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中村威夫さん県知事表彰を受賞
地方自治の振興や発展に功績があったとして、元伊那市議会議員の中村威夫さんが県知事表彰を受賞しました。
この日は、中村さんが伊那市役所で白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
合併前の平成11年から平成22年まで伊那市議会議員を務め、最後の2年間は市議会議長も務めました。
議員時代は、旧高遠町と長谷村が伊那市に合併する際に、議員の数を減らす議員定数問題に取り組んだ他、議長を時代には一般質問で対面式1問1答方式を導入しました。
受賞した中村さんは、「万感の思い。半世紀を地方自治のために尽くしてきたことが評価されてとても嬉しい」と話しました。 -
カフェ&カイロ有報堂 3つの星レストラン登録
伊那市西箕輪羽広にある「カフェ&カイロ有報堂」が、県の「信州食育発信3つの星レストラン」に認定されました。
有報堂は、地元の食材を使った料理を提供する店です。
信州食育発信3つの星レストランは、「健康づくりに配慮し地元の食材を生かしたメニューがあり、食べ残しを減らす取り組みをしている」飲食店を県が認定するものです。
メニューのうち、「水餃子定食」と「野菜ビビンバ丼」がこの基準を満たしています。
どちらも上伊那地域で採れた野菜や米を使用しているということです。
水餃子定食は、キャベツやニラを多めにした料理です。
野菜ビビンバ丼は、ニンジンやもやし、サヤエンドウなど肉を使わないヘルシーなビビンバにゴマだれをかけて食べます。
水餃子定食が900円、野菜ビビンバ丼が700円で納豆つきは800円となっています。
有報堂では、今後も健康にいい地元の食材にこだわったメニューを増やしていきたいと話しています。 -
澤田正春さん「昭和の木曽」写真展
昭和30年代から木曽路を中心に撮影をしていた澤田正春さんの写真展「昭和の木曽」が、伊那文化会館で開かれています。
王滝村にフィルムで保存されていた7,000点のうち、9点が展示されています。
伊那文化会館のほかにも、木曽路美術館や朝日美術館など、県内4カ所で開催されています。
澤田さんは大正6年に兵庫県で生まれ、発電所の作業員として昭和33年に木曽町に移り住み、平成4年に亡くなりました。
趣味で写真撮影を始めて、写真文集などを出版し、当時の「木曽路ブーム」の火付け役となりました。
写真は当時の木曽を知るうえで歴史的価値があると言われていますが、これまで本格的な調査や公開は行われてきませんでした。
伊那文化会館や木曽路美術館などは、連携して作品調査を行い公開に向けた研究を進めていくことになっています。
澤田正春さんの「昭和の木曽」写真展は、23日日曜日まで、伊那文化会館の2階ロビーで開かれています。
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第35回プロドライバー表彰
第35回プロドライバー事故防止コンクールで、以下警察署管内の3つの事業所が表彰されました。
3日、伊那署で表彰伝達式が行われました。
株式会社丸登運送伊那営業所と有限会社白川タクシーが優秀事業所として、高遠観光タクシー有限会社が優良事業所として表彰されました。
「プロドライバー事故防止コンクール」は、長野県交通安全協会などが、バスやトラック、タクシーを運転するプロのドライバーが安全運転に努めていると評価した事業所を表彰するものです。
コンクールの期間は昨年の7月から12月までで、県内の660事業所が参加しました。
受賞した3事業所の代表者は「今後も危険箇所などを確認して安全運転を心がけていきたい」と話していました。 -
県内最高齢の伊那市の男性死去
県内の男性最高齢で伊那市山寺の福澤總一郎さんが8日自宅で老衰で亡くなりました。109歳でした。
福澤さんは、明治37年生まれで県内男性の最高齢者として去年、加藤さゆり副知事が祝いに訪れていました。
上伊那農業高校卒業後、県内の
小中学校で教鞭をとり退職後は農業に従事しました。
伊那市議会議員のほか、伊那市文化財審議委員会委員長を務め教育功労として伊那市表彰を受賞しています。
家族によりますと、福澤さんは8日朝おだやかに亡くなったということです。葬儀は11日正午から伊那市山寺の常円寺で執り行われることになっています。 -
