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春の全国交通安全運動始まる
春の全国交通安全運動が6日、始まった。
伊那市役所前に交通指導所が設けられ、伊那市交通安全協会連合会など関係者約80人が、ドライバーに安全運転を呼びかけた。
運動の基本を「子どもと高齢者の交通事故防止」としていて、シートベルトやチャイルドシートの着用の徹底、飲酒運転の根絶などを重点に掲げている。
伊那警察署によると、管内の今年の交通事故は4月5日現在で死亡事故は無く、人身事故は108件で去年の同じ時期と比べて33件減少している。
またケガ人は138人で28人の減となっている。
春の全国交通安全運動は15日までで、10日には交通事故死ゼロを目指す全国統一日として、人波作戦が行われる。 -
「初歩の切り絵講座」受講生作品展
南箕輪村公民館の切り絵講座で学んだ人たちの作品展が8日まで、村民センターで開かれている。
会場には、約40点の作品が並んでいる。
出品しているのは今年1月から3月まで開かれた「初歩の切り絵講座」の受講生。22人が、計3回の講座で切り絵の基礎を学んだ。
今回は、学習の成果を地域の人に見てもらおうと、講座の中で制作したもののほか、自宅で作った作品も展示しているという。 -
泰成運輸が野菜の販売
箕輪町の運送会社泰成運輸は、地域に元気を発信していこうと4日、木下公民館で野菜の販売をした。
朝8時、木下公民館の駐車場には、社員たちの元気の良い声が響いていた。
泰成運輸は、箕輪町を拠点に精密機器などを全国各地に届けている。
野菜の販売は、不況の中、運送業以外で会社を、また地域を元気にしていこうと企画されたプロジェクト。「まごころ市場いなの里」と名付けられ、野菜を安く販売する。
得意先や知人から安く仕入れた形が悪く、出荷できないようなB級野菜が格安で並び、訪れた人たちは手に持った箱に野菜をいくつも乗せていた。
泰成運輸の野菜販売は、5日も朝8時から木下公民館で行われる。
また11、12日には、伊那市の高遠城址公園でも野菜の販売を行うという。 -
おもちゃ博物館オープニング
高遠城址公園のさくら祭りに合わせて出店する「おもちゃ博物館」が4日、オープンした。
伊那市高遠町の国道361号沿いの「おもちゃ博物館」前でテープカットが行われた。
今年初めてとなるこの企画は、全国から集まる花見客に城址公園だけではなく商店街にも足をのばしてもらい、地域の活性化につなげようと伊那市商工会が企画した。
おもちゃ博物館は、テレビ番組「開運なんでも鑑定団」に出演している北原照久さんが監修していて、店内には北原さんのコレクションが並んでいる。
商工会では北原さんの母親が高遠町出身ということから、この企画を北原さんに相談したところ、快く引き受けてくれたという。
期間中は、おもちゃ博物館の出店にあわせ商店街の25店舗がそれぞれ1点ずつ北原さんのコレクションを展示する。
それぞれの店をまわり5つのスタンプを集めた人の中から抽選で、北原さん鑑修のブリキのおもちゃが当たるスタンプラリーも開催される。
おもちゃ博物館出店の最終日となる5月10日には、伊那市高遠町総合福祉センターで北原さんの講演会も計画されている。
伊那市商工会では、「商店街がにぎやかになるイベントとして成功させたい」と話している。
おもちゃ博物館の館内は、販売コーナーと特設コーナーに分かれていて、特設コーナーは入場料が大人200円、小中学生が100円となっている。 -
保科正之公像完成
名君保科正之公とその生みの親お静の立像、またその顕彰碑などが完成した。
4日、像や顕彰碑が建立された伊那市高遠町の歴史博物館前で除幕式が行われ、関係者約100人が集まった。
正之公の像は晩年の肖像画を元に高遠藩主だった20代の頃をイメージして造られた。
お静像も残っていた肖像画を元に高遠で過ごした30代の頃を再現している。
また、お静地蔵は、東京の寺、成就院に、お静が正之の幸せを願い寄進した石仏と同じ形で、3体並んでいる。
