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第55回長野県統計グラフコンクール第1次審査会開催
第55回長野県統計グラフコンクールの上伊那地区審査会が30日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であり、応募総数581点の中から、県の2次審査へ進む38点が選ばれた=写真。
小学生から一般までを対象に県統計協会が毎年開催しているコンクールで、年齢別の5部門のほか、パソコン統計グラフの部の全6部門で作品を募り、テーマの斬新さ、資料の正確さ、全体のバランスなどを総合的に評価して各部門の上位数点を選出する。
今年は昨年より応募数が少なかったが、小学生を中心に作品が集まり、環境問題や食など、世間で注目されているテーマに取り上げた作品や、「地元で一番多い名字は」「伊那インター入り口の交通量調査」など、自分の住む地域に密着した事柄をテーマとした作品も目立った。
今回の審査で選出した作品は9月1、2日、伊那市のベルシャイン伊那店1階に展示する。
入選者は次の通り。 -
親子劇場がマックイベントを開催
マジシャンの気分を味わってみよう竏窒ニ26日、伊那おやこ劇場(春日伸子運営委員長)のイベント「みんなでチャレンジマジシャンになろう」が伊那市の伊那北地域活性化センター「きたっせ」であった。親子など約20人が集まり、それぞれ持ち寄ったマジックを披露した=写真。
同イベントは9月8日に開く第71回高学年例会「落語andマジック」の事前企画として開催したもの。今回は一足早くマジックを体験してみよう竏窒ニ、参加者に自分の知っているマジックを持ち寄ってもらったところ、一般からの参加もあった。
集まった子どもたちは、トランプを使って相手の年齢を当てるマジックや封筒のを開かずに中に書かれているものを当てるマジックなどを披露。見事成功すると、会場からは「すごい」などという歓声とともに拍手が起こった。
第71回高学年例会は9月8日、南箕輪村の大芝高原研修センターで開く。当日は長野県出身のパフォーマー・魔法使い橋本アキットさんによるマジックと、西正亭ばちあたり氏による寄席があり、開演は午後6時半。観劇は会員制で入会希望者は例会前日までにおやこ劇場事務局か近くに住む会員まで入会金400円と1カ月分の会費1100円を添えて申し込むこと(当日入会は会費3カ月分が必要)。
問い合わせは伊那おやこ劇場(TEL72・7447)へ。 -
伊那市美篶の大森英明さんの写真展
富士山を取り続けて10年以上になる、伊那市美篶の会社員大森英明さん(58)の写真展「夢幻の世界 富士山PARTII」は9日まで、伊那市荒井の市立伊那図書館広域情報コーナーで開いている。富士山の夜景や四季折々の風景を表現した作品が飾られている。入場無料。
アマチュアカメラマンの大森さんは、年間30回前後、富士山を撮影するため、山梨、静岡県に足を運んでいる。同会場での個展は7年連続となり、今回は「月と富士山」を主なテーマとした全紙サイズ21枚、全倍サイズ1枚の計22枚を並べる。
満月が富士山の頭の上に浮かぶ笠雲の中へ沈む様子を撮った「夜明けの競演」は、本年5月に撮影した力作。「山頂の上に落ちてくる月を狙っていて、たまたま雲がかかった」と大森さん。根気よく通い続け、チャンスに巡り会えた瞬間だったという。
大森さんは「富士山は何回でも足を運ぶ魅力ある山。誰も見たことのない1枚が撮れた時が私の富士山撮影の終わりだと考えるが、一生涯のテーマだと思う」と話している。
3日は休館。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後5時)。 -
「昭和病院充実を」市民団体が要望書
