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佐野成宏講演会
駒ケ根市の赤穂高校PTAは11日、学校創立90周年を記念する講演会を同校で開いた。イタリアを本拠に世界で活躍するオペラ歌手で同校の卒業生でもある佐野成宏さんを講師に迎えて「夢の在り処」と題した講演を生徒、保護者、同窓会員ら約700人が聴いた。
ステージに上がった佐野さんはまずオペラのアリアを1曲披露=写真。その後も話の合間にオペラ曲やイタリア民謡などを数曲歌った。聴衆は伸びやかでつやのある歌声に感嘆し、大きな拍手を送っていた。
佐野さんは歌手になったいきさつなどについて高校時代の思い出などを交えてユーモアたっぷりに話し「進む道を意外とスムーズに見つけることができた自分は幸せだった。こんな時代だから、などというが夢を持つことは大事。どんなことでもいいからこうしたい、こうなりたい竏窒ニいう夢や希望をいつも頭の片隅にでも持っていてほしい。きっといつかは実現できるのではないか」と生徒らに語り掛けた。 -
ハッチョウトンボ中間報告会
ハッチョウトンボの生息地として知られる伊那市富県新山の「トンボの楽園」生息調査の中間報告会が11日、市役所であった。本年の調査で3種を追加、合計30種になった。
新たに加わったのはアジアイトトンボ、オオヤマトンボ、コフキトンボ。
市は05年から、日本蜻蛉(とんぼ)学会長の枝重夫さん=松本市=に生息調査を委託。本年は6縲・月にかけ、現地を訪れた。
枝さんは指標昆虫であるハッチョウトンボやムカシトンボをはじめ、ルリイトトンボ、オツネントンボなどの写真をスクリーンに映し出し、名前の由来を交えながら、羽化や産卵などの生態を説明。「オオシオカラトンボのしっぽの先はひしゃくのようになっていて、水をはね上げて産卵する」など興味深い話に、集まった地域住民約30人が聞き入った。
流水性のトンボは調査していないため、市内で「60種はいるのではないか」という。
主催者の一つである新山山野草等保護育成会の北原重利委員長は「市民の協力を得ながら生息地を守り、後世に残していきたい」と話した。
会場には、トンボの標本なども展示された。 -
つくしんぼ保育園のシクラメン販売
伊那市御園のつくしんぼ保育園によるシクラメン販売が11日から、伊那市のニシザワショッパーズ双葉店前で始まった。鮮やかに咲いた約2千鉢以上のシクラメンが、訪れた人の目を楽しませている=写真。
私立である同園は、公立保育園より行政補助が少なく、補助金だけでは十分な運営ができない。そのため保護者や職員でつくる「つくしんぼの会」は例年、園の運営費を確保するためのバザーやシクラメン販売を実施。職員と保護者が協力しながら、園のあり方を考えている。
シクラメンは市内の生産者から購入しており、市価より安いだけでなく、丈夫で長持ちするとあって人気。毎年買いに来る人もいる。今年も赤やピンク色、絞り模様など、さまざまな種類を準備。昨年より花が大きく、株もしっかりしているという。
この日は、保護者や職員など約30人が朝から準備して1鉢1300円で販売。園の関係者だけでなく、地元住民も多数訪れ、盛況を見せた。
シクラメン販売は12日も同じ場所で行う予定で、時間は午前10時縲恁゚後3時。今後は、各地区に分かれて個別訪問販売も行う。
個人的に購入を希望する人への販売もしている。
問い合わせはつくしんぼ保育園(TEL78・4157)へ。 -
みのりんぐ箕輪ねっと
「生しぼり えごま油」一般販売12日から箕輪町、南箕輪村、伊那市西箕輪で地域通貨を通した地域経済の活性化を図る「みのりんぐ箕輪ねっと」(寺平秀行代表)は、活動の一環で栽培したエゴマの商品「生しぼり えごま油」を12日から一般向けに販売する。
