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東京簡易裁判所をかたる不審電話に注意
8日午前10時頃から、東京簡易裁判所をかたる不審電話が相次いでいる事から伊那警察署では詐欺被害に合わないよう注意を呼びかけています。 内容は 〇 通信販売で購入した健康食品の代金が未払いです。 ○ 東京簡易裁判所まで来られますか。 ○ 出頭しなければ裁判になる。 〇 民事裁判の書類を自宅へ送る。 などと非通知で電話をかけてくるものです。 伊那警察署では、予防策として、 ○内容が不審であれば相手にせず、警察や家族に相談すること ○ ナンバーディスプレイ機能を活用し、非通知の電話には出ない などを呼び掛けています。
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インフルエンザ患者数 注意報レベルに
伊那地域のインフルエンザ患者数は定点当たり26.13人で警報レベルの30人を下回りましたが、以前として注意報レベルの10人を超えています。 長野県の発表によりますと、伊那地域の2月27日から3月5日までの一医療機関あたりの患者数は26.13人でした。 前の週の45.36人からは減少しましたが、依然として注意報レベルの10人を超えています。 県では、4週連続で患者数が減少したものの、依然として県内すべての保健所管内で注意報レベルを超えていて、しばらくの間は患者数が多い状況で推移するものとみています。
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1月の月間有効求人倍率1.88倍 「堅調に推移」
上伊那の今年1月の月間有効求人倍率は1.88倍でハローワーク伊那では雇用情勢について堅調に推移しているとしています。 月間有効求人数は4,759人、月間有効求職者数は2,530人で1月の月間有効求人倍率は前の月を0.01ポイント上回る1.88倍でした。 新規求人数は2,142人で今の統計の取り方となった昭和63年以降、最も多い平成3年10月の2,070人を超え過去最高となっています。 ただ正社員などの常用雇用は平成3年10月の1,619人に対し今年1月は1,031人で588人少なくなっています。 雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。 また今年度の高校卒業者の就職内定率は96.1%で「全員が就職できるように職業相談や求人の確保などを徹底していく」としています。
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東春近の県道 通行止め解除
落石により23日から通行止めとなっていた伊那市東春近の県道車屋大久保線の通行止めが24日、解除されました。 24日は道路を管理する伊那建設事務所が、落石のあった駒ケ根市東伊那で現地調査を行いました。 その結果、安全が確認されたとして24日午後4時に通行止めを解除しました。 23日午前8時10分頃、岩が崩落しているとの連絡が伊那建設事務所にあり確認したところ直径80センチほどの岩が二つ道路上に落ちていたということです。 岩は23日撤去されましたが、さらに落ちてくる可能性があったことから通行止めとしていました。
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息子装う不審電話 南信地域で相次ぐ
23日午後5時頃から、南信地域の家に、息子を装った不審電話が連続してかかってきています。 伊那警察署では、特殊詐欺の手口とみて注意を呼び掛けています。 伊那警察署の発表によりますと、23日午後5時から午後9時頃までの間に、伊那署、茅野署、諏訪署、岡谷署の管内で息子を装った不審電話が12件確認されているということです。 電話がかかってきているのは、伊那北高校、岡谷工業高校、岡谷南高校の卒業生宅だということです。 伊那署では、●「風邪をひいてしまった」などの電話はオレオレ詐欺を疑うこと、●必ず名乗った親族に直接連絡して確認すること、●少しでも不審に感じたら警察に相談することなど、注意を呼び掛けています。
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息子を装った不審電話相次ぐ 警察が注意呼びかけ
19日午後6時頃から、南信地域の一般住宅に息子を装った不審電話が相次いでいます。 伊那警察署では、特殊詐欺の手口とみて注意を呼び掛けています。 伊那警察署の発表によりますと、19日午後6時から午後9時45分までの間に、伊那署、岡谷署、茅野署、諏訪署の4署で息子を装った不審電話が11件確認されているということです。 電話がかかって来ているのは、箕輪進修高校と岡谷南高校の卒業生宅だということです。 伊那署では、風邪をひいてしまったなどの電話はオレオレ詐欺を疑うこと、必ず名乗った親族に直接連絡して確認することなど注意を呼び掛けています。
