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認知症予防体操で安全運転を
高齢者を対象にした安全運転支援セミナーが14日伊那市役所で開かれ、認知症予防の体操が行われました。
セミナーでは、東京都のNPO法人高齢者安全運転支援研究会の平塚喜之さんが、認知症予防の体操を紹介しました。
座りながら、指を動かしたりリズムに合わせて左右の腕で違う動きをする体操を紹介し、訪れたおよそ50人が一緒に体を動かしました。
平塚さんは「運転中に周囲を確認するときは、目だけを動かすのではなく首から動かしましょう。肩甲骨の周りを動かすと体温が上がり、代謝が上がって反応がよくなります」と話していました。
セミナーは、高齢者が長く安全に車を運転できるよう、安全安心などに取り組む地方創生に向けた連携協定を結んだ伊那市とあいおいニッセイ同和損害保険㈱のキックオフ事業として初めて開かれました。
伊那市では、来年度以降もセミナーを開催し、自動ブレーキ体験などを行っていきたいとしています。 -
天然の糸寒天づくり
伊那市東春近の小笠原商店で、寒暖の差を利用した寒天づくりが本格的なシーズンを迎えています。
今朝の中央アルプスです。
13日夜に降った雪で、山は雪化粧となりました。
14日の伊那地域は、午前7時22分に0.2度まで気温が下がり、寒い朝となりました。
伊那市東春近の小笠原商店では、12月に入ってから冬の寒さを活かした寒天づくりが本格的なシーズンを迎えています。
夜凍らせた寒天を日中天日干しにして乾かす作業を、10日から2週間ほど繰り返します。
白い部分はまだ凍っている部分で、溶けるまで干し続けます。
大正5年創業の小笠原商店は、県内で唯一、天然の糸寒天を作っているということです。
寒天は、東京や関西を中心に全国の老舗和菓子店に卸していて、ようかんに使われているということです。
小笠原商店の糸寒天づくりは、朝の冷え込みが続く3月頃まで行われます。
商品は、工場でも購入できます。 -
今年の世相反映 変わり雛
南箕輪村神子柴の岩月人形センターで今年の世相を反映した変わり雛5点が展示されています。
メジャーで活躍した大谷翔平選手と全米オープンテニスで優勝した大阪なおみ選手の「Oh!ニッポン半端ないって雛」
高円宮家三女の絢子さまと会社員の守屋慧さんの結婚を祝う「ご慶事雛」
音楽で平成を彩った、安室奈美恵さんと小室哲也さんの「さよなら平成雛」
夏の台風の迷走や記録的な猛暑など異常気象に翻ろうされた「特別警戒の夏雛」
がんの免疫治療法の研究でノーベル賞を受賞した本庶佑さんと妻の滋子さんの「ノーベル賞受賞雛」の5点が展示されています。
変わり雛は東京上野の人形メーカーが昭和21年から毎年製作し今年で74回目の展示となります。
岩月人形センターの先代のオーナーがこの会社で修行した事が縁で変わり雛を展示しています。
島尾和男社長は「かわり雛をみて1年を振り返るきっかけにしてもらいたい」と話していました。
変わり雛は来年の3月3日まで展示されています。
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セブンイレブン伊那笠原店で特殊詐欺防止で感謝状
伊那警察署は特殊詐欺被害を未然に防いだとして伊那市美篶のセブンイレブン伊那笠原店に、13日感謝状を贈りました。
伊那笠原店が詐欺被害防止で表彰されるのは今回で2回目で、伊那署は、「あなたの街のサギ防止優良店」に認定しました。
13日は、伊那警察署の駒村公孝署長が、セブンイレブン伊那笠原店を訪れ、店長の児玉龍亮さん、詐欺を未然に防いだ田中美雪さんらに感謝状と、「あなたの街の詐欺防止優良店」認定証を手渡しました。
田中さんは先月27日に接客中、伊那市に住む50代の女性が30万円相当の電子マネーを購入しようとしました。
不審な点が見られたため、用途を聞いたところ、「ショートメールがきてこのままだと裁判になってしまう」と話す女性をなだめ、警察に通報し、駆けつけた警察官と話して女性は詐欺であることに気づきました。
警察官が駆け付ける間にも、ひっきりなしに女性の携帯電話に着信があったということで、通報した店の電話で警察官が女性を説得していたということです。
