-
まなびピア箕輪2005わくわくひろば
箕輪町発足50周年記念事業生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2005イベントの一つ、町図書館主催の「わくわくひろば」は16日、町文化センターホールであった。親子連れが大勢訪れ、読み聞かせや人形劇など催しがいっぱいのひろばで楽しく過ごした。
スライドを使った「うぐいすのよめさま」の話、人形劇「赤ずきんちゃん」、大型絵本や大型紙芝居、サルやカニなどが登場する大型ペープサート「うみやまがっせん」、ふしぎな手品、腹話術など盛りだくさん。
ホール内の左側で紙芝居、正面でペープサートというようにプログラムにそって場所を移しながらの上演で、親子は床にのんびりと座って劇や絵本などに見入った。子どもたちはお話の世界に入り込んで聞き入ったり、楽しい手品や腹話術に熱中していた。 -
マジックショー「奇術を楽しむ日曜日」
伊那マジッククラブの第33回マジックショー「奇術を楽しむ日曜日」が16日、伊那市駅前ビルいなっせホールであった。ホールを埋めた観客は、会員の鮮やかなマジックに感嘆の声をもらしながらショーを楽しんだ。
2部構成で11プログラムずつ披露。リングを鮮やかにつないだり、離したりする「リンキング・リング」、ビールの入ったグラスが消えて代わりにビールビンが現れたり、缶ビールが現れる「ビールがお好き」など、会員が次々とマジックを繰り広げた。
子ども教室から「マジシャン誕生」、有志による寸劇「コミックマジック」、マジックの種明かしをする「ザ・種明かし」などもあり、さまざまな奇術に会場は大きな拍手を送り、マジックの世界を満喫していた。 -
【記者室】体験から学ぶ刃物の扱い
箕輪町の保育園が、親子でカレー作りをした。野菜切り担当の園児は、包丁の扱い方を母親に教わりながらジャガイモなどを切り、「楽しかった」と満足そうな笑顔を浮かべた▼小学校の授業で小刀の使い方を習い、鉛筆を削ったり、木を削って舟を作った記憶がある。刃物の危険性や正しい扱い方、決して人に向けてはいけないということも、家庭ではもちろん、学校でも学んできた▼今、刃物を持たせない学校もあると聞く。危ないから使わせないのではなく、きちんと教える必要がある。経験なく育つと簡単に刃物を人を傷つける道具にしてしまう可能性もある。「そんな使い方したら本当に手を切るよ!」。母親が子どもをしかった。子どもは体験から学んでいく。(村上記者)
-
すいとん祭りにぎやかに
飯島町七久保の上通り高齢者クラブと生き生きサロン合同のすいとん祭りは19日、上通り集落センターでにぎやかに開かれ、約50人が参加し、野菜たっぷりのみそ仕立てのすいとんを味わい、演芸を楽しんだ。
サトイモやカボチャ、ダイコン、ニンジン、シメジなどの野菜やキノコを持ち寄り、協力し合って、すいとんを作ったり、キノコご飯のおにぎり、漬物などの準備をした。
すいとんの煮える、おいしそうなにおいが漂い、懇親会の始まり。参加者はビールのグラスを傾け、熱々のすいとんとおにぎりで食欲の秋を満喫した。
特設ステージでは趣味のグループの大正琴の合奏や、サックスホーンのソロ演奏、がまの油売りなどの大道芸の披露、飛び入り歓迎のカラオケ大会などで盛り上がった。 -
パートナーシップ南みのわ、みのわ役員交流会
南箕輪村の「パートナーシップ南みのわ」と箕輪町の「パートナーシップみのわ」の役員交流会が15日、南箕輪村民センターであった。互いに今後の会の活動につなげようと活発に意見を交わし、「意識改革をするため社会を整えていきたい」と思いを新たにした。
昨年、箕輪町で交流会を開き、今回は南箕輪村を会場に2回目。16人が参加した。
地域職場、家庭、子どもの3班に分かれ、男女共同参画を題材にした「かるた」の言葉をきっかけに、村や町の現状、役員の思いなどを自由に話した。
