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富県小学校で全校児童が焼き芋楽しむ
伊那市の富県小学校で8日、全校児童が焼き芋をして楽しみました。
学校内にある畑ではたき火が行われ、子どもたちがアルミホイルに包んだサツマイモを熾きに投げ入れました。
富県小学校では毎年、全学年がそれぞれサツマイモを栽培していて、全校児童で焼き芋を楽しんでいます。
1時間ほど経つと、芋が焼きあがります。子どもたちは、ホイルから芋を取り出していました。
体育館に集まり、全員で給食です。
出されたトン汁に入っているダイコン・ニンジンなどの野菜はすべて富県小学校の子どもたちが育てたものです。自宅から持ってきたおにぎりとともに、焼き芋やトン汁を味わいました。
子どもたちは、学年を超えた縦割り班で、給食を楽しんでいました。
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秋の叙勲 北原康弘さん
2018年秋の叙勲。
消防団員として長年地域の防災に携わり、消防功労で瑞宝単光章を受章した伊那市高遠町山室の北原康弘さん(65)の喜びの声です。
受章した今の気持ちは・・・
「長く消防をやっていて、こういう章を受けるとは思わなかった」
伊那市高遠町山室の北原康弘さん65歳。
20歳の時に消防団に入団し、56歳までの36年間、地域防災のために尽力しました。
実際の火事現場での体験について・・・
「山火事や人家の火事がまわりにあった。水をかけても消えないということで、無線を使いながら指示を出した覚えがある」
退団までの2年間は、三義分団長として指揮をとり、団員の安全確保に力を注ぎました。
心掛けてきたこと・・・
「事故を起こさないように、徹底した指導を先頭に立ってやった覚えがある」
これからを担う若い人達には「自分の地域は自分たちで守る」という精神を引き継いでもらいたいと話します。
後輩団員に伝えたいこと・・・
「(団員それぞれが)機関を動かせるよう訓練し、安全な街づくりを重点に活動してほしい」 -
指導者らの力作並ぶ 書晋展
上伊那の書道の指導者らでつくる書晋会の「第23回書晋展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで6日から始まりました。
上伊那の書道教室の指導者らが、毎年作品展を開いていて、会場には書のほか、篆刻、刻字、硯など、会員12人の作品およそ80点が並んでいます。
小林二葉さんの作品は、長野市にある樹齢1200年の桜を見て詠んだ句を書にしたためたものです。
表具師をしている元木真静さんの作品は、銀箔を貼った屏風を丸めて作品に仕上げたものです。
書晋会では「様々な手法の作品が並んでいるので楽しんでもらいたい」と話していました。
第23回書晋展は、12日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています -
南箕輪村 村民文化祭
南箕輪村の文化団体の発表の場、村民文化祭が、3日・4日の2日間、行われました。
村民センターでは、公民館活動で制作した作品展示や、ステージ発表が行われました。
作品展示では、ちぎり絵や陶芸作品など村民が取り組んできた作品が展示されていました。
センターの2階では、公民館活動で表千家を学ぶメンバーとわくわくクラブで茶道を学ぶ子どもたちがお点前を披露していました。
訪れた人たちは作法を教わりながら、お茶を楽しんでいました。
体験した子どもたちは、「緊張したけれど、伝統に触れられて面白かった」と話していました。
ステージでは、村内で活動する36団体が篠笛や合唱など様々なジャンルの発表を行いました。
主催した南箕輪村文化団体連絡協議会の原 俊朗会長は、「村内で活動する文化団体が一堂に会して心の交流につなげたい。村の一体感、まとまりが醸成されればうれしい」と話していました。
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小倉 孝一さん集大成の彫像展
南箕輪村北殿の小倉孝一さんは、長年趣味で制作してきた彫像の集大成となる展示会を開きました。
展示会は、南箕輪村の北殿公民館で3日・4日の2日間にわたり開きました。
小倉さんは、現在86歳。小学校の教諭として勤める傍ら、25歳から趣味として彫像を始めました。
粘土で像を作り、型を取って石膏を流し込んで作る彫像は、体力が必要なため、彫像の制作活動は60歳で終えました。
作った像は100体を超えていて、今回は集大成として、お気に入りの作品30点ほどを選んで展示会を開きました。
