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八十二銀行駒ケ根支店が寄贈
1926(大正15)年に上伊那銀行赤穂出張所として開設し、今月80周年を迎えた八十二銀行駒ケ根支店(赤田伊佐雄支店長)は23日、地元への感謝の印として足指力(そくしりょく)測定器1台(約5万円相当)を駒ケ根市に寄贈した。赤田支店長ら2人が市役所を訪れ「市の健康と福祉のために役立てて」と中原正純市長に手渡した=写真。中原市長は「市民の健康維持のために大いに活用したい」と礼を述べた。市は高齢者向けの講座や教室などで活用していきたいとしている。
測定器は本体に片足を乗せ、上面に突き出た2枚の金属片を足指で挟んで力を測定するもの。同市への導入は初めてとあって中原市長は「これは珍しい」と早速靴と靴下を脱いで指力を試していた。 -
遊歩道「こもれ陽の径」柵を修繕
宮田村役場は22日、住民との協働で新田の遊歩道「こもれ陽の径」の柵の修繕作業をした=写真。
マレットゴルフ同好会員をはじめ村民ら25人が参加。2班に分れ、「こもれ陽の径」の1キロのうち、西エリア(マレットゴルフ場内)120メートルと、東エリア(上の宮浄水場周辺)80メートルで200本の木柵を再生ECDプラスチック擬木杭に取替えた。
遊歩道は10年前に整備されたが、木柵が老朽化したため、材料は役場で購入し、団体や住民が労力を提供する協働の村づくり事業として修繕を実施した。 参加者は黒川沿いの遊歩道で、足元に注意を払いながら、つるはしを使って、古い杭を引き抜き、高さをそろえ、擬木柵を打ち込み、ロープを通した。 参加者は「柵が新しくなり、遊歩道が安全になった」と話していた。 -
いきいきフォーラム
「第11回あなたとわたしのいきいきフォーラム」が20日夜、駒ケ根市の市文化会館で開かれた。駒ケ根市男女共同参画推進市民会議、女性団体連絡会、区長会などの会員らでつくる実行委員会と市教育委員会の主催。約100人が参加し、歌手で保護司の千葉紘子さんによる講演「心の扉を開けて 一人ひとりの輝きを見失わないで」を聞いた。
千葉さんは篤志面接委員として少年院で非行少女の声を聞いてきた経験などから「非行の原因は環境と本人の資質だ」とした上で「非行に走る少年、少女は精神構造が幼い。援助交際がなぜいけないかという意識もない。犯罪だと気づかせるために今からでも少女売春と言い直すべき。家庭や学校、地域の大人がしっかりと向き合って思いやりや優しさなどを教えなければならない」と語り掛けた=写真。 -
伊那養護学校でどんぐりの家のしゅん工式
伊那養護学校で21日、生徒や同窓生、保護者などが多目的に活用するコミュニケーションスペース「どんぐりの家」のしゅん工式があった=写真。倉田茂建設委員長は「40周年という年にしゅん工することができた。みなさんの期待が込められたもの。心の安らぐ場として多目的に利用してほしい」と語った。
卒業後の生徒などが気軽に集まれる場所を竏窒ニいう保護者からの要望を受け、PTAが主体的に検討を進めてきたもので、同校の文化祭「どんぐり祭り」に合わせてしゅん工することとなった。場所は旧職員宿舎を改築して活用。施設内には障害者用トイレ、スロープなどを新しく設置した。名称は生徒らに募集し、その中から最もふさわしいものを選んだ。
今後は、利用者からの要望に応じて運営方法を検討していく。 -
盆栽の愛好クラブがチャリティ売上金寄付
駒ケ根市の盆栽愛好クラブ「一鉢会」(飯田光晴会長、20人)は7、8日に駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた「第30回盆栽と山野草展」でのチャリティ売上金の全額2万1500円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。20日、飯田会長と藪原勇副会長が市役所を訪れ、寄付金を原寛恒助役に手渡した=写真。原助役は「ありがたい志に感謝する。社会福祉のために有意義に活用したい」と礼を述べた。
