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第6回一水十日会展
伊那谷在住の一水会展の出品者でつくる「一水十日会」のメンバーの展示会が1日から伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、一水十日会のメンバー11人の作品44点が並んでいます。 一水十日会は、伊那谷在住の画家11人が「西洋絵画の伝統である写実の本道を守り、技術を磨こう」と結成しました。 展示している作品は、100号から6号までで、県内で描写した風景画が多いということです。 会では、訪れた際には感想や意見を伝えてもらえると励みになると話しています。 今回会場にはチャリティー作品コーナーが設けられ、売上の一部を御嶽山の噴火があった王滝村や、県北部地震で被害のあった白馬村に寄付する予定だということです。 第6回一水十日会展は、11日(水)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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ふるさと森林づくりで2団体が受賞
伊那市長谷の溝口里山創り隊と、伊那市西春近の諏訪形区を災害から守る委員会は、森林づくりに貢献した個人や団体に贈られる、長野県のふるさと森林づくり賞を受賞しました。 2日は、溝口里山創り隊の芳賀二三雄代表と、伊那市西春近の諏訪形区を災害から守る委員会の酒井久委員長らが、市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に受賞を報告しました。 平成26年度、ふるさと森林づくり賞では、4部門で合計22の個人や団体が表彰されました。 このうち、溝口里山創り隊は、森林づくり推進の部で長野県緑の基金理事長賞を受賞しました。 溝口里山創り隊は、平成22年度に発足し、溝口地区の荒廃した森林の整備や、地域の里山を後世に引き継ごうと、地域住民で森林づくり教室などを開いていて、その取り組みが評価されました。
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西箕輪の冬の自然を満喫
冬の樹木や植物の実を観察しながら散策する自然観察会が1日、伊那市西箕輪で行われました。 観察会は冬の自然を楽しんでもらおうと西箕輪公民館が開いたもので小学生や地区住民など30人が参加しました。 講師は地元に住む白鳥孝伊那市長と長野県自然観察インストラクターの野口輝雄さんが務めました。 1日は、みはらしファームを出発し、経ヶ岳自然植物園までのおよそ2キロを歩き途中、植物の実や木の年輪を調べたりしました。 経ヶ岳自然公園では、塩・砂糖・とうがらしを雪が入ったコップに入れ、どれが一番温度が下がるか実験しました。 マイナス5度だったものが塩を入れたものはマイナス20度まで下がり、野口さんは「塩が解けると熱を奪われるため」と解説していました。 この原理を使ったアイスキャンディー作りも行われました。 たき火が趣味という白鳥市長は、近くにある枯枝を集め、実演しました。 白鳥市長は、「木を同じ方向に向けて並べる事が大切」とポイントを話していました。 西箕輪公民館では、5月に春の自然観察会を開くことになっています。
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みはらしで一足早く節分会
3日の節分を前に、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで1日豆まきイベントが行われ、多くの人で賑わいました。 とれたて市場前の駐車場には特設のステージが設けられ、地震鬼や台風鬼、流行しているインフルエンザ鬼などが登場しました。 節分会のイベントは、みはらしファームが開園した年から行われています。 最初は、農作物の豊作を願い行われていましたが、次第に不況や震災など世相を反映するようになってきたということです。 ステージには、鬼を退治しようと桃太郎にちなんだみはらし太郎と、ここで採れるイチゴやリンゴに扮した職員たちが登場しました。 会場に訪れた人たちは、みはらしファームでとれた大豆を思いっきりぶつけ鬼を退治しました。 続いて行われた福豆まきでは、年男と年女がイチゴ狩り入園券やみはらしの湯の入浴券などの景品をお菓子と一緒にまきました。 周囲を囲んだ人たちはわれ先にと手を伸ばしていました。 みはらしファームでは「今年は災害がなく、より良い果物や野菜ができる年になってほしい」と話していました。