03年8月に発足。05年度、労働に対し地域通貨「みのり」を発行し、「みのり」に応じてエゴマ油を分配する事業に取り組んだ。一般販売したエゴマ油100本は1週間で完売した。
今年は、栽培面積を昨年の13アールから43アールに広げ、エゴマ240キロを収穫。駒ヶ根市の業者に依頼して1次販売用に107キロ搾油し、150ミリリットルビンで240本できた。「昨年よりフレッシュな香り。種を食べたときの味で、素材そのままの味が生きている」という。
会員分配用は、本年度コモンズ支援事業に認定され、購入した搾油機で搾油する。
販売は1本1980円(税込み)。取り扱い店は箕輪町内かしわや、立石、金星、南箕輪村内ファーマーズマーケットあじ縲怩ネ、伊那市内あびえんと。問い合わせは寺平代表(TEL70・5728)へ。 -
南箕輪村で地区防犯部の青色回転灯パトロール始まる
南箕輪村で10日夜、村内12地区に設置している防犯部による青色回転灯パトロールが始まった。初回は久保区の防犯部で、役員が青色回転灯を装着した自動車に乗り込み、1時間強かけて村内を回った。
村は、11月から毎月ゼロのつく日を「南箕輪村防犯の日」と定め、パトロールなどに取り組む。住民主体の各区の防犯部も活動に参加し、村所有の青色回転灯装着車両で順番にパトロールする。村内を1周するパトロールマップのコースを基本とし、各部で工夫して巡回。運行日報を書く。時間は定めず、各部に任せている。本年度は3月末までに全防犯部が1回実施する計画になっている。
久保の防犯部は原弘満部長ら役員4人が参加。原部長は「何事もないように祈って回りたい」と話し役場を出発した。 -
伊那防火管理協会 消火通報コンクール
伊那市など4市町村の企業でつくる伊那防火管理協会(藤澤洋二会長)は10日、消火通報コンクールを伊那市営プール駐車場で開いた。消火器操法など2種目に11事業所から16チームが参加し、訓練の成果を披露した=写真。
15回目のコンクール。消火器と屋内消火栓を正しく取り扱い災害発生時に活用すると共に、正確な119番通報の習得を目指す。
競技は、木箱とオイルパンからの出火を消火器を用いて消火する「消火器操法」と、ホースを伸ばし標的へ放水する「屋内消火栓操法」があり、それぞれ操作時間や動作の正確さを競った。
消火器操法では、用意した2本の消火器のうち、1本だけで消火するチームや、2本使用するチームなど成果はさまざまだった。
入賞したチームは次の通り。
【消火器操法】(1)伊那バス(2)中部電力伊那営業所(3)石川島汎用機械B
【屋内消火栓操法】(1)中部電力伊那営業所(2)石川島汎用機械(3)伊那市役所 -
ベル伊那で七宝展 14日まで
諏訪市にアトリエを構える平林義教さん(47)と妻の利依子さん(45)の「七宝展」は14日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
有線七宝によるネコをモチーフとした「合子」「蓋物」などの器や、季節の花をテーマにした額、トンボ玉のアクセサリーなどの約300点を展示販売している。
義教さんは「美術工芸品としての七宝焼きで、いろいろなものが作れることを見てほしい」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
箕輪町公民館子育て学級おやつ作り
箕輪町公民館の子育て学級は9日、町保健センターで保育園の生活、昼食やおやつの話を聞き、親子でおやつ作りにも挑戦した。
町管理栄養士の柴倫子さんが指導。保育園の1日の流れを紹介し、昼食とおやつは手作りで、おやつは食事の一部との考えで出していることなどを話した。
来春からの保育園生活に向け生活リズムを整える、朝に排便をきちんとする、朝から野菜料理を出してあげることなどもアドバイスした。
