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「立冬」 美和湖周辺 紅葉の見頃
7日は「立冬」です。伊那市長谷の美和湖周辺では、ここのところの冷え込みで紅葉の見頃を迎えています。 7日の伊那地域は午前6時32分に平年並みの最低気温2.1度を記録しました。 長野地方気象台では、今週中頃には伊那地域で最低気温が今年初めて氷点下になると予想しています。
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冬の花「シクラメン」 伊藤ナーセリー出荷作業
長野県が生産量全国1位を誇る冬の花「シクラメン」の出荷作業が各地で始まっています。 伊那市西箕輪の伊藤ナーセリーでは、関西と中京方面への出荷が始まりました。 シクラメンは、地中海地方原産の多年草で、11月下旬からクリスマスにかけて出荷のピークを迎えます。 県農政部によりますと、昨年度の全国のシクラメンの生産量は1,760万鉢で、そのうち長野県は273万鉢、シェア率は16%を誇ります。 中でも、上伊那を始めとする南信地域は、高冷地が多く栽培に適しているため、生産量の多い地域だということです。 伊藤ナーセリーでは、およそ1.5ヘクタールの敷地で120種類2万鉢を栽培しています。 シクラメンは、湿度に弱いということで9月の長雨の対応に苦労したということですが、例年どおりのできだということです。 代表の伊藤洋一さんは、この道40年以上というベテランで、上農高校時代からシクラメンの栽培について研究してきました。 その成果の1つが生育環境です。 出荷間近に迫ったものは、他のものよりもうす暗い場所に移します。 一般家庭と同じ明るさにすることで、購入後も長持ちするということです。 伊藤さんが育てたシクラメンは、3日に開かれた県の品評会で最高賞を受賞するなど評価も高く、市価の3倍の値で取り引きされるものもあるということです。 生産したものは全て中京圏などへ出荷するということで、個別販売はしていないということです。 出荷のピークは12月末まで続きます。
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“花開く”コマ・だるまに合格祈願の願い込める
受験シーズンを前に、合格祈願の「サクラコマ」や「さくら咲くだるま」の祈祷が7日、伊那市高遠町の弘妙寺(ぐみょうじ)で行われました。 祈祷を行ったのは、伊那市内の製造業など12団体でつくる「伊那発!製造業ご当地お土産プロジェクトチーム」です。 この日は、チームのメンバー10人が弘妙寺を訪れ、祈祷を行いました。 プロジェクトチームでは、サクラコマが回すと花開くことから合格祈願の縁起物として3年前から販売を始めました。 現在、東急ハンズなどでも販売されていて、今年もすでに店や個人などおよそ30件から問い合わせが来ているということです。 チームのメンバーは、手を合わせて願いを込めていました。 チームリーダーの橋爪良博さんは「私たち製造業も日々挑戦してものづくりをしている。そんな挑戦の気持ちを持ってもらえるよう祈願しました」と話していました。 「サクラコマ」や「さくら咲くだるま」は、市内では高遠さくらホテルで8日から販売されます。 価格はどちらも1000円から、となっています。
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上農お米講座 上伊那米の魅力を考える
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が上伊那産の米の魅力について考える「上農お米講座」の今年度最後の講座が、7日、校内で開かれました。 講座には、上農高校の生産環境科の生徒およそ90人が参加しました。 南箕輪村、上伊那農業改良普及センター、埼玉県の米穀類卸売業社の3団体が話しをしました。 このうち、全国各地の米を卸売りしている業者の営業本部長の濱田貴仁さんは、「減反政策の見直しにより米の生産量の増加が予想される。どのようにして自分たちの商品を選んでもらうかが大事だ」と話しました。 上農お米講座は、地域の水稲栽培の振興に向け上伊那米の魅力をどのように発信していくかを考えていこうと、今年度初めて開かれました。 ある生徒は、「米についての新たな発見が多くできいい機会だった」と話していました。 上農高校では、来年度以降も継続し、地域の人から学べる環境をつくっていくとしています。
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いいお産の日 出産や子育て考える
