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かんてんぱぱガーデンのカタクリ見頃
伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンにある約250株のカタクリが一斉に咲き、見ごろを迎えている。
園内には約250株のカタクリがあり、一斉に咲いている。
カタクリは北海道から九州地方まで幅広く分布するユリ科の山野草で、「春を告げる花」の一つとされている。
伊那地区では、毎年4月中旬頃に咲くが、かんてんぱぱガーデンのカタクリは毎年3月末頃に咲き始める。
今年は例年より1週間ほど早い、先月21日頃に咲き始めた。
訪れた人たちは、小さなカタクリを写真に収めようとかがみこんでカメラを向けていた。
かんてんぱぱガーデンのカタクリは今週末まで楽しめるという。 -
みのわ太鼓ジュニア 開講式
箕輪町の小中学生が通う太鼓教室「みのわ太鼓ジュニア」の開講式が4日、町文化センターで行われた。
式には、町内の小学3年生から中学3年生までの25人が参加した。
みのわ太鼓ジュニアは、文化センターの講座の一つとして開かれ、今年で7年目を迎える。
指導している三澤興宣代表は、「太鼓は心技体が大切。日々の鍛錬で技術向上と礼儀を学んでほしい」と子ども達に呼びかけていた。
式の後、新しく入ったメンバー11人に太鼓を打つバチが手渡された。
箕輪中学校1年の井上海渡くんは「一生懸命練習し、前からいるメンバーに追いつきたい」と話していた。
みのわ太鼓ジュニアは、8月に開かれる長野県ジュニア太鼓コンクールを最大の目標に練習をしていくという。 -
伊那市交通指導員委嘱式
交通安全の啓発活動に取り組む交通指導員の委嘱式が5
日、伊那市役所で行われた。小坂樫男伊那市長が、交通指導員に委嘱書を手渡した。
指導員は22人で、このうち半数の11人が新しく委嘱された。
交通指導員は、街頭や小学校の交通安全教室で指導するなどの活動をしている。
小坂市長は「高齢者や女性ドライバーへの対策を特にお願いしたい」と協力を求めた。
伊那市交通指導員会の内山壽会長は、「伊那市から痛ましい事故をなくすため、正しい交通ルールとマナーの実践を習慣づけることで交通事故防止を図っていく」と決意を述べた。
交通指導員は、6日から始まる春の全国交通安全運動で、街頭指導を行う予定。 -
高遠城址公園 タカトオコヒガンザクラ開花
伊那市は5日、高遠城址公園のコヒガンザクラの開花を宣言した。
高遠城址公園の桜を管理している桜守2人が、開花の基準としている桜雲橋付近の桜が咲いているのを確認した。
天下第一の桜として知られる高遠城址公園の桜の開花は、昨年より1日早く、満開は11日頃と予想している。
今年の桜は、最近の15年の中でも、平成14年に次いで2番目に早い開花となっている。
桜守によると、今年は寒暖の差があり雪や雨が多かったため、つぼみが大きく、昨年以上の桜が楽しめそうだという。
同日はあいにくの雨模様となったが、公園内で早く咲く南ゲート付近では、訪れた人たちが花を写真に収めるなどして楽しんでいた。
今年の桜まつり期間中は、13日と14日に商工会女性部による桜茶のサービス、12日と15日には桜奏会による高遠ばやしの巡行、14日には保科正之公大河ドラマ化成就を祈願し江戸かっぽれが披露されるなど、ささまざまなイベントが行われることになっている。 -
分杭峠の通行止め解除
土砂崩れのため全面通行止めとなっていた伊那市長谷の国道152号、分杭(ぶんぐい)峠が3日から通行が可能になった。
国道152号は、今月2日から土砂崩れの影響で通行止めとなっていたが、3日の夕方5時に通行止めが解除された。
分杭峠まで行くシャトルバスは3日まで運休していたが、4日朝8時の始発便から通常運行している。 -
はなまる地域探検隊 来年度の打ち合わせ
子供たちがさまざまな体験活動を行う伊那市の「はなまる地域探検隊」は29日、来年度の活動内容を話し合った。
