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伊那プリンスホテル 宿泊営業終了
箕輪町の伊那プリンスホテルは11月末で宿泊営業を終了します。
伊那プリンスホテルは平成3年に創業し、宿泊や宴会などの施設として利用されてきましたが、11月末に箕輪町に本社がある電子機器の開発や製造を行う株式会社キョウデンに売却されます。
それに伴い、12月1日からはキョウデンが社員寮として活用し、伊那プリンスホテルの宿泊営業は11月末で終了となります。
伊那プリンスホテルでは町などの要望を受け、会議室と宴会室は「キョウデンハウス内伊那プリンスホール」として営業を継続するとしています。
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女性技術者による鼎談
11月18日の「土木の日」の関連事業として長野県建設業協会伊那支部主催の「女性技術者による鼎談」が25日南箕輪村の長野県建設業協会伊那支部で開かれました。
25日は建設行政、建設現場、マスコミの現場でリーダーとして活躍する女性3人が、仕事の話や職場における女性をとりまく環境などについて話しました。
建設行政の立場から話をした市岡恵利子さんは、県の土木部建設部で初めての女性技術職員として採用され、現在は女性初の建設事務所長として、伊那建設事務所長を務めています。
市岡さんは「男性・女性の区別なくきちんと成果を残せるような仕事の仕方を身につけていってほしい」と後輩に向けた期待感を話しました。
建設現場の立場から話をした佐藤美穂子さんは、大学を卒業後、駒ヶ根市に本社があるインフラ保全事業などを行う福美建設株式会社に入社しました。
現在県建設業協会伊那支部女性部会長を務めている佐藤さんは「土木業界は、平等にゼロの知識から始まる。大切なのは、勇気をもってチャレンジ精神で取り組むこと」と新人にメッセージを送りました。
マスコミの立場から話をした平山直子さんは、伊那ケーブルテレビ放送部の課長です。
平山さんは「男性・女性関係なく仕事に向きあう姿勢を大切にしてほしい」と話していました。
今回の鼎談は建設業関係の仕事を知ってもらい、職場のイメージ向上に繋げようと開かれました。
この鼎談の様子は伊那ケーブルテレビが収録し、来年1月に121チャンネルで放送予定です。
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伊那地域 山間部で積雪
今朝、伊那地域では雪が舞い、山間部では積雪も見られました。
24日の伊那地域の日中の最低気温は午前7時50分に2・7度となりました。
山間部では積雪が見られ、シーズン間近となった伊那スキーリゾートでもゲレンデがうっすらと雪に覆われました。
伊那スキーリゾートは今シーズン、12月中旬にオープンする予定です。
長野地方気象台によりますと、27日ごろまで冬型の寒い日が続き、南部の標高の高いところでは雨や雪が降るということです。
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杉山文野さん講演会 性の多様性と人権について
フェンシングの元女子日本代表で、現在は日本フェンシング協会の理事を務め、男性として活動している杉山文野さんの講演会が21日に、箕輪町の町文化センターで開かれました。
杉山さんは、「はじめてのLGBTQ 性の多様性と人権」と題し話をしました。
東京都出身の杉山さんは、2004年にフェンシング女子日本代表に選ばれ世界選手権に出場しました。
一方で、幼い頃から自分の体に対して強い違和感があり、性同一性障害と診断されました。
杉山さんは、フェンシングを始めたきっかけについて、「水泳や剣道と違い、男女でユニフォームが同じだったからです」と話していました。
高校時代に初めて友人に自分の気持ちを打ち明けた時のことについて「18年近く言えなかった思いを伝えた時、初めてこの世に生まれてきたことを実感できた」と話しました。
性の多様性については「子どものうちから正確に伝えていくことが本人を守ることでもあり、周りの人をいじめの加害者にしないことに繋がる」と話していました。
講演会は、12月4日から10日までの人権週間を前に、町教育委員会などが開いたものです。 -
ピアノで森の魅力を
伊那市は、森の価値や魅力を発信しようと地元出身のピアニスト平澤真希さんによるピアノ演奏の動画撮影を高遠町の千代田湖で18日に行いました。
