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信大農学部AFC祭
南箕輪村の信州大学農学部の付属農場などを一般公開する「AFC祭」が、22日に開かれました。
会場内には様々な体験ブースなどが設けられ、多くの人でにぎわいました。
信大農学部では、地域の人たちに活動を知ってもらおうと、毎年AFC祭を開き学校を開放しています。
木を使った体験コーナーでは、丸太切り競争が行われ、子ども達が親の手を借りながら丸太を切っていました。
ブドウの圃場では、毎年人気の食べ放題が行われ、訪れた人たちが気に入ったブドウを採って味わっていました。
伊那市内から家族で訪れた男性は「毎年楽しみにしているイベント。地元の大学の活動がよくわかるし子ども達も喜んでいるようで良かった」と話していました。 -
新山保育園 休園解除を住民大会
休園している伊那市の新山保育園の再開や新山小学校の児童確保に向けた活動している、住民グループ「新山の保育園・小学校について考える会」は、地域一体となって取り組みを推進していこうと23日、住民大会を新山保育園で開きました。
大会には、地区住民や新山小学校の教諭、特認校制度を利用し地区外から新山小学校に通わせている保護者など約40人が集まり意見を交わしました。
参加者からは「問題意識を共有し、区民一人ひとりが具体的な行動を起こすべき」といった声や「地区で園舎を買い取り、保育園を運営したらどうか」といった意見が出されていました。
新山保育園は現在休園となっていて、定員の半数となる20人以上の園児を確保できない場合は、平成28年度には廃園となる事が決まっています。
会によると、新山地区には0歳から5歳までの子供が19人いて、全員が希望すれば、あと一人で来年にも保育園の休園を解除できる状況という事です。
しかし、保護者の中には、友達と離し現在の保育園から転園させる事が難しいとの報告もあり、園児確保には課題があると説明していました。
考える会では、保育園が廃園となれば、次は小学校が無くなる可能性が出てくると指摘し、園児確保に向け、新山出身者への呼びかけや、Iターン受け入れに向け空き家情報の提供などの取り組みをしていく事を確認しました。 -
信州そば発祥の地 10月に新そばまつり
信州そば発祥の地伊那を全国にPRしようと来月、西箕輪の農業公園みはらしファームで第1回信州伊那新そばまつりが行われます。
イベントは、新そばを味わってもらうとともに、信州そば発祥の地を県内外にPRしようと初めて行われるものです。
25日は伊那市役所で定例記者会見が行われ白鳥孝伊那市長は「新そばまつりをきっかけに県内外のお客さんを呼びたい」と話していました。
新そばまつりでは、松茸そばや行者そばなどの食べ比べや、アマチュアそば打ち世界大会の歴代チャンピオンによるそば打ちの披露の他、利きそばに挑戦するソバリエコンテストなどを計画しています。
信州伊那新そばまつりは10月27日と28日の2日間、みはらしファームで行われます。 -
ジオパークガイド 新たに12人認定
南アルプスジオパークの魅力を案内するジオパークガイドに、新たに12人が認定されました。
今年度最後のガイド養成講座が24日、伊那市の創造館で開かれました。
講座は、ガイドとして必要な知識と経験を積んでもらおうと、南アルプスジオパーク協議会が昨年度から行っているものです。
今年度は、伊那市を中心に飯田市や大鹿村などの12人が、5月から7回の講座を受講しました。
最終日の24日は、グループに分かれジオパーク内にある中央構造線や遠山郷などスライドに映し出された写真の説明をしました。
講座終了後、受講者12人に認定書が手渡されました。
ジオパークガイドの人数は、今回認定された12人を含め、47人となっています。 -
交通安全功労者 表彰
交通安全に尽力した個人や団体への表彰の伝達式が24日、伊那警察署で行われました。