伊那市のいなっせで企画会議が開かれ、推進委員として企画や運営をしている中学生と高校生10人が集まった。
はなまる地域探検隊は、体験活動を通して地域や学年の枠を超えたつながりをつくろうと8年前から活動している。
本年度からは、過去に、はなまるで活動をしてきた中学生や高校生が運営する立場として参加している。
会議では、来年度初めて行う書き初めのやり方などについて話し合った。
探検隊の隊長、伊藤元朗さんは、「推進委員の子供が一丸となって活動を進めようという姿勢がありがたい」と話していた。
来年度1回目の活動は、4月29日となっている。 -
山岳写真家中山秀幸さん 写真遺作展
昨年10月に脳腫瘍のため48歳で亡くなった山岳写真家中山秀幸さんの写真遺作展「山に愛された男がのこしたもの」が3日から、伊那市の県伊那文化会館で始まった。
遺作展は、中山さんのこれまでの活動を知ってもらおうと、友人や写真仲間などでつくる実行委員会が開いた。
会場には、地元南アルプスの写真のほか、南米アンデスの山やそこで暮らす人々を写した作品など55点が並べられている。
また中山さんが撮影のために使っていたカメラのほか、山で使っていたテントや登山靴なども展示されている。
中山さんは、伊那市美篶出身で、25歳の頃から山の魅力を写真で表現しようと創作活動を始めた。
1990(平成2)年に日本山岳写真協会に入会。その後活動に専念するため、勤めていた会社を退職してからは、数多くの山岳写真を発表し将来を期待されていた。
3日から始まった遺作展には、朝から多くの人が訪れ、中山さんの写真に見入っていた。
遺作展を企画した実行委員会の委員長で中山さんが師事した山岳写真家津野祐次さんは、「企画展が開催できたのは中山さんの人柄を慕う多くのファンのおかげだ」と話す。
中山秀幸写真遺作展は、入場無料で11日まで開かれている。 -
古道「黒沢道」復元へ
かつて使われていた道を復元しようと、伊那市手良地区の住民有志が3日、古道「黒沢道」の整備作業をした。
手良地区の有志8人が二手に分かれ、整備作業をした。
黒沢道は、伊那市の手良地区と高遠町長藤地区をつなぐ道で、今では使われることもなくなり、どこに道があるかも分からなくなっていた。
しかし、数十年前までは、この道を通じて手良地区と長藤地区の住民が交流していたという話を地区のお年寄りから聞き、この道を復活させようと考えた。
3月にルートの調査を行い、長藤まで抜ける道を確定した。
この日は復元作業の初日で、メンバーは邪魔になる木をチェーンソーで切り、道を通りやすくしていた。
25日にもう一度作業を行う予定で、道が復元した後は、かつて交流があった長藤地区との交流イベントなどを企画したい竏窒ニしている。 -
富県保育園 新園舎で初の入園式
新しく建て替えられた伊那市の富県保育園で3日、入園式が行われた。
新園舎で入園式が行われ、入園児が保護者に手をひかれて入場した。
富県保育園には今年、年少17人、未満児14人が新たに入園した。
新しい富県保育園は、富県北部保育園と南部保育園が2年前に統合したことに伴い、学校近くに建設された。
延べ床面積980平方メートルの木造平屋建てで、ペレットボイラーなど環境にやさしい熱源を利用したほか、地域との交流スペースが設けられた。
入園式では、保育士や在園児が歌を歌って入園を祝っていた。
山崎富子園長は「地域との交流、学校との連携、学年を越えた活動を柱として、心の通い合える保育園を目指したい」と話していた。 -
小原交流センター竣工式
伊那市高遠町小原地区の新しい交流センターが完成し3日、竣工式が行われた。
関係者約50人が参加し、テープカットなどで完成を祝った。
小原交流センターは、老朽化が進んだことや、地域住民が増え手狭になったため、昨年10月から建て替え工事が始まった。
延べ床面積305平方メートルの木造平屋建てで、城下町にふさわしいシックなデザインになっている。
木材の90%以上に県産材を使用していて、国から木造公共施設整備事業として、総事業費の半分となる約3千万円の補助を受けている。
