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おひさまクラブ油絵展
油絵を勉強している趣味の会「おひさまクラブ」の油絵展が2日、伊那市の伊那図書館で始まりました。
会場には会員の近作を中心に油絵24点が展示されています。
おひさまクラブは、伊那芸術文化協会主催の油絵講座で学んだ仲間の有志でつくる会で、今年で6年目になります。
伊那市在住の画家、碓井伍一さんの指導を受け、月に2回、いなっせで勉強しています。
展示しているのは、風景画、人物画、静物画などで、会員がそれぞれ自由なテーマで取り組んだ作品ということです。
おひさまクラブ油絵展は12日まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。 -
そろばんグランプリ・長野
「そろばんグランプリ・長野」が29日、伊那市の伊那商工会館で開かれ、全県から集まった小学生から一般まで175人が腕を競いました。
県商工会議所連合会や県珠算連盟連合会が毎年開いている県大会で、伊那で開かれるのはH6年以来17年ぶりです。
大会には、小学生から一般まで175人が出場しました。
競技は、掛け算や割り算それぞれ20題を3分間で解く問題などが出題され、合計点で順位を決めます。
そろばんは計算力を養うとともに、脳を活性化し集中力も養えるという事で、最近はそろばんの良さが見直され大会に出場する人数も年々増加の傾向にあるという事です。
珠算連盟では、「大会を通してそろばんの良さを多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
なお、大会の結果、スクール部門団体戦で箕輪中学校が5団体中2位となっています。 -
福沢一郎・木内克 二人展
伊那市の信州高遠美術館所蔵作品の企画展「福沢一郎・木内克 二人展」が開かれています。
大正から昭和にかけて作られた洋画や彫刻、51点が展示されています。
福沢一郎は、抽象画を主に描いていた画家です。
今回展示されている作品のメインとなるのは、「堕天使」です。
神話からイメージして描いたもので、他にも「女と悪魔」など、神話に関連した作品が並んでいます。
木内克は、「テラコッタ」と呼ばれる立体作品を多く残した彫刻家です。
テラコッタは、粘土を使って形を作りだし、焼いて完成させる作品です。
木内克は、たった一人の女性をモデルとして裸婦の作品を作りだすことを生涯のテーマとしていました。
福沢一郎、木内克二人展は、伊那市の信州高遠美術館で7月5日まで開かれています。 -
ソリンのお茶会 豪州の紅茶楽しむ
国際交流イベントのお茶会が22日開かれ、日本人や外国人がオーストラリアのお茶を楽しみました。
お茶会は、茶道を勉強している上伊那地方事務所の国際交流員、ソリン・リッジウェイブラウンさんが開き、およそ50人が参加しました。
お茶会は2年目で、今年は日本の茶道のほか、ソリンさんの母国、オーストラリアのお茶の入れ方が紹介されました。
針金で持ち手をつけた缶にお湯と紅茶を入れ、勢いよく回します。
回す回数は3回で、お茶の葉が沈んだらカップに注ぎます。
これはおよそ200年前、イギリス人がオーストラリアに来たころからのお茶の入れ方で、現在もキャンプファイヤーなどで行われているということです。
参加者は、オーストラリア流で入れた紅茶を味わっていました。 -
長谷中生が総合学習でそば打ち体験
伊那市長谷の長谷中学校の生徒が19日、総合学習でそば打ちを体験しました。
長谷中学校の総合学習は、伝統文化や歴史など5つの講座があり、全校生徒51人が希望する講座に分かれて学んでいます。
この日は地域の人を講師に迎えて学習が行われました。
講座の一つ、食文化の講座では、生徒13人がそば打ちを体験しました。
趣味でそば打ちをしている杉島の宮下定博さんが指導しました。
