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南箕輪村田畑で伝統の「盆正月」
盆休みの延長を区長らに訴える南箕輪村田畑区の伝統行事、盆正月が16日の深夜に行われた。
盆正月は、田畑区の伝統を守る会が毎年行っているもので、地区役員の家を一軒ずつまわり、玄関先にバリケードを作って盆休みの延長を訴える。
この日は15人ほどが田畑神社に集まり、しめ飾り作りなどの準備をした。
深夜12時過ぎ、加藤忠一区長の家に現れたメンバーは、物音をたてないように注意しながら玄関前にバリケードをつくり入口を封鎖していった。
バリケードには作った正月飾りと一緒に、置きものや棚など、家にあったものを玄関前に集め、外に出られないようにした。
また、外に置いてあった軽トラックのタイヤの空気も抜いていた。
最後に玄関前に「お正月」と書くと、会員たちは次の家へと向かった。
翌17日の朝、バリケードで出入口を封鎖された家が姿を現した。
出られなくなった玄関から顔を出した区長の加藤さん。バリケードをどかしたり、隙間をくぐるなどしながら、何とか外に出ることができた。
その後、加藤さんは、早速役員らに電話し、もう一日休みにすることを伝えた。
それから家族もぞくぞくと外に出て、さまざまなもので封鎖された我が家を見て驚いていた。
作られたバリケードは、家族と手伝いに来た地区住民が協力して片付けていた。 -
箕輪町南小河内で町文化財「おさんやり」
箕輪町南小河内に伝わる伝統行事「おさんやり」が16日、行われた。
おさんやりは、町文化財に指定されていて、この日は白服で統一した地区住民30人がお舟を担ぎ2時間ほどかけて地区内を練り歩いた。
おさんやりは、区内を流れる「大堰」が天竜川とは逆に流れているため疫病や災いの原因とされ、その厄を払う目的で始まったといわれている。
お舟は人が担ぐと高さ3メートル、長さは10メートル以上、重さは600キロほどありナラやカラマツで作られている。
また練り歩きの途中の辻では舟を降ろし、民踊を披露していた。
夜になると神が宿っているとされるナラの木のおさんやりを、お舟を担いで3周する。
その後お舟落としが行われると、祭りはクライマックスを迎える。
落とされたお舟を男たちがゆすると、お舟は次第に壊れていった。
お舟の破片は、玄関に飾ると厄除けになると言われ、集まった人達は1年間の無事を祈りながら、破片を拾い集めていた。 -
「おいし伊那食育応援団」活動開始
食の大切さを子どもたちに知ってもらおうと今年3月に発足した伊那市の食育応援団が19日、保育園での活動をスタートさせた。
応援団の10人が伊那北保育園を訪れ、「早寝・早起き・朝ごはん」や噛むことの大切さなどを子どもたちに話した。
地域に密着した食育推進活動をしていこうと今年3月に発足した「おいし伊那食育応援団」は、農業生産者や栄養士、歯科医師などが集まり、月に1回学習会を開いている。伊那市食育推進計画を実際に進めていく組織として、市が独自に設けた。
この日は、初めて外へ出ての活動となった。
メンバーの一人、農業生産者の小池保光さんは、花や葉から何の野菜か当てるクイズを出し、子どもたちは知っている野菜の名前を次々に口にしながら正解を考えていた。
おいし伊那食育応援団は本年度、保育園を中心に活動することになっていて、要請があれば小中学校や企業、高齢者向けの施設も訪問するという。 -
伊那市と箕輪町でお盆成人式
今年度から、公民館単位での開催となった、旧伊那市内の成人式が14日、15日の2日間、市内各地で開催された。
このうち、トップを切って手良地区成人式が、14日に手良公民館で行われた。
手良地区では、毎年8月14日に成人の集いを開いていて、式典は集いに合わせ行われた。
今年から旧伊那市内の成人式は公民館単位の分散型で開催され、今年度対象となったのは、昭和63年4月2日から平成元年4月1日までに生まれた787人。
