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亜細亜大学生が伊那の地域性を学ぶ
東京の亜細亜大学の学生が13日伊那市美篶青島の矢島信之さんの案内で伊那の歴史や食文化に触れました。 伊那を訪れたのは亜細亜大学の夏目重美教授のゼミを受けている37人です。 夏目教授が井月俳句大会に俳句を投稿したことが縁で井上井月顕彰会の矢島さんと知り合いになりました。 伊那市高遠町でゼミの合宿が行われその中で矢島さんの話を聞くことになりました。 矢島さんは川の氾濫による被害を少なくするための霞堤防などについて話をしました。 また伊那の食文化を知ってもらおうと用意したイナゴやサナギなどを学生に振る舞いました。 学生は地元の人から直接話を聞くことでこの地域について理解を深めていました。
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東部中学校吹奏楽部定期演奏会
伊那市の東部中学校吹奏楽部の定期演奏会が24日伊那文化会館で開かれました。 演奏会には、1年生から3年生までの部員83人の他、OBやOGも出演しました。 東部中学校吹奏楽部では、練習の成果の発表の場として、年に一度定期演奏会を開いています。 今年は中部日本吹奏楽コンクールの県大会で金賞を受賞し、来月開かれる本大会に長野県代表として出場します。 演奏会では、コンクールの課題曲の他、JPOPやアニメソングなどを披露しました。 演出も生徒が考えたということで、一年生が踊って会場を盛り上げる場面もありました。 3年生は今回の演奏会で引退になるということで、「3年間の想いをこめて演奏をしたい」と話していました。
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今年は5週連続そば三昧
信州そば発祥の地をPRしようと、毎年秋に、毎週にそばイベントを開催してきた伊那市ですが、今年は5週連続のそばイベントを開催します。 伊那市ではこれまで、4週連続でそばイベントを開催してきましたが、今年は5週連続にするとしています。 これまでの、内の萱の行者そば祭り、農業公園みはらしファームの信州伊那新そばまつり、高遠城址公園の山麓一の面会同フェスタ、高遠そば新そば祭りに加え、今年は伊那スキーリゾートのきのこ王国とコラボした西春近新そば&きのこ祭を行うとしています。 白鳥市長は、信州3大そばの産地の一つとされる長谷・入野谷の原種のそばを復活させる取り組みを紹介し、「数年かかるが、江戸時代に食べられていたものが味わえるようになると思う。」と今後に期待していました。
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きのこ中毒予防月間で鑑別
キノコ狩りのシーズンです。 長野県の中毒予防月間に合わせて、きのこの鑑別が伊那保健福祉事務所で行われています。 24日は、県から委嘱されたきのこ衛生指導員が、持ち込まれたきのこの鑑別にあたっていました。 連休明けということもあり、次々ときのこが持ち込まれていました。 今年は、雨が多くきのこの当たり年だということです。 持ち込んだ男性は食べられるきのことわかり、喜んでいました。 今年県内では、これまでに食中毒の報告はないということですが、厚生労働省のまとめによりますと、全国では、ここ数年の平均で件数にして47件、患者数140人ほどの事故が1年間に発生しています。 特に間違えやすい3大毒きのこの、クサウラベニタケ、カキシメジ、ツキヨタケです。 伊那地域では、そのうちカキシメジを食べる習慣があるということですが、塩漬けにしたり、煮たりしても毒は抜けないので、決して食べないでほしい」と、関係者は呼びかけていました。 きのこ鑑別相談は、祝日以外の月・水・金の日程で10月下旬まで、伊那保健福祉事務所で開かれています。
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敬老の日 松島区長寿者慰安会
敬老の日の21日、松島区長寿者慰安会が、箕輪町の町民体育館で開かれました。 慰安会には、松島の70歳以上のお年寄りおよそ200人が参加しました。 松島区長寿者慰安会は、松島地区社協が地域のお年寄りに楽しんでもらおうと毎年開いているものです。 松島区の人口はおよそ6,300人で、そのうち65歳以上の高齢者はおよそ1,500人います。 会では、松島保育園の年長園児が踊りを披露しました。 松島地区社協では、「これからも元気で長生きをしていただき、区のためご指導をお願いしたい」と話していました
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旧井澤家住宅で野点の茶会