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飯島食堂 105年の歴史に幕
明治42年創業の伊那市坂下の老舗中華料理店飯島食堂が、31日、最後の営業日を迎え、惜しまれながらも105年の歴史に幕を閉じました。 31日は、名物のソースかつ丼を食べ納めしようと開店前からおよそ20人が並んでいました。 飯島食堂は、現在のJR飯田線伊那市駅が開業する3年前の明治42年に創業。 今年で105年の歴史を数えます。 3代目の飯島敏道さん71歳。 飯島さんは、飲食業界を取り巻く景気の悪化や、自身の年齢から「元気なうちにやめたい」と考えるようになり、去年11月に店をたたむことを決意しました。 その後、テレビや新聞に取り上げられると、多い時には1日で200食のかつ丼を提供するなど、店先には連日長い列ができるようになりました。 31日も、十数年来の常連客や噂を聞いた県外からのファンが訪れ、名残を惜しんでいました。 かつ丼以外にもチャーハンや小籠包などを注文する人もいました。 昼の営業は午後3時に終了し、およそ250人が訪れました。 子どもからお年寄りまで、1世紀以上地域に愛された老舗中華料理店飯島食堂が105年の歴史に幕を下ろしました。
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上伊那地域 10センチの積雪
30日の上伊那地域は、朝から雪となり、伊那ケーブルテレビでは午後3時半現在で10センチの積雪がありました。 30日は低気圧の通過に伴い、朝から雪となりました。 長野地方気象台では、大雪や電線等への着雪に注意をよびかけました。 列車やバスなどに目立った遅れはありませんでした。 気象台では、雪のピークは、午後4時頃には越えつつあるとしましたが、引き続き着雪などには警戒するようよびかけています。
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木育推進事業の一環 高遠第2・第3保育園で木工作品作り
伊那市が県の森林税を活用して行っている木育推進事業の一環で、20日、高遠第2第3保育園の園児が、地元産の木材を使って木工作品を作りました。 この日は、園児22人が地元産の木材を使って作品作りに挑戦しました。 サポートしたのは、市内の木工職人11人です。 木育推進事業は、木のぬくもりや香りを感じて木に親しみをもってもらおうと伊那市が行っているものです。 使ったのは地元産の栗や、桜、ヒノキなどで、車や時計など自分で考えたおもちゃを作りました。 伊那市では、これからも子ども達に木に親しんでもらえるような事業を行っていきたいということです。
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12月月間有効求人倍率1.16倍 管内が全国を上回る
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は1.16倍で11月を0.06ポイント上回りました。 全国の有効求人倍率は1.15倍で、平成23年10月以降、約3年ぶりに上伊那の数字が上回りました。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の12月を14%上回る1,189人でした。 新規求職者数は、前の年の12月を16.9%下回る520人でした。 これにより、去年12月の月間有効求人倍率は、11月を0.06ポイント上回る1.16倍でした。 県は1.16倍、全国は1.15倍でした。 ハローワーク伊那によりますと、求人倍率が上昇した主な要因は、上伊那の主力産業の製造業を中心に求人数が多くなったためだということです。 しかし、正社員よりも派遣社員の求人が多く出ているため、ハローワーク伊那では正社員雇用の求人を増やしていきたいとしています。 また、管内の新規高卒者の就職内定率は93.5%で、県全体の内定率89.5%と南信の内定率91.6%を共に上回っています。 ハローワーク伊那では、内定がまだ決まっていない学生について「早めに窓口に来てもらい、個別に相談を受け、企業とのマッチングをしていきたい」と話しています。
