-
天竜川の水生生物調査 パネル展示
去年の夏に行われた天竜川の生き物調査の結果などの展示会が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 会場には、調査の様子や結果が掲載された9枚のパネルが設置されています。 この展示会は、天竜川上流河川事務所が、今回初めて開きました。 水生生物調査は、去年7月下旬から8月にかけて天竜川の12か所で行われ517人が参加しました。 参加者からの水生生物を描いた絵ハガキの応募もあり、会場に展示されています。 調査の結果、天竜川は、平成7年から連続してきれいな水であることがわかりました。 また、長野県の絶滅危惧種に指定されている「ツツザキヤマジノギク」も紹介されています。 花弁が筒状になっているのが特徴で、全国で、松川町と中川村の天竜川の河原にしか存在していない貴重な植物だということです。 この展示会は、27日(月)まで、伊那市のベルシャイン伊那店1階で開かれています。
-
西光寺 延命地蔵尊例祭
箕輪町沢の西光寺で、延命長寿や安産にご利益があるとされる「延命地蔵尊」の例祭が、20日に行われました。 延命地蔵尊は、今からおよそ260年前に高遠町の石工、向山重左衛門が作ったもので、箕輪町の有形文化財に指定されています。 延命長寿をはじめ、安産や病気平癒、五穀豊穣などあらゆる福徳が得られるとされています。 例祭では法要が営まれ、仏教会のメンバーが御詠歌を奉納しました。 西光寺の竹花祐栄住職は「お地蔵様は庶民の悩みを救うためにあります。これからも町の宝として守っていきましょう」と話していました。
-
駅前に水飲み場リニューアル
JR伊那市駅前にある水飲み場のリニューアル工事が完了し22日お披露目されました。 駅前には白鳥孝伊那市長やJRの職員、竜西保育園の園児らが集まり除幕式が行われました。 水飲み場のリニューアルは伊那市のおいしい水をPRしようと行われたもので、総事業費は130万円あまりとなっています。 新しい水飲み場には「二つのアルプスの恵み おいしイ~ナの水」というキャッチフレーズと伊那市のイメージキャクラクターイ~ナちゃんのステッカーが貼られています。 伊那市ではキャッチフレーズとイメージキャラクターを水道の検針票にも印刷するなどおいしい水のPRに務めていて利用促進につなげていきたいとしています。
-
園児にコサージュプレゼント
伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里の利用者は、手作りしたコサージュを高遠保育園の園児に、21日、プレゼントしました。 コサージュは、毛糸などを使って作ったもので、毎年卒園する園児にプレゼントしています。 21日は、利用者が保育園を訪れ、卒園する36人の園児ひとりひとりに手渡しました。 高遠保育園の卒園式は27日に行われることになっています。
-
地蜂愛好家が女王蜂を配布
伊那市福島の地蜂愛好家、小木曽大吉さんが人工越冬させた女王蜂の配布が、20日に行われました。 この日は、中南信地域の地蜂愛好家4人が小木曽さん宅に集まり、女王蜂の配布が行われました。 女王蜂は、小木曽さんが去年の夏に県外で捕まえて越冬させたものです。 落ち葉を入れた木箱に蜂を入れ、野菜の葉で湿度を計算しながらおよそ3,000匹を越冬させました。 集まった地蜂愛好家は、箱から女王蜂を取り出していました。 小木曽さんによりますと、自然界の蜂より、人の手で越冬さえた蜂の方が生き残る確率が高くなり、巣も近くで見つけやすいということです。 今月いっぱいはそれぞれが保管し4月に放す予定で、女王蜂は5月頃から巣を作り始めるということです。 その後、6月から7月にかけて蜂追いを行う予定です。
-
長野高専の学生 西天の円筒分水工調査結果を報告
