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「遊行と芸能民、乞食人井月」シンポジウム
「遊行と芸能民、乞食人井月」と題したシンポジウムが26日、いなっせで開かれた。
このシンポジウムは、漂泊の俳人井上井月や、放浪の思想について考えようと井上井月顕彰会が開いた。
パネリストは井月研究家の春日愚良子さんや、日本思想などを研究している東北大学大学院の佐籐弘夫教授ら7人が、また司会は伊那市出身で映像作家の北村皆雄さんが務めた。
シンポジウムで春日さんは、「井月は、芥川龍之介が褒めたほど字が上手だった。伊那の人たちが井月を珍長したのは俳句より、書に惚れこんだからではないか」と話した。
また佐藤教授は、「人は生きていくうちに、大事なものが増えていく。やがてそれが重みに感じてくるが断ち切れるものではない。しかし井月はそれをやすやすとやっている」と話した。 -
伊那・木曽倫理法人会改組
企業経営者らが加盟している伊那倫理法人会は23日、伊那・木曽倫理法人会として組織を変更する式典を木曽郡上松町で開いた。
権兵衛トンネルの開通により、121社が加盟している伊那倫理法人会には、木曽からも13社が参加している。
今回さらに7社が加わり21社になったが、独自の発足は厳しいため、伊那倫理法人会の組織を変更し、伊那・木曽倫理法人会とする。
式典には40社が出席し、新たな出発を祝った。
役員への辞令交付に続き、大槻晃会長が、「新たな出発点にしたい」とあいさつした。
倫理法人会は、豊かな人間性を備えた経営者の育成などを理念に掲げ、学習などに取り組む団体で、全国で5万5千社が加盟している。
県内には19の組織があるが、2つの地域で1つの組織を構成するのは、全国的にも珍しいという。 -
冬休み書初め教室
伊那市のいなっせで26日、書初め教室が開かれ、冬休みを迎えた小学生たちが書初めの練習をした。
小学生約30人が参加し、伊那市内在住の書道家から指導を受け、筆を進めた。
書初め教室は、広いスペースでのびのびと書いてもらおうと伊那市生涯学習センターが毎年開いている。
一昨年まで年始に教室を開いていたが、参加者が少なかったことから多くの小学校が冬休みに入るこの時期に合わせて開いている。
子ども達は講師から「文字に合わせて紙を折るとバランスがとれる」「筆が止まらないよう墨をしっかりつけて」と指導を受けていた。
ある子どもは「いつもとはちょっと違う字を書くことができた。年明けにはいい書初めが出来そうです」と話していた。 -
冬山相談所開設
年末に南アルプス登山をする人達に、山の情報などを提供する冬山相談所が26日、開設した。
冬山相談所は、南アルプスの冬の登山口となる伊那市長谷の戸台川の河原に毎年開設される。
南アルプス北部地区遭難対策協議会のメンバーが、多くの登山者が出発する午前中の間、常駐する。
冬山登山は危険が伴うことから、登山者の身元や緊急連絡先、登山ルートなどを記入する登山者カードを預かり、山の積雪情報などを提供する。
また装備が不十分な登山者に対しては登山の中止を促すなど、冬山登山の危険性も説明する。
昨年12月31日には、南アルプスの頂上から初日の出を見ようと約70人が南アルプスに登っているということで、年末にかけて増える登山者に注意を呼びかける。
この日は協議会のメンバーが見守る中、11人が南アルプスに向かったという。
冬山相談所は、31日まで設置され、午前6時から午前11時までの間、協議会のメンバーが対応する。 -
伊那図書館 キャンドルナイト
23日はクリスマス。
伊那市の伊那図書館では、キャンドルが灯されムードを盛り上げた。
午後5時にホールの電気が消され、ローソクの光りが幻想的に輝き、訪れた人たちを楽しませた。 -
美原区の汚水処理 市と統合へ
これまで市の下水道から独立して行ってきた伊那市美原区の汚水処理は、来年4月から公共下水道に接続され、市の汚水処理と統合されることになった。
