-
トマト料理講習会
伊那商工会議所は、5月に手良地区の農園でトマト作りに参加した人を対象に「トマト料理講習会」を4日、伊那市のきたっせで開きました。
4日は、トマト作りの参加者、およそ30人が集まりました。
料理教室は、地域発元気づくり支援金事業の一環で、トマトの生産から調理までを行うことで地域の振興や農家と消費者の交流を深めてもらおうと、伊那商工会議所が開いたものです。
長野市の飲食店シェフ、高山利明さんが講師を務め、家庭でもできる簡単レシピをテーマに6種類のトマト料理を作りました。
調理では、トマトおよそ20キロを使い、コロッケやトルティーヤを作りました。
トマトの管理を行った伊藤幸春さんは「今後も、消費者との接点を作り、手良地域のことを知ってもらいたい」と話していました。 -
伊那小児童 西天水路を掃除
伊那市の伊那小学校の児童は、上伊那の農業用水路について学ぶ中で、西天竜幹線用水路にごみが多く捨てられている事を知り、4日、箕輪町大出の深沢サイホンを掃除しました。
4日は、あいにくの雨となりましたが、雨具を身につけた子ども達が、箕輪町大出の深沢サイホンで、空き缶やペットボトルなどのごみを拾いました。
ごみを拾ったのは、伊那小学校4年仁組の子供たちです。
仁組は、8月に、上伊那各地の農業用水の施設を見学しました。
その中で、西天の水路にごみが多くあることに気付いた児童がごみ拾いを提案し、西天の水路を管理する西天竜土地改良区などに呼びかけ、4日、ごみを拾うことになりました。
子どもたちは、分別しながらごみを集めていました。
西天竜幹線用水路は、諏訪湖の釜口水門から、伊那市の小沢川まで25キロに渡り整備されている水路です。
辰野町・箕輪町・南箕輪村・伊那市の3100戸の農家が、水田に水を引いています。
水路への不法投棄が後を絶たず、今年2月には、深沢サイホンの3本ある水路管の1本から、5トンものごみが撤去されました。
ごみ拾いを終えた子どもたちは、今後、ごみが捨てられないように、柵を高くしたり、ごみ捨て防止を呼びかける看板を設置することなどを西天竜土地改良区などに提案しました。
西天竜土地改良区では、不法投棄防止にむけて、子どもたちの提案を参考にしていきたいとしています。 -
街頭犯罪等抑止 啓発活動
10月の街頭犯罪等抑止強化月間にあわせて伊那警察署は、市町村の職員やボランティア団体と合同の啓発活動を30日、行いました。
南箕輪村の大型店では、署員やボランティア団体の伊那エンジェルス隊、伊那少年警察ボランティア協会の7人が、訪れた買い物客に車上狙いや盗難などの注意を呼びかけていました。
30日は、伊那警察署管内の4市町村で一斉に啓発が行われ、警察の他、ボランティア5団体と、各市町村職員の合わせておよそ60人が大型店4店に分かれ、啓発を行いました。
伊那警察署によりますと、今年1月から8月末までの街頭犯罪件数は、去年の同じ時期にくらべて59件少ない214件となっています。
伊那署では期間中、車上狙いや盗難、子どもや女性を対象にした犯罪などの抑止対策として、パトロールを強化するとしています -
北福地例大祭 子供御輿
五穀豊穣や家内安全などを祈願する秋祭りが3日、上伊那各地で開かれました。
このうち、伊那市富県の北福地では、小学生による子供御輿が行われました。
御輿をかついだのは、小学3年生から6年生の、およそ40です。
子供御輿は、多くの子供たちに祭りに参加してもらおうと平成元年にはじまりました。
御輿は、当時の区長と公民館長が中心となり各戸の寄付をつのり作られました。
子供たちは、集会所などに到着すると、御輿をかつぎ上げ、およそ3時間かけ区内を回りました。
初めて御輿を担いだ、ある子供は「重かったけど、来年もまたやりたいです」と話していました。 -
富田秋祭り
箕輪町富田の富田神社で3日秋まつりが行われました。
境内には、わたがしや、やきそば等の出店が並び、地区住民らで賑わっていました。
