渡り、周辺諸島を偵察中に、サイパン島は米軍の攻撃を受け、帰着できず、近くのパガン島に不時着。不時着したとたん、米軍機30機の猛攻を受けた。「足と手に爆弾を受け、命からがら、飛行場をはいずって逃げた」。以後終戦の45年8月まで1年4カ月、米軍の攻撃にさらされながら、ネズミやトカゲ、カタツムリ、ブタイモを食べて命をつないだ「戦死と戦病死、栄養失調で400人が200人になった」。終戦と同時に武装解除させられ、米軍から戦利品の米が渡された「1年5カ月ぶりの米の飯で全員が下痢をした。腹の中はすっかり野生化してしまっていた。かゆから慣らした」。46年10月初旬、戦友の遺骨を抱いて復員船で内地に戻った。しばらくは結核と栄養失調のため家で療養した。その間2回手術と受け、腕や足に受けた破片を取り出した。
48年、兄(克己さん)の戦死公報が届いた。東部ニューギニアで44年9月3日に亡くなっていた。「兄は戦闘機乗りだったので、覚悟はしていたものの、どこかでという思いは捨てきれかった:」
上伊那遺族会長まで務めた父(良蔵さん)が77年に亡くなり、遺族会の仕事を引継いだ。遺族会副会長、会長、上伊那副会長と遺族会に30年間かかわった。相談員も12年間務め、遺族のさまざまな相談に乗ってきた「遺族が和やかに暮らすことが英霊に対する1番の慰めになる」という。
1昨年夏、ニューギニアに慰霊巡拝の旅に出掛けた。「現地人の案内で密林に入り、1メートルも掘ると、草の根、木の根にからませながら、日本軍の兵士が小銃を肩に立てかけた、そのままの姿で横たわっていた。水辺では水を求めて、もう一歩のところで息絶えた英霊もいた。そういう悲惨な状態を目にしても、どうしてやることもできない。ただ慰霊を続けるだけ」と話す。
妻と2人ぐらし(大口国江) -
癖を特技に
聴導犬協会の愛犬トレーニングがDVDに日本聴導犬協会(本部・宮田村)プロデュースによるDVD「あなたにもできる、愛犬のしつけ&トレーニング」が全国の書店で発売を開始した。愛犬の資質、能力を伸ばし、欠点を長所にする同協会の育成ノウハウを収録。有馬もと会長は「型にはめてしつけを直すのではなく、伴りょとして愛犬と関係を築くきっかけにしてほしい」と話す。
以前に専門誌に掲載した内容を映像化。同協会が主宰する愛犬家教室の受講生OBが協力し、6匹の犬と飼い主、協会スタッフが出演している。
犬の癖を特技としてとらえ、しつけを自然のうちに学習していく「スロートレーニング法」を紹介。
同協会が聴導犬育成などの経験から編み出したトレーニング法で、ひっぱり癖のある犬には衣服を脱がす手伝いをさせるなど、DVDでは犬の特徴ごと方法を網羅した。
「愛犬ができるまで待つ。直すのではなく、才能として伸ばしてあげることが大切」と有馬会長。
発売はソフトバンククリエイティブからで定価は2940円。書店のほか、同協会でも購入することができる。問い合わせは同協会85・4615まで。 -
プラムの里文化祭
宮田村の介護老人保健施設「プラムの里」(倉田勝利施設長)は5日、第7回文化祭を開いた。館内には利用者や職員らの生け花、手芸、工芸作品などがずらりと展示され、訪れた利用者の家族らは「みんなすごいね」「かわいいね」などと言いながら作品に見入っていた=写真。
ステージでは芸能発表会が開かれ、ボランティア団体らによる歌や踊り、三味線の演奏、紙芝居などが多彩に披露された。会場の一角では景品が当たる輪投げや福引きなども行われ、多くの来場者でにぎわった。 -
チャリティバザーの売上を寄付