おやつ作りは、9月下旬の町の「健康づくり週間」で募集したレシピの中から、「おからクッキー」と「混ぜ混ぜえびピラフ」の2品を紹介。ピラフはおやつとして少量をラップで包んでおにぎりにした。エプロン姿の子どもたちは、自分でラップにご飯を盛り、ぎゅっとにぎっておにぎり作りを楽しんでいた。 -
河川アダプトプログラム協定調印
駒ケ根市内を流れる天竜川の支流七面川の環境整備を昨年から行っている七面川管理委員会(会長・清水春雄市場割区長、13人)の活動を支援する県の河川アダプトプログラム事業の調印式が10日、駒ケ根市役所で行われた。県伊那建設事務所の松下泰見所長、中原正純市長らとともに清水委員長が協定書に調印し、笑顔で握手を交わした=写真。河川を対象にしたアダプトプログラム協定の締結は同事務所管内で初。
協定により、県は七面川の約千メートルの対象区間内で同委員会が行うアレチウリなどの外来植物の駆除、草刈り、ごみの回収、樹木の伐採などの美化活動に使う草刈り機の替刃やかまなどの消耗品を支給するほか、委員らの傷害保険料を支援する。
松下所長はあいさつで「この調印により、住民による河川環境整備が今後の大きな流れになることを期待する」と述べた。 -
南箕輪村開発公社
無料入浴券利用分の入湯税未納額15日に納付南箕輪村開発公社の無料入浴券利用分の入湯税が未納だった問題で公社は10日、村の更正決定に基づき入湯税と未納分の延滞金を15日に村に納入することを明らかにした。
入湯税については10月25日の公社理事会で、税法解釈の誤りから未納だったことを報告。税金更正決定の3年間、03年9月までさかのぼって調査し、資料が残っている範囲で延滞金も含め村に納付する方針を示していた。
村は11月1日付で更正決定した。未納分は、大芝荘の宴会利用客と宿泊客に配っている無料入浴券が05年4月から06年9月まで、大芝の湯回数券に付いている無料券は03年10月から06年9月まで、まっくんバス回数券の無料券は発売された03年11月から06年9月まで。納入される税額は12月の村議会に補正予算で計上する。
大芝荘での無料入浴券配布は来年2月末で終了し、配布分の入湯税は公社が負担。3月1日から300円の割引券に切り替える。公社は、「サービスを下げることなく今後も頑張っていきたい」としている。 -
伊那部宿を考える会 中村伯先らを調べ成果披露
伊那市の伊那部宿を考える会(田中三郎会長)は11、12日、伊那市西町の伊那部集会所、長桂寺などある、地元の文化祭で、伊那部出身の俳人で医者の中村伯先(1756竏・820年)を取り巻く人物などについての研究成果を資料や写真などで発表する。
同会は、伯先の弟で医師の吉川養性の碑や、伯先の息子・元恒が詠んだ「箕輪十勝之詩」などについての解読結果を展示。田中会長は「伯先の先祖や子孫にも立派な人がいたことを地元の人にも知ってほしい」と来場を呼び掛けている。
中村伯先関係の展示は長桂寺で開催。近くの旧井澤家住宅では恒例の骨董市もある。11日は午前9時縲恁゚後5時。12日は午後3時まで。
研究成果をながめる伊那部宿を考える会のメンバー -
一日女性消防体験
秋の全国火災予防運動(9日縲・5日)初日の9日、伊南防火管理協会と伊南行政組合消防本部は「一日女性消防体験」を駒ケ根市の北消防署で開いた。同本部管内の女性約20人が参加し、消火器操作の実習などを行ったほか、てんぷら油火災の実験などを通じて火の恐ろしさを再認識した。
消火器の操作訓練では、参加者らが署員の説明を受けながら訓練用の水の入った消火器を1本ずつ持って放水した=写真。参加者の約半数が消火器の操作は初めてとあって「いざという時のためによい経験ができた」と話していた。
てんぷら油の発火実験では署員が「コンロの火が油に燃え移るものと勘違いしている人が多いが、実は油が一定の温度になると発火する。つまり火を使わない調理器具でも火災は起きる」と説明すると参加者らは「知らなかった」と驚いていた。 -
伊那おやこ劇場