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伊那市手良、箕輪町福与で1,100戸停電
30日午後3時に、伊那市の手良沢岡と箕輪町の福与など合わせて1,100戸で一時停電が発生し、午後4時45分に全戸復旧しました。 中部電力では、原因は、鳥などが電柱に運んだ異物が配電設備に接触したためとしています。 停電は、午後3時に発生し午後4時45分に全戸復旧しました。
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伊那消防組合の職員 意見発表
伊那消防組合の職員が日ごろの職務で感じたことに関する意見発表会が20日伊那市役所で開かれ、最優秀賞に伊那消防署の髙木幸次さんが選ばれました。 この日は、伊那消防組合4つの消防署の7人が発表しました。 発表者は、日ごろの職務で感じたことや課題などを発表しました。 審査の結果、最優秀賞には、伊那消防署の髙木幸次さんが選ばれました。 髙木さんは、幼児期の子ども達を中心に火災予防を習慣化させるため、子どもを火災予防隊員に任命してみてはどうか、との意見を述べました。 最優秀賞に選ばれた髙木さんは、2月12日に長野市で開かれる県消防職員意見発表会に出場します。
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特殊詐欺 20代男性75万円とられる
今月26日と27日、上伊那郡内に住む20代の男性が、75万円を騙し取られる特殊詐欺事件がありました。 伊那警察署の発表によりますと、被害にあった上伊那郡内の20代の男性は、携帯電話に「ウェブサイトの登録料が未納になっている」等の内容のメールが届き、指定された電話番号にかけたという事です。 電話では男が対応し「アダルトサイトの登録料25万円が未納になっている。法的手続きも検討するが、支払えばアクセスがないので、9割を返金する」と言われました。 被害者の男性は、26日に25万円を指定された口座に振り込みましたが、男から他に別のサイトも利用しているなど連絡があり、さらに50万円を振り込み、合わせた75万円をだまし取られたという事です。 伊那警察署では「心当たりのない請求は相手にしない」「メールでの請求は詐欺を疑い、警察に相談する」など注意を呼び掛けています。
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西春近南保育園でお店屋さんごっこ
伊那市の西春近南保育園の園児は28日お店屋さんごっこをたのしみました。 リズム室の一画には、年少から年長児までのお店 11店が並びました。 園児たちは、商品の色や形などを見て、気に入ったものがあると、牛乳パックのフタで作ったお金を渡し買い物を楽しんでいるようでした
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ジビエ料理でバーンズナイト
動物の内臓料理とウイスキーを楽しむスコットランドの行事、バーンズナイトが25日、伊那市で行われました。 これは上伊那の飲食店や企業などでつくる伊那谷バーンズナイト実行委員会が地域の食の恵みに感謝しようと企画したものです。 バーンズナイトはスコットランドの詩人ロバートバーンズの生誕日1月25日に行われていて羊の内臓を胃袋につめて茹でたハギスと呼ばれる伝統料理とウイスキーを味わいます。 今回は羊の代わりに鹿の内臓が使われました。 料理を作ったのは伊那市長谷で鹿料理を提供している、ざんざ亭の長谷部晃さんです。 バーンズナイトにはおよそ30人が集まり鹿の内臓で作ったハギスを楽しんでいました。 実行委員会では「外国の文化を取り入れることで地域食材の楽しみ方が広がったのではないか。」と話していました。
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振りまんどの大麦で焼酎完成
