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長谷保育園でもちつき大会
伊那市の長谷保育園で15日、もちつき大会があり、園児たちが大きな掛け声とともに一生懸命きねを振り下ろした。
恒例行事で、毎年きねと臼を使った昔ながらのやり方で体験している。園児たちは子ども用の小さいきねで「よいしょ、よいしょ」「ペッタン、ペッタン」と職員に支えられながらついた。つきたてのもちは一口サイズに丸め、きな粉やごまなどをまぶして味わった。
この日は、7月から給食に野菜の提供を受けている地元の農業女性グループ「麦わらぼうしの会」のメンバー3人も招待。一緒にもちつきや会食をしたほか、感謝の気持ちを込めて、園児手づくりのプレゼントを贈った。 -
沢尻南交差点 供用開始
国道361号の権兵衛トンネル開通で増えた交通量を緩和するために新設した、同国道と県道伊那箕輪線(通称・春日街道)が交差する伊那市の沢尻南交差点の信号機は15日夕、供用を開始した。
国道に対して、県道の沢尻交差点(南箕輪村)からほぼ直角に接する道路を県などが3月末に新設して出来た沢尻南交差点。その後の交通量を調査し、交通量増加を確認した伊那署などは、11月から交差点に信号機を設置し始めていた。
県道の両側に民家が集まっているため、信号機設置のほか、交差点付近の県道に横断歩道を設け、歩行者用信号機も設置した。
沢尻南交差点に設置した信号機が供用開始に -
伊那郵便局で初差し出し
07年用の年賀はがきの受け付けは15日、全国一斉に始まり、上伊那各局で初差し出し式があった。伊那市坂下区の伊那郵便局では、近くの伊那保育園の園児18人が局を訪れ、年賀状を投かん。その後、続々と地域住民らもはがきを差し出しに来局した=写真。
園児たちは、「あけましておめでとう」などと書いた家族に宛てた年賀はがきを8千枚入る特性ポストに投かん。式では、歌のプレゼントもあり、本年の初差し出しに来た住民や局員らの顔をほころばせた。
同局によると、差し出しのピークは例年クリスマス以後。元旦の配達に間に合わせるためには、25日までに投かんしてほしいという。今年の元旦に配達した年賀はがきは55万5千枚(前年比7%減)だった。
年賀を初投かんする住民 -
箕輪町警部交番連絡協議会
交番に支援物資贈る箕輪町警部交番連絡協議会(24人、小林紀玄会長)は8日、町の安全のため歳末特別警戒でパトロールに励む交番の署員に支援物資を贈った。
協議会は夏と冬の年2回、支援物資を届けている。今回はカップ麺12ケース、切りもち20キロ、栄養ドリンク50本を届けた。
役員8人が訪れ、小林会長が「町民が安心安全で暮らせるため、昼夜を問わず勤務いただいている。年末年始は事件事故の多発が予想される。支援物資を糧に活躍をお願いしたい」とあいさつした。
倉田千明所長は、「歳末特別警戒中で金融機関やコンビニを回っている。支援いただき大変ありがたい。署員の支えになる。町の安全確保のためがんばりたい」と感謝した。
今年1月から11月末までの町内の窃盗犯数は、空き巣・忍び込みなど侵入盗が多く15件。車上狙いは38件。「車も気持ちもしっかり鍵をかけて」と話し、交通事故防止や、飲酒運転をしないなど交通ルールを守った運転も呼びかけている。 -
厄年の同窓生ら母校赤穂中に書を寄贈
1981(昭和56)年度に赤穂中学校を卒業した同窓会員らが数え年で厄年を迎えることから来年正式に結成する「56すみれ会」(池上博康会長)は記念活動の一環として14日、母校赤穂中に書1幅を寄贈した。馬場功副会長ら役員5人が同中を訪れ、諏訪博校長に手渡した=写真。書は同中の元校長で県教育委員長も務めた松田泰俊さん=伊那市高遠=が揮ごうした「聴心」。諏訪校長は「生徒の声を心で聴く竏秩B教員としての心構えを松田先生が示してくれたものと思い、校長室に飾って長く大切にしたい」と感謝を述べた。
