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病児保育の充実を
アンケートで保護者求める伊那市の行ったアンケートにより、園児を持つ保護者が、病気の子どもを預かる病児保育の実施を求めていることが分かった。1日夜開いた伊那市保育園運営協議会で示された。
伊那市が今年7月31日から8月にかけて、市内の25保育園の保護者全員1763世帯を対象に行ったもので、72%の回答があった。
「今後さらに充実して欲しい保育は何ですか」との設問に、病気の子どもを預かる病児保育の開設が26・5%で最も多く、続いて未満児保育の拡大、病後児保育の充実となっている。
伊那市では去年11月に、西箕輪の診療所を拠点とする病後児保育を始めている。開始からこれまでの利用は5世帯あった。
市ではこうした状況の中で、アンケート結果で要望の多かった病児保育の開設についても検討したいとしている。
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“豆腐の日”イベントで手作り体験
10月2日の「豆腐の日」にちなんで、豆腐作り体験が2日、伊那市のみはらしファームで行われた。
「豆腐の日」のイベントとして、人気の豆腐作り体験を計画したところ、7人が参加した。
西箕輪大豆加工組合のメンバーに教わりながら、水に浸した大豆をミキサーですりつぶす作業から始まった。
すりつぶした大豆を鍋で煮たあと、布に入れてしっかり搾り、おからと豆乳に分ける。続いて豆乳に、にがりを加え、四角い木の型に入れて固めると豆腐が完成する。
水の中に自分の作った豆腐を取り出すと、参加者は出来上がりを喜んでいた。
参加した伊那市内のある女性は、「初めて作ってドキドキしたけれど、出来上がって感動しました。冷ややっこで食べたり、調理して味わうのが楽しみです」と話していた。
できたての豆腐はさっそく試食し、「甘味があっておいしい」と好評だった。
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【カメラリポート】豆腐工房まめや
伊那市高遠町 豆腐職人 青木智さん(29)伊那市高遠町の青木智さん。10月2日の「豆腐の日」、こだわりの手作り豆腐の販売を始めた。
青木さんは大学卒業後、市内の食品会社に勤めていたが、夢だった豆腐屋になるため退職した。
その後、廃業した豆腐店を借り、この日の開店に向け豆腐作りを勉強してきた。 -
衣替え 今日から冬服に
10月に入り、1日の今日から衣替え。冬服を着きて登校する学生たちの姿が見られた。
伊那市の伊那西高校では、生徒達は紺色のブレザーにスカート、ハイソックスも夏の白色から紺色に履き替えて登校した。
朝8時の伊那市の気温は15・1度、小雨の降る肌寒い天候で、生徒達はブレザーの下にカーディガンを着て調節したという。
3年生のある生徒は「久しぶりの冬服で気持ちも引き締まります。卒業を控え最後の冬服なので大事に着たいです」と話していた。
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伊那市男性の最高齢・福澤総一郎さんが市に盆栽寄贈
伊那市の男性で最高齢となる福澤総一郎さんが1日、伊那市役所を訪れ、松の盆栽を寄贈した。
福澤さんは現在104歳で先月、長寿の祝いに伊那市から肖像画が贈られた。
今回はそのお礼にと、福澤さんが50年にわたり手入れをしてきた松の盆栽二鉢を伊那市に寄贈した。
一つは7本の松が一つの鉢から出ていて、昔の伊那町など1町6村が合併し旧伊那市となったときの象徴として、またもう一つの一本松は、新伊那市が一体となって発展してもらいたいとの願いが込められているという。
小坂樫男伊那市長は「大変ありがたいこと。式典などの飾りとして使わせていただきたい」と話し、福澤さんの好意を喜んでいた。
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園芸店「花季行」がバラ寄贈
神奈川県川崎市で園芸店を経営している花季行は1日、伊那市にバラの苗を寄贈した。花季行の佐野秋男社長が伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に目録を手渡した。
佐野社長は、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンを整備した伸和コントロールズの社長と、ロータリークラブを通じて知り合いになり、今年7月にローズガーデンを訪れた。
そこで、もっと多くの人に足を運んでもらい、喜んでもらえるバラ園にしようと、今回の寄贈を考えた。
贈られたのは、70種類669株。