富田秋祭りは地区の経営者などでつくる、富田地区経営友の会が、途絶えていた行事を復活させ開いたもので、今年で9年目となります。
境内にはシートがひかれ、集まったお年寄りたちが食事や会話を楽しんでいました。
また用意されたゲームコーナーでは子どもたちがゲームに熱中していました。
友の会では「地区の子どもからお年寄りまで集まり賑やかな秋まつりにすることができた。
住民が交流する場として、これからも続けていきたい。」と話していました。 -
衣替え
10月1日は衣替えです。
伊那市の伊那西高校の生徒達も、1日から冬用の制服を着て登校しました。
1日朝は、生徒達が紺のブレザーと、スカート姿で登校していました。
伊那西高校では、リボンはえんじと緑、スカートは紺とえんじの2色ずつあり、生徒達が選んで着ることができます。
長野地方気象台によりますと伊那市の1日朝の最低気温は平年より3・7度高い15・0度で暖かい朝となりました。 -
伊那まつり実行委員会反省会
今年の伊那まつりの実行委員会反省会が30日、伊那市役所で開かれました。
反省会には、まつり実行委員会の7つの専門委員会の委員が出席しました。
今年の伊那まつりは、8月7日に市民おどり、8日に花火大会が行われました。
まつり事務局によりますと、天候に恵まれた2日間の人出は8万5千人で、雨に降られた去年に比べ2万3千人増えました。
市民おどりで、今年新しく設けた踊り区間については、踊り連を対象に行ったアンケートで「非常に良い・良い」との回答は37・9%、「非常に悪い・悪い」は31・0%との結果になりました。
市民おどり委員会からは、「新たな踊り区間はまごついている人が多い。これからの課題」との報告がありました。
総務広報委員会では、おまつり広場と遊ingビレッジについて「出店料の値上げを検討する必要がある」と報告しました。
会の中で委員からは、「高遠・長谷方面のシャトルバスを検討してほしい」という意見が出ていました。
反省結果は、来月開く伊那まつり委員会に報告されます。 -
産直市場に大量の松茸が入荷
伊那市の産直市場グリーンファームに1日、大量の松茸が入荷しました。
グリーンファームには、この日50件ほどの松茸の持ち込みがあり、売り棚にところ狭しと並べられました。
グリーンファームの小林史麿会長によりますと、8月の猛暑で生育が遅れていたものの、10日程前から、気温が下がり雨が降った影響で松茸が大量に入荷されるようになったという事です。
価格は、1キロあたり3万円から5万円で、大きさ、形、香りもできが良いという事です。 -
交通安全功労者を表彰
交通安全に尽力した個人や団体に対する表彰の伝達式が29日、伊那商工会館で開かれました。
この日は関東管区警察局長と関東交通安全協会連合会会長の連名表彰などの伝達式が行われました。
連盟表彰の交通安全功労団体には地域と一体となって交通安全教育に取り組んだ伊那東小学校が表彰を受けました。
また優良運転者として伊那交通安全協会参与の飯島英之さんが表彰を受けました。
飯島さんは「表彰は事故防止に協力してくれた皆さんのおかげ。これからも安全運転をこころがけていきたい。」と話していました。
この日は他に交通栄誉章「緑十字銅章」の伝達も行われ、交通安全功労者など13人が表彰を受けました。 -
信州DCはじまる
県やJRなどが連携して長野県をPRする信州デスティネーションキャンペーンが1日から始まりました。
伊那市では、キャンペーンに合わせ環境美化運動が行われました。
1日は、伊那市駅前で伊那市観光協会会長の白鳥孝伊那市長が環境美化開始宣言をしました。
これは、観光客に気持ち良く過ごしてもらうことで、一人でも多くリピーターになってもらおうと伊那市観光協会が実施したものです。
1日は、伊那市観光協会の会員をはじめ85団体、およそ1000人が参加し朝8時から市内一斉に清掃を行いました。
このうち伊那市駅周辺では参加者が道に落ちているタバコの吸い殻や空き缶などを拾い集めていました。
