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【記者室】民謡「御嶽山」
民謡「御嶽山」が縁で、南箕輪村の御嶽山保存会と木曽町の木曽節保存会の交流が始まった。木曽の保存会は「『御嶽山』は木曽にとっても重要。ぜひ覚えて残していきたい」と熱心。村の保存会も交流の発展に期待を寄せる▼村の無形文化財「御嶽山」は、元は木曽から伊那に伝わり村の大泉地区に残ったもの。1696年に伊那谷と木曽谷を結ぶ権兵衛峠が整備されてから広く伝播したといわれるが、300年以上の年月を経て権兵衛トンネルができ、今度は伊那から木曽への“里帰り”となった▼「御嶽山」は村内でも一時途絶えていたが、後世に残そうと組織された保存会が守り伝えてきた。その熱い想いが峠を越え、木曽の保存会を引き寄せたのかもしれない。(村上裕子)
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キルト仲間12人の作品展
伊那市生涯学習センター2階ギャラリーで18日、キルト展「秋の夜長の針仕事」が始まる。伊那市を中心としたキルト仲間12人(中学生含む)のパッチワークや小物約100点が並ぶ。23日まで。
展示会は初めてで、趣味として取り組むメンバーが作品を見てもらおうと自信作を持ち寄った。
作品は、花柄や幾何学模様、1縲・2月を表したひな人形やこいのぼり、クリスマスツリー、誕生日を祝うものなどほとんどがオリジナルデザイン。着物をほどいた布を使うなど配色も多彩で、作品にそれぞれ個性が出ている。一番大きなものは、2メートル四方ある。
井上みすず代表=伊那市東春近=は「糸と針があれば、どこでもできる。一針ずつ時間をかけて縫う大変さもあるけど、夢があって楽しい」と話す。
会場では、メンバーが型紙など作品作りのの相談に応じる。
開館時間は午前9時半縲恁゚後6時(最終日5時)。21、22日は延長する。 -
ボーイスカウト伊那第1団が入隊式とカントリー大作戦を実施
「スカウトの日」に合わせてボーイスカウト伊那第1団(中村洋団委員長)は17日、「スカウトカントリー大作戦」を展開した。保育園、幼稚園の年長から大学生まで45人が参加。伊那公園周辺地域でごみ拾いに励んだ=写真。
「スカウトの日」は、地域貢献を目的として展開しているもので、この日に合わせて全国のスカウトらは一斉に清掃奉仕活動を行っている。
伊那第1団では、二手に分かれて伊那公園周辺から伊那市駅周辺までを2時間ほどかけて点検。ごみ袋を持ちながら歩道を見回り、落ちているごみをくまなく拾い集めていた。
また、スカウトの日に合わせて入隊式と上進式もあり、ビーバー隊に2人、カブ隊に1人の仲間が新しく入隊した。 -
かんてんぱぱホールでキルトガッセ秋のフェスタ展
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで18日まで、「キルトガッセ秋のフェスタ」が開かれている。自然の素材でつくるのれんやバック、小物など約300点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
伊那市福島にある「キルトガッセ」のオーナー根津幸江さん(52)の作品展で2年目。 会場には「インテリアからお出掛けのファッションまで」をコンセプトにしたさまざまな作品が並んでおり、綿や絹、柿渋などの天然素材を使った普段の生活の中に溶け込むようなデザインが多い。
今回は小物のほか、のれんやタペストリーなどを前回より多めに展示。また、ちりめんを取り入れた小物もあり、訪れた人は「かわいいね」などと話しながら作品に見入っていた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。 -
上伊那管内の100歳以上の高齢者は状況