生徒達は、そばをのしたり、切るなどの作業に取り組んでいました。
食文化講座では、長谷の郷土料理を調査し、地域の人達と交流を深めています。
学習発表を行う秋の文化祭までに5回の調理実習を行うということです。 -
木下区歴史ウォーキング
箕輪町木下で、地域の文化財などを学ぶ歴史ウォーキングが22日行われました。
歴史ウォーキングは木下公民館の行事で、今年で3年目です。
この日は木下区民およそ50人が参加し、箕輪町文化財保護審議会前会長の蟹澤廣美さんの案内で区内を巡りました。
このうち曹洞宗の寺、養泰寺では、箕輪町の文化財に指定されている観世音菩薩像を見ました。
菩薩像は32体あり、観音堂に安置されています。
蟹澤さんは、菩薩像は伊那市手良中坪から譲り受けたもので、三十三観音像の1体が足りず、32体が安置されていることなどを説明していました。
参加者はこのほか、木下区内の北城遺跡から出土した銅柄香炉を見ました。
仏教の法要で使うもので、出土したのは香炉の部分です。
蟹澤さんは、「平安時代前期のものとみられ、この時代の柄香炉の出土は全国的にも例がなく、柄の部分があれば重要文化財になる」と話していました。 -
第6回西町区美術作品展
伊那市西町公民館で、第6回西町区美術作品展が20日から22日までの日程で開かれています。
会場には、絵画や書道、工芸作品など区民の力作80点が飾られています。
つるし雛の大作や92歳のお年寄りがベニヤ板に描いた油絵、春日町の長寿会がチラシや包装紙などを使い丹精込めて制作したペーパーブロックなどもあり、訪れた人たちは、足を止め作品に見入っていました。
会場の一角には、休憩室も用意され、訪れた人たちが一息つくことができます。
西町区美術作品展は、22日日曜まで、伊那市の西町公民館で開かれています。 -
数学者 秋山さんが伊那で講演
理学博士で数学者の秋山仁さんが、20日伊那市で講演しました。
上伊那教育会の定期総集会の中で行なわれたもので、上伊那の教職員や一般など1,000人が講演を聞きました。
秋山さんは、東京都生まれの64歳です。
上智大学大学院数学科を修了後、ミシガン大学の数学客員研究員となり、大学教授などを経て、現在は、ヨーロッパ科学院会員、東海大学教育開発研究所所長などを務めています。
秋山さんは、「知識の集積で終わってはしょうがない。生活の中で役立つ知恵に昇華させることが大事」と話し、つめこみ暗記の学習から体験型学習へ、思考のプロセスを重視した教育への転換を訴え、量でなく質を変える必要があると話していました。 -
東京の中学生が上農で体験
東京都の武蔵野市立第三中学校の生徒が、上伊那農業高校で、20日農業体験をしました。
西洋なしの摘果では、上農の生徒が、実の摘み方を中学生に教え、中学生が体験していました。
東京都の武蔵野市立第三中学校は、総合的な学習の一環として、毎年この時期に1年生が4泊5日の体験学習をしています。
上伊那農業高校を第2の学校と位置づけ、127人が摘果のほか、農業機械に乗ったり、丸太切りを体験しました。
第3中学校では、「自然とふれあい、自然や自分のあり方を主体的に考えて欲しい」と話しています。
生徒たちは、明日大町市で田植えやそば打ち、ジャム作りなどを体験することになっています。 -
高遠町の高遠第一保育園でヨモギ団子作り
伊那市では、毎月19日を食育の日としています。
これにあわせ、高遠町の高遠第一保育園で19日、ヨモギ団子作りが行われました。
19日は、高遠第一保育園の年中と年長園児およそ40人が、ヨモギ団子をつくりました。
伊那市では、子ども達に食に関心を持ってもらおうと、毎月19日を食育の日としています。
園児達は、茹でたヨモギをすりこぎで潰し、白玉粉と小麦粉を混ぜていきました。
高遠第一保育園の伊藤あけみ副園長は「昔ながらの食文化に触れ、楽しみながら食に興味を持ってもらいたい」と話していました。 -