平澤さんは、「ネイチャーピアノ」と名付け、自然の中へピアノを持ち出して演奏する活動を行っています。
鳥の声や葉の揺れる音など自然の音がそのまま取り入れられています。
これは、森の価値や魅力を発信しようと伊那市が進める50年の森林ビジョンの取り組みの一環で初めて行われたものです。
18日の朝7時頃、現地にグランドピアノが持ち込まれました。
このピアノは、カワイ楽器からネイチャーピアノのために平澤さんに寄贈されたものです。
ピアノが湖畔に設置されると平澤さんの演奏と映像の収録に入ります。
今回、平澤さん自作の「水のプレリュード」、シューマンの「トロイメライ」などが演奏されました。
動画に使う湖やたき火の映像も合わせて撮影されました。
完成した映像は来年1月下旬伊那市のHPや動画投稿サイトYouTubeで公開される予定です。 -
水彩画教室木曜会展
伊那市の水彩画教室、第三回木曜会展が伊那市のいなっせで開かれています。
会場には花や風景、静物を描いた、およそ50作品が並べられています。
水彩画教室木曜会は上伊那在住の20人の会員が毎月木曜日に活動しています。
会では「明るい色彩で絵を描いている。多くの人に見に来てもらえると励みになる」と話していました。
水彩画教室木曜会展は11月25日まで開かれています。
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テレビ会議システムで情報伝達
南箕輪村総合防災訓練が21日に行われ、テレビ会議システムを使った情報伝達訓練を初めて行いました。
訓練は、南海トラフとみられる震度6弱の地震が発生したとの想定で行われ、午前8時30分に災害対策本部が役場に設置されました。
また、対策本部と避難所となっている各区の公民館合わせて14か所をテレビ会議システム「ZOOM」で結び、情報伝達訓練を初めて行いました。
村では今年度、各区の公民館にインタ―ネット回線を整備しました。
今回はこの回線を利用し、避難所の状況や写真などを映像で伝え、より多くの情報を共有しようと訓練を行いました。
また村内の各区では、避難所の設置や運営訓練を行いました。
このうち中込公民館では、小中学生10人が避難所に設置するパーテーションの組み立てを体験しました。
南箕輪村総合防災訓練は9月に予定していましたが、新型コロナ感染拡大により、2か月延期されきょう行われました。
訓練には役場職員およそ60人と、区と自主防災会の役員が参加したという事です。 -
オマールえびさん 絵本と大道芸を組み合わせたおはなし会
中部地方を中心に全国各地で大道芸活動を行う岐阜県の大道芸人オマールえびさんによる絵本と大道芸を組み合わせたおはなし会が21日箕輪町の箕輪町図書館の敷地内で開かれました。
21日は事前に申し込みをした親子などおよそ10組が大道芸人のオマールえびさんによる絵本の読み聞かせと大道芸を楽しみました。
大道芸では輪っかを空中に浮かせたり、指にはめたリングを一瞬で違う指に移動させる技などが披露されました。
絵本は3冊の読み聞かせが行われ、参加型のものもありました
おはなし会は箕輪町図書館が敷地を改修してから毎年全国読書週間に合わせて開いていて、今回で3回目です。
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ながたの湯に温泉使ったお菜洗い場設置
箕輪町のみのわ温泉ながたの湯にお菜洗い場が20日設置されました。
お菜洗い場は毎年、温泉のお湯を使い、野沢菜などを洗ってもらおうと箕輪町が提供しているものです。
20日は野沢菜およそ100キロを軽トラックに積んできた人もいました。
洗い場はながたの湯西側に4つ設置されていて、誰でも無料で利用できるということです。
地元の人によると、お湯で野沢菜を洗うと柔らかな食感になるということです。
箕輪町では利用する際は順番を守り、お菜くずやゴミは持ち帰るよう呼び掛けています。
お菜洗い場は毎週火曜日を除き、12月12日まで利用できます。
利用時間は午前8時から午後8時までです。
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てらとぴあで「井月さんから伊那谷を知ろう」
幕末に伊那谷に現れ、亡くなるまでの30年間漂泊した俳人井上井月についての講座「井月さんから伊那谷を知ろう」が伊那市手良のてらとぴあで10月26日開かれました。
講師は美篶の矢島信之さんが務め、なぜ井月が伊那谷を放浪したのかを説明しました。
