-
上伊那郡市育樹祭
森林の大切さを知ってもらおうと20日、上伊那郡市育樹祭が伊那市のますみヶ丘平地林で行われた。林業関係者や地元の伊那西小学校児童など約200人が集まり、枝打ちや間伐作業をした。
ますみヶ丘平地林の一帯は県が6年前の植樹祭でクヌギやコナラなどの広葉樹を植えた場所で、その時に植えた木は高さ5、6メートルに成長している。
それに伴い、森林内が込み合ってきたため、間伐作業を行うことにした。
参加者はのこぎりやチェーンソーを手に、生育が悪い木を切り倒したり、枯れた枝を取り除く作業に励み、汗を流していた。
間伐を実施した面積はおよそ1ヘクタール。間伐前は1ヘクタール当たり2千本から2500本の木が生えていたが、今回およそ1500本になるよう間伐をした。
伊那西小学校の児童は「林間学校で間伐作業をしたことはあったが、今回は木が多くて大変だった」と話していた。 -
行者そば祭り
秋空の下で舌鼓昔、行者が置いていったとされる「行者そば」を味わう祭りが19日、伊那市荒井区内の萱で行われた。市内外から多くの人が訪れ、秋空の下でそばを味わった。
行者そばは、昔、修行に向かう途中の行者が内の萱でもてなしを受けたお礼に置いていった種を、内の萱の住民が大事に守り育てたものだと言われている。
内の萱では、この地域を行者そば発祥の地として活性化させるため祭りを開き、今回が22回目。
現在では、地区内でソバを作る人も減り、祭りでは広く伊那地域でとれたソバを使っている。
祭りには、およそ2千食を用意した。
転勤で伊那市に来ているという家族は、「紅葉を見ながら、外で食べるそばはとてもおいしいです」と話していた。 -
第24回新山まつり
伊那市新山の秋祭り「新山まつり」が19日開かれ、多くの人でにぎわった。
祭りは、新山小学校と新山集落センターの2か所を会場に行われた。
集落センターでは、お菓子を投げる宝投げや、地元産のマツタケなどが当たる景品付き打ち上げ花火などがあった。
宝投げが始まると、会場では多くの人が集まり、お菓子を受け取っていた。
また会場では、存続が難しくなっている新山保育園の保護者会が、募金活動をした。
募金は、子どもたちにより深い思い出作りをさせたいと、その資金集めのために行った。
集まった人たちは、「頑張ってね」などと声をかけながら募金していた。
保護者会では、花壇作りや古い遊具の整備などにあてたい竏窒ニしている。 -
名君保科正之公大河ドラマ実現へ向け、県議署名わたす
長野県議会の向山公人議員は20日、伊那市役所を訪れ、名君保科正之公の大河ドラマ実現を願う1万8千287人の署名を「大河ドラマをつくる会」会長の小坂樫男伊那市長に手渡した。
県議会では今年7月、保科正之のNHK大河ドラマ化に協力しようと、議員全員で応援する会を発足した。
この日は、それぞれが地元で集めた署名1万8千287人分を小坂市長に手渡した。
向山議員は「今後も、県議会として協力出来るところは積極的にサポートしていきたい」と話し、ドラマ化実現へ向けエールを送った。
小坂市長は「これまで集まった署名と合わせ、29万人を超え、30万人への弾みがついた」と話していた。
伊那市観光協会によると、大河ドラマ実現に向け集まった署名は、20日現在29万503人分となっている。 -
「伊那谷森と人を結ぶ協議会」発足
地域の森づくりに携わる住民を増やしていこうと、NPO法人「伊那谷森と人を結ぶ協議会」がこのほど発足した。
20日は、伊那市振興公社の桜守で「伊那谷森と人を結ぶ協議会」の代表を務める稲辺謙次郎さんが伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に設立の報告と今後の協力を要望した。
先月24日に発足した伊那谷森と人を結ぶ協議会は、ますみヶ丘平地林など伊那市の所有する森を拠点に、草花を楽しむ講座や間伐作業、木材の利用方法などを指導し、より多くの市民が森に親しめるように活動する。
メンバーは、上伊那の林業関係者や森林ボランティア団体で構成され、これまで個々に行ってきた活動をより大きな輪にしていくねらい。
