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土砂災害危険区域などをパトロール
伊那市は、台風シーズンにあわせ、土砂災害危険区域など市内3か所のパトロールを30日、行いました。
この日は、市の職員や消防団など関係者あわせて20人が参加しました。
パトロールしたのは、伊那市笠原にある、防災重点ため池など3箇所です。
防災重点ため池は、決壊した場合の浸水区域に民家などがあり、住民に被害を与えるおそれのあるため池です。
伊那市では47か所あるため池のうち、27か所が防災重点ため池に指定されています。
ため池の設計などにも携わっている、長野県土地改良事業団体連合会南信事業所の小林功二所長補佐は、「決壊する原因は漏水によるものが多く、池の水を抜く場所からの水漏れが多い」などと説明していました。
その後、パトロールした箇所について意見交換をしました。
参加者からは「災害時、ため池のある場所に住む住民にいかに避難情報を伝えるかが重要だ」「日ごろから地域住民と一緒に防災意識を持つことが必要だ」などの意見が出ていました。
伊那市では、パトロールの結果を受け、各地区の災害時の危険度を知ってもらい、住民の避難に役立てたいということです。
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箕輪町巡回パトロール隊 結成
箕輪町は、10月から警察官OBによる町内の巡回パトロールを始めます。
24日の定例記者懇談会で町が発表しました。
箕輪町は、平成24年にWHO世界保健機関の安全安心な街づくりの取り組み「セーフコミュニティ」を認証取得し、活動を推進していますが、町内でも年に数件は不審者情報が寄せられています。
また、子どもが犠牲となる事件・事故が全国でも相次いでいることから、箕輪町は、町内の巡回パトロールを開始することを決めました。
パトロールは、警察官OBの隊員2人が、青色の回転灯を付けた専用パトロール車で、町内を巡回します。
活動は、平日の午前9時半から夕方の6時まで行います。
箕輪町は、パトロール隊の活動開始前には、通学見守り隊の代表と活動内容の情報交換を行うなど、連携して生活の安全・安心を目指していくとしています。 -
天竜川と三峰川沿いのごみ拾い
南信地域の建設業者でつくる長野県南部防災対策協議会は18日、天竜川や三峰川周辺のごみ拾いをしました。
ごみ拾いは、「ラブリバー天竜の日」と名付けられ、毎年この時期に行われていて今年で27回目です。
伊那、駒ケ根、飯田の3地区に分かれ環境美化活動が行われました。
伊那地区は15社から、あわせて35人が参加しました。
長野県南部防災対策協議会は、国土交通省天竜川上流河川事務所の業務を請け負う事業者で組織しています。
近年は、空き缶やペットボトル、プラスチックごみなどが多く、この日1日で大型のゴミ袋35袋分集まったということです。
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にこりこ 来年10月リニューアルオープン予定
箕輪町の白鳥政徳町長は、JA上伊那に運営を委託した大出の農産物直売所「にこりこ」のリニューアルオープンを、来年10月に予定していることを9日、明らかにしました。
これは、9日に開かれた箕輪町議会一般質問の中で、議員の質問に答えたものです。
「にこりこ」は現在、町振興公社が運営していて来年2月に閉店し、4月からJA上伊那が運営を開始する予定です。
来年10月のオープンに向け、施設の全面改築を含め、検討を進めるということです。
また、9月末で任期満了となる副町長の選任については、定例会最終日に副町長選任に関する議案を提出するということです。
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消防職員自殺 解決金支払いで和解へ
平成26年に自殺した伊那市の消防職員の遺族が、上伊那広域連合に対して損害賠償請求を求めていることについて、27日に開かれた広域連合議会で、原告の遺族2人に対しそれぞれ500万円を支払い、和解を行うとした議案を全会一致で可決しました。
この日は上伊那広域連合議会が伊那市役所で開かれました。
伊那市の消防職員の自殺については、職員の遺族が「自殺は上司によるパワー・ハラスメントが原因だ」として、広域連合に対し慰謝料などおよそ6,700万円の支払いを求めて平成29年に提訴していました。
これに対し、広域連合は、原告の遺族2人に対し損害賠償の解決金として、それぞれ500万円の支払い義務があることを認め、和解を行うとした議案を提出し、全会一致で可決しました。
上伊那広域連合は、10月31日までに原告側に解決金を支払うとしています。 -
4市町村の青年経済団体が連携
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の青年経済団体によるイベント「い~んだに交流会」が25日箕輪町のながたドームで開かれました。
交流会は伊那青年会議所が開いたもので4市町村の青年経済団体から約80人が集まりました。ドッチビーなどのニュースポーツを楽しみながら各団体のつながりを深める『人・地域とつながる「い~んだに」共創事業』として行われたものです。