地域職場については「箕輪町は出前講座をしている。地域でやることで広がりが出る。見習いたい」、家庭は「言葉が変われば家庭も変わる。相手を思いやることが大事」、子どもは「子ども一人ひとりが大事にされていない。地域で見守り支え合いたい」「結婚したくない女性が増えているが、考え方を変えてもらえるようにしたい」などの意見があった。 -
循環バスの車内で交通安全啓発
高齢者の交通事故多発を受けて駒ケ根署と伊南交通安全協会は21日、駒ケ根市内の循環バス「こまちゃんバス」の車内で交通事故防止の啓発活動を行なう。路線バス車内での啓発は県下初。安協婦人部員らが乗車し、車内でチラシなどを配る。特にお年寄りの乗降が多い朝の便にあわせたもので、意識向上をじかに訴えたい考えだ。
同署管内はお年寄りの交通事故が多く、最近も8日に宮田村で高齢者同士の重体事故(被害者はのちに死亡)が発生したばかり。
本年度は全体の交通事故のうち約32%に高齢者が関係。県内25警察署の中で、2番目に高い。
対策を検討していたが、より多くの高齢者に直接呼びかけようと、車内の啓発を発案。JR駒ケ根駅発午前9時と10時の2便で実施する。
「車内ではチラシなどを一人ひとりに手渡す。できるだけ多くの人に事故防止を喚起できたら」と駒ケ根署の渋谷保人交通課長は話している。 -
南箕輪村消防団秋季演習
南箕輪村消防団の秋季演習が16日、大芝公園陸上競技場であった。団員130人が、規律訓練に加え、消防団独自では珍しい防災ヘリコプターとの合同林野火災消火訓練に熱心に取り組んだ。
防災ヘリコプターとの訓練は03年度にあり今回2回目。村内は山や林が多いため、万一の林野火災のときに防災ヘリコプターと連携し迅速な対応ができるよう訓練している。
伊那消防署員の指導で団員が一緒にヘリコプターを誘導し、村の地形をよく知っている団員が搭乗して偵察し消防署と無線連絡をした後、負傷者の救助やヘリコプターへの給水などを訓練した。
給水は、ヘリコプターの前方からホースを運び、機体の右前にある給水口から給水する方法を訓練。危険なため後方から近付いてはいけない-など安全確保のため守るべきことも確認し、団員は真剣に取り組んでいた。 -
権兵衛峠 新時代に関心
「米の道・権兵衛峠を歩こう」が16日あった=写真。米どころの伊那から水田が少ない木曽へ米を運ぶため、約300年前に開かれた旧峠道を思いをはせながら歩いた。伊那市、塩尻市などでつくる実行委員会の主催で25回目。
昨年10月の台風23号の影響で旧街道の一部が通行できず、本年度限りの特別企画として来年2月に開通予定の「権兵衛トンネル」をバスで見学。イベント申し込みにキャンセル待ち200人が出るほど盛況で、県内外から定員を超える約400人が参加した。
伊那市西箕輪与地を出発した一行は、米俵を背負った木曽馬を先頭に、トンネルが頭上を通る「七曲」までの約3キロを歩き、バスでトンネルを通過。道に落ちているクルミの実を拾ったり、紅葉には少し早い山々を眺めながら散策を楽しんだ。
3回目という中村定子さん(69)=伊那市東春近=は夫婦で参加。「ゆっくり山を眺めることもないのでよい体験。初めてトンネルを通行できるので、帰って孫に話をしてあげたい」と話していた。 -
独特の辛つゆで舌鼓
伊那市の荒井区主催の「第19回行者そば祭り」が16日、内の萱スポーツ公園であった。県内外から多くの家族客らが訪れ、列をつくるにぎわいで、名人が作る伝統の手打ちそばに舌鼓を打った。
1300年の昔、駒ケ岳へ修行に向かう行者・役小角(えんのおずぬ)が、内の萱で一夜のもてなしを受け、その礼に置いていったそばの種を大切に守り育て、今に伝える「行者そば」。焼きみそと大根おろしを混ぜた独特の「辛つゆ」でそばを味わおうと、年々訪れる客も増えている。