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キャリア教育フェス初開催
伊那市内のすべての中学2年生が企業や地域団体のブースを巡る「伊那市中学生キャリア教育フェス2018」が2日伊那市民体育で開かれました。
実行委員会によりますと、市単位で行うキャリア教育のイベントは全国初だという事です。
開会式は市内全ての中学2年生650人と出展者などが参加し行なわれました。
最初に中学校の校旗を持った生徒が順番に入場し、その後、荒井の獅子舞や狐島の長持ちが披露され、会場を盛り上げました。
また、今回のイベントのテーマ「未来につなげる一つの出会い」が発表されました。
開会式が終わると、生徒達は出展した企業や地域団体など94ブースを見学しました。
春富中の保護者で作る団体は、夢がかなった事を前提に祝う「予祝」(よしゅく)で生徒達にエールを送りました。
ドローンスクールのブースではシミュレーターを使った操縦体験をしました。
酪農家で作るグループのブースでは子牛が牛乳を飲む器具を使って搾乳体験をしました。
製造業のブースでは、担当者から説明を聞きながら金属の加工を実際に行ったり、アルミとコップ使い電気を貯める仕組みについて学んでいました。
伊那市ではこれまで中学校単位でキャリア教育のイベントを行ってきました。
より多くの中学生に地域の未来について考えてもらおうと、今回は全国で初めて市内の中学校全てが参加するキャリアフェスを開催しました。
伊那市では来年度以降も同様のキャリア教育フェスを開催していきたいとしています。
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特別支援 児童生徒の作品展
上伊那の小中学校の特別支援学級と伊那養護学校に通う児童や生徒の合同作品展が2日から伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
会場には、絵画や段ボールで作った作品など児童と生徒の作品およそ700点が展示されています。
作品展は、子ども達の発表の場と地域の人に障害者に対する理解を深めてもらおうと毎年開かれていて今年で45回目です。
ガラス瓶の周りに紙粘土を使って作った花瓶や、ハロウィンの時に作った壁飾りなどが並べられています。
伊那養護学校の教諭は「多くの人に見てもらい、子ども達の表現を受けとめてもらいたいです」と話していました。
作品展は、6日火曜日まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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伊那市で中部連合音楽会
伊那市内の小学6年生が音楽を通して交流する中部連合音楽会が、伊那文化会館大ホールで31日に開かれました。
音楽会には市内15の小学校の6年生が参加し、学校ごと合唱を披露しました。
このうち伊那北小学校の6年生94人は福島県の中学生が震災後に作詞した「群青」という曲を歌いました。
音楽会は日ごろの練習の成果を発表し音楽を通して学校どうし親睦を深めようと毎年開かれています。
主催した中部教職員会では「歌詞の意味を考え気持ちをひとつにして取り組んできた成果を発表し、小学校時代の良い思い出をつくってもらいたい」と話していました。
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高遠文芸賞 募集開始
「高遠」をテーマにした小説やエッセイ、旅行記などを初めて全国から公募する高遠文芸賞の募集が、11月15日から始まります。
31日、高遠文芸賞実行委員会のメンバーが記者会見を開き概要を説明しました。
高遠文芸賞の募集はあすから来年3月末まで行われます。
審査員は長野県立歴史館の笹本正治館長と、高遠町出身の小説家、島村利正の研究者で長野高校教諭の六川宗弘さんらが務めます。
入賞作品は伊那市の製本所、美篶堂が製本し入賞者に賞品として渡されます。
実行委員会では「寄せられた作品をもとに人から人へ伝わる本を作りたい」と話していました。
応募方法など記載されたチラシは市内の図書館などに置かれるほか、環屋で電話による問い合わせも受け付けています。
環屋 電話94-2251(木曜日定休)
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南箕輪小児童 どんぐり拾い
