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狩猟解禁 安全呼び掛けパトロール
平成22年度の狩猟が15日解禁となりました。
解禁日に合わせ15日は、県内全域で県や市町村の職員、警察官などが安全を呼びかけるパトロールを行いました。
箕輪町では町の職員や警察官、猟友会の役員6人が、日の出とともに、町内のパトロールを行いました。
狩猟者のグループを見つけると、警察官らは、銃や銃弾の管理、狩猟者登録書を所持しているか等の確認をしていました。
箕輪町猟友会の小林弘人会長は「事故の無いよう、安全確保には特に気をつけて行うよう」呼び掛けていました。
今年度の狩猟期間は、来年2月15日までで、ニホンジカとイノシシについては、わなを使った猟に限り、来年3月15日まで狩猟期間が延長されています。 -
井月とその時代
漂泊の俳人、井上井月と井月が生きた時代背景について考える講演とシンポジウムが14日、宮田村民会館で開かれました。
これは井月が生きた、幕末から明治の時代背景を知ることで、井月への理解を深めようと、井上井月顕彰会が開いたもので、会場には約170人が集まりました。
講演では上伊那郷土研究会会長の伊藤一夫さんが、明治の初め、暦が太陰暦から太陽暦に変わったことについてふれ、「季語を使う俳人井月は暦が変わり、とまどったのではないか」と話しました。
シンポジウムでは、映画「ほかいびと伊那の井月」を制作している北村皆雄監督と、井月の生まれ故郷とされている新潟県長岡市の歴史研究家、稲川明雄さん、伊藤一夫さんの3人が話をしました。
稲川さんは「井月は長岡藩の武士だったという説があるが、それを証明する資料はない。今後研究をすすめ、証明したい」
また北村監督は「伊那市と長岡市との交流を深め、両地域で井月を盛り上げていきたい」と話していました。 -
伊那消防署員と消防クラブの児童らが火災予防を呼びかけ
11月9日から15日までは秋の全国火災予防運動期間です。
伊那消防署は14日、市内の大型店で火災予防を呼びかけました。
啓発活動には、伊那消防署署員や荒井区少年少女消防クラブと中央区北町少年消防クラブの小学生ら、合わせて60人が参加しました。
啓発活動は、火災予防と住宅用火災警報器設置の推進を目的に行われたものです。
会場には消防車両などが展示され、訪れた人達は写真を撮ったり、署員から設備について説明を受けていました。
他にも、火災時の室内の状況が体験できる「煙体験ハウス」も設置され、子ども達が体験していました。
消防クラブの子ども達は、買い物客にチラシを配りながら火の用心を呼びかけていました。 -
富県小学校PTA講演会
伊那市の富県小学校で14日、PTA講演会が開かれ、親業訓練インストラクターの小椋佐代里さんが、子どもとのコミュニケーションについて話しました。
この日は、親業訓練インストラクターとして全国で講演活動などをしている伊那市新山在住の小椋佐代里さんが、富県小の保護者の前で、「子どもに自分を伝える」をテーマに話しました。
親業訓練とは、親が子どもとのコミュニケーション方法などを学び、訓練することで、子どもとの信頼関係を築き、子どもの自立心を育てることを目指すものです。
小椋さんは、「子どもを注意する時は、子どもを非難するのではなく、子どもの行動で自分の心や体が傷つくなどの具体的な影響があることを伝えることが大切」とし、「こうすることで、子どもを否定することなく、信頼関係を築くことができる」と話しました。
また、その後の行動を子どもに考えさせることで、思いやりをもって自分で行動できるようになると話しました。 -
伊那北駅前の桜 愛称「夏心桜(なつっこざくら)」に
伊那市の伊那北駅前に去年植樹されたタカトオコヒガンザクラの愛称が「夏心桜(なつっこざくら)」に決まりました。
桜を管理している山寺活性化協議会が13日、設置した看板を披露しました。
桜の愛称は「夏心桜」です。
駅前の活性化のために取り組み、今年の春に卒業した伊那小学校夏組の子どもたちから愛称を募り、山寺活性化協議会などで決めました。
