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箕輪町二十歳のつどい
箕輪町の二十歳のつどいは、15日に町文化センターで行われました。
今年度の対象は285人で、式には173人が出席しました。
白鳥政徳町長は「大人としての自覚を高めて、自分らしい人生を歩んでください」と挨拶しました。
対象者有志でつくる二十歳のつどい実行委員会の野口紗愛実行委員長は「自分で選択した人生を自分らしく後悔なく過ごしていきたい」と挨拶しました。
出席者を代表して伊東直さんは「困難に直面してもこれまでの経験をいかして乗り越え、社会に貢献したい」と意見を発表しました。
二十歳のつどいでは、みのわ太鼓保存会が演奏を披露し、二十歳を祝いました。
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すず風はこぶ 木染月展
県内のクラフト作家6人の作品展 すず風はこぶ 木染月展が伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場では、長野県内の作家6人による洋服や帽子、木製の花器など約500点が展示・販売されています。
この作品展は、県内の作家で作る「花結びの会」のメンバーが年に2回開いています。
このうち、伊那市東春近の鈴木園子さんは、アクセサリーを展示・販売しています。
鈴木さんの娘が制作したガラス玉などを鈴木さんがネックレスに仕上げました。
花結びの会代表の下平明美さんは「6人それぞれの個性を味わい、お気に入りの作品を見つけてほしい」と話していました。
すず風はこぶ 木染月展は26日(月)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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高遠第2・第3保育園 住民が園舎に別れ
建設から53年が経過し老朽化のため現地建て替えとなる伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園の園舎が、13日に一般に開放され、地域住民が別れを惜しみました。
13日は地域住民や卒園した人たちが開放された高遠第2・第3保育園を訪れました。
この日は園舎の映像が上映された他、開園した当時からのアルバムが公開され、訪れた人たちが懐かしそうに眺めていました。
この園舎は、長藤と藤沢の保育所が合併し「高遠第2保育所」として昭和46年に開園しました。
昭和60年には三義の「高遠第3保育所」の園児数減少に伴い統合し、その後、高遠第2・第3保育園となりました。
こちらの男性2人は、開園した当時に通っていたということです。
園児たちは、10月4日まで今の園舎で過ごし、その後は長藤の高齢者生きがいセンターを仮園舎として活用します。
園舎は10月から解体が行われ、令和8年3月に新園舎が完成する予定です。
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下古田運動場でまんど振り
先祖の霊を迎えるまんど振りが、箕輪町下古田で13日に行われました。
まんど振りは、束ねた藁に火をつけて回し、先祖の霊を迎えるお盆の伝統行事です。
この日は、下古田運動場に地域住民など40人が集まりまんど振りが行われました。
箕輪町公民館下古田分館では、地区の文化を継承していこうと、夏休み寺子屋教室の一環でまんどを作っています。
この日は、寺子屋教室で3日に作ったまんど36個を回しました。
坂牧勉分館長は「子どもたちに伝統の行事を伝えていきたい」と話していました。
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第10回商工フェア 自営業者が出店
上伊那の自営業者が出店する第10回商工フェアが、伊那市のいなっせ北側広場で18日に開かれました。
商工フェアには、上伊那の飲食店や農家などおよそ20のブースが並びました。
イベントは、それぞれの仕事を知ってもらい、地域活性化に繋げようと上伊那民主商工会が開いたもので、今回で10回目です。
壁塗りなどの体験コーナーのほか、いなっせ内でも木工教室が開かれました。
会場ではほかに、ダンスなどのステージ発表も行われました。