南箕輪村の南箕輪小学校の1年生は、大芝高原みんなの森で24日、どんぐりを拾いました。
1年生約120人が、大芝高原のみんなの森でどんぐりを拾いました。
畑に撒いて苗にし再びここへ植樹するための、クヌギやコナラの実です。
この日は大芝高原の環境整備を行っている大芝親林(しんりん)自然保護の会のメンバーや信州大学農学部の学生なども一緒に拾いました。
村では、松くい虫対策として高原内の一部で広葉樹への樹種転換を進めて、今年で7年目になります。
この日拾ったどんぐりは農学部で来年春まで保存され5月に子ども達が一緒に畑に撒きます。
その後2~3年かけて80センチほどに成長させた苗を再び大芝高原に植える計画です。
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池坊家元の講師が巡回講座
池坊家元の講師が全国を巡回し、最新の生け花情報を紹介する講座が、伊那市のいなっせで28日に開かれました。
講師は池坊中央研修学院の豊田光政さんが務め、デモンストレーションを行いました。
巡回講座は華道家元池坊が全国約180か所で開催しています。
会場には上伊那で教室を開いている指導者や一般など250人が集まりました。
デモンストレーションでは、秋アジサイを使った生け花が紹介されました。
豊田さんは「素朴に植物の美しさを引き出して生けましょう。洋花も時代考証の必要がなければ使っても構いません」とアドバイスしていました。
池坊伊那支部では「新しい技術やアイディアを吸収し今後のステップアップに繋げていきたい」と話していました。
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伊澤修二記念音楽祭 功績を顕彰
現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績を顕彰する「伊澤修二記念音楽祭」が27日開かれました。
第一部は高遠町文化体育館で、高遠町を中心に小中高校生が出演しました。
オープニングファンファーレとして、高遠小学校お囃子クラブがオリジナルの「高遠コヒガンばやし」を演奏しました。
東京芸大音楽学部の佐野靖教授のアイデアを元にお囃子クラブが作曲しました。
高遠北小学校の5年生は音楽劇「じごくのそうべえ」を披露しました。
綱渡り中に足を滑らせ地獄行きとなった軽業師のそうべえが生き返ろうとする物語です。
高遠高校は、明治時代につくられた上伊那の地理や歴史を歌った曲「上伊那地理歴史唱歌」を披露しました。
伊澤修二は伊那市高遠町出身で、東京音楽学校、現在の東京芸術大学の初代校長を務め、現代音楽教育の基礎を作ったとされています。
音楽祭は、昭和62年に東京芸大の創立100周年を記念して開かれ、今年で32回目となります。
第2部は、伊那文化会館で開かれ、東京芸大シンフォニーオーケストラの演奏に合わせ、市内の中学生合唱団が歌声を披露しました。
演奏会の模様は、第1部は11月17日から、第2部は24日から、ご覧のチャンネルで放送します。
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加藤さん夫妻作品展
去年11月にドイツから伊那市美篶に移住した彫刻家の加藤邦彦さんと画家の温子さん夫妻の作品展が高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
彫刻家の邦彦さんは木彫や石彫作品67点を、画家の温子さんは油彩画や石版画57点を展示しています。
2人は愛知県出身で1976年にドイツへ渡りました。自然をテーマに創作活動を続け、ヨーロッパ各地で個展を開いてきたという事です。
こちらは邦彦さんがドイツ産のブナの木を使って制作した作品です。深海に住む動物と水滴が融合したイメージを表現したという事です。
こちらは温子さんの油彩画です。植物の現在、過去、未来が表現されています。
2人は4年前に信州高遠美術館で個展を開きました。その時に自然豊かな場所で芸術活動をしたいと伊那市に移住を決め、現在、美篶に暮らしています。
加藤邦彦さん・温子さんの移住帰国展は12月2日まで信州高遠美術館で開かれています。
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組曲「仁科五郎盛信」児童が演奏
伊那市の東春近小学校で音楽会が26日に開かれ6年西組の児童は高遠城での武田軍と織田軍の戦いをテーマにした組曲「仁科五郎盛信」を演奏しました。
この曲は伊那市の音楽家伊藤聡さんが作曲したものです。