同会は今年から来年にかけて赤穂地区の小学校にもそれぞれ希望に応じた記念品を贈ることにしている。 -
東駒ケ根中同窓会母校に寄贈
駒ケ根市の東中学校同窓会(宮脇三広会長)は13日、母校に書架2脚、デジタルカメラ4台、DVD・VTRデッキ5台を寄贈した。宮脇会長ら3人が同中を訪れ、全校生徒の前で小木曽伸一校長に目録を手渡した=写真。宮脇会長は生徒に対し「小さな学校ではあるが、地域の人が寄せる思いや願いには絶大なものがある。これからも精いっぱい応援していきたい」と呼び掛けた。生徒を代表して生徒会長の竹村瑠里さんは「総合的な学習の時間をはじめ、これからの活動に役立てていきたい。大変良い物をいただき、ありがとうございました」と礼を述べた。
同窓会は集めた会費がある程度まとまった金額になるほぼ3年に1度ごとに母校に寄贈している。 -
光前寺で福だるまに名入れ
今年も残すところ半月あまり竏秩B駒ケ根市の名刹光前寺(吉澤道人住職)では商店や企業、個人などが商売繁盛や家内安全の願いを託して依頼した福だるまの名入れ作業に追われている。うずたかく積まれた赤や金、白などのだるまに囲まれた吉澤住職が筆を手にして一つ一つのだるまに丁寧に名前を書き込み=写真、職員が白で縁取りをして仕上げている。吉澤住職は「皆さんにとって来年が良い年になるよう心を込めて書いています」と話している。
寺では正月に販売するだるまを例年並みの約1500個用意。このうち注文に応じて名入れをするのは約200個という。
名入れの申し込みは24日ごろまで受け付けている。 -
長谷保育園児が地元のお年寄りと交流
伊那市の長谷保育園(宮下瑞穂園長)で12日、地元の高齢者クラブとの交流会があり、園児たちが歌や踊りなどを披露したほか、一緒に給食を囲んで楽しんだ。
同保育園では毎年年数回、地元の高齢者クラブと交流の機会を設けている。今年はこれまでに、昨年交流のなかった黒河内、溝口、杉島地区の各クラブを招いて、ヨモギ団子作りや、七夕飾り、運動会など季節に合った内容で交流した。
この日は今年最後で、非持山地区のクラブと長谷地域の一人暮らしのお年寄り合わせて約30人を招待。年長から3歳未満児の各クラスごと、歌や踊り、劇遊びやオペレッタを元気よく発表した。
また、園児たちは「おじいちゃん」「おばあちゃん」と駆け寄っては会話をしたり、各クラスにお年寄りが分かれて給食も食べ、互いに一緒に過ごす時間を楽しんでいた。 -
読み聞かせでクリスマス
伊那市の読み聞かせボランティアグループ「エム&イー」(金丸恵美子代表)は13日、手良公民館で、同地区の子育て学級・わいわいくらぶが開いたクリスマス会で読み聞かせコンサートをした。集まった未就園児やその母親約40人は、次々と展開する絵本の語りを楽しんだ=写真。
市子育て支援課が9月に開いた、市内の子育てサークルなど約25団体が情報交換を目的に初めて集まった「地域子育て支援ネットワーク連絡会」を機に、わいわいくらぶの代表者が出演を依頼。金丸代表によると、連絡会の以後、各団体からコンサートを頼まれることが増えているという。
読み聞かせは、大型絵本を使ったり、ピアノやスズの音楽に合わせて進行したりと、趣向を凝らした演出。長い首を曲げたキリン、両手で胸を叩くゴリラなどを描いた絵本では、その動物のしぐさに合わせて子どもたちも体を動かして遊んだ。
子育て支援課は「連絡会を通じて団体の親ぼくを深め、情報交換を積極的に交わしてほしい」と期待。交流の中で互いに刺激を受けながら子育てを考えていければ竏窒ニしている。