上伊那民主商工会では「今後もこうしたイベントを続けたい」としています。
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コスプレをして伊那節を踊る ドラ盆おどりフェス
コスプレをして伊那節を踊るイベント、「ドラ盆おどりフェス」が、伊那市荒井のセントラルパークで15日に行われました。
イベントは、地元の高校生や通り町の商店主、まつり芸能集団田楽座で構成する実行委員会が企画しました。
会場には特設ステージが設けられ、伊那節振興協会と田楽座の生演奏で伊那節を踊りました。
浴衣姿の親子や、コスプレをした参加者が踊りを楽しんでいました。
踊りのほかに、高校生による竜の舞も披露されました。
通り町には飲食の出店が並び、歩行者天国となっていました。
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ひと足早く伊那市手良で稲刈り
伊那市手良の田んぼで、早くも稲刈りが始まりました。
一足早く稲刈りを行っていたのは、伊那市手良の株式会社中坪ノーサンです 。
11日は、15アールの田んぼで、早く収穫できて味も良いという五百川の稲刈りを行っていました。
今年は、春先の気温が高かったことから、稲は順調に生育し、去年より1週間早い稲刈りとなりました。 -
髙木東六生誕120年 功績に思い寄せる
伊那市の名誉市民で作曲家やピアニストとして活躍し、水色のワルツやオペラ春香などの作品で知られる髙木東六さんの功績を振り返るイベントがニシザワいなっせホールで11日に行われました。
イベントは、髙木東六さんの生誕120年を記念し行われたものです。
11日は研究者による講演や髙木さんが残した歌などを歌いました。
髙木さんは、1904年に鳥取県で生まれた作曲家です。
太平洋戦争中の1945年の東京大空襲で自宅が被災し、伊那に疎開しました。
伊那では7年半暮らし、水色のワルツやオペラ春香などを作曲しました。
また、伊那市の歌や上伊那地域の小中学校の校歌なども数多く作曲しています。
第2部は、「髙木東六先生の残した歌を歌う」と題し、市内のコーラスグループなどが出演しました。
このうち高遠小学校音楽クラブは、髙木さん作曲の校歌などを歌いました。
伊那市の男声合唱団GaKuは、ヒット曲「水色のワルツ」を披露しました。
会場には、およそ300人が訪れ髙木さんの功績に思いを寄せていました。
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南箕輪村の農家 盆花の販売に向け準備
南箕輪村の農家でつくる、村農業経営者協議会は盆花の販売に向けた準備を11日に行いました。
この日は農家や役場職員など26人が南箕輪村のまっくんファーム事務所で作業を行いました。
今朝収穫した花を10本ずつの束にしていきます。
盆花にはアスター、菊、ケイトウの3種類が使われます。
協議会ではおよそ千束を用意する予定で、このうち730束はすでに予約済だと言う事です。
協議会では、10日午前9時から南箕輪村役場で盆花の販売を行う予定です。
価格は当日購入で一束税込み600円です。
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共家事を推進 料理・洗濯講座
箕輪町は、家族みんなで家事に取り組む「共家事」を推進していこうと、親子向けの料理と洗濯講座を町文化センターで10日開きました。
講座には、箕輪町内の親子8組16人、そのうち男性は7人が参加し料理と洗濯のコツを教わりました。
洗濯の講座では、染み抜きを体験しました。
ソースやドレッシングなどのシミに、綿棒で食器用洗剤をつけ、もみ洗いをして汚れを落としました。
料理の講座では、キーマカレーやオムレツ、野菜のもみ漬けを作りました。
このイベントは、暮らしの中の男女共同参画やジェンダー平等意識を高めていこうと箕輪町が初めて開きました。
性別を問わず家族みんなで家事・育児に取り組む「共家事」を推進しようというもので、公募の町民や町職員でつくる箕輪町女性活躍井戸端会議が発案しました。
料理が出来上がると、参加者が味わっていました。
町では今後も「共家事」をテーマにした取り組みを行っていきたいとしています。
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吉田勝美さん「徒然さんぽ」原画並ぶ