市そば打ち名人の会や地元区民がこだわりのそば約2千食を用意。大釜で休むことなくそばをゆで、調理、受付など総勢120人のスタッフがもてなした。
伊那市横山の小林紀久さん(33)は家族4人で食事。「子どもも外で食べることを楽しんでいる。自然の中で食べる地元のそばは格段においしい」と満足していた。 -
日ごろの成果にぎやかに披露
伊那市の女性プラザ伊那の文化祭「紅花祭」が16日、市武道館などであった。同プラザで活動する各グループが、日ごろの練習の成果を展示や舞台発表した。主催のプラザ利用者の会(桜井紀子会長)発足20周年記念として、長野県出身の落語家・立川談慶さんの公演もあり、多くの人でにぎわった。
舞台は、社交ダンス、太極拳、詩吟、琴の演奏など、幅広いジャンルの15グループが発表。展示は、押し花、絵手紙、ししゅう、ステンドグラスなど28グループの作品を飾った。
また、会員の家で不要になった服や贈答品の生活食器などを販売(バザー)。お茶、豚汁の無料サービスの会場も盛況で、人だかりができていた。
利用者の会は、女性プラザ伊那の前身、「働く婦人の家」が開設した2年後の1985年に発足。現在は、文化、芸術、運動など68グループが活動する。 -
自然の玉手箱…城址公園で探す
自然とふれあうネイチャーゲーム大会「城跡で見つけよう 自然の玉手箱」が15、16日、を高遠町の高遠城址公園であった。社団法人日本ネイチャーゲーム協会が毎年、人と自然のつながりを実感し、共感する心を育むもうと、全国一斉に開催している。上伊那地区は、いなネイチャーゲームの会主催。
初日は、NPO法人「自然学校ふる里あったかとお」が進める、文部科学省推進の地域子ども教室事業「遊びの寺子屋」。雨天だったが、参加した約10人の子どもたちはゲームを通して自然とふれあった。
主催者側が指定した木の特徴をグループのメンバーが調査し、結果を受けたリーダーが目的の木を探し出す「木こりの親方」や、目隠しして宝を守っている人物に、気付かれないように宝に触る「居眠りおじさん」など全4ゲーム。五感を使って自然と一体になり、観察力や集中力を養った。
「木こり窶煤vは、メンバー同士で協力し合い、色や葉、形など木のどういった特徴をつかめばいいか意見を出し合い、「探検隊の気分」で楽しんでいた。
運営委員長の丸山宏一さんは「ゲームを通して自然の大切さや、大事にすることの意義を認識してくれればうれしい」と話していた。 -
赤いバナナの実がなった
中川村南田島の矢沢義幸さん(38)=公務員=のハウスでは珍しい鑑賞用の赤バナナ(アクシナタモラド)が赤い実をつけている。
3年前、知人から株分けしてもらい、今年初めて、7月下旬に筆のような細長い赤い花が咲き、秋になって実った。
実を割ったところ、種ばかりで食べられなかったとか。 -
ベル伊那で「奥秋由美 油彩・テンペラ展」18日まで
伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで18日まで、「奥秋由美 油彩・テンペラ展」が開かれている=写真。県下で初めての個展。ミニアチュール縲・0号サイズのテンペラ画約40点を展示販売している。
作品はバク、ヒツジ、クマなどの動物や魚、鳥などをモチーフに、作者の夢の中の世界を表現。黄色や緑色を中心に何度も薄く塗り重ねた色合いは見た目にも鮮やかで、「ふんわりとした色彩の中で浮遊し、見る人を楽園風景へといざなう」と関係者は話す。
奥秋さんは1967年、東京生まれで、東京芸術大学大学院修士過程絵画専攻修了。東京を中心に個展を開き活躍する。
関係者は「自然体で見られる作品が並んでいるのでぜひ」と来場を呼びかける。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