南箕輪中学校伝統 経ケ岳強歩大会
南箕輪中学校の伝統行事、経ケ岳強歩大会が18日開かれました。
朝7時強歩大会に参加した生徒は大芝高原をスタートし、ゴールとなる経ケ岳を目指しました。
経ケ岳強歩大会は、今回で59回を数える南箕輪中学校の伝統行事で全生徒464人中、418人が参加しました。
ゴールとなる経ケ岳8合目は、標高が2035mで、スタート地点となる大芝高原との標高差は1235m、距離にして8.3キロあります。
ゴールまでの制限時間は、4時間半で、上位を目指し、走る生徒や、制限時間内での完歩を目指す生徒など思い思いのペースで山道を登っていました。
今年は男子優勝が3年生で野球部の高井ジュリアン君でタイムは1時間34分23秒でした。
高井君は去年に続き2年連続の優勝となります。
女子優勝は1年生で陸上部の清水彩音さんでタイムは1時間43分59秒でした。 -
仁組 西天の水で米を栽培
伊那小学校5年仁組は18日、西天竜用水路の水を使った田んぼで田植えをしました。
子ども達は、この田んぼで育てた米を販売し、売上を西天への不法投棄防止を呼びかけるチラシの製作にあてる計画です。
この日は、伊那市山寺の田んぼで、児童が苗を手で植えていきました。
去年8月、西天竜用水路を見学した時に、ごみが多く捨てられている事を知った児童は、ごみ拾いをしたり、不法投棄防止を呼びかけるポスターやチラシを配るなどの活動を続けています。
この日は、西天の水を使った田んぼで米を育てて売り、そのお金でチラシやポスターを作ろうと田植えを行いました。
苗を植えたのは学校が借りている、山寺高尾町の7.4aの田んぼで、西天の水を引いて米を育てています。
田植えをボランティアで指導した、地元農家の伊藤啓次郎さんによりますと、この周辺の田んぼは天竜川より高いところにあり、昔から、農業用の水を確保する事に苦労していたといいます。
稲は、今後、伊藤さんと子供達が手押しの除草機を使って草取りなどを行い、9月下旬に収穫して販売するという事です。 -
チェーンソーを使って作った木の作品を保育園に寄贈
伊那市ますみヶ丘の薪ストーブ販売業小野沢武生さんは、チェーンソーを使って作った木の作品を17日、伊那市の伊那西部保育園に寄贈しました。
寄贈されたのは、高さ100センチ、直径30センチの木を使って作ったアニメキャラクターの「トトロ」と「猫バス」です。
去年4月の大雪で折れた高遠城址公園の桜の木を使って製作しました。
小野沢さんは「毎日保育園にくればトトロや猫バスに会えます。桜の妖精が入っていると思うのでかわいがって下さい」と園児に話しかけていました。
この後、園の庭でトトロとネコバスを使ってリレー競走が行われ、小野沢さんは子ども達に声援を送っていました。
伊那西部保育園の春日朝子園長は「自然に囲まれたこの保育園のシンボルとして大切にしていきたい」と感謝していました。
園児達は、小野沢さんに歌のお礼をしていました。 -
新宿区の小学生が間伐体験
新宿区の小学生が、伊那市のますみヶ丘平地林にある新宿の森で16日、間伐体験をしました。
間伐を体験したのは、落合第6小学校の6年生30人です。
新宿の森は、伊那市と新宿区の間で締結されている協定に基づいて設けられているおよそ0.4ヘクタールです。
新宿区では、身近にない自然環境の中で様々な体験をする移動教室を定期的に行っています。
児童達は、伊那谷森と自然を結ぶ協議会のメンバら6人からのこぎりの使い方などの指導を受け、木を切っていきました。
児童達は高さ25メートルの木の間伐も見学。
ゆっくりと木が倒れていくと、歓声をあげていました。
伊那谷森と自然を結ぶ協議会の稲辺謙次郎理事長は「実体験を通して自然の素晴らしさを感じてもらえたらうれしい」と話していました。
17日は、田植えを体験するということです。 -