敬老の日に合わせて上伊那地方事務所は、上伊那管内の100歳以上の高齢者は状況を公表した。上伊那管内で今年100歳以上となる高齢者の数は男性9人、女性59人の合計68人。昨年に比べ、20人の増加となった。
女性の100歳以上が男性の6倍以上となっているほか、市町村別では、伊那市が最も多い30人となっている。
男性の最高齢者は明治36年12月生まれで現在103歳の宮下貞美さん(伊那市)、女性の最高齢者は明治31年7月生まれで現在109歳の平沢由子さん(駒ケ根市)。平沢さんは県内でも最高齢者となる。
また、県内の100歳以上高齢者数は、男性105人、女性662人となっている。 -
青少年ホームで赤ちゃん&ママビクスの後期が開講
伊那市青少年ホームで14日、「赤ちゃん&ママビクス」の後期講座が開講した。前期から参加する母親らなど約50人が集まり、マッサージなどを行いながら赤ちゃんと触れ合った=写真。
「赤ちゃん&ママビクス」は、ベビーマッサージやベビービクスなど、母親と赤ちゃんとのスキンシップを主体としたエクササイズに取り組む講座で、親子のきずなを強めたり母親らに幼児との接し方を学んでもらうことを目的としている。伊那市総合型地域スポーツクラブ中地区との共催で3年前から開講しているが、毎回50組以上の母子が参加する人気で、1回の講座を前半、後半に分けて実施している。
この日の前半の講座には、生後1カ月から1歳までの赤ちゃんを持つ約20組の母子が参加。インストラクターの根橋恵美さんの指導に従い、風邪防止のマッサージや寝返り準備の体操などを行いながら赤ちゃんに語りかけ、笑顔を見せていた。
前期講座から参加している伊那市の小山田美和さん(29)は「最初はどんな強さで接していいかなど分からなかったが、分かるようになった。家では覚えたものをアレンジしながらやったりしている。楽しい」と話していた。 -
上伊那の小学校で運動会
上伊那各市町村の小学校や保育園で15日、それぞれ運動会があった。児童や園児たちは秋晴れの空の下、元気いっぱいにグラウンドを駆け回った。
伊那市の伊那小学校(北原和俊校長、738人)は、学年別のかけっこ、綱引き、棒倒し、大玉送り、ダンス「信濃の国」など26種目を展開。採点種目は、赤や青など4色対抗で競った。
5年生の「走れ!ひまわり号」は、リレーでタイヤを転がす速さを競うもの。スピードをつけてどんどん進む児童もいれば、タイヤが左右に揺れ、思うように前へ進まず、あせる児童もいて、会場から「頑張れー」と盛んに声援が飛んだ。
6年生の組体操は「ふるさとの四季」を表現。
最後は、全校で「勘太郎月夜唄」を踊って締めくくった。
会場には、多くの家族が詰めかけ、我が子の姿をビデオやカメラに収めていた。 -
【記者室】運動会
土曜日に運動会を開いた小学校が多かった。万国旗がはためくグラウンドで、本番に向けて練習を積んできた子どもたちが綱引きや大玉送り、組体操などの種目を次々と繰り広げた。地元でうたい踊り継がれている民謡も、住民から指導を受けて披露するところも▼会場には、多くの家族が詰めかけた。ビデオや望遠レンズの付いたカメラを構える父母が目立ち、かけっこのゴール地点は人垣ができるほど。人をかき分けて入るすき間すらなかった▼ビニールシートに座って応援していた祖父母が「何も見えんな」とぽつり。確かに、そうだ。頑張っている我が子の姿を近くで見たいし、撮りたい気持ちは大いにわかる。しかし、その一方で見られない人がいたのも事実。(湯沢康江)
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南箕輪村の松沢はまさん
デイサービス松寿荘で100歳誕生祝い南箕輪村のデイサービスセンター松寿荘で12日、100歳の誕生日を迎えた利用者の松沢はまさん=田畑=に職員手製の羽織などを贈り、皆で長寿を祝った。
松沢さんは明治40年9月11日生まれ。週1回デイサービスセンターを利用しており、利用者の中で最高齢。