11月3日の「いいお産の日」に合わせ、出産や子育てについて理解してもらうイベントが3日伊那市内で開かれました。 「いいお産の日イン上伊那」健康な出産をしてもらおうと、上伊那助産師会が行っているもので、今年で16回目となります。 会場には人形を使った抱っこ体験や、重りがついたエプロンつける妊婦体験コーナーなど、妊娠や出産、子育てに関するブースが並んでいました。 ベビーマッサージの体験では、わらべ歌にあわせ母親が赤ちゃんの手足や体をさすっていました。 指導した助産師は、「ベビーマッサージにはコミュニケーションばかりでなく、ハイハイや寝返りの時に必要な力を付ける事ができます」とアドバイスしていました。 上伊那助産師会では「最近はインターネットで出産や育児の事を調べる人が多い。 出産や子育ては人それぞれなので、自分に合っている情報か判断する力を養ってほしい」と話していました。
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文化祭シーズン 日影区文化祭
各地で秋の文化祭シーズンを迎えています。 このうち伊那市日影区では、第38回日影区文化祭が6日行われ、区民が餅つきなどで親睦を深めました。 午前9時30分を過ぎると区内の小学生が集まり、餅つき体験が行われました。 小学生は掛け声に合わせて力強く餅をついていました。 つき終わると、子ども達は早速味わっていました。 日影区にはおよそ1,600人が暮らしていて、文化祭は世代を超えて地域全体で交流を深めようと毎年この時期に行われています。 この日は、区民が持ち寄った野菜の販売のほか、地域で活動しているクラブや教室、個人で制作した美術作品や児童生徒の作品展示も行われました。 日影公民館では「子どもからお年寄りまで幅広い世代の区民が集まれるような活動を続けていきたい」と話していました。
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西町伊那部文化祭 美術作品並ぶ
伊那市西町伊那部の文化祭も6日行われました。 会場となった伊那部集会所の前では、西春近の小出太鼓が太鼓の演奏を披露しました。 訪れた人たちは、迫力ある太鼓のパフォーマンスを楽しんでいました。 文化祭は、地区住民の親睦を深めようと毎年行われていて、今回で26回目です。 展示コーナーでは、区民が所蔵する掛け軸や骨董品が並びました。 今回の目玉として、旧郵政省で保管されていた水彩画が初めてお披露目されました。 昭和29年に描かれたもので、郵便が届くまでの一連の流れが紹介されています。 その他、地元でとれた野菜を使った料理の振る舞いや、伊那市在住の漫画家、橋爪まんぷさんによる似顔絵コーナーも設けられました。 伊那部にはおよそ280世帯が暮らしていて、これからも伝統や文化を大切にしながら地域の交流を深めていきたいということです。
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アルプス男声合唱団 演奏会
上伊那在住の男性でつくるアルプス男声合唱団の演奏会が5日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。 アルプス男声合唱団は、「合唱を楽しむこと」をモットーに2007年に活動を始め、今年で9年目を迎えました。 今回は、紅葉の時期に合わせて演奏会を開こうと初めて、もみじ祭りが行われている高遠城址公園南側の信州高遠美術館で開きました。 演奏会では、秋にちなんだ曲が披露されていました。
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つくしんぼ保育園 シクラメン販売
伊那市のつくしんぼ保育園の保護者と職員は、毎年恒例のシクラメンの販売を、5日ニシザワ双葉食彩館で行いました。 つくしんぼ保育園は、20年以上前から毎年東春近の花卉農家から仕入れたシクラメンを販売しています。 売り上げの一部を備品の購入など保育園の運営活動費に充てています。 1鉢1,300円で、絞りのものや、定番の赤や白が人気だということです。 ある職員は「保護者も職員も良い保育ができるよう取り組んでいるのでご協力をお願いします」と購入を呼びかけていました。 シクラメンの販売は6日もニシザワ双葉食彩館で行われ、2日間で800鉢が用意されるということです。
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秋の褒章「黄綬褒章」 原和一さん