同会が展示会でチャリティ販売を行い、寄付をするのは6月に開いた「第8回サツキと山野草展」に続いて2回目。飯田会長らは、来年以降もチャリティ販売を行いたい竏窒ニ話している。 -
独り暮し高齢者の集い
駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)は19日「駒ケ根市独り暮し高齢者の集い」をふれあいセンターで開いた。71歳以上の独り暮しのお年寄り約200人が出席し、歌や踊りなどの演芸や屋台村での食べ歩きなどを楽しんだ。
ステージでは華やかな衣装を身にまとった出演者が見事な歌や踊りを次々に披露し、集まったお年寄りを喜ばせた=写真。
会場内には上伊那調理師会駒ケ根支部の会員やボランティアが出店する焼き鳥、五平もち、そば、すし、てんぷら、おでんなどの屋台が並んだ。お年寄りらは「こんなにたくさんあってもとても全部は食べられないね」などと笑顔で話しながらおいしそうに味わっていた。 -
第9回南箕輪村社協まつり22日開催
第9回南箕輪村社協まつりは22日午前10時から午後2時まで、松寿荘と障害者生きがいセンター「ひまわりの家」で開く。多くの来場を呼びかけている。
松寿荘会場のイベントはオープニング、園芸コーナー、「きずな」バンド演奏、新設した特殊浴槽公開・見学随時(体験は午前10時半、11時半の2回)、カレーコーナー、おもちゃ作り、車いす体験、地区社協紹介、介護生活チェック、健康チェック、介護用品展示・販売、デイサービス利用者作品展示、チャリティバザー、身障協手作り作品販売、足浴体験、焼いも、綿あめ、ポップコーンなど。
ひまわりの家会場のイベントは手作り作品の展示・バザー、自主生産品販売、「ロンドロールながの」製品販売、農産物即売、手作り石鹸販売、ふれあい喫茶、味工房の販売、アンサンブルコーナー、切手・はがき販売、ひまわり号コーナーなど。 -
初心者向け手話講座
駒ケ根市のボランティア団体「駒ケ根手話サークル」(米澤恵美会長、29人)は16日夜、初心者を対象にした手話講座の第1回を同市の障害者センター高砂園で開いた。申し込んだ市内の男女8人が参加し、県聴覚障害者協会上伊那支部の講師の指導で手話の基礎を学んだ。
聴覚障害者である講師は言葉が話せないため、通訳を介して説明。参加者の名前を黒板に書かせて、それぞれを手話でどう表現するのかやって見せた=写真。参加者らは講師の手の形をまね、真剣な表情で何度も繰り返し練習していた。
講座は11月27日まで7回にわたって開かれる。 -
石田建設が寄付
駒ケ根市の石田建設は18日、同社が8日に開いた「第5回あいあい広場」で行ったバザーなどの売上金の一部5万円を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した。石田耕一社長が市社協を訪れ「少しだが市の福祉のために使ってください」と竹内会長に寄付金を手渡した=写真。竹内会長は「民間の力はありがたい。志に沿うよう大切に使う」と感謝を述べた。
同社が毎年10月に開いているあいあい広場のバザーは、リフォームで不要となった家具や社員らによる格安の手作り製品などが好評。市社協への寄付は今年で5回目。 -
宮田郵便局が車イスを村社協へ
宮田村の宮田郵便局(中村文昭局長)は18日、郵政福祉事業を活用して車イス1台を村社会福祉協議会へ寄贈した。背もたれの角度が自由に調節できる機種で「デイサービス利用者の送迎にも重宝する」と同社協は喜んでいる。
村内に本社を置くタカノ社の製品で、同社も寄贈に協力。体の保持が難しい高齢者、障害者にも対応するタイプで、送迎などに便利なように車輪も大きく設計されている。
この日は中村局長が村役場を訪れ「村民の皆さんに使ってもらえるのはうれしい。有効に活用して」と寄贈。
社協会長の清水靖夫村長は試乗して、さっそく乗り心地を確かめ、日ごろから村の安全、安心に貢献している宮田局の善意に感謝した。 -
中川村ふれあい福祉広場