伊那青年会議所では「隣りあう市町村が横の連携を強めることで地域活性化につなげていきたい。」と話していました。
また活動を広くPRするCMも放送する計画で交流の様子が収録されていました。
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辰野町と塩尻市の野生イノシシから豚コレラ陽性反応
長野県は、辰野町と塩尻市で捕獲した野生イノシシから豚コレラの陽性反応が出たとの結果を22日、発表しました。
長野県の発表によりますと、今月19日と20日に捕獲した3頭の野生イノシシを検査したところ、辰野町と塩尻市の2頭から豚コレラの陽性反応が出たという事です。
去年9月から22日までに、県内全域で237頭を検査し、このうち71頭が陽性でした。
長野県では、豚コレラは豚やイノシシの病気で人に感染することは無く、また感染した豚肉が市場に出回る事は無いとしています。
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市民と伊那市議会 意見交換会
地域住民と伊那市議会議員が意見を交わす、市民と議会の意見交換会が20日夜、伊那市内3か所で開かれました。
そのうち西箕輪公民館では、市議会の社会委員会の議員7人と地域住民18人が、「観光地における諸課題」をテーマに、議論しました。
意見交換会は、市民からの意見や要望を聞き、議会改革を進めていこうと伊那市議会が開いているもので、今回で5回目です。
今回は、各地域の課題を見つけようと、市内6会場で開かれています。
住民からは、「森林整備が大変だ」、「クマ対策に力を入れてほしい」、「みはらしファーム周辺の道路整備が必要だ」などの意見が聞かれました。
また、「観光地を活性化させるためには、イベントを切れ目なく継続して行う必要がある」という声もあがっていました。
この日、市民から出された意見や要望は議会としてまとめて、政策提言に活かしていくことにしています。
この意見交換会は、22日にも予定されていて東春近公民館やいなっせ、長谷総合支所で開かれることになっています。
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南アルプスで77歳の男性行方不明
先月26日に南アルプスに入山した千葉県の77歳の男性が、下山予定日の30日を過ぎても下山せず、現在も連絡が取れていない状況です。
伊那署の発表によりますと、行方不明となっているのは千葉県鎌ケ谷市の無職 髙橋陞一郎さん77歳です。
髙橋さんは先月26日に南アルプス塩見岳に向けて入山し、下山予定日の30日を過ぎても下山せず連絡がとれないことから、家族が警察に届け出たということです。
警察では17日県警ヘリによる捜索を予定していましたが、天候が悪かったため、行えませんでした。
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古紙回収箱で火事 不審火か
16日午後0時30分頃、伊那市上の原に設置されている古紙用無料回収ボックスから火が出ました。
この場所では、9日、15日にも火事があり、伊那署では不審火の可能性もあるとみて調べを進めています。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは、伊那市上の原に設置された古紙用無料回収ボックスで、中に入れられていた段ボールを焼きました。
16日午後0時半頃地域住民から通報があり、火はおよそ10分後に消し止められました。
けが人はいませんでした。
この場所では、9日、15日にも火事があり、当時周辺に火の気はなかったことから、伊那署では不審火の疑いもあるとみて原因について調べを進めています。
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猛暑日 熱中症で搬送3件
9日の伊那地域の最高気温は午後1時57分に35.5度を記録し、猛暑日となりました。
猛暑日となるのは、この夏7日目です。
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時半現在、熱中症の症状による搬送は伊那市野90代の女性、箕輪町の50代の女性、駒ヶ根市の10代の女性の3件だということです。
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天竜川で水難救助訓練
夏の行楽シーズンを迎え川での事故に備えようと上伊那広域消防本部は、伊那市の天竜川で水難救助訓練を31日、行いました。
訓練は、救助対応や情報収集、指揮能力などの向上を図ろうと毎年この時期に行われています。
31日は上伊那広域消防本部の伊那や、駒ヶ根など6つの署の救助隊15人が参加しました。
訓練は、数人が中州に取り残されたことを想定し行われました。
隊員たちは、ゴムボートで中州へと向かいました。
中州に着くと取り残された人を救助したと想定し対岸側の隊員がロープでボートを引き寄せていました。
上伊那広域消防本部では、「川遊びをする際には救命胴衣を装着するなどして安全確保をしてほしい」と呼び掛けていました。
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元市議の藤島さんに高齢者叙勲旭日単光章
