-
31日から県高校芸術文化フェス
31日、11/1の2日間、県高校芸術文化フェスティバルが伊那市を中心に開かれる。
フェスティバルにあわせて、30日は、伊那弥生が丘高校体育館で、県高校マーチングバンド・バトントワリングフェスティバルが開かれた。
フェスティバルには、バトントワリング部門に長野西高校や松商学園高校など4校が参加し、日ごろの練習の成果を発表した。
体育館では、高校生らしく元気で華やかな演技が繰り広げられていた。
県高校芸術文化フェスティバルは、高校生の芸術文化活動の発表の場として開催されるもので、文化系クラブの交流の場となっている。
県伊那文化会館や駒ヶ根市文化会館、伊那北高校、伊那弥生が丘高校などを会場に、音楽祭や英語ディベート大会、ダンスフェスティバルなど多彩な催しが計画されている。
30日は、マーチングバンド、バトントワリング参加校によるパレードがいなっせ広場からJR伊那北にかけて行なわれ、フェスティバル開催を市民にアピールしていた。 -
伊那愛石会水石展
天竜川水系の自然石を集めた伊那愛石会の第49回水石展が31日、11/1の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれる。
38個は、山や湖、などを連想させる山水景石とよばれるものや模様が現れている紋様石、色彩が美しい色彩石。人や動物、仏像などの姿をした形象石とよばれているものが17個展示されている。
伊那愛石会では、生活の中に自然の力を取り入れ、情景を連想させる高尚で優雅な趣味だと話している。
50周年となる来年は、これまでの受賞作を一堂に展示する計画もある。伊那愛石会の水石展は、31日、11/1の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれる。 -
高遠高校と長野大学が協定締結
伊那市の高遠高校と、上田市の長野大学が、相互交流と教育内容の充実を図るための高大交流に関する協定を締結した。
伊那市役所で29日、調印式が行われた。
式では、高遠高校の丸山富永校長と、長野大学の嶋田力夫学長が、調印書を取り交わした。
高遠高校は福祉コースがあることなどから、平成19年に長野大学社会福祉学部と協定を締結した。
この協定により、高遠高校では、生徒の学習環境が向上したほか、教師も指導技術を磨くことができたという。
また、社会福祉学部への指定校推薦枠を利用して、ほぼ毎年、生徒が長野大学に進学している。
さらに交流を深めようと今回、高遠高校が申し入れ、学部だけでなく大学全体と協定を締結することになった。
調印式の中で、長野大学の嶋田力夫学長は「県内の高校生の8割以上が、県外の大学に進学してしまう。地域を担う人材育成を進めるためにも、ユニークな高校作りをしている高遠高校との連携は意義深い」とあいさつした。
また、高遠高校の丸山富永校長は、「優秀でたくましい人材育成にむけ、ともに手を携えて進むことができることをうれしく思う」とあいさつした。
今回の協定締結で、これまで指定校推薦枠は社会福祉学部に2人だったのを、長野大学にある3つの学部全てに3人ずつと定員が拡大されたほか、長野大学の大学祭に高校生を招待するなど、さまざまな交流を行なう予定。 -
アマランサスの絵お礼プレゼント
伊那地域アマランサス研究会は26日、アマランサスの絵を描いた伊那市の園児にお礼のプレゼントを贈った。
伊那市内の保育園を代表して、26日は高遠第1保育園で、研究会加工部会の伊藤好部会長らが、園児にお絵描き帳を贈った。
研究会は、アマランサスに、より関心を持ってもらおうと、今年初めて園児の絵画作品展を計画した。
高遠第1保育園では、年長児26人が、自分たちで育てたアマランサスを描いた。
伊藤部会長は、「絵を描いてくれて本当にうれしい。アマランサスをぜひ覚えて、興味を持ってください」とあいさつした。
研究会の呼びかけで、今回は市内8つの保育園で年長児を中心に248人がアマランサスの絵を描いている。
絵画作品展は11月2日から13日まで、伊那市役所市民ホールで開かれ、すべての作品を展示する予定。 -
江崎孝坪作品展
伊那市高遠町出身の日本画家、江崎孝坪の仕事展が県伊那文化会館で開かれている。
