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渓流釣りシーズンを前にあまご放流
天竜川漁業協同組合は、渓流釣りシーズンを前に天竜川水系の河川であまごの成魚を31日、放流しました。 あまごは安曇野の養魚場で養殖された成魚で大きさは20センチほどです。 31日は、天竜川漁協の組合員がおよそ1000匹、80キロ分を伊那市の小黒川などに放流しました。 天竜川水系全体で500キロを放流することにしています。 31日の小黒川の水温は4度で13度以上になると魚の動きが活発になり釣果が期待できるということです。 天竜川水系の渓流釣りの解禁は2月16日を予定しています。 遊漁料は年間券が6600円、1日券が1100円です。
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初心者向けのスマホ教室
伊那ケーブルテレビは、スマートフォンの基本的な操作方法などを学ぶ初心者向けのスマホ教室を伊那市のいなテレショップで開いています。 伊那ケーブルテレビでは、去年10月から格安スマートフォンの販売を始めました。 教室は、スマートフォンを持ちたいと考えている人や使い方が解らない人などを対象に伊那市のいなっせ南側にあるいなテレショップで開いています。 定休日の月曜日と火曜日に開いていて、教室はおよそ2時間です。 ボタンやタッチパネルの使い方など基本的な操作方法を社員2人が説明します。 31日の午前中の教室では、4人が電話のかけかたや文字入力などの説明を聞き操作していました。 インターネットを使った閲覧では、音声機能を使って検索したり、地図のアプリを使って調べたい住所などを入力していました。 スマホ教室は、完全予約制で定員は4人。 無料で誰でも参加することができます。 3月14日までは、定員に達していて、それ以降の予約は伊那ケーブルテレビまでお問合せ下さい。※電話73-2020 伊那ケーブルテレビの格安スマートフォンサービスは、一般的なスマートフォンの月額料金を3分の1ほどに抑えることができ料金プランは音声通話コースの最も安いもので月額1480円となっています。
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12月求人倍率1.87倍 24年1か月ぶりの高水準
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は1.87倍で、24年1か月年ぶりの高水準となりました。 新規求人数は1,937人、新規求職者数は563人で、去年12月の月間有効求人倍率は、11月を0.52ポイント上回る1.87倍でした。 1.8倍以上となるのは、バブル崩壊後の平成4年11月の1.94倍以来、24年1か月ぶりとなります。 新規求人数は、「ここ20年で最も多い」10月の1,933人をさらに上回る数となりました。 求人倍率は上がりましたが、ハローワーク伊那では業種間の求人に若干の温度差があることなどを配慮し、雇用情勢については「堅調に推移している」とコメントを据え置きました。 この春卒業予定の新規高卒者の内定率は、90.4%でした。 ハローワーク伊那では、まだ内定が決まっていない生徒に対して「学校と連携しながら引き続き個別支援を強化していきたい」としています。
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LINEで就職活動情報を発信
箕輪町のみのわの魅力発信室は、スマートフォン向けのアプリ「LINE」の公式アカウントの運用を今月から始め、就職活動の情報を発信しています。 LINEの公式アカウント画面から「みのわの魅力発信室」と検索するとアカウント名が表示され、友達に追加できます。 魅力発信室では、大手就活サイトでは見落としがちな情報も発信し、学生のUIターンに繋げようと今回初めてアカウントの運用を始めました。 東京や愛知などの就職説明会の情報の他、地元に関わる就活イベントの情報も発信しています。 1月31日現在、36人が登録しています。 今後は週に1、2回程度情報を発信していくということです。
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商店主らが知恵と技を伝授 2月毎週末にイベント