正之公の功績をたたえる顕彰碑も建立された。
総工費は約770万円。
これら石仏の建立にあたり個人や団体763件から約1千万円の寄付が寄せられたという。
式の中で建立実行委員会会長の小坂樫男伊那市長は、「この地を訪れた人たちに正之公の功績を知ってもらうとともに、大河ドラマ化を実現させたい」とあいさつした。
実行委員会では、29日に正之公生誕398年記念講演会を開催するほか、記念誌も発刊し、大河ドラマ化実現と市の観光の発展につなげていきたい竏窒ニ話している。 -
大宗館の有賀士郎さん講演会
島崎藤村など歴史上の人物に関わりの深い南箕輪村の大宗館に関する講演会が4日、村民センターで開かれた。
講演会は、地域に残された貴重な歴史に触れてもらおうと村教育委員会が開いたもので、約30人が訪れた。
大宗館の現在の当主、有賀士郎さんが講師を務め、古くから村に住んでいる有賀一族と大宗館の歴史について話した。
大宗館には、江戸時代中期から明治時代の貴重な資料が5千点ほど収蔵されていた。
また、数多くの文学者が訪れた歴史があり、水戸光圀の書や島崎藤村の作品「夜明け前」に関する資料など、学術的に貴重な資料が多く残されてきた。
有賀さんは、島崎藤村の母が有賀家の出身者であることから、「藤村の父と共に、有賀家も夜明け前に登場している。残された資料からもわかるように、両家にはとても深いつながりがあった」と話していた。 -
伊那公園のぼんぼり点灯
桜まつりを前に1日夜、伊那市の伊那公園で、ぼんぼりの点灯式があり、花火の合図で公園内のぼんぼりが一斉に点灯した。
伊那公園では毎年、個人や企業などの協力を得て、ぼんぼりを設置している。
今年は不況の影響もあり、例年より数は少なめだということだが、ぼんぼり320基、色の付いた電球450個を設置することができた。
祭りを企画している伊那公園桜愛護会の伊藤一男会長は、「経済状況が厳しい中、多くの人に協力してもらえてうれしい。地域が元気になる桜まつりにしたい」と話していた。
伊那公園の桜は現在、3分咲きで、まつりのころにちょうど見ごろを迎えるという。
桜まつりは12日の予定で、その間、ぼんぼりは毎晩点灯する。 -
池坊長野県連合支部展
県下6支部の池坊長野県連合支部展が3日、伊那市の伊那商工会館で始まった。
いけばなの展示会は、前期が4日まで、後期は5、6日となっている。
初日は、多くの会員たちが詰めかけテープカットが行われた。
池坊県連合支部は昭和24年に発足した。
飯田、東信、長野、松本、諏訪、伊那の6支部で構成されていて、合同の展示会は2年に1回、支部持ち回りで開催している。
前期・後期とも伊那支部を中心に県下各地区から150点が飾られる。
黄色やピンクなど春らしい彩の花が生けられていて、訪れた人たちが足を止めて見入っていた。
池坊長野連合支部長の木下五百子伊那支部長は、「多くの人に見てもらいたい」と来場を呼び掛けている。
また伊那支部では初めて、花を生けるところを見てもらう実演の時間を設けた。
会員たちの優雅な動きに会場からは大きな拍手が起きていた。
この実演は、5日まで午前11時から30分間行なわれることになっている。 -
本の家でライブペインティング
東京都在住の画家・星加海さんが3日、伊那市高遠町のブックカフェ「本の家」で、ライブペインティングを披露した。
星加さんは、朝日新聞でイラストを連載するなど全国的に活躍している。
この日は約7平方メートルの店の壁に、ペンキで手早く作品を描いていった。
星加さんは「テーマは“本の町の広場“。大人も子どもも、本を見ながらくつろいでいる作品にしたい」と話していた。
ライブペインティングは4日も午前9時ころから行われ、絵を完成させる予定。 -
美篶子育て支援センターが開所
20年度で閉園となった美篶東部保育園に1日、「美篶子育て支援センター」が開所した。
約30組の親子がセンターを訪れ、広い遊び場でボール遊びなどを楽しんだ。
