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柴和彦さん 木の渓流魚展
箕輪町松島で木彫りの渓流魚を制作する柴和彦さんの作品展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、イワナやアマゴ、カジカなど柴さんが制作した木彫りの渓流魚や流木を使用した花台などおよそ200点が展示されています。 こちらのアマゴは、水中で餌に向かって泳ぎ出す姿をイメージしていて、体の赤い斑点や、エラの厚さも表現されています。 20歳のころから渓流釣りが好きだった柴さんは、56歳の時に早期退職し、自宅の隣に工房を構えました。 この作品展は、来月5日(木)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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南箕輪中学校科学技術部 職人から木工技術学ぶ
南箕輪中学校の科学技術部の生徒は、地元の職人から木工技術を学びヒノキを材料に道具箱を作りました。 南箕輪中学校の科学技術部木工班の生徒3人が地元の職人から指導を受けました。 学校や行政、企業などでつくる南箕輪村キャリア教育推進協議会の協力で、2月から4回開かれた講座です。 最終日のこの日は組み立てを行い道具箱を完成させました。 南殿に工房があり地元産の木材を利用した木の製品の製造、販売を行っている(株)やまとわの職人が指導しました。 職人らは、かなづちを使う時は力を入れず重さを利用して釘を打つとよいとアドバイスしていました。 南箕輪中学校の科学技術部は7月に木工チャレンジコンテストの南信大会に出場する事になっていて「今回学んだ事を活かして上位を目指したい」と話していました。
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中尾歌舞伎 後援会来月設立へ
会員の減少などに伴い1年間休止し、来月の公演に向けて活動を再開している伊那市長谷の中尾歌舞伎を支援しようと、後援会設立に向けた動きが始まっています。 29日は、伊那市役所で、後援会の設立を目指す発起人会が非公開で開かれ、会議後に記者会見が開かれました。 後援会の発起人は、白鳥孝伊那市長、松田泰俊伊那市教育委員長、川上健夫伊那商工会議所会頭、長谷地域協議会の伊藤稔会長、中尾区の西村寿区長、元長谷地域自治区長の中山 晶計さんの6人です。 後援会組織として賛助会員を募り、年会費を集めて資金的に保存会をバックアップするほか、会計・広報などの事務的業務を行う組織を整えたいとしています。 後援会組織とは別に、長谷中学校がファンクラブの立ち上げを計画していて、中学生と中尾歌舞伎とのかかわりの中から後継者を育成していきたいとしています。 今後は、当面の間長谷公民館が事務局を務めます。 中尾歌舞伎保存会の活動再開の公演は、来月29日(日)に、中尾座で行われます。
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高遠城合戦の図の屏風 お披露目
伊那市出身で東京都日野市在住の空間デザイナー池上 典(のり)さんが制作した、高遠城合戦の様子を描いた屏風が29日、お披露目されました。 この日は、伊那市の高遠町歴史博物館でお披露目式が行われました。 6枚組の屏風で、高遠城の合戦が描かれています。 戦国時代の天正10年3月2日、武田信玄の五男・仁科五郎盛信が守る高遠城を、織田信長の長男・信忠が攻め落とした様子です。 屏風の端から中央に向かってストーリーが進んでいきます。 富県貝沼の一夜の城に軍を構える信忠。そして本丸に追い詰められた盛信が描かれています。 池上さんは、精密に描くためにこの屏風の倍の大きさで下書きし、半分に縮小して色づけしたということです。 池上典さんが制作した「高遠城合戦(がっせん)の図」の屏風は、6月17日まで一般に公開されます。 高遠町歴史博物館の入館料は一般400円、小中学生200円となっています。
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中学生のイメージ 8割「大人は疲れている」
中学生から見た大人のイメージについてアンケートを行った伊那青年会議所は、28日に集計結果を発表しました。 およそ8割の子どもが「大人を尊敬できる」と答えた一方で「疲れているイメージだ」と回答しています。 伊那市内で伊那青年会議所主催のワークショップが開かれアンケート結果が報告されました。 3月1日~15日まで、伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の全ての中学校の2年生1,240人を対象に行い、1,145人から回答がありました。 大人のイメージについて「元気か疲れているか」との問いには79.8%が「疲れている」、「尊敬できるか」との問いには84.7%が「尊敬できる」と回答しました。 「かっこ悪い大人とは」との問いには、「マナーが悪い」が最も多く、次いで「お礼や感謝ができない」「人には言うが自分はやらない」「家族や友人を大切にできない」「差別をする」などとなっています。 このアンケートは、子どもの成長を願う上で自らの姿を振り返る必要があるとして今回初めて行われました。 ワークショップでは、青年会議所のメンバーのほかに中学校の教諭やPTA役員など教育関係者も加わり、大人がどのような姿を見せていくべきか意見を交わしました。