「笑顔いっぱい咲かせよう!」をテーマに第11回ふれあい福祉広場が15日、中川村の在宅介護支援センターと中川東小学校の周辺で開かれた。村社会福祉協議会と実行委員会主催。あまり自宅や施設の外に出掛ける機会の少ない要介護者や施設利用者がボランティアらの助けを借りて多数会場を訪れ、住民とのふれあいを楽しんだ。
広場では中川中学校のブラスバンドや地元のグループによるヨサコイソーランやダンス、太鼓の演奏などが披露され、大きな拍手を受けた=写真。
村内のデイサービスセンターなどの施設の利用者らの作品を集めた福祉作品展も開かれた。多くの絵画や工芸品が展示され、訪れた人たちが出来栄えに感心しながら眺めていた。
来場者にはおにぎりや豚汁が無料で振る舞われたほか、軒を並べたたくさんの喫茶、軽食などの屋台には長い行列ができるなど、会場は終日にぎわった。 -
高砂園ふれあいの集い
駒ケ根市の障害者センター高砂園で15日、第25回ふれあいの集いが開かれた。施設を利用する各種団体の会員や利用者などがそれぞれ製作した書道、絵画、盆栽、木工などの作品の数々を展示したほか、衣類や日用雑貨、食品などを販売するバザーが開かれた=写真。障害者らの手作り作品の販売コーナーには多くの人が集まり「これはよくできているね」などと言いながら、作品を何点も買い求めていた。
点字サークルが開いた体験コーナーには点字に興味を持った人たちが訪れ、サークルの会員らに基礎を教えてもらいながら、実際に点筆と呼ばれる道具を使って点字を打つ体験をしていた。 -
箕輪町ホームヘルパー2級養成研修講座開講
箕輪町社会福祉協議会の06年度ホームヘルパー2級養成研修講座は16日、町福祉センターで開講した。07年1月中旬まで19人が講義や実習で学ぶ。
介護を必要とする人が、適切な介護サービスを受けられるように、基本的な知識と技術を身につけ、今後の介護福祉活動に貢献できるホームヘルパーを養成するねらい。
研修は講義58時間、実技講習42時間、実習30時間。在宅介護に従事している人や、今後ホームヘルパーサービスに従事する予定の人が対象で、カリキュラムをすべて履修した人に修了証書、携帯用の修了証明書を交付する。
開講式後の講義「福祉理念とケアサービスの意義」で、相手の気持ちを傷つけない対応の仕方などを話した。
対応には「受容」と「拒否」の間に「受容的関与」があり、相手の要求や欲求をまず受け止め、続いて「でもね」とヘルパーの考えを言う方法を示し、「高齢者や子ども、特に小学生以下は受け止めてあげれば要求の90%は満たされる。まず受け止めることが大事」と話した。 -
障害者自立支援法で福祉作業所家族会が村に要望書提出
宮田村福祉作業所に通う利用者10人の保護者でつくる家族会(赤羽好美会長)は13日、障害者自立支援法の新しい制度の下でも負担が増えないよう求め、清水靖夫村長に要望書を提出した。先走りする国の理念に村の現場サイドも戸惑いを隠せず、保護者や利用者も年齢を重ねていく今後の生活について不安を訴えた。
「国の支援が見えてこない。そのしわ寄せが来ている」。この日、要望書を受け取った清水村長は苦しい胸の内を家族会や利用者に伝えた。
同法は福祉サービスを利用する障害者に相応の自己負担も求めているが、村は福祉作業所の利用料について現段階では負担額などを決めていない。
「不公平のないようにしたい」として他市町村の動向をみながら、利用負担などを決めていこうと考えているからだ。
村長と懇談した家族会側からは「今は送り迎えもしたりできるが、我々保護者が年をとって動けなくなったら、誰が子どもたちの面倒を見てくれるのか」と不安の声も。
清水村長は「日本の福祉はどれをとっても深刻。しっかりと意見は言っていきたい」と話した。 -
志扇流がみその園で日本舞踊を披露
伊那市富県に拠点を置く「志扇流」(志扇寿光家元)のが11日、伊那市御園のデイサービスセンター「みその園」で、日本舞踊を披露した=写真。