また、関連イベントで11月に丁石めぐりが予定されている事から、はびろ道に置かれた丁石の清掃なども行われました。
キャンペーンは今日から3か月間行われ伊那市では魅力発見バスツアーやバラ祭りなどの関連イベントが予定されています。 -
おたっしゃ教室のお年寄りが日頃の取り組みを発表
高齢者の介護予防教室「おたしゃ教室」に通うお年寄りが28日、日頃取り組んでいる筋力アップ体操の成果を発表しました。
この日は、高遠町地区で活動しているおたっしゃ教室の受講者およそ70人が、これまで取り組んできた筋力アップ体操などを披露しました。
おたっしゃ教室は、高齢者の介護予防を目的に行われているものです。
今回は、こうした教室をサポートしている一般のボランティ「いきいきサポーター」も舞台に立ち、お年寄りの前で体操を披露しました。
集まった人たちは、ステージで発表をしているメンバーと一緒に体を動かすなどして、楽しんでいました。 -
南信の水稲作況指数99 平年並みの収量みこむ
関東農政局長野農政事務所は、今年の南信地区の水稲の作況指数を99とし、平年並みの収量となるとみこんでいます。
長野農政事務所が発表した9月15日現在の作柄概況によりますと、10aあたりの平年収量に対する今年の予想収量の比率を表す作況指数は南信は99となっています。
長野農政事務所によりますと、5月から6月の気温が低かったことから穂の数は少ないものの、夏暑さによりもみの数が多くなったという事です。
もみの成長を示す登熟は「平年並み」となっています。 -
第2回県議会議長杯 マレットゴルフ大会開催
県内のマレットゴルフ愛好者が集う「秋季マレットゴルフ選手権伊那はびろ大会」が28日、伊那市のマレットパーク羽広で開かれました。
この日は、上伊那を中心に県内各地のマレットゴルフ愛好者およそ190人が集まり、日頃の練習の成果を競いました。
大会は、マレットゴルフ愛好者の親ぼくを図ろうを毎年開かれています。
開催場所を毎年変えて行っていて、今年は伊那市で開かれました。
この日はあいにくの天気となりましたが、参加者は、3、4人ずつのグループでコースを回り、親ぼくを深めていました。 -
伊那中央病院 小川前院長に名誉院長の称号授与
8月に伊那中央病院の院長を退任した小川秋實前院長に29日、長年の功績を称え、名誉院長の称号が授与されました。
伊那中央病院で授与式が行われ、白鳥孝伊那中央行政組合長から、小川前院長に称号記が手渡されました。
小川さんは、平成7年に伊那中央病院の前身となる伊那市営伊那中央総合病院の院長に就任、平成11年から伊那中央病院の院長となり、合わせて16年間、院長を務めました。
小川さんは、「地域医療は大変厳しい時代だが、地域の人から必要とされる医療機関として今後も発展していくことを心から祈念している。称号に恥じぬよう、またそれを汚さぬよう今後精進したい」とあいさつしました。
白鳥組合長は、「今後とも伊那中央病院の発展にご支援をお願いします」とあいさつしました。
名誉院長の称号が与えられたのは小川さんが初めてということです。 -
大規模な事故や災害に備え伊那消防組合が訓練
伊那消防組合は29日、大規模な事故や災害が発生した場合でも、効率的に救急・救助活動を行うための訓練を行いました。
この日は伊那市の美篶スポーツ公園を会場に、伊那、高遠、辰野、箕輪の消防署と伊那中央病院の医療チームが参加し訓練が行われました。
訓練は、メッキ工場からもれたガスが爆発し、従業員など多数の負傷者がでたという想定で行われました。
科学薬品が漏れだした可能性がある事から、防護服を着た署員が安全を確認したあと、負傷者の搬出が行われました。
運び出された負傷者には、ケガの程度を色で判断するカードを使ってトリアージ訓練を行い、医師と看護師でつくるチームDMAT(ディーマット)が応急処置をしていました。