金丸代表は「読み聞かせは子どもの心を落ち着かせる。コンサートを通じて、保護者に読み聞かせの心地よさを知ってもらい、家でも実践してもらうことが願い」と話した。 -
クリスマスツリーで市役所明るく
「元気の出る伊那市」を目指し、市若手職員で構成する協議会「『元気の出る伊那市』プランニングチーム」は、市役所1階の市民ホールに、摸造のクリスマスツリーを飾りつけ、庁舎内の雰囲気を明るくしている。
飾りつけは、同チームが6月縲・2月の全12回の会議でまとめた提案の一つ。これまでの「暗い」「堅い」といった庁舎のイメージを改善しようと総務課、市民課へ呼び掛け、実現した。
赤色のチェックの布を敷いた台座の上にリボンや鈴でアレンジした約50センチサイズのツリー8本を飾った。立ち止まって眺めたり、記念撮影をしたりするなど、同ホールを訪れる市民に好評のようだ。
リーダーの村田和也さん(31)は「ツリーのおかげで庁舎内が明るくなった。これを通じて、職員自身も明るくなり接客の向上につなげてくれれば」と話している。
庁舎内を明るく彩る庁舎1階のクリスマスツリー -
フラワーアレンジで正月飾りの「宝船」
毎週1回のペースで集まる、伊那市の愛好者でつくるフラワーアレンジメントサークル「グリーンミスト」は14日、同市の中央区公民館で教室を開き、正月飾りの「宝船」をつくった=写真。
グリーンミストは、講師に同区在住の田中順子さんを迎え、毎週木曜日に午前、午後、夜間(隔週)の3回の教室を開く。各年代の女性約20人が集まり、生花やドライフラワーなどを使ってアレンジを楽しんでいる。
この日は、午前の会に市内の主婦5人が参加した。しめ縄を船に見立て、その上に松やキク、赤い実をつけるセンリョウ、水引きなどを飾り付け、それぞれの個性を生かした作品を完成させた。
メンバーの唐澤奈美さん=東春近=は「完成した作品を玄関に飾るとお客さんや家族に喜ばれる。毎回楽しみに会に参加している」と感想。田中さんは「テキストはあるが、それにとらわれず自分の表現方法を押し出すことが楽しむ秘けつ」と話している。 -
天竜川堤防結果の報告書案 「将来見据えた内容に」
第3回天竜川上流域豪雨災害対策検討委員会(北澤秋司座長)は13日、箕輪町の伊那プリンスホテルなどで開いた。これまで協議してきた、同町松島の天竜川の堤防決壊の被災原因、復旧工法などをまとめた報告書案について意見を交わした。
国土交通省天竜川上流河川事務所の呼び掛けで集まった委員は、大学教授など治水関係者7人で構成。8月中に2回の委員会を開き、堤防決壊の原因を「増水で河床が下がり、堤防基礎部分の下から洗掘した」と発表し、本復旧工事に向けて、河床へコンクリートブロックを敷く竏窒ネどの工法を提案した。
これらの堤防決壊のことを中心に記載した報告書案には、天竜川上流域の災害対策のあり方として、水防拠点の整備やIT整備計画案も盛り込んだ。堤防決壊場所の緊急復旧跡地を根固めブロックなどの資材置き場にする予定。
この日は、委員のほか事務所関係者ら約30人が本復旧工事(11月14縲恬・N3月29日)が進む堤防跡を視察し、基礎部分の洗掘の状態などを確認。現地視察の情報も書き加え、事務所は、報告書を本年度中にはあらかたの形に整えたいとしている。
信州大学名誉教授の北澤座長は「これから先の天竜川の将来像も見据えた内容の報告書にしていきたい」と話した。
箕輪町松島の本復旧工事現場を視察する委員ら -
みのわ手筒会
普通救命講習でAEDの扱い学ぶみのわ手筒会(唐沢修一会長)は11日夜、普通救命講習会を町産業会館で開いた。箕輪消防署員が講師を務め、自動体外式除細動器(AED)の扱い方などを熱心に学んだ。