郷土誌「伊那路」で伊那谷の名所や文化を絵と文章で辿る「徒然さんぽ」を連載していた吉田勝美さんの作品展がかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、水彩画28点と油絵6点が展示されています。
駒ヶ根市在住の吉田さんは、今年の3月号までの約5年間、郷土誌「伊那路」で「徒然さんぽ」の連載を行っていて、展示ではその原画と記事を楽しむことができます。吉田さんは「伊那谷の宝がつまっています。散歩をするような気持ちで見に来てほしい」と話していました。
吉田勝美さんの作品展は18日(日)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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石吾さん美を競う日本大会へ出場
東洋の女性が持つ優しさや、賢さなど内面的な美しさを競う「アジア シュプリーム ページェント ジャパン」の日本大会に南箕輪村の石吾瞳さんが出場します。
6日は石吾さんと東京在住で去年の世界大会チャンピオンの今泉八重さんが南箕輪村役場を訪れ、藤城栄文村長を表敬訪問しました。
石吾さんは、現在45歳で、2人の子どもを持つ主婦です。
5月に行われた東京大会でグランプリを受賞し日本大会への出場を決めました。
今泉さんは今年、東京大会の運営スタッフにまわり、6日は付き添いとして同行しました。
日本大会には61人が出場予定で、石吾さんは20歳から45歳までのミスミセス部門に出場します。
大会ではウォーキングやポージングのほか、面接が行われ、上位10人が世界大会へ出場できるということです。
日本大会は21日から大阪市で行われます。
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長野県手話言語条例を学び理解深める
長野県が手話に対する理解や普及を目指すため施行した「長野県手話言語条例」を学んで理解を深めてもらう勉強会が9日に伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれました。
9日は上伊那聴覚障害者協会の会員や手話サークルの団体など、およそ30人が参加しました。
勉強会では、長野県健康福祉部障がい者支援課の瀧澤ゆかりさんを講師に招き、講演が行われました。
長野県手話言語条例は、平成28年に手話が言語であることを県民に理解してもらい、ろう者の社会参加を促進するとともに、障がいのある人もない人も、尊重し支え合いながら、共に生きる社会の実現を図るため施行されました。
県のほか、県内の5つの市と町が条例を制定しています。
瀧澤さんは「条例に関する取り組みとして、スポーツ団体の応援に手話を使ったり、ガイドブックの作成を行っている」と説明していました。
勉強会は上伊那地域の人にも手話言語条例について理解を深めてもらうため、上伊那聴覚障害者協会が開いたものです。
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箕輪中フェンシング部 全国7位入賞
箕輪町の箕輪中学校フェンシング部は先月開かれた、全国中学生フェンシング大会に出場し、男子団体種目で7位に入賞しました。
2日は出場した生徒4人と顧問が役場を訪れ、白鳥政徳町長に7位入賞を報告しました。
大会は岐阜県で先月開かれ、全国から41チームが出場しました。
箕輪中学校は予選のリーグ戦を全勝して通過しました。
決勝トーナメントでは、準々決勝まで進みましたが優勝した埼玉県のチームに敗れ、7位に入賞しました。
白鳥町長は「地域の人も関心のある競技です。高校へ進学しても頑張ってください」と話していました。
箕輪中学校フェンシング部が男子団体でベスト8に入賞したのは2年ぶりということです。 -
IT分野に関心を 中高生がHP制作
上伊那広域連合は地元の女子中高生にIT分野に関心を持ってもらおうと、ホームページ制作を体験する講座を9日に伊那市のいなっせで開きました。
この日は上伊那の中高生およそ20人が参加しホームページの制作を体験しました。
文部科学省の調査では日本の大学の工学部に通う女子比率は16%と先進国でつくる経済協力開発機構加盟国38か国で最低となっています。