伊那消防署の有賀治人消防署長は、「単独の消防署で対処できない大規模な事故や災害は、情報収集が大事。より早くて正確な情報収集をする事が今後の課題」と話してました。 -
西春近南小学校でちょっと変わった卵発見
伊那市の西春近南小学校で29日、給食用に使う卵の中からちょっと変わったものがみつかりました。
ちょっと変わった卵は、黄身が白い卵です。
給食で使う卵を調理員が割っていたところ、見た目は普通の卵の中から白い黄身がでてきました。
西春近南小学校ではこの日、給食のアップルケーキをつくるために3キロの卵を使っていて、その中のひとつにこの白い黄身の卵が1つだけあったという事です。
長野県畜産試験場によりますと、卵の黄色い色素の元となるベータカロチンが餌に不足すると、白い黄身ができる場合があるという事です。
西春近南小学校では、この日一日児童玄関に置いて全員に見てもらったという事です。 -
上伊那地域景観協議会 景観情報収集しPRを
景観育成に取り組む住民団体や市町村などで組織する上伊那地域景観協議会は29日、地域の景観に関する活動や風景について情報を一元化し、広くPRするための活動をしていく事を決めました。
この日は、伊那合同庁舎で上伊那地域景観協議会が開かれ、今年度下半期の事業計画を決めました。
それによりますと、協議会では新たな取り組みとして、上伊那で行われている住民主体の景観に関する活動や、景観上重要な風景などの情報を収集して一元化します。
計画では、協議会にワーキンググループを年内に設置し、住民や景観関係団体、市町村に情報提供を求めていきます。
来年度以降については、それらの情報を電子データ化し、HPの作成や景観をPRするイベントなどに活用していくという事です。
協議会では、「絵に描いたり写真におさめたくなるような風景を後世に残すとともに、地域の活性化につながる観光のまちづくりを進めていきたい」と話していました。 -
江副行昭 窯吹展
ガラス工芸家、江副行昭さんによる窯吹展が伊那市長谷の長谷ガラス工房で開かれています。
会場には、土を高温で溶かして作る、熔壌ガラスの作品およそ200点が並んでいます。
今回の作品展では、新たな試みとして伊那市長谷のゼロ磁場の土などを使った作品も並べられています。
今回の展示の名称となっている窯吹は江副さんの作品を指す造語でこれまでの熔壌ガラスという名称と並んでブランド名として使われています。
江副さんは「見た目の色合いとともに、実際に作品を手にとり肌ざわりも感じてもらいたい」と話しています。 -
車上狙い連続発生
27日月曜日の午後8時頃から南箕輪村などで連続4件の車上狙いが発生したとして、伊那警察署では注意を呼びかけています。
伊那警察署によりますと、車上狙いがあったのは27日月曜日の午後8時頃から9時頃にかけてで、1時間ほどの間に4件連続して発生したということです。
場所は南箕輪村内と辰野町内の駐車場で、いずれも車の窓ガラスを割られるなどして、車内に置いていたバッグなどが盗まれたということです。
伊那警察署では、車を離れる際はバッグなど置いたままにしないよう呼びかけています。 -
自殺防止のための講演会
伊那保健福祉事務所は、自殺防止のための講演会を27日、伊那合同庁舎で開きました。
講演会には、市町村の職員や医師、看護師などおよそ 50人が集まりました。
27日は、東京自殺防止センターを創設し、悩みを抱えている人の相談を受けている西原由記子さんが講師として、自殺防止について話しました。
西原さんは「相談者をむやみに励まさない。自分の価値観を持って説教や説得をしないこと」
「悩んでいることを知らなかったということは関心がなかったということ。悩んでいる人に対して親身になって考えてほしい」と話していました。 -
氣どら 売れ行き好調
パワースポットとして人氣を集めている伊那市長谷の分杭峠ゼロ磁場で販売されている「氣どら」の売れ行きが好調です。
販売開始から9月28日までの4カ月間で、およそ1万5千個が売れ、売り上げは総額でおよそ225万円。