職員が縫った紫色の袖なしの羽織を着てステージ上に座り、同じ利用者から花束を受け取った。職員が金銀の鶴亀を張った特別バージョンの誕生日カードも贈り、利用者や職員が誕生日の歌で祝福した。
松沢さんは、足が丈夫で手押し車を使って歩き、病気もないという。「貧乏したけど泣くようなことはなかった。家の人がよくやってくれるからありがたい。甘えほうけ甘えてるところ」と笑顔で話していた。 -
鈴木英人さんの作品展「海からの光りと風」
日本を代表する人気イラストレーターの鈴木英人さんの作品展「海からの光りと風」は18日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。原画や版画など過去20年間の秀作を一堂に集めた展示販売会となっている。
色鮮やかな海と空をバックに車やヨットを描いた作品「CHEVROLET PICKUP」「きっとどこかに」など37点が並ぶ。そのほか、08年カレンダー(壁掛け・卓上)や名刺入れ、レターセットなどのグッズ10数種類も販売している。
鈴木さんは1948年、福岡県生まれ。71年ごろ広告デザインを手掛け、デザイナー、アートディレクターを経て、80年にイラストレーターデビューした。以後、精力的に版画作品を制作発表し、現在作品数は250点を越えるという。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時) -
日本山岳写真協会南信支部第13回写真展
日本山岳写真協会南信支部(会員20人、津野祐次支部長)による第13回写真展「貌(かたち)・季節の中で」が17日まで、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。四季折々の山の表情をとらえた山岳写真61点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
作品展は天竜川流域を拠点として活動するメンバーでつくる南信支部によるもの。
今年は17人が作品を出展。四季の移り変わりとともに変化する色鮮やかな南アルプスや中央アルプスをとらえた作品も多く、さまざまな条件が重ならなければ見られない一瞬を写した幻想的な作品も並んでいる。また、今年はデジタルカメラで撮影した作品などもある。
津野支部長は「普段とはちょっと違った非日常的な山の絵(写真)をご覧戴くとともに、写真という表現媒体ともう一度見直していただければ」と話していた。
入場無料。午前9時半縲恁゚後5時半(最終日は午後4時まで)。
16日の午後2時からは津野さんによるライブトークもある。 -
「賛助会伊那支部書道クラブ」作品展 16日まで
県老人大学伊那学部の書道クラブを卒業した人々でつくる「賛助会伊那支部書道クラブ」の作品展が13日、伊那市荒井区の市立伊那図書館広域情報コーナーで始まった。クラブ単独の初の展示で、メンバー21人が一人1、2点ずつの計約50点を出品している=写真。16日まで。
同クラブは、生涯学習をテーマに「趣味を通じ、生きがいと健康づくり、人づくり、仲間づくり」を目的に、老大で2年間、その後賛助会として4年間の活動を続ける。向山修さん=伊那市山寺区=を講師に招いた、月1回の教室で腕を磨いている。
作品は、短歌などを題材にした、仮名や漢字のほか、漢字に仮名混じりの軸装や額装を出品している。また、向山さんが自宅で開く書道教室の生徒7人の協力作品も加わり、会場はメンバーらの力作で埋め尽されている。
田中国光クラブ長(75)=同市中央区=は「努力の結果を賛助会のみんなと一般の方々に見てもらい、批評と指導をいただければうれしい」と来場を呼び掛けている。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後1時)。 -
天竜川の河川清掃「第17回ラブリバー天竜の日」