伊那市西春近在住で元伊那市議会議員の藤島雄二さんが高齢者叙勲旭日単光章を受章しました。
22日伊那市役所で高齢者叙勲の伝達式が行われました。
藤島さんは現在88歳で平成7年から平成18年まで3期11年
市議会議員を務め平成15年から2年間は副議長として円滑な議会運営に尽力しました。
またデイサービスセンター春富ふくじゅ園の開所や現在の伊那中央病院の移転先決定など社会福祉環境の整備に力を入れたほか上伊那地域の市町村合併にも取り組み新伊那市発足に貢献しました。
今は畑での作業が楽しみだということで「自分で作り食べることが健康のもとだ」と話していました。
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核廃絶を訴え行進
核の廃絶を訴える上伊那非核平和行進が29日行われ参加者が
辰野町から伊那市までを行進しました。
行進には上伊那の市町村や企業の労働組合が加盟する上伊那地区労働組合会議のメンバーが参加しました。
箕輪町職員労働組合執行委員長の小田切正憲さんは「広島、長崎に原爆が投下されてから74年を迎えます。核兵器の悲劇、悲惨さを語り継ぐのみならず核そのものの廃絶を訴えていきます。」と話していました。あすは宮田村から中川村までを行進するほか来月3日から広島で開かれる原水爆禁止世界大会に上伊那地区労働組合会議も参加するということです。
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伊那市とゼンリン災害時地図供給に関する協定締結
伊那市と株式会社ゼンリン松本営業所は、災害時における住宅地図などの供給に関する協定を22日、結びました。
この日は、伊那市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長とゼンリン松本営業所の上野修所長が協定書を取り交わしました。
協定は、ゼンリンが広域図や住宅地図帳などを災害時に活用してもらおうと結ばれたものです。
災害対策本部が設置されている期間、住宅地図の複製も可能になるほか、インターネット上での閲覧もできるということです。
白鳥市長は、「自然災害など起きた時の被害状況の把握や復旧に当たって適切な情報が必要になってくる。有効活用したい」と話していました。
ゼンリンの災害時における住宅地図の提供については、伊那市のほかに県内の10市町村と協定を結んでいるということです。 -
社会福祉の貢献で表彰
伊那市社会福祉大会が19日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、長年にわたり社会福祉に貢献した個人や団体に表彰状が贈られました。
大会では、障がい者や高齢者などを長年にわたり介護した7人とボランティア活動などを行った3つの福祉団体が表彰されました。
受賞者を代表して、伊那市の福祉団体「伊那市手をつなぐ育成会」の会長を平成22年から8年間務めた桐野三男さんが挨拶し、「皆様の協力があって頂けた賞です。これからも微力ながら福祉のお手伝いをしていきたい」と話していました。
大会は、伊那市社会福祉協議会が開いたもので、約250人が参加し、子どもへの福祉教育に関する講演も聞きました。
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河川愛護活動で表彰
住民有志でつくる三峰川みらい会議は長年の河川愛護活動が認められ中部地方整備局長表彰を受賞しました。
20日駒ケ根市の天竜川上流河川事務所で表彰式が行われ伊藤誠記
所長から三峰川みらい会議の織井秀夫代表に感謝状が贈られました。
三峰川みらい会議は平成12年に発足し河川沿いの外来種アレチウリの駆除や水生生物の調査などを行っています。
住民が集まり川に親しむ集いを開催するなどその活動が認められたものです。
天竜川上流河川事務所による表彰は平成5年から始まりこれまでに47団体と5人が表彰されているということです。 -
伊那市上下水道事業運営審議会 水道料金据え置きを諮問
伊那市上下水道事業運営審議会が16日、伊那市の伊那市役所で開かれ、白鳥孝市長は、審議会に対し上下水道料金の改定について諮問しました。
諮問は、令和2年度から4年度までを算定期間とし、上下水道料金を据え置く内容です。
水道事業では、水道設備の維持管理費などに一般会計から1億円の出資金を補填することで、現行の料金が維持できるということです。
また、下水道事業は、これまで一般会計から2億円の出資金を受けていて、令和2年度からは、追加で2憶円の出資金を補填することで令和4年度まで料金を据え置きにするということです。
伊那市の一般家庭の水道料金は、平均ひと月3,210円で、令和2年度以降も月額の水道料金は、おおむね同額となる見込みです。
審議会では、今回の諮問に対し、9月中旬に答申を行うことにしています。
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MINOWAさんかくフェスタ
男女共同参画社会について理解を深める箕輪町のイベント「MINOWAさんかくフェスタ」が13日、箕輪町文化センターで開かれました。
会場では仕事体験コーナーが設置され、美容や製造業などのブースが並び親子が企業の担当者から仕事について学びました。