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高遠町歴史博物館で「古文書講座」始まる
地域に残る歴史資料を使って古文書の読み方を学ぶ初心者向けの講座が、伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で24日からスタートしました。 25人の募集に対し53人の申し込みがある人気ぶりです。 講師は、歴史博物館学芸員の福澤浩之さんです。 24日は、江戸から明治にかけて幕府のお触れを民衆に伝えるために立てられた「高札」を読みました。 この高札は、伊那市西春近の個人宅で保管されていたもので、キリスト教が禁止されている時代にそれに関わる人を摘発するよう書かれたものです。 福澤さんは歴史資料の読み方について「最初は細かい意味にこだわるのではなく、大まかな内容をつかむように心がけてください」と話していました。 この講座は、地域に残る史料を通して歴史に理解を深めてもらおうと初めて開かれました。 中には、この春高校に入学するという学生も参加していました。 講座は全7回で、今後は高遠藩内藤家の領地目録や戦国時代の鉾持神社の文書などを扱う予定です。
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写真同好五人会 作品展
伊那市と駒ヶ根市の写真愛好家5人による写真展が今日から伊那市東春近のギャラリー喫茶花鳥四季彩で始まりました。 会場には、ここ1年間の近作から1人4点ずつ、合計20点が展示されています。 この写真展を開いているのは写真同好五人会です。 市内の写真講座に通っていた仲間で11年前に立ち上げたグループで、月に1度勉強会を開いて腕を磨いています。 風景写真が主で、年に2回ほど県内外に撮影旅行に行くということです。 この作品は、会長の宮下文男さんの作品です。 去年4月に伊那市美篶の六道の堤を撮影したものです。 この写真展は、31日(土)まで伊那市東春近のギャラリー喫茶花鳥四季彩で開かれています。
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南箕輪村 こども館でフルートコンサート
南箕輪村のこども館でフルートのコンサートが24日に開かれました。 演奏したのは元中学校の音楽教諭で神子柴に住んでいる薮原あらたさんです。 3歳の娘と一緒にこども館を利用しているのがきっかけで演奏する事になりました。 この日は、こども館職員のピアノ伴奏に合わせてアニメソングや童謡など13曲を披露しました。
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こども 科学の不思議講座
春休み中のこどもを対象にした科学の不思議を体験できる講座が、23日、南箕輪村のこども館で開かれました。 講師は、元理科教師で南箕輪村教育委員会の薄田 東(あずま)さんが務めました。 醤油を入れる容器にナットをつけて魚にみたて、水を入れたペットボトルに入れます。 ペットボトルをつぶすように力を入れると魚が沈んでいきました。 子どもたちは、歓声を上げていました。 この講座は、春休み中の子供を対象に南箕輪村こども館が開いたもので、70人ほどが参加しました。 一人一人に魚とペットボトルが配られ、思い思いに色付けしていました。 魚が沈むのは、浮力と水圧の原理で、ペットボトル内で圧力が伝わり、魚の中に水が入るため沈むということです。 薄田さんは、「不思議だなあと関心を持ってもらい、科学への興味につなげてもらいたい」と話していました。 作ったものは、子どもたちが持ち帰りました。 なお、南箕輪村こども館では、春休み中、ほぼ毎日、休み中の子ども向けのイベントを開催しています。
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箕輪町 長田保育園で卒園式
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の箕輪町と南箕輪村の保育園で、23日、一斉に卒園式が行われました。 このうち、箕輪町の長田保育園でも式が行われ、保護者や来賓が見守る中、卒園するさくら組の14人が入場しました。 清水 恭子園長から一人一人に卒園証書が手渡されました。 担任から、「友達にやさしくできました」「かけっこで速く走れました」などと声をかけてもらうと卒園児は、大きな声で小学校に行ったら頑張りたいことを発表していました。 清水園長は、「さくら組の皆さんの心も体も大きく成長しました。あきらめずにがんばる気持ちを忘れず、一歩を踏み出してほしい」と呼びかけていました。 卒園児は、保育園での思い出を歌いました。 長田保育園の卒園児は、箕輪北小学校に4月5日に入学します。 なお、箕輪町の全ての保育園8園と南箕輪村の全ての保育園5園で、今日卒園式が行われました。 伊那市の卒園式は26日(月)に全ての19園で行われます。