伊那北高校で震災援助活動講演会
伊那北高校1年生を対象にした講演会が12日開かれ、生徒や保護者が東日本大震災の援助活動の報告を聞きました。
講演会は、保護者・教員・生徒の集いの中で開かれたものです。
東日本大震災の援助活動をした伊那市の職員3人を講師に迎え、話を聞きました。
監査委員事務局の伊藤一真さんは、福島県会津若松市で、生活物資の受け渡しなど避難所の運営支援をしました。
伊藤さんは、「避難所では温かい食事が出され、近くの温泉に入ることもできる状況ではあったが、被災者の大変さを強く感じた」と話していました。
水道部の伊藤勇司さんは、宮城県塩釜市で、被災者に直接水を提供する給水支援をしました。
伊藤さんは、「水の大切さを被災者から教わった。水の持ち運びに給水袋が役に立ち、喜ばれた。今後の必需品だと思う」と話しました。
伊那消防署の山岸浩示さんは、宮城県内各地で緊急援助隊として救急活動や行方不明者の捜索活動をしました。
山岸さんは、「何不自由ない生活が全て失われるのが災害。普段から災害に対する危機感を持つことが大切」と生徒に呼び掛けていました。 -
野溝嘉彦画業30周年記念展
伊那市東春近在住の洋画家、野溝嘉彦さんの画業30周年記念展が11日から、西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には伊那谷や木曽、安曇野など信州の風景を描いた油絵およそ40点が展示されています。
今回の展示は、野溝嘉彦さんが画業に専念して30年の節目を祝う記念展として開かれました。
野溝さんは現在74歳。会社勤めをしながら絵を描いていましたが、絵に専念しようと会社を辞め、30年が経ちました。
年に5回ほど全国で個展を開くなど精力的に画業に取り組んでいます。
今回の展示作品は6号から100号まであり、ほとんどが近作ということです。
野溝嘉彦さんの画業30周年記念展は24日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
お釈迦様の誕生日を祝う花まつり
お釈迦様の誕生日を祝う花まつりが10日、伊那市西箕輪の中条公民館で行われました。
花まつりには、中条区の住民と近くの西箕輪南部保育園の園児あわせておよそ70人が訪れ、お釈迦様の誕生日を祝いました。
花まつりは、お釈迦様の生まれた日に甘い雨が降ったと言われていることから、4月8日の誕生日にお釈迦様の形をした像に甘茶をかけて祝います。
中条区では、毎年5月8日に花まつりを行っていましたが、今年は8日が日曜日で園児が参加できないことから、日にちをずらして行いました。
園児らは、交代で甘茶をかけると、手を合わせていました。
中条区の白鳥準一区長は「様々な伝統行事を子供達に経験してもらい、これから先も引き継いでいってもらいたい」と話していました。
園児らは、お礼に感謝の気持ちを込め、歌のプレゼントを贈りました。 -
音楽で岩手の高校吹奏楽部支援
東日本大震災で被災した、岩手県陸前高田市の高田高校吹奏楽部を支援する、チャリティーコンサートが8日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
チャリティーコンサートは、東日本大震災により、楽器や楽譜等が津波に流され、活動ができなくなった、高田高校を支援しようと、上伊那中学校吹奏楽連盟が企画しました。
コンサートには、上伊那の中学校や高校、一般12団体、約350人が参加しました。
ステージでは、訪れた人達に楽しんでもらおうと、出演団体がポップスやアニメソングなど、様々なジャンルの曲を演奏しました。
チャリティーコンサートの発起人の一人、上伊那中学校吹奏楽連盟の小林孝行理事長は「高田高校吹奏楽部が今年度のコンクールに出場できるよう支援できれば」と話していました。