また、伊那笠原店は、去年6月にも、特殊詐欺被害を未然に防いでいて、今回「あなたの街の詐欺防止優良店」に認定されました。
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満光寺で松が冬の装い「雪吊り」
伊那市高遠町の満光寺で、松の枝を雪から守る冬の風物詩・雪吊りが行われました。
満光寺の境内では、箕輪町の小池造園が縄を張って枝を守る雪吊りの作業を行っていました。
一目見ると極楽に行けるといわれる極楽の松には3本の支柱を立て守ります。
景観的な美しさとともに、枝を守るための実用性を兼ね備えているということです。
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年末年始を前に消防特別査察
年末年始にかけて買い物客が増える商業施設などの防火対策を確認する消防の特別査察が12日、伊那市内で行われました。
12日は、上伊那広域消防本部と伊那消防署の署員3人が、伊那市美篶のホームセンターコメリハード&グリーン伊那店を訪れ、施設担当者と一緒に店内を見て回りました。
署員らは、消火器が設置されているか、また避難経路がきちんと確保されているかなどを確かめていました。
他には、併設する灯油販売所では、適切に施設管理がされているかを確認しました。
署員は、薄れてしまっていた掲示板にタンクに入っている内容物を明記するよう指導していました。
伊那消防署によりますと、この店では特に問題がなかったということですが、この時期は商品の在庫が増えるため通路に物が置かれ避難の妨げになるケースもあるということです。
コメリハード&グリーン伊那店では「安全で安心な店づくりを継続していきたい」と話していました。
上伊那広域消防本部では、来週までに管内13の商業施設などを対象に査察を行います -
「信濃の国」彫刻作品を寄贈
県歌「信濃の国」制定50周年を記念して南箕輪村の日戸由視さんが信濃の国の歌詞を彫った作品を12日、南箕輪村のこども館に寄贈しました。
縦50センチ横150センチの彫刻作品で、信濃の国の歌詞が6番まで彫られています。
12日は、こども館で除幕式が行われ、南箕輪小学校の学童クラブの児童およそ90人が参加しました。
寄贈したのは南箕輪村北殿の日戸由視さん83歳です。
日戸さんは以前建築の仕事をしていて平成12年から独学で彫刻を始め、仏像作品を多く作ってきたということです。
作品は、一枚のヒノキの板を使って今年4月から製作をはじめ10月に完成しました。
板に歌詞を並べ、文字を彫りその中に金の絵の具を流し込みました。
歌詞の他に、南箕輪村から見える経ヶ岳や南アルプスなども彫られています。
こども館の清水道\直館長は「学童クラブの時間に信濃の国を歌う機会をつくっていきたい」と話していました。
日戸さんが寄贈した信濃の国はこども館の遊戯室前の廊下に飾られることになっています。
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亥カレンダー原画展
伊那市境の漫画家、橋爪まんぷさんが描いた来年の干支「亥」と花札が描かれたカレンダーの原画展が、みはらしの湯で開かれています。
会場には、カレンダーの原画を含む25点が並んでいます。
15年ほど前からみはらしの湯で毎年この時期に展示会を開いていて、干支に関する展示は今年で13年目です。
花札の絵柄と小林一茶の俳句を、来年の干支・亥が眺めたり遊んだりしている様子が描かれています。
橋爪まんぷさんの来年の干支・亥のカレンダーの原画展は、来年1月31日まで伊那市のみはらしの湯で開かれています。
会場では、カレンダーの予約も受け付けています。
卓上カレンダー・・・1つ500円 -
国内初!有機シードル販売
伊那市西箕輪の白鳥農園と日影の西村酒店が連携して作った国内初のオーガニック無添加シードルの販売が、10日から始まりました。
販売するシードルは、さらっとした口当たりで香りのいい「紅玉」、信州のりんご3兄弟にシナノレッドを加えた甘みの強さが特徴の「りんご4種」、味と香りのバランスがいい「フジ」の3種類です。
価格は、375ミリリットル入りのハーフボトルが2,000円(税抜)、750ミリリットル入りのフルボトルが5,000円(税込)です。
