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サンライフ伊那作品展
伊那市西春近の中高年齢者福祉センター「サンライフ伊那」で31日まで、06年度後期の趣味創作教室受講生らによる作品展が開かれている。水墨画やアロマテラピーなどの各教室で学んだ受講者らの作品、約240点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
作品展は毎年前後期の講座が完了する半月ごとに開いており、受講者が学習の成果を発表する場となっている。今回は、10月から学んできた142人が出展。水墨画や書道は毎回人気が高く、最近では陶芸教室なども受講者が増えてきている。また、06年度から始まったハーブアロマテラピー教室は女性受講者が集まっている。
入場無料。午前9時縲恁゚後8時。
28日は午前10時から煎茶教室受講者によるお手前披露もある。午後2時まで。 -
伊那まつりは8月4、5日
第35回伊那まつり委員会が27日、市役所であった。委員約20人が出席し、開催日を8月4、5日と決めた。昨年7月の豪雨災害で前回中止となったため、合併や権兵衛トンネル開通を記念し「目玉企画」を検討する。
「飛躍」をテーマに掲げ、4日の「市民おどり・おまつり広場」、5日の「花火大会・遊ingビレッジ」を二本柱に、例年並みのイベントを組んだ。屋台が並ぶ山寺駐車場は、駐車場として活用する方向。
商工観光関係やおどり連代表者などでつくる企画会議が練った実施方針が報告され、委員会で了承した。組織は市民おどり、花火、交通など7委員会を設ける。
実行委員長に選ばれた宮嶋次郎区長会長は「2年ぶりの開催となる。盛大になるよう知恵を絞り、見る人も踊る人も楽しめるまつりにしたい」と協力を求めた。
4月に実行委員会を開き、各委員会で内容を詰める。 -
子どもの安全見守り隊、危険未然防止にも力
住民有志を隊員に募り結成3年目を迎える宮田村の「子どもの安全見守り隊」は26日、活動状況や成果を報告する全体会を開いた。193人の隊員のうち約40人が出席。小中学校や警察から、隊員の地道な活動が児童生徒の登下校、校外活動時の安全を着実に高めていると報告があった。
宮田中の生徒指導教諭は、隊員からの連絡で下校中の生徒を安全に帰宅させたり、適切な指導につながった事例を5件報告。
「地域の方が不審に思ったり、まずいと思ったことを学校に連絡していただき、生徒が悪い方向へ走ったり、危険な目に遭うことを未然に防げた」と感謝した。
同隊は村教育委員会の呼びかけにより、一昨年に発足し、子どもの登下校などにあわせ、自分の都合がつく時に見守り活動を展開。一昨年の発足当初は100人だったが、着実に住民の協力で強化を続けてきた。
同教委は「より多くの見守る目を増やしたい」と話しており、新規の隊員も随時募集している。問い合わせは同教委85・2314まで。 -
上伊那岳風会40周年記念 新市を祝う書を寄贈
詩吟の上伊那岳風会(堀内茂彦会長、会員約300人)は27日、会員が制作した、新伊那市誕生に関した詩を書いた書(額装)を同市へ寄贈した。詩は桜や天竜川、仙丈ケ岳などの旧3市町村の特徴をとらえた内容。会長、副会長ら関係者5人が市役所を訪れ、小坂樫男市長へ手渡した。
同会の創立40周年を記念した記念行事の一環。昨年10月、同市民会館であった記念式典での詩吟披露に向け、堀内会長が詩をつくった。今回の寄贈のため書は、会員の一人の宮下今日子さん(18)=同市美篶=が担当した。
詩は「新伊那市誕生を祝う」と題し、七言絶句で構成。「特徴ある3市町村が合併し、きっと光り輝くよい市になるだろう」竏窒ネどと詠んでいる。
詩を書いた宮下さんは本年度、地元の高校を卒業したばかり。書は小学1年生から学び、その実力は、県展高校生の部で特選を手にする腕前だという。
小松勝副会長(63)=同市西春近=から寄贈のあった詩の詩吟を聞いて小坂市長は「素晴らしい声。書は力強く、詩もよい」と喜び、額装は応接室へ飾りたいと話していた。