南箕輪村赤十字奉仕団・婦推協南箕輪支会南箕輪村赤十字奉仕団(太田光子委員長)と、県婦人教育推進協議会南箕輪支会(山口クニ子支会長)は2日、第9回社協まつり(10月22日開催)のチャリティバザーの売上金16万3851円を南箕輪村社会福祉協議会に寄付した。
バザーは、奉仕団の班長らが村内全戸を回って家庭に眠っている日用品などを提供してもらい、奉仕団と婦推協が販売。品物は千円から10円まで。タオル、タオルケット、シーツなどが人気だったという。第1回から続き、毎年売上金全額を寄付している。
太田委員長と山口支会長が村役場を訪れ、村社協の唐木一直会長に寄付金を手渡した。唐木会長は、「大変ありがたい。有効に使わせていただく」と感謝した。
村身体障害者福祉協会女性部も、社協まつりで手作り品を販売した売上の一部を村社協に寄付した。 -
駒ケ根市消費者の会寄付
駒ケ根市消費者の会運営委員会(木下さちゑ会長)は10月7日に駒ケ根市の総合文化センターで開かれた「第20回消費生活展&環境・健康フェスティバル」に出店したバザーの収益金の一部3万円を市を通じて駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。2日、木下会長らが市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「この善意に応えられるよう、住民福祉の増進のために使わせていただく」と礼を述べた。
バザーでは会員らによる手作りの手芸作品や、会員の家庭で眠っているタオルなどの品物を販売した。 -
地域で子ども育みたい
想い詰まったトーテムポール、村文化祭で披露青少年の健全育成を考える宮田村のグループ・芽ぶきの会(細田悦子代表)は、地域みんなで子どもを育むシンボルにしようと、トーテムポールの製作に挑戦。4、5日の村文化祭でお披露目する。将来的には子どもと大人の協働作業で各地区の広場にも設置したいと夢は広がるが「改めて我々大人ができることを考えるきっかけにもなれば」と期待を寄せる。
木の伐採から11人のメンバーが携わり、どんなポールにするか木曽まで足を運んで学んだ力作。6月過ぎから本格的な作業に入り、親子3代の顔を絵柄にして彫り込んだ。
絵や文字が上手な人がいたり、本職の大工がいたり。メンバー個々の技能を結集して作業は進んだ。
最後の着色もみんなでワイワイ賑やかに。「この色がいいんじゃない」「こっちはどうする」と、童心に戻った表情で作業した。
「色んな人の協力があったからこそ、このトーテムポールも完成できた」と満足げ。
文化祭では、作品展会場の村体育センターの中央に立てて披露する。 -
長野県生命保険協会が伊那市社会福祉協議会に福祉巡回車を寄贈
長野県生命保険協会(玉井国男会長)は2日、伊那市社会福祉協議会に福祉巡回車1台を寄贈した=写真。
地域に根付いたサービスの提供と高齢化社会に対応した社会基盤づくりを目的とする「地方コミュニティー・リレーション(CR)活動」の一貫。91年までは、協会に加盟する生命保険会社の従業員から募った募金を県を通じて各福祉機関などに寄付していたが、高齢化社会に伴う在宅介護サービスの増加を背景に、福祉巡回車の寄贈に替えた。
今年は、19社の約5300人から募金が集まり、83万円相当の四輪駆動オートマチック車2台を購入。従来は特に支援を必要とする小規模な村への寄贈が中心だったが、市町村合併に伴い小さな村が統合されたため、今年は市や町も視野にいれて検討。市単位として初めて、伊那市社協への寄贈を決めた。
玉井会長は「伊那市でも福祉巡回車をさまざまな場面で役立ててほしい」とあいさつ。
御子柴会長は「合併により巡回エリアも拡大し、車をどうするかという問題もあった。福祉の輪が広がるよう、いただいた車を大事に活用していきたい」と語った。
