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事業仕分けの対象で年会費値上げ
シルバー事業が、政府の行政刷新会議の事業仕分けの対象となり、国の補助金が縮減されたことなどから、伊那広域シルバー人材センターの正会員の年会費が、1000円から2000円へと値上げされることになった。
27日に伊那広域シルバー人材センターの今年度の総会が伊那市民会館で開かれ、約500人が参加した。
政府の行政刷新会議で、シルバー事業が仕分けの対象となり、国庫補助金が縮減される事になった。
それに伴い、上伊那の市町村からの補助金も減額が見込まれ、センターの事業運営が厳しくなることから、年会費が値上げについての議案が、総会に出された。
値上げは、年会費1000円を2000円とするもので、総会で可決された。伊那広域シルバー人材センターの昨年度の契約金額の実績は、4億1000万円で、前の年の4億7000万円に比べ、12.1%の減収となった。
これは、世界的な経済危機による景気後退の影響を受けたもので、2年連続の減収。 -
特殊伐採チームが伐採訓練
上伊那森林組合の特殊伐採チームは、今日、南箕輪村の大芝高原味工房近くで、伐採訓練を行った。
味工房近くに、3本の松があり
ロープを使って松にのぼり、枯れた枝などを落とす訓練を行った。
特殊伐採チームには現在4人が所属している。
個人の庭や神社・仏閣、公園など、森林内ではない場所が、活動場所となっている。
日本古来の林業では、命綱をつけずに木に上り作業をすることが一般的でしたが、上伊那森林組合では、安全に重点をおいたヨーロッパの高所伐採の技術・アーボリカルチャーを導入している。
アーボリカルチャーを特殊伐採に活用しているのは、全国的にも珍しい取り組みだという。
大芝高原味工房がオープンしたことに伴い、敷地内の樹木の整備を森林組合が受託した事をきっかけに、訓練をこの場所で行うことになった。
組合員らは、声を掛け合いながら、訓練を行っていた。
特殊伐採チームは、年間400件ほどの伐採を行っているという。 -
元オリンピック選手野口京子さん講演会
ロサンゼルスオリンピック女子バレーボール銅メダリストの野口京子さんの講演会が25日、箕輪町で開かれた。
講演会は、上伊那の企業でつくる社団法人伊那法人会が開いた。
講演したのは、1984年のロサンゼルスオリンピック女子バレーボールの銅メダリスト野口京子さん、旧姓石田京子さん。
現在は長野大学准教授で、女子バレーボル部監督を務めている。
野口さんは、オリンピック出場後、スポーツを通して社会に通じる人材を育てようと37歳で信大教育学部に入学した。
家族に迷惑をかけないことを約束し、2人の子供を育てながら学業に励んだという。
野口さんはこれまでを振り返り「不可能なことはなく、自分が動くことで全ては実現していく。自分に自信を持ち失敗を恐れない、活力ある学生を育てたい」と話していた。 -
ポレポレの丘で花と音楽の夕べ
アイリス祭りが開かれている伊那市高遠町のポレポレの丘で22日、花と音楽を楽しむコンサートが開かれた。
コンサートでは、演歌歌手の藤和也さんが、特設ステージで熱唱した。
ポレポレの丘は現在、ジャーマンアイリスが3分咲きとなり、アイリス祭りが開かれている。
花の中で音楽を楽しんでもらおうと、初めてコンサートが開かれた。
観客は、開放的な野外コンサートを楽しんでいた。
ポレポレの丘には、約6万株のアイリスが植えられている。
また、九輪草などの山野草も今が見ごろとなっている。
アイリス祭りは6月中旬まで開かれている。 -
長野県地域いきいき実践塾開講
知識や経験を地域の社会参加活動に活かす、長野県地域いきいき実践塾の伊那支部が20日、開講した。
今年は、上伊那地域の27人が受講する。
地域いきいき実践塾は、50歳以上を対象に長野県が開いている講座で、これまで培ってきた知識や経験を地域づくりに活かしてもらうきっかけにしようと開かれている。
長野県シニアリーダー実践講座という名称で開かれてきたが、昨年度から名称を変えた。
支部長を務める山崎宗廣伊那保健福祉事務所長は、「誰もが生涯現役として地域社会を支えてもらうことが重要」とあいさつした。