上伊那岳風会は来年度、「箕輪吟詠会」との合併を予定。高齢化が進み、会員も減少傾向にあるという。合併後の会員数は約450人になるという。
上伊那岳風会が「新伊那市誕生を祝う」と題した書を寄贈 -
箕輪町国際交流協会日本語教室修了式
箕輪町国際交流協会の日本語教室は24日、06年度修了式を町文化センターで開いた。
日本語教室は毎週土曜日、町文化センターで開講。本年度はパラグアイ、インドネシア、中国、ブラジル出身の40人が学んだ。
修了式では、1年間の出席日数で精勤賞を4人、努力賞を6人に授与した。帰国者特別賞として日本に3年間滞在し日本語教室で学んだインドネシア出身のムルヤディさんに修了証書を手渡した。
帰国者スピーチでムルヤディさんは、「日本語が全然分からず言いたいことが言えず、辛い思いをした。ここで日本語を勉強して先生がいろいろ教えてくださったので心強くなった」とし、04年4月に来日して初めて見た桜がきれいだったこと、日本語教室で日本人や外国人と知り合って楽しかったことなどを話し、「インドネシアでも頑張る。時間があったら私の国に遊びに来て」ときれいな日本語で話した。
07年度日本語教室は4月7日に開講する。 -
4月から学童保育サービス拡充
子育て支援、こども室には専門相談員宮田村は4月1日から学童保育の料金を実質的に引き下げ、預かり時間も延長する。同日からは村教育委員会内に「こども室」が新設され、今まで窓口が別だった保育と学校教育が一本化。各種相談に応じる専門の「こども相談員」も配置するなど、村は重点施策に掲げる子育て支援をさらに進める考えだ。
学童保育は村民会館に隣接する「子ども館」を使用。家庭の事情により原則として小学校1年から4年の放課後保育を行なっている。
通常は下校から午後6時までだった保育時間を6時半まで30分延長。6時までの料金は250円、6時半まで利用すると500円加算する。
平日の休校日は午前8時半から30分繰り上げて8時からに変更。午後3時まで550円で6時までの場合は250円を加算する。
事前の登録制だが、利用希望日を選ぶことができ、村教委は「月20日の利用計算で5千円となり、引き下げになる」としている。
現在の登録は50人ほどいるが、1日の利用者数は20人程度。
こども室に配置する「こども相談員」は、女性1人で教員の有資格者。常勤で対応し、子どもに関する幅広い相談に応じる。
村教委では就学前の育児相談が中心になるとみており、現場もまわるなどして支援する。 -
蟹沢サクラ公園に植樹
蟹沢環境整備委員会(那須野文人委員長)は25日、伊那市手良区にある蟹沢桜公園で植樹祭を開いた。地域住民など約50人が、ツツジやヤマザクラなど約130本を植樹した=写真。
山土の採取跡地を利用して10年ほど前に造った同公園には、過去にもサクラ80本を植樹するなど、サクラを中心とした公園づくりに取り組んできた。今回は06年度コモンズ支援金(32万円)の採択を受け、ツツジなどを傾斜地に植林。これまで公園の管理は蟹沢地区の住民が主体となってやってきたが、今後は手良区全体の公園としていきたいという思いから、手良区全体にボランティアを募集した。
この日はあいにくの雨となったが、参加者はカッパを着て参加。。花の時期の到来を思いながら作業に励んでいた。
その後、参加者にはとん汁が振舞われた。 -
弥生定期演奏会
伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽クラブ(加藤有利沙部長)による第17回定期演奏会が24日、伊那市の県伊那文化会館であった。1、2年生30人が多彩な演奏を披露し、観客を楽しませた=写真。
3年生卒業後に開かれる定期演奏会は、1、2年生が初めて公の場で披露する機会。1部にはコンクールの課題曲など、クラシックを中心とした曲目をそろえ、2部では各パートがそれぞれの選曲でアンサンブルステージを展開。軽快なリズムやマーチなど、各楽器の持ち味を生かしたさまざまな曲目を演奏し、会場をわかせた。
