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志茂田景樹さんが手良小で講演会
作家やタレントとして活動をしている、志茂田景樹さんの講演会が日、伊那市の手良小学校で開かれました。
手良小学校の体育館には、児童や保護者、地域住民などが集まり、志茂田さんの講演に耳を傾けました。
志茂田さんは、1940年生まれの72歳。直木賞受賞作家で、タレントとしても知られています。
1999年からは絵本の読み聞かせ活動を行っていて、これまでに1500回以上行ってきたということです。
志茂田さんは「いろんな場所で読み聞かせをしたが1500回もやった気がしない。それは、行く先々での出会いや感動があるからだと思う」と話していました。
講演会の中では、読み聞かせグループのメンバーで、子どもタレント鈴木福君の祖母の川村利美さんと一緒に読みきかせを披露しました。
川村さんの箏の演奏をバックに志茂田さんが絵本を読んでいました。
会場を訪れた人たちは、志茂田さんの情感たっぷりの読み聞かせに耳を傾けていました。 -
オリンパス周辺地下水 環境基準超えなし
上伊那地方事務所は、伊那市西町のオリンパス株式会社長野事業場 伊那の周辺の地下水の水質検査の結果、環境基準を超える有害物質は見られなかったと9日発表しました。
オリンパスでは、改修工事が進められていて、今年5月に地表の一部から基準値を超えるトリクロロエチレンや鉛などの有害物質が確認されています。
上伊那地方事務所では、オリンパスからの報告を受け、今回、工場の敷地からおおむね1キロ以内にある井戸14か所について水を採取しました。
水質検査は、県の機関で実施され、トリクロロエチレンや鉛など7つの有害物質について行われました。
検査結果、水を採取した14全ての井戸から、環境基準を超える有害物質は見られなかったということです。
オリンパスでは「近隣の方々には迷惑をかけ申し訳ありませんでした。敷地内の汚染土壌については、法律にのっとりしっかり対応していきたい」とコメントしています。 -
新ごみ中間処理施設 公設民営で調査へ
上伊那広域連合が進める新しいごみ中間処理施設の基本的構想について検討しているの施設整備検討専門委員会は、新施設の事業方式について、公設民営での建設・運営を前提に、企業への参入意向調査や公設民営方式を採用している自治体に対しアンケート調査を行います。
これは、9日開かれた専門委員会の中で案が示され了承されたものです。
公設民営方式は、自治体が建設し所有するため、地元や住民から信頼を受けやすい他、運営を民間に委託することで競争原理が働きコスト縮減を実現できるなどのメリットがあるとしています。
調査は、今回の事業と同規模程度の施設運営に実績のあるプラントメーカー5社程度を選び、事業を実施する期間や内容、事業への関心など9項目について質問します。
他に、公設民営方式を導入した際の課題を把握するために、この方式を導入して1年以上が経過している5つの自治体に対し、事業者選定時の課題や当初の要求水準を満たしているかなど、4項目について調査するということです。
11月末までにアンケートを送り、来年1月下旬に委員会で結果を報告する予定です。
委員会では、今年度中に事業方式の方針を決め、上部組織の廃棄物政策審議会と上伊那広域連合に報告したい考えです。 -
伊那市高齢者クラブ連合会 「仲間づくり活動」で表彰
平成20年から会員数が増加しいてる伊那市高齢者クラブ連合会は、その活動が評価され、全国老人クラブ連合会の「仲間づくり活動」部門で活動賞を受賞しました。
8日、池上弘祥会長ら役員4人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
伊那市高齢者クラブ連合会には、現在、56クラブ2,690人が加盟しています。
平成20年から毎年、区や地区社協、民生委員に、高齢者クラブの立ち上げを呼び掛け、クラブ数、会員数を増やしてきました。
平成20年には43だったクラブ数は年々数を増やし、今年は、高遠町の4クラブ、長谷と手良からそれぞれ1クラブが新たに加盟し、56クラブとなりました。
白鳥市長は、「お年寄りの皆さんは地域のことを一番知っている。その知恵を次の世代に引き継ぐことをこれからの大きな仕事として頑張ってもらいたい」と話していました。 -
85歳 近藤廉治さん~笑顔の病院づくり~
全国の自殺者数が14年連続で3万人を超えるなか、上伊那でも自殺により死亡する人が後を絶ちません。