お年寄りに楽しんでもらおう竏窒ニ、上伊那の各福祉施設を巡り、日本舞踊を披露している志扇流。みその園にも定期的に訪れていたが、今回は約半年ぶり。この日は、伊那市や、南箕輪村の6人が、同施設を訪れた。
自己紹介の後メンバーは、美空ひばりの残狭子守り唄」や、坂本冬美の「ふたりの大漁節」など9曲を披露。「久しぶりだね」などと話しかけると、お年寄りも「花が来た」など笑顔で応え、会場に笑いがあふれた。 -
伊那養護学校で卒業生や保護者が情報交換を行えるコミュニケーションスペース「どんぐりの家」が21日にしゅん工
伊那養護学校に、在校生や卒業生、その保護者などが多目的に活用するコミュニケーションスペース「どんぐりの家」が完成した。21日に使用を開始する。社会に出た卒業生やその保護者が情報交換をしたり、交流を深められる場を竏窒ニいう、卒業生保護者の念願の施設で、お茶飲みスペースとしたり、作業所的な日中活動ができる場として、利用者の居場所確保という役割を担うことも想定している。
卒業後、同校の生徒たちは一般の事業所に就職したり、作業所へ通所するなどの進路に進み、異なる環境で新しい壁に直面する。しかし、卒業と同時に友人同士、保護者同士で会話をする機会が減少。それぞれが問題を抱え込んでしまうことも多く、保護者の中には、卒業後も情報交換や交流ができるスペースを望む声が多かった。
5年ほど前から、PTAが中心となって多目的に使える場の確保ができないか模索。旧職員宿舎の利用が可能となった04年、建設委員会を発足し、改築などの検討をしてきた。旧職員住宅の1階にある2部屋を改築し、障害者用トイレやスロープ、自動ドアなどを新しく設置した。
倉田茂建設委員長は「みなさんの協力があり、伊那養護学校設立40周年という記念の年に、しゅん工することとなった。将来的には相談機能の設置などもできれば」と話す。
今後は、ニーズに応じて運営方法を協議し、地域に開放することも検討していく。 -
フェアトレード&エコロジー地球屋にぎわう
作った人の暮らしが見える買物、フェア・トレード&エコロジー地球屋が15日まで、飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」で開かれている。時間は午前10時-午後5時。
日本人が現地の人を指導し、現地の材料で作ったセージのほうきや、竹製のセラピーバスケット。秋・冬新作の服、手編みの帽子、フェルトの小物。草木染めのハンカチ、バック類など伝統色あふれる雑貨、アクセサリーなど。
食品ではカカオバター74%のチョコレート、無農薬コーヒー、紅茶、砂糖、スリランカのカレースパイスなど多彩。
フェア・トレードとは、発展途上国の生産者を経済的に支援し、安心して働ける場を作り、貧困から抜け出す手助けをする活動。 -
たかずやの里でたかずやふれあいまつり
伊那市富県の児童擁護施設「たかずやの里」で8日、たかずやふれあいまつりがあった。オープニングでは富県に拠点を持つ歌舞劇団「田楽座」のメンバーから指導を受ける子どもたちが太鼓演奏を披露。その後も多彩なステージ発表や屋台、フリーマーケットなどが催され、訪れた多くの人を楽しませた。
作品展示やステージ発表などを通して、地域への恩返しをするとともにたかずやの里のことを広く知ってもらうことなどを目的とする祭りで12回目。
特設ステージでは、子どもたちだけでなく、職員や保護者も一緒にこの日のために準備をしてきたパフォーマンスを披露。幼児たちによるダンス発表では、ディズニーのキャラクターを装った子どもたちが舞台の上で元気の良い踊りを披露し、来場者を楽しませた=写真。
また、施設運営費確保などを目的として開催しているバザーは今年も盛況で、掘り出し物を捜し求める多くの人でにぎわった。 -
サンポーが道路クリーン作戦
不動産・建設業サンポー(本店・駒ケ根市、北村武夫社長、従業員50人)は3日、秋の道路クリーン作戦として社屋周辺のごみ拾いや草取りを行った。駒ケ根市の本店では県道駒ケ岳公園線の馬場交差点縲恂k原交差点までの約600メートルの区間の歩道などで実施=写真。従業員がたばこの吸殻、ペットボトルなどのごみを丁寧に拾い集めた。集まったごみなどは12袋にもなった。