このうち、手良地区は、地元出身者など23人が対象で、式には20人が出席した。
式の中で伊那市の北原明教育長は「創造力と行動力を発揮し、新しい社会を造る推進力となり、可能性を信じ人生を歩んでほしい」と市長メッセージを代読した。
新成人を代表して酒井勝悟さんは「景気の悪化や環境問題など困難な社会状況にあるが、若さと情熱で乗り越え、育ててくれた地域に恩返ししていきたい」と誓いの言葉を述べた。 -
恩徳寺でサギソウ見ごろ
南箕輪村の恩徳寺で、サギ草が見ごろを迎えている。
境内には鉢に植えられたサギソウが涼しげな花を咲かせている。
サギソウは先代の住職が栽培を始め、今年は約2千本を植えたという。
今年は例年より花がやや小ぶりだということだが、鳥が羽を広げたような形の白い花は可憐に境内を彩っている。
恩徳寺のサギソウは20日ころまで楽しめるという。 -
【カメラリポート】高遠ブックフェスティバル 29日・30日開催
今月29日土曜日と30日日曜日に第一回高遠ブックフェスティバルが開かれる。
この高遠ブックフェスティバルとはどのような催しなのか取材した。 -
ハスの花見ごろ
11日の伊那市は久しぶりに青空が広がった。
山寺の茅原英男さん宅のハスが凉しげに咲いている。
ハスは、茅原さんが平成7年に友人から8株を分けてもらったのがきっかけで、現在では数えきれないほどの白やピンクの花が咲いている。
茅原さんによると今年は長雨の影響で例年より1カ月ほど遅く花が咲いた。今月いっぱい楽しめそうだという。 -
上古田保育園の園児がカレー作り
箕輪町の上古田保育園の園児たちが11日、カレー作りに挑戦した。
年長園児10人が、カレーの具となるジャガイモの皮むきなどをした。
ジャガイモは園の畑で育て、今月初めに自分たちで収穫した。
中には、初めて包丁を使う園児もいて、子どもたちはしっかりと包丁を握り、ぎこちない手つきで野菜を切っていた。
切った野菜は給食室でほかの具材と一緒に煮込み、出来たカレーは、年長園児がとりわけて全員で食べた。
子どもたちは自分たちの切った野菜の入ったカレーを味わっていた。 -
市ごみ減量化・資源化推進委員会
伊那市ごみ減量化・資源化推進委員会が11日、市役所で開かれ、重点事項である生ごみの減量化・資源化について検討が行われた。
委員会では、市民に募集したアイデアが報告された。アイデアは6件で、堆肥にする、家畜の飼料にする、乾燥させるなどだった。
生ごみの減量化・資源化の方策について委員からは、「生ごみの処理方法や生ごみ処理機の種類などメニューを示し啓発することが大事」「全家庭対象にごみの減量についてアンケートをする」「地区に出向いて住民と話し合いの機会を作る」などの意見が出されていた。
次回の委員会では、今回出された意見を基により具体的な検討を行うという。 -
ICT緊急地震速報作動
11日午前5時7分ごろ駿河湾を震源とする地震が発生し、伊那ケーブルテレビジョンが提供する緊急地震速報が作動した。
伊那ケーブルテレビジョンが観測したところ、箕輪町の地点で、地震速報は20秒前から震度3の地震を予測しカウントを始め、9秒前でP波の横揺れ、ゼロ付近で大きな横揺れが発生した。
実際の震度は2.87だったが、システムが震度3と判断して警報を流した。
伊那ケーブルテレビでは、2007年の10月1日から同サービスを開始していて、緊急地震速報が作動したのは、今月9日に引き続き11日が2回目になる。
伊那ケーブルテレビジョンでは、昨年末までに、市内の小中学校・保育園などの公共施設に約50個の地震速報システムを設置している。 -
高遠高校の前澤さん写真で最優秀賞
高遠高校の2年生、前澤れおさんの写真がこのほど、三重県で開かれた全国高校総合文化祭で、最優秀賞3作品の一つに選ばれた。