稲辺代表は、「市民が森で遊び、学習し、整備もしていけるよう、住民と行政の橋渡し役になっていきたい」と抱負を話した。
また小坂市長は「森に対する市民の関心も高まってきている。専門のノウハウを活かして一緒に伊那市の森を守って欲しい」と今後の活動に期待していた。
会として初めての活動は、来月16日に伊那市が、ますみヶ丘平地林で行う「森と親しむイベント」で森林セラピーや森づくりに関する講座を計画している。 -
カラオケ店の防火対策点検
大阪市の個室ビデオ店放火事件を受けて20日、箕輪消防署は、町内のカラオケ店の防火対策を点検する立ち入り調査をした。
この調査は、消防庁の通達を受けて全国の各消防署で実施している。
箕輪町内には深夜から早朝にかけて営業を行う個室ビデオ店はないが、個室カラオケ店は、火災報知器の音などが聞こえにくいなどの問題点があるため、今回は町内にあるカラオケ店2店舗を訪問した。
消防署員は従業員とともに消火器や火災報知器の位置を確認し、「もう少し厨房を整理整頓してください」「消防設備の点検を1年に一度は実施してください」などと気付いた点を指摘していた。
また、消防法の改正に伴い、こうした個室のあるカラオケ店などは、平成22年の3月末までに各部屋に報知器の音が聞こえるようにすることが義務付けられている。
点検を終了した消防士は、こうした設備の準備を進めることも促していた。 -
大芝高原イルミフェスで星空コンサート
イルミネーションフェスティバル行われている南箕輪村の大芝高原で18日、星空コンサートが開かれ、訪れた人たちは音と光の共演を楽しんでいた。
コンサートは、南箕輪村商工会の有志がイルミネーションフェスティバルを盛り上げようと、初めて企画した。
演奏したのは、辰野町出身のフルート奏者・赤羽泉美さんと神奈川県平塚市出身のピアニスト・今井亮太郎さんの2人。
この日は、ボサノバやサンバといったブラジルの音楽を演奏した。
イルミネーションが彩る大芝高原には、澄んだ音色が響き、訪れた人達は音と光の競演を楽しんでいた。 -
美空ひばり歌の里まつり 最終回
美空ひばりさんのファンが集まるイベント「美空ひばり歌の里まつり」が18日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれた。11回目の今回が最終回で、多くのファンが最後の祭りを盛り上げ楽しんだ。
美空ひばり歌の里まつりは、生前ひばりさんと親交のあった箕輪町在住の作家小沢さとしさんが中心となり平成10年から始まった。
小沢さんによると、昨年で目標だった10回を超えたことや、参加する人が高齢化してきていることなどから、このイベントも今年が最後になるという。
今回は、北海道や九州からおよそ250人が集まり、75人が思い出に残る曲をカラオケなどで歌い披露していた。
このうち、飯田市から参加した柳川由記子さんは、手作りの衣装を身にまとい、「愛燦燦」を歌った。柳川さんは「苦しい時、ひばりさんの歌を聞き、何度とも励まされました」と話していた。 -
南箕輪村育樹祭
南箕輪村の財産である森をみんなで守ろうと19日、村民による間伐作業が大芝高原西側の森で行われた。呼びかけに集まった450人ほどが参加した。
この作業は、大芝高原など村に欠かせない森林を、自分たちの手で整備して守っていこうというもので、「育樹祭」として去年から行っている。
大芝高原西側の森、広さおよそ3ヘクタールを整備し、
間伐作業のほか、自分たちの身長の高さより下にある枝を落としたり、木に巻きついたツルを取る作業などをした。
参加者は、大人から子どもまで幅広く、それぞれ黙々と作業にあたっていた。 -
とんぼの楽園にあずまや完成
日本一小さいとんぼ「ハッチョウトンボ」の生息地、伊那市新山のとんぼの楽園に、あずまやが完成した。
あずまやは、楽園を管理する新山山野草等保護育成会が建てたもので、3.6m四方で、高さおよそ4m。ヒノキや松で作られていて、材料の一部を伊那市が調達したほかは、会員が協力し手作業で作り上げた。
17日は、関係者などが出席して、あずまやの竣工式が行われた。