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文理進学コース設置など具申
上伊那広域連合正副連合長会は文理進学コースの設置など上伊那地域の高校教育のあり方について15日県教育委員会に具申しました。 上伊那地域の高校教育のあり方は上伊那広域連合が産業団体、農林業団体、教育、福祉関係者などから意見を聞きまとめたもので再編案については検討していません。 具体的な学校像として文理進学コースの設置や産業スペシャリストの育成、少人数学級モデル校の導入、寮制の導入、多部制・単位制の維持充実などをあげています。 上伊那の高校、旧第8通学区の今年度の募集学級数は32学級ですが2031年度は9学級減の23学級と予測されています。 上伊那広域連合では県教育委員会から設置依頼のあった「高校の将来像を考える地域の協議会」について来年度の早い時期に設置する予定です。
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卒業式シーズン本番 上伊那の小学校でも卒業式
卒業式シーズンも本番を迎え上伊那の小学校でも卒業式が始まりました。 伊那市の富県小学校では、15日に卒業式が行われ28人が学び舎を巣立ちました。 在校生や保護者などが見守る中、卒業生が入場しました。 式では、青木裕美恵校長から一人一人へのメッセージとともに卒業証書が手渡されました。 青木校長は式辞で「まわりにいる人への感謝の気持ちを持ち、自分にできる事は進んで行う事を大切にしてください」と話していました。 卒業式の歌では6年生全員で「旅立ちの日に」を歌いました。 式が終わると児童玄関前で教職員が見送りました。 15日は伊那市と南箕輪村の9つの小学校で卒業式が行われました。 16日、17日は伊那市の8校、箕輪町の5校で予定されています。
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南箕輪中学校卒業式 学び舎巣立つ
上伊那地域の中学校で14日から卒業式が始まりました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内ではこの日、5校で卒業式が行われ、卒業生が学び舎を巣立ちました。 このうち南箕輪村の南箕輪中学校では今年度149人、副学籍1人が卒業を迎えました。 式辞で戸谷省吾校長は「感謝の言葉を伝える姿、床と向き合い掃除をする姿、数々の場面を思い出し、みなさんは南箕輪中学校の誇りだと確信しています」とあいさつしました。 卒業生を代表して土山景子さんは「出来ることならみんなとずっと一緒にいたいけど前に進んでいかなければいけません。それぞれの道を進み、成長した姿でみんなと会いたい」と答辞を述べ友人との別れを惜しみました。 最後に、卒業生全員で式歌「証」を合唱しました。 小中学校の卒業式は今週がピークとなっています。
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静岡県浜松市の庄内地区から箕輪町の卒業生に花束
箕輪町と交流のある静岡県浜松市の庄内地区から、14日に町内の小中学校の卒業生に花束が贈られました。 庄内地区にある箕輪町交流協会のメンバーなど11人が箕輪町役場を訪れ贈呈式が行われました。 贈られたのは町内の小学校、中学校を卒業する児童、生徒720人分の花束です。 庄内地区特産のガーベラとフリージア合わせて5本が一束になっています。 交流協会の安間清弘会長は「交流が始まって去年60年を迎える事ができた。この交流をこれからますます活発にしていきたい」と話していました。 町では昨年度から小学5年生が臨海学習で庄内地区を訪れています。 箕輪南小6年の市村小都さんは「臨海学習でガーベラを栽培しているハウスを見学した時、育てている人の苦労がよくわかりました。この花に祝福されながら立派な姿で卒業したいです」と話していました。 花束の贈呈は毎年行われていて今年で23回目になります。
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特別展「維新の激動と伊那・高遠の人々」
幕末のペリー来航から明治時代始めまでに焦点を当てた特別展「維新の激動と伊那・高遠の人々」が伊那市立高遠町歴史博物館で開かれています。 元高遠藩士の家に伝わる「外国船ノ図」です。 板刷りの瓦版で中央に黒船が描かれているほか船の大きさや装備がしるされています。 特別展は1868年、明治元年から150年の節目を迎えたことを受け開かれたもので会場には絵画や書など36点が展示されています。 特別展ではペリー来航と開国、旧幕府軍と新政府軍が戦った戊辰戦争、廃藩置県などその時代の伊那・高遠に関する資料が並んでいます。 高遠町出身の日本画家、池上秀畝の父、池上秀花の作品「高遠城図」は明治の初めのもので廃藩置県により高遠藩が無くなったあとの高遠城を描いています。 同じく池上秀花の作品「戊辰戦争帰城の図」は明治23年頃の作品で戊辰戦争から高遠に戻った兵士を描いたものです。 ほかには高遠の兵士が使っていたもので銃弾により穴が空いた陣笠や銃も展示されています。 高遠町歴史博物館の特別展「維新の激動と伊那・高遠の人々」は6月17日まで開かれていて入館料は400円、上伊那地域の小中学生、高校生は入館無料となっています。