手筒会は事業計画に救命講習の受講を盛り込み年1、2回実施。これまでは普通救命講習Iを受講している。
花火大会の観衆が年々増えるなか、見に来ていただいた人に万一のことがあったとき応急手当ができるように-と、今回はAEDの扱いも学ぶ普通救命講習IIを受講した。
箕輪消防署員が心肺そ生法1人法、AEDを用いた応急手当、大出血の止血法、異物の除去法を指導した。
AEDの扱いでは、署員の説明後、音声メッセージに従って人形に電極パッドを張る、傷病者から離れるよう周囲に指示する、除細動ボタンを押すなど操作を一つひとつ確認しながら練習した。 -
【記者室】地域の結束は楽しく
南箕輪村久保区の50歳以上の男性有志でつくる久保壮年クラブ。久保区のまとまりのために-と結成し、7年目を迎えた▼公民館にプランターで花を育てるほかソバ栽培、コイの飼育、大芝高原まつりへの出店、神社で2年参りのそばや縁起物販売、村の出前講座で料理を学ぶなど活発に活動。12月は恒例のそば打ち忘年会もある。楽しみながらの活動とはいえ、今年は初めて旧公民館にスイセンの球根を植えるなど、区内の環境美化にも努める▼地域の人間関係が希薄な昨今、区民の結束は日常だけでなく災害など有事に特に求められる。常会などの決まった形だけでなく、壮年クラブのように楽しく人と人とのつながりを持ち、輪を広げていくのも一つの手段だろう。(村上裕子)
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南箕輪村の子育てサロンでクリスマスケーキ作り
南箕輪村の社会福祉協議会で11日、就園前の親子を対象とするクリスマス会「ケーキを作ろう」があった。伊那市にある菓匠Shimizuの清水慎一さんを講師に迎え、クリスマスケーキのデコレーションに挑戦した=写真。
取り組みは子育てサロンの一環で、清水さんを講師に招くのは2年目。今年は約30組の親子が参加。子育てサロンに初参加するという人も多かった。
昨年同様、スポンジはあらかじめ清水さんが準備してきたものを使用。参加者は、イチゴや生クリーム、クランベリーなどを使って飾りつけに挑戦した。
母親の一人は「見た目は簡単そうだけど結構難しい。今年は子どもと一緒に家でケーキをつくりたい」と話していた。
出来上がったケーキは参加者全員で試食。子どもたちには、サンタクロースと南箕輪村のマスコット「まっくん」からのクリスマスプレゼントもあり、少し早いクリスマスを楽しんでいた。 -
郷土史クラブが化石の入った石の保存処理に挑戦
古代の軌跡を保存しよう竏窒ニ、箕輪町内の小学4縲・年生でつくる郷土史クラブの20人9日、自分たちで拾った化石の保存処理に挑戦した=写真。
自然や歴史を学んでもらうことを目的として町郷土博物館が月1回のペースで開催している取り組み。
この日は、10月に訪れた松本市の四賀化石館近くで採取した化石の保存と、8月に作った三日町御射山遺跡の土を使った土鈴と土笛を野焼きに挑戦。
化石の保存では、中に入っている魚や植物の破片が崩れてこないよう、一つひとつ表面を木工用ボンドで覆った。
参加している6年生の女の子は「今まで知らなかったことも知った」などと話していた。 -
長谷道の駅のレストランで料理教室
伊那市長谷の道の駅・南アルプスむらにあるレストラン「野のもの」(吉田洋介代表)で12日、まきストーブを利用した料理教室があり、市内外から集まった主婦たちがピザなどの焼き方を学んだ。
講師は、イタリア料理のシェフであり、手づくり生パスタを販売する東春近の渡邊竜朗さん。まきストーブを備える同レストランが調理への活用法の指導を依頼し、料理教室を計画した。