開所式では酒井茂副市長が、「ここは立地もよく、施設も充実しており、発達段階に応じた支援や保護者支援も行っていけると思う。子どもたちが育ち、地域が活性化することを願っている」とあいさつした。
ある母親は、「初めて来たが、遊ぶものも多いし広い。せっかくこういう場があるので活用したい」と話していた。
美篶子育て支援センターの開所時間は平日の午前9時半から午後4時まで。今後は、離乳食作り講座など母親を対象としたさまざまな講座も予定している。 -
伊那市地蜂愛好会総会
伊那市地蜂愛好会は29日、伊那市西箕輪の羽広荘で総会を開き、今シーズンの活動をスタートさせた。
伊那市地蜂愛好会は、蜂追い文化の伝承や、地蜂を守ることを目的に、平成9年に発足した。
会員は、伊那市を中心に県内各地から集まった約90人。
総会は、会員の交流や技術の向上を目的に毎年開かれていて、今年度の活動方針の決定や、昨年の蜂の巣コンテストで優勝した下諏訪町の藤森政美さんの講演会が開かれた。
藤森さんは「餌は最小限にし、蜂の持つ習性を生かすことや、巣の大きさに合わせて巣箱に新聞紙を入れ隙間を無くし、蜂が温度調節しやすい環境を作る」など飼育のポイントを話していた。
また総会終了後には、シダクロスズメバチの女王蜂が会員に配られた。
今年配られた女王蜂は、全部で約5千匹で例年の3分の1程度となっている。
小木曽大吉会長は、去年取った蜂の巣はどれも、巣の中で女王蜂が育つ巣段がほとんど取れず、女王蜂の取り込みが出来なかったため竏窒ニ話している。
伊那市地蜂愛好会では、今シーズン、蜂を追うすがれ追いの研修会や、秋には恒例の蜂の巣の重さを競うコンテストなどを開く計画。 -
ガリレオ天文クラブ観察学習会
上伊那の小中学生でつくるガリレオ天文クラブは29日夜、2回目の観察会を伊那市のますみヶ丘公民館で開いた。
約40人の親子が参加し、ガリレオが使った物と同じ仕組みの望遠鏡を作り、月や星の観察をした。
望遠鏡は、雑誌の付録でキットになっていて、完成すると長さ約60センチ、倍率は約20倍になる。
子どもたちは、説明書を見ながら時には保護者の手を借り、望遠鏡を組み立てていた。
望遠鏡が完成すると、子どもたちは外に出て星の観察をした。雲が出てきたため数分間だけだったが、観察を楽しんでいた。
この天文クラブは、ガリレオが望遠鏡で星の観察をしてから今年で400年目になることを記念し、2月に発足した。
クラブでは、12月までに16回の講座を開き、ガリレオの行った当時の方法で天体観察をする。
次回は、この日作った望遠鏡を使い、月と土星の観察をする予定。 -
「伊那さくらマップ」完成
伊那市は桜の花見シーズンに合わせ市内の桜の名所をまとめた「伊那さくらマップ」を作った。
これまで、上伊那全域の桜の名所をまとめたマップはあったが、伊那市独自で作成したのは初めて。
マップはB4サイズ見開きで、これまで観光客にはあまり知られていなかった西町の長桂寺のしだれ桜や、樹齢200年の伯先桜など、市内の桜の名所や名木18カ所を掲載している。
また年間を通して伊那市を訪れてもらうため、桜以外の花の名所や高山植物の紹介もある。
伊那市ではマップを1万部作成し、高遠城址公園で観光客に配るという。 -
「はなまる地域探検隊」中高生が企画・運営へ
週末を利用して子どもたちがさまざまな体験活動をする伊那市の「はなまる地域探検隊」は今年度から、企画、運営を中高生が主体となって進めていくことになった。
2日、伊那市役所に探検隊隊長の伊藤元朗さんと高校生3人、中学生7人が集まり年間事業計画について話し合った。
集まった生徒らは、小学生の時から探検隊に参加したりボランティアとしてサポートしてきた。
「話し合いでは地域に貢献できる活動をしたい」といった声や、「環境問題について取り組みたい」いう意見が出ていた。
伊藤さんは、「子どもたち自身が考え行動することで、さらに成長していってもらいたい」と話していた。 -
南箕輪村消防団に女性幹部誕生
南箕輪村消防団の救護長に田畑の石川明美さんが任命され、県内でも珍しい女性の消防団幹部が誕生した。