ハッチョウトンボの羽化はじまる
伊那市新山のトンボの楽園では、日本一小さなトンボハッチョウトンボの羽化が始まっています。
ハッチョウトンボはトンボの中では最小の種類で体長はおよそ2センチ。
日当たりがよくきれいな湧き水が流れている浅い湿地に生息します。
9日は、トンボの楽園の整備作業が行われ地元住民でつくる新山山野草等保護育成会のメンバーや市の職員など30人が参加しました。
育成会では、トンボの生息しやすい環境をつくるため毎年この時期と秋に作業を行っています。
会のメンバーたちは楽園内の草刈りなどを行いました。
ハッチョウトンボの羽化は先月19日に確認され、今年は数が多く出ているということです。
新山山野草等保護育成会では7月にはハッチョウトンボの観察会を予定しています。 -
和美の会 草月流いけばな展
伊那市西春近の華道教室「和美の会による」草月流いけばな展が8日と9日の2日間、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれました。
作品展は、和美の会の開講30周年を記念して初めて開かれたものです。
会場には会員が手掛けた色とりどりの生け花が飾られ訪れた人の目を楽しませていました。
また展示に合わせ、大日本茶道学会による茶花の展示や抹茶席が設けられた他、元美術教諭清水俊学さんによる絵画も飾られ多くの人が訪れていました。 -
大型バイク「ワルキューレ」伊那路に集う
全国各地から集まった、大型バイク「ワルキューレ」60台あまりが、初夏の伊那路を駆け抜けました。
ワルキューレは、本田技研工業が1995年から2002年にかけアメリカで製造した、大型バイクという事です。
排気量は1500ccあり、主に海外向けに販売された、アメリカンタイプのオートバイで、現在は絶版車となっています。
国内での所有者は少なく、情報交換と親睦を図ろうと、12年前から毎年各地で、「オーナーズ・ミーティング」が開催されています。
沿道では、ファンが走りさるバイクを写真におさめるなどしていました。
今年は、上伊那に愛好者がいる事から初めて伊那市で開かれ、関東や遠くは九州から、60台あまりのワルキューレが、一同に会しました。
参加した人たちは、青空の下、田園風景を眺めながら、伊那市から駒ヶ根市までを走りぬけていました。 -
JR沢渡駅の防犯・環境美化考える
JR飯田線の駅や駅周辺の利活用について考えるワークショップが8日に開かれ、参加者が無人化となったJR沢渡駅の現状を確認しました。
参加者からは防犯などについて不安の声があがっていました。
この日は、高校生や大学生、地域住民など、参加者およそ20人が沢渡駅を訪れました。
今回は、実際に駅を利用している伊那西高校の生徒や、駅の清掃をしている人も参加して、防犯や環境美化に重点を置いて周辺を見て回りました。
沢渡駅近くにある伊那金属(株)の平澤泰斗社長は、普段から駅舎の中や駅周辺の清掃をしていて、普段の様子について、平澤さんは「防犯カメラが3台ついているが、カメラの死角にゴミが捨てられていることが多い」などと説明していました。
参加者からは「無人化になってもっと汚れていると思ったが、平沢さんのおかげできれいになっていた」「周りに街灯が少ないし、細い路地が多く、無人の駅では夜は怖いと思う」などといった意見が上がっていました。
この後創造館で行われたグループワークで、参加者はお互いの感想や意見を出し合っていました。
平澤さんは「みんな真剣に考えてくれている。地域全体で駅の利活用について盛り上げていけたら、良い駅になると思う」と話していました。
ワークショップは今後も行われる予定で、伊那市では9月末頃までに意見をまとめたい考えです。 -
しんわの丘ローズガーデン バラ祭り開幕
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンのバラ祭りが、8日から始まりました。
この日は、オープニングセレモニーが行われ、関係者が開幕を祝いました。
しんわの丘ローズガーデンは、中央アルプスや高遠町の町並みを一望できる公園で、広さ8千平方メートルの敷地には、126種類、およそ2千600本のバラが植えられています。
今年は霜の被害などもあったということですが、ほとんどのバラが順調に育っているということです。