コンサート会場入り口では、募金箱が置かれ、生徒達が、義援金や、被災地へ送る楽器の提供を呼びかけていました。
コンサートで集められた義援金は全額、高田高校吹奏楽等に送られる事になっています。
小林さんによると、部員50人程の高田高校吹奏楽部が、震災前と同じように楽器などの道具を揃え、活動するには、およそ1千万円以上必要になるということです。 -
大槻武治さん 著書の出版記念講演会
箕輪町の元教育長で、現在は作家として活動している大槻武治さんの著書「保科正之人生道中記」の出版記念講演会が7日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。
会場には、出版委員会のメンバーを中心におよそ50人が集まりました。
大槻さんが出版した歴史小説「保科正之人生道中記」は、正之が江戸から会津若松へ向かう道中、正之が人生を振り返るというストーリーです。
大槻さんは「実際の歴史にとらわれず、自由な感覚で読んでもらいたい」と話していました。
この日は大槻さんが、正之が現代に生きていたらどんなことを考えるか、をテーマに講演をしました。
大槻さんは「正之の民を思う気持ちは、大震災が発生した今だからこそ学ぶべきことが多くある」と話していました。
また講演の後には大河ドラマをつくる会の伊東義人副会長がこれまでの経過を説明し、ドラマ化の実現を目指し、さらなる協力を呼びかけていました。 -
南箕輪村大泉勝光寺で花まつり
6日、南箕輪村大泉の勝光寺で月遅れの花まつりが行なわれました。
花まつりは、一般的には、4月8日ですが、勝光寺では、花見堂に飾る花が咲きそろわないとの理由からひと月遅れで行なわれています。
6日は、近くの南箕輪西部保育園の園児がお釈迦様に甘茶をかけ、手を合わせていました。
園児たちは、水筒に甘茶を入れてもらいお土産として持ち帰っていました。 -
わんぱくひろば 災害について考える
ども達が自然に親しみながら遊ぶわんぱくひろばが伊那市の春日公園で、29日、行われました。今年は、災害について考えるコーナーが数多く設置されました。
わんぱくひろばは、30年以上続く恒例の行事で、ボウイスカウト等、市内の団体がコーナーを設けました。
今年は東日本大震災をうけ、多くの団体が「災害」について考えるコーナーを出していました。
このうち、非常食を作りのコーナーでは、空き缶を使いコメを炊く方法を教わりました。
参加した子ども達は、缶切りを使い上蓋部分を取り除くと、空き缶を飯ごう代わりに、コメを炊いていました。
被災地へのメッセージボードでは、油性ペンなどを使い、応援の言葉が書きこまれていました。
参加したある保護者は、「遊びながら災害や被災した人達の事を考え、思いやる心が養われれば」と話していました。
また、会場には、特設の遊具が設置され、春日公園には子供達の元気な声が響いていました。 -
でんがく寺子屋 開講
伊那市富県を拠点に活動する、歌舞劇団田楽座の伝統芸能講習会「でんがく寺子屋」が30日、富県の稽古場で開かれました。
30日から一泊二日の日程で行われた講習会には、県内外から8人が参加しました。
でんがく寺子屋は、伝統芸能の楽しさや魅力を感じてもらおうと開かれました。
この日は、参加者が2つのグループに別れて、花笠踊りと南京玉すだれの指導を田楽座のメンバーから受けました。
花笠踊りでは、基礎の動きとなる足腰の動かし方や、花笠の動かし方などを指導していました。
また南京玉すだれでは、参加者がすだれを釣竿に見せる動きを学んでいました。
ある参加者は「日本の伝統芸能をプロから教わることができて良かった」と話していました。
でんがく寺子屋は、4日、5日にも一泊二日の日程で開かれることになっています。 -
災害のあった今、保科正之公のドラマ化を