伊那市では、このバラをしんわの丘ローズガーデンのほか、学校や宿泊施設など市内の公共施設に植えるという。
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レジ袋削減キャンペーン
レジ袋削減のための協定を長野県と締結したニシザワなどの事業所は1日、消費者にPRするためのキャンペーンを行った。上伊那地方事務所の職員などが、ベルシャイン箕輪店で買い物客にレジ袋削減を呼びかけた。
キャンペーンでは、レジ袋や過剰包装に関するアンケート調査も併せて行った。
1日締結された協定は、県と消費者団体、ニシザワを含む県内17のスーパーの間で結ばれ、H22年度までに、マイバックを持って買い物をする人の数を全体の60%以上にすることを目標としている。
ニシザワでは現在、マイバック持参率は30%ほどで、マイバックを持参すると商品券と交換できる「エコポイント」がつくキャンペーンを1日から11月末まで行い、買い物客に協力を呼びかけていく。「地域のスーパーとして環境を考え、目標達成のため地道に取り組んで行きたい」と話していた。
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楠洲流吟道大会
詩吟楠洲流聖楠会による吟道大会が28日、伊那市の伊那市民会館で開かれた。
日ごろの練習の成果を発表し詩吟の普及を図ろうと開いているもので、今年で37回目になる。
大会では詩吟にあわせて剣や扇子を手にして踊る勇壮な舞、剣舞詩舞も披露されていた。
詩吟楠洲流は宗家の伊藤楠洲が広めたもので、辰野から駒ヶ根まで会員およそ500人が活動している。
会では、健全な精神と礼儀を重んじる詩吟の魅力を多くの人に知ってもらい、普及活動にも力を入れていきたいと話している。 -
コットンテイルキルト作品展
南箕輪村の手芸店「コットンテイル」によるキルト作品展が1日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
作品展はコットンテイルが2年に1度開いている。
今回はコットンテイルのパッチワーク教室で学ぶ受講者や、普段お店を利用している一般の人の作品などおよそ100点を展示した。
会場には、2メートル以上のベッドカバーから、バッグ、タペストリーなど、さまざまな作品が展示されている。
また、会場の一角には今年70歳を迎えるという竹澤たきこさんの古希記念作品コーナーもあり、来場した人たちは「すごいね」と話したり、展示作品の柄のメモを取るなどして、それぞれの作品を楽しんでいた。
コットンテイルでは、「それぞれ作りたいように作っているので、バラエティーに富んだ作品を楽しんでいただければ」と話していた。
作品展は5日まで。 -
すくすくハウスでパドル体操
南箕輪村の子育て支援施設すくすくハウスで29日、カヌーに使うパドル型の棒を使って体を動かす「パドル体操」が行われた。
保育園に通う前の子どもを持つ母親が参加し、パドル体操をした。
講師は、辰野町で教室を開いている伊藤千寿子さんが務めた。
パドル体操は、布をかぶせたプラスチックの棒で、体を軽くたたいたり、それを使って体を動かすもの。
たたく事でリンパの流れを良くし、冷え性や溜まった疲れが改善されるという。
参加したある母親は「子どもをだっこしていると肩や腰が重くなるけれど、体操をすると体がぽかぽかして軽くなりました」と話していた。
このパドル体操の教室は毎月最後の月曜日に開かれていて、次回は10月27日に開かれる事になっている。
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県伊那文化会館など県有施設ネーミングライツ・パートナー募集
長野県は、伊那市の県伊那文化会館など県所有の6つの施設について名称を付ける事ができる権利、命名権の公募を行う。
命名権は、施設の名称に企業名や商品名などのブランド名を付ける事が出来るもので、県では始めての取り組み。
命名権を取得すると、来年4月1日から、新しい名称で施設運営可能となり、施設の看板やパンフレットなどに、新名称を表示することができる。
今回、県が命名権の公募を行うのは、伊那文化会館のほか、長野市や松本市の文化会館や、松本平広域公園のやまびこドームなど6つの施設。
県によると、命名権の導入により、企業は企業名がメディアに露出する事により、知名度や宣伝効果などのメリットがあり、一方県は、自主財源の確保や施設の知名度、集客力、サービスの向上につながるという。
なお、伊那文化会館の募集条件は、契約期間が5年で、命名権料は年間1千万円となる。
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伊那市が危険箇所パトロール
台風シーズンに備え伊那市は30日、市内で指摘されている危険箇所のパトロールを実施した。