セレモニーで白鳥孝伊那市長は「バラと風景を一緒に楽しめる場所。伊那を代表する観光地になりつつある」とあいさつしました。
ローズガーデン創設の際に寄付をした、高遠町に事業所を置く伸和コントロールズ(株)の幸島宏邦(こうしまひろくに)社長は「年々素晴らしい場所になってきている。みなさんの憩いの場としてますます活用してもらえれば」と話していました。
バラ祭りは、30日日曜日までで、期間中は写真教室やバラの育て方相談などが行われます。
バラ祭り期間中の入場料は200円で、中学生以下は無料となっています。
バラは来週末から見ごろを迎えるということです。 -
伊那西小3年生がユカイナづくり
伊那西小学校3年の児童とその家族が伊那市西春近の加納義晴さん宅で木の笛ユカイナを作りました。
8日はユカイナの製作者、加納さん宅の蔵を利用して作ったギャラリーで児童がユカイナを作りました。
ユカイナづくりは親子で交流を深めるレクリエーションの一環でPTAが企画したものです。
8日は木の表面のやすり掛けや名前入れなどを行いました。
完成すると児童らは早速音を出すなどして、ユカイナを楽しんでいる様子でした。 -
伊那愛樹会 春の盆栽展
伊那愛樹会の春の盆栽展が伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、20種類以上のさつき31席が飾られています。
春先の天候不順により苦労したということですが、白やピンク、赤などいろとりどりの花が訪れた人の目を楽しませています。
春の盆栽展は、9日まで、伊那市のいなっせで開かれています。 -
豊かな環境づくり 上伊那総会
上伊那地域の消費者の会や市町村など46の団体と個人でつくる、豊かな環境づくり上伊那地域会議の総会が3日開かれ、環境保全に関する取り組みなど今年度の事業計画が承認されました。
今年度は、小学校で行われる環境活動への支援事業や、自然を体感するバスツアーの実施など、環境保全に関する事業などを取り組むことが決まりました。
その他には、温暖化防止への取り組みや、清掃活動を実施するということです。
今年度から会長を務める代田和美さんは「皆さんと協力して多くの事業を行い、環境保全に努めていきたい」と挨拶しました。 -
広域化後の職員の給料や手当 基準示す
上伊那消防広域化協議会が7日開かれ、広域化後の職員の給料や手当について、上伊那広域連合の基準となる伊那市の基準に段階的に合わせるとする担当部会の案が示されました。
この案が通れば、人権費は現在の総額より抑えられるみこみです。
7日は、8回目の協議会が伊那市のいなっせで開かれました。
消防署の職員の給料や手当は現在、消防署のあるそれぞれの自治体の基準で定められています。
今回示された案は、上伊那広域連合の給料や手当の基準となる伊那市の基準に合わせるというものです。
事務局によりますと、伊那市の基準は上伊那8市町村では平均的な値ということですが、県内19市では最も低くトータル的に広域化後の人件費の総額は現行より抑えられるということです。
職員の身分については、所属が市又は伊南行政組合の職員はそれぞれの団体を整理退職して新たに広域連合に引き続き採用されることとし、その他の団体の職員は広域化移行日付で広域連合へ派遣することとしています。
会議では他に、伊那と伊南にそれぞれある災害時の他市町村からの受け入れ計画を、新たに1つにまとめる案が示されました。
これらの案は、来月開かれる9回目の協議会で検討され、決定します。
また7日は、前回提案されていた指令センターとデジタル無線の運用開始時期について、新庁舎の完成など新組織の発足時期を踏まえ決めるとする案が、承認されました。
上伊那消防広域化協議会では、県の消防広域化重点地域への指定を11日に知事に要望することにしています。 -
信大生はちみつ作り体験
南箕輪村の信州大学農学部の学生が、6日、大学構内の農場ではちみつ搾り体験をしました。
この日は、食料生産科学科の2年生28人が、実習の一環としてはちみつ搾りを体験しました。
指導したのは、伊那市御園の養蜂家、小松実治さんです。
大学の果樹園の受粉用に蜂を貸しているのがきっかけで毎年行われているもので、今年で27回目です。