渡邊さんは「まきストーブで生地を作ると驚くほど違い、確実においしくなる。イタリアでもまきを使っている店は看板に書いて特徴づけるほど」と利点を紹介。「まきを立てて入れることで火の広がりが早い」「火力調整のために細いまきを使うといい」などとアドバイスした。
参加者たちは「フォカッチャ(パン)」、「ピザ」、「鶏の赤ワイン煮」の3品に挑戦。おいしさを引き出す料理のコツなども教わり、メモに取ったりして熱心に耳を傾けていた。
駒ヶ根市の主婦(53)は「家のまきストーブで1度料理してみたかった。詳しい説明をしてもらえたので一つ一つがわかりやすく、来てよかった。さっそくやってみたい」と話していた。 -
高遠町・弥勒ソバの会の恒例新ソバ祭
伊那市高遠町弥勒の有志でつくる「弥勒ソバの会」(23人、池上裕敏会長)は10日、弥勒多目的集会施設で、10回目となる恒例の「弥勒新ソバ祭り」を開いた。地区内のみならず市内外から途切れなく人が訪れ、会員が手打ちした新そばを味わった=写真。
ソバの会は、地区の休耕田の荒廃防止のため有志で94年に発足し、0・8ヘクタールの畑を利用してソバを栽培している。当初は会だけの祭りだったが、97年から地区住民へ感謝の気持ちを表わそうと広めていった。
会員は、午後の祭りに向けて朝から準備し700食のそばを打った。次々と人が訪れ満席となった会場では、毎年楽しみにしている人たちが「うまい」とうなづきあいながら味をたん能した。
池上会長によると、本年は天候に恵まれ上質のそばを収穫できたが例年に比べ多くの有害鳥獣被害にあったという。「せっかく続いてこれたので維持していきたいが得策があるわけでもない」としている。 -
長谷保育園で生活発表会
伊那市の長谷保育園(宮下瑞穂園長・46人)は9日、生活発表会を開いた。歌や合奏、劇などでこれまでの園児の成長を披露。会場に集まった約100人の保護者らは笑顔で見守った=写真。
未満児から年長児までの4クラスがそれぞれ2演目ずつ披露のほか、保護者や保育士らも参加し、計11プログラムを展開。パジャマの着脱や衣服をたたむなどの生活面での成果も発表した。
年中の「すみれ組」は、ちびっこ忍者にふんして運動遊びやダンスをステージで繰り広げた。子どもたちは、「○○忍者、跳び箱します」などと元気よく自己紹介すると、軽やかに跳んで見せた。
保護者たちは、ビデオカメラなどで我が子の成長の記録を撮影しながら、大きな拍手で応えていた。 -
「田楽座」東春近公演 住民有志が支援し盛大に
伊那市を拠点に全国活動する歌舞劇団「田楽座」は10日、東春近の春近郷ふれ愛館で地元公演を開いた。迫力ある太鼓の演奏や、会場狭しと跳びまわる獅子舞などの躍動感溢れるステージで、集まった住民らを魅了した。
開催に向け、東春近の有志が「東春近田楽座を楽しむ会」を立ち上げて地元公演を主催した。同会の田中明俊代表(41)=下殿島=は座員と組んで、地域内の保育園や公民館などで宣伝活動をするなど支援した。
集客活動の効果もあり、会場は満員の約150人。一つの太鼓を3人で打ち鳴らす「ぶちあわせ太鼓」、鳥を獲るしぐさをそのまま舞にした「鳥さし舞」などバラエティーに富む10演目を披露した。時折見せるこっけいな表情に笑い、見事な太鼓演奏に拍手を送るなど、観客と舞台が一体となって盛り上がった。
田中代表は「もっと多くの人に田楽座の魅力を知ってもらうため、これからも支援していきたい」と話している。 -
はらぺこ保育園でもちつき
新年を前に8日、伊那市富県の自由保育園「はらぺこ保育園」の園児が、もちつきに挑戦した=写真。