今後、公民館活動や地区の会議などで交流センターを利用していくという。 -
伊那ビデオクラブDVD寄贈
伊那ビデオクラブは2日、上伊那8市町村の歌に合わせて風景などをまとめたDVDを、上伊那広域連合に寄贈した。
伊那ビデオクラブの飯島尚美会長ら3人が伊那市役所を訪れ、広域連合長の小坂樫男市長にDVDを手渡した。
DVDは、会員が1年間かけて撮影、編集したもので、93枚が贈られた。
上伊那8市町村それぞれの歌にあわせて、歌詞に唄われている風景や史跡などを紹介している。
飯島会長は「上伊那の今を知ることで10年後20年後の故郷の在り方を考えるきっかけにしてもらいたい」と話していた。
DVDは、各市町村役場や小中学校、図書館などに配布されることになっている。 -
分杭峠で土砂崩れ
伊那市長谷の国道152号、分杭峠で、1日からの大雨と強風が原因と見られる土砂崩れが発生し、全面通行止めとなっている。
土砂崩れが発生したのは、伊那市長谷から大鹿村へ抜ける国道152号・分杭(ぶんぐい)峠の大曲(おおまがり)付近。2日午前7時50分頃、通行者から長谷総合支所に連絡があり、土砂崩れを確認し、その後、この道路を管理する伊那建設事務所が全面通行止めにした。
現在、伊那建設事務所では、土砂の撤去作業を行っているが、復旧の目途はたっていないという。 -
箕輪町の保育園で入園式
箕輪町の保育園9園で2日、一斉に入園式が行われた。
このうち松島保育園では、本年度入園する子供たちが、父親や母親と一緒に入園式に出席した。
松島保育園の井沢万寿美園長は、ぬいぐるみを使いながら新入園児の入園を祝い、「保育園には遊ぶところもいっぱいあります。早く起きて、一杯ご飯を食べて、保育園に来てください」と話した。
また年中、年長園児たちは、歌を歌って入園を祝った。
本年度、松島保育園では、新たに49人が入園した。
総数は188人で、町内では最も園児数が多くなっている。
町全体では新たに230人が入園し、総数は818人となっている。 -
伊那公園ぼんぼり点灯
伊那公園のさくら祭りを前に1日夜、ぼんぼりの点灯式が行われた。
悪天候の中、花火の合図で公園内のぼんぼりが一斉に点灯した。
伊那公園では毎年個人や企業などに協力を得てぼんぼりを設置している。
今年は例年並みの396基のぼんぼりが集まった。
点灯式には、祭りを行っている伊那公園桜愛護会をはじめ伊那商工会議所など45人が出席した。
愛護会の伊藤一男会長は「今年も多くの人達のおかげで、ぼんぼりが灯された。たくさんの人達に公園に足を運んでほしい」と話していた。
伊那公園の桜は、現在ヒガンザクラが5分咲きとなっている。公園内にある桜は11日頃が見頃を迎えそうだ。
11日には、伊那公園で太鼓演奏やカラオケなどを楽しむさくら祭が予定されていて、今年は伊那節祭りと合同で行われる。
ぼんぼりは24日までの午後6時頃から午後10時まで点灯される。
なお春日公園も1日からぼんぼりが点灯されている。 -
高遠城址公園で公園開き
伊那市高遠町の高遠城址公園で1日、公園開きが行われ、さくら祭りが始まった。
雨のため高遠閣で式が行われ、関係者約100人が集まった。
小坂樫男伊那市長は「全国に誇れる桜まつりになるよう工夫している。全国のお客様を温かく迎え、すばらしい花を見ていただきたい」とあいさつした。
式では、高遠町にある3つの保育園の年長園児による歌の発表もあった。
式の後、晴れ間がのぞいた公園では、小坂市長や保育園児らが桜雲橋を渡り、さくら祭りの始まりを祝った。
園内には約1500本のタカトオコヒガンザクラがあり、県の天然記念物に指定されている。
昭和58年の有料化から去年までに、累計で約730万人が訪れている。
日本気象協会が発表した桜の開花予想では、高遠城址公園の桜の開花は4日、満開は9日と予想している。さくら祭りは今月30日まで。 -
牧野晃さん写真展
高遠の四季折々の風景を写した牧野 晃さんの写真展が、伊那市の信州高遠美術館で始まった。