巣箱から巣枠を取り出して、学生達に見せながら説明をしたあと、固まった蜜を削ぎ取り、遠心分離機にかけて蜜を絞り出しました。
搾ったはちみつは、食パンに塗って食べました。
小松さんは、「普段やっている養蜂園の仕事と、蜂の生態をよく知ってもらえると嬉しい」と話していました。
信州大学農学部によりますと、はちみつ搾りの実習を行っている大学は全国的にも珍しく、学生にとって貴重な体験になっているということです。 -
第41回伊那まつりポスターの原画決定
第41回伊那まつりのポスターとパンフレットの原画に、東部中学校2年の北原ゆめみさんの作品が選ばれました。
北原さんの作品は、龍のウロコの色が鮮やかな点と、ひときわ目を引くデザインが評価されました。
ポスターは800枚印刷され、市内の商店街や公共施設に貼り、祭りをPRするということです。
第41回伊那まつりは、8月3日と4日の2日間行われます。 -
伊那交通安全協会「優良安協」表彰
長年にわたり交通安全に努めたとして、伊那交通安全協会へ表彰伝達式が行われました。
20日は、伊那交通安全協会の堀内四郎会長ら5人が、伊那警察署の青木辰夫署長に受賞の報告をしました。
伊那交通安全協会は、高齢者の交通事故防止や、信州伊那スマートドライバーの活動など、積極的に啓発活動を行ってきました。
その功績に対して、関東管区警察局長と関東交通安全協会連合会長から「優良交通安全協会」として表彰されました。
県内29地区にある安協のうち、受賞したのは伊那と佐久です。
青木署長は、「交通安全は、警察だけでは対応できないので、各団体や行政に協力を頂いている。今回の受賞は、地道な努力の結果で、頭の下がる思いです」と話しました。 -
井月さんまつり 9月開催へ
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人、井上井月を広く一般に知ってもらい、中心市街地の活性化につなげようと、9月に井月に関するイベントが開催されます。
5日は、井月研究家や俳句愛好者、商工団体の関係者で組織する実行委員会が伊那市役所で開かれ、イベントの内容や実施事業の概要について確認しました。
漂泊の俳人、井上井月は、幕末から明治にかけ、およそ30年間、伊那谷を放浪し多くの句を残しています。
ここ数年は、映画の制作や、岩波書店から「句集」の出版、長野市の善光寺に句碑が建立されるなど県内外で注目を集め始めています。
今回開かれるイベント「千両千両 井月さんまつり」は、これまで行われていた俳句大会を発展させたもので、俳句ファンの底辺拡大と地域振興を図ろうと開かれます。
イベントは、9月21日にいなっせを主会場に開かれ、俳句会や句碑めぐり、飲み歩きなどが行われます。
本番一週間前の9月15日にはプレイベントとして、映画「ほかいびと 伊那の井月」で主演を務めた、田中泯さんによるパフォーマンスが予定されています。 -
春日かづ子さんが切り絵を中央病院に寄付
伊那市山寺の春日かづ子さんは制作した切り絵17点を伊那中央病院に5日寄贈しました。
5日は春日さんとその家族などが伊那中央病院を訪れ河合博院長に作品を手渡しました。
春日さんは、仕事中の事故で脊髄を損傷し、現在電動車椅子で生活しています。
5年前から切り絵を始め、これまでに伊那中央病院で作品を展示していました。
今回は花をモチーフに、初めて色付きの作品に挑戦しました。
河合院長は、「とてもありがたい。患者さんの癒しになると思う」と話していました。
寄贈された作品は、院内に飾られるということです。 -
西春近北保育園の園児が田植え体験
伊那市の西春近北保育園の園児が保育園近くの田んぼで田植えを体験しました。
29日はJA西春近支部青壮年部の指導で、園児60人が保育園近くにある青壮年部のメンバーが所有する田んぼで田植えをしました。
西春近北保育園の園児が田植えを体験するのは、今回が初めてということです。
この日に植えた苗は白毛餅の苗で、1人20株ずつ持ち、青壮年部のメンバーから教わりながら苗を植えました。
小林政子園長は、「普段食べているものを育てる体験をして、園児に感謝の気持ちや親しみを感じてほしい」と話していました。
今回植えたもち米は、10月に収穫して12月以降に餅つきをする予定です。 -
長野県消防救助技術大会の激励会
15日に長野市で開かれる長野県消防救助技術大会の激励会が4日、箕輪消防署で開かれました。