江崎孝坪は1904年に高遠町に生まれ、15歳の時に東京へ上京し、働きながら絵を学んだ。
歴史上の人物を得意としていて、戦後初の日展では特賞を受賞し、歴史小説の挿絵、歌舞伎や映画の美術などの分野でも活躍した。
会場には、日本画をはじめ挿絵原画や写真など100点が飾られ、江崎孝坪の多彩な活動が紹介されている。
また、黒沢明監督の映画「七人の侍」の衣装デザインも手掛け、アカデミー賞の衣装デザイン賞にもノミネートされている。
江崎孝坪の仕事展は11月23日まで。 -
木下一の宮の開拓事業 特別展
箕輪町木下一の宮地区の開拓事業などにまつわる特別展大地を拓く(ひらく)が箕輪町郷土博物館で開かれている。
特別展は、食糧の自主生産が見直されている今、郷土の先人達が苦労した時代を見つめなおす機会にしてもらおうと開かれたもの。
会場には戦後の一の宮の開拓事業や西天竜用水と開田、旧満州富貫原郷開拓団の3つの開拓にまつわる写真や資料などが並べられている。
また、西天竜の開拓事業の完成を記念して建てられた記念碑の拓本も紹介されている。
碑は昭和25年に箕輪町木下建立されたもので高さ約8.5メートル、幅約2.4メートル。
特別展では、当時の碑文作業や除幕式の写真などが飾られている。
この特別展大地を拓くは11月23日まで箕輪町郷土博物館で開かれている。
来月1日には、学芸員による展示の解説などが予定されている。
期間中入場料は無料。 -
【カメラリポート】伊那市西町春日町長寿会「折り紙手芸教室」
包装紙や広告の裏紙を規定のサイズに切って折りたたみ、組み合わせて糊付けすれば、ひよこやウサギ、鶴など様々な形を作ることができる。
伊那市西町の春日町長寿会には、この折り紙手芸の教室があり10人ほどが参加している。 -
伊澤修二記念記念音楽祭
伊那市高遠町出身で、東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績を称える、伊澤修二記念音楽祭が25日、伊那市内で開かれた。
第二部の伊那文化会館には、およそ600人が集まった。
記念音楽祭は、東京芸大の初代校長の伊澤修二が高遠町出身だったことが縁で始まったもので、今年で23回目を迎えた。
現在交流は音楽祭にとどまらず、学生による市内中高生への吹奏楽指導なども行われている。
音楽祭では、東京芸大の教授で、音楽コンクールの国際大会での優勝経験を持つ、迫昭嘉さんが指揮をしながらピアノを弾くという妙技を見せる場面もあった。
また、音楽祭のために結成された地元合唱団が、学生オーケストラと共演し、会場を訪れた人たちを魅了していた。
演奏を聞いたある人は「伊澤修二先生がきっかけで、地元でこんなに良い演奏が聴けるということはとても素晴らしい事だと思う」と話していた。
25日は、市内の中学校や高校で藝大生による吹奏楽の指導が行われる予定。 -
西春近南小児童 地元の森で枝打ち
伊那市の西春近南小学校の児童は21日、地元の森を守ろうと、枝打ち作業を行った。
西春近南小の5年生と6年生53人が、西春近財産区の大平林道周辺で枝打ちをした。
西春近南小では、子供達が自然保護や森を育てる活動を行う「緑の少年団」の活動の一環として、毎年この時季に枝打ちをしている。
子ども達は、西春近財産区の議員などから、「枝に対し直角にノコギリをあてること」「幹の皮をむかないように切ること」などの指導を受けていた。
枝打ちは、地面に光が当たるようにするもので、雨が降っても崩れにくい、丈夫な山をつくるために大事な作業だという。
またこの日は、野鳥保護を目的に鳥の巣箱を7つ付けた。
この巣箱には来年の春、シジュウカラなどが卵を産みつけるという。 -
箕輪西小児童が栗拾い
箕輪町の箕輪西小学校の児童が20日、木下一の宮の栗園で栗拾いを楽しみんだ。
栗拾いに訪れたのは、箕輪西小学校の1年生から3年生約60人。
栗園は、町内で大根栽培をしている「わかば農園」が管理していて、地元住民に開放している。
児童は、約70本の栗の木が植えられた園の中を歩いて栗を拾った。
いがの中に入っている栗を取り出したり、地面に落ちている栗を探していた。
栗拾いは去年に続いて2年目だが、今年は虫食いの栗も多く、収穫は少なめだったという。