新山山野草等保護育成会の中山智会長は、「さまざまな人の協力で念願のあずまやが完成したことに、心から感謝している」とあいさつ。
小坂樫男伊那市長は、「日ごろの整備に感謝している。楽園を後世に伝えていけるようこれからも頑張っていただきたい」とあいさつした。
育成会では今後、歩道の延長や駐車場の拡張など、さらに整備を進めていきたいという。 -
南箕輪村の民話・童話お話会
南箕輪村出身の童話作家、加藤明治さんの作品を読むおはなし会が16日、南箕輪村図書館で開かれた。
今年7月に図書館に新しく設置された世代間交流施設を有効活用しようと開いたもので、16人が参加した。
おはなし会では村出身の童話作家、加藤明治さんの作品「鄭君」を、長男で教育委員長の加藤達人さんが朗読した。
加藤明治さんは、県内の小中学校で校長を務めながら作品を執筆していたことから、「童話を書く校長先生」と呼ばれていたという。
朗読された作品「鄭君」は、加藤明治さんが小学校勤務時代の教え子の朝鮮人児童について書いた。
主人公が当時の社会から差別を受けながらも、友達から慕われ、第2のふるさととして日本を慕っていたことなどが描かれている。
朗読した加藤さんは、「地元作家の作品に触れてもらえる良い機会になった」と話していた。 -
童謡・唱歌教室~秋編~
秋の童謡・唱歌を楽しむ教室が17日、伊那市のいなっせで開かれた。
教室は、オルガンの演奏に合わせて季節に合った歌を歌うもので、この日は秋にちなんだ13曲を歌った。
集まった人たちは、歌の背景などの解説を聞きながら、季節の歌を楽しんでいた。
次回は11月14日に開かれる予定で、冬にちなんだ歌を歌う。 -
いも焼酎南箕輪会が焼酎用サツマイモ収穫
「いも焼酎南箕輪会」が17日、地元ブランドの焼酎に使うサツマイモを収穫した。
朝からおよそ20人が集まり、トラクターで掘り起こしたイモを、手作業でコンテナに詰めた。
南箕輪会は「自分のいもで作った焼酎を飲んでみたい」と考える有志が集まり、去年から活動している。
栽培したイモは南箕輪村ブランドの焼酎「大芝の華(はな)」を造るために出荷していて、今年はおよそ15トンの収穫を見込んでいる。
藤澤久人会長は「今年は春先からの天候がよく、サツマイモの出来もよい。ぜひ多くの人に焼酎を味わってもらいたい」と話していた。
収穫作業は今後も行う予定で、20日には南箕輪村の小学生も収穫作業を手伝うという。 -
【カメラリポート】シベリアの友へ 菊に込められた想い
伊那市小沢の国道361号線沿いでは、今年も見事な菊が咲いている。
伊那市の辻本武良さん、83歳。
終戦後、シベリアの抑留生活で多くの仲間を亡くした。
「シベリアで死んでいった仲間たちに花を手向けたい」
そんな思いから、毎年丹精込めて手入れをし、自宅近くの田んぼの脇にきれいな菊の花を咲かせる。
今年もそのかいあって、辻本さんの菊は今、ちょうど見ごろを迎えている。 -
保育園入園説明会で新山保育園入園児募集
園児数が20人に満たない場合来年度休園を予定している伊那市の新山保育園について、市は、市内全域からの入園を呼びかけている。
16日から始まった来年度の保育園入園説明会で、新山保育園への入園を募集するチラシが、参加者全員に配布された。
新山保育園は現在、園児数が全体で10人で、このままいくと来年度休園となる。
伊那市は、休園の理由として、少人数では集団生活の中での社会性を身につけることが難しいこと、効果的な保育園運営が難しいことを挙げている。
地元から存続を求める活動も起きる中、市も新山保育園のあり方を模索していて、今回、市内全域から園児を募集することになった。
もともと保育園は、市内のどの地域の園にも通うことが可能だが、こうした呼びかけをするのは異例のこととなる。
伊那市の保育園の入園の受付は11月からの予定。 -
伊那東保育園保護者会が工場見学
アルミ缶回収で活動費を捻出している伊那東保育園の保護者会は12日、リサイクル業者を訪問し工場で空き缶の分別を体験した。