関東管区警察局長、関東交通安全協会連合会会長の連名表彰では、交通安全功労団体として南箕輪村の上伊那農業高校生徒会が表彰されました。
上農高校では、毎年生徒会が主体となって交通安全委員会を設置し、校門前で自転車通学者への安全運転の呼びかけなどを行っています。
優良運転者には、伊那交通安全協会参与の清水貴男さんと、元高遠地区交通安全協会長谷支部理事の北原ゆう子さんが表彰を受けました。
2人は、長年安全運転の推進に努めたことなどが評価されました。
受賞者を代表して、清水貴男さんは、「悲惨な交通事故を少しでも減らせるよう、これからも取り組んでいきたい」と謝辞を述べました。
県内で表彰を受けたのは、2団体と、20人となっています。
24日はこの他に、交通栄誉緑十字銅章の伝達が行われ、交通安全功労者など14人が表彰されました。 -
伊那谷の珍味 生きたイナゴ初入荷
イナゴやザザムシ、蜂の子など伊那谷の珍味を販売する「つかはら」に24日、生きたイナゴが初入荷しました。
24日入荷したのは、新潟県などでとれた生きたイナゴおよそ130キロです。
つかはらは、これまで伊那市山寺で塚原信州珍味の社名で営業していましたが、今年9月から伊那市上新田のナイスロード沿いに店舗を移し、社名も変更しました。
つかはらでは、毎年生きたイナゴを販売していて、1袋およそ1キロ、値段は3,800円となっています。
24日は前社長の塚原保治さんがイナゴの袋詰め作業に追われていました。
イナゴはすでに予約が入っているほか、入荷を聞きつけた人が店を訪れ買い求めていました。
イナゴは醤油や砂糖などと混ぜて煮て味付けするということで、つかはらでは生きたイナゴのほか24日入荷したものが調理され25日から店頭に並ぶということです。 -
赤そばの里オープン
箕輪町上古田の赤そばの里が、22日にオープンしました。
この日は関係者がテープカットなどでオープンを祝いました。
赤そばの里は、上古田の区民有志でつくる古田の里赤そばの会が管理していて、標高900メートルの丘陵地4.2ヘクタール一面に赤そばが広がっています。
今年は、背丈が低く、風や雨の影響を受けにくい新しい品種を栽培していて、例年よりも早く咲き始めました。
現在7分咲きと、すでに見頃を迎えていて、オープン初日から多くの観光客が訪れていました。
愛知県から訪れた男性は「まだ早いかなと思いながら来てみたが、すでに見ごろ。色目も良く来ることができて良かった」と話していました。
古田の里赤そばの会の唐沢清光会長は「多くの人に来てもらい、箕輪町や上古田のことを知ってもらいたい」と話していました。
赤そばの里オープン期間中は直売所が設けられているほか、打ち立てのそばを楽しむことができる「赤そば花まつり」も企画されています。
赤そばは10月初旬まで楽しめそうだということです。 -
秋の全国交通安全運動はじまる
21日から秋の全国交通安全運動が始まり、各地で啓発活動が行われました。
伊那市役所前のナイスロードでは、安全協会や関係する団体、警察署員らが、道行くドライバーに安全運転をよびかけました。
運動は、「子どもと高齢者の交通事故防止」を基本に、歩行・横断中の交通事故防止、全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底などを重点にしています。
期間は、30日までの10日間で伊那市では、高齢者を対象にした交通安全住民大会を30日に山寺のきたっせで開く予定です。
今年の伊那市での死亡事故発生状況は、これまでに2件で非常事態となった去年の8件と比べ大幅減となっていますが、安全協会では、「これから3ヶ月間が勝負」と話し、気持ちを引き締めていました。 -
仙醸の清酒「櫻雲橋」 品評会で県知事賞
伊那市高遠町の酒蔵仙醸がつくった清酒「櫻雲橋」が、今年の長野県清酒品評会で県知事賞に選ばれました。