矢島さんは「伊那谷は経済的にも余裕があり教養のある人が多かった。気候も暖かく、井月にとって過ごしやすかったのではないか」と話していました。
また矢島さんは、井月が残した句には農民に寄り添った句が多いと分析していました。
参加者は矢島さんがまとめた資料を見ながら話を聞いていました。
講座は手良公民館の歴史講座の一環で、今回は手良にもゆかりのある井月について学ぼうと開かれました。
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信大JAZZサークル 森のステージでライブ
信州大学JAZZサークルは20日、伊那市の伊那西小学校で、JAZZライブを行いました。
ライブは、伊那西小学校の森のステージで行われました。
森のステージでは、毎年イベントを行っていましたが、新型コロナの影響で2年ぶりのイベント開催となりました。
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箕輪南小児童が太鼓を披露
箕輪町の箕輪南小学校の児童は、地域の人たちに感謝を伝えようと19日、太鼓やダンスの発表会を開きました。
箕輪南小学校では毎年この時期にしめ飾りや郷土食づくりなどをして地域の人たちと交流していました。
新型コロナの影響で去年から交流することができなかったため、今年は形をかえ、これまで取り組んできた活動を見てもらおうと、ボランティアとして学校運営に協力している地域住民30人を招待しました。
3年生以上の児童は、箕輪南小学校の伝統の太鼓を演奏しました。
児童たちは、総合学習の一環で10月から練習してきたということで、息のあったバチさばきを見せていました。
また1.2年生は、9月の運動会で発表したダンスを披露しました。
箕輪南小学校では、「子どもたちの成果を見てもらう事ができました。新型コロナが落ち着いたらもっと多くの人たちに見てもらいたい」と話していました。
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ねんりんピック 高齢者作品展 堀さんが県知事賞
信州ねんりんピック長野県高齢者作品展の手工芸部門で、南箕輪村久保の堀喜夫さんの作品が、最高賞にあたる長野県知事賞を受賞しました。
15日は、表彰式が伊那合同庁舎で行われ、県長寿社会開発センター伊那支部の宮澤泰則支部長から堀さんに表彰状が贈られました。
作品は、木曽の中山道奈良井宿にある江戸時代からの建物が立ち並ぶ風景を切り絵で描いたものです。
現在72歳の堀さんは、定年後の61歳の時に本格的に切り絵を始めました。
審査員からは、「光の深さにどことなく懐かしさがあり、手数の多い画面構成は見るものの気を引きしめる」と評価され、県知事賞を受賞しました。
他に、南箕輪村の辻井紀子さん、伊那市の吉原昭子さん、南箕輪村の梅田國照さんがそれぞれ入賞しています。
信州ねんりんピックの「高齢者作品展」には6つの部門があり、今年度は県内から196点の応募がありました。 -
地域の子どものために秋祭り開催
伊那商工会議所青年部は、コロナ禍で自由に遊べない子どものために、伊那市のセントラルパークで6日、秋祭りを開きました。
祭りの会場には、焼きそばやチョコバナナなどの屋台が並んでいました。
竹で作った輪投げとボーリングコーナーもあり、賑わいを見せていました。
青年部は、コロナ禍で様々なイベントが中止になる中、こどもたちに楽しんでもらおうと、秋祭りを企画しました。
会場にはこれまでの伊那まつりで飾られていた提灯や和傘も展示されていました。
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信大農学部 キャンパス内の紅葉
南箕輪村の信州大学農学部では、ユリノキやもみじなどの紅葉が楽しめます。
ユリノキ並木には、およそ250メートルの道路に50本ほどのユリノキが植えられています。
葉はほとんど落ちてしまいましたが、黄色の並木道が楽しめます。
このほかにも、もみじなども紅葉していて、あと2,3日ほど楽しめるということです。
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小嶋紗奈さんブルグミュラーコンクールファイナルに出場
箕輪町の箕輪東小学校1年の小嶋紗奈さんは12月に開かれるピアノコンクール「ブルグミュラーコンクール2021」の名古屋大会ファイナルに出場します。