昭和伊南総合病院が来年4月以降のお産の取り扱いを休止するとしている問題で、伊南地区の市民らでつくる「昭和伊南総合病院の充実を求める会」(林奉文代表、40人)は29日、伊南行政組合の中原正純組合長を訪ね、お産取り扱い休止の撤回と医師の確保などを求める要望書を提出した。会員らは、若い夫婦や妊婦らの間で今後出産をどうしていくかについて不安が広がっていることなどを挙げ、病院の機能維持を強く訴えた=写真。
中原組合長は、医師不足など、病院を取り巻く現状を詳しく説明した上で「助産師が分娩を行う院内産院を何とか開設したい。引き続き県や信州大などとともに解決に向けて努力していくが、とにかくまず医師確保。できれば皆さんも力添えを」と述べた。 -
第31回ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会
初出場で入賞社団法人全日本ピアノ指導者協会主催の第31回ピティナ・ピアノコンペティションの全国決勝大会(24-26日、東京都)で、連弾初級Aに出場した箕輪西小4年の垣内夕さん(9)と箕輪中部小4年の三沢文香さん(9)が奨励賞、ソロ部門B級の伊那小4年唐沢佑季さん(10)がベスト35賞を受賞した。いずれも全国大会初出場での入賞に喜んでいる。
3人は南箕輪村北殿の望月音楽教室(主宰・望月玲子さん)の生徒。連弾の垣内さんと三沢さんは25日に日本大学カザルスホールで、「はやおき」「3つのコントルダンス」を演奏。本番前はとても緊張したというが、「笑顔で楽しく弾けた」と三沢さん。垣内さんも「すごく楽しく弾けてよかった」と話し、2人の息の合った演奏ができたという。
ソロ部門の唐沢さんは26日に津田ホールで「リゴドン」「メヌエット ハ長調」「ウィンナーワルツ」を演奏。「笑顔で楽しく弾けた。演奏より表彰のほうがドキドキしたので名前がよばれたときはうれしかった」と話した。
毎年県内から数人しか出場できないという難関の大会。4月から課題曲の練習を始め地区予選、地区本選を通過し全国出場を決めた。夏休み中はそれぞれ多い日で5時間から7時間の練習に励み、教室にも2日に1回通うなど猛特訓をして全国に臨んだ。
全国大会入賞を機に三沢さんは「もっと上の賞をとってみたい」、唐沢さんは「きれいな音で弾きたい」など、それぞれ新たな目標ができたようだ。 -
0から3歳の親子を対象に親育ち元気アップ講座
箕輪町子どもセンターは28日、0から3歳の親子を対象に親育ち元気アップ講座「心豊かにお話しの世界を」を町文化センターで開いた。親子が絵本の読み聞かせなどお話の世界を楽しんだ。
「親子でお話しの世界を楽しみながら心に栄養を与えてほしい」と、お母さんに読み聞かせの大切さを知ってもらい、親子のコミュニケーションを深め子育てをより豊かにしていくための講座。0・1歳親子対象と2・3歳親子対象の2回あった。
講師は、「ことばで心をはぐくむ」をテーマに語りの場のステージや講座の指導に取り組んでいるオフィス蘭主宰の美咲蘭さんを招き、箕輪星の会が協力した。
0・1歳親子の時間には11組が訪れ、「くっついた」「どうぞのいす」「おっぱい」などの読み聞かせや手遊びを楽しんだ。
美咲さんは、「耳で聞くお母様の言葉、声かけ、絵本の言葉一つひとつが、子どもの心も体も健やかにはぐくむ。おっぱいの一滴一滴に、一つひとつの言葉、お話に愛情をいっぱい込めてお話の世界を届けてください」と語った。 -
皆既月食 伊那でも観測
地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月を欠けさせて見せる現象竏秩B28日夜、全国各地で約6年ぶりとなる皆既月食が観測された。地球の影にすっぽりと包まれた月は、普段の輝きとは違う赤銅色のにぶい光を放ち、見る者を驚かせた。
皆既月食は、午後7時ごろから約90分間の現象だった。伊那市の伊那東小学校校庭では、伊那天文ボランティアサークル「すばる星の会」(野口輝雄代表)が市民観察会を開催。最初の30分間は雲が邪魔をしたが、集まった約150人の親子連れらは、肉眼や望遠鏡で変容した月を眺めた。