天竜川の河川清掃「第17回ラブリバー天竜の日」が13日、伊那、駒ヶ根、飯田の3地区であった。上下伊那と木曽地域の建設会社でつくる県南部防災対策協議会(吉川光國会長)が主催する環境美化活動の一環で、この日は全地区で計101人がごみを拾った。
伊那地区は、19社30余人が参加し、左岸を中心に天竜川の十沢橋(箕輪町)縲恣a島橋(伊那市)、天竜川と三峰川の合流点(同市)縲恊Y原河川公園(同市)で実施。3班に分かれ、堤防道路沿いに落ちているごみを歩きながら拾った。
参加者によると、先日の台風9号の影響で、上流から流れついたごみが多かったという。空き缶やペットボトル、発砲スチロールなどの家庭ごみが目立ち、昨年よりもごみ袋の数量が多く感じたという。
ごみの量(ごみ袋の数)は次の通り。
▽伊那=資源ごみ・不燃ごみ32袋、可燃ごみ11袋▽駒ヶ根=資源ごみ4袋、埋め立てごみ5袋、可燃ごみ4袋▽飯田=資源ごみ7袋、埋め立てごみ64袋、タイヤ2本
天竜川の左岸沿いのごみを歩いて拾う参加者ら -
年間医療費38万円台で過去最高に、宮田村の国保被保険者1人あたり
宮田村の国民健康保険被保険者の1人あたりの年間医療費は2006年度、前年度に比べ2万8600円も多い38万5200円にのぼっていたことが13日、村住民福祉課のまとめで分かった。過去最高額を更新。その結果06年度の国保給付費は前年度に比べ14%増加し、国保特別会計決算は479万円の単年度赤字を計上するなど、厳しい状況は続いている。
1人あたりの年間医療費は右肩あがりの傾向で、過去5年間では7万円余り上昇。
06年度は特に入院費が前年度に比べ19・3%増加し、一般の外来診療は2%ほどの伸びだった。
13日に開いた村の国保運営協議会で報告したが、委員の医師は「高度医療が増えていることも影響していると思う。日常からの生活習慣病予防に力を入れるしかない」と意見した。
また、国保全体のうち老人の年間医療費の伸びも顕著で、06年度は前年度比3万8千円増の71万3100円だった。 -
高齢者祝賀訪問
17日の敬老の日を前に駒ケ根市の中原正純市長は12日、市内の特別養護老人ホーム千寿園を訪れ、敬老会の席上で、入所している市内の最高齢者平沢由子さん(109)に長寿の祝い金2万円と花束を贈った。中原市長は横になっている平沢さんに顔を近づけ「頑張ってもっと長生きしてください」と笑顔で語り掛けた=写真。
市内には今年度100歳以上となる長寿者が8人いる。中原市長は17日にも3人の長寿者の自宅を訪ね、祝いを述べることにしている。 -
陽だまり講座とレディーバード
花巻き寿司作りで交流伊那国際交流協会の中国人を対象にした「陽だまり」講座は9日、伊那市の女性海外研修参加者でつくるレディーバードと、生涯学習センターいなっせの料理実習室で花巻き寿司を作って交流した。
講座は年4回。日本の文化を学ぶ教室などを開き、最近は生活習慣病予防を考え日本料理を学ぶ教室も開いている。
今回は伊那市、駒ヶ根市、箕輪町に暮らす18人が参加。レディーバードの5人が「バラ」と「桃の実」の2種類の花巻き寿司の作り方を指導した。「バラ」は、桃色の寿司飯と薄焼き卵で花を作り、葉に見立てた青菜と白い寿司飯で巻き上げる。出来上がった花巻き寿司を切ると、「きれいに出来てる」と喜び、花が見えるように皿に盛り込んでいた。
駒ヶ根市の米山芳子さんは、「孫の運動会のときに作りたい。今日帰ったら、すぐに材料を用意してやってみたい」と話していた。 -
伊那ローターアクトクラブがたかずやの里で交流
伊那ローターアクトクラブ(7人、辻秀泰会長)は9日、伊那市富県の児童養護施設たかずやの里を訪れ、子どもたちとゲームなどで一緒に遊び交流した。
同クラブは上伊那在住者や在勤者で組織。奉仕活動や勉強会をしており、たかずやの里は毎年この時期に訪問している。
今年は、ピンホールカメラを持参し、子どもたちにカメラの仕組みを説明した後、「本当に写真が撮れるのか確認してみよう」と、外に出て写真撮影をした。