ある児童は、「いがが痛かったけれど楽しかったです」と話していた。
20日拾った栗は、それぞれ家に持ち帰ったという。 -
はるちかコーロ・フェリーチェ
伊那市東春近で活動するコーラスグループ、はるちかコーロ・フェリーチェのコンサートが17日、県伊那文化会館で行われた。
今年で6回目を迎えたコンサートには約700人が訪れた。
はるちかコーロ・フェリーチェは、平成元年に地元東春近の主婦らによって発足し今年で20年を迎えた。
現在では、地元東春近をはじめ市内外から35人のメンバーが集まって練習を積み重ねている。
コンサートは3部構成で行われ、このうち第2部では沖縄をテーマにした楽曲が披露された。
メンバー達は手作りの衣装に身を包み歌声を披露し、会場からは大きな拍手が送られていた。
実行委員長の高見さゆりさんは「これまで多くの方に支えられ20年を迎える事が出来た。これからも会員一丸となってがんばっていきたい」と話していた。 -
上農生が農業鑑定競技全国大会で優秀賞受賞
上伊那農業高校の3年生6人が茨城県で開かれた農業鑑定競技の全国大会で優秀賞を受賞した。
16日、青木正幸校長から生徒たちに賞状が伝達された。
農業鑑定競技は、全国の農業高校が参加する農業クラブ全国大会の審査部門の一つで、農業に関する機械や生産物からさまざまな情報を読み取ったり計算したりして得点を競う。
競技は、農業や演芸、畜産など9つの区分があり、上伊那農業高校から選抜されて出場した8人のうち6人が優秀賞に入賞した。
8人中6人の入賞は、県下でも優秀な成績だという。
6人は、岩波葵さん、千葉浩代さん、宮崎桂吾君、唐木健太朗君、宮下竣君、田本光君で全員が3年生。
6人は、競技会に向けて、夏休み前から学校の授業に加え、インターネットや先輩のノートで勉強してきたという。
今回の優秀賞受賞で生徒たちは、「努力すれば結果がでることを実感できた」「努力してとれた賞なので、仕事に就いてからの励みになる」などと将来への自信につながったようだ。
競技会には、千人以上が参加し、上位3分の1が入賞を果たした。 -
伊那市民美術展
プロからアマチュアまでバラエティーに富んだ作品が並ぶ伊那市民美術展が16日から、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで始まった。
会場には、伊那市民美術会の会員62人の洋画や日本画、工芸など68作品が飾られている。
会員同志の交流や研さんの場として、年に1回開かれていて、今回で32回目を迎えた。
風景や人物、静物、具象、抽象など題材や表現方法もさまざまで、中央で活躍しているプロから初心者までバラエティー豊かになっている。
会場を訪れた人たちは、足を止め見入っていた。
伊那市民美術展は20日まで。 -
南箕輪中学校で落穂拾い
南箕輪中学校の伝統行事、落穂拾いが16日、村内の田んぼで行われた。
同校の落穂拾いは、午後の授業時間を使って、全校生徒483人が地区ごとに分かれ一斉に行う。
一粒一粒のお米を大切にして食べ物の大切さを学ぼうというものだ。
以前は、自分たちの学校のために行っていたが、平成6年からは、生徒の発案により食糧難の国に支援米として送られるようになった。
昨年は、集められた237.7キロをJAを通じて西アフリカのマリ共和国に送った。
広大な田園地帯が広がる役場西側の田んぼでは、下を向きながら落穂を拾う生徒たちの姿があった。
ある男子生徒は、「自分たちが拾った米が、誰かの役に立つことはうれしいしやりがいがある」と話していた。
生徒たちは、今年も1人1キロ、全体で380キロを目標に買い物袋に落穂を入れていた。 -
扇秀流扇秀会が発表会
日本舞踊、扇秀流扇秀会の発表会が11日、伊那市の西春近公民館で開かれた。
発表会は、会が発足して15周年を迎えたことを記念して行われた。
この日は会員35人が日頃の練習の成果を発表した。
扇秀流扇秀会は、上伊那に6つの教室があり週2回の練習をしているほか、市内の老人施設で発表をしたり、演歌コンサートの前座をするなど活躍している。
出演者たちはスポットライトを浴びながら、あでやかな着物姿で踊りを披露し、会場からは、おひねりが飛んだり、大きな拍手が送られていた。