17日は小嶋さんが町役場を訪れ、白鳥政徳町長に大会出場を報告しました。
このコンクールは全国で展開されていて、小嶋さんは10月に岐阜県で行われた小学1・2年生部門の予選で優秀賞に選ばれ、名古屋大会ファイナル出場を決めました。
4歳でピアノを始め、現在は南箕輪村の音楽教室に月3回通っています。
自宅でも毎日40分練習を行っているということです。
2020年に幼児部門の名古屋大会ファイナルに出場し、銀賞を獲得しています。
白鳥町長は「コンクールを通じて力はついてきていると思います。本番は頑張ってほしい」と話していました。
小嶋さんは「目標は金賞です。ピアノを楽しく弾きたいと思います」と話していました。
ブルグミュラーコンクール2021名古屋大会ファイナルの小学1・2年生部門は12月5日に行われます。
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「上伊那のよりよい未来と高校教育を語る会」 年内に3回予定
元教員や現役の高校教諭、市民の有志らは、上伊那の高校再編について考える「上伊那のよりよい未来と高校教育を語る会」を年内に3回計画しています。
2日は伊那市役所で記者会見が開かれ、「上伊那のよりよい未来と高校を語る会」の事務局が会の発足と語る会開催について説明しました。
「上伊那のよりよい未来と高校教育を語る会」は11月から12月にかけて伊那市、駒ヶ根市、辰野町で開かれることになっていて、伊那市では11月21日午後1時からいなっせで予定されています。
主催者は「現在ある高校の良さを再度見直し、未来の高校の姿を自由に語りあいたい」としています。
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「サクラコマ」の合格祈願
伊那市のご当地土産でコマを回すと花びらが開く「サクラコマ」の合格祈願が18日高遠町の弘妙寺で行われました。
これが「サクラコマ」です。
コマを回すと花びらが開きます。
受験シーズンを迎える人を応援するために、伊那市内の製造業でつくるご当地お土産プロジェクトチームが2013年に製品化したものです。
18日はプロジェクトチームのメンバー7人が弘妙寺を訪れ、「サクラコマ」の合格祈願をしました。
恒例行事として毎年行われていて、今年で9年目です。
他に、プロジェクトに参加している高遠さくらホテルの「高遠さくら咲くだるま」の合格祈願も行われました。
「サクラコマ」は税込1,320円で200個の限定販売です。
伊那市役所、伊那商工会議所、高遠さくらホテル、有限会社スワニーのオンラインショップで購入できます。
「高遠さくら咲くだるま」は大中小の3種類のサイズがあり、税込で、大が5,000円、中が2,000円、小が1,500円です。
19日から高遠さくらホテルで販売されます。
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年金制度に功績 伊那年金事務所6人を表彰
日本年金機構 伊那年金事務所は年金制度に功績のあった管内事業所の6人を18日、表彰しました。
18日は、信州INAセミナーハウスで表彰式が行われました。
年金委員として功績のあった人に贈られる日本年金機構理事長表彰では、KOA株式会社の南部 高幸さん
伊那自動車教習所の高橋浩三さんの2人が表彰を受けました。
また理事表彰は、平出製作所の平出正彦さんが表彰を受けました。
健康保険委員として功績のあった人に贈られる全国健康保険協会長野支部長表彰では、伊藤電工㈱の小田切 真由美さん、伊那バス㈱の畑 政城さん、㈱南信化成の唐澤一成さんが表彰されました。
年金委員は、厚生労働省から委嘱され、年金制度への理解と信頼を深めるための普及・啓発活動を行っています。
健康保険委員は、協会けんぽ加入者の健康保険事業の推進を目的に、指導・相談・広報を行っています。
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第7回翔楓会書展
箕輪町文化センターで書道・硬筆教室を開く「翔楓会」の第7回書展が開かれています。
文化センターの展示コーナーには上伊那の小学1年生から80代までのおよそ20人の作品、70点が展示されています。
「翔楓会」は箕輪町中曽根在住の丸山翔楓さんが文化センターで毎月2回、教室を開いています。
作品は書などの毛筆、硬筆作品のほかに、硯石を磨いて作った文鎮、書を転写したトートバッグなども展示しています。
翔楓会では2年に1回ずつ書展を開いています。