県知事賞に選ばれたのは、仙醸が販売している純米大吟醸「櫻雲橋」です。
製造責任者の安藤宏幸さんは、「櫻雲橋」は口当たりが柔らかく香りと味のバランスがよいのが特徴と話します。
品評会は、県と県酒造組合が品質と製造技術の向上を目的に毎年開いています。
今年は、県内の64の酒造場が吟醸酒と純米吟醸酒160銘柄を出品しました。
県知事賞を受賞した20銘柄のうち、上伊那からの受賞は仙醸のみとなっています。 -
藍の会書道展
伊那市などの書道教室「藍の会」の作品展が21日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、俳人松尾芭蕉のおくのほそ道を題材にしたものを中心に、会員50人の作品およそ60点が並べられています。
藍の会は、伊那市と長野市、飯山市に教室があります。
指導する日詰静琴さんは「書道の魅力を多の人に知ってもらいたい」と話していました。
藍の会の作品展は、23日日曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
宮下建設 たかずやの里に100万円寄付
伊那市の宮下建設は11日、児童養護施設「たかずやの里」に、100万円を寄付しました
この日は、宮下建設の宮下金俊社長らが、たかずやの里をおとずれ、施設を運営する、たかずや福祉会の埋橋良和理事長に100万円分の小切手を手渡しました。
宮下建設では、15年ほど前から、たかずやの里の建物のメンテナンスを行っています。
今回の寄付は、施設の移転新築が計画されるなかで、地域貢献の一環として行ったものです。
宮下会長は、「微力ではあるが、移転時に役立ててもらいたい」と話していました。
埋橋理事長は「子ども達の為役立つよう、移転に伴う備品購入などに使わせていただきたい」と感謝していました。 -
伊那発アマランサスラーメン
伊那地域アマランサス研究会のメンバーで伊那市高遠町の製麺会社「株式会社木曽屋」は雑穀アマランサスを生地に練りこんだラーメンを25日から販売します。
麺は、伊那産のアマランサスと上伊那産の小麦粉ハナマンテンを使用しました。
20日は、新商品についての説明会が伊那市の伊那商工会館で開かれました。
また20日は、試食会も行われ、もちもちしていて美味しいと好評でした。
研究会では、伊那商工会議所や信州大学農学部、食品加工などと連携して、アマランサスを活用した地域振興を目指し活動しています。
雑穀アマランサスは、栄養価が高いとされていて、伊那市では、毎月17日を雑穀の日としています。
アマランサスラーメンは、生麺タイプ2人前で税込298円です。
上伊那地域のニシザワグループ12店舗で25日から販売されます。
また来月下旬からはお土産用も販売することになっています。 -
箕輪町上古田の赤そばの里 5分咲き
箕輪町上古田の赤そばの里では、現在、そばの花が5分咲きとなっていて、来週見頃を迎えそうです。
箕輪町上古田の標高900メートルにある広さ4.2haの赤そばの里では、そばの花が、現在5分咲きとなっています。
この日は、あいにくの天候にもかかわらず、県外からの観光客などが訪れ、写真を撮るなどして楽しんでいました。
箕輪町観光協会によりますと、見頃は、今月下旬から来月上旬だということです。
赤そばの里の里開きは、今週末の22日(土)、上古田公民館でそば打ち体験などができる、古田の里赤そば花まつりは29日(土)と30日(日)に行われます。 -
伊那市高遠町荒町長生会 お数珠回しを復活
伊那市高遠町藤沢の高齢者グループ、荒町長生会は、70年近く地区で途絶えていた伝統行事を復活させようと、19日、地域の園児を招いてお数珠回しをおこないました。
この日は、荒町長生会が、地元の高遠第二第三保育園の園児20人を公民館に招き、約70年間荒町で途絶えていたお数珠回しをしました。
荒町長生会では、地域の伝統を復活させ、後世に伝えていこうと園児とのお数珠回しを企画しました。