寄贈車は、主に高遠町エリアの巡回用に用いられる。 -
簡保海外旅行交友会が解散で村へ寄付
郵政民営化の流れを受けて37年の歴史に幕を閉じた宮田村の宮田簡保海外旅行交友会は1日、20万円を村へ寄付した。
解散時の清算により積み立ててあった会費を善意に充てた。この日は三浦輝雄副会長ら役員が役場を訪問。受け取った清水靖夫村長は「大切に使わせて頂く」と感謝した。
同会は年に1度の観劇を行うなど、住民交流の役割も果たしたが、29日に解散式を行った。 -
看護大学園祭の売り上げ寄付
9月30日、10月1日に駒ケ根市の県看護大で開かれた学園祭「第11回鈴風祭」の実行委員会が31日、売上金の一部約3万5千円を市社会福祉協議会に寄付した。駒ケ根市役所を訪れた実行委員長の山本祐太さんと副実行委員長の西沢かおりさんは「学園祭のバザーなどの売上の一部です。社会福祉のために役立ててください」と寄付金を中原正純市長に手渡した=写真。
中原市長は「毎年の寄付に心から礼を申し上げる。今年も多くの来場者で盛況だったようだ。これからもぜひ頑張って」と感謝を述べた。 -
飯島町民生児童委員協議会が全国表彰
飯島町民生児童委員協議会(横田克年会長、24人)はこのほど、徳島市で行なわれた全国民生児童委員大会(26日、マスティー徳島で開催)で優良民児協として全国表彰を受賞した。県内では2カ所のみ。
1日、役場に横田会長と奥田富子副会長が訪れ、高坂町長に喜びの報告をした。
同協議会は毎月定例会で事例研究を行なうなど積極的に活動するとともに、主任児童委員を中心に「子育て支援ネットワーク」「地域支援チーム」「おしゃべりいずみの会」を開催し、児童問題などを地域全体で取り組み、子育て支援に効果を上げている-などの活動が認められた。
横田会長は「今までの各委員の長い地道な活動、努力が報われ、栄えある全国表彰を受賞した」と報告「受賞を機に、委員が一丸になって、心新たに福祉向上に努力したい」と話した。高坂町長は受賞を祝福し、一層の活動を期待した。 -
矮松芳栄さん(43)
10月1日、中川村田島のショッピングセンターチャオ2階にオープンした中川村つどいの広場「バンビーニ」の相談員に就任した。「つどいの広場」は主に入園前の児童とその保護者を対象にした施設。乳幼児を気がねなく、安全に遊ばせることができ、親子の交流や育児に対する相談、お母さん同士のおしゃべりを通じて、日頃のストレスをためないようにすることが狙い。
「私自身が子どもが小さかった頃、あればいいなと思っていた施設。くつろいだ雰囲気の中で、お母さん同士が和やかに、おしゃべりしたり、情報交換し『今度また、ここで会えるといいね』などと話しているのを聞くと、いい施設が出来て良かったと思った」
愛知県豊川市生まれ。大学卒業後、24歳で結婚、茅野市に暮らした。現在、高校1年を頭に3人の息子を持つ。「上2人の育児中は核家族で近くに親せきもなく、自分が歯医者に通う時や家族が病気の時、子どもを預けられる人がなく、健康な子どもを病院に連れていかなくてはならなかったことが1番困った。ちょっと見てくれる人が欲しいと切実に思った」と振り返る。この思いが後に託児ボランティア「森のこびと」の立ち上げの原動力になった。
飯島町に移転したのは13年前。茅野市から中央道で豊川市に帰省する時、伊那谷の風景を見て「家がぽつんぽつんと立ち、隣近所がギュウギュウしていない。こんな所に住みたいと漠然と思っていた」
夫の独立で飯島町に移転、2年半暮らして中川村に。住んで見て「自然がいっぱいある、好い所に住めて、幸せ」と満足そう。