受講者を代表して、駒ヶ根市の北原正之さんは「積極的に社会参加し、地域活動を行なうことで余生の生きがいが生まれる。意欲を持って努力したい」とあいさつした。
この講座は1年間で、施設見学やワークショップなどを通して地域づくりについて学ぶ。 -
英語サークルが村に寄付
南箕輪村の英語教室「放課後英語」のメンバーが21日、南箕輪村役場を訪れ、現金を寄付した。
放課後英語は、子どもから大人まで70人ほどが通う南殿の英語教室。
21日は、サークルで学ぶ南箕輪小学校の児童5人が役場を訪れ、唐木一直村長に寄附金1万4558円を手渡した。
放課後英語では、受講者たちが紙コップをやめてマイカップにしたことで、紙コップ代はかからなくなり、その分を環境に役立ててもらおうと募金箱を置きお金を集めている。
昨年4月から今月20日までに1万4558円集った。
放課後英語では、英語を通じて国際社会に貢献できる日本人になってもらいたいとの思いから、環境についての時間も定期的に取り入れている。
唐木村長は、子どもたちから出題される環境に関してのクイズに答えながら、「エコについて考えている皆さんの気持ちがうれしい」と喜んでいた。 -
プロドライバー最優秀事業所報告
交通安全に積極的に取り組んだバス会社や運送事業所などを表彰する「プロドライバー事故防止コンクール」の最優秀事業所が21日、依田公雄伊那警察署長に受賞を報告した。
報告に訪れたのは、最優秀事業所に選ばれた伊那市の伊那バス、同じく伊那市の大谷総業運輸倉庫、辰野町の辰野タクシー。
長野県警察本部などが主催するプロドライバー事故防止コンクールは、運転業務を行う事業所で積極的に交通安全に取り組んでもらい、事故のない社会を目指そうと行われている。
県内では665社が参加し、26社が最優秀賞に選ばれた。
受賞者らは、「これからも事故のないよう安全管理を徹底したい」などと話していた。
なお、創作標語の部では、伊那市の伊那タクシーの酒井巧さんが最優秀創作者に選ばれた。 -
バスハイク 伊那街道と仲仙寺、羽広を歩く
伊那市の観光協会が主催するバスハイクツアー「ちょっとお出かけ・い縲怩ネ旅」が20日行われ、参加者が市内各地を見学した。
バスハイクツアーは今年で4年目で、市内外から22人が参加した。
今年から参加者を伊那市在住の人に限らず、全国からの参加が可能になった。
一回目の20日は、「伊那街道と仲仙寺、羽広を歩こう」がテーマで、参加者らは午前中鳩吹公園などを散策したあと、仲仙寺を見学した。
仲仙寺では、カタクリやミズバショウといった山野草などを見学した。
山野草に詳しい自然インストラクターの柄山祐希さんを講師に招き、仲仙寺に山野草が残っているいわれなどの説明を聞いた。
その後、羽広道などを歩き丁石見学など歴史を学びながら散策した。
伊那市では、5月から11月まで月1回のペースで、木曽の歴史や井月の足跡巡りなどを計画している。 -
進徳館開校150年 進徳館の日
高遠藩の藩校、進徳館が開校してから今年で150年を迎える。
伊那市高遠町の高遠閣では22日、進徳館教育を見つめなおすイベントが行われた。
「進徳館の日」と名付けられたこのイベントは、進徳館創立135年を記念して始まったもので、今年で16回目になる。
会場には約300人が集まり、講演などに耳を傾けた。
進徳館は、1860年に高遠藩の藩校として、人材育成を目的に創設され、明治時代の廃藩置県までの13年間続き、南信地域の近代教育の基礎を築いた。
校名の「進徳館」は中国の哲学、易経の「立派な人格を持った人となるためには、徳を進め、学問や仕事を身につけなければならない。忠信を尽くすことで徳は進むのである」という一文が由来とされている。
今回は創設150年を記念して初代信州高遠美術館館長の堀井英雄さんによって書かれた進徳館精神を意味した四字熟語「進徳修業」という書が進徳館に贈られ、イベントの中で紹介された。
式典が終わると、進徳館の卒業生で東京藝術大学初代校長の伊澤修二の末裔、伊澤純也さんが講演した。
伊澤さんは、修二の経歴を紹介しながら、「修二を世に出したのは高遠での教育のおかげ」と説明した。
また講演のほか、高遠小学校の児童による舞踊「孤軍高遠城」などが披露された。