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平成28年分の確定申告の受け付け始まる
16日から、全国一斉に平成28年分の確定申告の受付が始まりました。 伊那税務署が管轄する辰野町から中川村の住民が対象となる申告会場は、伊那市のいなっせに開設されています。 16日の午前9時から申告が始まり9時半には100人ほどが訪れたという事で、多くの人が順番を待っていました。 確定申告は、自営業や給料が2千万円を超えるサラリーマンなどが対象となります。 会場では、伊那税務署の職員が申告書の作成などをサポートしていました。 申告会場のいなっせは連日込み合うため、伊那税務署では国税庁のHPを使った申告書の作成を呼びかけています。 平成28年分の所得税と贈与税の確定申告は、3月15日までで、いなっせでの受付は、土日を除く午前9時から午後4時までとなっています。
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電子マネー詐欺 コンビニで被害防止の訓練
コンビニエンスストアなどで販売されているプリペイドカード式の電子マネーを支払わせる手口の特殊詐欺が増えている事から、伊那警察署は被害を未然に防ぐため店員を対象にした訓練を、15日に伊那市内で行いました。 訓練は、被害者役の警察官がコンビニエンスストアで電子マネーの購入を申し出る想定で行われました。 動画サイト利用料が未納で支払ないと法的措置をとると言われ、犯人から電子マネーの購入を指示されたというものです。 店員は、警察で作成した「声かけシート」を見せ、詐欺の可能性が高い事を指摘し警察に通報していました。 プリペイドカード式電子マネーはインターネットを通じて商品を購入する事ができる決済手段です。コンビニや量販店などで販売されていて、カードに書かれた番号を他人に伝えてしまうと誰でも電子マネーとして使えてしまう事から、詐欺の手口として増加傾向にあります。 伊那署管内では、今年、辰野町の40代女性が47万円を、箕輪町の50代女性が10万円を騙し取られる被害がありました。 管内では水際で被害を防いだ事案もあり、去年はコンビニで5件、125万円分の被害を防ぎました。 伊那署では「少しでもおかしいと感じたら積極的に声をかけて下さい」と協力を求めていました。
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南箕輪村で死亡事故
13日の午後6時15分頃、南箕輪村の国道153号で87歳女性が車にはねられる死亡事故がありました。 伊那警察署の発表によりますと亡くなったのは、南箕輪村の山口實子さん87歳です。 事故があったのは国道153号の北殿交差点です。 伊那市方面に向かって運転していた南箕輪村の会社員、関つや子さん60歳の軽自動車が、道路を横断中の山口さんをはねたものです。 山口さんは、伊那市内の病院に搬送されましたが頭を強く打ったことにより、午後8時46分に死亡が確認されました。 事故の原因については伊那署で調べを進めています。
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カメラリポート 元少年戦車兵が語る太平洋戦争
続いてはカメラリポートです。 太平洋戦争中、戦車隊の拡充強化のため少年戦車兵を養成していた静岡県の陸軍少年戦車兵学校。卒業生のひとり、伊那市東春近の野溝定芳さんの元に、当時の学校の様子をうかがい知る事ができる貴重な映像が残っています。 生徒を集めるため当時の陸軍が製作した宣伝映画が、このビデオテープに残っていました。 大正15年生まれ、90歳の野溝定芳さんです。 昭和17年。静岡県富士宮市にあった陸軍少年戦車兵学校に17歳で入学しました。600人の募集に2万人が受験した4期生の一人で、上伊那では野溝さん一人が試験に合格したという事です。 戦後に同窓会長をしていた野溝さんは昭和60年頃、学校の倉庫でこのビデオテープを見つけました。 30年あまり全国の同窓生の元を渡り歩いたビデオテープは、最後に飯田に住む同級生の元に渡り野溝さんの元へ戻ってきました。
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伊那西部保育園の存続求める要望書提出
伊那市の伊那西小学校通学区の住民が現在休園中の伊那西部保育園存続を求める要望書を3日、白鳥孝市長と黒河内浩市議会議長に提出しました。 3日は伊那西小学校通学区で、ますみヶ丘区長など伊那西地区の代表5人が伊那市役所を訪れ白鳥市長と黒河内議長に要望書を提出しました。 伊那西部保育園は定員が60人で園児数が半数に満たず平成24年から休園となっています。 休園から5年が経過したことから市では廃園とする方針で3月議会に条例改正案を提出し可決されれば正式に決定となります。 これを受け伊那西地区の住民は調査の結果およそ6割が地区内に保育園が必要だと回答していて存続を求めています。 また宮本和夫ますみヶ丘区長は伊那西小学校近くに新たに保育園を建設してもらいたいとしています。 要望を受け市では休園していた新山保育園の再開を例にあげ、存続するためには地元住民の活動が必要だとしています。 伊那西地区では住民や子どもが増えるような住みよい環境づくりについて考える組織の発足を検討していてその準備を進めていくということです。