「オペラ座の怪人」など、一般の人も聞きなじみのある曲をそろえた3部では、小中学校の卒業式でよく用いられている「旅立ちの日に」を吹奏楽の伴奏で合唱。同校を卒業した3年生にたむけた。 -
【記者室】天竜川の防災は
天竜川防災ボランティアとして、南箕輪村が住民に呼びかけ天竜川河川敷内の支障木の除去作業を始めた。村内企業が茂った木を伐採し、その後住民が除去作業をし、資源の有効活用で木を持ち帰った▼06年7月の梅雨前線豪雨の経験を基に増水した天竜川の危険性を考えての取り組み。村民を対象に実施したが、今月末まで村内外を問わず、自由に木や小枝の撤去作業ができるように現場を開放している▼以前、読者からボランティアの対象を村外に広げてほしい旨の投稿があった。村は新年度も撤去作業を検討している。村民の防災意識の高揚を図る目的は理解するが、“南箕輪発”で防災ボランティアが広がるように、次回は広く募ることも検討してはいかがだろう。(村上裕子)
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ながた荘特製「お花見弁当」28日から
箕輪町長田のながた荘は今年も、特製「お花見弁当」を始める。販売は28日から4月27日まで。
メーンは直径10センチの太巻き寿司。ちらし寿司が太巻きになったイメージで、具はカンパチ、マグロ、エビ、ヒラメ、サーモン、アナゴ、かんぴょう、錦糸玉子など11種類。
煮物、焼き魚、エビ、玉子焼きなども竹皮の弁当箱に詰めている。料金は1500円。
「ちらし寿司のような関西の太巻き寿司を一度食べてほしい」という。
前日午後5時までに電話予約する。お渡しは午前11時ころから。ながた荘食堂の利用もできる(午前11時縲恁゚後2時)。問い合わせはながた荘(TEL79・2682)へ。4月10、24日は定休日。 -
南箕輪村大芝区が地縁団体の認可を受ける
南箕輪村の大芝区(小沢敏雄区長)は23日、地方自治法に規定する「地縁による団体」の認可を受けた。村内で初めて。区が法人格を取得、財産を保有することで、相続登記などのわずらわしさが解消される。
「地縁による団体」は一定の区域に住所がある人で作り、地域的な共同活動で良好な地域社会の維持を図る。規約で▽回覧板の回付など住民相互の連絡▽美化・清掃活動など環境整備▽集会施設の維持管理▽スポーツ、レクリエーション活動▽道路、水路の整備竏窒ネど区活動をそのまま引き継ぐ形で明記した。
大芝区は昭和20年代前半、29戸が入植。財産区を組織し、山林を中心とする面積6千平方メートルを管理。当時、不動産の団体登録ができなかったそうで、3人の個人名義とした。しかし、代替わりなど手続きの難しさがあり、地縁団体として申請し、名義を個人から区に切り替えた。
構成員の指定区域は、大芝区(一部除く)で、190人が入会した。
5日に財産区を解散し、23日、地縁団体として設立した。 -
銭不動で挙式
中川村大草桑原のキャンパーズビレッジ(鈴木道郎代表)で24日、愛知県刈谷市の村松健一さん(33)=会社員、恵さん(34)の結婚式があった。近くの銭不動尊で親類・友人、キャンプ仲間ら20人余が見守る中、三三九度のさかづきを交わし、指輪を交換して永遠の愛を誓った。
2人は10年前に入籍し、長女を設けたが、結婚式を挙げていなかったことから、10年を記念し、恵さんの希望で、お気に入りのキャンプ場で挙式の運びとなった。
同キャンプ場には、9年前から年10回以上利用している常連の恵さんの義兄・土本博樹さんの紹介で2年前、初めて訪れ、「雰囲気が最高、自然のままがいい」と以後、10回以上利用している。
挙式をした銭不動尊は常泉寺の別院で、林道を上りつめた中腹(標高約950メートル)にある。日陰には雪も残り寒かったが、厳かな中にも、結婚10年の貫禄をのぞかせる熱い2人に参列者は終始、当てられっ放しだった。
キャンプ場での披露宴は、仲間が手作りしたウエディングケーキに入刀。持ち寄ったごちそうを囲んで、夜遅くまで盛り上がった。 -
中島千波版画展 ベル伊那・27日まで