大会は、職員の技術向上を目的に開かれるもので、県内の消防本部ごと代表チームが出場します。
箕輪消防署では、7種目のうちロープブリッジ救出に4人ほふく救出に3人が出場します。
ロープブリッジ救出は、全長20メートルのロープを往復し救助するものです。
ほふく救出は、煙が充満している火災現場を想定して重さ12キロの空気呼吸器を背負い、いち早く救助する競技です。
4日は、県学にきていた箕輪北小の児童の前で救助の様子を披露していました。
激励会で平澤豊満町長は「訓練の成果が町民の安心安全に繋がる。いい成績を残すことを期待しています」と激励しました。
出場者を代表し内堀佑樹さんが決意表明しました。
県消防救助技術大会は、15日に長野市で開かれます。 -
ローメンの日 大盛況
6月4日は蒸し麺のゴロに合わせたローメンの日。
伊那ローメンズクラブ加盟店では試行錯誤して新しい味のローメンを提供する店も出てきています。
伊那ローメンズクラブには市内28店舗が加盟しています。
このうち、伊那市美篶のレストラン四方路では、夏限定で冷しローメンを提供しています。
茹でた蒸し麺を水で冷し、キャベツ、ニラ、豚のしょうが焼きなどをのせて完成です。
また、高遠町にある華蔵では、辛ねぎをのせたスープ風ローメンを提供しています。
ローメンの日の4日は、伊那ローメンズクラブ加盟店で並盛が一杯400円で提供されました。
このうち、やきそば風のローメンを提供している伊那市荒井のうしおでは昼時、常連客などで賑わっていました。
また、スープ風のローメンを提供している伊那市美篶の萬楽も大賑わい。
次々とローメンの注文が入り厨房は大忙しでした。
訪れた人たちは酢やゴマ油、ソースなど自分好みの味付けをして食べていました。
正木金内衛会長は「いろいろ考えてオリジナルのローメンをつくることはいいこと。地域のみなさんと一緒に考え盛り上げていってもらいたい」と話していました -
衣替え 夏服で登校
6月に入り、衣替えのシーズンとなりました。
伊那市の伊那西高校では、夏服を着て登校する生徒の姿が見られました。
今朝は、半袖のセーラー服の上にカーディガンを羽織って登校する生徒が多くみられました。
3日の伊那地域の最高気温は28.9度で、7月下旬並みの一日となりました。
ある生徒は、「朝は涼しいのでカーディガンを羽織ってちょうどいい。夏服が好きなのできちんと着たい」と話していました。 -
キックベースで交流深める
伊那市荒井区の少年少女球技大会が1日、伊那小学校のグラウンドで開かれ、子ども達がキックベースを楽しみました。
この日は、荒井区の11常会から9チーム、253人の児童が参加しました。
荒井区は、伊那小学校の全校児童の3分の1を占めていて、学年の枠を越えて交流を深めてもらおうと、毎年球技大会を開いています。
参加した全員が楽しめるようにと、低学年の児童はボールをホームベースの上に置いて蹴っていました。
荒井区の堀内潤一郎区長は「子ども達が毎年楽しみにしている行事。これからも長く続けていきたい」と話していました。
大会の結果、川北・下小沢チームが優勝しています。 -
神子柴の小学1年生が金魚・フナ放す
南箕輪村神子柴の小学1年生は、2日春日街道沿いの休耕田に金魚とフナを放しました。
神子柴地区社会福祉協議会とかま塾、農地水環境保全会が1年生の入学を祝おうと計画しました。
小学1年生は、9人が参加しました。
子どもたちは、バケツに入れられた魚をおそるおそるつかみ、水をはった休耕田に放していました。
田んぼで育てた金魚は、8月の夏祭りに金魚すくい用として、フナは、9月の敬老会でお年寄りたちに食べてもらう計画です。
今回のイベントは、区内の遊休農地対策の意味も込めています。
この後子どもたちは、公民館で五平餅づくりも体験し楽しいひとときを過ごしていました。 -
伊那市山寺区 初の総合防災訓練
伊那市の山寺区は、区が主体となって行う総合防災訓練を2日初めて実施し、区民およそ1000人が参加しました。
山寺区では、今後発生するおそれのある大地震に備え、地域の防災力を高めていこうと、初めて総合防災訓練を実施しました。
午前8時、警戒宣言発令の知らせが、防災無線で流されると、住民らは、組ごとに決めた、「一時集合場所」に集まり安否確認をしました。
隣近所で、「一時集合場所」を設ける事により、安否確認や救助の必要な家庭があるかなどの情報がより正確につかめるという事です。