およそ100年前からつづく伊那市荒井の通り町一丁目商店街の店主らが、知恵と技を地域の人達に伝える新たな取り組みが計画されています。 明治時代末期から続く通り町一丁目商店街では、当時から現在まで続く店も少なくありません。 店主らでつくる「通り町一丁目商店会」では、その歴史と、店主それぞれが持つ知恵や技を知ってもらい、継承していこうと、新たなイベントを企画しました。 2月の毎週末、「知恵と技を商店街がつなぐ1ヶ月」と題し、直して使う、道具の使い方、いなまちツアーなど5つのカテゴリーから16の講座を行います。 講座では、布団のリメイクや陶器の金継ぎ、昔ながらの看板建築の説明などが行われます。 5代に渡って金物を取り扱う内山金物店では、店主の内山和夫さん指導のもと、自分でできる包丁の研ぎ方を伝授します。 内山さんは「それぞれの店主が持っている知恵や技術を披露することで、商店街に人を呼ぶきっかけになれば」と話していました。 商店会では、イベントを通じて大型店にはない商店街ならではの良さを伝えていきたいと考えています。 商店会の平賀裕子会長は「物を直してくれる人がいて、料理を教えてくれる人がいて、たまにお節介なおじさんやおばさんがいる。商店街がそういう人の暖かさを感じられる場所になれば、昔のように『商店街に行くワクワク感』を感じてもらえるようになると思う」と話していました。 講座は誰でも参加できるということで、商店会では広く参加を呼びかけています。(講座の参加には予約が必要です) [予約・問い合わせ:96-0438 ワイルドツリー 平賀さん]
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みはらしファームで節分にちなんだ恒例の豆まきイベント
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、節分にちなんだ恒例の豆まきイベントが29日に行なわれ、家族連れなどで賑わいました。 世の中に災いをもたらす、地震や台風、インフルエンザの疫病神が鬼とともに登場しました。 そこへ、浦島太郎や金太郎、一寸法師がやってきます。 鬼たちを退治しようとしますがなかなか倒せません。 困った浦島太郎たちは会場の人たちと力を合わせて豆をなげつけました。 このあと行われた福豆まきでは、施設の利用券などがお菓子とともにまかれました。 みはらしファームでは「たくさんの福が大勢のお客さんのもとに届いてほしいです」と話していました。
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2017アグリフォーラム‟農魂”
上伊那の高校生や若手農業者が集い、農業の活動内容や意見を発表する2017アグリフォーラム“農魂”が24日、伊那市のJA上伊那伊那支所で開かれました。 フォーラムでは、5人と1団体が取り組み内容を発表しました。 南箕輪村の上伊那農業高校環境班の4人は、村の特別栽培米「風の村 米だより」について発表しました。 米は、安心・安全で低農薬にこだわった方法で栽培し、PR活動は上農高校の生徒が取り組んできたということです。 今年度は、東京や名古屋に出向き、農業に関心のある人にPRしたほか、HPでも積極的に広報を行ったということです。 今後は「風力などの気象観測を行い、その影響を調べたり、給食やレストランで提供して地域のブランドにしていきたい」と話しました。 フォーラムは、上伊那の農業者などでつくる実行委員会が毎年開いていて、会場にはおよそ70人が訪れました。
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最高気温11.1度で3月中旬並みの陽気
28日の伊那地域の最高気温は11.1度で3月中旬並みの陽気となりました。 午後3時31分に11.1度となりました。 長野地方気象台によりますと、来週月曜日の日中まで最高気温が平年より高い日が続く予想です。
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無量寺で福ます準備
箕輪町北小河内の無量寺で、来月3日の節分で使う福ますの準備が28日行われました。 無量寺の中川弘道(こうどう)住職が、幸せを願う「福」と長寿を願う「寿」の文字を書きました。 福ますは、来月3日に無量寺で行われる福豆まきで、年男と年女が豆をまくのに使います。 ますは2週間ほど前から準備を始め、全部で60個を用意するということです。 福豆まきでは、福だるまなどが当たる引換券も用意されます。 無量寺の節分の行事は2月3日に行われ、午後3時から護摩(ごま)祈祷会(きとうえ)、午後4時から福豆まきが行われます。
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だるま市名物「人形飾り」準備進む
来月11日は、伊那市高遠町鉾持神社参道で、伝統の「だるま市」が開かれます。 高遠町内では、だるま市名物の「人形飾り」の準備が進んでいます。 伊那市の職員互助会有志のメンバーは、13日から人形飾りの準備を始めました。 26日夜も、人形飾りの型づくりや、背景のパネルの製作が行われました。 大きな発泡スチロールの塊から型を切り出して、表面を磨いて少しずつ作品を仕上げていきます。 山下隆さんは、旧高遠町時代から10年以上、人形飾りの製作をしています。 だるま市で子ども達が飽きずに楽しめるようにと毎年アニメキャラクターなどをモチーフに作品作りをしています。 山下さんは「子ども達がよろこんでくれることがやりがい。伝統をできる限りつないでいきたい」と話していました。 背景のパネルには、アニメキャラクターの他、去年合併10周年を記念して制定された「伊那市民憲章」が書かれるということです。 互助会では、2月はじめ頃までに作品を仕上げ、7日には設置したいとしています。 鉾持神社参道前の国道361号は、現在のり面の崩落により通行止めになっています。 市街地の渋滞が予想されることから伊那市では、シャトルバスを運行することにしています。 ループ橋下駐車場から横町バス停まで、午前9時から午後4時の間、無料で運行するということです。