1日夜、南箕輪村消防団の任命式が村民センターであった。
救護長に任命されたのは、田畑の会社員、石川明美さん。
石川さんは、20代前半に入団し、10年以上にわたり、積極的に消防団活動を行ってきた。
平成19年度には救護班長、20年度は副救護長を歴任し、今年度は幹部の救護長に任命された。
村消防団によると、子育てが一段落してから再度入団した女性が幹部になるケースはあるが、石川さんのように若いうちから活動を続け、幹部に任命されるケースは県内でも珍しいという。
石川さんがリーダーを務める救護班は、災害時などに救急処置ができるよう訓練を重ねると共に、AEDの使用法などの講習会を開く。 -
南箕輪村中部保育園 入園式
南箕輪村内5つの保育園で2日、入園式が行われ、173人の園児が入園した。
このうち南箕輪村中部保育園では、未満児を含む55人が入園した。
保護者とともに初めて来園した入園児は、肩に黄色いリボンをつけ、緊張した様子で入園式に臨んでいた。
高島みよし園長は、「保育園では友達や先生と楽しく遊びます。元気よく通ってきてください」とあいさつした。
このあと年長の園児らがリズムを披露し、新しい友達の入園を歓迎した。
式が終わり教室に戻った入園児の中には、保護者の顔が見えず、泣き出してしまう子もいた。
村内では、去年よりも36人多い173人が入園していて、全園児数は549人となっている。 -
交通安全活動推進委員委嘱
上伊那地域での交通安全教育やパトロールなどの啓発活動を行う委員の委嘱が3日、伊那警察署で行われた。
地域からの推薦などで選ばれた14人に、伊那署の依田公雄署長から委嘱状が手渡された。
地域交通安全活動推進委員は、道路交通法で定められ、県の公安委員会が依嘱する。
委員は、通学路での安全指導や飲酒運転パトロールなど、交通事故防止のため住民への啓発活動を行う。
依田署長は、「交通事故は年々減少傾向だがまだまだ多い。1人でも犠牲者が減るように活動に尽力していただきたい」とあいさつした。
また、会長に選ばれた伊那市の中村卓甫さんは、「地域の交通安全のために働き、安心できる地域づくりに協力したい」と決意を述べた。
委員の任期は2年。 -
高遠さくらだるま今日から販売
伊那市高遠町の高遠さくらホテルは1日から、高遠桜だるまの販売を始めた。
ダルマは、高遠城址公園のさくら祭りの開催に合わせ、伊那市の新たな名物にしていこうと作られたもの。
ダルマには桜が描かれていて、高さ15センチのものが1500円、12センチのものが1200円で販売する。 -
高遠城址公園で公園開き
伊那市高遠町の高遠城址公園で1日、公園開きが行われ、市や県などの関係者およそ100人が集まった。
市では当初、公園開きを今月4日に予定していたが、長野地方気象台の開花予想日が2日だったことから、予定を早め、この日公園開きを行うことにした。
小坂樫男伊那市長は「花見客向けの弁当の開発や、まつり期間中のおもちゃ博物館の開催など、経済効果を見込んだ新たな取り組みが始まっている。全国から多くの人が訪れることを期待している」とあいさつした。
また、伊那市の琴同好会の演奏もあり、公園開きに花を添えた。
公園開きではほかに、高遠町の保育園児らが桜雲橋をわたり、さくら祭りの始まりを祝った。
園内におよそ1500本あるタカトオコヒガンザクラは県の天然記念物に指定されている。
昭和58年、1983年に有料化となって以来、去年までに累計でおよそ705万人が訪れている。
公園を管理している伊那市では、桜の開花を4日ごろ、また見ごろは10日前後と予想している。 -
すくすくはうす、デビューの日を設置
南箕輪村は、子育て支援施設の利用拡大を目指して、初参加者でも気軽に利用できるよう、「デビューデー」を毎月1日に設けた。
南箕輪村の子育て支援施設「すくすくはうす」は、誰でも無料で利用することができる。
利用したことのない人が初めて利用する時、溶け込みやすい環境を作ろう竏窒ニ、今年度から毎月1日をすくすくデビューデーとすることにした。