生誕祭の一環として、高遠町総合福祉センターやますそで、保科正之公の大河ドラマ化を目指してと題し、パネルディスカッションが行われ、パネリストからは、震災のあった今、正之公の指導力を学ぶべき等の意見が出されていました。
パネルディスカッションは、直木賞作家で伊那市ふるさと大使の中村彰彦さんや会津若松市長の管家一郎さん、猪苗代の偉人を管がる会会長の江花俊和さん、保科正之公の大河ドラマをつくる会副会長の伊東義人さんの4人をパネリストに迎え行われました。
中村さんは「西暦1657年江戸市街の大半を焼き、死者10万人を出したと言われる明歴の大火で、正之公は、民の幸福を第一に考え復興に尽力した」と話し、指導力を評価しました。
菅家さんは、東日本大震災があった今だからこそ、「正之の生き方を、NHKは信念をもって伝えるべき」、江花さんは「保科正之公の指導力が、今の政治に求められている」と話していました。
最後に、伊東さんは「あきらめずに広域的な運動を続け、一日でも早く署名を50万人の大台に乗せ、NHKへ10回目の要請をしたい」と話していました。
NHK大河ドラマ化に向けた署名は、29日現在、44万378人となっています。 -
保科正之公 生誕400年を祝う
今年は、旧高遠藩主保科正之公生誕400年。
伊那市高遠町では、生誕祭などが29日行われ、正之公の功績を振り返りました。
伊那市高遠町歴史博物館にある、石像の前で生誕祭が行われ、市内のほか、正之ゆかりの福島県会津若松市や猪苗代町から合わせて、80人が参加しました。
保科正之公の大河ドラマをつくる会会長の白鳥孝伊那市長は「400年たっても尚、偉業を私達に伝えている。
保科正之公の大河ドラマ化を出来るだけ早い時期に実現させ、災害時に強い指導力を発揮した正之を全国、全世界に発信していきたい」と挨拶しました。 -
幼保小連携推進委員会
保育園と小学校の連携をはかる「幼保小連携推進委員会」の今年度1回目の会議が27日に開かれ、今年4月から小学校に派遣されている保育士が報告を行いました。
伊那市は、小学校と保育園の連携を進め、それぞれの教育に活かしていこうと、今年4月から保育士を1人ずつ、伊那小学校と伊那北小学校に派遣しています。
この日は、その保育士2人から報告がありました。
このうち伊那小学校に派遣されている保育士からは「小学校では全体の指示で子供達は動いているので、取り残されてしまう子供もいる。わからない事、困っている事を、教師に自分の言葉で伝えられるような教育が保育園で必要と感じた」と話していました。
委員会は今後、月1回開かれ意見交換するほか、小学校に入学した時に親しみやすいよう、年長と5年生との交流などの推進を検討していくという事です。 -
放課後英語でエコレッスン
南箕輪村の英語教室「放課後英語」は、地球環境について考えるアースデーにあわせたエコレッスンを南殿の教室で開きました。
南箕輪村の翻訳事務所が開いている「放課後英語」には、保育園児から大人まで約70人が学んでいます。
毎年、4月22日のアースデーにあわせ、環境について学ぶエコレッスンを行なっていて、19日は、保育園児を対象にしたレッスンがありました。
地球について学んだあと、地球はなぜ青いのか、雨は、どこから降ってくるのか、などのクイズが出題されました。
子どもたちを指導している天田美咲さんは、「きれいな地球ですごすには、リサイクルが大切です。」と呼びかけていました。
このエコレッスンは、小学校低学年、高学年、大人も対象に21日まで行われました。 -
日本画県展90作品並ぶ
公募による日本画の展示会、日本画県展が、伊那文化会館で開かれています。
日本画県展は長野県日本画会が開いているもので、今年で40回目となります。
会場には、人物や、風景などを描いた作品90点が出品されています。
県日本画会によりますと岩絵具を使って描く日本画は、幾重にも塗り重ねることで、深みのある色あいが出せるということです。