まずは集合写真を撮るため庭に並び、5秒間身動きせずに皆でカメラに向かって立った。撮影後、2分間待って写真が出来上がると、「写ってる?」「見せて」と皆が写真に集まり、「すごい。撮れてる」と覗き込んだ。子どもの一人は、クラブのメンバーにいろいろ質問し、「このカメラは面白い」と興味を示していた。 -
「平成の大検地」西春近コース 未実施部を踏破
新伊那市誕生記念イベント「平成の大検地」の西春近コースの開催が9日あり、初級者向けのハイキングコースから上級者向けの西駒ケ岳登山までの3ルートに約80人が参加。検地は前年に続き2回目で、前回未実施区間を踏破し、同地区の検地を完了した。
近隣市町村との境界を人力で歩くイベントで、西春近コースの主催は、西春近公民館などでつくる実行委員会。ルートは未実施部分が残る、蚕玉神社縲恚xみ平縲恤ィ見や城のAルート、権現づるね縲恍メ山縲怎Iッ越縲恣。沢山の神のBルートの2つと、区民恒例の権現山登山をCルートとして用意した。
昨年も人気だったCルートには、子ども連れ親子ら33人が参加した。本年、実行委員会の一人で、地元郷土史家の三沢勝人さんが制作した、権現山の登山道沿いの見所12個所をまとめた説明書が手渡された。
約350年前、石高削減により作ったという「隠し田んぼ」や、大正時代の農民の娯楽の場だった「競馬場跡」などの名所について三沢さんが説明。参加者は解説を受けながら登山を満喫した。
権現山の山頂で記念撮影するCルート参加者ら -
介護予防講座受講生が交流会
伊那市高遠町の各地区で展開する介護予防講座の受講生らの交流会が12日、同町の総合福祉センターやますそであった。健康づくり、転倒予防のためにつくったオリジナル体操を披露し合い、互いが今後の参考にした。
参加したのは、65歳以上を対象にした「おたっしゃ教室」と75歳以下を対象に各地域で体操を普及するボランティアを育てる「いきいきサポーター」の計約150人。いずれも3年目の取り組みで、同教室からの参加は初の交流会があった昨年の4から7グループに増えた。
体操は、いすに座りながら全身の筋肉や、柔軟性、バランス感覚を鍛えることができる、高齢者を対象とした軽運動。発表では音楽に合わせ、手足を伸ばしたりなどのストレッチ運動や片足を宙に浮かせたりなどの筋肉トレーニングなどを織り交ぜた体操を披露した。 -
「医療費に一部を返還する…」との詐欺に注意
最近、中南信地方で市町村職員を装った者が高齢者宅を訪問し、「医療費の一部を返還するために手数料が必要だ」と偽り、現金をだまし取る詐欺が発生している。伊那署などは、こうのような訪問があれば、最寄りの警察署や交番などに通報するよう呼び掛けている。
11日午後1時ごろ、南信地域の高齢者宅でも同様の事件があり、高齢者が9800円をだまし取られた。この事件の犯人の特徴は、身長160縲・65センチで、年齢は40縲・0歳。丸顔でメガネ、茶色のブレザーに黒いズボンを着ていた。 -
高齢者ニュースポーツ交流会
県長寿社会開発センター伊那支部は11日、「高齢者ニュースポーツ交流会」を南箕輪村の大芝公園屋内運動場などで開いた。老人大学の学生や一般など約50人が集まり、さまざまなニュースポーツに挑戦した。
交流会は高齢者でも手軽にできるニュースポーツに取り組みながら健康づくりや交流の輪を広げてもらおうと毎年開催しているもので、今年はペタンク、囲碁ボール、マレットゴルフの3種目を用意した。
そのうち、スティックでボールを打ち、碁盤になった人工芝マットの上にボールを並べて得点を競う「囲碁ボール」では、相手チームよえいも多く得点できるよう、参加者が白と黒のボールを打ち合い、楽しんでいた。
この日初めて囲碁ボールを体験した辰野町の70歳の女性は「見たことはあったが、やったのは初めて。あまり勝敗にこだわらずにみんなで仲良くできるので楽しい」と話していた。 -
白雪姫の毒リンゴ?出荷開始