伊那市役所で24日、調印式が行われ、美原区の竹前勝区長と小坂樫男市長が、費用負担などを記した覚書を取り交わした。
美原区を構成する美篶団地は、伊那中央清掃センター隣の汚水浄化施設で生活雑排水の処理を行ってきた。
施設は昭和56年に県から伊那市に移管され、市が管理・運営をしていたが、老朽化したことから施設を廃止し、市の下水道に接続して市の汚水処理と統合することになった。
統合に伴う費用負担は、これまで区民が支払ってきた月3千円の浄化施設使用料の積立金約6千万円で施設の解体を行い、施設から下水道までの接続工事費約500万円は、伊那市の下水道会計でまかなう。
竹前区長は、「施設をこのまま継続するには多額の費用がかかる。区民で検討し、より負担の少ない方法が選択できた」と話していた。 -
冬至 伊那西小給食にカボチャ料理
22日は冬至。伊那市の伊那西小学校では、児童たちが給食でカボチャの料理を味わった。
同校ではこの日、カボチャと茹でた小豆を一緒に煮た「いとこ煮」という料理が給食に出された。
冬至は、1年中で夜の時間が一番長い日で、昔からカボチャを食べる風習がある。
児童にとっては、あまり馴染みのない料理ということだったが、「カボチャを食べると風邪をひかない」と聞いて、口に運んでいた。 -
南箕輪村ブランドの芋焼酎「大芝の華」完成
南箕輪村ブランドの芋焼酎「大芝の華」の新酒が出来上がり、21日夜大芝荘で関係者らがその味を確かめた。
大芝の華は、地元で作った焼酎用のサツマイモ黄金千貫を醸造して焼酎にしたもので、今年で3年目。
試飲会では、関係者ら約30人が新酒を味わった。
大芝の華を作っているいも焼酎南箕輪会では昨年、焼酎の人気が高かったことなどから、今年は栽培面積を13アールほど広げ74アールでサツマイモを栽培してきた。
長雨の影響で例年より若干収穫量は少なかったというが、「例年通り納得の味に仕上がった」と藤澤久人会長は話している。
南箕輪村ブランドの焼酎は1本720ミリリットル入り1250円で村内の酒屋などで販売されている。 -
シンポジウム「放浪の系譜」PR
井上井月顕彰会と日本映像民族学の会は、25日から3日間、伊那市のいなっせで「放浪の系譜」縲恚轤ゥら井月まで縲怩ニ題して、シンポジウムなどを開催する。
22日、イベントを週末に控え、伊那市内の大型店で、井上井月顕彰会の矢島信之さんがサンタの衣装に身を包み、店を訪れる客にチラシを配り、PR活動をした。
イベントは伊那市のいなっせで25日から3日間「放浪の系譜」と題し開かれる。
放浪・漂泊・遊行に焦点をあて、江戸時代の俳人松尾芭蕉や伊那ゆかりの井上井月などの思想を、映画や講演会を通してたどる。
25日は午後6時20分から「放浪の系譜を探る」、翌26日午前は「漂泊の俳人井月を知る」、午後は「放浪の映像を見る」、最終日の27日は「海外の放浪の民」をテーマに映画の上映や講演会、シンポジウムが開かれる。
3日間のイベントでは、見たいところだけの参加も可能で、入場料は3日間通し券が一般800円、学生400円、1日券が一般300円、学生200円となっている。 -
「金のなる木」満開
伊那市の野笹さん宅伊那市西春近の野笹吉男さん宅では、「金のなる木」が満開を迎えている。
野笹さんの玄関を開けると、迎えてくれるのは、高さ約1・5メートル、幅1・7メートルある「金のなる木」。
例年に比べ半月ほど早い11月上旬から花が咲き始め、現在は白い花をびっしりと咲かせている。
野笹さんは、「金のなる木」を25年間育てていて、4月から10月までは家の外に置き、冬場は屋内に移動させるという。
栽培で苦労するのは、大きくなった木を年2回移動させることで、手伝いも呼び大人3人がかりの作業になるという。
野笹さんと妻のよの子さん夫婦は今年金婚式を迎えていて、「そのうち半分は、この木と一緒だった」と振り返り、思い出話にも花を咲かせていた。 -