南箕輪村にある南信病院では、85歳の前院長、近藤廉治さんがユニークな取り組みでこの問題に向き合っています。 -
大槻博一さんワラで縁起物作り
箕輪町南小河内の大槻博一さんは、来年の干支へびのワラ細工づくりを行っています。
8日も、自宅の一室に置かれた作業机で、大槻さんが作業を行っていました。
作っているのは、とぐろを巻いたへびの縁起物です。
ワラやイグサ、水引きの紐などを使って細工を作っていきます。
大槻さんは、小学生のころからぞうりなどを作り始めましたが、平成10年に、古田人形芝居保存会の依頼を受けて、人形の衣装など、本格的に細工を作るようになりました。
11年前の午年から、干支の縁起物を作るようになり、今回のへびで12の干支全てがそろいました。
作った細工は、地域の神社や寺のほか、近所の人などに毎年配っています。
縁起物は、1日に2つまでしか作れないということですが、今日までに50個ほど完成しています。
大槻さんは、南小河内にある普済寺の2年参りで、先着15人に、このへびをプレゼントしたいとしています。 -
地蜂 女王蜂の人工越冬始まる
7日は二十四節気の一つ、立冬。冬の気配が感じられる頃とされています。地蜂の女王蜂も冬を越す準備を始めました。
伊那市西箕輪大萱の作業小屋。
伊那市地蜂愛好会では、地蜂と呼ばれるシダクロスズメバチの女王蜂を人工越冬させています。
小屋の中には、伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉会長が先月下旬に設置した蜂の巣6個が置かれています。
日中、気温が高くなると、オス蜂が求愛の為、羽音を響かせ、女王蜂にPRをしていました。
交尾を済ませた女王蜂は、新聞紙の中や天井の隅で越冬の体制に入っていました。
ハチ追いを楽しむためにも、ハチの保護に力を入れている愛好会は、人工的に越冬させた女王蜂を山に放す活動を続けてきました。
しかし、今年の夏の猛暑は蜂の世界にも影響を与えました。小木曽会長によると、今年は、巣の大きさが例年と比べ4分の3程だったということです。これにより、巣の中にある女王蜂の卵は普段の半分とみられ、人工越冬できる女王蜂の数は、今年の春、越冬できた数の半分の5千匹程となる見込みだということです。
この作業は、来月半ば頃まで続けられ、交尾を終えた女王蜂は箱に入れられ、土の中で一冬をこします。 -
瑞宝単光章 小林 政美 さん
3日に発表された秋の叙勲。受章者の喜びの声を、シリーズでお伝えしています。
7日は、瑞宝単光章を受章した、箕輪町木下の有限会社和光重機社長の小林政美さんです。
小林さんは、昭和51年23歳の時にクレーンの運転士となり、平成2年に、有限会社和光重機を先代の社長から引き継ぎました。
小林さんは、運転士として36年間、経営する会社でも20年余り無事故で仕事をしてきた事などが評価され、瑞宝単光章を受章しました。
「クレーンオペレーターの仕事は緊張の連続。気を抜けるのは休憩の時、時計を見て時間の経つ速さを感じる。現場では、社長としてトップに立つ人間として、荷物を揺らす事も、ましてや事故を起こすことも絶対にできない一日の仕事が終わり、クレーンのエンジンを切り始めてほっとする」
36年間の運転士としての仕事を振り返り、特に思い出に残っている出来事は、平成18年の豪雨災害と話します。
実家が土石流により被災し、また娘さんの出産も重なりましたが、天竜川の決壊を食い止めコンクリートブロック積み込み作業の為大鹿村へ向かいました。
「天竜川の護岸が崩れる様子がテレビ放送されるのを見て、孫の誕生や実家も大事だが、クレーンの運転士の使命としてブロックの積み込み作業をするのが大切と感じた」
若い運転士について、技術と共に安全意識をより高くもつよう指導していくとこが大切と言います。
「働かされているという意識から、一人ひとりが、自分が会社をしょってたち、盛り立てていく意識を育てる事が大切。これからは、県内の企業で安全教育を徹底し、クレーの事故が一つでも少なくなるよう、協力していきたい」 -
被災地に贈る桜の苗木をお披露目
伊那市の東部中学校の生徒は、東日本大震災で被災した宮城県仙台市の高砂中学校に桜の苗木を贈ります。
5日は、被災地に贈る苗木が全校集会でお披露目されました。
高砂中で植樹される桜の苗木は高さ2mのタカトオコヒガンザクラです。
東部中は昨年度、義援金を高砂中学校に贈ったことが縁で交流を続けています。
生徒会が中心となり今年4月に桜プロジェクトを立ち上げました。