白雪姫の毒リンゴ!?竏秩B伊那市西箕輪の果樹生産者・笠松悟さん宅で、赤黒く色付くリンゴ「ホウメイ」の出荷が始まった。独特の赤さと面白い愛称で、直売所を訪れる買物客を驚かせている。
“白雪姫の毒リンゴ”こと「ホウメイ」は「つがる」の一種。もともと笠松さん家族の間では、赤黒く色付く姿から「毒リンゴ」という愛称で呼び合っていたが、昨年から遊び心を込めて直売所へ出荷するラベルに「白雪姫の毒リンゴ?」と表示して販売し始めたところ、話題となり、買物客の間でも人気となった。
笠松さんは「木で完熟させるため、甘味は十分あり、果肉はしっかりしている。色に惹かれて購入していただいた方でも、リピーターとして何度も購入してもらっている」と話す。
今年は夏の暑い日が続いたため、全体的に色付きが遅れているというが、つがると比べると一きわ赤く色付いている。
白雪姫の毒リンゴは伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームにある直売所のほか、南箕輪村の「ファーマーズあじ縲怩ネ」で9月下旬まで販売している。
価格は4個入りで500円。 -
伊那法人会女性部
南箕輪老人ホームにおはぎの贈り物伊那法人会女性部(66人、小口幸子部長)は12日、「敬老の日」とお彼岸に合わせ、地域貢献活動として南箕輪村にある南箕輪老人ホーム(特別養護、養護)2施設に部員の手作りおはぎを届けた。
女性部は年2回、イベントを上伊那の各地区が順番に担当して実施している。今年、熊本県であった全国フォーラムで同県法人会の地域貢献活動を知り、今回のイベントを担当した南箕輪村の藤田キヨ子代表が老人ホームの訪問を提案。会として初のボランティア活動に取り組んだ。
部員24人が、おはぎ約500個を心を込めて手作りし、あんことごま1種類ずつをパック詰めした。養護老人ホームでは、部員が利用者一人ひとりにおはぎを手渡し、一緒に席について話をしながら味わった。利用者は「とてもおいしい」と喜んでいた。
部員による手話ダンスと日本舞踊のステージもあり、利用者を楽しませた。
女性部は、県の合同例会や木曽法人会との交流、勉強会などの活動があり、「公益法人として内容の濃い活動をしていくためにも、今後も地域貢献活動に取り組みたい」と話していた。 -
直江津港遭難から65年
竏虫桙燻・1日に降った雨で荒川・保倉川も増水し至極悪条件であり、水中の生徒は一心に泳いだが突堤に近づくと二度目の波で流されたが生徒は一生懸命で泳ぐ、村上教員の叫びも一心である「皆な泳げよ!…」悲痛の声…(搏美六人力会発刊、「直江津遭難の記より」)。
1942年9月13日、箕輪中部小学校の6年生26人が新潟県直江津海岸で波にさらわれ、うち5人が帰らぬ人となった。修学旅行中のことだった。
旅館についた154人の児童(修学旅行は2つの班に分かれ、12日に1班が、13日に2班が行った)。海へは出ない方が良いという旅館主の注意があったが、山国に育ち海を見たことがなかった子供たちは、他校の児童たちが遊ぶ姿を見て、海岸へ向かった。教師たちもやむなく同行。波と遊ぶうちに突堤の方へ。漁師の注意を受け、教師が児童をともない引き返そうとした時に、突然、大人の背丈ほどもある大波が襲った。26人が海中へとさらわれた。落ちた子供の話によると、コンクリートの上をずるずると滑ったという。大人たちの救助により、21人が引き上げられたが、5人は命を失った。
その日から65年が経つ。257人の同級生は一人一人が遭難事故のことを忘れずに「搏美六人力会」をつくって活動を続ける。
会の名は、当時校長で遭難の責任をとって辞任した牛沢搏美さんの「5人の友の分と自分を合わせて6人分がんばれ」という言葉からつけられた。
箕輪中部小の校庭に立つ2つの石碑。遭難で亡くなった5人の十三回忌のおりに建立された「直江津遭難慰霊碑」、その横に「牛沢搏美先生公徳碑」が並ぶ。
「和服姿で、毅然としていて、侍みたいな先生だった」と搏美六人力会会長の今井友利さんは懐かしそうに語る。