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第8回一水十日会展 開催
東京都などで開かれている公募美術展「一水会展」に出品している伊那谷の画家でつくる「一水十日会」の第8回作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、会員13人の作品57点が並んでいます。 一水十日会は、「西洋絵画の伝統である写実の技法を守り、技術を重んじる芸術を目指そう」と結成されました。 会員で伊那市高遠町の画家、竹内徹さんのもとで年に2回、作品について学ぶ研究会を開いています。 作品は大きいもので100号あり、一水会展に出品したものや新作など、風景を中心に人物や静物が描かれています。 会場にはチャリティー作品コーナーも設けられ、売り上げの一部は日本赤十字社に寄付するということです。 第8回一水十日会展は、2月8日(水)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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八十二銀行伊那支店 詐欺被害400万円未然に防ぐ
オレオレ詐欺の被害を未然に防いだとして、伊那市の八十二銀行伊那支店に伊那警察署から感謝状が贈られました。 26日は、八十二銀行の矢島充博執行役員伊那支店長と中島正人事務次長が伊那警察署を訪れ、内川政澄署長から感謝状を受け取りました。 去年12月30日、伊那市内に住む70代の夫婦が、窓口で「息子の家のリフォームのために400万円を引き出したい」と申し出ました。 窓口の職員と中島さんが対応にあたり、夫婦の話の辻褄が合わないことから警察に相談するよう促したということです。 その際に、現金ではなく、特殊詐欺の犯人が受け取りを嫌がる小切手での支払いを促したということです。 その後、夫婦が犯人に小切手での支払いを申し出たところ断られたことから詐欺だと気づいたということです。 伊那警察署によりますと、去年管内では15件およそ1,600万円の詐欺被害が未然に防がれています。 そのうち5件1,050万円は金融機関での対応によるものだったということです。 八十二銀行伊那支店が詐欺被害を未然に防いだのは、今回で3回目です。
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最高気温6.9度 日中寒さ和らぐ
26日の伊那地域の最高気温は、6.9度で、日中の寒さが和らぐ一日となりました。 朝の最低気温は、マイナス9.7度と厳しい冷え込みとなりましたが、日中は6.9度まで上がり、平年より2.7度高い2月下旬並みの暖かさとなりました。 箕輪町三日町では、猫がひなたぼっこをする姿が見られました。 長野地方気象台によりますと、27日朝も26日ほどの冷え込みはなさそうだということです。
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最低気温-10.9度 この冬一番の冷え込み
25日の伊那地域の最低気温はマイナス10.9度で、この冬一番の冷え込みとなりました。 25日の伊那地域の最低気温は、午前6時42分に-10.9度を記録し平年より3.7度低く、この冬一番の冷え込みとなりました。
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全県にインフルエンザ警報
長野県は、全県にインフルエンザ警報を、25日に発令しました。 県の発表によりますと、1月16日から22日までの一医療機関あたりのインフルエンザ患者数は、全県で32.02人で、警報発令基準の30人を上回りました。 伊那地域の一医療機関あたりの患者数は、前の週の10.25人から倍以上となる23.25人となっています。 小中学校では、伊那市と南箕輪村が1クラスずつ、箕輪町が2校2クラスで学級閉鎖となっています。 県では、●こまめに手洗いをすること●人混みへの外出は避け、やむを得ない時はマスクを着用することなど、感染予防を呼びかけています。 また、うつさないようにするために、●医療機関への早めの受診や学校職場は休むことなど、感染拡大防止を呼び掛けています。
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地域防災力向上へ チラシ制作