午前8時半、地震発生の放送が流れると、一時集合場所に集まった人たちは、広域避難所に指定されている伊那小学校と伊那北高校へと避難しました。
災害対策本部が設置された、きたっせでは、被害状況などが各地区から報告されていました。
避難訓練終了後には、訪れた人達が地震体験者で、東海地震の揺れを体験していました。
山寺区では、今後も定期的に訓練を実施し、地域の絆を深めながら、いざという時に備えていきたいとしています。 -
箕輪町消防団伝統の赤魚会 珍味ふるまう
箕輪町消防団伝統の懇親会、赤魚会が1日箕輪町役場の駐車場で開かれ、赤魚やイモリなどの珍味がふるまわれました。
1日は午前中から準備が行われ、箕輪町消防団の正副分団長らが自分たちで捕まえたイモリや、サワガニ、赤魚などを調理していました。
赤魚会は、団員が地元でとれる食材を使って町や消防署の幹部などに料理をふるまう伝統行事です。
近年、天竜川ではまとまった量の赤魚が取れなくなっていることから、ほかで採れたものを仕入れたということです。
赤魚会が始まると、平澤豊満町長らは早速珍味を味わっていました。
消防団正副分団長会の白鳥慎一郎会長は、「先輩方から受け継いできた行事。伝統を絶やさないようにしていきたい」と話していました。 -
夏山シーズン本番 山開きの入笠山賑わい
6月に入り、夏山シーズンもいよいよ本番です。
伊那市高遠町、長谷、富士見町の堺にある入笠山が山開きとなり、多くの登山客が山歩きを楽しみました。
諏訪盆地から伊那谷まで、360度のパノラマを楽しむことができる入笠山山頂。
八ヶ岳、北アルプス、遠くにはうっすら富士山も見えます。
この日山開きとなった入笠山の山頂には、県内外から多くの登山客が訪れていました。
標高1955メートルの入笠山は、車で行くことができる御所平から、およそ30分ほどで頂上まで登ることができ、初心者でも登りやすい山です。
この日、登山客の中には、子どもや女性の姿も多く見られました。
山頂まで登ってきた小学生は「大変なところもあったけど、頂上まで来て綺麗な景色が見られて、また登りたいという気持ちになった」と話していました。
御所平では、山開きに合わせて安全祈願祭が行われ、伊那市と富士見町の関係者や登山客が、夏山シーズンの安全を祈願しました。
伊那市の酒井茂副市長は「南アルプスの中でも、仙丈などに比べて距離が短く安全も確保された山。大勢の人に登ってもらいたい」と話していました。
入笠山の登山期間は秋の雪が降り始める頃までとなっています -
鎌倉さん山岳写真展
高知県出身で駒ヶ根市在住の鎌倉國光さんの「山岳写真展」が、伊那市のいなっせで開かれています。
今回展示されているのは、中央アルプスの四季の景色を写した作品、35点です。
写真はフイルムカメラとデジタルカメラで撮った2種類です。
鎌倉さんは35年ほど前に転勤で高知県から上伊那に来ました。
その頃から山登りを始め、次第に目に映る景色を写真に収めたいと思うようになり、30年前から独学で写真を撮り始めたということです。
現在も季節ごとに、ほとんど1人で山に登り写真を収めています。
鎌倉國光さんの山岳写真展は、6月4日火曜日まで、いなっせ2階の展示ギャラリーで開かれています。 -
野生のカモ 民家の池に
南箕輪村南殿の小阪洋治さん宅の池で野生の子ガモが元気に泳いでいます。
小坂さん宅の池では、12羽のカモが今朝までに卵からかえりました。
親ガモにつきっきりで池の中を元気に泳ぎまわっています。
小阪さんによりますと、去年も野生のカモがこの池で産卵したということです。
今年は、20日ほど前から親が池の中央部分にあるこの場所で卵を抱き続け、ここ数日間の間に12羽すべてが卵からかえりました。
親がもに続いて一段高い所に登ろうとしますがまだ無理です。
池のコイが子ガモにちょっかいを出さないよう、親が水に首をつっこみ威嚇します。
小阪さんは「しばらくするとどこかに行ってしまうので、今のうちにできる限りかわいがってあげたい」とえさやりに必死です。
小阪さん宅では、周囲に様々な花や木が植えられていて、池は、敷地内から湧き出る清水を利用しています。
自宅前には、大きなヤマボウシが白い花をつけていて、今見ごろを迎えています。
去年に引き続き訪れた珍客は、この環境がとても気に入っているようです。