危険箇所のパトロールは、毎年春と秋の2回実施している。
伊那市をはじめ消防や警察などから35人が参加して今年6月23日に豪雨被害があった伊那市高遠町の危険箇所をパトロールした。
伊那市高遠町の藤沢などでは今年6月に、多いところで1時間に120ミリの雨が降り床下浸水などの被害があった。
被害のあった高遠町を中心に9カ所を回り、対応策などを話し合った。
高遠町藤沢の入ノ沢では、今年の大雨で水路が反乱し2棟の床下浸水があった。
現在、復旧作業は終わっているが、また同じような雨が降った際は同じ状況が考えられるとして水路を広げるなどの対策をとっていくとしている。
また、災害時に使用するヘリポートの候補地の確認もした。
伊那市では、「いつ起きるか分からない災害。今日のパトロールを通して問題のあった場所は、課題を抽出して災害防止を図っていきたい」としている。
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天竜川上流災害の教訓伝承検討会第3回
天竜川上流域の災害の教訓を後世に的確に伝える手法を考える検討会の3回目の会合が30日、駒ヶ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所で開かれ、伊那、駒ヶ根、飯田の3つのモデル地域で行う、災害の教訓を伝える方法を検討した。
説明によると、試験的に、伊那地域では伊那小学校の3年生から6年生とその家族を対象に、被災経験を振り返り、雨の恐ろしさについて考える学習活動を検討しているという。
平成18年7月の豪雨体験を思い出したり、災害伝承ビデオを使うなど学習方法の例を示した。
天竜川上流河川事務所では災害についてのビデオやカルタなどを作製しており、その内容についての検討もあった。
委員からは、「私達から一方的に情報を流すのではなく、市民参加型になるよう努力したい」などの意見が出されていた。
4回目の検討会は来年2月に開く予定。
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里山セミナー開催
地域の山づくりについて考える里山セミナーが28日、伊那市の西春近公民館で開かれた。
このセミナーは平成18年の7月豪雨災害で土石流による被害を受けたことを教訓に、西春近の住民が山づくりについて考えようと開いているもので、今回で4回目となる。
セミナーには、およそ80人が参加し、山の整備や野生動物対策などについて意見を交わした。
整備については、「所有者でも境界がわからないほど細分化されている」といった声や、「山の整備の前に林道を整備する必要がある」などの意見が出されていた。
ほかには若い人の関心が薄いことや、西春近単独ではなく周辺地域との連携などが課題として挙げられていた。
セミナーを開いた西春近自治協議会では、里山が荒れることが災害につながるとして、管理の方法についてさらに検討していくという。
セミナーでは今後、野生動物による被害がある地域、土砂災害の多い地域など、課題別に対策を協議していくことにしている。
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手をつなぐ育成会 稲刈り体験
箕輪町・沢の田んぼで27日、障害者自立支援グループ「手をつなぐ育成会」の会員が稲刈りを体験した。
これは育成会上伊那地区代表の大槻正春さんが、会員に稲刈りを体験してもらおうと、所有する田んぼを提供したもの。
今回の体験には、育成会の会員およそ40人が参加した。
初の稲刈りということもあり、参加者は箕輪町北部営農組合のメンバーから指導を受けながら体験していた。
参加者らは組合のメンバーから刈り方を教わると、一束ずつ丁寧に稲を刈り取っていた。
大槻さんは、「稲刈りを通して、障害のある人たちを理解してあげられる環境ができていけばうれしい」と話していた。
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仙丈に初冠雪
伊那市長谷の南アルプス仙丈ケ岳で29日朝、初冠雪があった。
標高3033メートルの仙丈ケ岳では28日夜から雪がちらつき始め、朝になると2センチほどの雪が仙丈小屋付近を覆っていた。
29日朝の気温は氷点下1度ほど。例年より10日ほど早い初冠雪だという。
また29日の伊那市は、最高気温が13・7度と11月の中旬並の寒い一日となった。
長野地方気象台によると、この寒さは日本列島の南の海上に前線が停滞したため、県内全域が日本の北側にある寒気に覆われたという。
伊那市内は、朝から雨がぱらつき、厚い雲に覆われた天気となった。
伊那市駅近くの交差点では、行き交う人達は上着を着て歩いていた。