1日は、高遠美術館のギャラリー展では初というテープカットなどのオープニングセレモニーが行われた。
写真展は、牧野さんの同級生の前の高遠町長の伊東義人さんら実行委員会が企画し、高遠さくら祭り期間中にあわせて始まった。
牧野さんは、趣味で写真を撮り続け、高遠町の観光ポスターのコンテストなどに入賞している。
また、平成15年に発行された写真集「後世に伝えたい20世紀の高遠十景」では、写真班の中心メンバーとして活躍した。
会場には、高遠の四季を収めた作品、27点が並んでいる。
この牧野晃さんの写真展は、5月9日(日)まで開かれている。
高遠美術館の入館料は500円、小中学生は150円。 -
最優秀に久保村由人さん
南箕輪村の風景や行事を撮影したフォトグランプリの表彰式が29日、役場で行われた。
今年で4回目のフォトグランプリには、19人から61点の応募があった。
表彰式では唐木一直村長から入賞者に賞状などが手渡された。
最優秀賞には伊那市の久保村由人さんの作品「楽しむベトリンピック」が選ばれている。
また優秀賞には3人が選ばれた。
伊那市の伊藤好幸さんの「春の大泉川」
同じく伊那市の向山世男さんの「ドラゴンの御見送り」
駒ヶ根市の春日芳人さんの作品「植田の季節」となっている。
入賞作品は村の観光パンフレットなどに使用される。 -
阪大名誉教授小林昭雄さん講演会
大阪大学名誉教授で伊那市日影出身の小林昭雄さんの講演会が27日、日影公民館で開かれた。
会場には地区住民約50人が集まり、小林さんの講演に耳を傾けた。
小林さんは日影区出身の65歳で、現在大阪府に住んでいる。
小林さんは「緑の星の財産発見!」と題し、自然環境や自然への意識の変化について講演した。
小林さんは、伊那市で過ごした子ども時代を振り返り「私が子どもの頃は春になっても黄砂は飛んでこなかった。黄砂の発生源となっている中国では、温暖化により一面森だった場所が砂漠化してきている」と温暖化の進行を説明した。
また子ども達の遊び場が家の外から中に移っていることに触れ「自然は地球の生き証人。自然とふれあうことでいろんな発見をして、子ども達の五感が育っていく」と自然とのふれあいの大切さを訴えていた。
小林さんは「地球が存在することは宇宙の奇跡。私たちの生活に必要な空気や水を守るために自然環境を守っていかなければならない」と話していた。 -
南箕輪中S29年卒業生が記念植樹
南箕輪中学校の昭和29年卒業生が28日、古希祝いで大芝高原にシダレザクラを植樹した。
植樹には県内外から同学年のメンバー23人が集まった。
メンバーは27日に70歳の古希祝いで同年会を開き大芝荘に宿泊。何か記念になるものを残そうと植樹することになった。
大芝湖横の景観と日当たりの良い場所に穴を掘り、シダレザクラの苗木を植えていた。
また同年会のメンバーは、苗木購入で余った1万9千円ほどを松くい虫対策募金として南箕輪村に寄付した。 -
高遠城址公園桜まつり渋滞緩和へ
中央道に案内看板設置伊那市は、高遠城址公園桜まつり期間中の交通渋滞対策として、中央自動車道に、駒ヶ根インターや諏訪インターの利用を呼びかける案内看板を設置した。
案内看板は、首都圏方面からは諏訪インターを、中京方面からは駒ヶ根インターを利用するよう呼びかけている。
ETCの土日特別割引により、昨年伊那インターの利用が集中し市街地が混雑したことへの対応。
案内看板は駒ヶ岳SA、双葉SA、八ヶ岳PAに、横断幕は飯島町と富士見町の高速道路に架かる橋に設置されている。 -
南信森林管理署の桜 咲き始める
伊那市の山寺の南信管理署にあるソメイヨシノが、咲き始めた。
南信森林管理署のソメイヨシノは、早咲きの桜として知られている。
つぼみが開き始めたのは事務所の南側にあるソメイヨシノで、管理署の職員によると、桜は30日、咲き始めたという。
開花は去年より1日早まった。
29日、30日と気温があがらない寒い一日となったが、3月に入ってから暖かな日が多かったことで、開花も早まったという。