「社会に貢献している製品を作っている会社に入って、自分より高技能者がたくさんいる中で自分が選ばれた。多くの仲間や上司のおかげでここまで来れた、という思いでいっぱい」 黄綬褒章を受章した、伊那市東春近の原和一さん59歳。 箕輪工業高校を卒業後、オリンパス株式会社に入社。 高難度のレンズ・プリズムの試作・製造を40年に渡り担当してきました。 「やらずして『できない』は言わない。常に新しいものには目を向ける。難しいと思った仕事でもまずはやってみると、『次はこうしよう』というものが見えてくる。その繰り返しで40年が過ぎてきた。」 40年の間には、高精度レンズの加工法を確立しました。 「自分が作っているものが1番だと思ってやっているし、他社には負けたくないと思ってやっている。少しでも精度の高い物を作りたいという思いで取り組んでいる」 原さんは現在、オリンパスの若手を育成する「技能道場」で道場長を務めています。 「昔は失敗が経験になったが、今は(機器の精度が上がり)不良品を作るのが難しい時代。道場で練習や失敗をして、職場・会社を担っていく人材になってくれたらうれしい」
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伊那まつり 名称変更せず
来年、勘太郎まつりから通算60回を迎える伊那まつり。 来年以降も名称は変更せず、現在の「伊那まつり」のままで行われる見通しです。 2日は伊那まつり実行委員会が市役所で開かれました。 会議では、来年の通算60回の祭りに向け名称や記念事業についてプロジェクトチームから検討結果が報告されました。 名称については、一般による投票が7月から8月にかけ行われました。 167人が投票し、伊那まつりは一番多い66票となっています。 プロジェクトチームでは、投票結果やこれまで市民まつりとして定着している事から、名称は変えずに「伊那まつり」とする結論を報告しました。 実行委員会では、プロジェクトチームの検討結果を承認しました。 伊那まつりの名称を変えないとする方針は14日に開かれる伊那まつり委員会で報告され、最終決定する見通しです。
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グレース 健康感謝祭初開催
冠婚葬祭やコンビニ事業などを行う株式会社グレースは、健康感謝祭を30日、初めて行いました。 健康感謝祭は、日頃お世話になっている会員や地域の人に感謝しようと初めて行われたもので、健康に関するイベントが用意されました。 このうち健康運動教室では、伊那市中央の健康運動指導士田口正彦さんが、イスを使った簡単な運動とストレッチを紹介しました。 田口さんは、「年齢を重ねるごとに体が硬くなって筋力が落ちてしまいます。 テレビを見ながら、料理をしながら無理せず自分のペースで運動して、筋肉の貯筋を作ってください」と話していました。 会場ではこの他に、風船や綿あめのプレゼント、野菜の販売が行われ家族連れで賑わいました。 グレースでは、「日常的に利用してもらえるようこれからもイベントを計画していきたい」と話していました。
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伊那公民館文化祭
今年で38回目を数える伊那公民館の文化祭が1日から始まりました。 伊那公民館には30のサークルや教室があり会場には、およそ 2500点が並んでいます。 陶芸や木工作品、木目込み人形などが並び訪れた人たちは、足を止めて作品に見入っていました。 伊那公民館文化祭は3日まで開かれていて最終日は歌やマジック、大正琴などのステージ発表が行われることになっています。
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中央アルプスで初冠雪
中央アルプスでは1日に初冠雪が確認されました。 1日午後1時頃の中央アルプスです。 山頂に薄っすらと雪が積もっているのが確認できます。 初冠雪は平年並みで、中央アルプス観光㈱によりますと、31日の夜から1日の朝方にかけて雪が降り、積雪1センチを記録したということです。 また南アルプスは、1日に今シーズン2回目の積雪となりました。 伊那市長谷総合支所によりますと、南アルプスの積雪は、仙丈ケ岳頂上付近で5センチから10センチだということです。
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子ども達が木を使った遊びを体験
子どもが木を使った遊びを体験する「木ッズフェスタ」が30日、箕輪町文化センターで開かれました。 この日は、小学生までの親子連れが会場を訪れ、木を使った遊びを体験していました。 イベントは、箕輪町が「木育」事業の一環で初めて開いたものです。 このうち、木のロボットを作るコーナーでは、子ども達が用意された四角や棒の形をした木を使ってロボットを組み立てていました。 また同じ会場で自然エネルギーフェスタも同時開催されました。 長野県企業局のブースでは、箕輪ダムで検討が進められている水力発電計画を受け、水車で起こした電気で電車の模型を動かす展示をしていました。 箕輪町では「身近にある自然エネルギーについて考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