参加した白鳥孝伊那市長は「まちづくり、地域づくりの基本は人づくり。進徳館教育を継承し、素晴らしい教育が広がればうれしい」と話していた。 -
伊那防犯協会連合会定期総会
伊那市や箕輪町、南箕輪村の防犯協会などでつくる伊那防犯協会連合会は17日、定期総会を伊那市役所で開き、功績のあった10人を表彰した。
受賞者一人ひとりに、会長の白鳥孝伊那市長から表彰状が手渡された。
表彰されたのは、子どもの登下校時の安全などを見守る防犯パトロール隊の隊員や街頭啓発活動を行っている伊那エンジェルス隊の隊員、少年非行防止活動などを行っている伊那少年警察ボランティア協会の会員ら10人。
代表して美篶地区防犯協会の橋爪英峯さんは、「表彰されたことを糧にして、日々の生活での防犯を心掛けたい」と話していた。
また、伊那エンジェルス隊の守屋幸子さんと山下寛さんも、長野県防犯協会連合会から表彰された。
伊那警察署では、「防犯活動により去年から今年にかけて振り込み詐欺の被害はなくなったが、5月になって交通死亡事故が多発しているので、総合的な防犯活動に努めたい」と話していた。 -
箕輪町公民館学級合同開講式
箕輪町公民館の学級合同開講式が18日、町文化センターで行われ、2つの学級と大学、大学院の受講生が参加した。
山口健雄公民館長は「仲間との触れ合いを大切に学習に励んでください」とあいさつした。
受講生を代表して大槻清子さんは「出会いを大切に、生きがいを持って参加したい」と決意を述べた。
本年度は、新入生が34人、継続が74人。
来年2月までの月1回の講座の中で、地域の歴史や文化、ものづくりなどさまざまな活動をしていく。 -
五輪柔道金メダリスト古賀稔彦さん講演会
バルセロナオリンピックで金メダルを獲得した、元柔道選手の古賀 稔彦さんの講演会が21日、伊那文化会館で開かれた。
これは、上伊那教育会の定期総集会にあわせて行われた。
会場には、上伊那地域の教職員や一般など約1500人が集まった。
講演の中で古賀さんは、「自分自身の欠点を自覚して、1つ1つ克服し長所にしていってほしい。プレッシャーを感じたら、目の前の現実から逃げないで戦う。誰かの為に挑戦する気持ちを忘れないで下さい」などと、オリンピックに出場した時や、競技生活の中で学んだことを話した。 -
お手玉講座開講
箕輪町公民館のお手玉講座が19日開講し、受講生29人がお手玉作りに挑戦した。
講師は、伊那谷お手玉の会会長の亀山福治さんと、妻のちず子さんが務める。
この日は、一般的な形の「たわら型」のお手玉を作った。
一枚の布を袋状に縫って、その中にとうもろこしやあずきなどを入れ、重さを38グラムにする。
亀山さんによると、お手玉は、集中力や記憶力を増進させ、ストレス解消など心と体のバランスをとることができるということで、「是非、家に帰ってお孫さんと一緒に遊んでほしい」と話していた。
講座は来年3月まで月1回開かれ、歌に合わせた遊びや競技なども行っていくという。 -
ワールドカップ観戦を出逢いの場に
ワールドカップ南アフリカ大会の日本対オランダ戦の観戦を、男女の出逢いの場にしようというイベントが6月19日に開かれる。
20日いなっせ前に、イベントをPRする看板が設置された。
このイベントは結婚相談窓口のいなし出会いサポートセンターが主催し、主旨に賛同する、いなっせのテナントや市内の企業などでつくる「出会いの街・結婚応援団」が協力して行う。
6月19日(土)ワールドカップ南アフリカ大会の日本対オランダ戦を、いなっせ北側広場に設けられたスクリーンで観戦し、独身者にかぎらず、みんなで応援する。
会場には、屋台などが出店し、スポーツカフェ気分で試合が楽しめるほか、応援グッズが当たる抽選会なども企画されている。
イベントを出会いサポートセンターが企画することで、結婚相談事業をPRするとともに、出逢いの機会を提供しようというもの。
4年前のワールドカップでもいなっせ観戦イベントが行われたが、今年は更に大きなスクリーンが用意されるという。
サッカー日本代表応援イベントは、6月19日(土)午後7時からで、7時45分頃から応援グッズの抽選会が始まり、8時半から試合を観戦する。 -