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箕輪町で交通死亡事故
箕輪町北小河内の竜東線で1日伊那市の男性が運転する軽トラックが電柱に衝突する事故がありました。 男性は運ばれた諏訪市内の病院で死亡が確認されました。 伊那警察署の発表によりますと死亡したのは伊那市福島の64歳の男性です。 事故は午後0時35分頃発生したもので午後2時35分脳挫傷により死亡が確認されました。 事故の原因については伊那署で調べを進めています。
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南箕輪村人口 去年県内最多の163人増加
長野県は去年平成28年の年間人口増減数を31日発表しました。 自治体別では南箕輪村が最も多く163人の増加となっています。 県の調べによりますと長野県の人口は平成28年の1年間に1万1,389人減少し今年1月1日現在208万4,883人で15年連続の減少となりました。 市町村別で人口が増加したのは1市2町6村、減少したのは18市21町29村でした。 自治体別では南箕輪村の人口増加数が最も多い163人で人口は1万5,276人となっています。 また出生数から死亡数を引いた自然増減は43人の増加でこちらも最も多い数字となっています。 伊那市は413人減少し人口は6万7,810人。 自然増減は331人の減少となっています。 箕輪町は38人減少し人口は2万5,174人。 自然増減は44人の減少となっています。
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熊本地震を教訓に防災対策考える
地震防災講演会が28日に伊那市のいなっせで開かれ、自主防災組織や消防団などが、熊本地震を教訓に地域でできる防災対策について考えました。 講師は、一般社団法人危機管理教育研究所代表の国崎信江さんが務めました。 国崎さんは去年4月の熊本地震の際、益城町の防災アドバイザーとして活動し、避難所の開設や環境改善、住民による自主運営の促進などを支援しました。 住宅の損壊が多かった益城町では多くの住民が避難所にあふれたという事です。 国崎さんは、避難者を減らし地震から命を守るために優先すべき事として「新しい家も含め住宅の耐震化を進めて下さい」と呼びかけていました。 講演会は、県内の市町村で構成する長野県地震対策強化地域連絡協議会上伊那・木曽ブロックが開いたものです。 協議会では防災組織の役割を再確認しこれからの活動につなげていきたいと話していました。
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伊那市の新山地区 移住者支援で県のモデル地区に
移住定住を進めている伊那市の新山地区は、移住者が地域に溶け込みやすい環境づくりを進めている、長野県のモデル地区に認定されました。 25日、県の楽園信州・移住推進室の丹羽克寿室長から、新山定住促進協議会の田畑正敏会長に認定書が手渡されました。 新山地区は県の「移住者の溶け込み支援に積極的に取組むモデル地区」に認定されました。 県内ではほかに、阿智村清内路地区と原村が認定されています。 認定されると県が東京、名古屋、大阪で開催する移住セミナーで優先的に紹介されるほか、県のHPで取り組みが紹介されます。 丹羽室長は「これからは移住者が地域に溶け込める施策が必要となるので、皆さんのノウハウを県内に広めていきたい」と話していました。 また、新山定住促進協議会では、移住を考えている人に向けてのパンフレットを初めて作成しました。 ゆとりのある子育て環境、地域が見守る学校教育、豊かな自然、住民の絆や区の活動の4項目が12ページに渡り掲載されています。 パンフレットは2千部作成されました。視察に来た人に配布するほか、市内の子育て支援センターや市役所、東京の銀座NAGANOに置かれています。
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自殺した消防職員の遺族が提訴