住民有志でつくる地域防災を語る会は、地域防災力の向上に役立ててもらおうと発災時の対応などについてまとめたチラシをつくりました。 チラシをつくったのは、消防署の職員OBの有志でつくる地域防災を語る会です。 被害を最小限に止めるには自主防災会と地域防災力の充実が重要として地区の役員むけに、メンバーの経験をもとにつくったということです。 火災編、水害編、地震編の備えや発災時の対応についてまとめています。 水害編では、避難指示が発令されたら区民名簿による安否確認・自治会未加入者への対応・地域の状況を市町村に報告することなどをあげています。 地震編では、家具の転倒防止や部屋内の落下防止処置・避難路や避難場所の周知などの備えをあげています。 地域防災会のメンバーの伊藤一男さんは、「災害は他人事ではない。日頃から備えが大切だ」と話します。 チラシは1000部つくり、市内の区長会や近隣市町村に配るということです。
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二胡のグループ「二胡楽胡」演奏会
中国の伝統楽器「二胡」の伊那教室に通うメンバー有志のグループ「二胡楽胡(にこ らっこ)」は24日、伊那公民館で演奏会を開きました。 演奏会は、男性を対象にした伊那公民館の講座「伊那おやじの会」の企画で開かれたものです。 演奏したのは、伊那市内で練習をしている「二胡楽胡」のメンバー13人です。 この日は、映画の主題歌や歌謡曲などを披露しました。 会場には伊那おやじの会のメンバーなどおよそ60人が集まり、二胡の音色に聴き入っていました。
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ガールスカウト第26団 ハンドベル体験
伊那市と南箕輪村の子ども達が所属するガールスカウト長野県第26団の新年の集いが21日、伊那市の伊那公民館で開かれ、団員がハンドベルの演奏を楽しみました。 この日は、年中園児から小学6年生までの団員9人が、ハンドベルを演奏しました。 伊那市西春近の自宅で声楽の教室を開いている春日好枝子さんを講師に招き、子どもたちは1人ずつベルを持って鳴らしました。 ほとんどの子どもがハンドベルの体験は初めてだということで、音を鳴らすタイミングを見計らいながら「星に願いを」を演奏しました。 子ども達は「みんなで鳴らすのが楽しかった」「難しかったけどいろいろな音が重なってキレイだった」と話していました。
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内藤とうがらし入りチョコ 販売受付開始
伊那市と東京都新宿区の友好提携10周年を記念したコラボ企画、内藤とうがらしを使ったチョコレートの販売受付が始まっています。 売り上げの一部は、両地区の子ども達の交流基金として役立てられます。 コラボ企画として販売する「友好・愛のチョコ」は、カカオ60%のビターチョコに内藤とうがらしを加えたものです。 内藤とうがらしは、江戸時代高遠藩主内藤家の領地だった新宿一帯で栽培されていました。 他に、イチジクとレーズン、アーモンド、クコの実が添えられていて、1個864円で販売されます。 チョコレートを作るのは、伊那市日影の洋菓子店ドルチェカリーナの柴宏治さんです。 友好提携10周年を記念し、両地区と、内藤とうがらしの復活・再生に取り組む新宿内藤とうがらしプロジェクトが企画しました。 プロジェクトの関係者が、顔見知りだった柴さんに依頼したものです。 柴さんは「内藤とうがらし独特のすっきりとした辛みとビターチョコレートの苦みがとても合う」と話していました。 チョコレートは1つ864円で、売り上げの一部は両地区の子ども達の交流基金として寄付されます。 販売受付は、新宿内藤とうがらしプロジェクトのオンラインストアのみで、バレンタイン用が27日金曜日まで、ホワイトデー用が28日から来月24日までとなっています。
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竹村さん キャラクター作品展
発達障害がある箕輪町大出の竹村真衣さんの キャラクター作品展が、箕輪町文化センターで開かれています。 会場には、竹村さんが色鉛筆を使って描いたキャラクターなどの作品、24点が並んでいます。 竹村さんには「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」と呼ばれる発達障害があり、特定の人以外とはしゃべることができません。 小学生時代から絵を描くことが好きで、伊那養護学校高等部で美術の先生と出会ったのをきっかけに、本格的に絵を描くようになったということです。 竹村さんは、自分の心の中で思っていることをテーマに、キャラクターを描いています。 こちらの作品は高校卒業前に描いた作品で、人の数だけ物語や夢があることや、感謝の気持ちを表現しているということです。 竹村さんは「作品に対する想いを、それぞれに感じてもらえたらうれしい」とコメントしています。 竹村さんの作品展は、箕輪町文化センター展示スペースで、26日木曜日まで開かれています。