この桜が咲くと、1週間ほど後に、高遠の桜が咲くと言われている。 -
鳥の宮湧水は“おいしい水”
伊那市手良の鳥の宮湧水が、ミネラル分を適度に含み、まろやかで苦味のない「おいしい水」との検査結果が出された。
伊那市手良野口の中組常会にある、鳥の宮湧水は、手良小学校の水道として使われていた。
伊那市の水道に移行してからこの水は使われなくなったため、地元有志が有効活用しようと鳥の宮湧水の会を立ち上げ、平成20年に整備をした。
今では駐車場やあずまやなども整備され、連日多くの人達が水を汲みに訪れている。
今回水の成分などについて社団法人上伊那薬剤師会に水質検査を依頼した。
その結果が今月26日に出された。
それによると鳥の宮湧水はよりおいしいと言われている弱酸性でミネラル分を適度に含むまろやかで苦味のない水という。
また、旧厚生省の「おいしい水研究会」が示したおいしい水の要件を満たしているという。
今後は、この水を使って農業などにも活用していくという。 -
『一夜の城』について学ぶ
伊那市富県桜井にあった一夜の城について学ぶ講演会が、28日伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は、市道の拡張で一部が取り壊される計画になっている「一夜の城」跡について、歴史的価値や重要性を学んでもらおうと長野県考古学会が開いた。
県内外から約160人が参加した。
富県桜井の「一夜の城」は、織田軍が高遠城を攻める際の本拠地として一晩でつくられたとされる城。
講演会では、伊那市のふるさと大使で信州大学副学長の笹本正治さんが「戦国時代のムラと城」と題して話しをした。
笹本さんは一夜の城について「当時、富県には多くの城があったとされている。一夜の城は高遠城攻めの交通の要所として織田軍が乗っ取り、一夜だけ寝泊まりした城という可能性もある」と説明していた。
また、一夜の城の希少価値について「この城跡は県内で唯一織田軍の残した遺構。歴史的価値は極めて高い」と話していた。
笹本さんは「道路の拡張を決めるのは地域のみなさん。ただ、壊したのち100年後、200年後に歴史遺産である城跡を壊した理由を子孫に説明できるよう、正しい知識を身につけてもらいたい」と呼びかけていた。 -
会員に女王蜂配る
伊那市地蜂愛好会の通常総会が、28日伊那市西箕輪の羽広荘で開かれ、参加した会員に女王蜂が配られた。
総会には会員約50人が参加した。
伊那市地蜂愛好会は、蜂追い文化の伝承や地蜂の保護を目的に平成9年に発足し、蜂追いの体験学習や、地蜂の巣コンテストなどを行っている。
この日は、去年秋に捕まえ越冬させた女王蜂が会員に配られた。
現在、女王蜂の越冬は愛好会の役員が行っている。
ここ数年温度の安定する冷蔵庫で越冬をさせているが、酸欠で弱ってしまう女王蜂もいるという。
小木曽大吉会長は「女王蜂の越冬は非常に難しく、現在も試行錯誤している。良い方法を見つけて、大きい巣を作る元気な女王蜂をみなさんに配りたい」と話していた。 -
北福地諏訪社御柱祭 山出し式
今年は、7年に1度行われる諏訪大社御柱祭の年。
伊那市富県北福地の地区住民らは27日、地区で行われる諏訪社の御柱祭用の御柱の見立てと山出しの儀式を高烏谷山の区有林で行った。
山出しの儀式は、御柱を里までおろすことを山の神様にお願いするもの。
諏訪市の諏訪大社に向けて二礼二拍手一礼をすると、木遣り衆が山の神様に御柱を里におろす願いの木遣りを歌った。
式が終わると御柱を切るための木入れの儀式が行われた。
御柱は、直径30センチ以上、高さ9メートルほどのものが選ばれる。
木入れの儀式が終わると、選ばれた御柱を切り倒し、木遣りに合わせて全員で引き上げ作業を行った。
この日切り倒した御柱は地区の集落センターで保管され、4月4日の祭典本日に里曳きで地区内をまわるほか、立て御柱の儀式で地区内に立てられる。 -
伊那映像祭 力作上映