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放課後児童クラブスキルアップ交流会
上伊那の放課後児童クラブの指導員を対象にしたスキルアップ交流会が、31日、伊那市創造館で開かれました。 交流会では自分で作って遊べる室内遊びが紹介されました。 参加者は、雨傘の袋や紙コップ、新聞紙など身近にある素材でおもちゃを作りました。 指導したのは、長野県南信レクリエーション協会の栗屋 雅子さんです。 栗屋さんが、紙コップで作ったおもちゃを飛ばすと、集まった人達からどよめきが起きていました。 これは、放課後や長期休暇中に児童を預かる学童クラブの指導員を対象に、クラブの運営や指導に役立つ情報を提供するとともに、指導員同士の交流の場所にしてもらおうと、伊那保健福祉事務所が毎年開いています。 交流会には、上伊那の7市町村の26施設から、65人が参加しました。 栗屋さんは、「一番大切なのは子どもたちが自分の力で作ること。そうすれば、遊んで楽しいし、おもちゃも大切にします」と話していました。
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南箕輪村人口 増加数・増加率トップ
去年10月1日現在で実施した平成27年国勢調査の結果、南箕輪村が、人口増加数、人口増加率ともに県内でトップとなりました。 長野県内77市町村のうち、人口が増加したのは、増加順に南箕輪村、御代田町、松本市の3市町村で、その他の74市町村で減少しました。 南箕輪村の人口増加数は、520人、増加率は3.6%で、県内トップとなっています。 また、南箕輪村の、0歳から14歳までの年少人口が占める割合は16%、15歳から64歳までの生産年齢人口の割合は61.4%とともに県内で最も高く、逆に、65歳以上の老年人口の割合は、県内で最も低い22.5%、平均年齢は県内で最も若い43.3歳でした。 今回の調査で、最も人口が減った市町村は、長野市の3913人でした。 伊那市は、人口が減った市町村の3番目で2822人の減少、増加率はマイナス4%、箕輪町は、973人の減少で、増加率はマイナス3.7%でした。 長野県の人口は209万8804人で、これは前回の平成22年度調査と比べるとマイナス2.5%、5万3645人の減少となりました。
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御園区民祭30周年 発起メンバーに感謝状
伊那市御園区の第30回区民祭が30日、公民館で行われ、30回の節目に区民祭を立ち上げた発起人2人に感謝状が贈られました。 この日は、御園区民祭の立ち上げメンバーの宮下高雄さんと、白石英雄さんの息子・英一さんに感謝状が渡されました。 当時実行委員長を務めた宮下さんは「地区のみんなで何か盛り上がることをやろうという機運が高まっていた。そんな中で始まった区民祭が今まで続いているのはとても嬉しい」と話していました。 区民祭では、地元で採れた野菜が格安で並び、多くの地区住民が買い求めていました。 また展示会場では、今年御園区の地名調査が行われたことに合わせて、地区の古い地図や古文書が展示されました。 実行委員長の御子柴勝久区長は「まつりは区民のふれあいの場として地区の財産になっている。これからも伝統を守り続けていきたい」と話していました。
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伊那公民館おやじの会 市内でごみ拾い活動
伊那市の伊那公民館講座「おやじの会」のメンバーが25日、伊那市内でごみ拾い活動を行いました。 この日は、おやじの会のメンバー40人が4つのグループに分かれて天竜川を挟んで東西でごみ拾いを行いました。 このうち竜西地区を担当したグループは、伊那公民館を出発し、伊那北駅や伊那市駅を経由しながら飲食店が並ぶ通り町の歩道を中心にごみを拾いました。 おやじの会は、定年退職後の男性の生きがいづくりを目的に伊那公民館の講座で活動していて、月に1回料理教室や史跡についての勉強を行っています。 ごみ拾いは清掃美化活動として4年前から行っています。 参加したメンバーは「住宅の前はごみがないが少し外れると多く落ちていて、特にたばこの吸い殻が目立っていた。ポイ捨てをしないできれいな街を心掛けてほしい」と話していました。