10日は、白鳥農園の白鳥昇さんと、西村酒店の西村孝喜さんが商品の説明をしました。
白鳥さんは、化学的に合成された肥料や農薬を使わない有機栽培で、りんごを中心とした果樹を栽培しています。
これが認められ、りんごでは日本で4軒しかない国の有機JAS認証を取得しています。
ハーフボトルは今年5月から扱っていましたが、半年ほど寝かせたことで味に深みが増し泡のキメが細かくなったということで、今回本格的な販売を始めました。
醸造する際、通常は入れる酸化防止剤を使わないということで、自然のままの味を楽しめるということです。
国内初のオーガニック無添加シードルは、ベルシャイン伊那店北側の西村酒店で販売しています。
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緑ヶ丘と敬愛の幼稚園児絵画展
伊那緑ヶ丘幼稚園と緑ヶ丘敬愛幼稚園の園児による絵画展が伊那市のアルプス中央信用金庫本店で開かれています。
会場にはものをじっくり観察して描くことを意識した絵が並んでいます。
3歳児の年少は指に絵の具をつけて花器に生けられた花を描きました。
4歳児の年中はクモの巣を観察し割りばしに絵の具をつけて描きました。
5歳児の年長は葉っぱを描きその葉っぱとコメントを添えて
展示しています。
この展示は14日まで開かれています。 -
荒井区住民がしめ縄づくり
伊那市荒井の荒井区公民館は、しめ縄づくりを楽しむ会を8日いなっせで開きました。
しめ縄づくりを楽しむ会には小中学生5人、大人24人の29人が参加しました。
荒井区公民館では、伝統文化を伝えていこうと、毎年区民で集まってしめ縄づくりをしています。
8日は一般的なサイズのものの他に、小さいサイズの「水神様」と呼ばれる2種類を作りました。
水神様は、昔は井戸に飾られていたということですが、今では水道や洗面所など水を使うところに飾られるということです。
作り方を指導した北原文明さんは、「上手に作るには慣れるのが一番です。毎年自分たちで作ってワラを綯う感覚を覚えましょう」と話していました。
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個人収集のビートルズグッズ展示
箕輪町木下の会社員木下久さんが50年かけて収集したビートルズ関連グッズの展示販売が伊那市西町で開かれています。
メンバー4人の演奏シーンをかたどったフィギュア。
ジョン・レノンの使っていたギターのレプリカ。
ビートルズ関連の書籍はおよそ千冊。
会場には、木下さんが50年かけて収集したコレクションおよそ2000点が展示されています。
ビートルズは、1960年代から70年代初頭にかけて活躍したイギリスのロックバンドです。
木下久さんは、10歳のころ、家に滞在した民俗学者からカセットテープを聞かされたことがきっかけでビートルズにのめりこみます。
以来50年かけてレコードやポスター、フィギュアなどを収集してきました。
コレクションは現在は息子夫婦が暮らす実家の2部屋に置かれていましたが、「片づけてほしい」という話があったこと、また、自身が還暦を迎えたことや、「みのわギネス」に認定されたことをきっかけに今回手放すことを決めました。
展示品はほぼすべて販売されていて、値段は交渉で決めるということです。
木下さんのビートルズコレクション展示販売は16日(日)まで、伊那市西町の草の音で開かれています。
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ふるさと便 発送
箕輪町のリンゴや長いもなどの特産品に、小学生が地域を紹介した手紙などを添えた「ふるさと便」の発送作業が7日JA上伊那箕輪果実選果場で行われました。
N「ふるさと便」は、地域の特産品を、子ども達のメッセージとともに県内外に発信してもらおうと、箕輪町観光協会が行っているもので、30年以上つづいています。
7日は観光協会の職員がメッセージの箱詰め作業にあたりました。
注文数は毎年増えていて、今年はリンゴ5キロ入りが161箱、10キロ入りが80箱、長いも5キロ入りが101箱の注文があったということです。
注文のほとんどが町内の人で、県外にいる家族や友人にお歳暮として送っている人が多いということです。