長野地方気象台によると、寒さのピークは29日までで、南信地方の30日の最高気温は29日より7度近く上がり21度になる予想という。
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事故米 伊那市、箕輪町、南箕輪村では給食に提供なし
長野県は事故米を原料とした食品の学校給食での提供状況を調査し29日、結果を発表した。それによると伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校などは含まれていなかった。
県教育委員会では、小中学校や特別支援学校、夜間定時制高等学校などを対象に、平成15年度から20年度までの間、問題となった食品が給食に出されたか調査を行った。
調査の結果、県内の108の小学校や32の中学校、7の特別支援学校で合計21万2千食が出されていたという。
この中に、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校などはなかった。
県によると、これまでにこれらの食品による健康被害に関する報告はないという。
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三峰川まつり
伊那市を流れる三峰川に親しむイベント、三峰川まつりが28日、伊那市高遠町の山田河原河川敷で行われた。
このイベントは子どもたちに、楽しみながら水環境を守ることの大切さなどを知ってもらおうと、三峰川みらい会議が開いたもので、およそ40人の親子連れが訪れた。
イベントでは川に関する質問に○×で答える、三峰川物知りコンテストがおこなわれた。
出題者から「川の源流から天竜川までの合流点までは50キロより長い」、「三峰川の支流には藤沢川がある」などの質問が出されていた。
参加した子供たちは、正しいと思ったらマルのゾーンへ、間違いと思ったらバツのゾーンにそれぞれ分かれ正解すると手をたたいて喜んでいた。
コンテストでは川に関するさまざまな質問が出され、集まった子どもたちは楽しみながら三峰川について理解を深めていた。
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交通安全活動、安全運転の功績称える
19個人1事業者を表彰長年の交通安全活動や安全運転の功績に対して個人や事業者に贈られる表彰状の伝達式が29日、伊那警察署で行われた。
関東管区警察局長・関東交通安全協会連合会長の連盟表彰と緑十字銅章の表彰伝達式があり、19の個人と1事業者が表彰された。
これは、安全運転の管理や優良ドライバーに対し、財団法人全日本交通安全協会から贈られるもの。
今回、伊那警察署管内で表彰を受けたのは、優良運転者12人と、交通功労者6人、優良安全運転管理者1人の合計19人と1事業者です。
伊那警察署で行われた表彰伝達式では、伊那・高遠交通安全協会と安全運転管理者協会上伊那支部から各受賞者に表彰状などが手渡された。
安全運転管理者協会上伊那支部の小林紀玄会長は、「快適で安全な車社会を作るため、今後も模範となるよう指導をお願いしたい」と受賞者に呼びかけた。
受賞者を代表して箕輪町の中村喜男さんは、「今までに増して、地域の交通安全推進のため一段と努力していきたい」と今後の活動に意欲を見せていた。
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紅そばサミット初開催
赤そばの生産や赤そばを使った地域おこしをしている関係者らが一堂に会した初めての会合「紅そばサミット」が27日、中川村で開かれた。
サミットには、赤そばの生産や観光資源として栽培に取り組んでいる箕輪町や茅野市、遠くは秋田県仙北市の関係者ら20人が出席した。
サミットは、赤そば「高嶺ルビー」の魅力や知識を深め、各地域の情報交換と親交の場にしようと、初めて開かれた。
このうちパネルディスカッションでは、これまでの活動や今後の課題について地域ごとに報告があった。
箕輪町から出席した役場産業振興課の北原英忠課長は、「10年かけ秋の観光スポットとして成長した。今後は収穫したソバに付加価値をつけ、ブランド化を目指したい」と話していた。
また、茅野市から出席した市や商工会議所などで組織する茅野エコツーリズム協議会は、蓼科高原で、子供たちも栽培に参加した取り組みについて報告した。
会のメンバーは、鹿に食べられないよう見張りなどをしていくうちに、「人間も自然の中で生きていることを知り、自然を守りたい」という気持ちが育ち始め、環境学習になったという。
サミットの実行委員長で、信州大学名誉教授の氏原暉男さんは、「それぞれの地域の特徴を生かし、横の連携を大事にすることが、これからの地域づくりには必要」と話していた。