来春の開通を前に、権兵衛トンネルの通行体験
権兵衛トンネル見学・通行体験イベント「Go!Go!ごんべえ号」(飯田国道事務所主催)が15日にあった。時折、雨が降ったものの、来年2月の開通を控え、地域住民らの関心は高く、1200人余が伊那-木曽を行き来した。伊那・木曽で開いた開通プレイベント物産展もにぎわった。
伊那側のバス乗車は、先着640人。発券開始時刻の午前8時前から行列ができ、30分前には定員に達した。一番乗りの男性(90)=東春近=は「権兵衛峠を歩くイベントには4回ほど参加してきた。トンネルを通ってみたいと思った」と5時から並んだという。
第1便は9時に出発。トンネル内は時速30キロで走行したが、約10分で木曽側に抜け、多くの乗客が時間の短さに驚いていた。
木曽側の乗客を乗せたバスとすれ違うときは、手を振り、ともにトンネル開通を喜び合った。
開通に伴い、両地域の親密化や観光、産業の活性化を期待する声が多かったが、伊那市の矢沢秋子さん(68)は「都合がよくなることは環境にも影響する。ポイ捨てなどがないよう自然環境に配慮したい」と話した。 -
かつらで季節はずれの花見
さわやかに晴れ上がり、ぽかぽかと暖かくなった14日、中川村葛北の宅幼老所「かつら」は、隣家の米山波枝さん宅の十月桜で季節はずれの花見をした。
お年寄りは車いすに乗ったり、押し車を押して、介助の職員や幼児と繰り出し、満開の桜見物。「花は小さいが、八重できれい」゜「だんごがほしい」などとにぎやかに、花見を楽しんだ。 -
伊那谷で水力発電の可能性は
身近な自然エネルギーを利用しながら循環的な地域づくりを目指す「伊那谷自然エネルギー研究会」(小沢陽一会長)は13日、伊那商工会館で第2回水力発電セミナーを開いた。会員ら約10人が集まり、マイクロ水力発電の現況を聞いた。
講演では、小水力利用推進協議会副会長の須藤良作さんが水力発電のしくみやメリット、アジア諸国の現況などを説明。水力発電利用の意義として▽石油代替エネルギー▽二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギー▽地域振興窶狽ネどを挙げ、運転保守の体制などが課題とした。
また、発足1年が経つことから、フリーディスカッション「これからの伊那谷の小水力発電の可能性について」もあった。参加者は「エネルギー資源の枯渇、二酸化炭素の排出など世界問題になっている。環境にやさしい資源について勉強したい」「地元にある川を利用して電気を起こし、地域に還元したい」など思いを語った。
研究会では、長谷村と宮田村に小水力発電を1基ずつ設置。長谷村では外灯用電力として使っている。設置個所を増やし「水力発電のまち」を目指す。 -
伊那小でSYDの出前授業
伊那小学校で13日、文部科学省所管の社会教育団体「SYD」(東京都)の出前授業があった。6年孝組の児童36人が「貧困と共に生きる子どもたち」の実態を聞いた。
SYDは、青少年の健全育成を中心に活動を展開。8月下旬、路上生活をするフィリピンのストリートチルドレンなどの支援活動に、孝組の児童1人が参加した。出発を前に、児童らの協力を得てノートや鉛筆、タオルなど約4700点を集め、現地の子どもたちに届けた。その取り組みをきっかけに、貧しくても明るく生きる子どもたちの姿を知ろうと出前授業を受けた。
SYD青年部長の青木富造さんら2人が来校。ごみ捨て場で資源ごみを拾い、換金して生活を支える子どもたち、飢えと貧困の中、家族でご飯を食べる幸せなど現地の様子やSYDの支援活動を話した。また、みんなの幸せを願い、思いやる気持ちや感謝することなどを呼びかけた。
児童たちは、映し出される映像を食い入るように見つめた。