平成26年に自殺した伊那市の消防職員の遺族が今月17日付けで、上伊那広域消防本部を置く上伊那広域連合に約6,700万円の損害賠償を求める訴訟を長野地方裁判所伊那支部におこしました。 訴状によりますと遺族は自殺は上司によるパワーハラスメントが要因だとして慰謝料など約6,700万円の支払いを求めています。 この問題は高遠消防署に勤務していた当時39歳の男性職員の自殺はパワハラが要因だと遺族が訴えているもので地方公務員災害補償基金県支部は公務災害と認定しています。 また上伊那広域消防本部は不適切な指導があったとして職員2人を懲戒処分、別の2人を訓告と厳重注意としています。 遺族は去年、広域連合に慰謝料などを求める催告書を送っていたということです。 訴えについて上伊那広域連合の広瀬一男事務局長は「顧問弁護士に任せているのでコメントは差し控える」としています。
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上伊那広域消防職員意見発表会
上伊那広域消防職員が、日頃の業務の中で感じた消防・防災に関わる意見の発表会が18日、伊那市の上伊那広域消防本部で開かれました。 意見発表会では、消防本部と6つの消防署から7人が発表しました。 このうち、伊那消防署の戸枝大樹さんは、心肺蘇生の講習を受けた人に定期的に復習してもらうためのカードの導入を提案しました。 また、箕輪消防署の岩﨑剛さんは、子どもたちに119番通報の仕方を講習したらどうかと提案しました。 審査の結果、最優秀賞には伊南北消防署の天野努さんが選ばれました。 優秀賞には、伊那消防署の戸枝大樹さんと、箕輪消防署の岩﨑剛さんが選ばれました。 最優秀賞に選ばれた天野さんは、来月佐久市で開かれる県大会に出場することになっています。
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国道361号沿いでのり面崩落 当面の間通行止め
8日午前9時頃、伊那市高遠町の国道361号沿いののり面が崩落し、現場付近が全面通行止めとなりました。復旧のめどはたっておらず、当面の間通行止めになる見通しです。 伊那建設事務所によりますと、8日午前9時頃、国道361号の高遠町と美篶の境付近でのり面が崩落し、道路を直径2メートルから4メートルの岩がふさぎました。上伊那広域消防本部によると、けが人はいないということです。 9日から専門家が現地に入り、原因やさらなる崩落の危険があるかを調査する予定です。 復旧のめどは立っておらず、当面の間国道361号の現場付近が全面通行止めとなる見通しです。
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糸魚川市大規模火災で見舞金
伊那市の白鳥孝市長と市議会の黒河内浩議長は新潟県糸魚川市大規模火災への支援として5日見舞金を届けました。 白鳥市長と黒河内議長は糸魚川市役所で米田徹糸魚川市長と倉又稔糸川市議会議長に見舞金50万円を手渡しました。 両市はジオパークの活動を通じて交流があり糸魚川市長がNPO法人日本ジオパークネットワークの理事長を務め伊那市長が副理事長を務めています。 糸魚川市大規模火災は去年12月22日に発生したもので消防庁によりますと負傷者は16人で、およそ4万平方メートルが焼け144棟に被害が出たということです。 白鳥市長は糸魚川市大規模火災について「糸魚川市民の皆様の強い結束による早期の復興復旧により安心安全な市民生活を一刻も早く回復されますことを願います」とのコメントを出しています。 伊那市では3月31日まで市役所、各支所、市民サービスコーナーで災害義援金を受け付けています。 箕輪町でも役場に募金箱を設置し3月31日まで義援金を受け付けています。 南箕輪村では受け付けは行っていないということです。
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長年にわたり青少年の非行防止などに尽力
長年にわたり青少年の非行防止や健全育成に尽力したとして伊那少年警察ボランティア協会の会員3人が県の特別功労会員賞などを受賞しました。 20日は、受賞した3人が伊那警察署を訪れました。 受章したのは伊那市の唐澤良二さんと同じく伊那市の羽柴正さんです。 2人は長年にわたり、街頭補導活動を行い非行防止に務めました。 伊那市の小林由子さんは、街頭補導活動に尽力したとして県青少年健全育成県民会議会長表彰を受賞しました。 伊那警察署の内川正澄署長は「次世代を担う子どもたちが健やかに育つには地道な活動が大切になります」と感謝していました。
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クイズで特殊詐欺の被害を防止
伊那警察署などは特殊詐欺の被害防止を呼び掛けるクイズを載せたチラシを作製し、15日から啓発活動での使用を始めました。 年金支給日の15日、八十二銀行伊那支店では、伊那警察署の署員や伊那防犯協会連合会のメンバーなどがクイズが書かれたチラシを配り、特殊詐欺の被害防止を呼び掛けました。 伊那警察署によりますと、詐欺被害にあった人の9割が「自分は被害に合わない、詐欺とは無縁だ」と思っていたという事です。 伊那署管内での今年の特殊詐欺被害発生件数は7件、1,009万8,000円で、去年の同じ時期に比べ、1件、560万円減少しているという事です。 水際で被害を防ぐ事ができた事案もあり、金融機関や家族が詐欺に気づき取られるのを防いだ事案は、わかっているだけでも14件、1,200万円分あるという事です。 伊那署では、午前中のお金の電話は詐欺なので留守電にして電話にでない、身に覚えのない請求メールは無視する、コンビニで電子マネーを買ってと言われても応じないなど被害を防ぐポイントをあげています。