家元の扇秀敏冴さんは、「地域や会員のみなさんに支えられ15周年を迎えることができた。これからも精一杯頑張っていきたい」と話していた。 -
リンゴの葉摘み作業
伊那市の東春近小学校4年生の児童は13日、リンゴの収穫前の葉摘み作業をした。
東春近小学校では毎年、4年生が総合学習の一環で、東春近田原の伊藤一路さんの果樹園でリンゴ学習をしている。
児童達は、これまでリンゴの花を摘む摘花作業などをしてきた。
この日は、リンゴの収穫前の大事な作業、葉摘み。
リンゴは太陽の光に当たることで赤く色づいていくため、リンゴの周りの葉を摘んで光があたるようにする。
児童達は、伊藤さんに教えてもらいながらハサミで不要な葉を切っていた。
11月には、リンゴの収穫体験が予定されていて、児童達は「はやく、赤く実ったリンゴを食べたい」と話していた。 -
伊那弥生ヶ丘高校強歩大会
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校で15日、強歩大会が開かれた。
朝9時20分に男子が学校グラウンドをスタート。女子は10分後の9時半に出発した。
同校の強歩大会は、40年続く伝統行事で、現在は男子が30.1キロ、女子が22.7キロを走る。
この日は、1年生から3年生まで男女合わせて700人ほどが参加し、秋の伊那路を走った。
コースは、男女ともに西箕輪の羽広を通るコースで、生徒たちはそれぞれのペースで走っていた。
途中5カ所に給水所が設けられ、PTAも応援に駆けつけ、声援を送っていた。
大会の結果、男子は2時間12分21秒で、2年の池上陽祐君が1位に、女子は1時間53分36秒で、2年の鎌倉美月さんと唐澤純香さんが同時にゴールした。 -
中尾歌舞伎 秋季公演に向け衣装で練習
伊那市長谷に伝わる伝統芸能、中尾歌舞伎の秋季公演を間近に控え、熱の入ったけい古が行われている。
12日夜は、中尾歌舞伎保存会のメンバーが、9月からけい古を重ねてきた演目を初めて衣装を着て演じた。
秋季公演で上演するのは「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段」。
主人公の熊谷直実は、主君源義経から、「平敦盛の首をとれ」と命ぜられる。しかし直実は、敦盛の母に恩があることなどから、それが出来ず、変わりに息子の首を義経に差し出すという戦いの世の無情を描いた物語。
保存会のメンバーは公演にむけ週に2回けい古をしているということで、この日は、台詞の言い回しなど細かな点を確認していた。
中尾歌舞伎の秋季公演は、11月1日(日)午後1時半から長谷の中尾座で行われる。 -
伊澤修二先生記念音楽祭へ
芸大生が高校生に合唱指導24日に開かれる伊澤修二先生記念音楽祭を前に、高遠高校の生徒らが14日、東京芸術大学の学生から合唱の指導を受けた。
高遠高校や辰野高校の合唱部員ら約20人が集まり、東京芸術大学音楽部の大学院で指揮を学ぶ田中祐子さんから指導を受けた。
「伊澤修二先生記念音楽祭」は、高遠町出身の伊澤修二をたたえようと始まった。
伊澤修二が初代学長を務めた東京芸術大学の学生も学生オーケストラとして演奏を披露していて、一般市民などでつくる合唱団との合同演奏も行っている。
高遠高校の生徒は毎年この合唱に参加して、現在、音楽祭に向け練習を重ねている。
この日の指導で田中さんは、今回の合唱曲が十字架に張り付けられたキリストを見た聖母マリアの悲しみを歌ったものであることを説明した。
田中さんは、「合唱祭では若いみなさんが一番の戦力となると思うので頑張ってください」などと話していた。
音楽祭では地元の小中学生なども演奏する。
第23回伊澤修二先生記念音楽祭は、24日に伊那市の県伊那文化会館などで開かれる。 -
500人のうたごえ喫茶in箕輪
昔懐かしい歌謡曲やフォークソングなどを歌う「500人のうたごえ喫茶in箕輪」が11日、箕輪町文化センターで開かれた。
これは、町内外の歌仲間が月1回集まるうたごえ喫茶の100回目を記念して開かれたもので、会場には約500人が集まった。
この日は、東京都新宿の歌声喫茶「ともしび新宿店」の6人を迎え、昔懐かしい歌謡曲を参加者と一緒に歌った。
参加者達は、歌集を手にピアノやアコーディオンの演奏に合わせロシア民謡や童謡などを歌い当時を懐かしんでいた。