同社は毎年春、夏、秋にクリーン作戦を実施している。 -
青年海外協力隊第2次隊入所式
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は5日、06年度第2次隊の派遣前訓練入所式を開いた。全国から応募して試験に合格した候補生199人が正式隊員を目指して70日間の訓練を開始した。加藤所長はあいさつで「協力隊は世界80カ国に2万8千人以上を送り出してきたが、先輩たちは創意と工夫を凝らして自然環境、文化、言葉の違いを克服してきた。任国での困難に耐える力をつけるため、訓練に精いっぱい励むことを期待する」と激励した。候補生を代表し、ミクロネシア派遣予定の相嶋達也さんは「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて任国に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した=写真。
青年海外協力隊の派遣前訓練は昨年度まで年3回、それぞれ79日間行われていたが、今年度からシニアボランティアを対象とした集団合宿研修も同訓練所で行うことなどから70日間に短縮された。07年度からは訓練、派遣も年4回に増やすことにしている。 -
箕輪町ボランティアセンター検討委員会
箕輪町ボランティアセンター検討委員会が発足し、ボランティアセンターの原案作成に取り組んでいる。
ボランティアセンターが目指すところは▽住民パワーが生かせる場▽人と人、人と活動をつなぐ“架け橋”の場▽生きがいづくりの場▽地域で活動するNPOや地域活動団体との協働▽住民にとって使いやすく、必要とされるセンター-。
検討委員会は公募委員を含む25人で組織。現在のボランティアセンターの課題を検討し、利用団体の聞き取り調査結果も参考に多くの声を集約して運営方法、事業内容などの原案を作成する。11月に町長に提言する予定。
構想づくりのためこのほど、日本社会事業大学社会福祉学部の辻浩学部長を招き、町福祉センターで講演を聞いた。1970年代に過疎地域で地域づくりが話題になった背景、ボランティア活動組織化のパターン、ボランティアセンター作りなどの話を聞き、地域づくりの拠点となるボランティアセンターについて学んだ。 -
駒ケ根市民ゴルフ大会チャリティ募金寄付
駒ケ根アマチュアゴルフ協会(北原功会長)は9月に信州駒ケ根カントリークラブで開い第10回駒ケ根市民ゴルフ大会で集まったチャリティ寄付金3万7500円を市社会福祉協議会に寄付した。2日、北原会長らが市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「ありがたいこと。皆さんの意を踏まえて大切に使わせていただく」と礼を述べた。
85人が出場した同大会では特別ルールとして16番ショートホールで1オンできなかった出場者に500円以上の寄付を募った。 -
ペットボトル貯金など寄付
「世話になった恩を地域に返したい」と駒ケ根市の会社員工藤恵治さん(56)=中沢中割=が2日、駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)を訪れ、ペットボトルに貯めた現金約9万円やタオル60本などを寄付した=写真。現金は買い物のつり銭や「一杯飲んだつもり」の小銭などを少しずつ貯めて3年間で1リットルのペットボトル3本になった貯金のほか、アルミ缶の回収などで得たもの。タオルは贈答などで自宅に貯まった未使用品。工藤さんは5年前にも同様の寄付をしている。
寄付金は市社協の善意銀行に積み立て、タオルなどは市内のデイサービスセンターで使う。 -
飯島町健康づくり大会
飯島町文化館で1日、第10回飯島町健康づくり大会(町健康づくり運動推進会議主催)を開き、各種展示や8020表彰、活動発表、講演会などで、健康を喜びあえる町づくりを目指した。