幼い頃、祖父から聞かされた盛信の話を題材に高遠城での戦いや騎馬が駆け抜けるシーンなどをイメージして作りました。
原曲は20分ありますが、今回は小学生でも演奏できるよう6分に編曲しました。
伊藤さんと東春近小学校の音楽教諭が親しい事から6年西組の児童が演奏する事になりました。
子ども達は、音楽会に向け9月から練習を始め、高遠城の戦いについても勉強してきたという事です。
音楽会では1年生から6年生までの各クラスや学年ごとの発表、PTAによる合唱なども行われました。 -
長谷の給食が甲子園決勝へ
来月東京で開かれる給食甲子園の決勝に出場が決まった長谷学校給食共同調理場の調理師と栄養教諭が26日長谷中学校で出場報告をしました。
出場報告をしたのは原真理子栄養教諭と調理を担当する柿木美幸さん、伊藤由美さんの3人です。
給食甲子園はNPO法人21世紀構想研究会が行っているもので全国から1701件の応募があり決勝の12件に選ばれました。
予選では地場産物を使いその特色が生かされているかが審査され
たということです。
長谷学校給食共同調理場では長谷中学校と長谷小学校に給食を提供していて給食甲子園出場は今回が2回目です。
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公立高校募集定員発表
長野県教育員会は、来年度の公立高校の生徒募集人員を、25日に発表しました。
今年度と人数が変わった学校はありません。
上伊那8校の募集人員は次の通りです。
辰野普通は120人、商業40人の募集です。
高遠高校は普通120人の募集です。
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第5回北彩の会展示
上伊那のメンバーでつくる絵画教室「北彩の会」の第5回作品展が、伊那市のいなっせ2階展示ホールで開かれています。
会場には、北彩の会のメンバー12人による作品45点が並んでいます。
国画会会員の画家・北原勝史さんが指導する教室で、それぞれが自分の好きなモチーフを描いています。
生涯学習の教室を提供していたペアーレ伊那の絵画教室が始まりで、現在はぶぁんて・あんで週に1回学んでいます。
北彩の会の作品展は、30日(火)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
山田姉妹と女声合唱グループ エーデルワイス
テレビやラジオに出演しているソプラノデュオ、山田姉妹と地元の女声合唱グループエーデルワイスのジョイントコンサートが22日伊那市のいなっせで開かれました。
山田姉妹は神奈川県出身で姉の山田華さんと妹の麗さんは二卵性の双子です。
共に音楽大学の声楽科を卒業後テレビやラジオに出演している
ほかコンサートを開くなど音楽活動を行っています。
ジョイントコンサートでは地元の女声合唱グループエーデルワイスも澄んだ歌声を披露しました。
指揮者の横山奏さんは2012年に伊澤修二記念音楽祭で伊那を
訪れて以降、伊那の合唱グループの指揮を務めるなどして交流が
続いています。
横山さんは今月14日に開かれた東京国際音楽コンクール指揮者部門で2位入賞を果たしています。
山田姉妹・エーデルワイスジョイントコンサートには満席となる
約300人が訪れ澄んだ歌声に耳を傾けていました。
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上伊那創造ものづくりフェア
小中学生が家庭科や技術家庭科の授業で制作した作品を展示する第15回上伊那創造ものづくりフェアが、伊那市のいなっせで21日まで開かれています。
会場には20校から寄せられた230点が展示されています。
小学5年生から中学3年生までの児童、生徒が今年度の授業で制作したものです。
ものづくりフェアは、日頃の学習の成果を地域住民や保護者に見てもらい、子ども達にものづくりの楽しさや魅力を実感してもらおうと、上伊那教育会などが毎年行っています。
中学生の作品は審査が行われ、優秀作品数点が県のコンクールに出品される事になっています。
上伊那創造ものづくりフェアは21日まで、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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創造館自主制作映画祭
今年で4回目となる伊那市の創造館自主制作映画祭が、20日に開かれました。
作品の中に伊那の物品や景色などかかわりのあるものを取り入れた公募作品のほか、各地の上映会で話題を呼んだ招待作品など16作品が上映されました。