今回の愛称を考えたのは伊那中学校1年の唐澤誠君です。
今日の除幕式には、夏組の子どもたちも集まり、名前が刻まれた看板の設置を喜んでいました。
協議会の矢野昌史理事長は、「皆が大人になったら、またこの場所に集まり、地域をにぎやかにしてほしい」と話していました。 -
山麓一の麺街道フェスタ2010
国道361号沿線地域のご当地麺料理を楽しむことができる「山麓一の麺街道フェスタ」が、13日、14日の2日間、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれています。
現在紅葉が見ごろを迎えている高遠城址公園。
その紅葉の下、13日から始まったのが、県内外の麺料理を楽しむことができる「麺街道フェスタ」です。
「麺街道フェスタ」は、麺と街道にスポットを当て、街道に隣接する地域の広域的な観光PRを目的に去年から開かれています。
今回も去年と同じ5種類の麺料理を楽しむことができます。
岐阜県高山市の高山ラーメン。細ちぢれ麺が特徴です。「麺を鍋に投じる」ことから名前がつけられた、木曽福島のとうじそば。すんきと呼ばれる木曽伝統の漬物が入り、一風変わった味わいを楽しむことができます。この他地元伊那市では、辛つゆが特徴の行者そばや、焼き味噌と辛み大根を薬味で入れる高遠そば、伊那市名物のローメンが販売されています。
会場は朝から多くの人で賑わい、麺料理の味を食べ比べていました。
飯田市から訪れたある男性は「初めて来たが、各地のご当地麺料理を楽しむことができ嬉しい」と話していました。 -
「おらほ」に紅葉のちぎり絵 秋を演出
伊那市東春近の宅老所「おらほ」には、大きなもみじのちぎり絵が飾られ、深まる秋を演出しています。
縦横160センチのこのちぎり絵は、おらほの職員と利用者が協力して作りあげました。
東春近の文化祭での展示を目指して製作した作品で、赤や黄色のもみじの葉は、和紙を染めたものをちぎって貼りました。
12日は、近くの小学生たちがおらほを訪れ交流しました。 -
ひとり暮らしのお年寄りの交流会
伊那市の美篶きらめき館で10日、ひとり暮らしのお年寄りの交流会が開かれました。
交流会は、一人で暮らすお年寄りに人と触れ合い交流する機会をつくってもらおうと、美篶社会福祉協議会が10年ほど前から毎年行っているものです。
この日は、25人の高齢者が集まり、食事をしながら会話を楽しんだ後、地元のコーラスグループが合唱を披露しました。
テレビやラジオなどで聞き慣れた昔の曲が演奏されると一緒に唄って楽しみました。
美篶社協の後藤郁会長は、「高齢者が元気になる事は地域の活性化につながる。いつまでもたっしゃで長生きしていただきたい」と話していました。 -
松くい虫対策に寄付
松くい虫対策に役立ててもらおうと、南箕輪わくわくクラブ・マレットゴルフ同好会は11日、会員から集めた寄付金を南箕輪村に寄付しました。
大芝高原マレットゴルフ場で開かれた大会に合わせて、同好会の伊沢文雄会長が唐木一直村長に寄付金およそ5万7千円を手渡しました。
同好会は、10月に寄付を募り、会員111人と一般1人の合計112人から善意が寄せられました。
伊沢会長は、「大芝の松を守るために役立ててください」とあいさつしました。
南箕輪村は大芝高原の松に薬剤の注入を行っていて、唐木村長は、「松くい虫の防除に全力を挙げていきたい」とあいさつしました。
南箕輪村内では、今年初めて、田畑区で松くい虫被害が確認されています。 -
木彫工芸品200点並ぶ
箕輪町の木彫工芸家、中澤達彦さんが開いている教室の生徒らの作品展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、中澤さんの教室で木彫を学んでいる生徒、約70人の作品200点あまりが並べられています。
作品は家具や壁掛け、仏像など生徒らが思い思いに作ったものです。
中澤さんは、日展会友で箕輪町や松本市など県内9つの教室で木彫の指導にあたっています。
作品展は各教室の生徒が情報交換しながら交流を深めようと開いたもので今回で3回目となります。