翔楓会書展は入場は無料で、11月27日まで箕輪町文化センターで開かれています。
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丸山さん干し柿づくりの記録展示会
伊那市西箕輪羽広の丸山美智子さんが、干し柿づくりの記録をまとめた展示、「干し柿を未来食に!」が1日から伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれています。
丸山さんは長野県シニア大学の授業の中で、仲間9人と干し柿づくりについて学び、模造紙にまとめました。
干し柿を昆虫食のように食糧難を支える未来食として注目してもらい、より多くの人に作り方を知ってもらおうと高遠さくらホテルで展示することにしました。
丸山さんのまとめでは、日当たりが良い枝と悪い枝の柿をそれぞれ2週間干して、糖度や食感を比べました。
結果、日当たりの良いものは、柔らかく酸味と旨味が広がったということです。
ほかに、柿のヘタを焼酎につけビニール袋に入れると渋みが抜けて、1週間ほどで甘みが増すということです。
この展示は11月30日まで、高遠さくらホテルで開かれています。
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納税表彰受彰者贈呈式
納税制度や税知識の普及発展に功績がある人におくられる納税表彰の伊那税務署管内の表彰者贈呈式が16日伊那市のいなっせで行われました。
伊那税務署管内では6人が表彰されました。
なお伊那ケーブルテレビの放送エリア内からは、箕輪町の長野県小売酒販組合連合会理事の山川敏夫さんが税務署長納税表彰を受彰しました。
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前原太陽光発電 伊那市に慎重な対応を求める
伊那市前原のメガソーラー建設計画の見直しを求めている住民有志グループは、伊那市に対し慎重な対応を取るよう求める1,378人分の署名を17日市役所に届けました。
17日は、伊那市前原メガソーラー施設建設の見直しを求める会の橋本明憲代表ら4人が市役所を訪れ、林俊宏副市長に市内外から集めた1,378人分の署名を手渡しました。
場所は六道原工業団地西側の山林およそ5.7ヘクタールを伐採し、出力4,200キロワットの太陽光発電を設置するものです。
会では、森林の伐採により環境や景観の悪化、災害発生に不安などがあるとして、伊那市に対して反対意見の尊重や慎重な対応を取るよう求めています。
林副市長は「業者は、住民への説明や同意など市が定める手続きにのっとってもらう。さらに今後はしっかりとした条例を整備していきたい」と話していました。
業者が説明会で示した資料によりますと、この太陽光発電は来年3月からの稼働を計画しています。 -
箕輪町成人式 抗原検査実施へ
8月から来年1月10日に延期となった箕輪町成人式の開催に向け、実行委員会が16日開かれました。新型コロナ対策として、対象者に抗原検査キットを送付し式当日に検査結果の確認を行うとしています。
16日は、成人者でつくる実行委員のメンバー5人が案内状の発送準備を行いました。
式の案内や返信用のはがきなどに加え、新型コロナウイルスの抗原検査キットを同封していました。
式に出席する場合は、キットで検査を行い、結果を健康チェックシートに記入し、受付に提出します。
実行委員会では、入場制限や式の時間短縮など従来の対策に加え、より安全で安心した成人式にしようと、抗原検査を行う事にしました。
実行委員会では、県内の感染状況などをみて12月下旬に開催の可否について判断するとしています。
延期となった今年度の箕輪町成人式は来年1月10日に町文化センターで開催を予定していて、対象は男性162人、女性139人の、合わせて301人です。 -
全国少年補導功労者表彰に伊那市の清水達雄さん
青少年の非行防止や健全育成活動に尽力した人を表彰する、全国少年補導功労者表彰栄誉銅章に、伊那市高遠町の清水達雄さんが選ばれました。
17日は、伊那警察署で表彰伝達式が行われました。
清水さんは、平成8年に伊那少年ボランティア協会に委嘱され、25年間にわたり、高遠地区を中心に青少年の非行防止・犯罪被害防止に力を入れてきました。
伊那少年ボランティア協会は、警察と協力して、青少年の健全育成活動を行っています。
伊那警察署によりますと、伊那署管内を含む全国の青少年の犯罪は、減少傾向にあるということです。