支援活動に参加した赤羽道君は「一番したいことを聞いたら、親孝行と言った。自分が思ったことがなかったので、びっくりした」と感想を述べた。
出前授業の申し込みは随時、受け付け中。問い合わせは、SYD(TEL03・3405・5441)へ。 -
不当要求防止へ 市職員ら対応学ぶ
県警察本部組織犯罪対策課、県暴力追放県民センターが主催する「不当要求防止責任者講習会」が13日、伊那市役所多目的ホールであった=写真。市の行政機関施設職員ら100余人が参加し、反社会的勢力からの不当要求の対応策を習得し、未然に防止するための知識を養った。
近年、行政機関や自治体職員に対する、暴力団などによる不当要求行為(行政対象暴力)が全国で増加。主催者側の開催の呼びかけに対し、市では職員研修事業として、各部署員の共通認識を図り、組織で対応するノウハウを学ぶため、初めて開いた。
講習会は弁護士が事例を含めた法律的要素からアプローチ、県警本部は県内の暴力団勢力を解説、県民センターの宮坂武徳事務局長は不当要求事案に対する基本的対応要領を説明した。
講習後、受講者全員に修了書、各部署ごとに「不当要求防止責任者選任済之証」のプレートと証書を授与した。
今後は受講修了者を中心に、部署内での対応策の周知、各業務の特色に応じたマニュアルづくりの検討を目指す。 -
南箕輪村が木曽福島町の「福島関所まつり」に出店参加
木曽郡木曽福島町で9日にあった第9回福島関所まつりに、南箕輪村が農産物や加工品などの出店で初参加し交流した。
江戸時代、中山道沿いの宿場町だった木曽福島町。「福島関所」にちなんだ祭りで、代官の「山村家江戸出府行列」などがある。
村の権兵衛トンネル開通前記念第20回大芝高原まつり(8月21日)に木曽福島町が初参加。今回は村が、木曽福島町の祭りに参加した。
農畜産物加工販売施設の大芝高原味工房からおやき、パン、ジェラート、みそ、漬物、クッキー。地元農産物のリンゴとブドウ、大明化学工業(本社・南箕輪村)の化粧品「天使の美肌水」を販売。完売する品が出るほど売れ行きもよく、村のブースは好評だったという。
村は、「木曽福島町から来てもらったり、こちらが出かけたり、今後も交流していきたい」と話している。 -
木下北保育園で収穫祭カレー作り
箕輪町の木下北保育園で12日、年長の親子が収穫祭カレー作りをした。この日の給食は皆が育てたジャガイモたっぷりのカレーで、園児は包丁を上手に使ってジャガイモなどの野菜を切り、調理を楽しんだ。
同園は近くの畑を借りてジャガイモ、サツマイモ、大根を育てている。ジャガイモは8月の暑い中、皆で収穫。コンテナ6個分という豊作だった。
年長2クラスの園児32人は、皆のために野菜を切る重要な役目。ジャガイモ5キロのほかニンジンとタマネギをお父さんやお母さんと一緒に皮をむき、包丁で一口大に切った。タマネギを切りながら涙、涙。「目が痛い。もう切りたくないよ」と話しながらも、頑張って下ごしらえした。
家でも手伝いをしている男の子は、「キュウリを切るのと皮むきができる。パン粉の上でコロッケを転がす」と話し、上手に包丁を使い「おもしろかった」と笑顔だった。
年長の保護者分も含めた150食を調理室で用意。皆でおいしく味わった。 -
長谷小で小犬沢親水公園の概要を説明
長谷村溝口で整備を進めている小犬沢親水公園の概要説明会が12日、長谷小学校であった。公園内に設ける水田区画の用途について児童たちの意見を聞いた。
天竜川ダム統合管理事務所美和ダム管理支所が美和ダム湖にそそぐ小犬沢一帯を親水公園(面積約5千平方メートル)として整備。子どもたちが川で遊んだり、自然に触れたりできるように、小犬沢を回る散策路、水車、ビオトープなどを配する。設計はワークショップを開くなど地域住民の意向を反映させた。完成は来年1月下旬の見込み。