氣どらを製造しているのは高遠町の菓子店あかはねです。
あかはねでは、伊那市観光の委託で氣どらを製造していて、1日置きに500個の氣ドラを作っています。
氣どらは、伊那市観光株式会社が今年6月から伊那市長谷のゼロ磁場と入野谷で販売しているものです。
価格は1個150円で、氣どらの生地は、氣の里の水を使って練っています。
伊那市観光によると、販売を開始した6月から9月28日までの4カ月間で、およそ1万5千個が売れたということです。
平均すると、1日あたり132個が売れていて、売上総額はおよそ225万円となっています。 -
まほらいな市民大学修了式
まほらいな市民大学の修了式が28日、いなっせで行われ、2年間の課程を学んだ73人に、修了証書が送られました。
まほらいな市民大学は、生涯学習の場として市が開講しているもので、2年間で10単位を取得した人に修了証書が送られます。
28日は第11期生73人が、学長の白鳥孝市長から、修了証書を受け取りました。
白鳥市長は「積極的に学ぶ姿勢を大切に、生涯現役として、ますます活動してほしい」と式辞を述べました。
また、修了生を代表して向山喜芳さんが、「この2年間の経験を生かし、市民の一員として頑張っていきたい」と話しました。
今回は、すべての講座に参加した皆勤者が2人、欠席が3回以内の精勤者が5人いました。
1講座当たりの受講率は70.8%だったということです。
最後に全員で伊那市の歌を歌って市民大学の修了を祝っていました。 -
トヨタ自動車が出前授業
トヨタ自動車は、車の魅力や環境対策の取り組みを児童に学んでもらう出前授業を28日、箕輪町の箕輪北小学校で行いました。
これは、自動車への興味を高めてもらおうと全国各地の小学校で行われているものです。
箕輪北小学校では5年生が社会科の授業の一環で自動車産業について学習していることから、今回トヨタ自動車に授業を依頼しました。
授業では、5年生が車と環境や産業、経済との関わりを考えるゲームをしました。
ゲームは、児童が経営者になり、環境保全を考えながら車の開発を進めていくというものです。
車を開発するか?環境に投資するか?などの質問が出されます。
子供たちは、経営者の立場で環境と車の開発のバランスを考えながらゲームを進めていました。
トヨタ自動車の出前授業は今年度全国351の小学校で実施されることになっています。 -
高遠城址公園で戦没者慰霊祭
伊那市高遠町の高遠城址公園の招魂碑前で27日、戦没者慰霊祭が行われ、遺族らが戦争で命を落とした人達の冥福を祈りました。
この日は、日清、日露戦争から第2次世界大戦までの戦争で命を落とした人達の遺族や関係者が集まり、碑の前で焼香などをして戦没者の冥福を祈りました。
慰霊祭は戦争で命を落とした人が上伊那でも大勢いた事を忘れず、平和な社会を築いていこうと明治30年代から毎年行われています。
慰霊祭を行った上伊那靖国招魂碑奉賛会会長の伊東義人さんは「かけがえのない命をもって示された戦争の悲惨さ、平和の尊さを若い世代に語り継いでいく事が私たちの責務です」と祭文を読み上げました。
遺族を代表して上伊那遺族会会長の赤羽一敏さんは「故郷を思いながら亡くなっていった皆さんの事は一日たりとも忘れることはできない。歴史を正しく後世に伝えていきたい」と謝辞を述べました。 -
第6回三峰川天国
三峰川みらい会議は、26日伊那市高遠町の山田河原河川敷で第6回三峰川まつりを開きました。
子どもたちに人気のつり天国は、川を釣堀状に囲い、中ににじますを放して、思う存分釣りの醍醐味を味わってもらおうというものです。
開始の合図で一斉に釣り糸を垂れると、次々と魚がかかっていました。
まつりでは、この他、魚のつかみどりや下駄飛ばし大会など楽しい催しが行なわれました。 -
ふるさと歴史ウォーキング
箕輪町では26日、東山山麓の歴史遺産を訪ねる「ふるさと歴史ウォーキング」が行われました。