富田区誌完成祝賀会
箕輪町富田区の歴史をまとめた区誌が完成し、富田公民館で20日、完成祝賀会が開かれた。
祝賀会には、地元区民約50人が出席し区誌の完成を祝った。
区誌は地域の歴史を後世に残していこうと区民13人が、5年前から区内の歴史や文化など調査、研究してきた。
完成した区誌はB5版270ページで、富田区の自然や地名の由来、史跡や神社の歴史などが紹介されている。
明治時代に使っていた除草機や牛や馬を使っての代かきなど富田区の農業の様子が写真で紹介されている。
区長の向山智充さんは、「立派な区誌が完成し感無量。昔と今の姿と照らし合わせ、これからの生活・文化の発展につながればうれしい」とあいさつした。
また編集委員長の向山正俊さんは、「この一冊が区民の人達の郷土史を理解する上での一助になれば」と話していた。
同日は、スライドを使って区誌完成までの経過なども紹介された。
区誌は富田区約200戸に全戸配布されるほか、町内の小学校や図書館、郷土博物館などにも置かれる。
また1部千円で販売もするという。 -
年越しアマランサスそば
伊那市役所の食堂アザレアで18日、年越しアマランサスそばの提供が始まった。
麺は、7割が信州そば、3割が小麦粉で、アマランサスが練りこまれている。
雑穀おにぎり付きで600円。12月28日まで提供される予定。 -
クリスマスのリース作り
クリスマス用のリース作りが19日、南箕輪村民センターで行われた。
これは、南箕輪村公民館が毎年この時期に開いている教室で、村内から20人が参加した。
今年はツリーの形をしたリースづくりに挑戦した。
指導にあたったのは村内でリボン手芸の教室などを開いている伊東瑞枝さん。
リースは、ツリーの形をした土台にクリスマスにちなんだ飾り付けをする。
親子での参加者も多くいて、お互いにアイデアを出しながら思い思いに飾り付けをしていた。
およそ1時間後には、オリジナルのリースが出来上がった。
参加したある男性は、「子どもの頃に戻った気分で楽しく作れました。さっそく家に飾りたいです」と話していた。 -
中尾の焼酎「ごひいきに」完成
伊那市長谷中尾で獲れたイモを使った焼酎「ごひいきに」が完成し18日夜、お披露目された。
上伊那8市町村の焼酎いも生産者や酒販店で作る「伊那八峰の会」の新酒試飲会がJA上伊那本所で開かれ、「ごひいきに」がお披露目された。
中尾の焼酎「ごひいきに」は、ラベルに中尾座にかけられた幕と同じ六歌仙が描かれている。
「ごひいきに」は長谷中尾の地区住民や長野県、伊那市などで作る「中尾歌舞伎ふるさとおこし協議会」が中心になって作ったもので、今年から伊那八峰の会に加わった。
今年6月に芋の苗を植え、10月に収穫。サルの食害で収穫量は予想よりも少ない750キロとだったが、良い焼酎ができたという。
長谷中尾の焼酎「ごひいきに」は1本720ミリリットル入りで1250円、長谷地域内の酒販店3店で販売される。 -
環境省カーボンオフセット制度 ペレットJ-VER認証
森のライフスタイル研究所取り組み伊那市のNPO法人森のライフスタイル研究所が行っている、ペレットストーブによる二酸化炭素削減の取り組みが、環境省のカーボンオフセット制度に認定された。
ペレットストーブによる地球温暖化防止対策が認定されるのは全国で初めて。
ペレットストーブは、間伐材で作った循環型エネルギー・木質バイオマスを燃料としている。
森のライフスタイル研究所が行っている地球温暖化防止対策は、ペレットストーブの使用により削減された二酸化炭素を企業に買い取ってもらうことで、1トンあたり2千円から3千円がストーブの利用者に還元される仕組み。
県の統計では、現在997台のペレットストーブが利用されていて、今後、利用者や参加企業を増やすため制度のPRを行っていくという。 -
師友会「師と友」出版を祝う会