舞台を一緒に作り上げる楽しさ感じて伊那おやこ劇場の高学年例会「ミュージカル ファイブ」が4日、伊那市の県伊那文化会館であった。出演する5人の役者と共に、おやこ劇場のメンバーが搬入、搬出作業に加わった。ただ舞台を鑑賞するだけではない、役者との関わりや一緒に作り上げる楽しさを、子どもも大人も皆が感じた。
おやこ劇場は、高学年と低学年でそれぞれ年4回の生の舞台を鑑賞し、1回は大きな舞台を呼ぶ。
今回の「ミュージカル ファイブ」は、今年のメーン企画。半年以上も前から準備してきた。準備の中から生まれるものは、親子のふれあい、仲間づくり。「生ものの舞台に手をかけることに十分意味がある。劇を観るだけでない良さを知ってほしい」と春日伸子運営委員長は言う。
「手伝うことで観る意識が変わる。役者とも随分近くなれる」。搬入搬出の手伝いなどは主に中学生以上だが、例会によっては小学生も協力。舞台づくりの楽しさを味わっている。
会員は伊那市から辰野町まで300人いるが、特に小学校入学前の年代の加入が減少。「もし子育てで行き詰っている感じがあったら、ぜひ入会してほしい。おやこ劇場にはふれあいがある」と呼びかけている。
問い合わせは伊那おやこ劇場(TEL72・7447)へ。火曜日から金曜日の午前9時半から午後3時まで。 -
霜柱ができ始め
強い寒気の影響で朝方の最低気温が氷点下となる日が続き、霜柱も顔を出した=写真。
霜柱が良くできるのは、夜間を通して快晴で冷え込みの厳しい日。これは、日本付近一帯を高気圧が覆っているということでもあり、「霜柱が立てば晴れ」と言われるように、霜柱ができた日は好天に恵まれることが多い。
しかし、あまり寒すぎても霜柱はできず、柱のもととなる地中の水分が凍らない程度の寒さの時期にしか見られない現象でもある。
伊那地域では、放射冷却現象の影響も受けて7日にマイナス3度、8日にマイナス2・6度の最低気温を記録。これは12月上旬並の最低気温で、暖かな日が続いた影響もあり、一層の寒さが感じられた。 -
冬を前に地バチの交尾始まる
本格的な冬の到来を前に、伊那市地蜂愛好会(小木曽大吉会長)が市内に設置しているシダクロスズメバチのとりこみハウスでは、女王バチの交尾が始まった=写真。
3月末から活動を開始するシダクロスズメバチ。働きバチが羽化するのは6月ころだが、次世代のオスと女王は、10月下旬縲・1月中旬に羽化する。オスは女王にやや先行して羽化し、約1カ月弱で死んでしまうが、女王は卵を蓄えて越冬。翌年の春に再び目覚め、新しい巣を構える。
ハチ追いを楽しみながら、ハチ資源の増殖にも努めている同会は例年、人工的に越冬させた女王バチを山に放す活動を続けている。とりこみハウスは、越冬させる女王を確保するためのもので、小屋の中には今年営巣した巣箱を置き、えさを運ぶ働きバチだけが行き来きできる網を張り巡らせてある。外に出られない、女王バチとオスは小屋の中で交尾するため、卵を蓄えた女王は小屋の中で越冬体制に入る。その女王を回収し、マイナス2縲・度に保った冷蔵庫の中で保護。無事越冬させた女王を翌年の春に会員らに配り、山へと放つ。昨年は当初目標としていた1万匹を上回る約1万4千匹の越冬にも成功した。
1回の交尾で何万個という卵を蓄える女王バチ。自然会では天敵のクモに襲われるケースも多く、実際に冬を越せる割合は10分の1程度だという。
最後の力を振り絞り、女王の幼虫にえさを運ぶ働きバチが行き来する小屋の中では、新しい命を宿そうとするオスと女王バチが乱舞していた。 -
みはらしの湯で草の家のメンバーの作品展
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は11月末まで、みはらしファームの体験施設「草の家」のメンバーが手掛けた裂き織り作品を1階ロビーに展示している。素朴で温かみのある座布団やタペストリーなど約60点が、入浴客の心を和ませている=写真。