野口代表は、地球の大気で屈折して入り込んだ、波長の長い赤色の一部の太陽光に照らされ、月が赤黒く見えたと説明。観察に訪れた、伊那東小4年の松沢卓磨君(9)は「初めて月食が見れてうれしかった。まさか赤く光るとは思わなかった」と目を輝かせていた。 -
村道の街路灯倒れる
通学路にも使われる宮田村新田区の中央道西側の村道で26日、何らかの衝撃で高さ3メートルの街路灯が倒れていたことが分かった。ぶつかったとみられる痕跡もあるが、村へは当事者からの連絡もなく困惑している。
同日朝に住民が見かけた時には無事だったが、昼過ぎには既に倒れていたという。
街路灯の柱には衝撃痕があったが、周辺に自動車の破損物などの遺留品はなかった。
周辺は山に面した閑静な地域。街灯は地域の安全面でも重要な役割を果たしており、村は早急に復旧させる。 -
小山明子さんの誕生日んパーティーに合わせて社交ダンスパーティーを開催
コヤマダンススタジオの代表、小山明子さんの誕生日を祝う社交ダンスパーティーが26日夜、伊那市の伊那商工会館であった。小山さんの生徒など約60人が集まり、祝福の思いを込めた社交ダンスを楽しんだ=写真。
小山さんが社交ダンスを教えるダンスサークルでつくる「舞フレンド」が毎年企画して開催しているもので、異なる団体で活動する仲間との交流を深める機会にもなっている。
メンバーから「体に気を付けていつまでんも若くいてほしい」といった言葉とともに花束が贈られ、小山さんは「みなさんとともに自然体でがんばっていきたい」と語った。
その後、参加者らは普段は別々に活動しているダンス仲間たちとともに社交ダンスを楽しんだ。 -
初めてのHIP HOP エアロビクス教室(夜の部)開講
箕輪町教育委員会主催の「初めてのHIP HOP エアロビクス教室(夜の部)」が27日、町民武道館で始まった。町民15人が参加し、軽快な音楽に乗って基本的なステップを学びながら体を動かした。
音楽に合わせて歩く、走る、跳ぶなどの運動により身体能力を高めると同時に、心と身体をリラックスさせストレス解消をし、自己をコントロールしながら健康で体力のある身体づくりを目的に開いた。
9月末までの全5回。スポーツ指導員の木下順子さんが、基本的なステップに始まり、毎回ウォーキングを中心としたエクササイズ、音楽に乗ったエクササイズなどを指導する。今回はエアロビ初挑戦の人、男性や子どもも参加。指導員の動きを真似しながら掛け声に合わせてステップを踏み、腕を伸ばしたり、足を曲げたりと1時間運動した。 -
津島神社遷座祭
築後約110年が経過して傷みが進んできたことから社殿が今年改修されることになった宮田村町二区の津島神社で26日、工事開始に先立ち、社殿に安置されているご神体を仮社殿に移す遷座祭が行われた。ご神体は神職が恭しくささげ持ち、誰にも見えないように氏子総代らが白布で囲んで社殿からしずしずと運び出された=写真。神職と総代らは階段や段差などに気をつけながら地面に敷いた布の上をゆっくりと歩き、ご神体を約30メートル離れた境内の仮社殿に無事安置した。遷座を追えた総代らは「何事もなく済んで良かったな」、「ご神体を見たらばちが当たるからな」、「目もつぶれると言うぞ」などと笑顔で話しながらほっとした表情を見せていた。
隣接する恵比寿神社のご神体も同様に遷座された。
社殿の改修は雨漏りのひどい屋根などを中心に社殿内部も一部行う。来年夏までに完了する計画。事業費は約700万円を見込み、町一区、町二区、町三区の氏子約千戸から募った寄付金などで賄うことにしている。 -
小学生ふるさと教室で土器野焼き