伊那市西町の旧井澤家住宅で20日、野点の茶会が開かれました。 茶会は、日本の文化に触れてもらおうと、旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会が開いたものです。 伊那市山寺の福澤登美子さんが指導する表千家の教室の会員らが、抹茶と和菓子を振舞いました。 また抹茶茶碗は、20日まで旧井澤家住宅で展示を行っていた浦野真吾さんの高遠焼を使用しました。 伊那部宿を考える会の中村國義会長は、「天気にも恵まれ最高の雰囲気の中で行えてよかった」と話していました。
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赤そばの里オープン 連休中の家族連れなどで賑わう
高嶺ルビーと呼ばれる赤そばが一面に広がる箕輪町上古田の赤そばの里が、19日オープンし、連休中の家族連れなどで賑わいました。 19日は、オープニングイベントが現地で行われ、花火の合図と共に鳩が放たれた他、地元の太鼓グループ箕輪太鼓ジュニアの演奏で祭りの開始を祝いました。 赤そば「高嶺ルビー」は、宮田村のタカノ株式会社と信州大学が共同で開発したものです。 上古田区では、赤そばを使って地区の活性化につなげていこうと、平成18年に「古田の里赤そばの会」を立ち上げ、今年で10年目になります。 広さ4.2ヘクタールの畑一面に広がる赤そばと南アルプスを眺めることができ、シーズン中は県内外から多くの観光客が訪れます。 今年は先月8日に種を蒔き、現在は五分咲きとなっています。 今年は雨の影響で成長が遅れているということですが、それでも大型連休初日の今日は家族連れやアマチュア写真家が景色を楽しんでいました。 ある会員は、「全国放送のテレビで取り上げられるなど、有名な観光地となりつつある。今後は付加価値をつけて、さらに広域的な観光に繋げていきたい」と話していました。 花の最盛期は、今月末から来月上旬ごろということです。 26日と27日には、赤そば花まつりが上古田公民館で行われる他、来月11日までの期間中は敷地内で打ち立てのそばが味わえます。
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伊那谷住宅建築展
伊那市などに住む建築士による住宅建築展が19日から伊那市の伊那図書館で始まりました。 会場には、伊那谷の建築士の仕事を紹介したパネルや模型などが展示されています。 「逆手に取る」がテーマで、「土地が狭い」「日当たりが悪い」「予算が少ない」などといった悪条件をうまく活用した建築のアイデアをパネルで紹介しています。 建築士の仕事を多くの人に知ってもらおうと開かれているもので、伊那市などの建築士11人が参加しました。 会場内には、高さ3メートルのグリーンウォールも展示されています。 間伐した際に出た不要なスギの葉を利用して制作されました。 20日は午後1時半から酒屋に飾られ新酒ができたことを知らせる「杉玉」を作るワークショップが行われます。 伊那谷住宅建築展は27日(日)まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。
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日本山岳写真協会南信支部 第21回写真展
山岳写真愛好家でつくる日本山岳写真協会南信支部の写真展「貌(かたち)・季節の中で」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、南信支部の会員15人の作品57点が並んでいます。 日本山岳写真協会は全国に7つの支部があり、プロアマ問わずおよそ400人が所属しています。 南信支部では年に数回県内各地で写真展を開いていて今回で21回目です。 1年間を通して県内外や国外に足を運び撮影した写真が並んでいます。 日本山岳写真協会南信支部の写真展「貌・季節の中で」は、23日(水)まで伊那文化会館で開かれています。
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秋の全国交通安全運動はじまる
21日から始まる秋の全国交通安全運動に合わせて、ドライバーに安全運転を呼びかける啓発活動が18日、伊那市役所前で行われました。 啓発活動には、伊那交通安全協会や伊那市交通指導員、自動車販売協会の会員など70人が参加し、ドライバーに安全運転を呼びかけました。 運動の基本は「子供と高齢者の交通事故防止」で、「信濃路は ゆとりの笑顔と ゆずりあい」をスローガンに掲げています。 今年に入って伊那警察署管内では17日現在で323件の交通事故が発生していて、3人が死亡しています。 亡くなった3人はいずれも65歳以上の高齢者だということです。 秋の全国交通安全運動は、21日から30日まで行われます。