町観光協会では「子ども達のメッセージとともに、箕輪の味を楽しんでもらいたい」と話していました。
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サン工業年末コンサート
伊那市西箕輪の金属メッキ加工を行うサン工業株式会社は、プロのミュージシャンを招いたコンサートを8日、高遠町の信州高遠美術館で開きました。
コンサートでは、県内を拠点に活動しているピアノ、サクソフォン、ビブラフォンの演奏者3人が、ジャズやクリスマスソングなど13曲を披露しました。
サン工業では、月に1回全社員を対象に勉強会を行っていて、年末コンサートは15年前から開かれています。
会場には社員や一般などおよそ150人が訪れした。 -
下小沢あかりの会が懇親会
伊那市下小沢の高齢者で作る下小沢あかりの会は、すいとんを作って楽しむ会を、6日、小沢地域交流センターで開き親睦を深めました。
センターの調理室では、大きな鍋ですいとんを作っていました。
他にも参加者が協力しながら巻きずしを作っていました。
下小沢あかりの会では、毎年、春とこの季節に、料理を作って味わう親睦会を開いています。
料理は、その年によって変わり、今年はすいとんを作ることにしました。
手際よく料理が完成し、参加者が味わっていました。
下小沢あかりの会では、この親睦会のほか、地区の伝統行事や、花壇の整備・年1回の旅行などで交流を深めているということです。
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八十二高遠支店に感謝状
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、伊那市高遠町の八十二銀行高遠支店に5日、伊那警察署から感謝状が贈られました。
この日は、伊那警察署の駒村公孝署長が八十二銀行高遠支店を訪れ、日戸淳支店長に感謝状を手渡しました。
11月15日、伊那市に住む70代の女性が高遠支店を訪れ、「100万円を振り込みたい」と窓口に申し出ました。
対応した職員の平澤綾さんが話を聞いたところ、女性は「息子が不倫をして示談金を支払うことになったので振り込まなければいけない」と、すぐにでもお金を振り込みたい様子だったということです。
平澤さんは、金額が大きいことや女性の様子から特殊詐欺を疑い、課長の上島敏実さんと女性を説得しました。
上島課長は直接犯人と電話をし、怪しい点がいくつかあると女性に話しましたが、女性は詐欺だと気づかなかったということです。
その後、駆け付けた警察官が説得を続けたところ、女性は詐欺に気づいたということです。
伊那署では「少しでも怪しいと思ったら詐欺を疑い、家族や知人にまず相談してほしい」と話していました。
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宮脇さん90歳記念個展 開催
伊那市下新田の宮脇智明さんの90歳の卒寿を記念した個展が南箕輪村南原のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
昭和3年生まれの宮脇さんは今月12日に誕生日を迎え満90歳となります。
個展はこれを記念して開かれていて、これまで制作してきた木彫や絵画、絵手紙など70点あまりが展示されています。
60代の時に医者の勧めで木彫を始め、その後、絵画や絵手紙へと趣味を広げていきました。
日課は、朝5時に起床し朝食までの間、木を彫ったり、絵を描いたりしていると言う事です。
宮脇さんの卒寿記念展は28日まで南箕輪村南原のなごみの樹で開かれています。
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せんべいで詐欺被害防止へ
特殊詐欺被害防止に一役かおうと、伊那市に本店があるアルプス中央信用金庫は、14日の年金支給日に被害防止を呼び掛けるせんべいを配布します。
年金受給者を対象に窓口で配布するその名も「振り込みませんべい」です。
特殊詐欺被害防止に関心をもってもらおうと、被害防止のメッセージがせんべいに印刷されていて1800個を作りました。
アルプス中央信用金庫では、年金支給日にこれまで、菓子や粗品をプレゼントしていましたが、今回は、伊那警察署とタイアップして初めて配布します