中川村公民館(片桐充昭館長)の第28期小学生ふるさと教室の今年第4回講座が26日、開かれた。第2回(6月16日)で子どもたちが思い思いに粘土で作った土器や土鈴、犬の人形などの作品を集めて、中川西小学校の校庭の一角で野焼きをして完成させた。子どもたちは「近づくと顔が熱い」などと話し合いながら、自分の作品が火の中で焼けてゆく様子を興味深そうに眺めていた=写真。指導に当たったのは第2回に続いて伊那市の富県小学校教諭、小平和夫さん。小平さんは「窯で焼けば簡単だが、大昔の人たちがやっていたのと同じ方法で焼くことに意味がある」と子どもたちに話した。
焼き上がるのを待つ間、子どもたちは原始的な道具で火起こしに挑戦したり、おきの中にイモを埋めて焼いたりして楽しんでいた。 -
駒ケ根市地震総合防災訓練
駒ケ根市は26日、大地震を想定した総合防災訓練を市内各自主防災会などを中心に一斉に行った。一昨年まで市の対策本部が一括して市内全域の情報に対応していたのに対し、昨年からは小学校通学区を単位に市内5カ所に現地対策本部の役割を持たせた避難者支援拠点を設置して、情報処理や指示などの対応に当たっている。
メーン会場の東伊那小学校グラウンドでは、消火器やバケツリレーでの初期消火訓練、救助・救出訓練のほか、てんぷら油火災消火、水道復旧・飲料水確保、煙体通過体験などの各種訓練が行われた。訪れた多くの市民が参加し、いつ起こるか分からない災害に対する心構えを新たにしていた。
各自治会などでは早朝から消火器や消火栓などの使用方法について消防団員らが説明したり実演して見せたりした。 -
子ども向け雑穀料理教室を開催
栄養バランスの良い雑穀を子どもたちの食事にも取り入れてもらおう竏窒ニ26日、雑穀料理教室「雑穀でつくる子どものためのごはんとおやつ」が伊那市長谷の気の里ヘルスセンターであった。小学校入学前の子どもを持つ母親など11人が集まり、タカキビを使ったハンバーグとモチキビとリンゴのタルトに挑戦した。
条件の悪い農地の活用と雑穀の特産品化実現を目指す「雑穀プロジェクトin伊那」の一環として市とNPO法人の「南アルプス食と暮らしの研究舎」が催している料理教室で、今回が3回目。食育への関心の高まり、子どもたちののアトピー増加などを受け、今回は小さい子どもを持つ母親などに栄養バランスに優れた雑穀を知ってもらう目的で料理教室を企画。講師には穀菜・豆料理コーディネーターで現在道の駅南アルプスむらのレストラン「野のもの」の調理チーフである堀田麻衣子さん(30)を迎えた。
堀田さんはまず、雑穀にはタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの微量栄養素がバランス良く含まれていることなどを紹介。炊き方や料理への応用方法を示し、「雑穀というと面倒なイメージもあるが、まとめて炊いてけばいつものおかずに使うこともできる」と説明した。
料理教室を企画した南アルプス食と暮らしの研究舎代表、吉田洋介さん(40)は「アトピーの子どもを持つお母さんなどに関心を持ってもらえれば」と話していた。
今後もさまざまな形で料理教室を開催していく予定。 -
秋葉街道入門講座
南アルプス自然体験ネットワークは24日夜、伊那市長谷の南アルプス村メルシーで、秋葉街道入門講座の初回を開いた。市内の約10人が参加し、時代の流れの中で忘れさられた古道について、関心を高めた。
信仰の道、交易路として伊那谷から静岡県秋葉神社へ通じる道として用いた同街道に関して学ぶ講座。初回は、06年2月、地域に眠る観光資源を活用しようと発足した、秋葉街道発掘調査隊の高坂英雄隊長(60)=同市長谷市野瀬=が講師を務めた。
高坂さんは、江戸時代の絵図をもとに、地元公民館や県立図書館などに残る資料と照らし合わせ、道筋を確認。長谷の非持縲恪a口地籍は湖底に水没しているため、代替ルートを紹介するなど街道のルートと周辺の史跡、景観などを解説した。
黒河内縲恷s野瀬地籍の街道は、木々の緑の中を通っていて「さわやかな風、小鳥のさえずりが心を癒す場所」などと説明。豊かな景観を地域おこしへつなげ、県内外からも関心を持ってもらえる観光ルートになれば竏窒ニした。