講座はIT分野を進路の選択肢にしてもらおうと上伊那広域連合が開いているもので今年で3年目です。
講師は女性IT人材の育成をしようと全国で講座を開いている、東京都のNPO法人Waffleのメンバーが務めました。
参加者は説明を聞き、学校や地元を紹介するホームページを作っていました。
講座では他に、地元企業で働く女性社員との懇談も行われました。 -
学生が企業について話を聞くかみいな就活ラボ
上伊那地域で就職を希望する学生が地元企業の人事担当者や若手社員から話を聞く就活イベントが、8日と9日の2日間行われています。
就活イベント「かみいな就活ラボスイッチON!」は、本格的な就職活動が始まる前に、地元の企業を知ってもらおうと、企業や行政でつくる若者人材確保事業実行委員会が行ったものです。
8日は、伊那市の信州INAセミナーハウスで学生が企業の人事担当者や若手社員から就活の経験談などを聞きました。
イベントには、上伊那地域出身で、県外の大学や専門学校に通う学生30人が参加しました。
地元の製造業や建設業など52社が参加し、学生は「就活をする上で必要な準備」や「なぜこの会社を選んだのか」を質問していました。
学生は、9日に会社見学を行う予定で、地元企業をさらに詳しく知る機会にしていくということです。
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1万本のひまわり迷路が完成
伊那市の西箕輪南部保育園近くの畑に約1万本のひまわりで作った迷路が完成しました。
8日は西箕輪南部保育園の園児約30人が、ひまわり迷路の中を駆け回り楽しんでいました。
ひまわりはJA上伊那青壮年部西箕輪支部のメンバーと西箕輪南部保育園の園児が、約13アールの畑に種をまき
育てたものです。
開花時期に合わせて支部のメンバーが刈り取り、迷路を作りました。
ひまわりはお盆過ぎまで楽しむことができ、畑は誰でも自由に入れるということです。
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宮下建設が家族を招き職場参観
伊那市の土木・建築総合工事業宮下建設株式会社は従業員の家族を招き会社の様子を見てもらう職場参観を8日行いました。
職場参観には、従業員の妻や子どもなどおよそ50人が集まりました。
会社の駐車場には工事現場で使っている重機や大型車両合わせて7台が用意されました。
子どもたちは運転席に乗せてもらうと操作方法を教わりハンドルなどを動かしたりして楽しんでいました。
職場参観は会社の様子を知ることで、子どもたちに建設業に関心を持ってもらおうと行われたものです。
職場参観は新型コロナウイルス感染症の流行期の自粛期間を挟み今回で4回目の開催となります。
木工体験も行われ、子どもたちがノコギリを使って木を切ったりカンナがけに挑戦していました。
宮下建設では「職場の様子が少しでも家族に伝わればうれしいです。夏休みの思い出にしてもらいたい。」と話していました。
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月遅れの七夕行事「さんよりこより」
三峰川をはさんだ伊那市美篶と富県桜井の天伯社で、月遅れの七夕行事「さんよりこより」が7日、行われました。
美篶の上川手、下川手の境にある川手天伯社には、七夕飾りを手にした子どもたちが集まりました。
子ども達は、川の氾濫を起こす鬼にみたてた大人の周りを「さんよりこより」と唱えながら歩きます。
3周すると、七夕飾りで鬼をたたいて三峰川の平穏や無病息災を祈りました。
その昔高遠の藤沢片倉にあった天伯様が、大洪水で流されて桜井に着いた後、再び流されて対岸の川手に着いたといわれています。
このことから、双方に天伯社が祀られました。
川手の天伯社に安置されていたご神体を乗せた神輿を3回くぐると、無病息災・安産のご利益があるといわれていて、集まった子どもたちはかがみながらくぐっていました。
この後、神輿を担いで桜井の天伯社まで運びました。
三峰川を渡る予定でしたが、水位が高いため、ロープを使って対岸にご神体を運びました。
さんよりこよりは、三峰川を天の川に見立て、七夕の織姫と彦星の年に一度の逢瀬になぞらえた奇祭として、毎年行われています。