保育サポーターになろうと、養成講座を受講したのは03年。「自分が子育て中に気軽に預けられる所が欲しかった。預かる側に立って、お役に立ちたい。何よりも子どもが好きで子どもとかかわりたいという気持ちが強かった」とか。
一緒に講座を受講した仲間4人で04年2月、託児グループ「森のこびと」を立ち上げた。その後、後輩4人も加わり、8人で運営。「0歳から小学生までの託児、保育園のお迎えなど、最初は需要が少なかったが、徐々に利用が増えてきた」。先進的な駒ケ根市のファミリーサポート「ぐりとぐら」に入会し、ノウハウを学んだ。そのうちに「仕事として子どもに関わりたい」と保育士を志し、資格取得して、2年間、喬木村の保育園に勤務、未満児・年少児を担当した「家庭で子どもを育てることと、集団保育とは違いが大きい子育ての経験だけではカバーできないことを痛感した」。
つどいの広場の相談員の公募があり、応募し採用になった。
「周りが大人だけの子どもにとって、この場所での子ども同士のやり取りは貴重な体験。子育てはしばしば、孤独感に陥る。ここで気楽におしゃべりをして、ほっとした、気が楽になったと言ってもらえればうれしい。子育てはひとりでなく、みんなでするもの。人が生きている上での土台をつくる大切な乳幼児期の親子と関わらせていただけるこの仕事に、大きな責任とやりがいを感じている」と話す。夫と3人の息子、義父母の7人暮らし。バンビーニは午前10時30分縲恁゚後3時30分、水曜日休館、詳細は(TEL88・3201)(大口国江) -
健康と福祉を考える集い「寄り合いの庭」
伊那市西箕輪社会福祉協議会主催の健康と福祉を考える集い「寄り合いの庭」は29日、西箕輪公民館であった。健康よもやま話の講演や展示、模擬店などがあり、地域住民が多く訪れにぎわった。
血圧や骨密度を測定する健康チェック、呼気中の一酸化炭素濃度測定、アルコールパッチテスト、健康相談、栄養食品の展示、とろみ調整食品の試食・展示など健康に関するコーナーをはじめ、小学生による抹茶サービス、伊那養護学校の作品展示や製品販売、西箕輪小学校のブース、西箕輪中学校吹奏楽部の演奏など盛りだくさんの内容だった。
講演は上伊那薬剤師会の織井正人事務局長が「健康よもやま話」で薬の話をした。訪れた人は講演で学んだり、展示や催しを楽しんでいた。 -
駅前広場「輪苑」、隣近所の交流に広がり持たせ
宮田村のJR宮田駅前にある住民手作りの広場「輪苑」で29日、花の植え替えが行われた。整備した一輪の会のメンバーら15人ほどが汗して作業。1年中花を絶やさないようにと、来春に向けてパンジーの苗1200株を植えた。広場が完成して半年。地域の・ス輪・スに広がりも持たせている。
駅周辺の住民有志でつくる同会は、地権者の同意を得て、昨年からコツコツと整備して5月に輪苑が完成。色鮮やかな花々で駅前を彩っている。
空き地や空き家などが目立った駅前だが、広場の整備により印象は一変。賛同する企業が街灯を設置するなど、防犯対策にも一役買っている。
また、整備するだけで終わらず、きれいな駅前を維持していこうと住民がより結束。この日も参加できる人が自由に加わり、和気あいあいと汗を流した。
「一輪の花が、二輪、三輪と広がるように、地域のふれあいがいつまでも広がっていけば」と小沢常明会長。のどかな休日に、駅前は楽しげな声で包まれた。 -
献血ルーム
秋の献血推進運動月間に合わせ、県、上伊那郡市献血推進対策協議会、県赤十字血液センターは臨時献血ルームを29日まで駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店の2階ニシザワギャラリーで開いている。買い物に訪れた人たちは献血への協力を訴える担当者らの呼び掛けに快く応じ、積極的に採血に協力していた=写真。