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古田の里赤ソバ花まつり
箕輪町上古田の赤そばの里で27日、できたてのそばを楽しめる赤そば花まつりが始まった。
まつりは、赤そばの花の見ごろに合わせて地元で取れたそばの味を楽しんでもらおうと開いている。
会場の上古田公民館には、打ちたてのそばを食べられるということで、県内外から多くの人が集まっていた。
またそば打ち体験も人気で、地元の名人から指導を受けながらそばを打っていた。
静岡県から訪れた人は、「普段食べているものとは違い、コシがあっておいしい。来た甲斐があった」と話し、そばの味を楽しんでいた。
赤そば花まつりは、28日午後3時まで開催。手打ちそばは1食500円、そば打ち体験は1500円で楽しむことができる。
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信州みのわ山野草クラブ「秋の山野草展」
信州みのわ山野草クラブの秋の山野草展が27日から、箕輪町の木下公民館で始まった。
会場には会員20人の作品、およそ200点が並んでいる。
今年は夏の暑さが厳しく、花の咲きが遅くなっていて、花ものの作品が少なくなっているという。
会長の白鳥征男さんは、「花ものは少ないが、葉が紅く色づき始めた作品もあり、会場で秋を感じることができる。ぜひ足を運んでください」と来場を呼び掛けていた。
山野草展は28日午後4時まで。
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保育園でフラメンコ披露
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園で25日、保護者がフラメンコを披露した。
踊りを披露したのは、フラメンコ指導者の羽生田由佳さんら今年卒園を迎える年長児の保護者6人。
このグループは2か月ほど前に結成し、週1回、子どもたちの迎えの後に地区の武道館などで練習をしてきたという。
メンバーは、早いテンポの曲に合わせ、サパテアードと呼ばれる迫力ある足さばきを披露していた。
未満児から年長児までの全員29人がフラメンコを楽しみ、リズムに合わせて手拍子を送ったり、かけ声をかけたりしていた。
指導をしてきた羽生田さんは、「フラメンコという踊りに対して子ども達がどんな反応を示すか心配だったが、良い反応を見せてくれたので、やった甲斐があった」と話していた。
グループは今後も発表の場を設けて活動していくという。
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まほら伊那市民大学修了式
まほらいな市民大学の第九期生の修了証書授与式が25日、伊那市のいなっせで開かれた。2年間の課程を修了した63人が、在校生に見守られる中、修了証書を受け取った。
市民大学は、伊那市が市民の生涯学習を進めるため開催しているもので、今年の修了生が9期生となる。
講演会や見学、スポーツなど48講座が開講され、2年間で10単位を取得すれば卒業することが出来るが、今年の修了生の平均取得単位は35単位だった。
学生で作る自治組織の活動も盛んで、交流会や修学旅行なども開催されたという。
修了式のなかで、学長の小坂樫男伊那市長は、「この2年間で生涯学習の基礎ができた。学ぶ姿勢を大切に、積極的に活躍する事を期待します」と修了を祝った。
修了生を代表して、野澤高さんは、「講座の内容は質が高く充実していて、学歴、職歴の枠を越えて仲間と共に学び、贅沢な時間を過ごす事ができた。市民としての生活の中で、恩返ししていきたい」と話していた。
最後に、全員で伊那市の歌を歌って市民大学の修了式を祝った。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
アサギマダラ 仙流荘にも
伊那市長谷の宿泊施設「仙流荘」の裏庭で、南方から移動する珍しい蝶、アサギマダラが羽を休めている。
アサギマダラは、日本や中国、台湾に広く分布し、1500キロから2000キロ移動するとされる、珍しい蝶。
仙流荘では、3年前にアサギマダラが好んで蜜を吸うフジバカマを植えたところ、今月中旬ごろから、十数匹飛んできているという。
蝶たちは、花に止まっては蜜を吸い、長旅の疲れを癒しているようだった。
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南アルプスのシカ柵に一定の成果
関係市町村や国、県などでつくる南アルプス食害対策協議会の幹事会が26日、伊那市長谷で開かれ、先月上旬にシカの防護柵を設置した仙丈ケ岳馬の背周辺に関して、柵の設置に一定の成果があったことが報告された。
協議会では今年、昨年度ニホンジカによる食害がひどかった仙丈ケ岳馬の背のお花畑の一部に、シカの防護柵を設置した。