式で、高坂町長は「大会を通じて、健康の大切さを再確認し、健康づくりを日々実践し、活気あるまちづくりを」とあいさつ。8020表彰では80歳以上で自分の歯が20本以上あり、手入れが行き届いている5人を表彰した。
また、東京北社会保険病院の神山潤副院長は「子どもの生活リズムと健康」と題した講演で「だれでもみんな体の中に秘密の時計を持っている。夜更かし、朝寝坊はその時計を狂わせ、みんなの元気を吸い取るワルモノ。秘密の時計を守るエナジー、それが早起き、早寝、朝ご飯」と訴えた。
会場ではハイブリッドカーの試乗や骨密度検診、脳年齢、肌年齢、脳ストレスチェック、健康相談、各種展示、こまくさ園の製品販売、軽食コーナーもあり、多くの来場者でにぎわった。
8020表彰は次の通り(敬称略)
▽竹沢貞治(86)、27本、春日平▽古沢寅吉(84)、23本、南町▽伊藤久子(80)、21本、本郷第3▽塩沢光江(80)、本郷第3▽円山史(80)、23本、南町 -
キープ伊那で障害を持つ子どもたちにアートの楽しさを伝える南箕輪村北原
赤沼正菜さん(23)「最近やっと作業スペースができて、木工なども始めたんですよ」と笑顔を見せる。
障害を持つ子どもを放課後や休日に一時預かりをする障害福祉地域生活支援センター「キープ伊那」で、今年の4月から働いている。子どもたちは、学校が終わる午後3時くらいから集まり始め、おやつを食べたり遊んだりしながら帰りの時間までを過ごす。スタッフは、一緒の時間を過ごしながら、さまざまな面から子どもたちをサポート。「ただ楽しいだけではだめで、ここからは譲れないってことや、どうしてだめなのかってことも伝えていかなければならない。でも、それが一番難しいです」。
アートを通して障害を持つ人たちと関わりたい竏窒ニ、絵や木工、粘土細工などを取り入れることにも挑戦してきた。子どもの作品には、それぞれ意外な着眼点があって面白い。
「考えるほど、素直に描けなくなってしまうけど、子どもたちはみんな好きなものを素直に描いている。そんなことができる子どもたちが少しうらやましいです」。
◇ ◇
障害者アートと出合ったのは大学生の時。何かへの執着心や、うちに秘めた力強さがじかに伝わる作品を見て「こういう絵を描く人たちがいるんだ」と強い感動を覚えた。もっと障害を持つ人のことを知りたい竏窒ニ、障害を持つ児童のワークショップに参加したり、県内の障害者アート施設を訪問。大学でも、障害者アートを精力的に学んだ。
卒業時には、障害者アートに本格的に取り組む施設などで働くことも考えたが、「まずは施設の現状を知ろう」とキープ伊那へ就職。「何もないところからアートを取り入れた取り組みを作り上げていくことも面白いかなって思ったんです」。 しかし、子どもたちの関心をアートに向けるのは難しかった。進んで絵を描きたがる子もいれば、そうでない子もいる。無理強いすれば、かえってやる気を喪失させる子もいた。子どもたちにとって、アートは遊びの一つ。「面白そうだな」って感じてもらい、自ら描いてもらわなきゃなんだ竏秩B描く楽しさを感じられる空気をつくることの大切さを知る。「今はまだ、絵が好きな一部の子どもだけが描いている。今後はほかの子にも楽しさを感じてもらい、みんなで一つの作品を作ることにも挑戦したいなって思っているんです」。
◇ ◇
10月4日からは、子どもたちの作品を一堂に集めた展覧会「第3回願いをかなえるプーキくん展」を伊那市立図書館で開く。「作品展を開けば、良い作品もどんどんできてくるんです。それに、展覧会を通して地域の人にも『こういう活動をしている子どもたちがいるんだ』って知ってもらえる。まち全体で子どもたちのサポートができたら、子どもたちの活動の幅も広がっていくと思うんです」。 -
新伊那市の社会福祉協議会が発足
新伊那市の社会福祉協議会の発足式が2日、福祉まちづくりセンターであった。設立当初の正副会長4人が、センター入り口に新社協の看板を設置=写真。関係者など約50人が祝福に訪れた。