ビデオ愛好家でつくる伊那ビデオクラブの第3回伊那映像祭が27日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那ビデオクラブの会員が共同制作した作品などが上映された。
このクラブは、平成5年に発足し、現在30人の会員がビデオ制作に励んでいる。
映像祭は3回目で、今回は、会員が3つのグループに分かれ1年間かけて撮影、編集したそれぞれの作品を上映した。
このうち「伊那谷ふるさとはいま」は、伊那谷の8市町村の自然や文化遺産を映像化した。
BGMには、各市町村の歌を使っている。
会長の飯島尚美さんは、「伊那谷を再認識し、市町村の歌を歌い継いでほしい」と話していた。
映像祭では、過去に会員がコンクールに出品した上伊那の祭りをテーマにした作品も上映された。 -
親子座禅会で精神統一
伊那ライオンズクラブによる親子座禅会が27日、伊那市西町の長桂寺で行われた。
春休み恒例の座禅会は早朝に行われ、伊那市スポーツ少年団の子どもたちと保護者約90人が参加した。
この座禅会は、精神統一の場を提供し、青少年健全育成につなげたいと、毎年行われている。
参加者は、長桂寺の内藤英昭住職に座禅の仕方を教わり、本堂で足を組み、背筋を伸ばして静かに座った。
内藤住職は、「座禅は自己を整えるのに非常によい。合宿をするときにも座禅を取り入れたらいかがでしょうか」と話していた。
座禅が終わると、修行の食事として皆でおかゆを食べた。
参加したある女の子は、「座禅はテレビで見たことがあったけれど、思ったより大変だった」と話していた。 -
50年ぶり恩師の補習授業
昭和35年に南箕輪村の南箕輪小学校を卒業した当時の6年2組が27日、50年ぶりに恩師の補習授業を受けた。
50年ぶりの補習授業は、母校、南箕輪小学校で行われた。
6年2組は卒業当時42人で、この日は県内外から28人が集まった。
当時の担任だった小松煌さんは現在86歳で、辰野町に暮らしている。
卒業から50年の節目の年に、担任だった先生の話を聞く同級会を開こうと、今回の補習授業が計画された。
小松さんが教壇で出席をとり、授業が始まった。
すぐに泣く人、消しゴムが減るからと友達に貸してあげなかった人など、教え子の懐かしいエピソードを話していた。
小松さんには、教え子から花束が贈られた。
最後は、恩師や同級生との再会を記念して、校舎をバックに写真撮影をしていた。 -
猪苗代町の人たちが高遠町訪問
保科正之公が縁で伊那市と交流のある福島県猪苗代町の人たちが、正之公ゆかりの地を見学しようと25日、伊那市高遠町を訪れた。
訪れたのは、猪苗代町体験交流協会と「猪苗代の偉人を考える会」の30人。
猪苗代町では来年、保科正之公生誕400年祭を行う計画で、ゆかりの地を知ると同時に大河ドラマ化の運動について学ぼうと、今回訪れた。
一行は、高遠町歴史博物館で、保科正之像とお静地蔵を見たあと、博物館を見学していた。
初めて伊那市を訪れた人も多く、興味深く見学していた。 -
国道152号高遠バイパス全線開通
国道152号の伊那市高遠バイパスの工事が終了し25日、全線開通した。
伊那市高遠町東高遠で行われていたバイパス工事が終了し同日、関係者による開通式が行われた。
国道152号は上田市を起点に伊那市を経て静岡県浜松市に至る道路。
このうち高遠バイパスは、観桜期の渋滞緩和など観光路線として整備するため、昭和54年から約30年間にわたって道路改良工事が行われてきた。
今回、最後の工事区間となる東高遠工区の工事が終了した。
工事区間は長藤的場から東高遠若宮の2・2キロメートル。
一部はすでに供用が開始されていて、今回延長680メートルの工事が終了した。
道幅は12メートル、片側に歩道が設置されている。
また、新しく「若宮橋」が整備された。橋には、高遠中学校の生徒が文字を書いた橋の名前の板などが取り付けられている。
開通式で小坂樫男伊那市長は、「国道152号が国土の均衡、地域の活性化の機能を果たすことを祈念します」とあいさつした。
高遠バイパスは25日午後3時から、一般車両の通行が可能になっている。