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南箕輪村の長寿者訪問 唐木村長が長寿を祝う
敬老の日を前に、南箕輪村の長寿者訪問が17日から始まり、唐木一直村長らが高齢者宅を訪問して長寿を祝いました。 このうち、北殿の西澤悌次郎さん宅には唐木村長が訪れ、祝い金を贈りました。 西澤さんは、昭和2年生まれの88歳。 広島県江田島市にあった海軍兵学校に19歳で入学し、いよいよ特攻という直前に終戦を迎えました。 戦後は小学校の音楽教諭をつとめ、退職後は消防団のラッパ指導にあたりました。 現在は、喉を傷めて耳鼻科に通院していますが、他に悪いところはなく健康だという事です。 教員時代に東京に通って芸大の教授からピアノや作曲、指揮の指導を12年間受けていた西澤さんは、「機会があればこれからもその技術を活かしていきたい」と話していました。 南箕輪村の長寿者訪問は、88歳以上の高齢者を対象に行われていて、村の理事者が、あすまでに336軒を訪問する事になっています。
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歯の衛生に関する図画・ポスターコンクール
歯の衛生に関する図画・ポスターコンクールの審査会が16日、伊那市西町の上伊那歯科医師会館で開かれ、西箕輪中学校1年の宮下いのりさんの作品がポスターに採用されることが決まりました。 ポスターに採用されることが決まった西箕輪中学校1年の宮下いのりさんの作品です。 「仕上げが美しく、毎日コツコツ歯を磨くことの大事さをかわいらしく表現している」と評価されました。 16日は上伊那歯科医師会館で審査会が行われました。 コンクールには、上伊那の小中学校から665点の応募がありました。 ポスターは250枚用意され、上伊那の小中学校や市町村などに配布されるということです。
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写真展「信州に生きる野鳥たち」
県内の野鳥の写真展「信州に生きる野鳥たち」が南箕輪村の日帰り温泉施設大芝の湯で開かれています。 会場には、県内で撮影された野鳥の写真40点が展示されています。 伊那市境の戸谷省吾さんが撮影したもので、「郷土に生きる野生の鳥の姿を多くの人に見てもらいたい」と展示会を開きました。 写真展「信州に生きる野鳥たち」は、28日(月)まで南箕輪村の大芝の湯で開かれています。
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地価公表 住宅地19年・商業地23年連続下落
長野県は7月1日現在の県内の地価を公表しました。 全体では住宅地が平均で19年連続、商業地は23年連続の下落となりましたが、下落幅は前年より縮小しました。 県内77市町村399か所で調査が実施され、林地を除く390地点のうち、前年より上昇したのは21地点、横ばいが24地点、下落が345地点でした。 指標となる価格を提供し適正な土地取引が行われるよう調査が行われています。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内市町村の平均変動率は、伊那市がマイナス1.4%、箕輪町がマイナス2.5%、南箕輪村がマイナス0.5%で、それぞれ前年より下落しましたが、下落幅は縮小しました。 地価は1平方メートル辺りの標準価格です。 放送エリアの商業地で下落幅が大きかった地点は、伊那市山寺駐車場付近が、去年の4万7400円より3.2%下落し4万5900円、箕輪町の伊那松島駅前付近で、去年の3万3000円から3.9%下落し3万1700円、南箕輪村神子柴のクスリのサンロード南箕輪店付近が、去年の2万7300円から3.7%下落し、2万6300円となっています。 県内の商業地のうち、軽井沢の2地点では、平成20年以来7ぶりに上昇しました。
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藤原さんマツタケ豊作に期待