伊那東保育園の保護者会は、活動経費をアルミ缶回収でまかなおうと、5月から保育園横の駐車場に収集場所を設け、地域にも呼びかけて資源回収に取り組んでいる。夏祭りの資金はすべてこのアルミ缶回収から捻出した。
この日の体験会は、集められた空き缶がその後どのように処理されているか、園児や保護者にも知ってもらおうというもので、年長の親子20組50人が参加した。
保育園の空き缶を収集している伊那市新山のリサイクル業、ファットエバー本社工場では、リサイクルの流れを聞いたり缶の分別を体験した。
保護者会では、今後もこの活動を続けていきたい考えで、絵本などの備品購入にあてたいという。
保護者会長の鈴木英仁さんは「子どもたちがリサイクル活動に携わることで環境学習にもつながる」と手ごたえを感じている様子だった。 -
伊那マジッククラブ恒例のマジックショー
伊那マジッククラブは12日、毎年恒例のマジックショーを伊那市のいなっせホールで開いた。
プロ顔おまけの衣装を身にまとった会員が日ごろの練習の成果を発揮し、会場からは大きな拍手が起きていた。
手品愛好者でつくる伊那マジッククラブは、1972年に発足し、現在は40代から70代まで約20人の会員がいる。
伊那公民館で定期的に練習していて、マジックショーは今回で36回目を迎えた。
ステージでは、生け花やステッキを使ったものなど多彩な手品が披露され、成功するたびに会場からは、驚きの声や拍手が寄せられていた。 -
【カメラリポート】世界的評価ガイド「ザガット」
長野県版が来年3月創刊レストランを一つ星、二つ星、三つ星と評価するミシュランと並び称される世界的な評価ガイド「ザガットサーベイ」。その長野県版が、来年3月に創刊されることになった。
ザガットは、世界88都市のレストラン、ホテルなどの格付けを行っていて、日本では、東京・京都・大阪・神戸版がある。今回の長野県版は、地方版としては初となり、関係者からは大きな期待が寄せられている。 -
振り込め詐欺警戒
伊那警察署は15日、振り込め詐欺を防ごうと市内の銀行などで訪れた人たちに注意を呼びかけた。
2ヶ月に一度、偶数月の15日は年金支給日で、高齢者が詐欺に狙われやすい日とされている。
警察ではこの日をATM集中警戒日に指定していて、県下の銀行などで一斉に振り込め詐欺の注意を呼びかけた。
伊那警察署の署員も銀行前で詐欺の手口などを書いたチラシを配り警戒にあたっていた。
伊那警察署のまとめによると、今年1月から9月末までの管内の振り込め詐欺の被害は7件で金額は800万円にのぼるという。
また手口も巧妙になっていることから、伊那署では急な振り込みを要求する電話がかかってきた場合は家族に一度相談するなど、落ち着いて行動してもらいたい竏窒ニ呼びかけている。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
日本犬ミニサミット開催
伊那市で北海道犬の訓練をしている元北海道大学助教授、鈴木延夫さんの呼びかけで12日と13日に日本犬ミニサミットが開かれた。
日本犬の専門雑誌に鈴木さんが紹介されたことがきっかけで問い合わせが相次ぎ、全国から日本犬の愛好者が集った。
12日は、伊那市高遠町鍛冶村にある北海道犬訓練センターで、北海道犬のほか、紀州犬や四国犬など中型の日本犬とその飼い主が対面した。
鈴木さんは、「日本犬の本来持っている性格や能力が消滅してきつつある。日本犬の過去、現在、未来を考えていかねばならない」と話していた。 -
高遠第2・3保育園でマツタケ狩り
伊那市の高遠第2第3保育園の園児は15日、地域のお年寄りと一緒にマツタケ狩りをした。
園児29人が、地区のお年寄りの案内で区の所有するマツタケ山に入った。
保育園とお年寄りは、2カ月に1回のペースで交流している。今回は、園児達にきのこ狩りを体験してもらい、とれたてを味わってもらおうと、お年寄りから呼びかけがあった。
園児達はキノコを見つけると、おじいちゃん、おばあちゃんに嬉しそうに見せ、食べられるものかどうか聞いていた。
一日で、松茸のほかにアミタケやコムソウ茸などさまざまな種類のキノコがとれた。