最優秀賞に選ばれたのは、前澤さんが去年の夏、自宅で撮影した作品「夏と親父の夕涼み」。
縁側でギターを弾く父親を、犬や弟らが見つめている日常の一瞬の光景を写したもので、それぞれの目線などが面白いとして評価された。
今回の文化祭には、全国から300点以上の作品が寄せられ、前澤さんの作品は最優秀賞のうち、文化庁長官賞に選ばれた。
前澤さんが本格的に写真を始めたのは高校に入ってからで、現在は写真部で活動している。
日常生活の中でもカメラを持ち歩き、数多くの作品を撮影してきたことが、今回作品を撮影するきっかけになったという。
今後は、秋に開かれる長野県高等学校写真展にも、作品を出品するという。 -
三峰川サマーピクニック2009
水と緑に触れ合うイベント、三峰川サマーピクニックが、9日、伊那市長谷の美和ダムで行われた。
三峰川サマーピクニックは、ダムが果す役割を理解してもらうとともに、上流域と下流域の住民の交流の場にしようと開かれていて今年で18回目。
長谷の美和ダムと、高遠町の高遠ダムで交互に行われていて、今年は美和ダムが会場となった。
毎年恒例となったEボート大会には、9チーム90人ほどが参加した。
この大会は全国大会への予選も兼ねていて、参加チームは声を出し、息を揃えてEボートをこいでいた。
湖では、ボートに乗っての湖上巡視や、カヌー、水上自転車など様々な体験イベントが用意され、親子連れなどが水の感触を楽しんでいた。 -
瑞雲水墨画会箕輪教室作品展
瑞雲水墨画会箕輪教室の作品展が、南箕輪村の大芝の湯で開かれている。
大芝の湯ロビーには箕輪教室に通う11人の作品、16点が展示されている。
瑞雲水墨画会箕輪教室は、駒ヶ根市の水墨画家、下平瑞雲さんが主催していて、月2回箕輪町内の公民館で教室が開かれている。
今年で箕輪教室ができて10年を向かえたことから、より多くの人に作品を見てもらおうと、初めて大芝の湯で作品展を開いた。
県内の風景や草花が題材となっていて、水墨画を始めたばかり人や10年以上学んでいる人まで、それぞれ、個性のある作品を出展している。
ある会員は「水墨画は、紙と墨があれば誰でもできる。一人でも多くの人に興味を持ってもらいたい」と話していた。
この瑞雲水墨画会箕輪教室の作品展は、大芝の湯で31日(月)まで開かれている。 -
西町伊那部で納涼祭
夏の日の夕方を住民に楽しく過ごしてもらおうと、伊那市西町の伊那部の納涼祭が、9日夜行われた。
9日夜は、伊那部集会所周辺に会場が設けられ、アコーディオン演奏による歌声喫茶など、様々なイベントが行われた。
伊那部では、18年にわたりお盆に納涼祭を行っていたが、参加できる住民が限られている事などから、今回初めて、開催日時をずらしてお祭りを行った。
開催日時を変更したことが、功を奏したということで、例年より多い住民220人ほどが祭りを楽しんだ。
会場には、わたあめなども用意され、子ども達が列を作っていた。
町総代の唐木祐一郎さんは、「子どもから大人まで、様々な人がより参加しやすいイベントにしていきたい」と話していた。 -
泥の中でスポーツ べとリンピック
泥の中でスポーツを楽しむイベント、べとリンピックが8日、南箕輪村田畑の田んぼで開かれた。
この日は村内外から7チームおよそ50人が参加した。
泥の中で思い切りスポーツを楽しんでもらおうとNPO法人南箕輪わくわくクラブなどが開いた。
6人1組で試合を行うソフトバレーや、泥の上に立てられた旗を取り合うビーチフラッグなどが行われ、参加者が泥まみれになりながら楽しんだ。 -
カブトムシ採り体験
伊那市西箕輪の、みはらしファームで8日、かぶと虫採り体験が行われた。
夏休み中の子どもたちに楽しんでもらおうと、みはらしファームが企画したもので、今年で3年目。
みはらしファーム内に設けられた、かぶと虫牧場を訪れた親子連れは、大きなカブトムシを探してはケースに入れていた。