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箕輪町で住宅火災
5日の午後10時過ぎ、箕輪町木下で住宅を焼く火事がありました。 この家に住む女性が顔や手などに軽い火傷を負いました。 伊那警察署の発表によりますと火事があったのは、箕輪町木下の荻原岳彦さん宅です。 火はおよそ2時間後に消し止められましたが木造2階建て住宅の2階部分およそ40平方メートルを焼きました。 この家に住む37歳の女性が顔や手などに火傷を負い病院に搬送されましたが軽傷だったということです。 この火事で、国道153号は一部の区間が通行止めとなりました。 伊那警察署では、屋内から火が出たものとみて調べを進めています。
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伊那市で交通死亡事故1件に
11月30日に軽乗用車の単独事故で重傷となっていた80代の男性が今日死亡しました。 伊那市では、今年交通死亡事故はありませんでしたが、この事故により1件となりました。 伊那警察署の発表によりますと、亡くなったのは、伊那市に住む80代の男性です。 先月30日、伊那市西春近で、軽自動車運転中道路わきの電柱に衝突し、脳内出血の重傷となっていましたが、今日死亡しました。 この事故により、伊那市の今年の交通死亡事故が1件となります。 伊那市では、昭和35年以来の年間死亡事故ゼロをめざしていました。 伊那署では、「夕方の交通事故が増加傾向にあるので、車は早めにライトを点灯し、歩行者は夜光反射材を身に着け、事故防止に努めてほしい」と話していました。
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シニア世代が活躍できる社会づくり考える
シニア世代が活躍できる社会づくりについて考える「人生二毛作推進上伊那地域ネットワーク会議」が28日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 会議は高齢者が知識や経験を活かし社会活動や就業など社会参加できる仕組みづくりを進めようと開かれたものです。 長野県長寿社会開発センターのシニア活動推進コーディネーターは高齢者の社会参加について「それぞれに好きなこと、できること、するべきことがある。それらを明確にし継続することが地域の力になる。」と話していました。 会議では就労やボランティア活動など受け入れ側とシニアとのマッチングの支援や体制づくりについての意見が出されていました。 会議は県長寿社会開発センター伊那支部が開いたもので、各地域の社会福祉協議会やシルバー人材センターなど26人が出席しました。 来年1月20日には伊那市のいなっせでシニア世代を求める団体が集まる、地域づくり出会いのひろばを開催することにしています。
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美和ダムの堆砂施設を視察
伊那市長谷の美和ダムに建設中の堆砂施設の運用計画を検討する美和ダム再開発湖内堆砂対策施設モニタリング委員会は環境への影響を抑えるための方策について考えるため14日ダムを視察しました。 委員会は京都大学防災研究所の角哲也教授など6人で構成されています。 14日は美和ダムに建設中の堆砂施設の運用計画などを検討するため三峰川総合開発工事事務所の案内で現地を視察しました。 美和ダム再開発湖内堆砂対策施設はダムの底の土砂を集め、ためておく役割を果たします。 ためた土砂はすでに完成している土砂バイパスでダムの外に流す計画です。 現在ダムにたまっている土砂は計画の範囲内に収まっていて堆砂施設は貯水池としての機能強化を図るためのものです。 委員会では堆砂施設運用による環境への影響などについて検討しその影響を抑えるための方策について考えていくことにしています。
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関東管区内暴力追放功労団体表彰を受賞
伊那市の美篶地区が今月2日に松本市で開かれた暴力追放長野県民大会で関東管区内暴力追放功労団体表彰を受賞しました。 11日は美篶地区区長会長の伊藤久志さんと美篶地区交通安全協会長の黒河内仁さんが伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に受賞の報告をしました。 美篶地区は平成2年に区内で暴力団の抗争がありました。 その際、区民が暴力追放運動を展開し暴力団事務所の立ち退きを成し遂げました。 それ以来毎年、区民運動として「暴力追放・地域安全美篶地区大会」を開催し今年で27回を数えます。 今回の表彰はこうした継続的な区民運動が評価されたものです。 関東管区は関東甲信越の各都県と静岡県で構成されていて全体では16団体が暴力追放功労団体表彰を受賞し県内では美篶地区のみが受賞しています。