西天竜幹線水路の円筒分水工の測量調査を行った長野市の長野工業高等専門学校の3年生は、21日箕輪町の白鳥政徳町長に調査結果を報告しました。 この日は、長野高専3年の鶴田尚吾さんと柳沢吉保教授が町役場を訪れ、調査結果をまとめた報告書を白鳥町長らに手渡しました。 長野高専環境都市工学科の3年生は去年11月、西天竜幹線水路の円筒分水工の測量調査を行いました。 土木遺産として価値があり、長野県の農業と深く関係している点に着眼しました。 円筒分水工は、流れてきた水が中央部分から吹き出し、縁から放射状に流れる仕組みになっていて、およそ25キロの幹線沿いに30個あります。 今回は、箕輪町内にある6つを調査しました。 構造を細かく調べたり水の量を計るなどしてデータ化し、報告書にまとめました。 白鳥町長は「農業と関わりのあるものに目を向けていただきありがたい」と感謝していました。 報告書は、200部つくられ、上伊那の各図書館に寄付されます。
-
箕輪町子育て支援アプリ「みのむし」お披露目
箕輪町は、子育てに関する情報がわかる子育て支援アプリ「みのむし」を制作し、18日お披露目されました。 箕輪町の子育て支援アプリ「みのむし」です。 予防接種の日程がわかるほか、スケジュール管理や、町の子育て情報を見ることができます。 若い母親に町の子育て情報を発信していこうとアプリを制作しました。 18日は見本の機器が用意され、訪れた人たちが職員から話を聞いたりアプリを試していました。 アプリは27日に公開予定で、無料でダウンロードすることができます。 箕輪町は、女性活躍の機運を高めていこうと、今日、輝く女性フェスティバルin箕輪を町文化センターで初めて開き、アプリのお披露目のほか、マッサージや工作など、女性や親子連れが楽しめる催しが行われました。 ほかに人気お笑いタレントのライブやパネルディスカッションなども行われ、訪れた人でにぎわいました。
-
重度身体障がい者グループホームまゆっこ完成
伊那市西箕輪大萱に重度身体障がい者が入居するグループホーム「まゆっこ」が完成し17日内覧会が開かれました。 「まゆっこ」は重度身体障がい者とその家族でつくるNPO法人パンセの会が民家を買い取り改修したもので総事業費は約3,500万円です。 ダイニングのほかに5部屋ありショートステイを受け入れるスペースもあります。 造りはバリアフリーとなっていて車イスでもスムーズに動けるようになっています。 また風呂場には介助の負担が軽減されるようにリフトがついています。 パンセの会では重度の障がいをかかえていても地域住民の1人という自覚をもち暮らしていこうと10年ほど前からグループホームでの生活を計画していました。 パンセの会理事長の唐澤浩さんは「グループホームまゆっこという名の通り繭のようにさまざまなつながりの糸を紡ぎ、絆を結ぶ拠点にしていきたいです。」と話していました。 まゆっこには4月から5人が入居し新たな生活を始めるということです。
-
伊那弥生ケ丘高校 全国大会出場・熊本被災地支援報告
少林寺拳法で全国大会に出場する生徒の激励会が、16日伊那市の伊那弥生ケ丘高校で行われました。 少林寺拳法で全国大会に出場するのは、伊那弥生ケ丘高校2年の小林愛海さんです。 大会には、単独演武で出場します。 高校ではインターハイに出場し、中学校3年の時には全国でベスト16に入るなどの成績を残しています。 小林さんは「入賞できるように頑張りたいです」と話していました。 小林さんが出場する全国大会は、24日から香川県で開かれます。
-
最も美しい村連合 加盟地域の作品や写真展示
「日本で最も美しい村連合」に加盟している、伊那市高遠町、大鹿村、中川村の魅力を紹介した展示が、かんてんぱぱホールで行われています。 会場には、3地域を紹介した作品や写真およそ150点が並んでいます。 一昨年10月から加盟した高遠町は、今回初めて本格的に出展しています。 江戸時代後期に活躍した高遠石工、守屋貞治の作品や、集落の道祖神などを写真で見ることができます。 石仏は、高遠町が加盟する時に「ブランドとして価値をもち各地区で大切にされている」と評価されました。 主催者を代表し大鹿村は「地域の魅力を知ってもらい実際に足を運んでもらうきっかけにしてもらいたい」と話していました。 展示会は、21日(火)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
-
長谷小学校の6年生が歌舞伎の朗読劇を披露