これは、箕輪町郷土博物館が行ったもので、およそ20人が参加しました。
町では、北小河内から三日町までの東山山麓に歴史コースを整備しています。
今回は、整備が終わった南小河内のコースの一部を歩きました。
コースには、案内看板が設置されていて、参加者は博物館の学芸員の説明を聞いていました。
コースの一つ、臨済宗の寺、普済寺では、町の有形文化財に指定されている参道を歩きました。
普済寺の参道の両側にはスギ、ヒノキ、カヤの木が茂り、町内でもこれだけ立派な参道の並木は珍しいということです。
町郷土博物館では、「自然と歴史豊かな東山山麓の歴史コースを皆さんに歩いてほしい」と話していました。 -
美篶地区の子ども達 稲刈り体験
さわやかな秋晴れとなった25日、伊那市の美篶地区の子ども達が食について学ぶ「おやこあおぞら教室」で、稲刈り体験が行われました。
あおぞら教室は、美篶公民館などが子ども達に楽しみながら食育について学んでもらおうと開いているものです。
25日は、公民館近くの田んぼで5月下旬に子ども達が植えたもち米の稲刈りを体験しました。 -
伊那市美篶地区 戦没者慰霊祭
伊那市美篶地区の戦没者慰霊祭が22日に行われ、遺族らが戦争で命を落とした人の冥福を祈りました。
この日は美篶小学校グラウンド横にある忠魂碑の前で慰霊祭が行われ、遺族や関係者70人が集まり焼香などをして犠牲者の冥福を祈りました。
慰霊祭は、毎年9月の彼岸の時期に美篶社会福祉協議会が行っているものです。
美篶社協の後藤郁会長は「祖国に帰ることなく亡くなられた方々に心より哀悼の意を表します」と祭文を読みあげました。
遺族を代表して美篶遺族会会長の矢野源嗣さんは、「遺族も戦争の被害者として長年労してきた。悲惨な戦争が二度と起こらない事を願っている」と話していました。
美篶地区の忠魂碑には、日清・日露戦争から第二次世界大戦までに戦争で命を落とした244人の名前が納められています。
戦後65年が経過し遺族も高齢化している事から美篶社協では「地域から尊い犠牲がでたことを風化させないよう、これかれも続けていきたい」と話していました -
ドームの中でお茶を楽しむ
子ども達に心地良さを感じてもらおうと伊那市の伊那図書館で23日、手作りのドームの中の空間を楽しむイベントが行われました。
これは、現在伊那図書館で開かれている伊那谷住宅建築展のイベントの一つとして行われたものです。
建築展は「ここち」をテーマに伊那市などに住む建築家が提案する住宅の写真などを展示しています。
ドームは、上伊那の建築士と地元の子ども達が竹を骨組みにして和紙を張りつけて完成させました。
ドームは、直径4m、高さ2メートルで中は4畳半ほどのスペースとなっています。
夕方、館内の電気が消され、ドームの中では、キャンドルが灯されました。
訪れた子ども達は、話をしたりお茶を飲んだりしてドームの中の空間を楽しんでいました。
このドームは今月26日まで伊那図書館に設置されています。 -
川シンポジウム「川を美しくする集い」
河川などの水環境について考える川シンポジウム「川を美しくする集い」が25日、伊那市のいなっせで開かれました。
川シンポジウムは伊那市などが行っていて、今日は実践発表などがありました。
実践発表では、美篶小学校4年1組が三峰川堤防の桜並木復活の取り組みを発表しました。
堤防の歴史のほか、桜の苗木を植えていること、ベンチを作って設置したことなどを紹介しました。
児童は、「桜並木を見るために多くの人に三峰川堤防に来てほしい」と話していました。
また、気象予報士でNHK気象キャスターの高田斉さんによる講演がありました。
高田さんは、地球温暖化など気候変動が起こると、台風が強い勢力のまま北上したり、集中豪雨が起きやすくなると話しました。
また、地球温暖化が進むと安全な飲料水や地下水の不足が考えられるとして、「水は限られた資源。皆で大切な水について考えていきましょう」と呼びかけていました。