カブトムシをつかまえようとしても、なかなか木から離れず、
悪戦苦闘している子供もいた。
みはらしファームのカブトムシ採り体験はオスメスのペアで持ち帰りとなっていて料金は300円。
期間は13日木曜日までを予定していて体験ができる時間は午前10時と午後1時半の2回、いずれも1日先着30名でカブトムシがなくなり次第終了。 -
ながたの湯リニューアルオープン
箕輪町の日帰り温泉施設ながたの湯が8日、リニューアルオープンした。
この日は記念式典が行われ、テープカットでリニューアルオープンを祝った。
ながたの湯は今年開業10周年を迎え、これまで以上に利用者が過ごしやすい温泉施設にしていこうと改修工事が行われた。
利用者のおよそ7割が女性客ということで「女性にやさしい施設」をコンセプトに改修したという。
全面改築の露天スペースにはこれまでの浴槽に加えて浅い浴槽を新設した他、ウッドデッキも新設され、景色が楽しめるようになっている。
また女湯の洗い場が5つ増設された他、女子更衣室のロッカーが40人分追加されるなど、ゆったりできるスペースが作られた。
日帰り温泉ながたの湯は、大人500円、小学生以下300円で午前9時45分から午後9時30分まで営業。 -
グレイスフル箕輪で夏祭り
箕輪町の老人福祉施設グレイスフル箕輪で8日、夏祭りが開かれた。
夏まつりは、利用者やその家族に祭りの雰囲気を楽しんでもらい、また、地域に開かれた施設にしようと、毎年開かれている。
祭りの雰囲気を味わってもらおうと、焼き鳥やラーメン、ヨーヨーすくい等の店が出され、訪れた人たちを楽しませていた。
また、演芸発表では、手品や踊りの愛好家の発表が行われた。
このうち、初めて祭りに参加した、信州豊南短期大学津軽三味線部のメンバーは、祭りにちなんだ曲や、津軽じょんがら節など4曲を披露した。
会場からは、手拍子とともに、掛け声も飛んでいた。 -
直木賞作家 井出孫六さん講演
直木賞作家 井出孫六さんによる、中国残留邦人についての講演会が7日、伊那市の伊那文化会館で開かれた。
講演会は、長野県シニア大学伊那学部の、特別公開講座として開かれた。
井出さんは、長野県佐久の出身で、中国残留邦人についてのルポや、小説を多く手がけている。
講演の中で、井出さんは、「満州事変が起きた1931年、9月18日を知っている日本人はほとんどいない。しかし、中国では、日本が侵略戦争を始めた日として、園児までもが知っている。この認識の差は、とても心配な事だ」と切り出した。
終戦後、引き上げが始まり数年で100万人ほどが日本にもどったが、中国との国交を断っていたため、多くの日本人が、中国に残されたという。
井出さんは、「日本政府は、積極的に動かなかった。7年以上の行方不明者は、戸籍から除籍しても良いという法律が制定され、中国にのこされた日本人は戸籍から除外された。国が法律的に、残留邦人を殺してしまった。」と話した。
そして、いまだ、300人近くの日本人が帰れずにいることや、2世3世の問題があることにも触れ、「1948年に制定された世界人権規約に記されているように、全ての人は祖国に帰る権利がある」と話していた。 -
ガールスカウトキャンプで戦争体験の紙芝居
伊那市などを中心に活動するガールスカウト長野26団は、小黒川キャンプ場でキャンプを行っている。
12日は、子供達に戦争体験をまとめた紙芝居が披露された。
手作りの紙芝居を披露したのは、団長の木部則子さん、72歳。
木部さんは、戦時中、朝鮮半島ですごし、小学3年生のときに愛知県で終戦を迎えた。
体験したことを子供達に伝えようと、自分自身をモデルにした「のーこ」という女の子を主人公に紙芝居を手作りし初めて披露した。
終戦前、愛知県では、東南海地震と三河地震が続けて発生し、木部さんは、この二つの大きな地震を体験した。木部さんは「地震があるので、空襲がきても、防空壕に入る事が出来ないんです。防空壕に入ったら、地震でつぶされてしまうかもしれないから。本当に恐ろしかった。」と紙芝居に合わせ体験を話した。