集会には、伊那市の桜を管理する桜守3人が訪れました。
高砂中ではシンボルである桜の本が海水の影響で枯れてしまったということです。
桜守の稲辺謙二郎さんは「海水から守れるよう根を大きくした」と生徒たちに説明していました。
また、この日は高砂中に贈るビデオレターの撮影も行われました。
桜の苗木は、15日に高砂中学校で行われる式典に東部中の生徒など17人が参加し植樹されることになっています。 -
恩徳寺 色づき始める
南箕輪村の恩徳寺にある大イチョウが、色づき始めています。
恩徳寺の境内には、樹齢400年近いイチョウの木があります。
幹まわり3.5メートル、高さ20メートルを超えるこのイチョウは、村の天然記念物に指定されています。
恩徳寺では、全体が黄色に染まるのは、2縲・日後とみています。 -
秋の高遠で山麓一の麺街道フェスタ
国道361号沿いで名物となっている麺料理が集まる、山麓一の麺街道フェスタが3日と4日に、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれました。
麺街道フェスタは岐阜高山から木曽そして伊那をつなぐ、国道361号沿いの麺料理をRPしようと実行委員会が開いたものです。
集まったのは、伊那市の行者そば、高遠そば、ローメン、木曽町のすんきそば、高山市の高山ラーメンで訪れた人たちは、列を作って
買い求めていました。
フェスタは高遠城址公園の紅葉に合わせて毎年開かれていて、秋の彩を楽しみながら、それぞれの地域の自慢の麺を味わうことができます。
実行委員会では年間を通して、国道361号沿いで開かれるイベントに合わせ麺料理を提供していて、「郷土食の宝庫として麺街道の名前を広めていきたい。」と話しています。 -
携帯感知システムで振り込め詐欺を防げ!
手口を変えながら依然無くならない振り込め詐欺。
伊那警察署などは、ATM利用中の携帯電話の使用を感知するシステムを使った振り込め詐欺対策訓練を6日、南箕輪村のアルプス中央信用金庫信大前支店で行いました。
信大前支店に今年6月から試験設置されているこのシステム。
携帯電話を使用しながらATMに近づくと、光と音声で利用者に注意喚起を促します。
6日は、詐欺被害防止の「全国一斉声かけ訓練」に合わせ、感知システムを使った訓練が行われました。
20秒ほど携帯電話で通話していると警告音が鳴りだし、不審に思った職員が被害者役のお年寄りに近づき声をかけていました。
このシステムは、村内で防犯関連機器の製造を行っている株式会社アジャイルシステムが開発しました。
警告音が鳴ると窓口にいる職員にも分かるシステムになっています。
価格は、15万円から20万円ほどを予定しています。
伊那署管内では、去年は6件およそ450万円、今年は9月末までに1件およそ40万円の振り込め詐欺事件が発生しています。 -
旭日双光章受章 下島省吾さんの喜びの声
3日に発表された秋の叙勲。
受章者の喜びの声を、シリーズでお伝えしています。
6日は、旭日双光章を受章した元伊那市議会議員の下島省吾さんです。
伊那市議会議員として地方自治の発展に功績があったとして旭日双光章を受章した、伊那市富県南福地の下島省吾さんです。
1918年生まれの下島さんは、上伊那農業高校を卒業し市の職員となりました。
伊那中央病院の事務局としておよそ20年間務めた下島さんは「医療と福祉の充実」を公約に、1991年市議会議員に立候補、トップで初当選を果たします。
以来、5期、19年間市議会議員を務めました。
中でも、伊那中央病院の移転新築が印象に残っていると話します。
「(受章は)市民のみなさんのお陰で、市議会議員を5期19年間務められたことにつきる。これからの医療を考えると、病院を移転新築しなければという信念でやってきた。(中央病院が)伊那谷を背負う病院になったことがこのうえなくうれしい。医療に携わった経験がいかせることができよかった」
市町村合併後、新伊那市の初代議長を務めた下島さん。
旧高遠町と長谷村に何度も足を運び、地域の声と向き合いました。
「高遠や長谷の人の気持ちになって議会を運営していくことが、初代議長の務めだと思った。合併して6年たったがこれから合併してよかったと思う時代がくると思う。財政面や少子高齢化などを考えても小さな集まりよりも大きな自治体となってやっていった方がいい。いかに市民の声を吸い上げるかが議員の大きな仕事だと考えている」 -
伊那谷FC連続ドラマ誘致
伊那谷フィルムコミッションが誘致した連続ドラマのロケが伊那市内で行われました。