草木染めや裂き織り体験を提供する草の家では、例年同施設での作品展を行なっており7年目。今年は「座布団まつり」と題し、裂き織りでつくった座布団を並べ、希望者には譲れるようにした。
また、市内の布団店から提供してもらった古い布団カバーを使った大判のマットや、サテン地を裂き織りにした「サテン織」なども展示。サテン織の場合、普通の裂織より大きめに布を裂くため、丈夫な生地に仕上がり、より実用的な部分に用いることもできるという。
そのほかにも、伊那市制50周年を記念して、一般の人の協力を得ながら作成した延長50メートルの作品も並んでおり、裂き織りのさまざまな表情を伝えている。 -
アナウンスコンクール県審査会で優秀賞
06年度アナウンスコンクール県審査会(県情報ネットワーク協会主催)で、伊那市有線放送のアナウンサー横山早織さん(22)=日影区=が優秀賞を受賞し、全国大会出場を決めた。有線放送からの出場は03年度以来。
審査会=8日、長野市=には、県内の有線放送施設から13人が出場した。決められた原稿を読む「朗読」と、女性フォーラムのお知らせを1分半の放送文にまとめて読む「解読」の2部門で、理解力や表現力、伝達能力などの審査を受けた。
横山さんは4月に採用されたばかりで、県審査会に初めて臨んだ。
日ごろ、お知らせ業務に当たっているが、練習問題を繰り返しこなしたり、全国大会最優秀賞を受賞した先輩から放送分のまとめ方や読み方などアドバイスを受けたりと、制限時間を意識しながら、聞いている人に分かりやすく伝えることを心がけた。
「ふだん、仕事をしている雰囲気で原稿を読めた。全国出場は予想外」と驚くものの「ほかの出場者のアナウンスを勉強するつもりで行きたい」と抱負を語った。
全国大会(日本農村情報システム協会主催)は17日、東京都で開催。県代表は2人で、全国13県の18人が出場する。 -
AG「ミヤマ」で天野惣平さんが個展
伊那市高遠町芝平の造形作家、天野惣平さん(53)の個展は9日、伊那市旭町のアートギャラリー「ミヤマ」で始まった。銅版画を使った新作4点を出品。さまざまな角度から違った表情を見せる立体作品が来場者を魅了している。14日まで。入場無料。
メーン作品は、紙に刷った銅版画を張った、直径1センチ、長さ10センチの丸い木の棒を1500本使用。それらを縦2メートル、横40センチの紙の上に設置し、麻の繊維を細断して振り掛けている。重なり合った一本一本は互いを支え、均等を保っている。
同ギャラリーでは12回目の個展。テーマはいつも、ノーコンセプトで「頭の中のイメージをその場に具現化した。解釈付けずに自由に見て」と天野さん。来場者は「たばこの吸いがらみたい」などと、それぞれの感想を述べていた。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後5時)。期間中は天野さんが会場を訪れる。
メーンの立体作品 -
天竜川シンポ 7月豪雨災害とその対応
「第5回天竜川シンポ縲・月豪雨災害とその対応縲怐vは8日、箕輪町文化センターであり、建設、行政関係者ら約500人が集まった。同町松島区の天竜川堤防決壊を中心に避難誘導や復旧工事にかかわった人々によるパネルディスカッションで、今後に向けた展開などを考えた。国土交通省天竜川上流河川事務所主催。
パネリストは、平澤豊満町長、原幸喜松島区長、池田幸平県南部防災対策協議会本部隊長、三上幸三同事務所長の4人。北澤秋司信州大学名誉教授がコーディネーターとなり、パネルディスカッションした=写真。
原区長は避難所の状況を「現場の状況が把握できず、区民の不安はいら立ちに変っていくのを感じた」と説明。平澤町長は「デジタル無線、インターネットを使った伝達などを使い、現場や住民へ正しい情報を伝える努力をしたい」とした。