学校付近で工事をしていることから、施工業者の現場責任者新井良太さんを迎え、公園の概要などを聞いた。4窶・年生43人が対象で、スクリーンに映し出される完成予想図などを見て理解を深めた。
水田は公園北東側の面積約40平方メートルで、児童たちの専用区画となる。児童の意見によって畑などに変更が可能。特に意見はなく、11月末までにアイデアを募ることとした。 -
権兵衛トンネル開通を前にバスを運行
飯田国道事務所は15、16日、権兵衛トンネル見学&通行体験イベントとして「Go、Go!ごんべえ号」を運行する。
「ごんべえ号」は伊那側と木曽側を結び、シャトルバスを運行。バスの乗降場所は、伊那インター工業団地の臨時駐車場(テセック敷地内)。
午前9時から午後零時半まで30分おきに発車する。乗車は無料だが、往復乗車券が必要。乗車券は午前8時から発券する。定員は各80人で、先着順。
イベントは来年2月の開通を前に、工事中の権兵衛トンネルを車窓から見学できるほか、伊那側のみはらしファームと、木曽側の木曽文化公園を会場に開かれる物産展を楽しむことができる。
問い合わせは、飯田国道事務所(TEL0265・53・7204)へ。 -
かんてんぱぱ二度咲きツツジ咲く
春と秋の2回、花を咲かせる伊那市西春近のかんてんぱぱにある「二度咲きツツジ」が、今年も鮮やかに返り咲いた=写真。
先月末ころからつぼみが順々に咲き、現在も鮮やかな朱色の花が訪れた人々の目を楽しませている。
10月は、さまざまな春の花が返り咲く季節だという。 -
防犯パレード
全国地域安全運動初日の11日、駒ケ根市と伊南防犯連合会、駒ケ根警察署は市民に防犯を呼び掛けるパレードと街頭啓発活動を市内で行った。パトカーを先頭に「防犯パトロール中」のステッカーを貼った市の公用車など十数台が市役所を出発=写真。「車上狙いや振り込め詐欺などに気をつけましょう」などとスピーカーで放送しながら市街を走り、市民に防犯を呼び掛けた。
市内の大型店では警察官や防犯連合会の役員らが買い物客らにチラシを手渡して、犯罪の未然防止を訴えた。
市役所前で行った出発式で原寛恒助役は「小中学校の児童・生徒への通学路での声掛けや、民家への侵入などの犯罪を防ぐため、地域で一丸となって警戒に当たり、自分たちの手で地域を犯罪から守ろう」と参加者を激励した。 -
宮田村で地域安全運動の街頭啓発
全国地域安全運動にあわせて11日、宮田村内のスーパー店頭でも街頭啓発活動が行なわれた。防犯指導員や同女性部員が買い物客にチラシなどを配布。地域ぐるみで安全を守ろうと、協力を求めた。
指導員らでつくるホワイトエンジェルス隊が実施。急増している新手の犯罪に関心を高めてもらおうと、「オレオレ詐欺」や「架空請求」について書かれたチラシを配った。
買い物客らは快く呼びかけに応じ、配られたチラシに目を配っていた。 -
10月1日の交通死亡事故 現地診断検討会
10月1日に伊那市西箕輪羽広の市道で発生した交通死亡事故の現地診断・検討会が11日、現地などであった。市、伊那署、伊那市交通安全協会などの代表者約20人が参加。悲惨な事故が二度と発生しないよう現場を診断し、対策を検討した。
事故は午後2時00ころ、同所で軽4貨物自動車を運転していた近くに住む会社員・須藤礼潮愛さん(27)が、国道361号線方面から西側方向に進行中、道路右側にあった人家のコンクリート塀に衝突。市内の病院に搬送されたが午後4時05分、胸部圧迫で死亡した。
市道は幅員2・7メートルの直線道路で上り坂。アスファルトに舗装され、交通規制もなく、路面は乾燥していた。
車内からは買い物のレシートが発見され、昼食を買って職場に帰る途中で事故にあったものとみられる。
伊那署では現在、事故原因を調査中。血液検査の結果はまだだが、須藤さんの同僚によると酒は飲まない人だったとのこと。