今年は、入園式でももちつきに挑戦した園児たち。今回は、正月用の切り餅や鏡餅などをつくるため、昨年同様この時期にもちつきを企画した。
もち米は昨年より若干多い7キロを用意。それを保護者などが外の釜でたき上げている間、園児たちは自分たちの畑で作った大根や白菜ネギなどを刻んで雑煮用の汁を準備した。
この日はあいにくの天気だったため、園舎隣にある築300年の建物の土間を借りてもちつきを敢行。「よいしょ」「がんばれ」などといったかけ声に合わせて力いっぱい杵(きね)を振り下ろし、その感触を楽しんでいた。
付きあがったもちはきなこやゴマ、大根おろしにあえて試食。作った切り餅は、お世話になった地域住民にも配る予定でいる。 -
久保壮年クラブがそば打ち忘年会
南箕輪村の久保壮年クラブ(38人、堀・ス生会長)は9日、休耕田で作ったソバでそば打ち忘年会を久保公民館で開いた。
久保壮年クラブは00年9月、久保区のまとまりのために-と50歳以上の男性で結成。そば打ち忘年会は恒例行事になっている。
今年収穫したソバ322キロのうち10キロを使い、二八そばにして、「手つきがよくなってきたぞ」「おれのはいいら」と、和気あいあいとそばを打った。クラブで飼っている鯉を鯉こくにし、しし鍋も作って豪華な料理での忘年会を楽しんだ。
クラブは、公民館にプランターで花を育てたり、大芝高原まつりへの出店、神社で2年参りのそばや縁起物販売、村の出前講座で料理を学ぶなど楽しみながら活動している。今年は初めて旧公民館にスイセンを300球植えた。 -
箕輪町猟友会安全狩猟キジそば会
箕輪町猟友会(小林弘人会長)は9日、恒例の安全狩猟キジそば会を松島コミュニティセンターで開いた。猟期の安全を願い、関係者を招いてキジそばなどをふるまった。
町、町議会、県議会、伊那警察署、上伊那農協などの関係者を招待。会員が仕留めたキジ3羽、イノシシ、シカを調理し、“そば打ち名人”の副会長がそばを打ち、キジのつゆと辛つゆの2種類を用意した。イノシシ鍋もふるまい、来賓や会員らは、猟の話に花を咲かせてキジそばをたん能した。
小林会長は、「最近は趣味でやっているハンターが、有害鳥獣駆除など責任を感じながら協力している。社会貢献していると自覚してもいいと思う。皆が安全意識をもってやってくれている。今季も無事故無違反でやりたい」と話した。
猟友会は有害鳥獣駆除、広域のシカ狩り、カワウ駆除、カモシカの個体調整などに協力している。 -
「いも焼酎みのわ」完成披露会
箕輪町焼酎いも生産組合栽培のサツマイモを原料にした2006「いも焼酎みのわ」完成披露会が9日、箕輪閣であった。生産組合、酒販売店主、焼酎ファンによる「いも焼酎みのわを愛する会」の会員らが集い、新酒を味わった。
上伊那産サツマイモ原料の芋焼酎「伊那八嶺」で、箕輪町は「黄金千貫(こがねせんがん)」使用の緑ラベルと「紅あずま」使用の赤ラベルの2種類を作った。今年は、焼酎ファンと一緒に作ろうと苗植えや収穫作業をする「-愛する会」も組織した。
披露会では、いも焼酎みのわが出来るまでをスライドで紹介したあと、互いに注ぎ合って乾杯した。
愛する会に仲間10人で参加した男性は、「緑ラベルはちょっと辛口。赤ラベルは甘みがあってまろやか」とし、「焼酎は大好き。3回の作業に参加して手伝ったかいがあった。自分達で作ったと思うと格別の味」と話していた。 -
ますみケ丘平地林 市民の森林づくり
伊那市は10日、ますみケ丘平地林で市民の森林(もり)づくりを目指した「キックオフ・イベント」を開いた。「森遊びのお店屋さん開店!」「広場のためのウッドデッキづくり」の2つのイベントで、市民に同平地林を親しんでもらった。