連続ドラマの誘致は今回が初めてです。
伊那市内などで撮影されたドラマはフジテレビ系列で放送中のドラマ「ゴーイングマイホーム」です。
ドラマは主人公の阿部寛さんの父の故郷が長野県という設定で、県内では伊那市をはじめ諏訪市や辰野町などで撮影されました。
11月2日には伊那市内で女優の宮崎あおいさんらの撮影シーンがありました。
このドラマを誘致した伊那谷フィルムコミッションはこれまで、映画やCMなど数多くのロケを支援しています。
また、白鳥孝伊那市長は、伊那谷全体でこのような取り組みができればと話しています。
長野放送などフジテレビ系列で放送しているドラマ「ゴーイングマイホーム」は毎週火曜日の夜10時から放送しています。 -
園児と五平もち作りで交流
伊那市東春近で味噌作りを行っている味噌加工組合の組合員と東春近南部保育園の園児が5日五平餅作りで交流しました。
5日は伊那華のみそ娘加工組合の組合員が東春近南部保育園を訪れ一緒に五平餅を作りました。
組合員と園児は地元同士交流していて、その一環で行われました。
園児らはご飯の丸め方や串の刺し方を教えてもらいながら、五平餅を作っていました。 -
クリーンセンター八乙女が12日から直接搬入再開
先月15日の火事の影響で現在ごみの直接搬入を停止している箕輪町のクリーンセンター八乙女は、12日に受け入れを再開する予定です。
伊北環境行政組合が管理運営するクリーンセンター八乙女は、15日の火事でごみを選別するベルトコンベアなどが使用不可能になっています。
現在はごみを処理するための仮復旧作業を行っています。
6日から機器の点検と試運転を始め、12日月曜日から、粗大ごみと不燃ごみの直接搬入の受け入れを再開するということです。
今回は、完全に復旧していない状態での再開になり、作業の一部を手作業で行うということです。
クリーンセンター八乙女は、箕輪町、辰野町、南箕輪村の粗大ごみと不燃ごみ、資源ごみを扱っています。
クリーンセンター八乙女では、年度内には完全に復旧したいとしています。 -
ラリーニッポン 高遠町を走る
京都を出発し、4日間でゴールの東京を目指すラリーニッポンの参加者が5日、コースのひとつとなっている伊那市高遠町を訪れました。
一般財団法人ラリーニッポンが企画したラリーニッポン2012には、クラシックカーおよそ80台が参加しています。
3日に京都の上賀茂神社を出発し、4日間をかけて東京の靖国神社を目指します。
「日本の文化遺産を巡る旅」をコンセプトとしていて、日本の名所や旧跡を発信するイベントとして位置づけられています。
長野県では中山道、馬籠、妻籠宿から高遠城址公園を経由し諏訪大社へ向かいます。
立ち寄った先での地域住民との交流による地域活性化や歴史、文化遺産を再発見することも目的としていて観光庁の支援を受けています。
参加者は高遠の歴史ある町並みを楽しみながら城址公園を目指していました。
ラリーニッポンは6日までで東京の靖国神社に到着する予定です。 -
マツタケの生産技術を学ぶ
マツタケの生産技術を学ぶ教室が4日、伊那市富県上新山のマツタケ山で開かれました。
教室は、マツタケの増産により地域活性化を図ろうと伊那市が開いたものです。
4日は、市内からおよそ10人が集まりマツタケ名人として知られる藤原儀兵衛さんの話を聞きました。
藤原さんは5年に1度は積もった落ち葉をかいたり雨の少ない時は水を撒くなど山の手入れをすることが大事だとアドバイスしていました。
またマツタケが採れる山にするためには、時間がかかるので手入れの失敗は許されないと話していました。
今年はマツタケが不作だったことから藤原さんは、「値段が高すぎると消費者が離れてしまう。採る時代から作る時代に変わってきていることを痛感した。」と話し
山の手入れの重要性を強調していました。 -
旭日単光章 矢野 源嗣 さん
3日に発表された秋の叙勲。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは4人が受章しました。
5日から受章者の喜びの声をシリーズでお伝えします。
初日の5日は旭日単光章を受章した元県美篶土地改良区理事長の矢野源嗣さんです。
34年間にわたり長野県美篶土地改良区の総代や理事長を務め、農業の基盤整備に功績があったとして旭日単光章を受賞した伊那市美篶の矢野源嗣さんです。