校長辞任後、牛沢さんは信濃教育会専任幹事に就任。1945年、東京に出張中、空襲にあい亡くなった。頌徳碑は1987年に、牛沢さんに対する敬慕の念から建てられた。
毎年の参拝・同級会、回忌ごとの法事、石碑の建立の他にも搏美六人力会は、直江津港遭難について記したものや会の記念誌、牛沢搏美遺稿集の発行、小学校に対する寄付などの活動をしてきた。「役員が何かしようと提案すると、皆がうなずいてくれる。すばらしい仲間に恵まれた」と今井さん。
65年の間、毎年、欠かさずにしてきた石碑の参拝や同級会だが、今年で同級生は喜寿を迎えることを機会に、今井さんら役員は高齢の会員のことを考え、今までのように全会員に声をかけて集めることはやめようと決めた。今後はそれぞれが自主的に9月13日になったら石碑に参拝することになる。
13日には、現在の箕輪中部小学校の6年生120人が搏美六人力会の石碑参拝に参列する。遭難の悲劇の教訓を、そして何よりも65年の歳月を経てもつながり続けた同級生のきずなを、子供たちが学べる機会となりそうだ。 -
10月に入笠山~鹿嶺高原トレッキング大会
伊那市長谷の南アルプス自然体験ネットワークは10月7日、「入笠山縲恷ュ嶺高原トレッキング大会」を初めて企画した。入笠山や鹿嶺高原の知名度を上げ、地域の自然体験観光の振興を図る。さらに、心身のリフレッシュと健康増進につなげる。
コースは標高1800メートル台の入笠山縲恷ュ嶺高原の延長約11キロ。標高差は300メートルほどある。所要時間は7時間半で、高座岩、半対峠、湿原など6カ所のチェックポイントを通る。主催者によると「雄大な景色が望める」という。
定員は150人で、28日まで募集中。対象は、小学校高学年以上(小・中学生は保護者同伴)の健脚に自信がある人。参加費は2千円(バス代、保険料など含む)。
当日は午前5時半、高遠城址公園駐車場に集合。受け付け後、バスでスタート地点に移動して歩き始める。ゴールした人から解散で、随時、バスで集合場所へ送る。
希望者は参加申し込み書に必要事項を記入し、参加費を添えて事務局へ申し込む。
申し込みは、伊那市長谷総合支所産業振興課内南ア自然体験ネットワーク事務局(TEL98・3130)へ。 -
9月9日「ひやおろし」解禁
漆戸醸造が「旬の酒ひやおろしを楽しむ会」長野県酒造組合は今年、厳寒期に醸造した清酒を酒蔵の中でひと夏を越し調熟させた「ひやおろし」の解禁日を重陽の節句の9月9日と定め、県内約40社が協力して「ひやおろし」の発売を開始した。これに合わせたイベントが各地であり、伊那市の漆戸醸造(漆戸正彦社長)は9日、「旬の酒ひやおろしを楽しむ会」を市内の割烹で開き、同社の酒のファンや業者ら20人が旬の酒を堪能した。
大正4年に同社が伊那部宿の井沢家の酒蔵を借りて創業したゆかりの地に隣接する割烹いづみを会場に開催。南箕輪産酒造米ひとごこちを使った「井乃頭純米ひやおろし」をはじめ今年の全国新酒鑑評会金賞受賞酒など3種を出した。
「ひやおろしは、すっきりしていて、さらっとしてのみ口のよい酒」(漆戸社長)といい、参加者は互いに注ぎ合い、料理と共に楽しんでいた。 -
伊南消防が大規模救助訓練
伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)は11日、ヘリコプターや救助工作車などを駆使した大規模な救助訓練を市内で実施した。署員60人のうち当直勤務者などを除いた約40人が参加し、万一の大事故発生に備えた。
7人が乗ったワゴン車が林道のがけから転落し、2人が車外に放り出されて意識不明となっている竏窒ニの想定。駒ケ根高原スキー場の駐車場の段差を利用した訓練地で署員らはロープと救助工作車を使って2人のけが人を平地に搬送し、県消防防災ヘリコプター「アルプス」の出動を要請。飛来したものの着陸適地がないため、ゲレンデ上空でホバリングしているヘリコプターに、担架に固定したけが人を慎重に収容した=写真。署員らは時折小雨の降る天候の下、指令に従ってテキパキと行動していた。