小布施町出身の日本を代表する日本画家、中島千波氏の版画展は27日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
福島県にある三春町の「瀧桜」を描いた新作や、京都の「円山公園枝垂桜」、山梨の「神代桜」など計18点を出品。そのほか、ボタン、カトレアなどの花の絵や富士山、鶴などの作品も展示販売している。
同時開催で「巨匠・人気作家版画バザール」も実施。東山魁夷、藤田嗣冶、アイズピリらの作品が約30点並ぶ。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
ロトウザクラ咲き始め
春の日差しに誘われ、伊那市の中央区公民館にあるロトウザクラが咲き始めた=写真。
サクラより早い時期に開花するロトウサクラは桃の一種だが、花はサクラに似ており、その名のゆえんとなっている。
同公民館のロトウザクラは、区政100周年の記念で3年前に植樹したもの。伊那公園にあるサクラの管理などをしている桜愛護会の伊藤一男会長によると、今年は暖冬傾向に伴い、15日ころ満開になると予測していたが、寒の戻りがここ数日続いたため、開花が遅れたという。それでも昨年より5日ほど早い開花となった。
現在は4分咲き。満開は25日ころになると見込んでおり、鮮やかなピンク色の花々が道行く人の目を楽しませていた。 -
駒ケ根市の幼稚園・保育園で卒園式
駒ケ根市内の13の幼稚園・保育園のうち、私立の2保育園を含む12園で23日、卒園式が行われた。
赤穂中割のすずらん保育園(高見洋子園長)では園児44人(男子26、女子18)が園を巣立った。名前を呼ばれた園児は「はい」と返事をして立ち上がり、一人ずつ園長の前に進み出て保育証書を受け取ると大きな声で「ありがとうございます」と礼を言うなど、落ち着いた立派な振る舞いを見せていた。式のフィナーレでは卒園児らが手作りのくす玉を割り、笑顔で門出を祝った=写真。
高見園長は卒園児らに「皆さんが毎日頑張って園に来られたのは家族や周りの人たちの応援があったからです。帰ったらお家の人みんなで証書を見てお祝いしてください」と呼び掛けた。
詰めかけた保護者らはしっかりとした態度で式に臨むわが子の成長ぶりに目を細め、時折ハンカチで目頭を押さえたりしながら感慨深そうに子どもたちの晴れ姿に見入っていた。 -
花中心に春の訪れ 水彩画サークル葦の会・展示
伊那市を中心とした水彩画愛好者でつくるサークル・葦の会(小松公明代表)の「春の水彩画展」は4月5日まで、同市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。メンバー17人が、一人1、2点ずつの計21点を出品し、花の絵を中心とした作品が春の訪れを演出している。入場無料。
ツバキ、ラン、サクラ、ストック、ヒマワリなどを題材とした力作が並ぶ。水彩画を楽しむ竏虫vいが詰った作品は、メンバーそれぞれの視点や筆のタッチなどによる個性豊かな表現ばかりの見所が多い展示となっている。
同会は、会社員や主婦、定年退職者など50縲・0代のメンバーが中心。伊那公民館で毎月2回、現代美術画家の碓井伍一氏を講師に招き、教室を開く。スケッチ旅行は年2回あり、今春は同市美篶の三峰川右岸沿いにある、青島堤防の桜並木を描く計画を会員全員が楽しみにしているという。
土・日曜日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。
現在、会員を募集している。問い合わせは、小松代表(TEL72・5569)へ。 -
箕輪町警部交番の新築移転 開所式
箕輪町の伊那署箕輪町警部交番の新築移転が終わり、23日、同交番で開所式があった=写真。新交番は、国道153号バイパスと町道6号線の交差点付近にあり、建設26年を向かえる旧庁舎の老朽化したため新設した。この日から業務を開始した。
町から借り上げた敷地面積約900平方メートルへ建設した。建物は、木造1階建て金属板葺きで、本体の建築面積は約346平方メートル。プライバシー保護のために相談室を設けたほか、駐車場スペースを以前の約倍となる10台分確保した。事業費は約6千万円。