タイのテレビ局がそば打ち撮影
タイのテレビ局が20日、みはらしファームにある名人亭を訪れ、そば打ちの場面を収録した。
名人亭を取材したのはタイのテレビ局、チャンネルファイブの番組スタッフなど5人。
チャンネルファイブでは、ホリデイジャパンという日本を紹介する旅番組を制作している。
富山県観光連盟と長野県観光協会でつくる「中部山岳広域観光推進協議会」の案内で、16日から松本城、大王わさび農場などを撮影してきた。
そば打ちを体験したレポーターのトップさんは
「日本でのそばの文化は知っていたが、実際体験したのは初めて。日本の食文化を知るのにとてもいい経験になった」と話していた。
また、そば打ちを教えた小林史麿さんは「包丁さばきなど上手くて素質があった」と話していた。
スタッフらは21日まで日本に滞在し、木曽の妻籠宿などを取材するという。
番組は30分番組で、7月26、27日にタイで放送される予定。 -
井月愛好者がゆかりの地訪ね歩き
漂泊の俳人、井上井月の愛好者らが20日、伊那市長谷など井月ゆかりの地を訪ね歩いた。
井月の愛好者約30人が井月直筆の俳句が残っている家や、ゆかりの地を訪れた。
ゆかりの地では井上井月顕彰会副会長の竹入弘元さんが俳句やその意味などについて説明した。
伊那市長谷中尾の、地区の蔵に保管されている俳額には中尾地区の俳人と井月が詠んだ句が残されている。
俳額は明治11年1878年のもので、竹入さんは「当時中尾で俳句が盛んに行われ井月もここをしばしば訪れていたのではないか」と話していた。
次に訪れた伊那市長谷浦では
井月直筆の柱掛け板を見学した。
板には両面に一句ずつ井月直筆の筆書きの俳句が残されている。
一行は駒ヶ根市や大鹿村まで足を伸ばし井月の俳句について理解を深めた。 -
旧馬島家住宅で5月の節句特別展
伊那市高遠町の武家住宅・旧馬島家住宅で、5月の節句にちなんだ特別展が開かれている。
県宝に指定されている旧馬島家住宅は、伊那市の国道152号高遠バイパス沿いにある。
高遠町民族資料館を兼ねている旧馬島家では、5月の節句に合わせて、毎年武者飾りの特別展を開いている。
会場には、江戸時代・高遠藩士が所有していた甲冑や、明治から昭和にかけての幟旗、五月人形などが飾られている。
甲冑は、江戸時代・高遠藩士の山下元長という武士が所有していたというもので、伊那市の男性から借りて展示している。
また、同じ武士が所有していた夏と冬用の陣羽織も、一緒に展示されている。
幟旗や、鎧飾りは、高遠町地区などから民族資料館に寄付されたものが並べられている。
この、武者飾り特別展は、来月10日頃まで、旧馬島家住宅で開かれている。 -
長谷保育園の園児ひまわりの種まき
伊那市長谷、美和ダムの分派堰近くで20日長谷保育園の園児が、ひまわりの種をまいた。
これは、三峰川上下流域の交流と、水源地の大切さをアピールしようと平成4年から行われている事業で、今年で19年目。
美和ダム水源地をひまわりでいっぱいにし、下流域の人たちにも、ダムとひまわりを見に来てもらおうと行った。
長谷保育園の年長・年中の園児30人が、2種類のひまわりの種をまいた。
子どもたちは100平方メートルほどの畑に、種をまいては、丁寧に土をかぶせていた。 -
東松常会の男性有志が食事ふるまう
伊那市手良の東松常会で20日男性有志の会が高齢者の会を招待して食事会を開いた。
東松常会所に約20人が集まり、男性が手作りした料理を皆で味わった。
食事会を開いたのは、東松常会の60代から70代の男性有志でつくる寿会。
会員は9人で、五平もちや焼き肉をふるまった。
招待されたのは、地区社協による70歳以上を対象にした「福寿会」。
集まった人たちは、料理を味わいながら会話を弾ませていた。
食事会を計画した寿会は、4年前に発足し、会員の手で「慈眼公園」という公園を造り、その整備に取り組んでいる。
公園のツツジを見ながらの食事会を計画したが、雨のため常会所での開催となった。
食事会は今回が初めてだが、皆が知りあいのため、和やかに食事を楽しんでいた。 -
上伊那北部3町村の消防団が水防訓練
出水期を前に、16日南箕輪村の天竜川河川敷で消防団が水防訓練を行った。