数珠は、昭和12年、日中戦争で出兵した地区の若者が寄贈したものだということです。若者はミャンマーで戦死しましたが、数珠は長年、地区の観音堂に保管されていました。
地元で生まれ育った昭和2年生まれの伊東厚子さんによりますと、荒町では70年ほど前まで、家族の病気や戦争への出兵など、ことあるごとにお数珠回しを行い、健康や無事を祈っていたということです。
荒町では、女性のみが数珠を回していたということで、この日も当時と同じように、園児と女性のみが反時計まわりにゆっくりと数珠を回していました。
荒町長生会では、来年以降も、継続して数珠回しを行っていきたいということです。 -
旧井澤家住宅で野点の茶会
伊那市西町の旧井澤家住宅庭園で16日野点の茶会が開かれ訪れた人たちが日本の文化に触れました。
野点の茶会は、旧井澤家住宅を管理運営している伊那部宿を考える会が、開いたものです。
茶会では伊那市山寺でお茶の教室を開いている表千家の福澤登美子さんらが抹茶と和菓子を振舞っていました。
福澤さんは、「お茶の作法を学ぶということは、礼儀を学ぶこと。日本の伝統文化が忘れられないよう、伝えていきたい。」と話していました。
訪れた人たちは、江戸時代の雰囲気を再現した建物の前でお茶を楽しんでいました。
また旧井澤家住宅では、1812年、文化9年から伝わるとされている高遠焼の展示販売が行われていて会場には椀や皿、徳利など100点ほどが並んでいます。
高遠焼は高遠町勝間に登り窯を持つ唐木米之助さんがその技を受け継ぎ伝えています。
高遠焼の展示販売は23日まで行われています。 -
竹山流津軽三味線演奏者篠原竹吟さん 演奏会
津軽三味線を全国に広めた竹山流津軽三味線の演奏者篠原竹吟さんの演奏会が15日、伊那市のいなっせで開かれました。
岡谷市在住の竹吟さんは、津軽三味線を全国に広めた盲目の演奏者高橋竹山と40年ほど前に出会い、その演奏に魅せられました。
以来、三味線一筋の人生を選び、昭和53年に「竹吟」の称号を得ました。
演奏会は、師である竹山が作り上げた音色を、1人でも多くの人に聞いてもらおうと全国各地で開かれています。
15日は、津軽じょんがら節などおよそ10曲を演奏しました。
他に、竹吟さんから個人指導を受け「竹祐」の称号を取得した伊那市の高山裕子さんが演奏を披露しました。 -
県内男性最高齢108歳 副知事らが祝う
敬老の日の17日、伊那市は99歳以上の高齢者の長寿を祝って、対象者宅を訪問し、祝い金をおくりました。
伊那市山寺の福澤 總一郎さんは明治37年生まれの108歳。男性では県内最高齢です。
17日は、長野県の加藤さゆり副知事と白鳥孝市長が、福澤さん宅を訪れ、祝い状や祝い金、花束などを手渡しました。
福澤さんは、三女の三重子さんと2人暮らし。1日の大半を居間やベッドで過ごしていますが、歩行器を使ってゆっくり歩くことができます。
食事は3食きちんと取り、好き嫌いは無いということです。
敬老の日を祝って、福澤さんのお宅には4世代20人ほどの家族が集まり、記念撮影などをしました。
伊那市内の今年の長寿祝いの対象者は、99歳が32人、100歳が16人、101歳以上が39人となっていて、それぞれ、市長などが訪問し、祝い金などが渡されました。 -
伊那西高校吹奏楽クラブ定期演奏会
伊那市の伊那西高校吹奏楽クラブによる定期演奏会が16日、伊那文化会館で開かれました。
定期演奏会は日頃の練習の成果を発表しようと毎年この時期に開かれていて今年で9回目です。
演奏会では14曲が披露され、会場に訪れた保護者達は演奏を楽しんでいました。 -
地元食材で料理コンクール
地元の食材を使った料理コンクールが16日、箕輪町地域交流センターで開かれ最優秀賞には蒸し緬と長芋を組み合わせた「ゆ縲恂ヒ」が選ばれました。
料理コンクールは箕輪町内の飲食店や農家などでつくる実行委員会が企画した、みのわ食でつながる収穫祭で行われたものです。