生徒の多くは木が持つ温もりある質感に魅かれ、木彫を始めたということです。
中澤さんは年々、生徒の技術が上がり、出来栄えもよくなってきていると話しています。
この作品展は入場無料で14日日曜日まで開かれています。 -
南箕輪村恩徳寺の大銀杏見頃
南箕輪村沢尻の恩徳寺の大イチョウが見頃を迎えています。
恩徳寺のイチョウは、樹齢400年ほどといわれています。
今年は、例年より1週間ほど色づきが遅かったということですが、11日朝の冷え込みで一気に色づいたということです。 -
ふれあい巡回動物園
保育園児が動物とふれあう催し、ふれあい巡回動物園が10日、箕輪町の松島保育園で開かれました。
この催しは、子どもたちに動物に親しんでもらおうと箕輪町酪農振興協議会青年部が開いたものです。
この日は町内でポニーの飼育などによる体験学習をおこなっているパカパカ塾も協力し、乗馬体験も行われました。
園児らは、ポニーに乗せてもらい楽しそうに園庭をまわっていました。
ふれあい巡回動物園では、他に子牛やアイガモも登場し園児らは頭をなでたりしていました。
町酪農振興協議会がこの取り組みを始めて、今年が3年目で、毎年順番で町内の保育園を訪れています。
協議会では、動物と触れ合うことで、命の大切さなどについて考える機会にしてもらいたいと話していました。 -
中央区で車積載防災セット貸出
伊那市の中央区では、高速道路を利用する区民に、事故などの時に使う防災セットの貸し出しを始めます。
6日、中央区公民館で貸出用の防災セットがお披露目されました。
防災セットは、粉末タイプと水タイプの消火器各1本と救急セットです。
消火器は、粉末タイプで炎を抑え、その後、水タイプで温度を下げるため2本用意しています。
高速道路を利用する車に防災セットを積むことで、事故の時に、消火や応急手当てをして被害を最小限にとどめようと、中央区救助支援隊が発案しました。
貸出期間は、区民が高速道路を利用するために申請した期間です。
消火器などを積んでいることを知らせるステッカーも一緒に貸し出します。
防災セットは3セットあり、中央区公民館で保管し、近くで発生した事故や火災などにも対応していくということです。 -
高遠辛味大根の会 辛味大根収穫
伊那市高遠町の高遠辛味大根の会は8日、高遠町藤沢の畑で辛味大根の収穫をしました。
収穫作業には、会員8人が参加しました。
辛味大根は、10センチほどの大きさで、辛味が強いのが特徴です。
辛味大根は高遠で江戸時代頃から栽培されていたということですが、太平洋戦争中に途絶えました。
会が中心となり、信州大学農学部の大井美知男教授から指導を受け、平成16年に復活させました。
取組みの成果があがり、去年から出荷できるようになりました。
8日は、およそ20キロ分の大根を収穫し、葉や根を取り除いていきました。
この後会員らは、秋まつりが開かれている高遠城址公園を訪れ、地元の辛味大根が薬味に使われている高遠そばを味わいました。
辛味大根は、11月中旬から伊那市の産直市場グリーンファームやみはらしファームなどで販売することになっています。 -
上古田保育園でクッキー作り
箕輪町の上古田保育園の園児が8日、クッキー作りを楽しみました。
クッキーを作ったのは年長園児12人です。
上古田保育園では、明日ハロウィーンパーティーを開く予定で、その時に配るクッキーを作りました。
園児は、バターや砂糖、小麦粉などの材料を順番に混ぜて生地を作りました。
生地は薄くのばしてハートや星などの形に型抜きし、オーブントースターで焼いていました。
9日のハロウィーンパーティーでは、皆で仮装をしてゲームをしたり、年長園児が作ったクッキーを食べるということです。 -
ヘリを使い救急患者搬送訓練
ヘリコプターを使った救急患者の搬送訓練が8日、伊那市の伊那中央病院で行われました。
訓練は、伊那中央病院と伊那消防署、県消防防災航空隊が連携し初めて行いました。
訓練では最初に中央病院から別の病院へ入院患者を搬送する想定で行われました。
松本市にある航空隊にヘリコプターによる搬送を要請すると、およそ15分で到着しました。