場所を西箕輪支所に移しての検討会では、「事故は夜間ではなかったが、人家の協力を得てコンクリート塀に反射テープを張る」「交通安全の啓発を呼びかけるチラシを全戸に配布する」などの意見が上げられた。
また、南北の交通量が多く事故が発生する危険性があるとして、現場道路の西側交差点に、道路標示やカーブミラーなどの設置も検討した。
伊那署管内の交通死亡事故は今年で3件目。いずれも単独で路外逸脱の死亡事故が発生している。 -
権兵衛トンネル開通プレイベント みはらしファームで
来春の権兵衛トンネル開通を前に15、16日、関係市町村らでつくる権兵衛街道活性化協議会は、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、「権兵衛トンネル開通プレイベント伊那物産展」がある。
両日、自分たちで育てたリンゴの対面販売13日に伊那会場と木曽会場を結ぶ往復バス乗車券を午前8時から販売する(先着600人)。
物産展は、南箕輪村、長谷村、高遠町各市町村が、それぞれの特産品ブースを出店。伊那市などの地酒や郷土工芸、郷土食を扱う店も含め、26ブースが並ぶ。
また、木曽からバスで伊那側にくる人に、地元の郷土芸能を楽しんでもらおう窶狽ニ、伊那市の「羽広の獅子舞」「与地の伊那節」、南箕輪村の「大泉御岳山」、長谷村の「ざんざ節」のステージもある。
みはらしファームの「みはらしまつり」も合わせて開催し、恒例のスタンプラリー、リンゴの皮むき競争、子どももちつき大会など楽しいイベントもある。
午前9時縲恁゚後4時。
問い合わせは、みはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
焼きいもほくほくだね
長谷村保育園で12日、焼きいも大会があり、園児たちは秋の味覚を楽しんだ。
サツマイモ掘りを体験させたいと、年中組に孫がいる農家の男性(70)=非持=が、9月下旬に園児を招待し、収穫した100キロを贈った。
イモは春日さんの提案で、ぬか焼きで味わった。園児たちは熱々のサツマイモをハンカチで持ち、「おいしい」とほお張った。
余ったイモは後日、さつま汁などにしても味わう。園の畑でも栽培している年長組は、来週中にも収穫する予定という。 -
自然エネルギー利用講演会
駒ケ根市の赤穂、中沢、東伊那の3公民館は8日、05年度ふるさと講座「防止」の第2回講演会「地球環境と自然エネルギーの有効利用」を中沢公民館で開いた。約40人が集まり、信州大工学部環境機能工学科教授の池田敏彦さんの講演を聞いた。
流体力学などが専門の池田さんは「現在使っている石油や石炭は無限ではない。あと100年もすれば枯渇する」とした上で「近い将来のクリーンエネルギーとして水車の利用が考えられる」と提案。池田教授は風車の技術を応用した水車の実験・開発を進めているが「今後さらに改良を重ね、家庭用電源として使えるよう実用化を図りたい」と話した。
同講座の第3回講演会は11月5日に赤穂公民館で開く予定。 -
赤中三六年会還暦記念式典
駒ケ根市の赤穂中学校を昭和36(1961)年に卒業した同窓生でつくる「赤中三六年会」は9日、還暦記念式典と祝賀パーティーを駒ケ根市のアイパルいなんで開いた。式典には約200人の同窓生と恩師らが出席。全員で懐かしい校歌を歌って、はるか昔の中学生時代を思い返していた=写真。
実行委員会の林奉文会長はあいさつで「終戦の年に生まれ、経済繁栄や厳しい状況を経験しながら今日まで行き抜いてきた。還暦を迎え、定年退職する人、まだまだ仕事に打ち込む人とさまざまだが、人生の総仕上げに向けてこれからの第二の人生を生きよう」と呼び掛けた。
同窓生が一堂に会するのは50歳記念の祝賀会開催以来10年ぶりとあって、会場のあちこちで久しぶりの再開を喜び合う笑顔が見られた。