旧庁舎の老朽化と外来者への利便性を考え、駐車場の確保ができる場所へ新築。同町の人口増加により、交通事情が変化し、主要幹線道路であるバイパス沿いが候補地になったという。
開所式で伊那署の小嶋惣逸署長は「これをきっかけに地域の安全が強化されていけばと思う。地域住民の安心のよりどころになるよう努力して」とあいさつ。交番所長以下8人は気持ちを新たに業務へ取り組むことを決意した。
5月に落成式を開く予定。旧交番は、07年12月末までに取り壊し、敷地を町に返還する見込みになっている。 -
高遠城址公園「さくら祭り」へ ぼんぼり設置
4月1日開幕の伊那市の高遠城址(じょうし)公園の「さくら祭り」に向け、高遠町商工会は23日、協賛企業名が入ったぼんぼり145基を公園内の通路沿いに設置した。
ぼんぼりと支柱は、昨年3月の3市町村合併により新市誕生を祝い、全て新調し、10基増加した。これまでとは異なる、木枠の入ったぼんぼりを鉄製の支柱に取り付けて設置。この日は、関係者約40人が作業に取り組んだ。
さくら祭りは、83年の有料化以降25年目。昨年の有料入園者数は、33万2078人で、最盛期には1日、3万8025人が訪れた。高遠城址公園の桜の開花予想日は4月7日。
さくら祭りに向けてぼんぼりの設置をする関係者ら -
【記者室】痛みを想像する難しさ
花粉症シーズン真っただ中。重い症状に苦しむ人も多いことと同情する。筆者もその一人だが、時によってひどさが違う。ついさっきまでくしゃみ連発、目は痛く、鼻は両づまりという状態だったのが、ふと気がつくとうそのように何でもないことがある▼この苦しさがなくなればどんなに気分がいいだろう竏窒ニ思っていたのに、実際そうなってみるとさほどありがたさを感じない。自身のことでさえこうなのだから、他人の苦しさを自分のものとして感じることは至難の業だ▼世の痛みや苦しみは実際に経験しなければ本当のところは分からない。想像だけで分かったようなつもりになり、的外れな判断をすることは厳に慎むべきだ。記者としての自分への忠告でもある。(白鳥文男)
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愛護精神普及へ決意新た 動物慰霊祭
県動物愛護会上伊那支部、上伊那郡市飼犬管理対策協議会は20日、箕輪町にある南信犬等管理所で動物慰霊祭をした。本年度、伊那、飯田、諏訪の3保健所などに保護や引き取られ処分された犬、猫の霊を供養した。
慰霊祭には、市町村、保健所関係者ら約25人が出席。県動物愛護会上伊那支部の武村富雄支部長が「動物愛護の普及啓発に取り組むことが精霊に報いる唯一の行い」と話し、出席者全員が焼香をあげ、手を合わせた。
本年度(16日現在)、伊那、飯田、諏訪の保健所管内での処分数は犬184頭、猫1050匹。前年と比べて犬は減少傾向だが、猫は横ばい状態だという。
伊那保健所では、本年取り扱った犬206頭。そのうち95頭を飼い主へ返還し、75頭を新たな飼い主へ譲渡、36頭は処分となった。
焼香を上げ、黙とうする出席者ら -
伊那市防災会議
伊那市防災会議(会長・小坂樫男市長)は19日、市役所であり、市は防災対策本部となる役所でリアルタイムに監視できる気象観測システムの整備を来年度6月を目指し、構築することを発表した。
市総務課によると、同システムは、市内の公共施設など8個所にある降雨計をネットワーク化し、局地的な集中豪雨など、市内全体の降雨状況を把握する目的。昨年の7月豪雨災害の反省を踏まえ、情報の収集体制を強化する。
会議は、国土交通省、警察署、消防署、交通機関関係者など35人が委員として集まり、昨年の豪雨災害の対応や反省点などを報告した。
小坂市長は「豪雨災害、東海地震に備え自主防災組織の充実、発生時の情報伝達をどうのように素早くするかが重要」とあいさつした。 -
かんてんぱぱで伊那谷からの花だより~陶・染・玉・照・結5人の仕事~