地域の歴史について学習してきた伊那市の長谷小学校の6年生は、伝統芸能「中尾歌舞伎」の朗読劇を14日、発表しました。 長谷小学校の6年生16人は、総合学習の一環で、地域に伝わる伝統芸能「中尾歌舞伎」について学習してきました。 児童は、去年の秋季公演を見たり、中尾歌舞伎保存会のメンバーから話を聞いた他、体験学習などを行ってきました。 学習してきたことを発表出来ないかと考え、平成24年の春季公演で中尾歌舞伎保存会が初めて披露した「三六災害半世紀」の朗読劇に取り組むことにしました。 保存会のオリジナル演目で、昭和36年に伊那谷に甚大な被害をもたらした36災害を題材にした演目です。 児童たちは、台本を借りて2月から練習を重ねてきました。 幕末の農村を舞台に、長雨による土砂災害で妹を亡くした兄が10年後に再び同じような土石流から村や家族を守るというものです。 保存会が、会員数の減少や後継者不足などにより当面の間、活動休止することを聞いた児童たちは、一層練習に力が入ったということです。 児童たちは、中尾歌舞伎保存会が演じている写真を映しながら、読み上げていました。 集まった全校児童の前でおよそ20分間披露しました。
-
伊那食品と松本山雅がコラボ
伊那市の伊那食品工業株式会社とサッカーJ2の松本山雅FCは、粉末清涼飲料「スポーツドリンクの素UP!」を共同開発しました。 伊那食品工業は松本山雅のスポンサーになっています。 選手やチームスタッフの要望を取り入れ、2年間かけて開発しました。 寒天からつくられた独自成分「アガロオリゴ糖」と運動で失われがちなミネラルを配合した粉末清涼飲料です。 選手たちにアンケートを取り、10種類ほどの味の中から好評だったアセロラ味を採用しました。 山雅の選手たちは、練習や公式戦で飲んでいるということです。 水に溶かして飲むだけで、甘さ控えめのスポーツドリンクになっています。 一般のスポーツドリンクよりも塩分濃度が高くなっているためサッカーやマラソンなど長時間にわたって運動するときに適しているということです。 価格は、5袋入りで税込702円で、伊那食品工業のショップやスーパーなどで販売しています。
-
坂本勇さん 様々な技法で描く作品展
伊那市美篶の画家、坂本勇さんの油彩画やパステル画などが並ぶ作品展が、南箕輪村南原の喫茶店で開かれています。 会場には、油彩画やパステル画、絵手紙などおよそ40点が並んでいます。 坂本さんは、自宅のアトリエで作品を描きながら、絵手紙を中心に上伊那で教室を開いていて、およそ180人を指導しています。 今回の展示では旅先で見た風景画のほか、炭を使った絵手紙など、様々な作品が並びます。 坂本さんは「旅先では人やものとの出会いを大切にしています。そこで感じた感動を絵に表現しています。」と話していました。 坂本勇さんの作品展は、31日(金)まで、南箕輪村南原のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
-
みなみみのわフォトグランプリ 最高賞決まる
南箕輪村観光協会が募集した今年度のフォトグランプリの最優秀賞に、箕輪町の白鳥資重さんの作品が選ばれました。 最高賞の最優秀賞に選ばれた白鳥さんの作品「昇天(送り万灯)」です。 お盆に田畑で行われた送りまんどを撮影したもので「暗闇に浮かぶ火の輪に迫力ある」と評価されました。 今年度は、村内外の31人から93点の応募がありました。 作品は、観光ポスターやパンフレットに活用されることになっています。 表彰式は、15日水曜日に行われます。
-
伊那市西町で梅の花が見ごろ
伊那市西町で梅の花が見ごろを迎えようとしています。 13日の伊那地域の最高気温は、3月下旬並みの13度でした。 長野地方気象台によりますと、向う1週間は晴れる日が多いということですが、寒気が抜けていないため週末までは気温があがらないとみています。
-
新宿のタカトオコヒガンザクラ開花
伊那市の友好提携都市新宿区に去年12月に植樹したタカトオコヒガンザクラが開花しました。 伊那市によりますと桜は、今月4日に開花したということです。 去年12月に新宿駅東南口広場のリニューアルを記念して伊那市がタカトオコヒガンザクラ2本を寄贈したものです。 開花した桜の近くにある新宿観光案内所では高遠の桜のポスターやチラシが貼られている他、映像が流れています。 桜守の西村一樹さんは、「桜は来週中には見ごろを迎えそうだ」と話しています。