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信州大学農学部の学生が育てたシクラメンの販売
南箕輪村の信州大学農学部の2年生が授業の一環で育てたシクラメンの販売が16日から始まりました。
16日は信州大学農学部の生産品販売所に地元の人などが訪れ、販売しているシクラメンを購入していました。
シクラメンはピンク色のものや色が混ざったものなどの19品種です。
今年は新しく4品種を作り、このうち黄色の2品目が目玉です。
シクラメンは信州大学農学部の植物資源科学コースの2年生およそ50人が授業の一環で育てたものです。
花を長く楽しむためには下からつぼみが出ているのを選ぶとよいということです。
シクラメンは主に5号鉢で1鉢1,300円です。
販売期間は11月16日から12月23日までの毎週水曜日と木曜日で、信州大学の生産品販売所で販売しています。
花もちがよく人気があるということで信大では早めの購入を呼びかけていました。
1,800株を用意していて、無くなり次第終了です。
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小学校合唱団などが出演「落ち葉たきコンサート」
伊那市の小学校合唱団などが出演する「落ち葉たきコンサート」が伊那文化会館で14日開かれました。
このうち伊那小学校合唱団は3曲を披露しました。
「落ち葉たきコンサート」はこどもたちの相互交流の場にしたいと毎年秋に開かれていて今回で17回目です。
今回は6団体が出演し、童謡や合唱曲を披露しました。
以前は伊那市のいなっせで開かれていましたが、今回は伊那文化会館が新しくなったことから大ホールで開かれました。
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今季初の氷点下 恩徳寺で大銀杏が落葉
伊那地域の今朝の最低気温は氷点下0.3度まで下がり、今季初めて最低気温が0度未満となる冬日となりました。
ここ数日の冷え込みにより南箕輪村の恩徳寺では、大銀杏の葉が落ち、地面いっぱいに広がっています。
南箕輪村の恩徳寺です。
遠くから見ると大銀杏がまだ葉をつけていますが、境内に入ると落ちた葉が黄色い絨毯のように一面に広がっています。
今朝の伊那地域は、午前6時34分に最低気温が氷点下0.3度まで下がり、今季1番の冷え込みとなりました。
恩徳寺によりますと、ここ数日の冷え込みにより徐々に葉が落ち始めたということです。
また今年は、毎年この時期に葉と一緒に落ち始める銀杏が、ほとんど実らなかったということです。
恩徳寺では、春先に気温が低い日が続いた影響ではないかとみていて、「拾う手間が省けてうれしい反面、なんだか寂しい気持ちです」と話していました。
落ちた葉は、17日以降に片づけるということです。 -
飯田線 3か月ぶりに全線運転再開
8月の大雨により橋脚が破損しおよそ3か月に渡り一部区間で運休が続いていたJR飯田線が、15日から、全線運転再開となりました。
運休となっていたのは、JR飯田線の伊那新町駅から辰野駅間です。
8月の大雨により辰野町の横川川にかかる橋が傾いたもので、JR東海が復旧工事を進めてきました。
今回、仮の橋脚の設置が完了したことから、15日の始発からおよそ3か月ぶりに全線で運転が再開しました。
運休中は、バスによる代行運送が行われていました。
箕輪町の伊那松島駅から飯田線を利用していた辰野高校の生徒は、「不便だったので再開してくれてうれしい」と話していました。
JR東海によりますと、今後新しい橋脚を建設するということです。 -
天庄Ⅱ遺跡 現地説明会
伊那市西箕輪中条で発見された縄文時代の遺跡「天庄Ⅱ遺跡」の現地説明会が13日行われました。
天庄Ⅱ遺跡は太陽光パネル発電所の建設に伴う発掘調査で発見された縄文時代の遺跡です。
調査により6軒の住居跡のほか土器が見つかっています。
説明会では伊那市教育委員会の学芸員、濵慎一さんがこれまでの調査結果について話をしました。
濵さんは遺跡の裏に山があることから「森の恵みを得やすく縄文時代の人たちにとって住みやすい場所だったと考えられる。」と話していました。
また居住跡から見つかった埋甕について「食べ物の保存のほかに亡くなった赤ちゃんを甕に入れて埋め、再生を願ったという説もある」と説明していました。
中条にはほかに多くの遺跡が広がっていて伊那市教育委員会では縄文文化が花開いた場所だったとしています。