伊那谷を拠点に活動している5人の作家による「伊那谷からの花だより縲恣ゥ・染・玉・照・結5人の仕事縲怐vが25日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。生活に彩りを添える生活雑貨など約700点が訪れた人の目を楽しませている=写真。
普段はクラフト市などで作品を披露する機会が多かったトンボ玉の角田まち子さん(南箕輪村)が、室内での発表を通して新たな作品展開を図りたい竏窒ニ企画した作品展で、同様に作品制作に取り組む作家らにも参加を呼びかけた。
5人の分野は陶芸、染色、トンボ玉、照明、水引きとさまざま。飛行船の形を模った「飛行船ライト」ペンギンが乗ったロケットを模った「ペンギンライト」などといった、ユニークな作品もあるほか、染色では現在は後継者がほとんどいないと言われる「蝋(ろう)友禅」のテーブルセンターなども展示している。
角田さんは「それぞれに自分の自信作を展示していると思う。全然違うジャンルを楽しめる作品展」と話していた。 -
駒ケ根商工会議所が検定満点者など表彰
駒ケ根商工会議所(渋谷敦士会頭)は19日夕、06年度の珠算、簿記の検定試験で1級と満点を取った小学生ら41人を表彰した=写真。商工会議所の竹澤誠専務理事は一人一人に認定証や表彰状を手渡し「表彰者は例年15人前後なのに今年は大変多く、うれしい。満点は簡単に取れるものではない。日ごろのたゆまぬ努力があってこそ今日の栄誉がある。これからも目標に向かって挑戦し、一歩一歩進んでいってほしい」と激励した。
表彰されたのは次の皆さん。
【1級合格】◆第177回珠算能力検定▼1級=田中雅喜(駒ケ根速算塾)◆第179回珠算能力検定▼暗算1級=田中雅喜
【満点合格】◆第114回簿記検定試験▼3級=戸沢ゆかり◆第115回簿記検定試験▼3級=丸山美紀、篠田恵
◆第177回珠算能力検定▼4級=花木彩香▼7級=北沢友樹、桜井彩乃▼9級=下島真紀▼暗算7級=田邉友樹、那須野叶(以上駒ケ根速算塾)◆第178回珠算能力検定▼暗算3級=小林千夏▼暗算7級=竹内慎二、北原拓真、竹村忍、吉見花絵(以上駒ケ根速算塾)◆第179回珠算能力検定▼6級=有賀未裕▼8級=宮沢彩花、荒崎方栄▼暗算5級=小田原史弥(以上駒ケ根速算塾)漆沢椿(五味珠算塾)▼暗算6級=竹村ちはや、中塚翠▼暗算7級=小林裕季、唐沢和希、池上毅、池上輝、榎本康亮、宮沢沙織、春日伸介、福沢聡也、木下由紀乃、白川みほ、小木曽結衣、川村雪奈、伊藤愛、堂園太一、小林真輝人、桜井彩乃、黒田理紗、中野翼、横山史典(以上駒ケ根速算塾)伊藤翼(五味珠算塾) -
みのわ健康アカデミー第2期生卒業式
熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」の第2期生卒業式が20日、町文化センターであった。1年間の健康学習やトレーニングに励んだ受講生55人が卒業証書を受けた。
学長の平沢豊満町長は、「自分の健康度を上げるため頑張っていただき、大変有意義な1年だったのでは。町の健康づくりのリーダーとしてご活躍いただきたい」とあいさつ。各曜日の代表者に卒業証書と活動記録を授与した。皆勤の9人には記念品を手渡した。
卒業生代表の東城興一さんは、「内容の濃い充実した勉強と実践ができたことは本当にありがたい。これからの生き方を指摘いただき感謝にたえない」とあいさつした。
受講生は45歳から75歳。1年間の成果は、1日の生活歩数の平均が1万62歩で1期生の9304歩を上回った。腹囲・体重の変化は平均で腹囲5・7センチ、体重1・6キロ減少。最も変化の大きかった人は腹囲20センチ、体重12キロ減少した。「GO/NO-GO」課題実験による大脳の活動状況は、反応時間が短くなりさらに間違いの回数も減少した。精神面では「自信がついた」「毎日が明るくなったような気がして楽しい」などの意見があった。
アカデミーの副学長でもある信州大学教育学部の寺沢宏次助教授は、「皆さん優等生で効果が出ている。健康が幸せに近づく最短距離。この状態を維持することが幸せにつながる」と講評した。 -