アルプス中央信用金庫では、これまでも特殊詐欺被害を防止するための取り組みを行っています。
すべての支店のATMの画面に、振り込め詐欺防止を呼び掛けるメッセージが出るようになっています。
また、携帯電話の通話や操作をしたりしてATMを使用すると
店内で警告音が鳴るシステムも導入しています。
今年は、南箕輪支店と赤穂東支店で、詐欺被害を未然に防いだとして警察から感謝状が贈られています。
振り込みませんべいは、14日と17日の2日間すべての支店の窓口で配布されることになっています。
伊那警察署管内では今年1月から昨日までに5件1525万円の特殊詐欺被害が発生しています。
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信大のりんごジュース販売
南箕輪村の信州大学農学部の学生が実習で栽培したりんごを使ったジュースが完成し、5日から販売が始まりました。
りんごジュースは、植物資源科学コース・動物資源生命科学コースの2年生が実習の一環で栽培した「ふじ」を使って毎年作られています。
学生たちが摘花などの手入れから収穫までの作業を行いました。
今年は、夏の暑さで日焼けしたり台風の影響で落下や傷がつくなどの被害があったということです。
糖度が高く中身が完熟したものを学生が選別しジュースにしたということです。
信大農学部では「災難を乗り越えた貴重なりんごジュースが出来たので多くの人たちに味わってもらいたい」と話していました。
りんごジュースは、1リットル入りが450円、250ミリリットル入りが200円で、信大農学部の生産品販売所で購入することができます。
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南部小学校しめ飾りづくり
南箕輪村の南部小学校の全校児童は4日、正月用のしめ飾りを地域住民や保護者と一緒につくりました。
この日は、学校でボランティア活動を行う「ふくろうの会」のメンバー30人が学校を訪れ、児童たちにしめ飾りの作り方を教えました。
南部小学校では20年以上前から毎年、正月用のしめ飾りづくりを全校で行っています。
使ったワラは、5年生が米作りで育てたもので、地区ごと教室に分かれて親子で作りました。
しめ飾りは、各家庭の玄関に飾るということです。
南部小学校では「保護者も積極的に参加することで世代を超えて作り方を覚えられる。地域の人と触れ合いながら伝統文化の継承を大切にしていきたい」と話していました。 -
上伊那が舞台の映画 来年9月上映へ
伊那市出身のタレント成美さんらでつくる信州フィルムパートナーズは、上伊那8市町村を舞台にしたふるさとシネマの上映を、来年9月に行います。
3日は、映画についての記者会見が開かれ、成美さんの他監督・脚本を手掛ける岡本英郎さんが概要を説明しました。
映画のタイトルは「霊犬戦士ハヤタロー」で、駒ヶ根市の光前寺をはじめ高遠城址公園やもみじ湖、大芝高原など上伊那8市町村で撮影を行います。
主人公は、JA上伊那の伝説保存課に勤めることになった女性です。その女性の周りで、700年前に霊犬早太郎が封印した妖怪が甦るというものです。
岡本さんは、ゴジラやモスラ、ウルトラマンなどのデザイナーとして活躍していて、特撮ものを得意としています。
キャストは現在調整中で、エキストラについては今月中に一般オーディションを行います。
成美さんら信州フィルムパートナーズは、地元の企業などから資金調達などを行っていて協力を呼び掛けています。
その他、地元で活躍する歌手の湯澤かよこさんとふかせひとひろさんが手がけた歌を、地元の子ども達でつくる「早太郎合唱団」が歌います。
撮影は一部始まっていますが、来年4月から本格的に行います。
上映は9月を予定していて、全国各地で上映するという事です。 -
年末交通安全運動はじまる
31日までの年末交通安全運動に合わせて、伊那警察署などは開始式を3日、伊那市役所で行いました。
3日は、雨のため庁舎内で出発式のみを行いました。
子どもと高齢者の交通事故防止を運動の基本に、夕暮れ時と夜間の交通事故防止と飲酒運転の根絶を重点としています。
伊那署管内では、人身事故は去年の同じ時期に比べて58件少ない238件、死者は同数の5人となっています。