会場にはおよそ300人が集まりコンクールに出品された料理4品を審査を兼ねて試食しました。
料理は、箕輪産のそば粉や牛乳、野菜などが使われていて、味の斬新さと箕輪らしさがポイントとなっています。
試食した人たちはトレーの裏にそれぞれの料理のエントリーナンバーを書いて投票していました。
結果は箕輪町長岡の料理店とざ和の横山哲也さんが作った「ゆ縲恂ヒ」が最優秀賞に選ばれました。
「ゆ縲恂ヒ」はローメンに使われている蒸し麺と箕輪産の長芋を組み合わせた料理で、体に優しいという意味があります。
16日の収穫祭では地元農産物や加工品の販売コーナーが設けられ訪れた人たちが買い求めていました。
実行委員会では「地元農産物の良さを再発見することができた。
最優秀賞の料理は箕輪の特産となるよう研究していきたい」と話していました。 -
セジュールオープン
不登校などの悩みを抱えた若者と地域を繋げる拠点施設セジュールが16日、伊那市荒井の通り町にオープンしました。
16日は、テープカットなどをしてオープンを祝いました。
セジュールは伊那市のいなっせ北側の空き店舗を改装しオープンしたもので県の新しい公共の場づくりのモデル事業として助成を受けています。
セジュールは、悩みを抱えた若者を支援する上伊那子どもサポートセンターなど16団体で構成する若者参加のまちづくり協議会が運営します。
1階はドリンクやケーキなどを提供するカフェ、2階は学習支援室や地域の人たちとの交流スペースが設けられています。
この他に、各団体でつくった草木染の靴下やしおり、お菓子なども販売しています。
営業時間は午前11時から午後3時までとなっていて水曜日と日曜日が定休日となっています。 -
上伊那で運動会シーズンピーク
上伊那地域で秋の運動会シーズンがピークを迎えています。
南箕輪村の南部小学校では、南部小と南原保育園合同の運動会を開き、児童192人、園児100人が22種目を行いました。
子ども達は保護者が見守る中、日ごろの練習の成果を発揮していました。 -
写真展なんじゃもんじゃ
上伊那地域の写真愛好家の写真展「なんじゃもんじゃ」が、14日から、伊那市の伊那図書館で開かれています。
この写真は、アケビコノハと呼ばれる蛾の幼虫が3匹並んでいたところを写したものです。
会場には、会員60人の作品60点が並んでいます。
写真展なんじゃもんじゃでは、腕を競うのではなくこれはなんだろうと思わせるような、自分が気に入った作品を展示します。
年齢も10代から80代までと幅広いのも特徴の1つです。
最年少で小学3年生の上原裕司くんの作品は、友人と遊んでいる際に撮影したものです。
なんじゃもんじゃ写真展は、23日日曜日まで、伊那図書館で開かれています。 -
町立辰野病院竣工式
移転新築された辰野町の町立辰野病院が完成し、15日、竣工式が行われました。
この日は関係者など130人が参列し、テープカットなどで完成を祝いました。
町立辰野病院は、現在の辰野総合病院の老朽化などに伴い建設が進められてきました。
新しい病院は、延べ床面積およそ1万平方メートルの鉄筋コンクリート3階建てです。
病床数は、稼働効率を考えて、これまでの120床より20床少ない100床ですが、病室ごとにトイレが設置されています。
またラウンジや喫茶室、リハビリ用の庭園が設置されました。
事業費はおよそ32億円で、そのうち6億円は上伊那地域医療再生事業補助金が充てられています。
矢ヶ崎克彦町長は「上伊那公立3病院が連携して運営していく中で、回復期医療の重責を担う病院。より高い医療技術で利用者に愛されるサービスを提供していきたい」と話していました。
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は「上伊那の地域医療を病院完結型から地域完結型へ進めるために待望の病院が完成した。地域で連携した病院運営を進めていきたい」と話していました。