箕輪町観光協会
2007新バージョンの名刺台紙作成箕輪町観光協会が販売している町の名所の写真を印刷した名刺台紙に2007新デザイン、春夏秋冬の4バージョンが登場した。
デザインは「中曽根の権現桜」「みのわ手筒会による手筒花火」「赤そば(高嶺ルビー)の里」「萱野高原からの夜景」。フォトコンテストの入賞作品などを活用した。
既存の「もみじ湖」「萱野高原」の2種類と合わせ計6種類で選択の幅が広がり、季節ごとの利用もできる。
これまでは100枚単位の販売だったが、新デザインは50枚単位にし、1年任期の役員ら多くは必要ない人にも購入しやすくした。4種類組み合わせの注文もできる。「少ない単位でご利用いただけるので、ぜひご活用ください」としている。
名刺台紙価格は50枚で会員250円、一般500円。既存は100枚で会員500円、一般千円。役場産業振興課商工観光係窓口で販売している。問い合わせは商工観光係(TEL79・3111内線157)へ。 -
みはらしの湯がリニューアルオープン
老朽化に伴う改修工事を行っていた伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」が21日、リニューアルオープンした。この日を待ち望んでいた常連客などが開館と同時に来場し、久しぶりの温泉を楽しんだ。
昨年10月に天井のアルミ材が落下する事故が発生した同施設では、利用者の安全を確保するために早期改修計画を策定。今月1日から20日間の日程で改修工事を進めていた。
今回の工事では、腐食が進んでいた天井の釣り金具をさびにくいステンレス製のものに取り替え。天井板も新しいものにした。また、腐食対策として新しい換気扇を増設。漏水していた浴槽の補修、一部屋根の塗装、畳の入れ替えなども行い、リニューアルオープンとなった。総事業費は約2400万円。
この日は、先着500人にみはらしファームとれたて市場の生産者が手掛けた鉢植えの花を贈呈。市内に住む常連夫婦は「健康的なお風呂で見晴らしも良く、リラックスできる。これからは健康のためになるべく来たい」と語った。
唐沢寿男支配人は「大変長い間お休みをいただきご迷惑をかけた。工事も無事完了したため、引き続きリピーターとして利用してもらえるよう従業員一同気を引き締め、温かくお迎えしていきたい」と話していた -
ドドーンと宮田の名物丼24日発売
宮田村の飲食店12店が腕によりをかけて24日に発売する“名物丼”が21日、報道陣に披露された。基本ルールである村の特産・山ぶどうワインを用いて、各店ともに個性あふれる丼が完成。村内産のシメジや豆腐などを使用する店も多く、“地産地消”への配慮も怠らない。村商工会青年部が村民にアイデアやレシピを募り始まったプロジェクト、「名物丼の歴史が始まる。お客様と一緒に進化していく」と関係者の寄せる期待は熱い。
村民公募のアイデアから選んだ「鶏の山ぶどう酒煮丼」をベースに、多くの人に愛される丼にしようと各店が独自の味を開発。
焼き鳥丼風があったり、デミグラスソースのシチュー風があったりと多彩。なかには締めにお茶漬けも楽しめる「ひつまぶし風」の丼まで飛び出した。
和食、洋食、中華と各店の個性が出ているのも特徴的。わさびや山椒を隠し味に使ったりするなど本格的な味わいだ。
商工会青年部は、各店をたずね歩いてもらおうと、5月6日までスタンプラリーも展開する。
村内には飲食店30店余りがあるが、実にその4割ほどが名物丼を提供することになり、そば蔵の小林享さん(50)は「みんな、やるぞっていう熱意を持っている証拠。張りきっています」と発売が待ち遠しい様子。
既に団体の予約が入っている店舗もあるなど、発売前から期待感は高まるばかりだ。
名物丼販売店は次の通り。
青葉TEL85・2344、鳳TEL85・4053、駒雪TEL85・2962、こまゆき荘TEL81・7117、酒菜亭すしよしTEL85・2074、そば蔵宮田店TEL85・4870、レストランときわTEL85・2207、萬里TEL85・2065、ペンションめいぷるTEL85・5335(24日以降発売)、すし割烹梵TEL85・4764、ジョイかすがTEL85・2424、レストハウスおおたTEL85・2237