県日本画会伊那支部からの出品作品のうち、入賞したのは、安藤知子さんの作品「野」です。
奨励賞を受賞した安藤さんの作品は、庭にある石像を描いたもので、石像の灰色と草の緑の対比のバランスが評価されたということです。
日本画県展は24日まで伊那文化会館で開かれていて、26日からは会場を松本市美術館に変えて開催されます。 -
伊那弥生ヶ丘高校 100周年記念植樹
明治44年の開校から今年で100周年を迎える伊那弥生ヶ丘高校で23日、記念植樹が行われました。
この日は同窓会員や在校生など50人が参加し、記念植樹が行われ、同窓会の有賀美知子副会長や小田部宙生徒会長ら4人が桜の苗木を植えました。
伊那弥生ヶ丘高校は、伊那実科女学校として明治44年に旧上伊那図書館、現在の伊那市創造館付近に創設されました。
その後、大正9年に高等女学校令を受け、名前を伊那高等女学校と改めました。
昭和24年に近くの高校と統合して現在の伊那弥生ヶ丘高校となり、昭和52年に男女共学となって現在に至ります。
式典の中では、伊那高等女学校時代の校歌と現在の校歌が音楽クラブによって披露され、参加した同窓会員らも口ずさんでいました。
有賀副会長は「100周年は卒業生として感無量。私が入った時は戦後だった。桜をきれいと思えるような平和な日々が今後も続くことを切に願います」と話していました。
小田部生徒会長は「地域の人たちや卒業生のみなさんの支えがあって100周年を迎えられた。新たな10年、100年に向けて頑張っていきたい」と話していました。
伊那弥生ヶ丘高校では、10月に100周年記念式典を伊那文化会館で開くことにしています。 -
伊那西小学校 キノコの菌打ち
伊那市の伊那西小学校の児童は20日、シイタケなどのキノコの菌打ち作業を体験しました。
この日は、全校児童63人が、校舎隣りの学校林で作業を行いました。
伊那西小では、毎年、自然を守り育てる「みどりの少年団」の活動の一環でキノコを栽培しています。
この日は、シイタケ、ナメコ、クリタケの菌が入った種駒(たねごま)を、90センチに切った原木に埋め込みました。
駒は、土の上に落とすと雑菌が入り別のキノコが生えてしまうという事で、子ども達は落とさないよう慎重に作業していました。
駒をすべて埋め込んだ原木は学校林で保管し育てます。
キノコが生えてくるのは来年秋以降で、給食の食材にしたり、地域に販売して、学習活動費用にあてるという事です。 -
「坂の上の雲」プロデューサー西村さん講演会
NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」のエグゼクティブプロデューサー西村与志木さんの講演会が16日、伊那文化会館で開かれました。
これは、伊那北高校の同窓会やPTAが行っている「クロスペンアカデミー」の一環で開かれたものです。
西村さんは、伊那市長谷出身で昭和46年に伊那北高校を卒業。東京大学を経てNHKに入りました。
西村さんが制作に関わっている「坂の上の雲」は、司馬遼太郎さんの小説をもとに描かれた、日露戦争を題材にしたドラマです。
2009年、2010年と年末にスペシャルドラマとして放送され、今年の年末にも第3部が放送されることになっています。
西村さんはドラマを作るきっかけとして、大学時代に実家に帰った時、父親が買ってきた小説が「坂の上の雲」だったと当時を振り返り「親が買ってきた本なんか読むものかと思ったが、当時の自分にとってとてもおもしろい内容だった。読み終わった時、どうにか映像にならないものかと考えた」と話していました。
また、実際の映像を上映しながら、撮影場所の多さや特殊撮影について説明しました。
西村さんは「明治時代、日本人は坂の上の雲を目指して強い向上心を持っていた。日本は今落ち込んだ雰囲気だが、これからの日本がどうなるかは、みなさんがこれからどうしていくかにかかっている」と高校生に呼びかけていました。