伊那市富県新山のマツタケ名人の藤原儀兵衛さんの山では収穫が始まっています。 「今年も豊作の年になりそう」と藤原さんは期待しています。 藤原さんはこの道50年以上の大ベテランです。 収穫は9月のはじめから始まっていて15日も、近くにある山で汗を流していました。 藤原さんは、贈答用などの注文を受け自分の山からマツタケを採って出荷しています。 今年は、猛暑日が続き地面の温度が高かったため平年より一週間ほど遅いということです。 これから気温が下がって空気が乾くと品質の良いものが収穫できると藤原さんは話します。 マツタケの収穫は10月いっぱいまで続くということです。 一方、マツタケ料理を提供している伊那市高遠町の竹松旅館です。 ずらりとマツタケが並びます。 寿司にすき焼き土瓶蒸しなどマツタケ三昧の料理が味わえるということで地元をはじめ県内外からも訪れます。 15日も予約の電話が鳴っていました。 お昼には、松本市から訪れた人たちがコース料理を味わっていました。 竹松旅館では、「今年は良いものが揃って入ってくる。豊作の年になると思う」と話していました。
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北澤ユウジさん果実大使に任命
JA上伊那は、きのこ大使に任命されている北澤ユウジさんを15日、新たに果実大使に任命しました。 15日は、北澤さんに任命書と法被が贈られました。 JA上伊那では、ユウジさんに知名度があるとして今年3月にきのこ大使として任命しています。 イベントなどで好評だったことから果実大使として任命することになりました。 任期は来年の3月31日までで、各地で行う消費宣伝会や農協祭などで上伊那産の果実をPRしていくことになっています。
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「直江津遭難の日」に慰霊
1942年昭和17年に当時の中箕輪国民学校の児童が犠牲になった「直江津遭難の日」の13日、同級生が慰霊碑に集まり冥福を祈りました。 13日は同級生16人が箕輪町の箕輪中部小学校にある慰霊碑に集まりました。 直江津遭難は修学旅行で新潟県直江津を訪れていた児童5人が高波にさらわれ命を落としたものです。 同級生が恩師の名前と亡くなった5人と自分を加える意味の「搏美六人力会」をつくりました。 会では校庭に碑を建立し毎年事故があった9月13日に慰霊していいて今年で73年目となります。 会員が高齢化したことからここ数年は有志が集まり活動しています。 原和男代表は「亡くなった同級生の分まで力強く生き、世のため人のために尽くしたい。」と話し友の冥福を祈っていました。
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第39回上伊那花卉品評会
カーネーションやアルストロメリアなど上伊那の主力となっている花を集めて審査を行う「第39回上伊那花卉品評会」が11日、伊那市役所で開かれました。 品評会には、上伊那花卉生産者会議の会員37人から219点が出品されました。 会場には、上伊那が県下有数の産地となっているカーネーションやアルストロメリア、トルコギキョウなどが並びました。 最優秀賞にあたる「長野県知事賞」には、飯島町の竹澤孝生(たけざわ たかお)さんのカーネーションが選ばれました。 全体的なバランスやまっすぐ伸びた茎などが評価されたということです。 審査会の後は、消費者に関心を高めてもらおうと予約販売も行われ、多くの人が訪れていました。
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J1残留へ山雅応援 サポーターが旗づくり
松本山雅FCのサポーターグループ「南信ペーニャ」は、J1残留に向け選手たちを後押ししようと、個人用の応援旗を作りました。 13日は、伊那市民体育館で南信ペーニャのメンバーや一般など合わせて50人が作業を行いました。 松本山雅は、今シーズンJ1で戦っていますが、年間総合順位は13日現在16位とJ2降格圏内となっています。 山雅のサポーターは、J1残留に向け選手達が気持ち良く試合が行えるよう、観客の一人一人が旗を振り応援しようと今回の企画を計画しました。 伊那地区会場となった伊那市民体育館には、50センチ四方の緑色の旗に、それぞれが思い思いのメッセージを書き込んでいました。 南信ペーニャによりますと、この日作った旗は、およそ50本で、20日と23日のホームゲームで振り、応援するという事です。
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イーゼル会・クレパス会 合同女性作品展
伊那市の女性絵画サークル、イーゼル会とクレパス会の合同作品展がコミュニティカフェセジュールで開かれています。 会場には、会員と講師の作品12点が展示されています。 イーゼル会とクレパス会は、市内の絵画教室で学んだ人たちでつくる絵画サークルです。 会では、「色の美しさや、女性ならではのやわらかな雰囲気を感じてほしい」と話していました。 この展示は、10月3日まで伊那市荒井のコミュニティカフェセジュールで開かれています。