地域の伝統振りまんどを残していこうと大麦を栽培している南箕輪村の田畑と大泉のまんどの会は、共同で麦焼酎を作りました。 26日は、南箕輪村の大芝荘で、大麦で作った焼酎がお披露目されました。 田畑と大泉のまんどの会では、3年前からそれぞれの畑で振りまんど用の大麦を栽培しています。 6月に収穫し、8月にはワラを使った振りまんどが行われています。 振りまんどで使わない実を有効活用しようと初めて麦焼酎を作りました。 田畑と大泉で合わせて500キロを佐久にある芙蓉酒造協同組合で醸造し1000本が出来ました。 26日は、それぞれのまんどの会のメンバーおよそ30人が完成した麦焼酎を味わっていました。 麦焼酎は720ml入りと一升で、アルコール度数が20度と25度があります。 値段は860円からで芙蓉酒造協同組合で購入することが出来ます。
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人形飾りで定住促進PR
2月11日に伊那市高遠町でだるま市が開かれます。 毎年訪れる人を楽しませている人形飾り。 伊那市の職員は人気アニメキャラクターで移住定住促進をPRします。 伊那市高遠町の総合支所では、市の職員が毎晩、人形飾りを製作しています。 作業は、人形を引き立てる背景と人形づくりの2班に分かれて行われています。 今年は、アニメのガンダムで伊那市が力を入れて取り組んでいる移住定住促進をPRします。 伊那市議会事務局の山下隆さんが平成18年から毎年デザインを担当しています。 飾りは発砲スチロールをやすりやノコギリで削って形をつくります。 今年は、初めてパーツ別に作り最後に組み立てる計画です。 職員たちは、プラモデルを確認しながら削ったり、キャラクターが書かれたフィルムをOHPで映し、確認しながら作業を行っていました。 4階では背景の製作が行われていて、ペンキが塗られていました。 アニメの名台詞をモチーフに文字でも移住定住を呼びかける計画です。 人形飾りが始まったのは1700年頃とされていて、毎年だるま市に合わせて高遠町内の各地区で作られています。 伊那市の職員が製作した飾りは2月9日から総合支所に飾られる予定です。
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第1回「上農写真展」28日から開催
南箕輪村の上伊那農業高校の写真部が撮影した作品の展示会「第1回上農写真展」が28日から伊那市の伊那図書館で始まります。 上農写真部は12年程前に創部し、現在は1・2年生8人で活動しています。 単独で写真展を開くのは今回が初めてです。 会場には30点が並び、中には県高等学校文化連盟写真展にノミネートした作品や、県展で入選した作品もあります。 学校周辺で撮影したものが多く、自然や動物など農業高校らしさを楽しんでもらいたいということです。 今回は、上農OBでアマチュアカメラマンの小林治さんの作品も展示しています。 小林さんは月に数回学校を訪れ、撮影からプリントの仕上げまで生徒達を指導しています。 上伊那農業高校写真部の「第1回上農写真展」は、28日から伊那図書館で開かれます。
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学童疎開から平和見つめなおす
今年は終戦から70年の節目を迎えます。 戦時中、東京から上伊那に学童疎開した子供達の暮らしについて見つめなおす催しが25日箕輪町の地域交流センターで開かれました。 これは、戦後70年の節目を迎え改めて平和について考えようと箕輪町郷土博物館が企画したものです。 講師は、町文化財審議委員の唐澤敏さんがつとめました。 講演では、昭和20年3月から11月まで北小河内の無量寺に疎開していた平野鍾さんの当時の日記や、テレビ番組のDVDが紹介されました。 唐澤さんによりますと、昭和19年8月から昭和20年11月までの間、上伊那の寺院にはおよそ2000人あまりの児童が学童疎開していたという事です。 昭和20年3月10日の東京大空襲以降、政府は疎開の方針を更に強く進めました。疎開先での食事は野菜が中心で、タンパク質は週1回の缶詰か、魚を粉のふりかけしか無い状況だったという事です。 郷土博物館では、今後も地域の資料を題材に、平和について考える催しの開催を予定しています。
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交通安全活動に功績 全日本交通安全協会から表彰