松茸は近いうちにおにぎりにしてみんなで味わい、ほかのキノコは家に持ち帰って家族で楽しむという。 -
竹林間伐し楽器作り
竹を材料に楽器や炭作りを体験しようと12日、伊那市西春近で竹林の間伐作業が行われた。
舞台芸術を通じて子どもの健全育成を図ろうと30の団体が加盟しているNPO法人が、全国各地で展開している活動で、県内では初めての開催。
この日は、県内外から集まった100人の親子が、伊那市西春近の竹林で間伐作業をした。
関係者によると、護岸整備を目的に竹林が増えたが、手の入らない個所が多いということで、国がこうした活動を補助して竹林の整備を促している。
この日間伐した竹は、1メートルほどに切って炭にしたり、竹の木琴などの楽器にして楽しんだ。
NPOでは、「尺八などの材料となっている竹と音楽の関係を楽しみながら知ってもらえたら」と話していた。 -
南箕輪村新エネルギーアンケート
住民8割が環境問題に関心新エネルギーについて南箕輪の住民を対象にしたアンケートが行われ、およそ8割が環境問題について関心があるとの結果がまとまった。
アンケート結果は15日、南箕輪村役場で開かれた新エネルギービジョン策定委員会で示された。
このアンケートは村がCO2の削減などを目指す環境基本計画の取組みの一環として行ったもので、村民1000人にアンケート用紙を配りそのうち728人から回答があった。
環境問題については「関心がある」との回答がおよそ8割で、内容については地球温暖化が最も多かった。
一方、太陽光発電やペレットストーブ、クリーンエネルギー自動車など各家庭での新エネルギーの導入については、「考えたことがない」がおよそ5割。「検討したが導入しなかった」という人が2割ほどで、維持費や、メンテナンスなどの問題から各家庭での新エネルギーの普及は簡単ではない竏窒ニの結果が出た。
委員会ではアンケートの結果を参考に住民の環境意識を高めるための方策を検討していくことにしている。 -
殿村八幡宮奉納相撲大会
南箕輪村南殿の殿村八幡宮例大祭恒例の奉納相撲大会が12日に開かれ、豆力士たちの力強い取組みが披露された。
本殿脇に設けられた土俵では、学年別に力の入った取組みが行なわれていた。
殿村八幡宮の奉納相撲大会は、大正時代最も盛んだったという。
その後第2次世界大戦などで中止となっていたが、1988年に復活し、現在は奉納相撲奉賛会が運営している。
近年はイベントも多く参加する小学生も減少傾向という。
この日は、50人ほどが参加し、高学年の取組みでは、両者一歩もひかない熱戦が繰り広げられていた。 -
振り込め詐欺防止で警戒
伊那警察署は15日、振り込め詐欺を防ごうと、市内の銀行などで訪れた人たちに注意を呼びかけた。
2ヶ月に一度、偶数月の15日は年金支給日で、高齢者が詐欺に狙われやすい日とされている。
警察ではこの日に合わせ金融機関で一斉に振り込め詐欺の注意を呼びかけた。
伊那警察署の署員も銀行前で詐欺の手口などを書いたチラシを配り警戒にあたっていた。
伊那警察署のまとめによると、今年1月から9月末までの管内の振り込め詐欺の被害は7件で金額は800万円にのぼるという。
また手口も巧妙になっていることから、伊那署では急な振り込みを要求する電話がかかってきた場合は家族に一度相談するなど、落ち着いて行動してもらいたい竏窒ニ呼びかけている。 -
医療シンポジウム
医療の実態考える医師不足などの上伊那の医療問題や実態について考えるシンポジウムが13日、伊那市で開かれた。
シンポジウムは、医療を提供する医師と受ける側の住民が医師不足などの問題の背景や実態について共に考える機会にしようと上伊那広域連合などが開いた。
最初に、埼玉県済生会栗橋病院副院長の本田宏さんが「地域の医療を守るための処方箋」と題し講演した。
本田さんは、「日本の医師数は26万人と言われているが、80代90代も含んでおり65歳以下だと22万人。医師の養成には10年から20年の歳月が必要で団塊世代に医療が必要となる時期に備え今が手を打つ最後のチャンス」と話した。