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市長訪問 宮原さんの長寿を祝う
21日の敬老の日を前に伊那市の白鳥孝市長は、今年100歳を迎えた手良の宮原きくゑさん宅を訪れ長寿を祝いました。 13日は白鳥市長が、伊那市手良の宮原さん宅を訪れ、祝い金や肖像画を贈りました。 宮原さんは大正4年生まれの100歳です。 平成15年に亡くなった夫と共に稲作や養蚕、果樹栽培など農業を営みながら子供4人を育てました。 今でも畑の草取りをするのが日課となっています。 95歳の時には、体調を崩し入院しましたが、10日程で退院し翌日から畑に出る程、畑仕事を欠かさないという事です。 現在は息子夫婦と孫夫婦と同居していて、一緒に暮らすひ孫については「みんないい子に育ってうれしい」と話していました。 伊那市で今年100歳となる人は男女合わせて20人で、市内最高齢は男性が105歳、女性が108歳です。
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児童が手作りカヌー体験
伊那市長谷の美和湖で6日、手作りカヌーの体験イベントが行われました。 このイベントはカヌー作りの指導などにあたっているNPO法人美和湖倶楽部が行ったものです。 6日はカヌーを作った東春近小学校の児童やその保護者などおよそ80人が集まりました。 子どもたちは3、4人のグループで乗り込むとパドルを操り湖面を進んでいました。 カヌーはおよそ3.4メートルで子どもでも扱いやすいように、コンパクトに設計されています。 県産材のスギやヒノキが使われていて防水加工がほどこされています。 なかには耐水性に優れている選挙のポスターを貼る掲示板を譲り受け、作ったカヌーもありました。 設計と制作の指導にあたったNPO法人美和湖倶楽部の蓑口健二さんは「自然を体感することで地域の良さを知ってもらいたい。」と話していました。
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伊那北高校合唱コンクール
伊那北高校の合唱コンクールが伊那市の伊那文化会館で11日、開かれ3年A組が金賞に選ばれました。 今年で48回目となる合唱コンクールでは、1年生から3年生までの18クラスが練習の成果を発表しました。 今年は、全クラスが混声四部合唱に挑戦したということで各クラスの息のあったハーモニーを響かせていました。 審査の結果、3年A組が金賞に選ばれました。 伊那北高校合唱コンクールの模様は20日の午後2時から放送します。
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第39回花卉品評会 最優秀賞に飯島町竹澤孝生さん
カーネーションやアルストロメリアなど上伊那の主力となっている花を集めて審査を行う「第39回上伊那花卉品評会」が11日、伊那市役所で開かれました。 品評会には、上伊那花卉生産者会議の会員37人から219点が出品されました。 会場には、上伊那が県下有数の産地となっているカーネーションやアルストロメリア、トルコギキョウなどが並びました。 最優秀賞にあたる「長野県知事賞」には、飯島町の竹澤孝生さんのカーネーションが選ばれました。 全体的なバランスやまっすぐ伸びた茎などが評価されたということです。 審査会の後は、消費者に関心を高めてもらおうと予約販売も行われ、多くの人が訪れていました。
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景観保全に関するシンポジウム
伊那市は、市内における守るべき景観とは何かについて考えるワークショップを、12日、創造館で開きました。 今後は、国の制度の活用も視野に入れ、景観保護に取り組んでいく考えです。 ワークショップは、景観保護にいかしていこうと、市教育委員会が初めて開いたものです。 国は、里山や棚田など人々の生活や風土に深く結びついた地域特有の景観を守ろうと、平成16年に「重要文化的景観の選定制度」を創設しました。 都道府県や、市町村が保存措置を行うもののうち、特に重要なものを国が選定するものです。 選定されると、保存に影響を及ぼす行為をしようとする場合、文化財保護法により国に届出が必要になります。 県内では、飯山市の小菅山と千曲市の姨捨の棚田が選ばれていて、全国では47件が選定されています。 ワークショップでは、文化庁世界文化遺産アドバイザーの本中眞さんが、制度の内容や伊那谷における重要文化的景観地区についての話しをしました。
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高遠消防署一日出張所