第2回講座の日程は未定。 -
ベル伊那 油絵画家ノブ・サチさんの個展
駒ヶ根市にアトリエを構える洋画家ノブ・サチさんの油絵展「夢の世界をのぞいてごらん」は23日、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで始まった。地球、子供たち、夢、希望をテーマとした、優しい色合いの詩情豊かな作品が並ぶ。28日まで。
2年前に続き、3度目の展示で、SM縲・0号までの新作を中心とした約40点を展示販売。ピンクやオレンジ色などの心温まる色使いで、人間と動物、自然が共存した世界を描いている。
地中の世界を自分のイメージで表現した50号の大作「ピコットの森の一日」は、ウサギなどの動物が地中で楽しそうに楽器を演奏。「いつまでもいろいろな動物が住める地球であってほしい」との思いを込めたという。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。会期中は作家が来場する。
ベルシャイン伊那店で3度目の個展を開くノブ・サチさん -
こまがね天竜ふるさとまつり
第19回こまがね天竜ふるさとまつりが25日、駒ケ根市のおもしろかっぱ館周辺のおまつり広場で開かれた。呼び物の「かっぱのいかだ下り大会」には15チームが趣向を凝らしたいかだで出場。川岸や橋の上に陣取った見物人が声援を送る中、それぞれ巧みなさおさばきで自在にいかだを操り、水面を渡る風を受けながらのんびりと天竜川を下った=写真。中には浅瀬に乗り上げたまま動けなくなってしまういかだもあり、見物たちの笑いを誘っていた。
多くの屋台が軒を並べた広場と周辺の会場では、演芸大会、もちつき大会やスイカ割り、金魚すくいのほか、マスのつかみ取り大会などが行われ、訪れた家族連れなどの歓声が一日中絶えなかった。
日中は強い日差しが容赦なく照りつけて真夏を思わせる陽気となったが、日が落ちて色とりどりの花火が夜空を華やかに彩るころになると涼しい風が川面を渡り、虫の鳴き声もあちこちから聞こえてくるなど、かすかに秋の気配が漂っていた。 -
シートベルトの県内着用率の調査結果
県は24日、シートベルトの県内着用率調査結果を発表した。上伊那では着用率99・1パーセントだった箕輪町がベスト・テン7位となった。
調査は7月25日から今月1日にかけて各市町村内の交通量の多い地点1カ所で実施(人口5万人以上の市は原則2カ所以上)。全96カ所で1万3393台を対象にした。
結果、運転席と助手席の着用率を合わせた総合的な平均着用率は96・1パーセントと前回より0・2ポイント上昇。運転席の平均着用率は97・1パーセントと前回より0・7ポイント上昇したが、助手席の平均着用率は91・4パーセントと前回を1・6ポイント下回った。
市町村別総合着用率では6つの町村が着用率100パーセントを達成。一方、着用率が最低だったのは朝日村の86・7パーセントだった。 -
かんてんぱぱホールでパン粘土の花ルナ・フローラ展
ルナ・フローラ伊那狐島教室(佐藤峰子代表)による「パン粘土の花2007ルナ・フローラ展」が27日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。石けん粘土「ルナブランカ」や樹脂粘土などで作った四季折々の花や、フラワーケーキなど約100点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
開講2年目となる佐藤さんの教室による作品展は今回が初めて。パン粘土の楽しさを多くの人に知ってもらおう竏窒ニ企画した。
今回はバラを中心に、サクラ、シクラメンなどといった作品のほか、プレゼント用の花などを展示販売。色鮮やかな花々とともに会場には石けんの香りが漂い、来場者の心を和ませている。