箕輪国民学校初等科の卒業生でつくる師友会はこのほど、会の歩みをまとめた冊子を出版し18日、会員が箕輪町内で「出版を祝う会」を開いた。
師友会は昭和17年に中箕輪国民学校初等科を卒業した同年生の集まりで、会員の多くが今年80歳の節目の年を迎えた。
会は高齢化などを理由に活動を終えることにしていて、今回これまでの活動をまとめようと「師と友、師友会のあゆみ」を出版した。
冊子には会の発足の頃や会員らの写真などが39ページにまとめられている。
会長の藤田隆美さんは「同じ学校に入学以来70年あまり。会の活動を通して、絆を深めることができた」とあいさつした。
会では全国にいる同年生に、この冊子を郵送することにしている。
また会の活動は終えるが、今後も互いの交流は続けていくという。 -
中病でクリスマスコンサート
伊那市の伊那中央病院で18日、クリスマスコンサートが開かれた。
上伊那で音楽教室を開いているメンバーらでつくる音楽グループが中央病院を訪れ、クリスマスや冬をテーマとした10曲を披露した。
同病院でクリスマスコンサートを開くのは今年が2年目。
音楽を楽しんでもらい、元気になってもらおうとボランティアで演奏している。
ラウンジには、演奏を聴こうと多くの患者が集まり、知っている曲が演奏されると、一緒になって歌っていた。 -
保育園年長児の作品展
伊那市の高遠と長谷の保育園に通う年長児の作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
会場には4つの保育園の年長児が描いた絵など81点が展示されている。
この作品展は、園児の作品を美術館に展示することで、作品を見に足を運んでもらい、小さいときから美術館に親しんでもらおうと毎年開かれている。
作品は市民ギャラリーに飾られていて、いも掘りや友達と遊んでいる様子を描いた作品などがある。
美術館では、「伸び伸びと描かれた作品を見てほしい」と話している。
園児作品展は来年1月10日まで。園児作品展のみの鑑賞は入館無料。 -
ゆめわーくが干支をプレゼント
伊那市の障害者社会就労センター「ゆめわーく」のメンバーが14日、蜜ロウで作った来年の干支の置物を伊那市にプレゼントした。
ゆめわーくの利用者らが市役所を訪れ、小坂樫男市長に来年の干支「寅」の置物を手渡した。
ゆめわーくでは毎年この時期、伊那市の小松養蜂園の協力を得て、干支の置物を制作し、市役所などで販売していた。
しかし今年は、感謝の気持ちを込めて、市役所の各課に置物を無料でプレゼントすることにした。
メンバーは、各課の窓口で置物の入った箱を職員に手渡し、「いつもありがとうございます」と声をかけていた。 -
西箕輪南部保ふゆのあったかまつり
キャンドル灯す伊那市の西箕輪南部保育園の園児は17日、自分達で作ったキャンドルスタンドに立てたロウソクに火を灯した。
年少から年長までの園児74人が、保護者や地域の人と一緒に点灯式を行った。
キャンドルスタンドは、子どもたちが遠足で拾ってきたドングリや松ぼっくりを使って手作りした。
西箕輪南部保育園では、秋から冬に移り変わる自然の変化を形に残そうとキャンドルスタンドを作った。
また年長園児は、和紙でランプシェードをつくり、ロウソクも手作りした。
42本すべてのキャンドルが灯されると、部屋の中は幻想的な雰囲気に包まれた。
西箕輪南部保育園の小名木伸枝園長は「火は、太陽、水、風など自然の宝物の一つ。それを感じる心を家族や地域の人と一緒に育んでいきたい」と話していた。 -
「ふるさと便」発送準備
伊那市長谷の農産物加工施設「気の里工房」では、お歳暮など冬の贈り物として、漬物などを詰め込んだ「ふるさと便」の発送準備が進められている。
17日は、漬物などを箱詰めする作業が行われていた。
ふるさと便には、気の里工房で作られた味噌、野沢菜漬け、黒豆、梅漬けなど7種類が入っていて、宅急便で送られる。
野沢菜など季節のものは、2週間前に仕込んだもので、届いた頃に一番美味しくなるように作られているという。