原区長は「避難をしてみて、地域内のまとまりが大切と知った。スポーツ交流、公的施設の利用などで普段から団結力を強め、組織力を高めたい」とも話した。
緊急復旧にかかわった池田隊長は「24時間の工事が続き資材、人員不足に苦労した。そんな中でも復旧工事を知る先輩方の存在は大きく、若者へと知恵や技術を受け継いでいく必要を感じた」と述べた。
三上所長も「先輩方のこれまでの災害後の河川改修などの対応が今回の被害を最小限に抑えた。それぞれの時代でベストを尽すことで今日があると思う」と再度災害の防止へ意気込みを語った。 -
渡場のイチョウ並木黄色に色づき
中川村渡場のイチョウ並木が色づき、初冠雪の南駒ケ岳や越百岳に映え、絶好のカメラスポットになっている=写真。
83年に渡場地区のいこいの広場として、久寿、唐九郎の2種類、約20本を植えた。4年前から、ギンナンの収益金で、地区のイチョウ祭が行なわれいる。 ギンナンはせき止めや頻尿、夜尿症改善に効果があるとか。 -
マナビィランド
箕輪町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2006の一環、マナビィランドは4日、役場駐車場であり、フリーマーケットや野菜市など7団体が出店した。
総合的な学習の一環で、箕輪中部小学校の3年3組と6年2組がフリーマーケットで参加。3年3組(25人)は、町の人と交流したい-と4月から出店を計画し、学級園で育てたサツマイモ、ピーマンなどの野菜のほか、児童が手作りした手芸品やビーズアクセサリー、家庭にある不用品なども販売した。売上金はエースドッジボール大会に出場した費用の一部にあてるという。
6年2組(37人)は昨年に続き2度目の参加。昨年は栽培した落花生、サツマイモなどを販売したが、今年は世の中のことを勉強するため、自分たちの手作り品が商品として売れるかどうかを試そうと、グループを作ってアクリルたわし、アイロンビーズ、廃油で作ったキャンドル、花、コースター、しおりなどを作って準備した。売上が材料費を超えることが目標で、売上金は保育園や老人施設訪問の活動費にする。児童はそろいのバンダナとエプロン姿で、大きな声で商品アピールをし、客を呼び込んでいた。 -
中ア千畳敷に積雪
前日の荒天で今季初の本格的な雪となった中央アルプス千畳敷一帯は8日、朝から雲一つない快晴となり、穏やかに降り注ぐ日差しに新雪がまぶしく輝いた=写真。折り良く訪れた観光客らは「すごい」「素晴らしいね」などと感嘆の声を上げながら、宝剣岳やカールを飽きずに眺めていた。
降雪のあった7日は山頂付近は厚い雲に覆われていて駒ケ根市内から冠雪を望むことはできなかったが、一夜明けた8日には新雪を頂いた宝剣岳の姿が市内からも見られた。
ホテル千畳敷によると昨年の初積雪は11月6日、一昨年は10月23日だった。 -
まちづくり大賞決まる
地域ボランティアの花いっぱい運動を顕彰する伊那市の「まちづくり大賞」の入賞者が決まった。最優秀賞は「小沢花の会」。15日、市役所で表彰式を開く。
「まちづくり大賞」は97年度から始まり、今回は高遠町・長谷を含む27団体・個人が応募。新たに設けた学校花壇(フラワーブラボーコンクール出場校除く)は2校だった。春・夏・秋の3回、審査員が現場へ出向き、花の管理や色合い、規模など5項目を審査した。
最優秀賞の「小沢花の会」は、芝桜で作る花富士をはじめ、サルビア、マリーゴールド、菊などを植え、広域農道沿線などを彩っている。花を通した観光客らともふれあうなど総合的に高い評価を受けた。
入賞団体・個人の写真は22日まで、市役所1階市民ホールに展示している。
最優秀賞を除く結果は次の通り。