パネルディスカッションでは、上伊那地域の医療や医師不足について意見交換が行われた。
伊那中央病院の小川秋實院長は、「医師の病院勤務の過剰労働を少しでも減らさなければならない。休日・夜間の1次医療は開業医や診療所で看てもらいたい」と述べた。
また、昭和伊南総合病院の長崎正明院長は、「上伊那地域の住民の生命・健康を守るには公立3病院の連携・機能分担を病院間で検討していく必要がある」と話した。
また、これからの上伊那の医療について、渡辺庸子衛生部長は、「病院の機能を保ち、3病院がお互いに協力していく方向が望ましい」。安心して安全な出産が出来る環境を考える会代表の須田秀枝さんは、「医療を守るにはみんなでこの地域の病院を大切にして上手に利用しなければならない。上伊那全体の医療のあるべき姿を考えることが必要」と話していた。
コーディネーターを務めた伊那保健所長の山崎宗廣さんは、「病院・行政・住民が問題意識を共有することが、この地域の医療について冷静で新しい話し合いスタートの第一歩になる」とまとめた。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市民安全大会
暴力や交通事故のない平和で安全な住みよい社会を築いていこうと、暴力追放・交通安全伊那市民安全大会が12日、伊那市で開かれた。
大会には、関係する団体約700人が参加して、暴力追放や交通事故防止の推進を誓う大会宣言を採択した。
伊那市民会館で開かれた大会で小坂樫男市長は、「平和で安全な伊那市実現のため、市民をあげて暴力追放と交通安全につとめなければならない」とあいさつした。
大会では、伊那市防犯協会女性部が、最近問題になっている振り込め詐欺についての寸劇を披露。詐欺にあわないため▽本人に確認すること▽金融機関が歯止めになること竏窒ネどが寸劇を通して紹介されていた。
大会終了後は、参加者が市内中心部をパレードし、安全で平和な社会づくりをアピールした。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
諏訪社奉納花火大会
伊那市美篶青島区で11日、地区内の神社への奉納花火大会が開かれた。三峰川沿いの田んぼから、およそ40発の花火が打ち上げられた。
花火大会は、始めは夏の納涼大会で市販の花火を使っていたが、地区内に花火師がいることなどから、10年ほど前に神社に奉納するというかたちになった。
花火は、孫の誕生や結婚を祝うもの、企業の発展を願うものなどさまざま。
この日は、少し寒い秋の夜空を色とりどりの花火が彩っていた。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
無量寺の仏像県宝に
箕輪町北小河内の無量寺にある仏像2体を県の宝・県宝に指定することが14日に開いた県教育委員会定例会で決定した。
指定が決まった仏像は、木造観音菩薩立像と木造地蔵菩薩立像の2体。
無量寺の中川弘道住職によると、これらの仏像は、阿弥陀如来坐像の両脇にあり、そこから推測して、平安末期に作られたものではないかという。
中川住職は、「地区の皆さんに守られて、火事などもなく、無事にきたことがうれしい。これからも多くの人に見てもらい、少しでも心が和らいでもらえれば」と話していた。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
南アルプスふるさと祭り
伊那市長谷地区の秋祭り、南アルプスふるさと祭りが12日、長谷総合グラウンドで行われた。
この祭りは、旧長谷村のころから開いているもので、今年で25回目になる。
グラウンドでは、子ども神輿の練り歩きなどさまざまイベントが行なわれた。
毎年恒例のお宝投げには多くの人が集まり、景品を当てようとカラーボールやお菓子を拾っていた。
また、長谷に伝わる民謡・ざんざ節のニューバージョン「ダンシング・ニュー・ザンザ」のダンス発表もあり、地元長谷小学校や伊那市内の女性など4チームが踊りを披露した。
ステージの前では、たくさんの人が踊りに見入っていた。
【伊那ケーブルテレビジョン】