また、買い求めてくれたお客さんに季節を感じてもらいたいと、メッセージに南天を飾り付ける作業も行われていた。
気の里工房では、「安心安全で、野菜の個性を活かした味になっています。手作りなので、おふくろの味・懐かしい味がすると評判です」と話していた。
このふるさと便は、18日発送される。
希望者があれば、来週頃まで注文を受け付けるという。ふるさと便は、1箱送料・消費税込みで4千円。 -
箕輪町いきいきライフ講座開講
明るく楽しい生活を送ってもらおうと、箕輪町公民館の「いきいきライフ講座」が15日開講した。
講座には18人が参加し、初回は、クリスマスをイメージしたフラワーアレンジメントに挑戦した。
この講座は、いきいきとした生活を送るための自分磨きの講座で、去年に続いて2年目。
15日は、フラワーアレンジメントなどを教えている松本市の藤澤昌子さんが講師を務めた。
参加者は、杉やバラ、カーネーションなどを、バランスを見ながら順番に吸水性のスポンジに挿していた。
参加者の一人は、「クリスマスのように白い花などがあって、夢のある作品ができてよかったです」と話していた。
この「いきいき講座」は来年2月までに全5回開かれる。
2回目からは、自分に似合う色や、笑顔で健康な生活を送るコツなどを学ぶという。 -
振り込め詐欺防止ATM特別警戒
伊那警察署は、年金支給日の15日、振り込め詐欺の被害を防ごうと銀行などを訪れた人たちに注意を呼びかけた。
この日は、伊那警察署管内6つの金融機関で啓発活動が行われた。
伊那署では、年金支給日に合わせて毎回、振り込め詐欺撲滅の啓発活動をしている。
この日は、防犯ボランティアの伊那エンジェルス隊が協力し、啓発チラシやポケットティッシュなどを配った。
伊那署によると、伊那署管内では今年に入ってから14日までに、振り込め詐欺の被害は起きていないという。「不信な電話がかかってきたときは、一人で判断せずにだれかに相談してください」と呼びかけている。 -
前田博さん作品展
伊那美術協会会員で南箕輪村の洋画家前田博さんによる作品展が15日から、伊那文化会館で始まった。
前田さんは現在64歳で、20歳のころから本格的に洋画を書き始め、この道40年のベテラン。
40年の節目として伊那文化会館で初めての個展を開催した。
会場には、入選作品など54点が並べられている。
このうち3枚の絵をつなぎ合わせた作品「組立する男たち」は、白を基調に、働く人の苦労する姿を描いている。
また前田さんのお気に入りの作品「浅間山」は、りんご並木の後ろにそびえたつ浅間山の雄大な姿を表現している。
会場には、前田さんの母とめ子さんによる「母の手しごと」と題した、手作りのポーチやクッションも飾られている。
前田さんは、「40年間積み重ねてきた成果を見てほしい」と多くの来場を呼び掛けている。
前田博さんの画業40年記念作品展は20日まで。 -
高規格救急車入魂式
伊那市の高遠消防署に新たに配備される高規格救急車の入魂式が14日、伊那市役所で行われた。式には、市や消防署関係者ら約20人が出席した。
新たな救急車の導入は、更新したもので、購入金額は約3千万円。
新救急車には、心電図や血圧などを測定する監視装置や、タンカで搬送中も心臓マッサージを行う機械、のどが詰まった時などに気管をカメラと液晶モニターで見ることが出来る機器など最新の設備が備わっている。
伊那消防組合の小坂樫男組合長は「十分訓練を積み、機材を駆使し、いざという時に備えてほしい」とあいさつした。
高遠消防署では、署員の研修を行い、22日から運用していきたい竏窒ニしている。 -
新ごみ処理施設アセス同意 桜井区が報告
上伊那広域連合が計画している新しいごみ中間処理施設の建設候補地となっている伊那市富県桜井区は15日、小坂樫男市長に対し環境アセスメント実施に同意することを報告した。