-
古い布を使った作品の販売会
着物などの古い布を使った作品の展示販売会が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、洋服やバッグなどおよそ1000点が展示販売されています。 出展しているのは、伊那市や塩尻、諏訪などに住む主婦17人です。 作品の展示販売会は14日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
-
井月没後130年の節目 墓前で足跡偲ぶ
漂泊の俳人井上井月の命日で没後130年にあたる10日、井上井月顕彰会会員がその足跡を偲び墓参りをしました。 伊那市美篶末広にある井月の墓に会員7人が集まりました。 井月は幕末に伊那谷に現れ約30年にわたり俳句を作りながら放浪生活を送りました。 明治20年1887年に亡くなり当時井月を慕っていた人たちがこの場所に墓を建てました。 顕彰会はその生き様や残した句を伝えようと発足した団体で映画の制作や俳句大会などを開いています。 今年は没後130年の節目にあたり墓参りでは足跡を偲びそれぞれがゆかりの品を墓前に供えていました。 井上井月顕彰会では年内中に井月が残した俳句を集めた最新の全集を出版する計画でその足跡を後世に伝えていくとしています。
-
福島からの果樹農家・佐藤さん6年目の春へ
東日本大震災からまもなく6年となります。福島から伊那市に自主避難した果樹農家・佐藤浩信さんも、伊那で6年目の春を迎えようとしています。 佐藤さんは、9日、西箕輪の畑で三男の孝樹(こうき)さんとともに、桃の剪定作業を行っていました。 剪定は、果樹栽培の肝ともいえる作業です。 福島第一原発事故直後に、移住先の伊那で植えた桃は6年目を迎えようとしています。 福島から持ってきて植えた黄金桃という品種の桃は50本ありましたが、このほど、すべて切りました。 病気に弱いことと、ほかの品種の桃と時期が重なり、出荷しきれないことから、ゼロからほかの品種に植え替えることを決断しました。 避難してきた当時、植える桃の出荷時期にまで、考えが至らなかったと振り返ります。 佐藤さんは、原発事故があるまでは、高級百貨店で販売する果物を扱ってきました。しかし、風評被害で取引は激減しました。あれから6年。試行錯誤の毎日が続いています。 佐藤さん一家が、伊那で管理する果樹園は、現在3.2ヘクタールほどになります。 福島とのつながりを保ったまま伊那で何ができるのか、佐藤さんはもがき続けています。
-
県水墨画協会 南信地区会員展示会
長野県水墨画協会の南信地区会員による展示会が、9日木曜日から、伊那市の伊那文化会館で始まります。 6日は、役員およそ10人が9日から始まる展示会に向けて準備をしました。 山水画や花鳥画など、86人の会員が1人1点展示しています。 作品には賞が付けられていて、最高賞の優秀賞10点のうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、箕輪町の井内俊子さんの作品と、有賀妙子さんの作品が選ばれています。 武井寿々子南信支部長は、「ここ2、3年で人物や抽象画などの現代要素を取り入れた作品が増えてきた。多種多様な作品を見てほしい」と多くの来場を呼び掛けています。 展示会は、9日から12日の日程で行われる県芸術文化総合フェスティバルの一環で開かれるものです。
-
針に感謝を込めて 針供養
裁縫の仕事に携わった人たちがその道具の縫い針に感謝する針供養が8日、伊那市の常円寺で行われました。 常円寺境内にある針塚にはこれまでに供養された針が納められています。 針供養は上伊那和裁連盟と日本和裁士会上伊那地区が昭和40年から行っているものでおよそ20人が出席しました。 献燈献花に続いて参加者が折れた縫い針をこんにゃくに刺し、供養していました。 針供養はかつて事始めの2月8日に針仕事の上達を願い行われ150人ほどが集まっていたということです。 常円寺の角田泰隆住職は「縫い針は金属であり命も心もないが針に対し畏敬の念と謙虚な思いを持つことが大切です。」と話していました。 福澤幸子会長は「昔は針1本で子どもを学校に通わせ、生計をたてていました。この供養は続けていかなければなりません。」と話していました。