「土地改良区の役員にしろ地区民にしろみんながより良くなるんだという自分の考え方をくんでくれて、一生懸命やってくれたので土地改良区全体でもらうべきもの。たまたま自分が理事長だったのでもらうことになった。穴があったら入りたい。」
昭和5年生まれの矢野さんは、上伊那農業高校卒業後、農業を始めました。当時は水路もコンクリートではなく土の水路で崩れることも多く、入り組んだ水田は作業の効率も悪かったといいます。
矢野さんは県美篶土地改良区の組合員として遅れていた用水路や農地の整備を進めたほか、去年5月に引退するまでの10年間は理事長として、組合員をまとめてきました。
「人の意見を聞き、いいことについては取り上げ、まずいことについては、もう少し考えようとか判断をきちんとするのが組織の長。」
理事長時代には、伊那市美篶の農業用水の溜池、六道の堤の改修工事を実現させました。
六道の堤は江戸時代末期の高遠潘が造ったもので、老朽化による水漏れで堤の決壊が心配されていました。
「20歳のころから60年近く地域のためにやってきた。
大変苦労はしたけど自分の人生は自分でも褒めてやりたい。」
6日は旭日双光章を受章した元伊那市議会議員の下島省吾さんの喜びの声です。 -
中尾歌舞伎秋季公演
伊那市の無形文化財に指定されている中尾歌舞伎の秋季公演が4日、伊那市長谷の中尾座で開かれました。
今回披露されたのは「義経千本桜 鮨屋の段」です。
源平合戦に敗れた、平家の大将、平維盛をかくまった鮨屋を舞台に家族の愛情、世の無常を描いた作品です。
この作品の見どころは、もどりと呼ばれる歌舞伎の技法を使った権太の猫写です。
もどりとは初めは悪人に見えた役が善人になることを言います。
善人となった権太が家族と維盛の恩に報いて死んでいく場面では、訪れた人たちが息をのんで見入っていました。
中尾座にはおよそ250人が訪れ地域に伝わる伝統芸能を楽しんでいました。 -
秋まつり20万人突破
平成14年から始まった高遠城址の秋まつりの来園者が3日、累計で20万人を突破しました。
20万人目となったのは宮田村から訪れた家族です。
3日は来園者20万人達成記念イベントが行われ、宮田村から訪れた家族と、その前後の来園者にさくらホテルの利用券や来年のさくら祭りの入園券が贈られました。
高遠城址公園の秋まつりは、桜だけでなく、紅葉も楽しんでもらおうと実行委員会が開いているものです。
高遠城址公園の紅葉は、これからが本番だということで、秋まつりは11日まで開かれています。 -
みのわダム もみじ見ごろ
みのわダム上流にあるもみじの景勝地が見ごろを迎えています。
関係者は、こんなにきれいな紅葉はこれまでになかったと話しています。
もみじの景勝地は、みのわダムから2キロほど上流の地点で、4,000本が植えられているということです。
農業で地域活性化を図ろうと結成されたもみじ湖夢クラブは、3日、箕輪ダム下のイベント広場でもみじ湖夢まつりを開きます。
箕輪ダムの水で育った東箕輪産の新米の炊きたてが無料でふるまわれるほか、東日本復興支援として、三陸の海産物の直売などもあります。
代表の根橋英夫さんは、「もみじを見たついでに楽しんでいってもらいたい」と話しています。
もみじ湖夢まつりでは、もみじちゃんとじゃんけんして勝つと200円分のお楽しみ券がもらえます。
もみじちゃんは、手の形からパーしか出せないということです。 -
この秋一番の冷え込み
1日の伊那地域は、最低気温が2.8度とこの秋一番の冷え込みとなりました。
1日朝は、ストールなどを巻いて出勤する女性の姿などが見られました。
長野地方気象台によりますと、日本海に寒気があり、10月31日から1日にかけて気温が下がり、1日の最低気温は2.8度と、この秋一番の冷え込みとなりました。
2日からは冬型の気圧配置となり、朝は冷え込みますが、日中は気温が上がりそうだということです。 -
来年用の年賀はがきの販売始まる
来年用の年賀はがきの販売が、1日から始まり、伊那郵便局の窓口では、さっそく買い求める人の姿が見られました。
伊那郵便局では、今年、約17万7,400枚の年賀はがきを販売する予定で、伊那市全域では約150万枚を予定しています。
販売初日の1日、伊那郵便局の窓口では、まとまった枚数の年賀はがきを買い求める人の姿が見られました。
来年用の年賀はがきは、絵入りのものや、色つきのもの、写真印刷用のものなど10種類となっています。
1日は、先着100人に筆ペンが、50枚以上購入した先着50人にりんごがプレゼントされました。
400枚購入した伊那市の女性は「大勢の人に出すので、早めに準備をしておけば安心です」と話していました。