◇花いっぱい活動▽特別賞=御園老人クラブ▽優秀賞=福地の里花の庄、唐木昭子▽佳作=アクセス通りを美しくしよう会(色彩賞)境区コミュニティー花壇(デザイン賞)みてござる地蔵を守る会(造形賞)▽努力賞=東松福寿会(四季咲き賞)長谷地区市野瀬高齢者クラブ(春花賞)榛原花作り実践委員会(夏花賞)諏訪形社会福祉協議会(秋花賞)室町ミニパーク花の会(アイデア賞)▽讃花賞=北林花の会、車屋花の会、南福地区、日影地区花の会、東春近中組分館・中組社協・中組全隣組、北福地社協ふれあい、金井花の会、渡場花の会、羽広区第3組、さくら会、森下寿美、山寺商工会、西町区下春日町長寿クラブ、奈良尾花の会、中部電力伊那営業所
◇学校花壇づくり活動▽優秀賞=伊那東小▽優良賞=手良小 -
【記者室】夢を語る
中国語落語のパイオニア梅津亭あんこうさん。箕輪町国際交流協会主催の落語会で中国語落語と同時通訳落語を披露した。中国語が全くわからなくても大いに笑えた▼以前仕事をしていた上海で中国語落語を数回披露した経験があり、10月にNHKラジオ「地球ラジオイン上海」に出演。先日は香港中文大学の依頼で落語をし、チケットの売上全額を恵まれない子どもたちのために寄付した▼あんこうさんが暮らした上海の日本人社会は、夢が語れる世界だったという。だれかが夢を聞きサポートしようという話が出てくる所だと。香港での公演は、夢を発信した結果だと聞いた。「自分の夢を語るのがすごく大切」。道を切り開くのは自分自身だと、改めて教わった。(村上記者)
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伊那市・中央区押し花教室展示
伊那市の中央区公民館で開く「中央区押し花教室」の展示会は20日まで、同市の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。会員17人が一人1、2点ずつの計24点を出品。四季折々の草花の生き生きとした姿を残した作品が会場を彩っている。
初心者や教室発足の10年以上前から通うベテランの30縲・0歳代の女性が会員。月に一回、代表者の野澤伊代子さんら4人の押し花インストラクターが指導し、作品づくりを楽しんでいる。
サクラ、アジサイ、バラ、月下美人などの草花を会員が野山や庭先で採集し、風景画などにして展示。中には我が子へ送ろうと制作した、押し花絵の花束などもあり、直射日光を避ければ色あせることのない「押し花」の魅力も詰っている。
会員の一人は「せっかく咲いた花の命。一つひとつを大切に押し花として生かし、新しい命を誕生させている」と話していた。
土・日曜日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
カラマツ落葉、轍となって幻想的に
立冬の7日、上伊那地方も暦(こよみ)通りに日中の寒さが厳しくなり、秋から冬への移り変わりを感じる一日となった。
寒冷前線の通過で、朝からほとんど気温が上昇せず、逆に下がる傾向も。日中の気温は11度前後と肌寒く、10メートル以上の強風も吹いた。
宮田村の西山山ろくは、強風でカラマツの落葉が盛ん。駒ケ岳や駒ケ根高原へ通じる道路は、雪が積もったかのように、落葉の轍(わだち)ができ、冬の訪れを感じさせた。 -
南信レクリエーション協会子育て講演会
南信レクリエーション協会主催の子育て講演会は4日、伊那市役所で開き、子育て応援団長の三好良子さんが「悩める子育て解決法・上手な子育て術」をテーマに、親が心の知能指数を高めることの大切さなどを話した。
三好さんは人材育成コンサルタントで、全国で子育て支援の講演活動をしている。
毎年、三好さんを講師に研修会をしている同協会が、地域の人々にも知ってほしいと、講演会を計画した。
「今、どの年代も子育ては大変な時代。真しに向き合い学んでおく必要がある」と話す三好さん。「心の知能指数(目配り、気配り、心配り、手配り)がキーワード」とし、「人間力を子どもにつけるために、親が心の知能指数を高めることがとても大事」と話した。