交通安全活動に功績があったとして全日本交通安全協会などから個人と団体が表彰を受け19日伊那警察署で受章報告をしました。 この日は受章者が小山満彦署長に受章報告をしました。 交通栄誉章緑十字銀章を受章した伊那交通安全協会副会長の唐澤利夫さんは昭和37年に交通安全協会に入会し長年にわたり交通安全活動に携わってきました。 また妻の三千代さんにはその活動を支えたとして感謝状が贈られました。 また箕輪町交通少年団が優良団体に選ばれました。 箕輪町交通少年団は町内5つの小学校の5、6年生130人が所属していて交通安全活動に取り組んでいます。 ほかにKOA株式会社イーストウイングが優良事業所に選ばれました。 KOAはシートベルト着用の徹底など社員が事故撲滅に取り組んでいます。 受章者は「今回の受章を励みに今後も交通安全運動に取り組んでいきたい。」と話していました。
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由紀さおりさん「童謡で伝える会」
歌手の由紀さおりさんを招いた「童謡で伝える会」が今日、伊那市の西箕輪保育園で開かれました。 24日は西箕輪保育園と西箕輪南部保育園の園児とその保護者およそ100人が訪れ、由紀さんと一緒に童謡を歌いました。 古くから歌い継がれてきた童謡を通して、親子の触れ合うきっかけにしてもらおうと童謡の良さを伝える活動をしている由紀さんを招き開かれたものです。 由紀さんは、「子どもが小学校に上がるまでの今が、一番感受性が豊かな時。きれいな響きの日本語を家族の中で使ってほしい」と話していました。 「手のひらを太陽に」の歌では、身振り手振りを交え、全員で歌いました。 会の最後には、由紀さんが保護者一人ひとりと言葉を交わし、握手をして触れ合っていました。
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さよなら原発上伊那の会 100回目のいな金行動
上伊那の有志でつくるさよなら原発上伊那の会は、100回目の節目となる原発廃止の呼びかけを、23日、いなっせ北側広場で行いました。 さよなら原発上伊那の会は、首相官邸前での脱原発集会に合わせて上伊那でも原発廃止を訴える場をつくろうと、東京電力の福島第一原発事故が発生した翌年の平成25年3月に発足しました。 以降、「いな金行動」として毎週金曜日午後6時にいなっせ北側で活動しています。 少ないときには3人しか集まらないこともあったということですが、お盆や正月も休むことなく続け今回100回目の節目を迎えました。 23日は、およそ30人が集まり、原発の再稼働反対や廃止を訴えるプラカードを手に、道行くドライバーや歩行者に訴えていました。 さよなら原発上伊那の会では、原発事故から4年となる今年3月8日にデモ行進と集会を予定しています。
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小学生が環境問題について発表
小学生が総合学習の時間に取り組んでいる自然エネルギーや環境問題について発表する「第7回わらべのふるさと大行進」が24日、伊那市のいなっせで開かれました。 これは、県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターリサイクルシステム研究会と伊那谷財団が年1回上下伊那を持ち回りで開いているものです。 24日は、伊那市と箕輪町、駒ケ根市から5校6クラスが、それぞれの活動を発表しました。 このうち、高遠小学校の2年西組は、学校近くの竹やぶでとれた竹を使って楽器やいかだを作り、料理にも活用したことなどを発表しました。 他に、東春近小の6年生は松本工業高校の生徒と一緒に太陽光パネルを作ったことなど、自然エネルギーの活用について説明しました。 この他にも、雑穀の活用や米作り、再利用活動など、子どもたちは学んだことをそれぞれ発表していました。
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伊那市手良で住宅全焼
24日午後0時50分ごろ、伊那市手良中坪で、住宅を全焼する火事がありました。 この火事でこの家に住む女性1人が市内の病院に運ばれています。 伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは伊那市手良中坪の酒井武人さんのモルタル平屋建ての住宅です。 この家には、酒井さんと妻の三三子さんが暮らしていましたが、三三子さんが煙を吸うなどして伊那市内の病院に搬送されています。 火は1時間半後に消し止められましたが、酒井さんの住宅およそ180平方メートルを全焼しました。 近所の人の話しでは、通報が遅れたため消防が駆け付けた時には火がまわっていたということです。 伊那署では、火事の詳しい原因について調べを進めています。 なおこの火事で中部電力の電線が焼け、7世帯が2時間ほど停電したということです。