箕輪町内で起業している女性達は砂を使ったインテリアや似顔絵など自身の仕事を紹介していました。
また電子部品会社のブースでは、子ども達が基盤を組み立て、時計を作っていました。
箕輪町は女性が働きやすい、住みやすいまちづくりを目指していて、幅広い年代に男女共同参画について理解を深めてもらおうと、この催しを初めて開きました。
町では来年度までに、町が設置する審議会の委員や区の役員の女性の割合を3割にすることを目指しています。
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犯罪から児童を守る方法を学ぶ
犯罪から子どもを守るための講演会が8日南箕輪村役場で開かれました。
講演会は伊那市、箕輪町、南箕輪村の放課後児童クラブ支援員を対象に村などが開いたもので約20人が参加しました。
講師は長野県伊那警察署スクールサポーターの唐澤髙弘さんで性犯罪について話をしました。
唐澤さんは「性犯罪の発生は登下校時が全体の80%を占めている」として見守り隊など地域住民の協力の必要性を訴えていました。
また子どもに危険を予測する力をつけてもらうために「犯人の手口などを教え身を守る訓練をしなければならい。」と話していました。
唐澤さんによりますと昨年度伊那署管内で発生した性犯罪はおよそ55件でそのうち小学生の被害は16件だったということです。
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クマの目撃情報多発
県や市町村では、6月末からクマの目撃情報が相次いでいることから林の近くなどを歩く際は鈴やラジオで音を出しクマに人が近くにいることを知らせながら行動するよう呼び掛けています。
伊那市の中央アルプス山麓では猪をつかまえるための檻にクマが入っているのが見つかり、5日麻酔で眠らせて山に帰しました。
檻に入ったのは全長約1メートル30センチ体重32キロほどの2歳から3歳のオスです。
長野県の宮脇優鳥獣対策専門員によりますとこの時期は親離れをしたクマが慣れていないため人里に出てくることがあり目撃情報の多発につながっているということです。
長野県ではクマは背を向けて走って逃げると追いかける習性があることから万一遭遇したときはクマから目を離さず静かに後退しながらその場を離れるよう呼び掛けています。
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法教育広報大使に成美さん
人権や憲法、法律など社会生活に必要な知識を地域の子どもや若者に広めようと、伊那市の法教育学研究所は3日、法教育広報大使に伊那市出身のタレント、成美さんを委嘱しました。
この日は、代表の二瓶裕史さんが伊那市役所で、成美さんに委嘱状を手渡しました。
法教育学研究所では2013年から、主に県外の企業でのコンプライアンス研修や、教育機関で人権に関する講演など行っています。
二瓶さんは、「若者にとって法律や憲法、人権などは堅いイメージがあるが、成美さんに大使をつとめてもらうことで、地元の子どもや若者に、広く知ってもらうきっかけにしたい」と話していました。
法教育学研究所では今後、要望があれば出前講座を開くということです。
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地域の課題について考えるワークショップ
総合商社丸紅株式会社は、地域の課題について解決策を考えるワークショップを1日、伊那市内で行いました。
ワークショップは、6月30日と7月1日の2日間、丸紅のグループ会社、丸紅伊那みらいでんき株式会社の社員研修の一環として開かれたものです。
1日は参加者による成果発表が行われました。
各グループが、きのう伊那市を散策し、拡充すべき点や、伊那市の抱える課題などを分析し、解決策を提案しました。
参加者からは、クレジットカードの利用できる店舗が少ないことから、決済サービスの整備の必要性や、高齢者は車がないと買い物ができないことから、カーシェアなどさらなる交通の利便性向上の必要性などが提案されました。
また、この日は伊那市役所の職員も参加し、意見交換も行われました。
丸紅伊那みらいでんきは、「伊那市の課題に対して関わることができるように、さらに具体的に取り組んでいきたい」と話していました。
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子どもや若者の性被害を防ぐ
子どもや若者の支援について考える、長野県将来世代応援県民会議上伊那地域会議が26日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
会議は、上伊那地域の教育関係者40人ほどで組織されています。
子どもの性被害や貧困、青少年の社会参加などに取り組む組織として2017年に設置されました。
今年度は、インターネット利用による子どもの性被害の防止や、情報モラルの向上を重要課題に挙げています。
上伊那地域では、来月を中心に、各地の高校で朝の登校時に高校生らに声がけをして、非行・被害防止を呼びかける街頭啓発を計画しています。
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箕輪町 交通死亡事故ゼロ500日達成