この後ご神体を神輿に移し、富県桜井にある天伯社でも子どもたちによる厄払いが行われました。
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立秋 鈴虫が鳴き声響かせる
7日は二十四節気のひとつ立秋です。
暦の上では秋の始まる日とされています。
7日の伊那地域の最高気温は、午後3時4分に34.1度で真夏日となりました。
伊那市ますみヶ丘のグリーンファームでは、鈴虫が販売されていて、涼しげな鳴き声を響かせていました。
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新型コロナ週報 上伊那127人確認
7日発表の新型コロナウイルス感染症の7月29日から8月4日の週報です。
上伊那は127人、全県は1,215人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり13.81人で増加しています。
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和しん樋代さん 子ども食堂
夏休み中の子どもたちを対象に伊那市内の飲食店有志が小学校に出向いて子ども食堂を開いています。
6日は西春近北小学校の学童クラブで子ども食堂が開かれ、伊那市荒井の居酒屋「和しん」の樋代和信さんが子供たちにカレーライスを無料でふるまいました。
樋代さんら市内の飲食店有志5軒では夏休み中に小学校に出向いて子ども食堂を開いています。
この日はフィリピンから観光目的で伊那市に滞在している2人も樋代さんを手伝っていました。
2人は昨夜、樋代さんから話を聞き、手伝いを申し出たということです。
子どもたちは食べ終わるとお代わりをしていました。
この日はおよそ80食のカレーライスが提供されたということです。 -
反核・反戦・平和のつどい
県教職員組合上伊那支部は「反核・反戦・平和のつどい」を伊那市のいなっせで6日に開きました。
6日は阿智村の満蒙開拓平和記念館の三沢亜紀さんが「満蒙開拓を伝えていくことの大切さ」と題して講演しました。
太平洋戦争中の満蒙開拓では全国から32万人が開拓団や義勇軍として派遣されました。
長野県からは全国で最も多い37,000人以上が満州国に派遣され、半数の人が亡くなったということです
三沢さんは「このあまりにも悲惨な出来事を多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
この講演会は長野県教職員組合上伊那支部が開いたもので、会場にはおよそ40人が集まりました。
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広島原爆の日 平和への祈り
昭和20年(1945年)8月6日に広島に原爆が投下されてから6日で79年が経ちました。
伊那市山寺の丸山公園では核兵器廃絶を訴える伊那市民平和のつどいが開かれました。
広島に原爆が投下された午前8時15分にサイレンが鳴ると、集まったおよそ40人が黙とうを捧げました。
その後参列者は平和の塔に花を手向け、手を合わせて世界平和を祈っていました。
このつどいは、「非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会」が開いたものです。
伊那市民の会は1987年に発足しました。
その3年後の1990年に丸山公園に平和の塔が建てられ、原爆の火が絶やすことなく灯されています。
常円寺の角田泰隆住職は「この地が伊那市の平和の聖地になるよう願っている」と話していました。
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先祖の霊迎える 六道地蔵尊縁日祭
お盆に先祖の霊を迎える行事、六道地蔵尊の縁日祭が6日に伊那市美篶の六道の杜で行われました。
午前4時過ぎ。
参拝客が六道地蔵尊の前で手を合わせていました。
六道地蔵尊縁日祭は、伊那市美篶に古くから伝わる伝統行事です。
参拝客には、「松の芽」と呼ばれる六道の杜の松の葉が渡されます。
この松の芽に先祖の霊が乗り移り、お盆に帰ってくるとされています。
六道地蔵尊はおよそ860年前の平安時代に、第77代後白河天皇の命令で平清盛が全国6か所に祀ったうちの1つとされています。
縁日祭は美篶の上川手と下川手が1年ごとに交代で行っていて、今年は下川手が担当しました。