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伊那西高校合唱コンクール 3年4組「祈る」が最優秀賞
伊那市の伊那西高校の合唱コンクールが23日、伊那文化会館で開かれ、最優秀賞に「祈る」を歌った3年4組が選ばれました。 合唱コンクールは、多くの保護者に聴いてもらおうと、今年初めて伊那文化会館で開かれました。 この日は、全学年16クラスが課題曲と自由曲の2曲を発表しました。 審査の結果、「祈る」を歌った3年4組が最優秀賞に選ばれました。 伊那西高校の合唱コンクールの模様は、2月7日(土)から放送します。
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特殊詐欺被害防止DVD 「イナはだまされナイ」完成
特殊詐欺被害防止の啓発を目的としたDVD「イナはだまされナイ」が、このほど完成しました。 23日は、伊那警察署でDVDの完成発表会が開かれました。 特殊詐欺被害防止DVD「イナはだまされナイ」は、深刻化する特殊詐欺被害を防止するため、伊那警察署協議会が伊那警察署の協力を得て制作しました。 伊那警察署協議会の会員4人が出演し、管内で実際にあった事例を元に、オレオレ詐欺、儲かります詐欺、ロト6詐欺の3つの手口や対策方法を紹介します。 撮影・編集は、伊那ケーブルテレビが去年9月から行い、12月に完成しました。 伊那署管内の平成26年の特殊詐欺の被害件数は9件で、被害額はおよそ3,800万円でした。 伊那警察署協議会の矢島清会長は、「多くの人に観てもらい、気をつけたいという気持ちの輪を広げていってほしい」と話していました。 DVDは、管内の市町村役場や社会福祉協議会に随時配布・貸し出しを行う予定です。
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羽広の歴史がつまった「羽広誌」刊行
伊那市西箕輪羽広の歴史や文化などをまとめた「羽広誌」が、このほど完成しました。 羽広誌は、羽広区に伝わる「羽広の獅子舞」の400年を記念して地元住民で結成した羽広獅子舞四百年祭実行委員会の羽広誌編纂部会が作ったものです。 当初、編纂部会では獅子舞の研究から始めましたが、研究を進める中で羽広区に関する資料が多く出てきたため、羽広誌を発行することにしたということです。 羽広誌は360ページで、歴史や文化の他、編集委員のコラム、年表、歴代の区長など細部までこだわった内容になっています。 編集委員は11人で、資料の収集に3年程かかり、完成までに5年かかったということです。 分かりやすく親しみやすい内容にしようと、写真やグラフを多く使っています。 去年の年末に400部発刊しましたが、1月10日に全て完売したということで、現在は伊那図書館や西箕輪支所などで見ることができます。 21日は羽広公民館で実行委員会の解散式が行われ、全員で乾杯をして5年間の活動を締めくくりました。
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伊那おやこ劇場 西春近に移転
親子で演劇や音楽などを鑑賞する、伊那おやこ劇場が、活動拠点を伊那市の西春近に移しました。 17日は新しい事務所のお披露目として、紅白もちを投げました。 事務所移転と、今年の6月で創立30周年を迎えることを記念して紅白もちとお菓子投げが行われました。 伊那おやこ劇場は、演劇・音楽・芸能・遊びなどの文化活動を通し、子どもたちの自主性と創造性を育むことを目的に活動しています。 これまでは坂下を拠点に活動してきましたが、老朽化などにより、西春近のwee+omotegiビルに移転しました。 現在は、会員数が80人です。 伊那おやこ劇場の浦野しず子スタッフ長は、「数年前までは多い時で5、600人の会員がいた。当面100人を目指して会員を増やしていきたい」と意気込みを話していました。 伊那おやこ劇場は、辰野町から伊那市に住んでいる人なら誰でも入会できるということです。 今年6月で30周年を迎える伊那おやこ劇場は、5月31日に30周年記念公演を予定しています。