病院の職員らが、到着したヘリに患者を収容すると、続いて医師と看護師が乗り込み飛び立ちました。
機内では、医師が点滴や気道確保など救急処置訓練を行いました。
訓練を終え、医師の堀田正二さんは「ヘリの中では音がうるさく、コミュニケーションが取りずらい。ゼスチャーなどを使い意思疎通する工夫が必要」と話していました。
伊那消防署によると、松本市内の病院へ搬送する場合、所要時間はヘリだと自動車の3分の1のおよそ20分だという事です。
伊那消防署の有賀治人署長は、「今後はヘリによる搬送が増えると予想される。今日の訓練を検証し、いざという時に遅れのないよう活かしていきたい」と話していました。 -
伊那市食生活改善推進協議会 創立30周年を祝う記念式典
伊那市食生活改善推進協議会は、創立30周年を祝う記念式典を8日開き、健やかで心豊かな社会の実現にむけて活動するなどの大会宣言を採択しました。
伊那市のJA上伊那本所で開かれた記念式典には、会員およそ60人が出席しました。
式典では、・健康な町づくりの大切さを次世代に伝える・健やかで心豊かな社会の実現に務めるなどの大会宣言が採択されました。
協議会は、昭和55年に減塩を広めようと一般の主婦が組織し活動を始め、現在会員は126人です。
式の中で、伊那市食生活改善推進協議会の春日幸子会長は30年間の歩についてや今後の目標について話しました。
協議会では今年度、男性の料理教室の開催や高校生の食育など活動の幅を広げています。
春日会長は「新たな気持ちでより地域に密着した活動を展開していきたい」と話していました。 -
長野市の金融業者が和解案提出
滞納分の税金を回収するため伊那市が提訴している長野市の金融業者が、伊那市に対し、滞納分の金額を支払うとする、和解案を提出していることが分かりました。
8日は長野地裁伊那支部でこの訴訟の口頭弁論が行われましたが、長野市の金融業者コムレイドは、口頭弁論には出席しませんでした。
この裁判は、住民税などを滞納していた市民がコムレイドに払い過ぎていた利息を、この市民に代わって伊那市が請求しているものです。
この件を担当している長谷川洋二弁護士の事務所によりますと滞納額は約37万で過払い金の総額は、約432万円だということです。
コムレイドは滞納額分の約37万円を今月25日に伊那市に支払うという和解案を提出しています。
裁判を取り下げた場合は、過払い分と滞納額分の差額約395万円はこの市民には、戻らないということです。
電話取材に対しコムレイドは、滞納額分を支払うとする和解案の提出を認めています。
伊那市ではこの件について、コムレイドが滞納税額分の一部を支払った場合には早期決着を図るため訴えを取り下げることを検討したいとのコメントを出しています。 -
南アルプス林道バス今季営業終了
伊那市営南アルプス林道バスの今シーズンの運行が7日終了しました。
今シーズンの林道バスの利用者数は4万5,262人で去年と比べて412人多くなっています。
運行期間は、今月15日までを予定していましたが林道の補修工事により7日で運行が終了となりました。
今シーズンはあらたに、市内の高齢者を対象に林道バスによる南アルプスの周遊と温泉の入浴をセットにしたパノラマツアーも実施され、369人が利用しました。
南アルプス林道管理室によりますと運行期間中、事故や大きなトラブルはなかったということです。 -
立冬 箕輪南宮神社で七五三
立冬の7日、伊那地域は晴れ間が広がり、穏やかな1日となりました。
箕輪町木下の箕輪南宮神社では、子どもの健やかな成長を願い、七五三の祈願祭が行われました。
晴れ着姿の子どもたちはお祓いをうけ、手を合わせていました。 -
ガールスカウト花壇整備
伊那市と南箕輪村のメンバーでつくるガールスカウト第26団は7日、伊那市の伊那公園にある花壇で球根植えなどをしました。
伊那公園には、ガールスカウトが管理している花壇があります。
この日は、小学生を中心に35人ほどが集まり、花壇の整備をしました。
夏の間、花壇を彩ったサルビアを抜き、その後に、チューリップの球根を植えました。
球根はおよそ150球用意していて、ピンクや黄色など色ごとに分けて植えました。