97年から「市民の森林」として地権者から用地を買収してきた林は、アカマツを中心とした面積68ヘクタール。3月、ますみケ丘平地林利活用実施計画策定委員会が市へ提出した、具体的な利活用についての報告書を受けて企画した。
両イベントに、上伊那地域を中心とした親子連れ約80人が参加した。「森遊び竏秩vは、落ち葉や木の実を入れた万華鏡作り、ハンモック遊びなどを用意。ウッドデッキ作りは平地林内のヒノキを伐採するなどして、大人が製作していった。
小枝を使ったクリスマスツリー作りなど、子どもたちは初めて作る「森遊び」に夢中。目を輝かせながら、ツリーにマツボックリやドングリ、鈴などを付けて思い思いのツリーを完成させていった=写真。
関係者は今後も、森林に親しみながら、保全整備を考えるイベントを組んでいきたいと考えている。 -
耐震強度偽装2ホテル改修完了 営業再開へ決意
耐震強度偽装事件の影響で昨年11月から休業を余儀なくされた「ホテルセンピア」(伊那市)と「駒ヶ根プレモントホテル」(駒ヶ根市)の改修完了を祝う竣工式が10日、ホテルセンピアであった。センピアは12日から、プレモントは16日から、それぞれ営業を再開する予定。
両ホテルを経営する「ホテルオオハシグループ」(飯田市)の中島憲治社長は「奈落の底へ叩き落されたような気持ちだったが従業員や家族の存在が私の支えとなった。従業員一同、失われた1年を取り戻すべくまい進する覚悟」と涙ながらに語った=写真。
両ホテルは、いずれも1階に柱などを増設し、4縲・階の窓周囲や2縲・階の廊下の境界梁(はり)を鉄板などで補強した。中島社長によると、改修工事費は両ホテル合わせて約5億円だという。
県によると、改修前の耐震強度は、センピアが0・54、プレモントが0・52だったが、どちらも建築基準法が定める耐震強度1・0を上回った。 -
交通安全ステッカー配布へ
後を絶たない飲酒運転を防止しようと駒ケ根市交通安全推進協議会、伊南交通安全協会駒ケ根支会、駒ケ根警察署は飲酒運転をしないよう呼び掛けたステッカーを新たに製作した=写真。大きさは横28センチ、縦8センチ。「飲んだら乗るな 乗るなら飲むな」の標語とイラストが描かれている。200枚製作したステッカーは21日夜に行う飲酒運転パトロールで市内の飲食店などに配布し、店内の目立つ所に貼ってもらうことにしている。
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かんてんぱぱで布・陶・花「冬の贈り物」展
クラフト作品を制作している上伊那在住の女性5人による「布・陶・花『冬の贈り物』展」が10日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。この季節に活躍するドライフラワーリースや温かさを感じさせるパッチワーク、普段の生活の中で活躍する皿やカップなどといった陶芸作品約160点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
ドライフラワーを担当する南箕輪村の池田幹さんの呼びかけで、異なる分野に携わる5人による合同展が実現。「冬の贈り物」をテーマとして、正月やクリスマスをひかえたこの季節、家族や友だちだけでなく、自分自身のプレゼントにしてもらえるような温かな作品をそろえた。また会場には、簡単なドライフラワー作品が作れる体験コーナーも設置している。
池田さんは「すべて手作りで心を込めた作品。手作りの温かさが伝われば」と話していた。 -
みはらしファームでしめ縄づくり体験がスタート