また、手遊びを交えたドレミの歌を会場全員で歌った。
実行委員長の山口栄一さんは、「今後も歳をとっても心は青春の気持ちで、皆で歌う楽しさや喜びを提供していきたい」と話していた。
「うたごえ喫茶」は昭和30年代に全国的にブームとなったが、最近懐かしさから再び人気を集めているという。 -
西山神社に伝統の舞を奉納
高い所が好きだといわれている神様を祭っている伊那市西箕輪の第六天西山神社で今日、4つの伝統の舞が奉納された。
第六天神社は、西箕輪上戸区の山の上にある。
9日は地元の西箕輪南部保育園の園児たちも、伝統の舞をみようと70段近くある階段を上り、神社を訪れた。
第六天西山神社は、西箕輪の上戸区、中条区、梨の木区の氏神様としておよそ600年前から祭られている。
毎年10月に五穀豊穣への感謝と無病息災を願い、祭りが行われていて、神事では扇の舞や剣の舞など、4つの舞が奉納された。
言い伝えによると、西山神社は、戦国時代に上戸の鈴木源三郎(げんざぶろう)が大阪夏の陣で拾った御幣を祭ったのが始まりだとされていて、最初は低い場所に祭ってあった。
しかしその年は大凶作になりかけたため、地元の人たちが困って巫女に相談したところ「高い所が好きな神様を低い所に祭ったためだ」と言われ、山の上に祭られるようになったという。 -
上農生がドライフラワー作り
18日に開かれる文化祭に向け、南箕輪村の上農高校の生徒たちが、ドライフラワー作りに励んでいる。
ドライフラワー作りをしているのは、園芸科学科の3年生。
7日はおよそ10人が集まり、上農高校の文化祭「上農祭」で販売するドライフラワーを制作した。
花は園芸科学科の鑑賞植物コースの生徒たちが育てたもので、カーネーションやトルコギキョウなど、さまざま。
乾燥剤とともに小瓶に入れ、1週間ほどするとドライフラワーになる。
作業は7月末から行っていて、すでに200個以上が出来上がっているという。
上農祭の一般公開日は18日(日)で、ドライフラワーは70円から100円程で販売する予定。
当日はこのほかにも生徒たちが育てた野菜や加工したジャムなどが販売される。 -
まほらいな市民大学入学式
まほらいな市民大学の入学式が6日、いなっせで行われた。
まほらいな市民大学は、生涯学習の場として市が開講しているもので、30代から70代までの男女72人が入学した。
学長の小坂樫男市長は、「幅広い講座で学習を深めていくよう期待します」とあいさつした。
入学生を代表して竹中茂二さんは、「夢とロマンを抱きつつ友情の輪を広げ、勉学にいそしみ、温かい人間関係を築けるように努力していきたい」と決意を述べた。
まほらいな市民大学は、健康、芸術、文化など、2年間でおよそ50講座が予定されていて、10単位以上を取得すると修了証書が送られる -
いな少年少女合唱団 練習に熱
今月末に静岡県で開かれる国民文化祭に参加する「いな少年少女合唱団」のメンバーが、本番にむけ練習に励んでいる。
4日は、約30人が集まり、発生練習などをした。
伊那少年少女合唱団は20年以上前から活動していて、現在は伊那市を中心に、上伊那に住んでいる園児から高校生までが在籍している。
今回、伊那市と長野県の推薦を受け、国民文化祭に初出場することになり、週3回のペースで練習を重ねている。
団員たちは本番を間近に控え、発音や音程など、細かな部分を一つひとつ確認していた。
代表の北沢理光さんは、「国民文化祭は初めての機会。長野県の伊那市という場所で、一生懸命やっていることをアピールしてきたい」と話していた。
国民文化祭は今月24日から、静岡県富士市で開かれる予定。 -
週末 秋まつりで賑わい
3日、4日の週末、上伊那各地では五穀豊穣や家内安全などを祈願する秋祭りが行われた。
このうち伊那市富県の北福地では祭り恒例の諏訪社奉納演芸大会が3日、北福地集落センターで開かれた。
演芸大会は100年以上続く地区の伝統行事で、集落センターに作られた特設ステージでは常会や芸能保存会などが踊りや太鼓等20の出し物を行なった。
各常会ではお盆が過ぎると演芸大会に向けた練習を始めたと言う事で、ある出演者は「練習の時間が近所のコミュニケーションの場となり楽しく出来た」と話していた。