デビューデーには手遊びやわらべうた遊びなど、イベントを行って交流のきっかけを作る。
これまでの施設利用者は、1日平均10組から15組で、ほとんどがリピーターだという。
指導員を務める伊藤美代さんは「誰でも気軽に利用できる環境づくりをしていくので、多くの人に利用してもらいたい。」と話していた。 -
伊那市子育てガイド完成
伊那市の子育てガイドブックの今年度版がこのほど、完成した。
ガイドブックは、保育園に通う前の子供を持つ保護者のために制作したもの。子育てに必要な情報が34ページにわたり、掲載されており、出産一時金や児童手当の申請方法、相談窓口など、育児に必要な手続きが紹介されている。
また、子育て支援として、サークルや支援団体の一覧などもある。
伊那市ではこれを2,500部作成し、新生児のいる家庭に配布するほか、公共施設でも閲覧や持ち帰りができるようにする。 -
小黒川渓谷キャンプ場開場
伊那市内の萱にある小黒川渓谷キャンプ場の今シーズンの営業が2日から始まった。
施設を管理する伊那市振興公社の職員などが、事務所前で今シーズンの安全を祈願した。
毎年1万人の利用がある小黒川渓谷キャンプ場には、宿泊施設としてキャビンが6棟あり、オートキャンプやテントでのキャンプも楽しめる。
また、5月のGW前には釣り堀の営業も始まる。
伊那市では、「大自然の中で、小鳥のさえずりを聞きながらキャンプを楽しんでほしい」と話していた。
小黒川渓谷キャンプ場の今シーズンの営業は11月末まで。 -
南信森林管理署の桜開花
伊那市内でも早咲きで知られる伊那市山寺の南信森林管理署のコヒガンザクラが31日、開花した。
この桜は昔から、「ここの桜が咲いてから一週間後に高遠の桜が咲く」とも言われているという。
森林管理署の職員によると、あと4日もすれば多くの蕾が開くということで、「長年親しまれた桜を今年も地域の人に楽しんでもらいたい」と話していた。 -
伊那市訪中団桜植樹
中国・北京市通州区と友好都市提携をしている伊那市の訪中団は26日、通州区で桜の植樹をした。
さくらの植樹は、友好都市締結15周年を記念して、通州区運河公園内にある桜花友誼園で行なわれた。
伊那市からの訪中団は、小坂樫男市長を団長に市民ら20人で、25日に日本を出発し27日に帰国した。
桜の植樹は、伊那市からの提案で、オオヤマザクラ系統の150本が植えられている桜花友誼園の開園式も併せて行われた。
訪中団と通州区の関係者は、桜を一緒に植えながら一層の交流を誓い合っていた。
王雲峰・通州区委員会書記は、「来年4月には伊那市を訪ね、満開の桜をみたい」と話していたという。 -
殿島橋 開通式
平成18年7月豪雨で被災した歩行者専用の殿島橋の架け替え工事が完了した。29日、地域住民や県、市の関係者ら約200人が参加して開通式を行い、新しい橋の完成を祝った。
旧殿島橋は、昭和11年に作られ、平成18年7月の豪雨で橋脚が傾き、通行不能となった。
殿島橋架け替え促進協議会の原俊樹さんは、「地域の歴史と思い出を刻み、多くの人に愛される橋になってほしい」と話し、橋の完成を喜んでいた。
また、橋の架け替え工事を行った長野県伊那建設事務所の山浦直人所長は、「殿島橋は今回で102回目の架け替えとなる。通学路や地域を結ぶ橋として、その歴史を引き継ぎ、使命を果たしてほしい」と話していた。
開通式では、東春近下殿島の「土蔵獅子舞囃子方保存会」は、橋の安全を願う「悪魔払い」の舞を披露した。
渡り初めは、新しい橋が末永く愛され、長持ちするようにとの思いから、東西春近に暮らす3世代夫婦6組を先頭に行われた。
また、橋に取り付けられた橋名板は、春富中学校3年生が書いた。
このうち、「天竜川」の橋名板を書き、通学路として旧殿島橋を利用していた中野智教君は、豪雨災害や通学での苦労を振り返った。
新しい殿島橋は、国の河川改修計画に合わせ、橋の橋脚を減らし、水の流れる面積を増やした。
また、橋脚の長さは以前の橋の2倍の13メートルになり、川底に深く埋められ、より災害に強い橋となっている。 -