水防訓練は川の増水など、万一に備えようと上伊那北部消防連絡協議会が行った。
訓練には辰野町、箕輪町、南箕輪村の消防団132人が参加し県の担当者から土のうの積み方や木流し工法などについて学んだ。
土のう積みでは、積んだ土のうを強くするために、すき間に土を入れたり、鉄の杭を打つことなどが説明されていた。
また川の勢いをやわらげ堤防を守る木流し工法についての説明もあった。
団員らは、おもりの役目をする土のうを木に縛りつけたあと、木を持ち上げ運ぶ訓練をしていた。
訓練をおこなった上伊那北部消防連絡協議会は「水防活動では、状況にあわせて迅速に行動することが重要。実際の災害で役立つよう訓練を重ねていきたい。」と話していた。 -
美篶公民館女性教室開講
スポーツや地域の歴史文化などを学ぶ公民館講座美篶女性教室が18日、伊那市の美篶きらめき館で開講した。
これは、様々な分野の活動を通して地域住民の交流の場にしようと10年ほど前から行われている。
年々参加者も増えているということで、今年は昨年より6人多い68人の申し込みがあった。
開講式では本年度の事業計画について意見を交わした。
美篶女性教室では本年度11回の講座を計画していて、南アルプスへのバスハイクや料理教室などを行う。
美篶公民館の赤羽仁館長は「この教室を通して地域の人の輪が広がればうれしい」と話していた。
女性教室は毎月第3火曜日に開かれ、次回は伊那食品工業や4月に完成した伊那市の創造館を見学することになっている。 -
みのわTMOネットワーク 企画戦略室設置へ
箕輪町の活性化などに取り組む「みのわTMOネットワーク2004」は17日に総会を開き、本年度の事業計画などを決めた。
箕輪町内で開かれた総会には会員ら50人が出席した。
本年度は、イルミネーション事業の開催、地域活性化事業の展開、会員を増やす活動の強化に取り組むとしている。
そのうち地域活性化事業では、若手TMOの会員が商店街の活性化についてアイディアを出し合う企画戦略室を設置する。
5月中に会員の中から5人選出し発足させる考え。
原敏章代表は「これまで取り組んできたイルミネーションは定着してきた。今後はほかの活性化事業にも活動を広げていきたい」と話していた。 -
美和ダム管理演習
出水期を前に情報伝達などを行う、ダム管理演習が18日、伊那市長谷の国土交通省美和ダム管理支所で行われた。
演習は、大雨などによる洪水時に美和ダムから安全に放流できるよう毎年この時期に行われている。
この日は、国土交通省が管理する伊那市長谷の美和ダムと中川村にある小渋ダムで管理演習が行われた。
三峰川流域7カ所に設置されたサイレンを鳴らし、川に近づかないように注意を呼びかけた。
大雨が降ったことを想定し、下流の市町村や警察、消防などにダムからの放流を知らせるFAXを流して放流時の危害防止措置をとった。
また、ゲートを開けるシミュレーションも行われ、職員達は操作方法などを確認していた。
美和ダムでは通常4つのゲートを開けて水量を調整している。しかし、容量の8割を超えた場合、5つ目のゲートを開けて洪水調節を行うという。
このダム管理演習は19日も行われる。 -
イーナちゃんウォーキングカーニバル2010
イーナちゃんウォーキングカーニバル2010が16日、伊那市美篶で行われ、参加者が新緑の中を家族や友人と歩いた。
午前9時すぎに伊那市を中心とする553人が美篶小学校のグラウンドをスタートした。
イーナちゃんウォーキングカーニバルは、健康づくりや、家族、友人との親睦を目的に伊那市が毎年行っている。
今回は、ウォーキングのみを楽しむコースと、途中のチェックポイントでゲームやクイズを行うウォークラリーコースの2種類が用意された。
ウォークラリーでは、コースにあった景色や地域にまつわる問題が出題される。
チェックポイントとなっている六道の杜(もり)では、参加者が熱心に看板や景色を観察していた。
ある参加者は、「久し振りに外の空気を思い切り吸って、とても気持ち良かった」と話していた。 -
地雷除去を支援 鬼丸昌也さん講演会
アフリカなどの地雷除去支援などの平和活動を行っている鬼丸昌也さんの講演会が16日、伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は社団法人伊那青年会議所が開いた。