伊那市では、人身事故、けが人ともに減少していますが、死者は3人と2人多くなっています。
この死亡事故では、若者や中高年が亡くなっています。
年末交通安全運動は31日月曜日まで行われます。 -
天神山古墳からの出土品を市に寄贈
119年前に発見された伊那市美篶笠原の天神山古墳の出土品が、創造館に3日に寄贈されました。
3日は、長年出土品を管理してきた吉祥寺の前住職坂田徹恩さんと櫻井準笠原区長が創造館を訪れ、出土品を寄贈しました。
寄贈されたのは、119年前の明治32年に見つかったものです。
金環と呼ばれる金箔が施されていた耳飾りや勾玉、鉄の刀、古墳時代から平安時代まで生産されていた須恵器と呼ばれる土器など、分かっているだけで24点です。
天神山古墳があるのは、笠原の信号機から南東に400メートル進んだ場所です。
明治32年に、笠原村の住民が巨大な1枚岩を石垣にしようとこの場所を掘ったところ、それが石棺の蓋だったため、中にある人骨や出土品を発見することとなりました。
昭和27年には、当時の美篶村が村史の作成のため再発掘し、新たに勾玉などがでてきました。
これまで、古墳の近くにある吉祥寺が誰でも見学できるようにガラスケースに入れて管理していましたが、より多くの人に見てもらおうと所有者である区と相談し、寄贈されることになりました。
創造館の濵慎一学芸員は、98年前に撮影された写真と見比べ「出土品が当時と同じ状態で残っているのは大変珍しい。土器の形から6世紀後半から7世紀始めのものの可能性が高い」と話していました。
創造館では、来年2月にこれらの出土品を展示した特別展を開く予定です。
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伊那マジッククラブ 恒例のショー
南信地域の奇術愛好家でつくる伊那マジッククラブのマジックショーが、25日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
マジックショーは、会員の1年間の練習の成果を披露する場として毎年この時期に開かれていて、今年で45回を数えます。
25日は、会員14人それぞれが得意としている手品を披露しました。
筒から傘や杖を次々と出すものや水と砂を使ったものなど様々です。
このうち山口まゆみさんの「異次元の世界へようこそ」では、箱に入った女性と外にいた女性が一瞬にして入れ替わり、会場からは驚きの声があがっていました。
伊那マジッククラブでは、月に2回練習をしていて、「大きなステージで披露できることを励みに、会員一丸となって続けていきたい」と話していました。 -
箕輪中学校古田人形部 40周年
箕輪町の箕輪中学校の古田人形部は今年発足40周年を迎えました。
40周年を記念した古田人形芝居定期公演が町文化センターで1日、行われました。
箕輪中学校古田人形部は、昭和54年にクラブ活動として始まりました。
現在の古田人形芝居保存会のメンバーの多くは、このクラブの経験者です。
現在は、部として活動していて3年生8人、2年生1人、1年生9人の合わせて18人が所属しています。
定期公演では、目の見えない娘と武士の切ない恋物語を描いた「生写朝顔話 宿屋の段」を披露しました。
途中、琴を弾くシーンでは、生徒が三味線に合わせて娘の手を器用に操り動かしていました。
会場には、満員となる480人が訪れ人形浄瑠璃に見入っていました。
古田人形芝居保存会の柴登巳夫会長は、「今年を新たなスタートの年にし、箕輪中学校古田人形部の今後の活動に期待したい」と話していました。
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ザザムシ漁が解禁
伊那市の天竜川では、伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が1日、解禁となりました。
伊那市の殿島橋下流でザザムシ漁をしているのは伊那市中央の中村昭彦さんです。
35年近くザザムシ漁を行っていて、その昔親せきの漁を手伝ったのがきっかけで始めたということです。
解禁日の初日の1日は、午前10時頃からザザムシがいる浅瀬で漁をしていました。