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インフルエンザ警報 全県に発令
長野県は21日全県にインフルエンザ警報を発令しました。 県では今月12日から18日までの1医療機関あたりの患者数が33.09人となり基準となる30人を超えたことからインフルエンザ警報を発令しました。 5歳~9歳を中心に、14歳以下の低年齢層で増加しているという事です。 伊那保健福祉事務所管内では、41.75人で、長野、飯田に次いで、県内で3番目に患者数が多くなっています。 21日現在、インフルエンザによる学級閉鎖を行っているのは、保育園では南箕輪村の3園・4クラス、小中学校では伊那市が7校・11クラス、箕輪町が2校・2クラス、南箕輪村が2校・4クラスとなっています。 県では3月まで流行がつづくとみていて、対策として外出するときのマスクの着用や外出後のうがい手洗いをあげているほか、発熱などの症状が見られた場合は学校や職場は早めに休むよう呼びかけています。
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伝統行事の締めくくり 大文字下し
伊那市西箕輪上戸の小正月の伝統行事大文字。 行事を締めくくる大文字下しが20日の朝行われました。 朝5時30分、太鼓の音が響くと大文字柱がある三ツ辻に区民が集まります。 大文字は、道祖神がある辻に柱を立て、厄除けや家内安全、五穀豊穣を願う行事です。 上戸では、およそ300年前から始められたと言われ、毎年14日に立て20日に下します。 20日の朝は、地区住民およそ70人が集まり、さすまたで支えながら固定していた縄を少しづつゆるめ、電線などにあたらないように慎重に倒していきました。 長さおよそ12mの柱が倒されると巾着や花飾りが取り外されます。 集まった地区住民たちは外された飾りを手に取り気に入った物を持ち帰っていました。 これらの飾りは、縁起物として今年1年間、各家庭の神棚に飾られます。 家に飾られた古い物は正月の縁起物などと一緒に25日に行われるどんど焼きで燃やされます。 大文字下しが無事終わると、作業小屋でお神酒を酌み交わして労をねぎらっていました。
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「ゼロ磁場の秘水」 弘妙寺で願掛け祈願
伊那市長谷の「ゼロ磁場の秘水」を販売している株式会社プラーナ零磁場は、パワースポットとして知られる分杭峠の氣場発見20周年を記念して、願掛け祈願を20日、伊那市高遠町の弘妙寺で行いました。 この日は、「ゼロ磁場の秘水」を販売しているプラーナ零磁場の社員7人が弘妙寺を訪れ、願掛け祈願を行いました。 水は、伊那市長谷の南アルプスの麓にある、パワースポットとして有名な文杭峠から湧き出ているものです。 プラーナ零磁場の木下護取締役によりますと、この水を飲んだ後に結婚したり子どもを授かったという話をよく聞くということです。 また、気の集まるお寺とも言われる弘妙寺でも、水についているお札に願いを書いて賽銭箱に入れる人がいるということです。 ゼロ磁場の秘水は、伊那市長谷のプラーナ零磁場の営業所や、市内の土産店などで購入することができます。 また、氣場発見20周年を記念して、イベントやコラボ商品の開発などに取り組むということです
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田中豊文さん 初午に向けてワラ午製作
伊那市東春近のワラ細工名人田中豊文さんは、2月11日の初午に向けて午のワラ細工作品を制作しています。 伊那市東春近の田中豊文さん80歳。 田中さんは、2月11日の初午に向けてオスとメスの午のワラ細工人形を制作しています。 立っているのがオス、草を食べているのがメスで、オスメス50対、100体の作品を作る予定です。 小学生の時からワラ細工を作るのが好きだった田中さんは、自宅の横に工房をかまえ作業にあたっています。 3年前に腎臓を悪くしてから透析を受けていて、1日で作れる数は4体が精一杯だということです。 作品は、近所の人や親しい人に配るほか、同じように透析を受けている人や病と闘っている人にも配り、元気づけたいということです。