子育てのはじめの一歩としてプラスとマイナスの考え方を挙げ、「プラスとマイナスの数が同じでないとだめ。バランス感覚がとれていることが大事」と強調。子育て中は、仕事をやめなければならない、自由がきかないなどのマイナスが多くなり、子育ての楽しさや面白さなどが縮小するため、「子どもから感動をもらった」「友達ができた」などのプラスを会場の皆で考え合った。 -
救急法救急員養成講習
南箕輪村消防団主催の救急法救急員養成講習が4日、大芝研修センターで始まった。
村消防団は救護班を中心に人命救助などの勉強や訓練に取り組んでいる。村民にも救急法の知識や実技方法を身に付けてほしいと、年2回講習を開いている。
3日間18時間の講習と学科・実技検定で、赤十字救急法、心肺そ生法、傷と止血、急病・運搬・救護などについて学ぶ。3日間受講すると受講証を渡し、検定合格者には救急員認定証が交付される。
消防団員と一般の15人が受講。初日は赤十字救急法について講義を受け、体位の変換や毛布を使った傷病者の保温方法などを実習した。
体位変換では、受講者が2人1組になって練習。講師は、一人でやる場合と数人でやる場合の負担の違いも見せ、「自分一人でなんでもしようと思わず、できるだけ多くの協力者を求めて。自分も楽だし、なによりも傷病者に負担を与えない」と話した。 -
芋焼酎「伊那八峰」12月12日発売
上伊那産のサツマイモを原料にした芋焼酎「伊那八峰」が12月12日、上伊那の酒販売57店で発売する。市町村ごとに千本(720ミリリットル)以上を用意。発売前には、消費者らを対象にした試飲会を計画している。
地域の特産品開発の一環として、サツマイモの栽培から販売までを手がけようと賛同する生産者や酒販売店主らが取り組んできた。
芋焼酎は、上伊那の市町村別9本に、権兵衛トンネル開通記念1本を加えた計10種類。。銘柄は辰野町「龍」、箕輪町「みのわ黄金千貫」「みのわ紅あずま」、伊那市「座々無志(ザザ虫)」、南箕輪村「不死清水」、宮田村「脈々」、駒ケ根市「しまだ娘」、飯島町「越百」、中川村「なかがわ」、全域の「権兵衛魂」。アルコール度数は25度。価格は1250円。
各市町村でサツマイモを栽培したが、天候不順のため、収穫量は86トンと見込みの半分だった。収穫したサツマイモは、飯田市の喜久水酒造で仕込み、寝かせている段階という。
伊那市内で7日に開いた第3回販売会議で、発売日や価格、取り扱い店などを発表。生産者から栽培の苦労話も聞いた。
呼びかけ人の池上明さん=飯島町=は「地域色の出た焼酎で、特産品になり得る。酒屋として大事に販売し、自分の焼酎として育てていきたい」と期待を込めた。
銘柄に合わせたラベルデザインも披露され、酒販売店主らが手直しを加えた。
試飲会は12月5日午後6時から、駅前再開発ビル「いなっせ」5階で開く。会費は500円。 -
高齢者クラブ大会
伊那市高齢者クラブ連合会(久保田泰男会長)は5日、伊那公民館で第1回大会を開いた。会員約230人が出席。「活性化と連帯の輪を広げて竏鋳n域の心を結ぶ強いきずな」をメーンテーマに、功労者表彰や演芸発表などを繰り広げた。
クラブは市町村合併に伴い、4月に1本化。49の単位クラブで、会員は約2900人。会員同士の親ぼくを図ったマレットゴルフ大会など本年度前半の行事は無事に終えた。
大会で、久保田会長は、高齢者を取り巻く環境に触れ「地域に関心を持ち、みんなで力を合わせて活動に当たることが時代の要請。健康を保ち、仲間づくりをして楽しもうではありませんか」とあいさつし、各単位クラブでの加入促進の取り組みを呼びかけた。
そのあと、介護者9人、功労者6人、優良会員34人をそれぞれ表彰。
大会宣言で▽地域の特色を生かした楽しいクラブ活動の充実▽心と体の健康づくり竏窒ネど7項目を掲げた。
また、会員らによる民謡踊りや健康ダンスなどの演芸発表・作品展示、南信病院の近藤廉治院長の講演会「楽しい人生のために」もあった。