竹上消防長は「管内にはしらび平に続く駒ケ根駒ケ岳公園線などの林道があるから車の転落事故は本当に怖い。この訓練が万一の際に少しでも役に立てば」と話した。 -
中央アルプスに注目
中央アルプス駒ケ岳にある標高2870メートルの宝剣山荘で、その場で打った手打ちそばを今夏から客に提供している。「ほかにも、そばを提供する高所の山小屋があるかもしれないが、手打ちはないはず。世界一だと確信している」と関係者も自信満々。冗談混じりに「ギネスブックへの登録も夢じゃない」と、山荘の“目玉”にしていく考えだ。
経営する宮田村の第三セクター宮田観光開発が、伸び悩み傾向の利用者を増やし、食でも楽しんでもらおうと企画した。
山荘主任の千島浩聡さんが、シーズンオフの昨年冬、下界のそば教室に通い修業。その後も自己流で研さんを積み、8月から客に振舞っている。
1食800円で1日限定20食だが、1カ月余りで200食以上を提供。「アルプスで手打ちのそばが食べれるとは」と好評だ。
ざるに加え、9月からは温ソバも。山荘が閉まる11月まで提供を続ける。 -
境区コミュニティー花壇の会 伊那市
伊那市の境区公民館東側にある広さ200平方メートルのコミュニティー花壇。20種の草花が色鮮やかに咲きそろう。淡い紫や赤桃色のペチュニアを使った「パステル色調のやさしいいやしの花壇」、キンレンカ(黄色)とアプリコット(朱赤色)の「元気を出す色の花壇」、「ブルーを基調とした花壇」など区画ごとに特徴を持たせている。「触って楽しいハーブの花壇」(未完成)には、葉を触るとカレーの香りがするものも。
区内に住む元信州大学農学部教授・藤田政良さんのアドバイスを受け、この地域で作りやすい種類を選んだ。家庭ガーデニングの普及につなげようと色合いや花丈の組み合わせなどを工夫。サルビアの根元に、グランドカバーとなる地面をはう葉ものを植え、花だけでなく、葉も楽しめるようになっている。
花壇作りは2年目で、将来、境区公民館を建て替えるために用意した区有地を活用。
5月連休後、育苗箱に種をまき、6月初旬から順次、花壇に花の苗を植えた。夏の暑さで水をまくのも一苦労。近くの川からポンプで水をひき、2時間がかりだったという。
8月中旬にピークを迎え、公民館の庭で遊ぶ親子連れや小学校へ通う子どもたち、地域住民らの目を楽しませている。
日ごろの手入れは、40縲・0代の区民有志でつくる「境区コミュニティー花壇の会」(米山卓子会長、20人)が当たっているが、人手のいる作業には高齢者クラブ、小学生など広く区民にも呼びかける。
9日には、花摘み作業があった。花を長く咲かせ、楽しめるように枯れた花を摘むもので、小学生を含めて地域住民約60人が集まった。会員の指導を受け、参加者は次に出てくる芽を確認しながら、枯れた花をはさみで切り取った。
米山会長は「近くに住んでいても、話をする機会が少ない。作業を通して顔を覚え、交流の場になればと思う。また、花を作ることで、家の庭もきれいにして、まちづくりにつなげたい」と話す。
花壇は霜が降りる10月いっぱいまで楽しめるという。11月には種取りを予定している。 -
松くい虫対策募金に寄付
南箕輪村マレットゴルフ同好会(池上辰夫会長)は11日、村の松くい虫対策募金に5万8500円を寄付した。同会の例会があった大芝高原MG場に唐木村長が訪れ、池上会長から寄付金を受け取った=写真。
会が村の松くい虫対策募金に寄付するのは初めて。本年8月下旬の「大芝高原まつり」のなかで開いたマレットゴルフ大会に参加の約130人に対し、募金箱を置いて呼び掛け、寄付金を集めた。
唐木村長が「去年から大芝高原のアカマツを守るため、薬剤を樹幹注入してきた。これからも村民あげて取り組んでいきたい」とあいさつ。池上会長は「来年も募金を集めて役立ててもらいたい」と話した。