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北小河内漆戸 大文字おろし
箕輪町北小河内の漆戸常会で小正月の伝統行事「大文字」おろしが22日行われました。 22日はおよそ30人が集まり、区内の四辻に建てられた柱をおろすと集会所へ運んでいきました。 大文字は五穀豊穣や地区の安泰などを願う小正月の伝統行事で、漆戸常会ではおよそ260年前から行われているという事です。 長さ11メートルの柱に、竹と色紙で作った花や御幣を飾り、区内の辻に建て、小正月に近い日曜日におろします。 柱に付けられた、花飾りと御幣は、玄関に飾ると厄除けになるとされています。 持ち帰った飾りは、今年1年間各家庭に飾られ来年のどんど焼きで燃やされるという事です。
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交流スペースと一体となったシェアハウス 3月オープン予定
空き家を活用した交流スペースと居住スペースが一体となったシェアハウスが、今年3月に伊那市西町にオープンします。 シェアハウスは、伊那市地域おこし協力隊で中心市街地を拠点に活動する齋藤俊介さんが、市の空き家バンクに登録されていた建物を去年10月に賃貸契約したものです。 齋藤さんは、空き家や空き店舗の利活用の推進を活動の1つとして取り組んでいます。 シェアハウスは若者を中心に活用してもらいたいと考えていて、21日は信州大学農学部の学生などが参加して壁塗り作業が行われました。 建物が中心市街地から近く「商店街の活性化に繋がれば」と齋藤さんは話します。 建物の間取りは7LDKで、2階の4部屋と1階の1部屋を居住スペースとして、5人の入居者を想定しています。 1階の残りの部屋は、地域住民が交流できるスペースとして開放する予定です。 内装に使う木材は、県の「信州の木活用モデル地域支援事業」の補助金を活用して、伊那産のアカマツやサワラを使う計画です。 空き家を活用した交流スペースと居住スペースが一体となったシェアハウスは、3月中旬にオープンする予定です。
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「大寒」 そばの実を川に浸け“寒ざらし”
1月20日は二十四節気のひとつ「大寒」です。1年で最も寒さが厳しくなる頃とされています。 伊那市の高遠そば組合は20日、そばの実を川に浸す「寒ざらし」を行いました。 この日は組合員5人が、伊那市長谷入野谷にある粟沢川(あわざわがわ)にそばの実を浸しました。 この日の伊那地域は、最低気温が-5度まで下がりました。 組合員は、周りに氷が張った冷たい川の中に入り、そばの実が入った袋を紐でしばって固定していました。 「寒ざらし」はその昔、秋に収穫したそばの風味や品質を保つために行われたものです。 冷え込みの厳しい大寒に川に入れて、立春に引き上げ、天日干しをしてから保管します。 組合では5年前に試験的に行ったところ、そばの甘味が増し食感が良くなったことから、毎年大寒の日に行うようになりました。 伊藤亨組合長は「今年の大寒は例年になく寒い。いいものができそう」と話していました。 今回寒ざらししたそばは、7月に製粉し、高遠町内のそば店で150食限定で販売されるということです
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西箕輪上戸で大文字下ろし
1年の厄除けや五穀豊穣などを願って伊那市西箕輪上戸に建てられた大文字(でえもんじ)が20日地区住民によっておろされました。 朝5時、集合を呼びかける太鼓の音が地区内に響き、区民が集まり始めます。 区民が集まったところで早速大文字おろしが始まりました。 上戸区の大文字は14日に建てられました。 現在、上戸区にはおよそ60世帯があり、各家庭で家内安全や無病息災を願って作った巾着袋が吊り下げられました。 大文字が横になり、巾着袋や花飾りが外されると、集まった住民が気に入ったものを手に取っていました。 ある住民は「地域の伝統文化。飾りを持ち帰り1年間家族が無事に過ごせれば」と話していました。 持ち帰った巾着袋などは、各家庭で神棚などに飾り、来年のどんど焼きで燃やすとういことです。
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園児が防犯の合言葉「イカのおすし」学ぶ
箕輪町の三日町保育園で18日防犯訓練が行われ園児が防犯の合言葉「イカのおすし」について学びました。 訓練は不審者が園舎の中に入ろうとしている想定で行われました。 不審者役の元警察官が園庭に入ると保育士がほうきを持って対応にあたっていました。 また別の保育士が110番通報し不審者が現れたことを警察に伝えていました。 箕輪町の保育園ではいざという時に対応できるよう定期的に防犯訓練を行っています。 1か所に集まった園児を前に不審者役の元警官と伊那警察署の署員が、犯罪に巻き込まれないための合言葉「イカのおすし」について説明していました。 伊那警察署の署員は「怖い目にあったらイカのおすしを思い出し大人のいる方にすぐに逃げてください」と呼びかけていました。