年賀はがきの受け付けは12月15日からとなっています。 -
「信州の名工」高栖邦章さん
「自分でもびっくりしている。これまで一生懸命仕事をしてきたこと、会社が推薦してくれたことが受賞につながった」
伊那市上牧の高栖邦章さん65歳。
中学卒業後、岡谷工業高校に通いながら岡谷市内の機械加工会社で技術を習得。昭和51年に現在の中村製作所に入社しました。 -
信州の名工 伊藤文一さん
平24年度の長野県卓越技能者知事表彰「信州の名工に」長野オリンパス(株)の伊藤文一さんが選ばれました。
伊那市西箕輪与地の伊藤文一さん51歳。
箕輪工業高校の電気科を卒業後、昭和55年にオリンパス光学工業(株)伊那工場に光学機器組立て工として入社。
今年4月から辰野町の長野オリンパス(株)に勤務しています。 -
南アルプスの紅葉 見ごろ
標高およそ2000メートルの南アルプスでは紅葉が見ごろを迎え連日多くの人たちが紅葉狩りを楽しんでいます。
南アルプスの林道沿いではカツラやカエデなどが紅葉しています。
今年は、暑い日が続いたことから例年より一週間ほど遅いということですが、ここ最近の朝晩の冷え込みで葉の色が濃くなってきているということです。
伊那市営林道バスは、長谷戸台から標高2032メートルの北沢峠までおよそ22キロを結んでいます。
この時期になると紅葉を楽しみに来る団体客が多いということで、30日は東京から30人が訪れていました。
途中、バスの運転手のお勧めスポットで降ろしてもらい、訪れた人たちは記念撮影をしたり景色を眺めたりして楽しんでいました。
これから林道沿いでは、カラマツの紅葉などが楽しめるということです。 -
9月の月間有効求人倍率0.65倍
上伊那の9月の月間有効求人倍率は0.65倍で、前の月を0.02ポイント上回わりました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、9月の上伊那の月間有効求人倍率は0.65倍で、前の月の0.63倍を0.02ポイント上回りました。
企業の新規求人数は1,116人で、前の年の同じ月を1.2%下回っています。
新規求職者数は858人で、前の年の同じ月と比べ、5.9%下回りました。
産業別の新規求人数は、中国との国交悪化やエコカー減税が終了したことなどから、自動車関連を中心に製造業で前の年の同じ月を38.4%下回る146人となっています。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢は依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに停滞がみられる」としています。
また、来年3月卒業の高校新卒者の9月末現在の就職者数は367人で、そのうち171人が内定していて、内定率は46.6%となっています -
上伊那地区賛助会の集い
シニア大学伊那支部のOBでつくる「上伊那地区賛助会」のそれぞれの活動を発表する「上伊那地区賛助会の集いが30日、伊那市のいなっせで開かれました。
30日は、上伊那地区賛助会の会員や現在シニア大学に通っている人、およそ200人が集まり各クラブの代表がそれぞれの活動を発表しました。
上伊那地区賛助会には現在26のグループがあり、ボランティア活動や趣味の活動に取り組んでいます。
集いは、活動の成果を発表する場となっています。
このうち老人福祉施設などで話し相手をする傾聴ボランティア伊那は、「聞き手から結論を出さない。相手のペースに合わせて話をすることが大切」などと発表していました。
上伊那地区賛助会の唐澤定会長は「賛助会に入会して、老後を楽しんで欲しい」と話していました -
村の高齢者が交流深める
72歳以上で南箕輪村内在住者を対象にした高齢者交流会が22日南箕輪村の大芝荘で開かれました。
交流会には、久保区、塩ノ井区、
北殿区、北原区に住む72歳以上の高齢者およそ120人が集まりました。
交流は地区を越えてお年寄りのつながりを深めてもらおうと毎年村が実施しているものです。
22日は、伊那市の地名語源研究家松・ス岩夫さんが村に関する地域の地名について話をしました。
松・スさんは「塩ノ井という地名の『塩』は赤土を指し、『井』は湧水を表すことから、水の多い赤土の地域という意味がある」と話していました。
集まった人たちは、地元の地名の由来について興味深そうに話を聞いていました。
交流会は地区別に3日間に行われる予定で、およそ380人が参加する予定です。