佐藤さんは「四角の粘土から思い通りの形が作れ、本物よりも自分の好みの色が出せる。パンフラワーのかわいらしさなどを感じてもらえれば」話していた。 -
第22回大芝高原まつり
南箕輪村の第22回大芝高原まつりが25日、大芝高原であった。名物のたらいレース、おまつりステージ、パレードなど多くの住民が参加して盛り上がり、出店が軒を連ねたふるさとの味コーナーは黒山の人だかりでにぎわった。
今年10周年のクラシックカーフェスティバルでは特別企画で、映画「007は二度死ぬ」で使われたボンド・カーの「TOYOTA2000GTオープン」(トヨタ博物館所蔵)を特別展示。祭り客は前から後ろからじっくりと眺めたり、写真を撮るなどしていた。
新企画の縁台将棋は、祭りのけん騒をしばし忘れて、子どもも大人も一緒になって木陰に据えた縁台で将棋を指した。
大芝高原音頭アレンジ曲「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」をメーン曲とするおまつりパレードには22団体約900人、ステージには22団体32チームの約700人が参加し、夏を締めくくる祭りで大いに盛り上がった。 -
かんてんぱぱホールでホームクラブ御子柴教室のニットソーイング展
駒ヶ根市のホームクラブ御子柴教室(御子柴直美代表)による作品展「お気に入りの一着」展が26日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。ニット生地で作った夏の洋服を中心とした作品約120点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
御子柴さんの教室受講者による作品展は2回目。前回は冬の装いを中心とした作品展だったため、今回は季節を変えて開催することにした。
御子柴さんの教室では「普段着をおしゃれに」をコンセプトとした作品づくりを展開しているが、今回は染色やステンシルなどとのアレンジを加えた作品も多く、受講者それぞれのオリジナルの一着が会場に並んでいる。
御子柴さんは「今は洋裁をされる機会も少なくなってしまったが、初めての人でも気軽にできるため、楽しさにはまる人も多い。少しでも興味がある人は、ぜひやってみてほしい」と話していた。
入場無料。午前9時半縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。
また、会期中は随時ニットソーイングの体験教室も行っている(半袖Tシャツ1枚で1050円)。 -
みはらしの湯で天体写真展
西箕輪在住の野口輝雄さん(56)による天体写真展が31日まで、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」で開かれている。野口さんが過去10年にわたって撮影した彗星や月食などの天文写真約20点が、訪れた入浴客の目を楽しませている=写真。
市内の小学校に勤務する傍ら、伊那天文ボランティアサークル「すばるの会」の代表などを務め、上伊那から見える夜空の天体写真を撮影し続けている野口さん。昨年はシュワスマン・ワハマン第3周期彗星の撮影にも成功しており、今回はその写真も展示している。そのほかにもオリオン大星雲や獅子座流星群、アンドロメダ銀河などをとらえた天文写真が並んでおり、幻想的な世界が見る人の心をひき付けている。
野口さんは「上伊那は夜空が暗く、天体写真を撮影するには優れている。そんな環境をいつまでも守っていくことが私たちの責務ではないでしょうか」としている。 -
上の原保育園で地区社協と一緒にカレーパーティー
伊那市の上の原保育園(木下りつ古園長)の年長園児約60人が23日、上の原地区の社会福祉協議会(尾名高茂人会長)のお年寄りら12人を招いてカレーパーティーをした=写真。