会場には献血の啓発ポスターが展示され、担当者がパンフレットなどを配布しているほか、来場者に風船をプレゼントしたり手相占いのコーナーを設けたりするなどして協力を求めている。上伊那地区ライオンズクラブや県看護大の学生らもボランティアで参加している。
同会場での開催は2000年以降5回目。05年は3日間で215人が採血に協力した。県内では年に2、3回程度行っている。 -
還暦記念で図書寄贈
駒ケ根市の赤穂中学校を1962(昭和37)年に卒業した同窓生ら約400人でつくる「赤穂いぬい会(赤中37年会)」(諏訪徳行会長)は還暦を記念して市内赤穂地区の私立を含む11の保育園・幼稚園と3つの小学校に対し総額50万円分の図書券を寄贈した。26日、赤穂保育園(小出ちせ子園長)で贈呈式が行われ、訪れた諏訪会長ら同会の役員が約50冊の図書を園児らに手渡した=写真。たくさんの真新しい本を手にした園児らは歓声を上げて大喜び。本のお礼に竏窒ニ全員で元気に歌を披露した。同会の役員らは「喜んでもらえれば何よりだ」と笑顔で話していた。
図書券は園児数などに応じて各園と学校に配分され、それぞれ希望する図書の購入に充てられる。
同会は母校の赤穂中学校にもマイク、アンプ、スピーカー付きのレクチャー・テーブル(演台)1台(約25万円)を寄贈している。 -
泉舟流さわらび乃会がデイサービス松寿荘で踊り披露
伊那市の舞踊の会「泉舟流さわらび乃会」(泉舟寿恵会主)は24日、南箕輪村のデイサービスセンター松寿荘で踊りを披露し、利用者を楽しませた。
さわらび乃会はボランティアで松寿荘を訪問し5年目になる。利用者が曜日によって異なるため、全員が楽しめるように9月と10月に3日間ずつ曜日を変え、10月は23日から25日まで訪れた。
会主と生徒の計7人が、「恋絵巻」「天竜下れば」「花笠音頭」など、利用者もよく知っている曲を中心に次々とステージで披露。利用者は扇子などを使った華やかな踊りにじっと見入ったり、曲に合わせて手拍子をして楽しんでいた。 -
ともいきの会、そば打ち交流
宮田村町二区の地域ボランティア・ともいきの会(矢亀誠一会長)は23日、そば打ち体験を村の福祉交流施設なごみ家で開いた。地域住民ら約30人が参加。ワイワイにぎやかにつくり、秋の味覚で交流を深めた。
そばうち名人で区内に住む倉田昌明さんが講師。練り、手のしなど本格的な熟練された技術に、参加者は「すごいねぇ」と歓声をあげた。
さっそく全員で挑戦。最初は「見てるのより、やってみると難しい」と話したが、徐々にコツをつかむと「手つきが良くなった。家でもやってみたい」と笑顔が広がった。
自分たちで打ったそばの味は格別。口いっぱい広がる秋の味に会話も弾んだ。 -
南箕輪村で社協まつり
第9回社協まつりが22日、南箕輪村のデイサービスセンター「松寿荘」と障害者生きがいセンター「ひまわりの家」であった。手作り作品の展示やバザー、舞台発表など、さまざまな催しがあり、多くの人でにぎわった。
一部の有志がボランティアで始めた手作りイベントをきっかけに始まった祭り。村民の間にも認識が広がり、年々訪れる人の数も増えてきた。ボランティア団体、保育園、学校なども協力参加。今年は、企業や団体にも協力を呼びかけた。
ひまわりの家は、収穫した農産物のほか、手作りニット製品やアメリカンフラワーなどを販売。車いす、足浴の体験コーナーなども設置した。
ステージでは各団体が踊りや楽器演奏、紙芝居などを披露。南箕輪小学校3年生も、歌と踊りを披露し、訪れた人を楽しませた=写真。