例年地区の高齢者クラブが運営してきましたが、下川手では去年解散してしまったため、区の執行部などで六道の杜の会を結成し運営しています。
会には45人が所属し、この日は午前0時に参拝できるよう準備をしたということです。
この日はおよそ500人が参拝に訪れました。
六道の杜の会では「地域の伝統の祭りを守っていきたい」としています。
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伊那中学校小山教諭 佐武賞を受賞
伊那市の伊那中学校美術教諭の小山美香子さんは、日本全国から美術教育に関する論文を募集した「第59回教育美術・佐武賞」で、最高賞の佐武賞を受賞しました。
佐武賞は、指導者の育成と教育の発展を目的に、公益財団法人教育美術振興会が1966年に設立したものです。
小山教諭は、美術教員としておよそ30年間県内の中学校で勤務していて、伊那中学校には今年度赴任しました。
論文は、「現代美術とは何か?」をテーマに、自身が取り組んだ授業展開の試みをまとめたものです。
現代美術は抽象的な作品が多く、生徒の理解が難しい分野だと話します。
小山教諭は、作家の技法を実際に行う「追体験」を授業に取り入れている他、国語科とコラボして抽象的なことを具体化する授業を行ってきました。
それらの取り組みにより、生徒の現代美術に対する理解への変化を論文にまとめ、今回最高賞の佐武賞を受賞しました。
佐武賞の受賞は、県内では2人目だということです。 -
第67回伊那まつり 市街地熱狂
第67回伊那まつりが3日に、伊那市の中心市街地で行われました。
今年の祭りは、「前進」forからwithへ~歩みだした歩幅で~をテーマに行われました。
市民おどりには、51連およそ2,400人が参加し、通り町交差点からセブンイレブン伊那西町店付近までの1.8キロを練り歩きました。
ダンシングオンザロード、伊那節、勘太郎月夜唄の3曲を繰り返し踊りました。
伊那地域は、最高気温が36.6度まで上がり暑い1日となりましたが、参加者らは熱中症対策をとりながらおよそ2時間踊り切りました。
オープニングパレードでは、「伊那緑ヶ丘幼稚園・緑ヶ丘敬愛幼稚園」の園児が、鼓笛隊として演奏を披露しました。
第1回の伊那まつりから参加していて、今年が最後となります。
会場周辺の5か所におまつり広場が設けられ、祭りの雰囲気を盛り上げました。
市民おどり終了後には、天竜川三峰川合流点で430発の花火が打ち上げられ、伊那の夜空を彩りました。 -
気温36.5度猛暑日 5人搬送
伊那地域の4日の最高気温は、36.5度と猛暑日となりました。
上伊那広域消防本部によりますと午後4時半現在、上伊那地域の80代と90代の男女5人が熱中症とみられる症状で搬送されました。
症状の程度は、中等症が3人、軽症が2人となっています。 -
セミのぬけがらで自然の変化を観察
セミのぬけがらを探し、種類や数から自然の変化を観察する講座が4日に伊那市の鳩吹公園で開かれました。
この日は11組の親子28人が参加しました。
セミのぬけがらの数や種類を調べることで、生息環境と地球温暖化の関係について考えてもらおうと県環境保全研究所が毎年講座を開いています。
伊那市での調査は2013年から行われています。
この日はおよそ30分で418個のセミのぬけがらが集まりました。
大きさや色などを観察し、セミの種類ごとに分類します。
集計の結果、アブラゼミが304個で最も多く集まりました。
西日本や関東に生息するクマゼミのぬけがらは今回見つからず、温暖化の影響は確認されなかったということです。
この講座は県環境保全研究所が開いたもので、伊那を含めて県内6か所で開かれています。 -
伊那地域37.1度今季一番の暑さ
2日の伊那地域の最高気温は37.1度まで上がり今季一番の暑さになりました。
伊那市の市民プールには、夏休み中の子どもたちが訪れていました。
2日の伊那地域の最高気温は午後2時17分に37.1度まで上がり観測史上最も高かった2018年の37.2度に0.1度まで迫りました。
市民プールでは熱中症に気をつけるよう注意を呼び掛けていました。
長野地方気象台によりますと、この先1週間は暑い日が続く予想となっているため、こまめな水分補給をして屋外での活動は控えるか活動の時間帯をずらしてほしいとしています。