上伊那地域医療再生計画では、公立3病院が安定的に地域医療を担い続けていくために、機能分担と連携により上伊那医療圏の再生を目指しています。
伊那中央病院が高度救急医療、昭和伊南病院が急性期から回復期、辰野病院は回復期を担うことになっていて、病院内には回復期の機能も備えた30床の病床が設置されています。
辰野病院は10月1日から診療を開始する予定です。 -
伊賀焼陶芸家坂本俊人さんの作品展
「高遠藩学の祖」とされている阪本天山の子孫で伊賀焼陶芸家の坂本俊人さんの作品展が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。
会場には、茶碗や花瓶など坂本さんの作品およそ80点が並べられています。
坂本さんは、三重県在住の陶芸家で、文武両道の気風を築き高遠藩学の祖と称された天山の子孫です。
伊賀焼は、どっしりとした重量感と、釉薬を用いずガラスの様な緑色を浮き出させるのが特徴です。
ガス釜を使わず、松の木を燃やして作るということで、1つの作品を焼くのに5日ほどかかり、その間ほとんど寝ずに釜の様子を見続けます。
坂本さんは、伊賀焼に釉薬を塗った作品作りに15年ほど前から取り組んでいて、ここ2縲・年でようやく形になってきたと話します。
坂本俊人さんの作品展は、18日火曜日までベルシャイン伊那店で開かれています。 -
伊那市西箕輪地区 戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が、12日、西箕輪羽広の仲仙寺で行われました。
仲仙寺にある招魂碑の前で追悼式が行われ、遺族や地区関係者など50人が参列しました。
追悼式は、日清戦争から第二次世界大戦までに戦死した人の霊を慰め、平和を祈念しようと、西箕輪社会福祉協議会が毎年行っています。
西箕輪社協の小林光豊会長は、「国のために命を捧げた戦没者のためにも、平和な国家を受け継ぐことが私たちの使命」と式辞を述べました。
伊那市遺族会の赤羽要会長は追悼の辞で、「悪夢のような戦争から67年、日本の繁栄は多くの犠牲の上に築かれている。犠牲者に感謝の誠を捧げ、冥福を祈ります」と話していました。
仲仙寺の招魂碑には、日清、日露戦争の犠牲者10人、太平洋戦争の犠牲者163人、満蒙開拓の犠牲者37人の名前が刻まれています。
日露戦争後の明治39年に建立された招魂碑は、第二次世界大戦後、戦争に関するものを排除していた進駐軍との摩擦を避けるため、一度、住民によって土の中に隠されましたが、昭和29年に再び掘り起し、改めて建立されたということです。
参列者は、招魂碑の前で手を合わせ、犠牲者の冥福を祈っていました。 -
みはらしファームぶどう狩り今日から営業
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、12日からぶどう狩りが始まりました。
今シーズンの営業開始となった12日、岐阜県から会社仲間で訪れた女性グループと家族連れ
が、ぶどう狩りを楽しんでいました。
みはらしファームには、農家8戸でつくる、みはらしぶどう生産組合の2.5haのぶどう園があります。
今の時季は、糖度の高いノースレッドや、粒が大きい藤稔(ふじみのり)が食べ頃で、今月下旬からは、ナイヤガラやピオーネが旬を迎えます。
今年は、夏に雨が少なかった影響で品種によっては少し粒が小ぶりですが、気温が高かったため、糖度が高く出来は良いということです。
みはらしファームのぶどう狩りは、入場料が小学生以上1,000円で、営業は10月31日までとなっています。 -
ゲートボール大会に合わせ高齢者対象の交通安全講習
南箕輪村で12日開かれたゲートボール大会に合わせて、高齢者を対象にした交通安全講習が行われました。