歳の瀬に合わせて伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで9日、しめ飾り・〆の子作り体験が始まった。観光客などが訪れ、苦戦しながら縄綯いに挑戦している=写真。
この時期の恒例行事。インターネットなどで知った県外観光客からの申し込みも多いという。
初日は、群馬県の観光客ら11人が、事務所スタッフの指導を受けながら、しめ飾りづくりに挑戦。初めては「難しい」と口々に話していた参加者も、コツを覚えてしっかりとした縄をなっていた。昔縄をなったことがある人の中には、しめ飾り用の左巻きに慣れていないため、苦戦する姿も見られた。
しめ飾り・しめ縄作り体験は24日までで、午前10時縲恁゚後3時に、工房Coo隣の「竹の家」で実施している(団体での参加は予約が必要)。
しめ飾り作りは材料費・講習料込みで1つ600円、〆の子作りは無料(ただし、持ち帰ることはできない)。
〆の子は28日に公園内に飾り付ける予定。
問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
個人と地域を笑顔で結ぶ町のイベント屋さん「笑龍」
「誰かを特別な形で喜ばせたい」と思っても、一人でできることには限りがある。でも、その思いを後押ししてくれる人たちがいたら?竏秩B
笑龍はそんな夢の実現を後押しするイベントプロデュースチーム。「自分たちの力を生かし、ミンナを笑顔に」が合言葉。
◇ ◇
発足のきっかけは友人の結婚式だった。遊び仲間だったメンバーは、遊び心いっぱいの余興を披露。会場を楽しませた。これを自分たちの間に留めておくのはもったいない。社会とのつながりの中で披露していこう竏秩B昨年11月から活動を開始した。当初3人だったメンバーが、今は10人になった。代表の平沢正貴さんは「仲間内だけで『面白い』って言っても、正当な評価できない。社会の中できちんと評価してもらおうとも思ったんです」と語る。
◇ ◇
クリスマスにサンタを装ってプレゼントを届ける“宅配サンタ”、各菓子メーカーが発表する新作菓子を全部食べてみよう竏窒ニいう“浴衣で秋のお菓子を満喫”など、この1年でメンバーの創意工夫が詰まったオリジナルイベントを企画・実行してきた。
しかし、活動開始当初は“イベント”をどうとらえたらいいか分からず、実現できないまま終わってしまった企画もあった。そこで、一から勉強し直そう竏窒ニ、画策。一人ひとりが企画書を作製し、例会で意見し合ったり、企画したイベントをメンバーが実際にプレ体験するなど、能力アップに努めてきた。
◇ ◇
そんな中企画した「サプライズ・アニバーサリー」は、誕生日を迎える恋人を喜ばせたい竏窒ニいう一人の女性の声にこたえた。
店を貸し切りにして、客を装ったメンバーが店内にスタンバイ。そこへ何も知らない彼と女性が一緒に入店する。二人のテーブルにケーキが運び込まれるタイミングに、メンバーが一斉に拍手。「自分の誕生日を知らない人にも祝ってもらえたらうれしいんじゃないか」そんな思いからの発案だった。
何も知らなかった男性は「びっくりしたけど嬉しかった」と少しはにかみながら笑顔を見せ、女性も「とても思い出になる誕生日になった」と喜びの表情を見せた。
一瞬にして苦労は報われ、「やってよかった」という思いが込み上げた。
「この活動をやっていると、『夢も実際にかなうんだ』と実感する。今はまだ、資金やネットワークがまだまだで、出来ることは限られているけど、やればできる、やらなければできないってこと。地道な活動をしながらつながりを広げ、メンバーの自信を高めていこうと思ってます」
◇ ◇
笑龍は現在、メンバーとイベント依頼を募集している。
問い合わせは笑龍(mstk.hrsw_7200-6195@docomo.ne.jp)へ。