くわで石を掘り返し足を使って石の裏側についているザザムシを四手網と呼ばれる網に流し入れます。
10分ほどするとザザムシと呼ばれるトビケラやヘビトンボの幼虫が捕れていました。
冬場のタンパク源として食べられてきた伝統食で、醤油と砂糖、みりんで煮込み佃煮にして食べます。
これから水温が下がってくると脂がのってさらに美味しくなるということです。
中村さんは、捕ったザザムシを佃煮にして家族や友人などと味わうということです。
漁には虫踏み許可証が必要となります。
ザザムシ漁は来年2月末まで上伊那の天竜川で行われます。
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クマから身を守る方法学ぶ
クマから自分の身を守る方法などを学ぶ学習会が28日、伊那市の伊那西小学校で開かれました。
学習会ではクマのヌイグルミが登場しました。
児童たちはクマに襲われたときどのように身を守ればよいかを学びました。
学習会は学校近くに熊が出没することがある伊那西小学校が児童にその対応を身につけてもらおうと開かれたものです。
また同じく学校近くで昨年度、目撃情報があった高遠北小学校の児童もICT機器を使って学習会に参加しました。
講師を務めたのは信州大学農学部の瀧井暁子助教とゼミの学生です。
学習会ではクマのフンが用意され講師を務めた学生は「観察すると何を食べているかが分かります。」と話していました。
またクマの毛皮のほか頭の骨が並べられ児童たちが興味深げに触れていました。
瀧井助教は「クマに出会ってしまったときは、物を投げたり、大声で叫んだりせず、ゆっくり離れてください。」とアドバイスしていました。
また襲われてしまったときは「うつぶせになり首やお腹を守ってください。」と話していました。
伊那西小学校では2年に1度クマに関する学習会を開き児童の
安全意識を高めています。
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南福地ふれあいの集い
伊那市富県の南福地の住民は昔ながらの地域の味を子ども達に伝えていこうと「ふれあいの集い」を開き五平餅とそばを作って交流しました。
五平餅は味噌とゴマの2種類のタレを作り炭火で焼きました。
そばは地域の高齢者が講師となり子ども達が一緒に作りました。
南福地地域社会福祉協議会は、昔ながらのふるさとの味を子ども達に伝えていこうと毎年この時期にふれあいの集いと題した交流会を開いています。
米やそば粉は地元で採れたものを使っています。
区民50人ほどが公民会に集まり、出来立ての料理を味わいました。
南福地社協では「高齢者の生きがいにもなり、孫の世代にとっては地域の事を知る機会にもなっている。世代を超えた交流を大切にしていきたい」と話していました。
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倒木で村道4時間通行止め
30日南箕輪村神子柴の村道で倒木があり、現場付近は午前6時から4時間以上にわたり通行止めとなりました。
倒木が発生したのは、南箕輪村神子柴の村道7号です。
倒れたのは直径50センチのマツで枯れた事が原因だとみられ、この林は私有林だという事です。
午前7時30分頃から撤去作業が始まり午前10時30分に通行止めは解除されました。
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新ナンバープレート交付
箕輪町は、原付バイクなどのオリジナルナンバープレートの交付を、29日から開始しました。
新しいデザインは、もみじのイラストがプレート全体に描かれたものです。
白色が50cc以下の原付バイクなど、緑色がトラクターなどの農業機械となっています。
午前8時30分の交付開始時刻になると、新しいナンバープレートを希望する人が手続きをしていました。
1番に交付を受けたのは、箕輪町木下の春日弘行さん、節子さん夫妻です。
自宅の原付バイク2台とトラクターやコンバインの農業機械2台分を受け取りました。
オリジナルナンバープレートは、町の魅力を広く発信し愛着を深めてもらおうと導入されました。
枚数は、白色が200枚、緑色が100枚となっていて、交付費用は無料です。
箕輪町役場総合窓口で交付しています。