開設3年目となる同園は昨年まで、園の畑がなかった。しかし今年は地区の協力があって、園の近くに畑を借りることができ、地区社協のメンバーとともにジャガイモやサツマイモを育ててきた。
そのジャガイモを7月末に収穫。お世話になった地域の人たちを招き、カレーパーティーを開くこととなった。
カレーの調理は年長園児らが担当。春にはジャム用のイチゴを包丁を使って切ったが、カレーの具材となるジャガイモやニンジンはイチゴよりも堅く、悪銭苦闘。パーティーに招いたお年寄りらの協力を得ながら、みんなでカレーを作り上げた。
その後、出来上がったカレーを試食。園児たちは「自分たちで作ったから余計おいしいよね」と語りかけるお年寄りの言葉にうなずきながら、自分たちで作ったカレーを口いっぱいにほうばっていた。 -
柄山祐希さん 野草スケッチ原画展
伊那市の伊那公民館の野草講座講師を務める、柄山祐希さん(82)=同市中央区=の野草スケッチ原画展は31日まで、同公民館ロビーで開いている。同講座OBの会「われもこうの会」の賛助作品を含む29点を飾っている。
墨入れによる植物スケッチ原画は、彩色11点、無彩色12点、俳句誌「みすず」に投稿した原画に随筆を添付した作品は9点を出品した。学術的な観察記録を中心とした原画で、柄山さんにとって初めての展示会となった。
1950年代からの彩色作品「メヒシバ」「アブラススキ」、2000年代作品「オオバコ」「キンミズヒキ」など市内でスケッチした原画を展示。観察力、植物調査における専門的なスケッチ力が見る人の足を止めている。
柄山さんは野草講座の講師を20年余務め、現在も継続。野草スケッチ、随筆は野草講座の観察資料として長年用いられているという。 -
交通安全功労 山崎喜美夫さん
交通安全活動に長年尽力したとして、関東管区警察局長感謝状(交通安全功労)を受賞した南箕輪村南殿の農業山崎喜美夫さん(72)=写真=が23日、県警察本部で本部長からの伝達を受けた。この日、伊那署を訪れ、小嶋惣逸署長に報告した。
山崎さんは、1956年以降、伊那交通安全協会、南箕輪村交通安全協会委員及び役員として、地域の交通安全活動に尽力。現在は、伊那安協参与、南箕輪村安協顧問を務める。感謝状授与は97年から始まり、同署管内では初めての受賞となった。
山崎さんは「警察のみなさんの積極的な指導、村の交通行政の推進のため、安協を重要と位置付けてくれたことが励みになった」と感謝の言葉。「村内の交通事故発生場所をマップ化し、再発防止のため対策を考えるなど、これからもやれることはやっていきたい」と抱負を述べた。 -
【記者室】もみじマークをペイント?
通称「もみじマーク」と呼ばれる自動車に張る「高齢者運転標識」。70歳以上を対象にしたこのマーク。運転者の保護が目的で現在は表示は義務ではないが、将来、表示が義務付けられ、表示しないと罰金になるなど法制化されるという▼「罰金となると、つけないわけにいかないな」と交通安全教室で話を聞いた参加者。もみじマークは、盗難に遭うこともあるようで、車の内部に張っておく方法を同じ参加者がアドバイスしていた▼そんな中で男性が一言。「75歳以上の人の車にマークを印刷したらどうだい」。車にペイントする日が来るかどうかは別だが、間違いなく表示され、違反も盗難もない。対象外の人が運転する場合は困るが、アイデアとしては面白い。(村上裕子)
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みはらしの湯で奥村憲さんのクレヨン・クレパス画展
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」の展示ロビーで31日まで、伊那市在住の奥村憲さんによる「クレヨン・クレパス画展竏鋳・宦E南アルプスの四季を描く」が開かれている=写真。
奥村さんは愛知県出身。公募団体「白日会」で油絵を中心とした制作活動を40年以上続けてきた。7年前、横浜から伊那へと移り住んでからはクレヨンやクレパスを使ったスケッチ制作にも精力的に取り組み、四季の移ろいや中央アルプス、南アルプスを望む情景などを描いてきた。