講演したのは、アフリカなど世界中の地雷除去や少年兵支援を行っているNGO「テラ・ルネッサンス」の代表 鬼丸昌也さん。
講演の中で鬼丸さんは、2004年にウガンダを訪れた時、少年兵から直接、聞いた話を紹介した。
少年兵は、男を2人銃で殺したことや、兵士の命令で自分の母の腕を切り落としたという。
鬼丸さんは、自分にできる事は現地の状況を伝える事だとして「問題は、みんなが問題だと思わない限り解決する力が生まれてこない。ここにいる皆さんも含め一人でも多くの人に現地の状況を理解してもらいたい」と話していた。 -
アマランサスのある暮らし写真展
伊那地域で特産化を目指している雑穀「アマランサス」の写真展が21日まで、伊那市役所で開かれている。
写真展はアマランサスの特産化を目指している伊那地域アマランサス研究会と伊那商工会議所開いたもので、去年の秋、「アマランサスのある暮らし」と題して作品を募集し、その中から入選作品14点を選んだ。
写真展は21日まで、市役所の市民ホールで開かれている。 -
オールシルバーナイト作戦
高齢者対象の夜間交通安全教室が14日夜、南箕輪村役場であった。
これは大事故につながりやすい高齢者の夜間の事故を防ごうと村交通安全協会などが開いたもの。地域住民約30人が参加し、伊那警察署交通課の宮尾雅彦課長から説明を受けた。
宮尾課長は、夜間歩行者が対向車のライトの前を通る時、運転手から歩行者の姿は見えにくいなど、運転手から見た歩行者の見え方を説明。
ある参加者は「ライトの近くにこんなに死角があるとは思わなかった。夜歩くときは気をつけるようにしたい」と話していた。
この高齢者対象の夜間交通安全教室は本年度あと3回開かれる。 -
新緑の季節テーマ パッチワーク展
新緑の季節をテーマにしたパッチーワークキルト展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
これは、出展しているメンバーの一人で、千葉県在住の野沢典子さんが伊那市出身という縁で、初めて伊那市で開かれた。
会場には野沢さんと全国各地のパッチワーク仲間の作品31点が並んでいる。
野沢さんは、12年前千葉県に引っ越したことをきっかけにパッチワークキルトを始めた。
その後、本格的に作品づくりをするようになり、2006年と2009年には日本全国から1500点以上の作品が出展されるインターナショナルキルトウィークでグランプリを受賞している。
作品は、5月の新緑をイメージした緑を基調としたものが多く並んでいる。
また会場には、野沢さんがこれまで作りためた作品15点も並んでいる。
パッチワークキルト展は16日まで。 -
そまっこクラブ間伐作業
子ども達が森林の役割や大切さを学ぶ、伊那市公民館運営協議会主催の活動が15日から始まり、子ども達が間伐作業などを体験した。
標高1800mの伊那市長谷の鹿嶺高原で作業が行われた。
「そまっこクラブ」と名付けられたこの活動は、公民館運営協議会が子ども達に森林の役割や大切さを学んでもらおうと初めて開いた。
そまっことは、木を切る作業を中心とした山仕事「そま」をする子どもを意味している。
この日は伊那市内の親子11組約30人が参加し、上伊那森林組合の宮下定博さんから指導を受け、間伐作業を行った。
宮下さんは「本数が多すぎると木が効率よく成長できなくなってしまう」と子ども達に間伐について説明していた。
子ども達はのこぎりで木を切ったり、切った木の年輪を数えたりしていた。
公民館運営協議会の池上謙さんは「子ども達に木の大切さや自然の中で遊ぶ楽しさを知ってもらいたい」と話していた。
そまっこクラブの活動は年内中にあと2回計画されていて、間伐材を利用した箸づくりや自然観察を予定している。 -
恩徳寺 クロユリ見ごろ
南箕輪村の恩徳寺で、クロユリが見ごろとなっている。 恩徳寺では、50年ほど前2株だったクロユリを先代の住職の時から植えかえを繰り返し、今では約150株に増やした。
今年は例年より10日ほど遅く見ごろとなり、16日ごろまで楽しめそうだ。
恩徳寺ではクロユリのほかに、シャクナゲも今見頃を迎えている。