-
森林税間伐 来年度は433ha要望
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は、来年度の里山の間伐面積を今年度の2倍となる433ヘクタールとする要望をしました。 これは8日伊那合同庁舎で開かれた会議で報告されました。 来年度上伊那の間伐面積の要望は今年度の232ヘクタールのおよそ2倍となる433ヘクタールとなっています。 間伐について来年度からは、これまで5ヘクタール以上の面積が必要でしたが、1ヘクタールからも補助をしていく計画が示されました。 報告によりますと、今年度の上伊那の民有林の間伐見込み面積は232ヘクタールで、県内2500ヘクタールの計画のうち上伊那が占める割合は9・3%でした。 委員からは「次の世代へ繋げる造林分野にも森林税を活用するべきだ」「森林整備が進んでいる事を多くの人にわかるような仕組みが必要だ」などの意見が出されていました。
-
熱気球で高遠の桜を
天下第一の桜高遠城址公園の桜を上空から見てもらおうと、今年のさくら祭りでは、熱気球体験が行われます。 これは高遠町総合福祉センターやますそで7日開かれたさくら祭り対策会議で報告されたものです。 熱気球体験は、10mから20mの間で搭乗時間はおよそ5分です。 料金は12歳以上が2400円6歳から11歳が1800円、5歳以下は500円となっています。 期間は4月5日から7日、10日から14日で乗り降りは高遠城址公園グラウンドです。 食事では、ローメンやソースかつ丼など伊那の名物に加え、そばガレットも出店します。 伊那市では、イベントなどを県内外に周知し誘客に力を入れていきたいとしています。
-
写真同好五人会 10周年記念写真展
伊那市と駒ヶ根市の写真愛好家でつくる「写真同好五人会」の10周年記念写真展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、会員5人の作品25点が並んでいます。 会は、10年前まで伊那市内で開かれていた写真教室に通っていた生徒が教室が終わっても活動を続けようと発足し、今年で10周年を迎えました。 県内を中心にそれぞれがテーマを決めて撮影していて、年に2,3回は全員で撮影旅行に出かけているということです。 伊那市中央の宮下文男さんの作品は、安曇野市でコハクチョウを撮影したもので、一度に8羽の姿をとらえた珍しい写真だということです。 代表の赤羽信一さんは「それぞれの個性が感じられる展示になっています。10周年を迎えてさらに会員同士の力量を高めていきたいです」と話していました。 写真同好五人会の10周年記念写真展は、13日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
-
箕輪町地域おこし協力隊 3人が卒業
箕輪町の地域おこし協力隊の報告会が5日文化センターで開かれました。 4人の隊員のうち3人が今月で任期を終えます。 3年の任期を終えるのは東京都出身の橋本浩基さん、千葉県出身の廣瀬桃子さん、千葉県出身の関口悠子さんの3人です。 橋本さんはかやの山荘の運営サポートや町内の自然や生き物について学んでもらうイベントの開催に取り組んできました。 廣瀬さんは、農産物加工所を拠点に農産物のPRや販路拡大に向け物産展などへ参加しました。 関口さんは、移住定住促進に向け希望者の相談や情報発信などを行なってきました。 任期終了後も3人は箕輪町に住み、橋本さんは任意団体を立ち上げ環境に関するイベントの開催、廣瀬さんは伊那市の保育園に、関口さんは役場に就職するという事です。 箕輪町では、退任する3人に変わり4月から新たに2人を任命する事にしています。
-
上伊那で就職を 企業見学バスツアー