設立当初役員の御子柴龍一会長は「少子高齢化社会を迎え、今後ますます地域のつながりや行政との関係づくりが必要になると考えている。誰もが安心して暮らすことのできる地域福祉の実現にむけ、社協の役割は大きくなる。お互い様の地域づくりを目指し、真の意味で市民に必要とされる社協を目指し、職員一同がんばっていきたい」とあいさつ。各来賓は、社会福祉を取り巻く厳しい現状に触れながらも新社協の出発に大きな期待を寄せ、祝福の言葉を述べた。
また同日、新社協の役員や方針を決定する理事会を開き、会長に御子柴龍一氏、副会長に伊東義人氏、宮下市蔵氏、熊谷雅人氏を選出。新社協の事業などを正式決定した。 -
福祉ふれあいまつり、交流の輪広げて
子どもたちも協力参加宮田村の第12回福祉ふれあいまつり(実行委員会主催)は30日、村民会館で開いた。多くの村民がボランティアで運営を支えあい交流。子どもたちの協力参加も目立った。
園児から高齢者、健常者に障害者と1300人ほどが参加。ステージ発表や福祉に関する各種コーナーも設置され、関心を深めた。
村内の園児、小中学生もまつりを盛りたて、開会式では小、中学校の吹奏楽が演奏。園児の歌や踊りなどもあった。
宮田中ボランティアサービス委員会の生徒たちは、バザーや豚汁、おにぎりの無料配布など会場の運営にも協力。
仁科智弘実行委員長は「肩肘張らず、誰もがふれあうことが福祉の原点。今日のように、色々な立場の人に参加してもらうことが大切と思う」と話した。 -
【記者室】熟年パワー竏茶Vニア海外ボランティア
これまで東京の訓練施設への通所で行われてきたシニア海外ボランティアの初めての合宿研修が駒ケ根市の青年海外協力隊訓練所で行われた。35日間の訓練を終えた平均年齢58歳の131人が今月それぞれの任国へ旅立つ▼訓練所ではシニアの受け入れは初めてとあっていろいろと不安があったようだが、一番はやはり健康状態。若者と違って無理が利かない体で長期の缶詰生活に耐えられるだろうか竏秩Bところがいざふたを開けてみれば…▼食事の量は青年より多く、特に牛乳は足りなくなるほど。「今までこんなことはなかった」と関係者はうれしい悲鳴を上げていた。20代の青年たちも頼もしいがさすがだてに年は取っていない。改めてベテランのパワーを見直した。(白鳥記者)
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駒ケ根市社協認知症グループホーム起工式
空家となっている民家を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)が借り上げて改修し、07年1月に開所する計画の認知症高齢者グループホーム「いなほ」の改装工事が始まるのを前に28日、安全祈願祭と起工式が同市市場割の現地で行われた=写真。関係者約20人が出席し、工事の無事完成を祈った。
「いなほ」は木造平屋建て165平方メートルの瓦ぶき。洋室、和室各6部屋のほか居間、台所食堂、事務室、浴室などを備える。定員は6人。事業費は2580万円で、うち市の補助金は1500万円。
名称は市社協が7、8月に行った公募の中から、稲穂のように実り豊かな人生を送れるように竏窒ニの思いを込めて決められた。 -
エーデルこまがね敬老祭
介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスを併設する駒ケ根市赤穂の「エーデルこまがね」(福澤亘施設長)は敬老の日にちなんで24日、敬老祭を開いた。ケアハウスに入居するお年寄り約50人が出席し、職員らの心づくしの祝福を受けた。
お年寄りらは互いに注ぎ合ったり職員のしゃくを受けたりしながらビールや酒、ウーロン茶などを飲んだり、演芸を楽しんだりして和やかなひとときを過ごした。
演芸会では職員による歌や踊りなどが披露され、普段部屋に閉じこもりがちなお年寄りらの心を慰めた=写真。米寿、喜寿を迎えた利用者には祝い品が贈られた。
米寿、喜寿を迎えたのは次の皆さん。
▽米寿=熊谷満恵、小林せつ子、赤羽和喜子▽喜寿=上島ハル江、安藤清子、小林利子、伊東サダ子、斎藤かよ