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伊那市の商店街でハロウィンイベント
伊那市の中心市街地で29日ハロウィンイベントが行われました。 セントラルパークでは、子どもたちが魔女やアニメのキャラクターなどの仮装を披露していました。
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信州の名工 田中英臣さん
「今年で職人生活50年余りやってきて、それが(賞として)いただけたのかなぁと」 左官工の田中英臣さん73歳。 南箕輪中学校を卒業後、昭和34年に上京して知り合いの左官工の元で8年間修行しました。 昭和42年に南箕輪村に戻り、4年間地元で経験を重ね、昭和46年4月に現在の田中左官工業所を始めました。 現在は、次男の紀久さんをはじめ4人の職人と一緒に仕事をしています。 田中さんは、一般住宅の他、上伊那の学校や保育園、病院、寺、など幅広く携わっています。
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園児と中学生がハロウィンで交流
伊那市の竜西保育園の園児と伊那中学校の生徒が28日、ハロウィンの仮装をして交流しました。 園児たちが、おやつをねだると生徒が一人一人に手渡していました。 竜西保育園と伊那中学校は近くにあり普段から交流を深めています。 28日は園児およそ100人が伊那中を訪れ3年3組の生徒とハロウィンを楽しみました。 おやつをもらった園児は歌を披露していました。 伊那中学校の生徒は「小さな子どもたちと触れ合うことでリフレッシュできました。」と話していました。
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長谷の2大紅葉スポット見ごろ
伊那市長谷の二大紅葉スポットといわれる、三峰川深部にある巫女淵と、南アルプス林道の紅葉が見ごろとなっています。 浦にある巫女淵は平家の巫女が身を投げたという悲しい伝説が残されています。 巫女淵は、通行止めとなっている三峰川林道を、入り口から17キロほど登った奥深い場所にあり、現在は、一般は立ち入ることのできない秘境となっています。 伊那市長谷総合支所によると見ごろは今週いっぱいだということです。
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赤羽敞子さん 箕輪町に墨絵を寄贈
箕輪町松島の赤羽敞子さんは、水芭蕉の墨絵を27日に箕輪町に寄贈しました。 この日は、赤羽さんが役場を訪れ、白鳥政徳町長に墨絵を寄贈しました。 赤羽さんは「玉珠」の名前で15年程前から墨絵を描いています。 今回町に寄贈した作品は、3年前に萱野高原に行ったときに見つけた水芭蕉を見ながら描いたものです。 縦1メートル20センチ横80センチで、麻の紙に描いています。 この作品は、今年6月に伊那文化会館で開かれた「日本墨絵展」で長野県知事賞を受賞しました。 また、今年7月から9月に行われたイルミネーションフェスタみのわ2016のポスターにも使われています。 白鳥政徳町長は「大切に扱って多くの人に見てもらえるところに飾りたい」と話しました。
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信州の名工 池上敬造さん
「長いことやってきたかなとは思うんですけど、まさかこういう賞をもらえるとは思っていなかったので、いいのかなあって」 建築板金工の池上敬造さん、60歳。 高遠高校卒業後、地元企業に就職し、19歳の時に父親が経営する池上板金店に入りました。 33歳の時に池上板金工業に改組し、社長に就任。 現在は長野県板金工業組合の理事も務めています。 建築板金工は、金属の板を加工し、建物の屋根や外壁などを作る仕事です。 屋根の吹き替えのリフォームが中心だということです。 「リフォーム工事をやっていて、お施主さんが「きれいになって嬉しい」って言われたときが一番うれしいですね」
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信大農学部 ゆりの木並木見ごろ
南箕輪村の景観10選に選ばれている信州大学農学部のゆりの木並木が見ごろとなっています。
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伊那飛行場訓練生の弟 来伊