伊那市高遠町の高遠消防署の救急一日出張所が12日ニシザワ高遠食彩館で行われ、買い物客が緊急時の対応を体験しました。 12日は、ニシザワ高遠食彩館の駐車場に一日出張所が設けられ、心肺蘇生法や119番のかけ方の体験、救急車の展示が行われました。 これは、12日までの救急医療週間に合わせ、地域住民に意識を高めてもらおうと高遠消防署が初めて行ったものです。 救急車の展示では、子どもたちが車内に乗り込み、設備を見学していました。 119番のかけ方体験では、買い物客の男性が倒れ、救急車を呼んでほしいと頼まれたという想定で電話をしました。 ある署員は、「救急車を呼ぶときは、どこの市町村かからかけているのかしっかり伝えることが大事。署員が質問をしてくれるので、落ち着いて答えてください」とアドバイスしていました。
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分杭峠気場発見20周年記念シンポジウム
伊那市長谷分杭峠の気場発見20周年記念シンポジウムが12日、気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。 シンポジウムにはおよそ150人が参加し、これまでの経過報告や基調講演が行われました。 伊那市長谷の分杭峠は、中央構造線が作る地形の影響で特殊な「気」が発生するといわれています。 気場は平成7年7月2日に気功師の張志祥さんが発見し、今年で20年となります。 パワースポットとして人気を集め、昨年度はおよそ2万5千800人が訪れたということです。 基調講演では国際ジャーナリストの中丸(なかまる)薫(かおる)さんが話をしました。 世界中のパワースポットを巡った中丸さんは、この地域を訪れた途端「波動が変わる」のを感じたといいます。 中丸さんは、「現代社会の中で真実の情報を探るための直観力を得るには、心身の浄化が必要。気場を訪れ、ゆっくりと過ごすことでそれににつながる」と話していました。
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起業・創業に関する展示
起業・創業に関する情報が掲載されたパネルや冊子の展示会が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 伊那図書館2階のロビーには、起業や創業に役立つ情報を掲載した冊子などを8機関が共同で展示しています。 各機関のサポート制度などを知って創業のきっかけにしてもらおうと、日本政策金融公庫などが開いているものです。 日本政策金融公庫では、昨年度県内290企業に対しおよそ35億円融資を行いました。 伊那支店では、前の年より17件多い40企業におよそ3億8千万円融資を行ったということです。 起業・創業に関する展示は、17日(金)まで伊那図書館で開かれています。
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高校演劇合同発表会
上伊那地区高校演劇合同発表会が6日開かれ、伊那西高校が県の発表会の出場校に選ばれました。 発表会には上伊那の6つの高校が参加しました。 上伊那地区高校演劇合同発表会は、学校同士の交流と、クラブ活動のレベルアップにつなげようと上伊那地区高等学校演劇連盟が毎年開いています。 伊那西高校演劇クラブは、オリジナルの脚本「人と生まれた悲しみを知らないものは・・・」を披露しました。 人の記憶を見て保存することができる機能を持った介護ロボットが、主人公の老人から戦中戦後の記憶を引き出そうとする内容です。 伊那西高校演劇クラブでは「人の記憶の意味深さを、演技を通して伝えたい」と話していました。 伊那西高校が出場する県の発表会は、11月に東御市で開かれます。
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直江津遭難事故から73年 児童が慰霊碑で冥福祈る
1942年9月13日に、中箕輪国民学校、現在の箕輪中部小学校の児童5人が修学旅行中に新潟県の直江津で亡くなった事故の冥福を祈ろうと、11日児童が登校の時間に合わせて慰霊碑に花を手向けました。 午前7時40分、児童達は家から持参した花を手向け、慰霊碑に手を合わせていました。 1942年9月13日に、現在の箕輪中部小学校の6年生にあたる児童が修学旅行で訪れていた新潟県の海で遭難し、5人が亡くなった事故から今年で73年を迎えます。 ある児童は「命の大切さを改めて感じる日。二度とこういう事故が起きないようにお祈りしました」と話していました。 亡くなった児童の同級生でつくる「搏美六人力会」の有志は、13日に小学校を訪れる予定です。