子どもたちは、来年の春の開花を楽しみに作業していました。 -
東山山麓歴史コース完成祝い歩く
箕輪町三日町の東山山麓歴史コースがこのほど完成し、7日区民が完成を祝ってコースを歩きました。
この日は三日町区民およそ40人が完成したコースを歩き、地域の史跡などを巡りました。
東山山麓歴史コースの整備は箕輪町の天竜川から東の5つの地区が地域の歴史や文化を広く知ってもらおうと連携して取り組んでいるものです。
これまでに、北小河内、南小河内、長岡の整備が完了していて、今年度は三日町のコースが完成しました。
三日町の整備にかかった事業費、およそ230万円のうち180万円は県の元気づくり支援金があてられ、残りは町からの補助で賄われています。
三日町のコースには寺社や古墳、城の跡などがあり、途中には案内看板のほか、史跡などの説明板も設置されています。
三日町の完成に続き次は福与で東山山麓歴史コースの整備が始まることになっています。 -
伊那公民館優良公民館表彰 受賞
伊那公民館は、ニーズにあった特色のある事業を行った公民館に贈られる優良公民館表彰を受賞しました。
5日は、伊那公民館の武田登館長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
この表彰は、文部科学省が昭和23年から毎年行っているもので、今年は全国で59館が表彰されました。
伊那市では昭和61年に伊那公民館が、平成18年に西箕輪公民館が受賞していて、伊那公民館は2度目の受賞です。
表彰は、夏休み期間中の子ども達に、規則正しい生活を身につけてもらおうと実施した「夏休みおいで塾」や、中高年に生きがいを持ってもらおうと開いた「伊那おやじの会」など、子どもや中高年の居場所づくりに努めたことなどが評価されたものです。
白鳥市長は「生涯にわたって、公民館で学べるのは素晴らしいこと。地域の為になる事業を広げていってほしい」と話していました。 -
御園区民祭賑わう
伊那市の御園区で3日、恒例の区民祭が開かれ、多くの区民で賑わいました。
御園区民祭は毎年秋に開かれていて、今年で24回目になります。
この日は、公民館の外に設けられたステージで、演芸が行われました。
大正琴の演奏など10のプログラムがあり、それぞれに日頃の練習の成果を披露していました。
また、伊那中学校1年生で落語をしている秋風亭隼太朗こと、長岡隼人君による落語もありました。
訪れた人たちは、青空の下で演芸を楽しんでいました。
また、公民館の中では作品の展示も行われました。
生け花や盆栽、パッチワークなど、公民館の生涯学習教室で取り組んだ作品や趣味の作品など、区民の力作が並んでいました。 -
交流の場へ 一棚古本市開催
伊那市の伊那図書館で、本棚を利用した古本のフリーマーケット「一棚古本市」が3日、開かれました。
一棚古本市には、伊那市や南箕輪村の10人が出店しました。
この古本市は、人と本、人と人の交流の場にしようと、伊那図書館が初めて企画したものです。
本を棚に並べて販売する方法で、今回、旧上伊那図書館で昭和5年から使用されていた本棚が使われました。
本の購入には、現金に加えて、伊那図書館が発行した図書館地域通貨「りぶら」も、クーポン券として利用されました。
本を販売した店主たちは、情報交換をしたり、訪れた客と本の話をして交流していました。
伊那図書館では、「古本市を通して交流が図られ、さらに地域通貨の利用で新たなコミュニケーションが広がったらうれしい」と期待を寄せていました。 -
新年に向け正月用の縁起物づくり
11月に入り、早くも新年を迎える準備が進んでいます。
伊那市東春近では、正月用の縁起物づくりが行われています。
所せましと置かれた「帆掛け宝船」。この縁起物を作っているのは、東春近の田中豊文さんです。
田中さんは今76歳で、仕事を辞めた55歳の時からお世話になった人のためにと毎年、年の暮れになるとわらを編んで縁起物を作っています。
今年は、干支のウサギの切り絵を帆に貼ったものや、わらの扇などを新たに作っています。