中高年女性対象の上伊那観光パンフ完成
中高年女性に上伊那の魅力を知ってもらおうと、地元の女性たちが考えた観光パンフレットがこのほど、完成した。
パンフレットは、上伊那地域に住む40代から60代の女性でつくる「上伊那観光レディースサロン」が作成した。
上伊那観光レディースサロンは、去年の8月に発足したもので、全国の中高年女性に、同世代の目線で見た魅力的な上伊那を観光してもらおうと取り組んできた。
パンフレットは、去年の12月から製作し、参加者14人が一人ひとり考えた魅力的な観光ルートなどを紹介した。
そのうち、小池みほさんは、桜の名所高遠を歴史の町としてPRする観光ルートを考えた。
また小坂美恵子さんは、仙丈ケ岳で見かけた珍しい蝶「アサギマダラ」を観光資源にできないか考えた。
郷土芸能に着目し、上伊那で行われる郷土芸能などを紹介したのは、原静江さん。
原さんは、上伊那で行われる祭りや郷土芸能の時期、場所を一覧にした。
このパンフレットは7500部作成していて、上伊那地方事務所の商工観光課に置くほか、県内外の中高年女性が参加するイベントなどで配布する予定。 -
美篶保育園竣工式
伊那市の美篶中央保育園と美篶東部保育園の統合に伴い建設された新しい美篶保育園の竣工式が30日、行われた。
新しい保育園は、旧農協倉庫と旧美篶支所の跡地に建設された。
竣工式には、市の関係者や地域住民らなど65人が出席した。
小坂樫男伊那市長は、「素晴らしい保育園が完成した。子ども達が小学校やお年寄りと相互に交流出来る美篶の文化の中心地となった」とあいさつした。
美篶保育園の広さは1364平方メートル。年少、年中、年長それぞれ2クラス編成となっていて、伊那市の保育園では2番目に大きい施設となる。
保育室が6部屋、末満児室が2部屋、リズム室が2部屋あるほか、子どもたちの居場所づくりとして本などを読めるスペースが設けられた。
また、ペレットボイラーを使って給湯・暖房・末満児施設の床暖房が完備されている。
平成21年度中には保育園に隣接して、お年寄りの交流施設が建てられる計画。
4月から美篶保育園に入園するのは、30日現在で151人。入園式は4月4日に行われる。 -
いのちとくらし・雇用相談会
不況のあおりを受け、仕事や生活面で悩みを抱える人を対象にした相談会が30日、伊那市のJA上伊那本所で開かれた。
相談会は、不況で苦しんでいる人の手助けをしたい竏窒ニ、上伊那地域の住民有志の会が開き、地方議員や生活保護についての専門家、上伊那地方事務所の職員らが相談に応じた。
相談に訪れた伊那市に住む日系ブラジル人の男性は、「派遣で働いていたが、2月に解雇された。住んでいたアパートも派遣先のもので、今は友達の家に居候している」と話し、仕事や金銭面について相談していた。
相談会では、その場で解決しきれないものについては、一緒に役所に行くなどの対応もしていくという。
また、会場には餅やジャガイモなどの食料も準備していて、食べ物に困っている人に配布した。 -
信州伊那梅苑 4月1日オープン
伊那谷の春の観光名所、箕輪町木下一の宮の信州伊那梅苑で、梅が咲き始めた。
今年の梅の開花は、例年より2週間ほど早いという。
花の見ごろは、梅は4月上旬から中旬、しだれ桃は4月中旬から下旬ころの見込み。
信州伊那梅苑は4月1日、オープンを予定している。 -
仙流荘で新メニュー「桜御膳」
伊那市長谷の宿泊施設仙流荘は、花見シーズンに合わせ、桜にちなんだ新メニュー「桜御膳」を発表した。
桜の塩漬けで炊いた桜釜飯、葉を練りこんだ蕎麦、花を浮かべた白ワインなど、桜を使った料理は香りも一緒に楽しめる。
また、桜肉とも呼ばれる馬肉のすき焼きや刺身のほか、ヨモギやフキノトウなど春の食材を使ったものなど全部で11品となっている。
このメニューは4月1日から5月中旬までの期間限定で一人前4500円、10人以上での予約が必要。
仙流荘では、「高遠とは違った桜や山の景色と一緒に、ゆっくりと春を楽しんでほしい」と話している。