柵の設置から1カ月が経過したことを受け、この日は今月4日に現地確認に訪れた南信森林管理署の職員から、その後の様子が報告された。
それによると、今回柵を設置した場所は、7月の調査の段階で、タカネヨモギやバイケイソウなどの高山植物が食害に遭い、シカの侵入も確認されていた。
しかし、柵の設置後はシカが侵入した形跡がなく、破壊されていた植生が少しずつ回復していたという。
今後、協議会では信州大学農学部に調査を依頼し、防護柵に一定の成果があったことを学術的に明らかにするとともに、柵の設置方法も検証していきたいとしている。
これらの検証結果を待って、来年度以降の方針を決めるという。 -
アサギマダラ箕輪町に飛来
箕輪町長田で、南方から飛んで来る珍しい大型のチョウ「アサギマダラ」が25日、見つかった。
見つかったのはアサギマダラが好むと言われる薄いピンクの花、「フジバカマ」が植えられた一帯。
箕輪町の住民有志でつくる「信州みのわ花街道」の「ながたの丘にアサギマダラを呼ぶ夢追人」のメンバーたちが、アサギマダラが舞う里づくりを目指そうと、今年6月にフジバカマの花の栽培を始めた。
それから3ヶ月、長田の湯近くに植えられたフジバカマに、メンバーが2匹のアサギマダラを発見した。
アサギマダラは、日本と中国大陸、台湾からヒマラヤまで広く分布している大型のチョウで、1500キロから2000キロもの長距離を移動するとされている。
アサギマダラは、フジバカマの一帯を優雅に舞ったり、蜜を吸ったりしていた。
メンバー達は、その姿を写真に収めたりして喜びの一時を過ごしていた。
会では、今後もフジバカマを増やし、さらに多くのアサギマダラが訪れる里づくりを目指したいという。 -
入笠牧場で牛の下牧
伊那市高遠町の入笠牧場でひと夏をすごし大きくなった牛たちが25日、里に下ろされた。
畜産農家やJA上伊那の職員らが参加して、牧場に放されていた牛を検査し、里に下ろす作業が行われた。
牧場では、肉牛や乳牛130頭が、この夏を過ごした。
この一帯では、生後6ヵ月以降の乳牛のメス75頭が放されていた。雌の中に雄が一頭放されていて、子どもを産ませ牛乳が取れるようにするため、放牧の間にタネをつける。
検査では、妊娠しているか、健康状態はどうかをチェックしていた。
牛たちは、名残惜しそうに、職員に引かれていった。
放牧をすると足腰が強く、また、飼料代の節減になるということで、今年も諏訪や上下伊那の畜産農家40軒が牛を放した。
関係者は、「飼料代も高騰し厳しさが続くが、入笠で育った牛の牛乳をたくさん飲んで欲しい」と話していた。 -
保育園児がアマランサス収穫体験
伊那市の西春近南保育園の園児たちが25日、みんなで育ててきたアマランサスを収穫した。
同保育園は今年、食育の一環で、園庭横の畑でアマランサスの栽培に挑戦した。
伊那地域アマランサス研究会や伊那市農林振興課の協力を受けて春に直播したアマランサスは、草丈およそ170センチほどに成長し、大きな穂をつけ、収穫時期を迎えた。
この日は、園児およそ70人がはさみで穂を1本ずつ切って収穫した。園児たちは、大きな穂も上手に切り、友達と見せ合うなど楽しんでいた。
下平緑園長は、「子供たちが種まきから収穫まで一連の成長を見て、自分で食べることまで出来る体験がとてもよかった」と話していた。
収穫したアマランサスは乾燥させたあと、足で踏むなどして脱穀も体験する計画。アマランサスの実は、天ぷらや、ご飯に混ぜるなどして給食で味わうという。 -
住民有志のごみ焼却場を考える会
初の学習会上伊那広域のごみ中間処理施設について考えようと、住民有志でつくる「ごみ焼却場を考える会」は24日夜、学習会を開いた。伊那市内から29人が参加した。
学習会は、分からないことや心配なことをより分かりやすく学ぶ場にしようと、連続学習会として企画されたもので、この日が1回目の学習会だった。
ごみ処理場を考える会運営委員で、元市議会議員の若林敏明さんらが見解を述べた。
若林さんは、「用地選定委員会では、専門家による判断にまかせるとして、気象条件や排ガスによる影響について評価項目から除外していた。地域住民がもっとも心配している排ガスによる健康被害について、簡単な調査でもよいから検討すべきだった」として、用地選定経過に疑問を投げかけていた。
参加した住民からは、「こうした有志の会だけで話していてもらちがあかないので行政サイドからも参加してもらい話し合いたい」という意見が出された。
これについて運営委員は、「伊那市に出前講座で出席し説明するよう求めたが、区長の要請でないと応じることが出来ないと返答された」と答えた。
ごみ処理場を考える会では、次回「アセスメントとは何か」、3回目は「竜東地区のダイオキシン汚染」をテーマに学習会を開く予定。