伊那をテーマにした公募作品の中には、蜂の子を演出の中に組み込んだり、撮影を市内のそば店で行ったものもありました。
内容は、ドキュメンタリータッチのものやコメディータッチのもの、SFものまで幅広いジャンルの作品が集まりました。
作品の合間には、監督が撮影秘話や裏話を披露し会場を沸かせていました。
映画祭には、地元上伊那をはじめ、遠くは、大阪や千葉からも作品が寄せられました。 -
上の原保育園さつまいも収穫
伊那市の上の原保育園の園児は5月に苗を植えたさつまいもの収穫を19日に行いました。
畑に広がったツルを年長園児が取り除くと、土の表面からサツマイモが顔を出しました。
保育園近くの畑で年長と年中の園児約70人が収穫を体験しました。
地域住民でつくる上の原保育園を育てる会のメンバーから植え方を教わり5月に苗植えしたさつまいもです。
今年は出来が良いという事で大きく育ったものは協力して周りの土を手で堀りながら収穫していました。
さつまいもは、スイートポテトを作って全員で味わうという事です。
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高校入試第1回予定数調査公表
長野県教育委員会は、来年度の高校入学志願者を対象に行った1回目の予定数調査をまとめ19日発表しました。
伊那北の普通は定員200人に対し293人が志願を予定しています。
それでは、上伊那8校の志願予定者数です。
辰野普通は前期39人、後期54人です。
商業は前期6人、後期10人です。
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ラストコンサートに向け練習
伊那市の春富中学校吹奏楽部のラストコンサートが28日に伊那文化会館で開かれます。
コンサートを間近に控え部員らは熱の入った練習を行っています。
吹奏楽部は55人で活動していて、来月埼玉県で開かれるマーチングバンドの関東大会に長野県代表として出場します。
これまではラストコンサートが3年生にとって最後のステージとなっていました。
しかし今年は、関東大会へ出場することからさらなるレベルアップを目指しています。
コンサート当日はマーチングバンドやポップスなど20曲を披露します。
春富中学校吹奏楽部のラストコンサートは28日・日曜日午後1時半から伊那文化会館大ホールで開かれます。 -
宮澤梅径さん刻字展
伊那市在住の書家・宮澤梅径さんの刻字展が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
会場には、宮澤さんの作品60点ほどが並んでいます。
10年ぶりとなる個展です。
刻字は、書いた字を彫刻するもので、篆書といわれる漢字のもととなった中国の古い文字を主に刻んでいます。
宮澤さんは、中央で活躍する刻字作家で、後進の指導にも力を注いでいるということです。
宮澤梅径さんの刻字作品展は、23日(火)まで伊那市坂下のはら美術で開かれています。
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変貌する伊那の里山
長野県林業大学校講師で、元信州大学農学部講師の中堀謙二さんの講演会「変貌する伊那の里山」が14日伊那市の伊那図書館で開かれました。
中堀さんは、変貌する伊那の里山と題し、「森林」「動物」「人々の自然観」の3つの項目に分けて講演しました。
「森林」の項目では、江戸時代から現代にいたるまでの伊那谷の森林の変化について資料に基づいた説明がありました。
江戸時代、伊那谷を手中に収めた徳川家康が、耐水性に優れた針葉樹のサワラを伐採し搬出したため、伊那谷のサワラは枯渇。
さらに新田の開発とともに森林は、里山へと変化し、森林は減少。中堀さんは「山に木がなくなり、江戸時代も洪水の悩みを抱えていた。」と話しました。
講演会は、伊那図書館と地域に根差した活字文化の振興を目標に活動している市民団体「いななき学舎」が開きました。
講師の中堀さんも会員のひとりです。 -
行事食特別展「わしらのおごっつぉ」
上伊那地域に伝わる行事食を紹介する特別展「わしらのおごっつぉ」~伝えたい郷土の行事食~が箕輪町郷土博物館で開かれています。
会場には紙粘土でつくった行事食のレプリカや写真など、およそ100点が並んでいます。
結婚式や葬式、七夕、冬至など、行事ごとに地域で振舞われるご馳走を知ってもらおうと開かれました。
学芸員井澤はづきさんは、年越しに振舞われるブリの粕煮について「東信では鮭の粕煮を食べる風習もあるが、ブリは大体が照り焼き。粕煮で伝わっているのは上伊那ぐらいではないか」と話していました。