腕によりをかけた各店の丼が勢揃い
味も見た目も個性豊か -
みはらしファーム「みんなで大豆を作ろうよ」
みそ造りを体験伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの企画「みんなで大豆を作ろうよ」の最終回となるみそ造りが18日、みはらしファーム内の漬物加工場であった。9組30人が皆で育てた大豆でみそ作りを体験し、それぞれ持参したおけに10キロずつ仕込んだ。
恒例企画で今年は茅野、諏訪方面、遠くは東京から参加。春に種をまき大豆を育てた。天候に恵まれず草取り、収穫はできなかったが、コンバインで刈り取った大豆で12月に豆腐作りをした。大豆は78・3キロ収穫。みそ造りに28キロを使った。
塩とこうじを混ぜ、機械ですりつぶした煮豆を加えて均等に混ぜ合わせた。子どもたちは煮豆が機械から出てくる様子を「モンブランみたい」とじっと眺めたり、塩きりこうじと煮豆を競い合って混ぜていた。
今年で4回目の参加という松本市の浅輪佳代子さん家族は、友達家族3組も誘い計20人で参加した。「子どもが土、自然とふれあえて、どうやってみそができるか実体験できる。みその美味しさ、安心して食べられるのがいい」と話していた。 -
ガールスカウト長野県第26団フライアップ式
ガールスカウト日本連盟長野県第26団(60人、木部則子団委員長)は18日、各部門の最上級スカウトが上の部門に上がる「フライアップ式(上進式)」を伊那公民館で開いた。スカウトや保護者が見守る中、各部門で計10人が抱負を述べてフライアップした。
スカウトは造花で作った道を通り、「お友達をいっぱいつくりたい」「レンジャーになってもがんばります」などと抱負を述べ、花をジャンプしてそれぞれ上の部門に進んだ。
12年間活動してきた高校3年生の原祥子さんと長田梓さんは、春から大学に進学するが、スカウトに席を残し大人の部門SCAPPに上進した。長野県連盟からスカウト賞の授与があり、「大学生になっても頑張りたい」と話した。
木部団員長は、「新しい部門で新しいお友達を作り、楽しいことをいっぱい身に付けてほしい。フライアップできるのは、自分が一生懸命やっただけでなく、支えてくださったリーダーや父母の協力があったから。感謝の気持ちをもって、皆さんのおかげで大きくなれることを感じてほしい」とあいさつした。 -
南箕輪村「南原地区まちづくり景観形成住民協定」認定報告
南箕輪村南原地区が06年6月に締結した「南原地区まちづくり景観形成住民協定」が県知事の認定を受け19日、県庁で認定書交付式があった。協会長の伊藤幸一さんらは同日、村役場を訪れ唐木一直村長に認定の報告をした。
認定書交付式では、南原地区と伊那市御園地区の協定が認定を受け、板倉敏和副知事が認定書を交付した。
南原地区の協定は村内初で、地区全域を対象に景観の保全に取り組む。中央アルプスの山ろくで、南アルプスの雄大な風景を望む自然豊かな地域だが、権兵衛トンネル開通に伴う工場や店舗の進出、看板設置などにより景観が損なわれることを懸念し、06年6月20日に締結した。協定署名者は503世帯。区に居住する区民のほか地区内に土地を所有する村外者、地区内の企業などが署名した。
景観形成基準は土地利用、建築物、垣・柵・擁壁など9項目。建築物の高さは13メートル以下で勾配屋根、屋外広告物は道路から1メートル以上後退-などを定めている。
伊藤会長は、「念願かなって認定をいただき、今日が一歩。区民の中で協力して361号線沿いにチューリップを植えるなどの活動をしたい。花を一株でも多く植えるなどできることから細く長く取り組みたい」と話した。唐木村長は、「南原は開発が進んで一番心配している地域なので、住民が景観を守ろうと協定をしてくれたことは画期的でとてもありがたいと感謝している」と話した。