大会の前に交通安全講習が行われ、伊那警察署南箕輪村駐在所の坂井好明所長が、交通事故防止について話しました。
講習は、村ゲートボール連盟の秋の大会に合わせて、南箕輪村と村交通安全協会が毎年行っているものです。
高齢者の事故については、横断歩道以外での横断による死傷者が目だっているということで、坂井所長は「面倒だと思わずに横断歩道を渡って下さい」と呼びかけていました。
講話が終わると、交通安全に関するクイズが出題されました。クイズの正解数はゲートボール大会での得点に加算されることから、チームごと話し合いながら問題を解いていました。
今年に入って、伊那警察署管内では6人が交通事故で死亡していて、そのうちの3人が65歳以上の高齢者です。南箕輪村では3件の死亡事故が発生していて、いずれも週末に、国道で起きてるという事です。
ある参加者は、「わかっているつもりでも忘れている事を再確認できた。家の近くの散歩も気をつけたい」と話していました -
遭難事故を伝える 来月特別展開催
1913年大正2年に発生した箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳登山遭難事故から来年100年となります。
箕輪町ではこの事故を伝えようと10月27日から箕輪町郷土博物館で特別展を開きます。
特別展は、10月27日から箕輪町郷土博物館で開かれます。
郷土博物館には町民から寄贈された貴重な記録が残っています。
大正2年に村で行われた犠牲者の葬儀で当時の教諭が書いた弔辞や登山に一緒に登り、生還した生徒が書いた日記などです。
駒ヶ岳登山の遭難事故は箕輪尋常高等小学校の当時の校長を含む11人が暴風雨にあい犠牲となりました。
その事故を風化させないよう上伊那教育会は遭難現場に記念碑を建立しました。
この特別展は10月27日から箕輪町郷土博物館で開かれることになっていて入場は無料となっています。 -
上農生が最新の測量機器で実習
若手技術者の育成や測量設計への関心をもってもらおうと、長野県や測量設計業協会南信支部は10日、南箕輪村の上伊那農業高校で測量実習を行いました。
実習に参加したのは上伊那農業高校緑地創造科の2年生20人です。
10日は、測量設計業協会南信支部に加盟している会社の技術者から最新の機器の取り扱い方法などを学びました。
学校で使っているものは目で確認して高さを図りますが、最新の機器はバーコドーを自動的に読み取り測量してくれます。
実際に最新機器に触れた生徒たちは担当職員から説明を聞きながら操作していました。
ある生徒は、「簡単に操作できて効率がいい」と話していました。
この実習は、卒業後の生徒の進路選択で測量設計業への就労拡大に結びつけていこうと去年から行われています。
主催者は、「この実習を通し測量設計業に関心を持ってもらえればうれしい」と話していました -
オペラ春香 ゆかりの品が並ぶ
今年6月に伊那市で開催された市民オペラ「春香」の、ゆかりの品を並べた回顧展が10日から伊那市のいなっせで開かれています。
オペラ春香回顧展は、およそ130人の市民が参加し熱演した公演を振り返ろうと実行委員会が企画したものです。
会場には舞台の様子を写した写真や公演に至るまでの記録の他、衣装や小道具などが展示されています。
オペラ春香は韓国南原を舞台にした悲恋の物語で伊那市の名誉市民・ス木東六さんが疎開していた伊那で作曲したもので公演にはおよそ1400人が鑑賞に訪れました。
回顧展では舞台を撮影したDVDも上映されています。
実行委員会が6月の公演の来場者を対象にしたアンケートによりますと、回答のあった363人のうち舞台を見た感想として、250人が大変よかった81人が良かったと回答しています。
また要望として26人から再演または継続を望む声がありました。
このオペラ春香回顧展は20日までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。