終戦直前に伊那市六道原に建設された伊那飛行場で飛行訓練を行った男性の弟が、伊那市を訪れ、当時を懐かしみました。 26日、バスで伊那市を訪れたのは、福井 英人さん90歳です。 福井さんは、現在神奈川県在住ですが、数年前まで京都に住んでいました。 迎えに来たのは、境の神田福治さん86歳です。 福井さんは、神田さん宅に一泊し、思い出話に花を咲かせました。 福井さんの兄・祥七さんは、昭和19年の秋から冬にかけ、伊那飛行場で訓練を受けました。 福井さんは、祥七さんが伊那で訓練を受けていた3か月の間に、兄と面会するため、十数回、京都から伊那を訪れたということです。 その際、神田さんの家に立ち寄り、兄への土産品などをもらったということです。 その後、祥七さんは中国に派遣されましたが、無事に帰国し、56歳の時にがんで亡くなりました。 27日は、伊那飛行場に詳しい上の原の久保田 誼(よしみ)さんの案内で飛行場の遺構を巡りました。 今回、当時お世話になった神田さんに会い、兄との思い出の場所を巡ろうと、伊那市を訪れました。 伊那飛行場に詳しい久保田さんは、「当時の飛行場での面会の様子など生々しい貴重な証言だ」と話していました。
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高遠 移住ガイドブック完成
伊那市の高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会は、子育て世代をターゲットにした移住ガイドブック「信州高遠 すみかたろぐ」を製作しました。今回製作した移住ガイドブックです。 全部で30ページあり子育て世代の移住希望者をターゲットにした構成となっています。 衣食住など暮らしの情報と共に、地域での出産や産後ケアの相談体制、高遠第2第3保育園と高遠北小学校の活動など子育て環境に重点を置いています。 この他に高遠町に移住した10組の家族の暮らしの様子や地区の地図、高遠の自然などについても紹介しています。 移住ガイドブックは、市のまちづくり交付金などを活用し、全部で2000部作られる予定で、事業費はおよそ40万円です。 26日は、伊那市役所で会のメンバーが市の職員にガイドブックの完成を報告しました。 ガイドブック制作は会のメンバーが、企画や写真撮影、編集を分担して行ったという事です。 ガイドブックは無料で市役所の他、市内の観光施設などに置かれる事になっています。
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高校生と園児が音楽で交流
伊那市高遠町の高遠高校の3年生は25日、授業の一環で地元の保育園児たちと音楽で交流しました。 25日は、高遠高校の幼児教育音楽を授業で選択している3年生16人が高遠第2第3保育園を訪れ、歌や手遊びで交流しました。 去年から保育園で実習を行っていて、生徒たちは歌や振付などを考え練習してきたということです。 童謡やディズニーの曲などを手遊びを交えながら披露しました。 園児たちは、手拍子をしたり、高校生の振付のマネをしたりして音楽を楽しんでいました。 野溝かをる園長は、「高校生たちは子供の扱いが上手く関心しました。子供たちに親しみやすい音楽で楽しめました」と話していました。
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地蜂今年は不作か 愛好者嘆き
秋も本番を迎え蜂追い好きにはたまらない季節となっています。 しかし、9月の長雨の影響で愛好者は「今年は不作の年になりそうだ」と話しています。 伊那市地蜂愛好会会長の田中耕一さんは、30日に市内で行われる巣の重さを競うコンテスに出品するため、自宅の庭で地蜂を飼っています。 7月に山で捕った巣を持ち帰り鳥の肝臓や心臓をエサとして与え7つの木箱で育てていました。 残った1つの巣には、たくさんの蜂がエサを運び巣をつくっています。 田中さんによると、10月に入り蜂が徐々に減っていったということです。 地蜂愛好会の他のメンバーからも、全滅してしまうなど思うように巣が作れずに苦労しているという声が田中さんの所に寄せられているということです。 また、里山の自然の巣も蜂が抜けて空になった巣が多いということで、田中さんは9月の長雨で蜂のエサとなる虫がいなかったことが原因ではないかと推測しています。 毎年、この時期に行われるコンテストには、自宅で育てた蜂の巣が持ち込まれます。 今年は、例年並みの26個の巣がコンテストに出品される予定ですが、「期待できないのではないか」と田中さんは話していました。 地蜂「巣」コンテストは、今月30日に伊那市のみはらしファームで行われることになっています。 蜂の子やざざ虫などの珍味を販売している伊那市の塚原信州珍味。 今年は、蜂やイナゴの入荷が大幅に少ないということです。 塚原では、数が少ない年でも、毎年楽しみにしている人がいるので値上げせずに例年通りの値段で販売しているということです。