また、葬儀で振舞われるそうめんについては「振舞っているのは上伊那だけで、ほかの地域ではこういった風習はない。来てくれたみなさんに感謝の気持ちを伝えたいという地域性を感じる」と話していました。
井澤さんは「今は食べなくなった行事食もある。展示を見て料理を知ってもらいたいし、合わせて地域の行事での風習も知ってもらいたい」と話していました。
会場では、展示に関するクイズが行われているほか、料理のレシピも用意されています。
特別展は、11月11日まで箕輪町郷土博物館で開かれています。
入場無料、月曜日は休館となっています。 -
中学生ロボットコンテスト
中学生ロボットコンテストが14日に伊那市創造館で開かれ、ロボットの性能と操作技術を競いました。
工夫を凝らしたロボットの数々。
南信地域の中学生が部活動で制作しました。
紙で作ったアイテムを相手の陣地に入れて点数を競います。
白い箱と青い箱があり、遠くの青い箱に入ると高得点です。
紙飛行機は、さらに高得点となるルールです。
大会には、南信地域の6つの中学校から33チームが出場しました。
11のグループに分かれてリーグ戦を行い、その結果で決勝トーナメントに進みました。
ロボットを操縦する生徒の表情は真剣そのもの。
試合が終わると、ロボットを修理したり、調整したりして次の試合に備えていました。
高得点が決まると、会場は大きな歓声に包まれていました。
大会の結果、茅野東部中学の「起死回生」チームが優勝しました。
11月には、長野市で県大会が開かれる予定です。 -
地域で活動している人から話を聞く
自営業者や福祉関係者など様々な分野で活動している人から話を聞く特別授業が12日伊那市の伊那北高校で開かれました。
講師には伊那北高校出身者を中心に11人が招かれました。
そのうち伊那北高校から東京大学に進み現在、伊那市高遠町で
「豆腐工房まめや」を経営する青木智さんは、これまでの人生を振り返り経験してきたことについて話しをしました。
青木さんは「大学卒業後は会社勤めをしたが、サラリーマンは自分に向いていないことがわかった。今は自然の摂理の中で暮らし、農業を中心とした地域づくりを考えている」と話していました。
特別授業は地域の課題に目を向け、生徒にその解決に向けた取り組みを考えてもらおうと伊那北高校が開いたもので1年生約240人が講師の話に耳を傾けました。
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上農高校文化祭「上農祭」
上伊那農業高校の文化祭、上農祭が13日から始まりました。
13日は校内祭として運動会が開かれました。
全校が紅組と白組に分かれ、3つの種目で競いました。
竹引きの競技では、開始の合図とともに自分の陣地に向け力一杯引いていました。
こちらは全校制作のモザイクアートです。
縦5メートル、横7メートルで、折り紙を貼り合わせ今年のテーマの「上農開花」を表現しています。
教室では、各学科や部活の展示が行われます。
今年は、おにぎり作りや牛とのふれあい、測量など、授業の一部を体験できるコーナーが企画されています。
一般公開は13日午前9時30分から午後2時30分までです。
生徒が育てた野菜や加工品の販売は午前9時45分からで、午前9時から整理券を配布するということです。
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高遠藩ゆかりの武具を展示
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で、地域の個人から借りた高遠藩ゆかりの武具などを展示する特別展が開かれています。
会場には、高遠藩ゆかりの刀剣や鉄砲、甲冑など150点が展示されています。
歴史博物館所蔵のものに加えて今回初めて地域住民に呼びかけたところ、10人から60点の応募がありその全てが展示されました。
こちらは、上山田の76歳男性の家の屋根裏から見つかった刀です。かつて山田村の村役人をしていた家で先祖は高遠藩で料理番をしていた事から、名字帯刀を許されていたという事です。
東高遠に住む87歳の柿木邦夫さんは、甲冑を出展しました。
自身の4代前にあたる柿木門連(かどつら)が高遠藩の代官となった時に入手したという事です。
高遠町歴史博物館では「多くの人に貴重な資料を寄せて頂いた。城下町としての高遠の歴史に関心をもってもらいたい」と話していました。
特別展高遠に残る武具は12月9日まで開かれています。