新作について田中さんは「良いわらだけを選りすぐって、間隔を均等にする。なかなか難しい」と話していました。
田中さんはものを作ることが好きで、毎年この時期が来るのを楽しみにしているということです。
田中さんは「作る楽しみもあるが、喜んでくれる楽しみもある。そういうものを作るときは会話もしないで熱中してしまう」と話していました。
今年は、宝船70個を目標にしていて、12月25日頃までほぼ毎日作業をするということです -
国立信州高遠青少年自然の家の開所20周年記念式典
伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家の開所20周年を祝う記念式典が5日、開かれました。
記念式典には、関係者や地域住民などおよそ150人が集まりました。
自然の家は、青少年の健やかな身体と豊かな心を育むことを目的に平成2年に建てられました。
平成7年から年間およそ10万人が利用していて、20年間で177万人が訪れています。
式では山本裕一所長が「広く地域の方に支援してもらいながら、子ども達の抱える問題に真正面からぶつかっていきたい」と挨拶しました。
この後開かれた講演会では、2代目の所長として5年間勤めた松下倶子さんが「成人式を迎えた国少への期待」と題し、自身の思いを話しました。
松下さんは、政府の行政刷新会議の事業仕分けで、国少の運営を「自治体、民間への移管」とされていることに触れ「量的に評価をされやすいが、成長にとっては質が大事ということ。豊富な自然体験の活動の成果はずっと先にやってくる。長い目で見る必要がある」と話していました。 -
伊那市表彰式典
文化の日に合わせ3日、各市町村で功労者の表彰式が行われました。
伊那市では、市役所で式典が行われ、永年地域の発展に尽くした功労者に白鳥孝市長から表彰状が贈られました。
今年度表彰されたのは、地方自治功労として市政の発展に尽くした前伊那市長の小坂樫男さんをはじめ個人12人と1団体です。
団体では、教育文化功労として59年間にわたり、クラシック音楽会などを企画運営した伊那市音楽協会に表彰状が贈られました。
白鳥孝市長は、「伊那市が順調な発展を遂げてこられたのは、皆さまの多大なご尽力のおかげと心から感謝申し上げます」と式辞を述べました。
受賞者を代表して小坂樫男さんは、「今日を契機に、
また、市政に対して協力をしていきたい」と謝辞を述べました。 -
井月の俳句 新たに4句見つかる
漂泊の俳人、井上井月の俳句を集めた本、「井月全集」に掲載されていない俳句が新たに4句見つかりました。
新たに見つかった俳句は伊那市美篶の井月研究家、春日愚良子さんが訪ねた家にあったものです。
新しく見つかった俳句のうち 「小春とも呼びたき菊の籬かな」は秋の句です。
井月全集にはない新句で、春日さんは明治10年代に書かれたものと推測しています。
「鹿なくや入るさに月もやどる頃」も同じく秋の句の新句で書かれた年代も同じころだということです。
「翌日しらぬ日和を菊のながめかな」も秋の句で春日さんによりますと井月の他の俳句に上の句が同じものがあることから類句にあたるということです。
「どこやらに鶴の声きく初旭かな」は、新年の句でこれも類句だということです。
春日さんは、江戸末頃から明治時代にかけて井月が立ち寄った家から見つかったことや筆跡などからこれらは直筆で、全て井月が作った句だと話しています。 -
年賀はがきの販売開始
1日から郵便局で年賀はがきの販売が始まりました。
箕輪町の箕輪郵便局でも年賀はがきの販売が始まり、さっそく買い求める人の姿が見られました。
箕輪郵便局によると、販売開始となった1日だけで2千枚以上の年賀はがきを販売したということです。
パソコンでオリジナルの年賀状を作るインクジェットプリンター用や、切手部分にディズニーキャラクターがデザインされたものが人気だということです。
年賀はがきの販売枚数は年々減少傾向にありますが、箕輪郵便局では、例年並みの24万枚を販売目標にしているということです。
年賀状の受け付けは12月15日からで、箕輪郵便局では「年賀状が元旦に届くよう、12月25日までに投函してほしい」と話しています。