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田中豊文さん 初午に向けワラ午づくり
伊那市東春近の稲ワラ工芸品名人田中豊文さんは、2月12日の初午に向けてワラ午づくりに励んでいます。 82歳の田中さんは、20年ほど前から稲ワラを使った工芸品づくりに取り組んでいます。 初午に向けて製作しているのは、雄雌1対の夫婦馬です。 初午は、稲荷社に五穀豊穣を願う祭で、仲むつまじい夫婦馬に無病息災の願いを込めて作っています。 精密機械の製造会社で働いていた田中さんは、「自分の思い通りのものを作りたい」と考えるようになり、55歳で仕事を辞め工芸品づくりを始めました。 大病を患い現在も週に2日病院に通っているということですが、「自分と同じように病気と闘っている人を励ましたいという思いで製作を続けている」と言います。 細かい作業を要するワラ午は、1日に2セットしかできないということで、今年は50セット100体を目標にしています。 作業は来月上旬まで行われ、作品は近所の人や病と闘っている人達に贈るということです。
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村民の歌を合唱曲に 2月18日に披露
南箕輪村文化団体連絡協議会は、合唱曲に編曲した村民の歌を、2月に開かれる南箕輪村の日のイベントで披露します。 16日は、村公民館に園児から大人までおよそ50人が集まり、元小学校音楽教諭の小倉信子さんから指導を受けました。 村民の歌は、昭和36年に村歌として制定されされました。 村文化団体連絡協議会では、「村民の歌を合唱曲として歌いたい」という声が多く寄せられていたことから、今回混声四部合唱に編曲して、来月18日の村の日に披露することにしました。 箕輪町在住の音楽家唐沢史比古さんに編曲を依頼し、去年9月に完成しました。 本番に向け歌い手を募り、去年11月から練習を重ねています。 村の日では、中学生も参加して合同で演奏を披露します。 本番まであと5回の練習が予定されていて、26日には編曲を手掛けた唐沢さんが合唱指導をします。 協議会では、随時歌い手を募集しているということです。 (76-7007)
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美篶保育園の園児 獅子舞を鑑賞
伊那市の美篶保育園で17日獅子舞が披露され、園児が迫力ある舞を鑑賞しました。 この日は、美篶上原地区で活動する上原獅子舞クラブの会員が美篶保育園を訪れ、獅子舞を披露しました。 地域の伝統芸能に触れ、日本の文化に親しんでもらおうと今回初めて企画されました。 上原獅子舞クラブは上原地区に住む20歳から75歳の21人が会員となっていて、この日はこのうちの8人が披露しました。 ひょっとこが登場する「楽獅子」では、愉快な動きや迫力ある獅子の動きに園児が見入っていました。 その後、「頭が良くなるように」と、1人ずつ獅子に頭を噛んでもらいました。 美篶保育園では、今回のように伝統芸能に触れる機会を今後も続けていきたいということです。
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箕輪町漆戸常会 大文字建て
箕輪町北小河内の漆戸常会で無病息災を願う小正月の伝統行事「大文字」建てが15日、行われました。 朝8時頃、集落の中心部にある四つ辻に、地区住民およそ20人が集まりました。 漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川が氾濫し大きな水害が起きたことから始まったとされています。 長さおよそ11メートルの柱の先に太陽に見立てた赤い板を取り付け、その下に五穀豊穣を願い色紙で作った花飾りや松の枝などを結び付けていきます。 飾り付けが終わると掛け声とともに柱が建てられました。 大文字は、22日に下され飾りは各家庭に持ち帰り玄関に厄除けとして飾るということです。
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伝統行事 山の神講
伊那市高遠町荒町に伝わる伝統行事「山の神講」の神事が15日行われました。 山の神講は、農林業を司るといわれている大山祇命神を祀る行事です。 今年縁起が良いとされている北北西に向けて矢を放ち一年の豊作や幸運を祈ります。 弓と矢は、荒町の8戸の地区住民がこの日につくったものです。 もともとは狩猟で獲物がたくさんとれるよう願う行事だったということですが次第に豊作を祈るようになったということです。 公民館へ戻ると、手作りの料理を囲んで祝宴が始まります。 縁起物の長芋をすった芋汁を食べながら1年の無事と豊作を願っていました。 地区住民は、「伝統行事を絶やさないよう後世に伝えていきたい」と話していました。