富県桜井区の鹿野博愛区長らが市役所を訪れ、12日に臨時代議員会で開票した結果などを報告し、小坂市長にアセス実施の同意を伝えた。
鹿野区長は、「施設の安全性など環境整備をお願いしたい」と上伊那広域連合に対し要望した。
これに対し小坂市長は「地元の要望を聞きながらアセスを実施していきたい」と話していた。
地元北新区と桜井区がアセス実施に同意したことから上伊那広域連合では今後、準備作業を進め、来年の初めには具体的なスケジュールについて地元に示していきたい竏窒ニしている。
また隣接区などに対してもスケジュールなどを報告していく竏窒ニしている。 -
新ごみ処理施設
桜井区4分の3がアセス合意賛成上伊那広域連合の新しいごみ処理施設の建設候補地の地元伊那市富県の桜井区が12日、環境アセスメントの実施に合意した。
もう一つの地元富県北新区は、すでにアセスに合意していることから、来年4月頃には環境アセスメントが行われる見込みとなった。
桜井区では、環境アセスメント実施の賛否を決めるため、区内の85戸全戸に、1戸1票を投じてもらった。
12日夜、臨時代議員会で開票した結果、賛成60票、反対24票、白票1票となり、賛成票が多数を占めたため、桜井区としても、アセスの実施に合意することを決めた。
桜井区では15日、この結果を広域連合長でもある小坂樫男伊那市長に報告する。
地元両区の合意を得られたため、上伊那広域連合では来年4月頃、アセスに着手する予定。
アセスにかかる期間はおよそ3年、結果がまとまるのは平成24年頃となる。
アセスメントの結果が出次第、北新区、桜井区に説明し、改めて施設の建設に対する合意を得たい竏窒ニしている。 -
AFS10周年記念交流会
高校生や中学生の交換留学をサポートするAFS南信支部の10周年記念交流会が13日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれた。
南信地域に滞在中の留学生やそのホストファミリーら約130人が集まった。
AFS南信支部では、これまでに50人の高校生を海外に派遣し、100人の留学生を受け入れている。
現在、短期滞在も含め17人の留学生が南信地域に滞在しているという。
この日は留学生が自己紹介に合わせてパフォーマンスを披露した。
伊那北高校に通うデンマーク人のキタさんと伊那弥生ヶ丘高校に通うドイツ人のジュリアさんは、日本に来て覚えたというコントを披露した。
AFS南信支部の半沢貴子支部長は「多くの人の支えがあってここまで続けてこられた。これからも国境を越えた交流をサポートしていきたい」と話していた。 -
高遠弥勒そばまつり
地元産のそば粉を使った手打ちそばをふるまう、伊那市高遠町弥勒のそばまつりが13日、弥勒多目的集会施設で開かれ、多くの人がそばを味わった。
弥勒そばまつりは、地区内の遊休農地で育てたソバを多くの人に味わってもらおうと、弥勒そばの会が毎年開いている。
会場には高遠そば伝統の焼き味噌と辛み大根が用意され、訪れた人たちが独特の風味を味わっていた。
そば打ち体験コーナーでは、子ども達がそば打ちに挑戦していた。
弥勒そばの会の池上裕敏会長は、「地区の大きな行事のひとつ。大勢の人たちに弥勒で獲れたそばを味わってもらえてうれしい」と話していた。 -
清酒「やまむろ」新酒奉納式
伊那市高遠町でとれた酒米を使った純米酒「やまむろ」の新酒が完成し12日、奉納式が行われた。関係者約20人が出席した。
純米酒「やまむろ」は、高遠町山室で生産している酒米「ひとごこち」を使った酒で、高遠うまい酒研究会が企画し、山室の地区住民が生産、地元の酒蔵仙醸が醸造を行っている。
味はさわやかな飲み口でピリッと辛いのが特徴だという。
今年は長雨や日照不足の影響で酒米の収量は例年より少なかったということだが、味はこれまで以上だという。
純米酒「やまむろ」は720ミリリットル入りで、1本1260円。600本限定で、高遠町の酒販店9店で販売されている。