今回は二つのアルプスを望む四季の風景のほか、田園風景などを描いた作品17点を展示。クレヨンやクレパスが持つ独特な柔らかさが、雄大かつのどかに広がるこの地域の山や自然の雰囲気までを映し出している。
奥村さんは「夏休みの時期、子ども連れの家族や里帰りして温泉を訪れた人たちに二つのアルプスの四季をパノラマに描いたクレヨン、クレパスの世界を楽しんでいただければ」としている。
みはらしの湯の営業時間は午前10時縲恁゚後9時半。 -
箕輪町スイミングプール利用まとめ
箕輪町教育委員会は、町スイミングプールの今季の利用状況をまとめた。今年は50メートルプールを老朽化により開放しなかったこともあり、利用者は前年度より896人減少し3419人だった。
今季は7月14日縲・月19日の28日間営業。そのうち雨天中止が4日間。入場者は一般448人、高校生16人、中学生193人、小学生1203人、付き添い者626人、保育園・幼児933人。入場料は27万8050円。
町教委では、プールの忘れ物を町文化センター事務室に保管している。タオル、帽子、浮き輪、水中眼鏡など段ボール1箱分ある。心当たりのある人は、町文化センターへ。 -
箕輪町長寿者訪問
箕輪町の平沢豊満町長は23日、敬老の祝いで88歳以上の町民宅を訪問して記念品を贈り、長寿を祝った。本年度中に88歳以上になる長寿者は467人。9月5日まで町長が訪問する。
88歳は72人、89歳以上は395人。最高齢者は101歳の小野美知子さん、100歳は北川センさん。
10月に88歳の誕生日を迎える木下の西沢かつみさんを訪ねた町長は、「朝晩のおみそ汁に使ってください。どうぞお元気で」と、祝い品のケヤキの椀を手渡した。
西沢さんは大正8年生まれ。「おかげさまでどこも悪いところはない。健康のために毎日散歩をしている」という。庭先で野菜を育て、趣味で手まりも作る。1日おきに日帰り温泉施設ながたの湯に出かけ、知り合いとのおしゃべりも楽しんでいるという。
町は88歳の人に町木のケヤキの椀、89歳以上の人にバスタオルとバスマットのセットを贈る。 -
花ろまん22駒ケ根市地区社協の「ふれあい花壇」
猛暑、炎暑、酷暑と語彙(ごい)を総動員しても、表現しきれないほど、暑い夏もようやく峠を越えた。駒ケ根市内72カ所の地区社協の「ふれあい花壇」の花たちも少しずつ元気を取り戻してきた。国交省の緑愛護表彰を受賞した「看護大学ふれあい花壇」をはじめ、土づくりから花づくりを進める「町三区花壇」。多彩な花で利用者の目を楽しませるフラワーハイツの「アルプス花壇」など、規模もデザインも様々、72通りの花壇美を形成している。今回はふれあい花壇のウォッチング。紙上で紹介する花壇は、花壇コンクールの各賞とは無関係に選んだ(大口国江)
##(中見出し)
花壇はふれあい広場の精神の具現化
「ふれあい花壇」は「障害を持つ人も持たない人も、共に支えあう心豊かに生きるまちを目指す」という「ふれあい広場」の精神を踏まえ、「協力して花を育てることで、地域のふれあいと支え合いを育み、花いっぱいのまちづくりにつなげよう」と、91年、地区社協の活動の一環として始まった。
初年度は14カ所でスタート。93年には24カ所に、94年、地区社協が16行政区中13地区で結成されると、花壇も43カ所に急増。96年、全地区で地区社協が結成、花壇も次々と増設され、現在は72カ所になった。花苗4万本余のうち、1万7千本は自主育苗と、市民からの寄付で賄えるようになった。
市社協の片桐美登さんは「今夏は日照りが続いたが、地域のみなさんが頑張って水やりをしていただき、良い花を咲かせている」。関口須美子さんは「大規模な花壇ばかりでなく、路傍の小さな花壇も心を和ませ、地域の輪をつないでいる」と話していた。