来春大学や短大を卒業する学生を対象に、東京・名古屋発着で上伊那の企業を訪問するバスツアーが、6日と7日の2日間の日程で行われています。 午前11時、学生を乗せたバスが駒ヶ根市の天竜精機株式会社に到着しました。 天竜精機では、生産工程の自動化を図るシステムの設計から組み立てまでを一貫して行っています。 現場の生の声を聞いてもらおうと、若手社員が学生に仕事内容を説明していました。 企業見学バスツアーは、午後に開かれた上伊那地区企業説明会に合わせて企画されました。 地元就職につなげようと市町村や上伊那広域連合などは「かみいな就活プロジェクト」を立ち上げ、先月には東京と名古屋で地元企業と学生との交流会を開きました。 ツアーもその一環で、普段みることができない企業を2日間かけて見学するものです。 初日の6日は、34人の学生が参加し、伊南地区の製造業とサービス業の企業を見学しました。 バスツアーはあすも行われ、伊那地区の製造業と福祉関連の企業を見学します。
-
グリーンファームで蘭販売会
伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームで、およそ100種類の蘭が並ぶ販売会が、12日日曜日まで開かれています。 会場には、100種類およそ3,000鉢の蘭が並べられています。 ここ最近人気の高いテーブルシンビジウムなどの洋ランや和蘭など様々です。 数百円台の手頃なものから今回の販売会で最も高い4万円のものまであります。 こちらは、市場ではめったにお目にかかれないというデンドロビウムの原種です。 原種でしか味わえない魅力があるということで、愛好家には非常に人気が高いということです。 グリーンファームでは、「これだけの種類と数が揃う販売会は県内ではほとんどないので、是非足を運んでほしい」と話していました。 販売会は、12日まで開かれています。
-
消防防災ヘリの墜落を受け元遭対協の唐木さんが心境語る
長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」が、5日、山岳遭難救助の訓練中に墜落したことを受け、中央アルプスで救助隊として長年活動した伊那市西春近の唐木眞澄さんが、6日、心境を語りました。 「ヘリは迅速な対応ができる反面、一度何か起きると大惨事になってしまう。諸刃の剣」 木工所を営む唐木さんは、40年以上にわたり中央アルプス地区山岳遭難対策協会の隊員として遭難者の捜索や負傷者の救助に携わりました。 現在は、県山岳協会の会長を務めています。 墜落した防災ヘリ「アルプス」は、山岳地帯での救助活動や林野火災などでの消火活動を行っています。 平成28年は、救助活動87件、消火活動12件、災害応急7件など、合計111件の出動がありました。 中央アルプスでの有事の際に県警ヘリコプターが出動できない時は、要請を受けた防災ヘリが出動することもあるといい、唐木さんも何度も活動を共にしたといいます。 墜落した防災ヘリには、県内から派遣された消防隊員など9人が搭乗していて、全員の死亡が確認されました。
-
春の火災予防運動 警報器設置を呼び掛け
春の火災予防運動期間に合わせ、伊那市の高遠消防署の署員は5日南アルプスむら長谷で火災警報器の設置を呼び掛けました。 5日は、伊那市の南アルプスむら長谷で高遠消防署の署員6人が、訪れた人たちに火災警報器の設置を呼び掛けました。 会場には消防車両が展示され、子供たちが乗っていました。 署員は「寝室や階段には、必ず警報器を取り付けて下さい」と話していました。 春の全国火災予防運動は「消しましょう その火その時 その場所で」を統一標語に1日から7日まで実施されています。 運動は火災の発生が多い春先のこの時期に合わせ毎年行われています。 平成27年に上伊那では78件の火災が発生しました。 月別では、3月が15件と最も多く、次いで1月、4月・5月となっています。
-
初期消火で火災防ぐ 中村さん夫妻に感謝状
伊那消防署は、今年1月に伊那市中央で発生した火災で初期消火にあたった中村孝司さん夫妻に、5日、感謝状を贈りました。 上伊那広域消防本部で行われた贈呈式に夫の孝司さんが出席し、木下広志署長から感謝状が贈られました。 1月27日の朝5時頃、近所の建物から火が出ていることに妻の美穂さんが気づき、孝司さんが消防に通報しながら消火器とバケツの水で初期消火にあたりました。 消防が到着したころには、火は鎮圧状態になっていたということです。 伊那消防署では、「初期消火がなければ大きな火災となっていた。中村さん夫妻の勇気ある行動のおかげです」と感謝していました。