北福地は約290戸の集落で、この日はおよそ300人が集まり演芸大会を楽しんだ。
演芸大会の責任者、北福地祭事会の吉澤豊会長は、「手作りで大変な部分もあるが子供達の良い思い出になってほしい」と話していた。 -
各地で秋祭り
10月に入り、秋まつりシーズンを迎えた。
3日は、各地で神社の例大祭などが行われた。
伊那の御柱で有名な西春近諏訪形の諏訪神社では、五穀豊穣、区民の安全を祈願する秋の例大祭が行われている。
3日が宵祭り、4日が本祭り。
参道から境内にかけて、伝統の獅子曳きが古式にのっとって奉納されていた。
諏訪神社は、応永元年(1394年)の創立、1427年の大洪水で現在の位置に遷されたとされていて、建御名方の命、天照大神などを祭神とする。
本殿の周囲には、4本の御柱が建てられていて、諏訪大社と同じく6年に一度、里引きと建て御柱が行われている。
4日の本祭りでは、長持ちが区内を巡回し、獅子舞が奉納されることになっている。 -
伊那技専短期過程後期入校式
南箕輪村の伊那技術専門校で2日、半年間の後期短期過程で学ぶ23人の入校式が行われた。
入校したのは、機械科11人、パソコン活用科12人の23人。
機械科は10人の定員に対し20人が、パソコン活用科は10人の定員に対し29人が応募していて、厳しい経済状況を反映している。
適正検査と面接で23人に絞られ、入校した人は10代から50代の平均年齢33.8歳。全員が来年の再就職を目指している。
遠藤昌之校長は、「目標をもってチャレンジしてほしい。来年の3月には、再就職できるよう期待している」と式辞を述べた。
入校生を代表して機械科の唐沢晋一さんは、「技能と知識を身につけ、社会で活躍できる技能者となるよう努力したい」と抱負を述べた。
機械科、パソコン活用科ともに、企業で即戦力となるよう実践的なスキルを身につけるカリキュラムが組まれている。 -
中学校で一斉に文化祭
上伊那地域のほとんどの中学校で一斉に文化祭が始まった。2日と3日の2日間、クラス展示や音楽会などが行われる。
長谷中学校では、第44回くろゆり祭が2日と3日の2日間開かれる。
2日は、生徒会企画のはせリンピックが行われ、学年対抗で10人11脚が行われた。
1年生が21人、2年生が11人、3年生が13人のため、1年生は2チームでの参加だった。
7秒台が出たり、3年生はわざと倒れて会場を盛り上げていた。
3日は、ステージ発表や音楽会が計画されている。 -
農業用施設探検隊
小学生が見学南箕輪村の南部小学校の4年生は1日、上伊那にある農業用施設などを巡り、地域の歴史に理解を深めた。
南部小の4年生26人が、バスで上伊那各地の施設を巡った。
「農業用水探検隊」と名付けられたこの事業は、長野県のゼロ予算事業の一環で上伊那地方事務所が行っていて、今年で3年目。
子ども達は、伊那市大萱の揚水機場や羽広の貯水地などを見学した。
伊那西部農業施設は、天竜川の水をポンプを使って南箕輪村の田畑、伊那市の大萱を経由し、西箕輪の羽広まであげるためのもの。
主に畑作に利用されていて、昭和47年から16年間にわたり整備された。
子ども達は、貯水池を覗き込んで、その深さに驚いていた。
上伊那地方事務所では、「伊那西部はダムや大きな川など安定した水の供給がなく、農業の水を確保するために大変な努力をしてきた。当時の人たちの思いを感じてもらえたらうれしい」と話していた。 -
まほら伊那市民大学修了式
まほら伊那市民大学の修了式が29日、いなっせで行われ、2年間の課程を学んだ63人に修了証書が送られた。
まほら伊那市民大学は、生涯学習の場として市が開講しているもので、2年間で10単位以上を取得した人に修了証書が送られる。
この日は50代から80代の男女63人が、学長の小坂樫男市長から修了証書を受け取った。
小坂市長は「積極的に学ぶ姿勢を大切に、生涯現役として、ますます活動してほしい」と式辞を述べた。
また修了生を代表して久保村通男さんが、「最後まで学び通せたことが嬉しい。この2年間の経験を生かし、市民の一員として頑張っていきたい」と話した。
今回は、すべての講座に参加した皆勤者が1人、欠席が3回以内の精勤者が8人いた。
1講座当たりの受講率は81%だったという。