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伊那エンジェルス隊が防犯功労団体表彰 受賞
防犯ボランティアのグループ、伊那エンジェルス隊が長年にわたる全国防犯協会連合会の防犯功労団体の表彰を受けました。 表彰を受けた伊那エンジェルス隊隊長の池上千枝子さんが4日伊那警察署を訪れ内川政澄署長に受賞の報告をしました。 また個人表彰として伊那エンジェルス隊の中山良子さんが関東防犯協会連絡協議会から防犯功労者表彰を受けました。 ほかには同じく伊那エンジェルス隊の西村静子さんが防犯栄誉銅章を受賞しました。 表彰はいずれも長年にわたる活動が認められたものです。 伊那エンジェルス隊は平成9年に発足し伊那市、箕輪町、南箕輪村の男女合わせて23人が街頭啓発などの防犯活動を行っています。
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秋の褒章 戸田幸一さん
秋の褒章が発表され伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 5日は、藍綬褒章を受章した伊那市高遠町の保護司、戸田幸一さんの喜びの声です。 伊那市高遠町西高遠の戸田幸一さん、76歳。 22年の保護司としての活動が認められ藍綬褒章を受章しました。 これまで10代から50代の男女10人の社会復帰を支援してきました。 「その人の身になって場合によっては二人三脚で真剣に向かい合ってきた」と話します。 印象に残っているのは大麻取締法違反で保護観察処分となった青年との関わりです。その青年は大麻に詳しい青年でした。戸田さんは資料を観察所から取り寄せ、身体に及ぼす影響を青年に諭したといいます。その青年は「今後はこのような事は決していたしません」と最後の言葉を戸田さんに告げ保護観察を無事に終了しました。 これまでの経験から、薬物依存者の再犯を防ぐための施設の必要性を強く感じているという事です。「刑務所を出所したあと、職業を斡旋し、しばらく面倒をみてくれるような更生保護施設があるといいと思う」と話していました。 戸田さんは11月8日で保護司を退任する事になっていて「後進には、師弟の関係ではなく友達感覚で相談相手になってもらいたい」と話していました。
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秋の叙勲 エリア内から3人が受章
秋の叙勲が3日に発表され伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 信州大学名誉教授の柴田久夫さん。79歳(南箕輪村・瑞宝中綬章) 元上伊那歯科医師会会長の橋場正尚さん。81歳(伊那市・旭日双光章) 元学校医の福島正昭さん。87歳(箕輪町・瑞宝双光章)
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秋の褒章 伊藤君人さん
秋の褒章が2日発表され伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 2日は伊那市御園の表具師で有限会社伊藤盛輪堂の伊藤君人さんの喜びの声です。 「私が仕事なり社会に貢献してきたのかなというとちょっと恥ずかしいくらいで身にあまる受章だと感じています。」 伊藤盛輪堂は創業からおよそ100年続いていて伊藤さんは3代目です。 中学を卒業し定時制高校に通いながら家業を手伝うようになり、この道に入って50年以上となります。 「仕事は50年を過ぎているが納得いく仕事は本当に数えるほどしかない。同じように和紙を使って同じ糊を使ってもあがりがうまくいかなかったりまだまだ仕事は深いので勉強することばかり。」 伊藤さんは表具の仕事について絵や書をひきたてることが役割りだと話します。 「われわれの仕事は本紙といって書なり絵なりを引き立てる役。表具といって 掛け軸があって、ぐるわ(周り)に緞子(織物)をつけるわけですけれどその緞子が目立ってはいけない。表具が勝ってはいけない。あくまでも引き立て役。黒子のような役割ということでそこには気を使います。」 伊藤さんは古くから家に伝わる掛け軸や屏風などを大切にしてもらいたいと話します。 「先祖の持っていたものがあったり破れたりシミだらけになったもの、自分の家にあったものを自分の代で消滅してしまうのではなく、これは家に古くからあったものだから少しここで手を入れて直してまた次の世代に残そうというような気持ちを持ってもらいたいです。」