箕輪町は、今年4月28日に交通死亡事故ゼロ500日を達成しました。
19日は、伊那合同庁舎で長野県交通安全運動推進本部顕彰伝達式が行われました。
伝達式では、上伊那地域振興局長で、長野県交通安全運動推進上伊那地方部の佐藤公俊部長から白鳥政徳町長へ表彰状が手渡されました。
町では、平成29年12月14日に交通死亡事故が発生して以来、今年4月28日までの500日間交通死亡事故ゼロが続いています。
町は、交通事故を減らす取り組みとして反射材着用の啓発や街灯の設置などを行っています。
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保護が必要な子ども受け入れ
伊那市高遠町のNPO法人フリーキッズヴィレッジは、虐待を受けるなど保護が必要な子どもたちを一時的に預かる支援事業を始めています。
N NPO法人フリーキッズヴィレッジ代表理事の宇津孝子さんです。
宇津さんは、2004年に不登校や家族関係に悩む子供たちを受け入れるフリーキッズヴィレッジを立ち上げました。
2013年に、虐待や育児放棄など親と一緒に暮らせない子どもたちを一時的に預かるファミリーホームを開設しました。
ファミリーホームを運営するかたわら宇津さんは伊那市要保護児童対策地域協議会の委員も務めています。
協議会の中で児童虐待に関する相談が増加していることを知り宇津さんは必要性を感じるようになりました。
主に保護が必要な子どもを一時的に預かる他、母親の相談にも応じます。
子育ての悩みや教育・発育発達などの相談窓口となっている伊那市の子ども相談室です。
子ども相談室によりますと昨年度の子育てなどに関する相談件数はおよそ400件、このうち虐待通告が77件だということです。
虐待通告については前の年度より24件増えていているということです。
宇津さんは、受け入れ体制を整えるため高遠町山室の空き家を購入し支援が必要な家族のための拠点づくりを進めています。
宇津さんは、「協力家庭を増やして気楽に行き来できる風通しの良い環境を作っていきたい」と話していました。
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管内7事業所が受賞
プロドライバー事故防止コンクールの受賞報告と表彰伝達式が
14日伊那市の伊那警察署で行われました。
伊那署管内では伊那バス株式会社と伊那タクシー株式会社が特別受賞事業所にまたJRバス関東株式会社中央道支店と辰野タクシー株式会社が最優秀受賞事業所に選ばれ石坂達夫署長に受賞報告をしました。
ほかに株式会社JAアグリエール長野伊那営業所が優秀受賞事業所にまた有限会社白川タクシーと高遠観光タクシー有限会社が優良受賞事業所に選ばれました。
長野県警などが行っているプロドライバー事故防止コンクールは
交通事故防止への取り組みを競うものです。
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伊那市行政相談委員に感謝状
3月まで伊那市の行政相談委員を務めた市ノ羽茂則さんと、伊藤順一さんに総務大臣からの感謝状がきょう、伊那市役所で伝達されました。
総務省長野行政監視行政相談センターの阿藤英行所長から市ノ羽さんと伊藤さんに感謝状が手渡されました。
行政相談委員は、地域住民と国や県、市のパイプ役として国から委嘱されます。
市ノ羽さんは平成17年から14年間、伊藤さんは平成25年年から6年間務めました。
市ノ羽さんは、「地域の人に支えられて務めることができました」。
伊藤さんは「地域と行政の橋渡しができればという思いでこれまでやってきました」と話していました。
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引きこもりについて講演会
伊那市のいなっせで7日、引きこもりや不登校の子どもについての講演会が開かれました。
講演会は、引きこもりや、仕事をしていない若者などを支援している、長野県南信子ども・若者サポートネット事務局が開いたものです。
7日は、南信地区の市町村の福祉や保健担当者を対象に開かれました。
講師を務めたのは、不登校や引きこもりなどの若者支援や、行政機関への中間支援を行っている一般社団法人代表の田中俊英さんです。
田中さんは講演の中で、「引きこもりの学生は、学校に行くという社会規範にがんじがらめになっている。引きこもり当事者のつらさを周りの大人が代弁してあげることで抜け出せるきっかけになる」と話していました。 -
7人の洋画展 大作ならぶ
上伊那在住の洋画家7人による絵画展「第4回信州創展」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
作品展は上伊那在住の洋画家7人でつくる「創の会」が開いたものです。
2013年から1年おきに開催していて、今年で4回目です。
会場には26点が並んでいて、人物や風景を油絵や水彩画などで表現しています。
中には大きさが2メートル四方の作品もあります。
信州創展の事務局を務める坂本勇さんは「7人の画家それぞれが表現した独自の世界観を感じ取ってほしい。」と話していました。
第4回信州創展は来月2日(日)まで開かれています。
最終日には7人によるトークイベントが開かれるということです。