キャンプには、5歳縲恪mZ生まで、13人が参加していて、静かに耳を傾けていた。
紙芝居は、小黒川キャンプ場近くの天狗の舞台で披露され、木部さんが用意した蚊帳の中で、静かな時間が流れていた。 -
伊那西高生と園児が交流
伊那市の伊那西高校の生徒は5日、西春近北保育園の園児と水遊びなどを通して交流した。
5日、西春近北保育園を訪れたのは、伊那西高校で保育の授業を受けている生徒と、地域交流をしているクラブの生徒12人。
生徒らは、夏休みを利用して保育園児との交流をしていて、園児の世話をしたり、一緒に遊んだりしながら、6日間を過ごしている。
5日は、保育園のプールの日で、園児達は高校生とジャンケンをしてもらって遊んでいた。
ある高校生は「園児一人一人、仲良くなるコツが違うので難しいけれど、そこが楽しい」と話していた。
篠田千栄子園長は、「昔にくらべ様々な年齢の人と接する機会が少なくなっているので、園児にとって楽しい思い出になると思う」と話していた。
西春近北保育園では7日、高校生と一緒に誕生日会を開いた。 -
原爆パネル展
伊那市の原爆パネル展が16日まで、いなっせ5階で開かれている。
市民に戦争の痛ましさや恐ろしさを感じてもらおうと開き、市が保管しているパネル34点を展示している。
市によると、これまでこのパネル展は市役所で開いていたが、多くの人に見てもらう機会をつくりたいと今年は初めていなっせで開いたという。
会場には、平和や原爆について感じたことを寄せるメッセージボックスも設置されている。 -
ヒロシマ原爆投下の日
市民が黙とう64年前の8月6日、ヒロシマに原爆が投下された。
6日朝、伊那市民らが丸山公園に集まり、黙とうを捧げた。
原爆が投下された午前8時15分、サイレンの音に合わせて参加者が黙とうした。
この伊那市民平和のつどいは、子どもたちに核兵器の無い平和な社会を竏窒ニ、非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会が毎年開いている。
平和の会運営委員長の建石繁明さんは式典の中で、「核大国アメリカのオバマ大統領による核兵器廃絶目標の演説は、世界的な動きを作りだしている。この流れを推進するには被爆国日本の運動が大切」と話した。
非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会の初代運営委員長を務めた川本浩一さんは、広島県呉市に海軍で駐屯し、原爆投下後、市内に家族を探しに行って被ばくし、がんのため平成4年に64歳で亡くなった。
浩一さんの妻博子さんは、浩一さん亡き後も23年間欠かすことなく、この式展に出席している。博子さんは、「常に平和で皆が本当に幸せになれる世界になってほしいというのが私の願い」と話していた。
参加者は黙とうの後、64年前から絶やされることなく燃やされているヒロシマの原爆の火に向かい花を捧げていた。 -
反核・反戦・平和のつどい
長野県教職員組合上伊那支部主催の「反核・反戦・平和のつどい」が6日、伊那市のいなっせで開かれた。
同支部が27年前から開いているもので、上伊那支部執行委員長の浦野 憲一郎さんは、「教え子を再び戦場におくるなという不朽のスローガンのもと、平和への誓いを新たにしたい」とあいさつした。
平和のつどいでは、赤穂中学校の生徒が、詩の朗読や平和に関する歌の発表をした。
また、チェルノブイリ原発事故の被害が残る地域で救援活動を行っている、松本市在住で日本チェルノブイリ連帯基金事務局長の神谷さだ子さんが講演した。
神谷さんは、ロシアとポーランドの間にあるベラルーシ共和国での写真を見せながら現状を説明した。
白血病に似た病気により子どもを亡くした女性のほか、現在のチェルノブイリ原発の写真を見せ、事故後も復旧が進んでいない様子を紹介していた。
神谷さんは、「日本の原子力発電施設も老朽化が進んでいる。原発の処理をどのように行っていくのか見ていきたい」と話していた。 -
全県に今年初の食中毒注意報
長野県は5日、今年初めての夏期食中毒注意報を全県に発令した。
県では、気温・湿度とも高い条件が続いて食中毒の原因になる細菌が非常に増えやすくなっているとして、調理の前には石鹸で手を洗う、購入した食材はすぐに冷蔵庫に入れる、調理するときは中まで充分火を通すことなどを呼びかけている。 -
南箕輪村西部保育園に生ごみ処理機設置
南箕輪村西部保育園に、生ごみを肥料にする生ごみ処理機がこのほど設置された。
これは、南箕輪村の環境保全事業の一環で設置されたもので、村内の保育園では初の設置となった。
処理機は、生ゴミを発酵させて肥料にするバイオ方式で、1日最大10キロの処理能力がある。
4カ月1万4千円で生ゴミの量を15分の1にすることができる。
現在西部保育園では給食やおやつの残飯など、1日に8キロの生ゴミが出ているということで、処理機の効果が期待される。
村では、西部保育園をモデル園として位置づけ、ほかの園での導入を検討していきたい竏窒ニしている。 -
陸上自衛隊が伊那市内で行進訓練
10月に県の総合防災訓練が伊那市で行われることを受け、陸上自衛隊松本駐屯地の第13連隊が5日、伊那市内で行進訓練を実施した。
13連隊第1中隊の約40人が迷彩服に実弾を抜いた小銃などを装備して、伊那市長谷の黒河内から伊那市役所までの約20キロを歩いた。
第1中隊は、南信地区で大規模災害などが発生し出動の要請があった場合、最初に派遣される部隊となっている。
行進訓練は、担当地区の状況を把握することなどを目的に実施している。
伊那市内で行った重装備での行進については、共産党、社民党、市民団体などから反対する声もあった。
県の総合防災訓練には、この日行進訓練をした第1中隊が参加する予定。訓練は10月25日、富士塚スポーツ公園などで行われる。 -
南アで高山植物保護パトロール
南アルプスの高山植物の保護を呼びかけようと5日、標高2032メートルの北沢峠で啓発活動が行われた。
南信森林管理署や市町村の職員でつくる高山植物等保護対策協議会の活動で、保護を推進するため8月1日から15日を「高山植物等保護パトロール強化期間」と位置づけ、期間中、山に登りながら啓発活動を行う。
この日は協議会のメンバー16人が参加しチラシやティッシュを配った。
南アルプスでは、昨年度登山者による踏み荒らしの被害が7件、高山植物の摘み取り被害が3件、禁止区域への侵入が19件確認されている。
参加者らは、チラシやティッシュを配りながら頂上まで登り、仙丈小屋で一泊して6日下山するという。 -
カメリポ
手筒花火カメリポ
L 箕輪町
○R 夏の夜空を彩る花火。
今年も箕輪手筒会による手筒花火が25日、天竜公園で行われました。
みのわ手筒会はまちづくりの活性化につなげとうと平成14年に発足しました。
会員40人のうち4人が女性です。
このうち今年で会に入り6年目の向山恵さん。
向山さんは、手筒会のメンバーがハッピを着ている姿に憧れて会に入りました。
VTR思い
花火大会当日、悪天候の中準備が進められていました。
唐澤会長VTR
心配された雨もあがり花火大会が始まりました。
天竜公園では仕掛け花火など9つのプログラムが行われ、訪れた人たちは花火を楽しんでいました。
最後は、手筒花火で締めくくりです。
向山さんも男性に交じって花火を上げます。
また向谷さんは手筒花火を通して多くの人達に笑顔や感動を与えていきたいと話していました。 -
【カメラリポート】カブトムシ採り名人 森登美男さん
少年のように山を駆け回る伊那市東春近の森登美男さん(69)。カブトムシを趣味で採り初めて40年。地元東春近のカブトムシ採り名人だ。