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南信工科短大 1期生が卒業
南信地域のものづくりの技術者養成を目的に平成28年度に開校した、南箕輪村の南信工科短期大学校の初めての卒業式が13日に行われ、1期生が社会への一歩を踏み出しました。 卒業証書授与式では、大石修治校長から卒業生に証書が手渡されました。 この日は2年間の専門課程の卒業式と6か月間の短期課程の修了式が行われ、卒業生、修了生合わせて41人が証書を受け取りました。 大石校長は式辞で「みなさんがこの学校の一番最初の卒業生として、社会に貢献してくれることを期待しています」と卒業生にエールを送りました。 卒業生を代表して機械・生産技術科の中山楽里(らくり)さんが「これから私たちはそれぞれの道を歩き始めます。短大で培ったものづくりの精神を大切にして精進していきます」とあいさつしました。 県の南信工科短大は、南信地域の製造業分野で即戦力となる技術者を養成しようと平成28年度に開校しました。 2年間の専門課程には機械生産技術科と電気・制御技術科の2学科が設けられていて、最新のシステムを活用した授業が行われています。 卒業生は「即戦力として活躍できるようがんばります」「学校で学んだ立ち向かう精神を活かして、社会に出てもて頑張りたい」と意気込みを話していました。 卒業生33人のうち就職希望者29人全員の就職が内定していて、このうち上伊那地域での就職者は15人となっています。
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劇団「歩」 第11回定期公演
箕輪町文化センター付属劇団歩の第11回定期公演が、町文化センターで10日に行われました。 演目は「いとしいとしのぶーたれ乞食」という作品です。 劇団歩は、2003年に旗揚げ公演を行い、現在箕輪町を中心に上伊那の12人が所属しています。 今回の作品は、集団で伊勢神宮へ参拝する「おかげまいり」をテーマにしています。 「おかげまいり」の一行がやって来ると待ち続けている老夫婦と参拝に出かける人たちの出会いによって繰り広げられる人間模様を描いた作品です。 クライマックスでは、一行が客席に登場し、観客も一緒になって踊っていました。 演出の飯島岱さんは、「歩の代表作の1つになると確信している。今後も年に1度の公演を目標に活動を続けていきたい」と話していました。
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井月の命日に墓参り 「新編井月全集」8月に刊行
漂泊の俳人井上井月の命日の10日、井上井月顕彰会の役員は、その足跡を偲び墓参りをしました。 10日は、井上井月顕彰会の役員4人が美篶にある井月の墓に集まりました。 井上井月は、江戸から明治時代にかけての30年間、伊那谷を放浪した俳人です。 明治20年3月10日に亡くなり、この場所に墓が建てられました。 井上井月顕彰会ではその生きざまや作品を後世に伝えていこうと活動しています。 顕彰会は「新編 井月全集」を8月30日に刊行します。 井月研究の第一人者で全集の監修を行う竹入弘元さんです。 全集は、初版が昭和5年に、最新の5版は平成26年に刊行されていて、今回は井月没後130年を記念し刊行されます。 近年発見された11句を含む1747句が収録されます。 誰でも読みやすいように、井月の文章以外はすべて現代仮名遣いに直したということです。 新編井上井月全集は 約600ページ、価格は5,860円です。(税・送料含む) 発刊は8月30日の予定で、顕彰会では現在予約を受け付けています。
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高遠中学校 さくらの里に車いすを寄贈
伊那市高遠町の高遠中学校の生徒は生徒会活動で集めたアルミ缶を換金して購入した車いすを、特別養護老人ホームさくらの里に9日に贈りました。 高遠中学校で贈呈式が行われ、生徒会役員からさくらの里の関係者に目録が渡されました。 高遠中学校が贈ったのは、車いす1台と歩行器1台です。 今年度5回アルミ缶を集める日を設け地域の人にも呼びかけたところ732キロが集まり、6万1,480円になりました。 生徒会長の樋口晴斗君は「利用者の皆さんに喜んで使ってもらえたらうれしいです」と話していました。 高遠中学校では10年以上、毎年車いすをさくらの里に贈っています。 さくらの里を運営する高遠さくら福祉会の小山重治常務理事は「毎日使う車いすは劣化も激しいのでありがたく使わせてもらいます」と感謝していました。
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高遠町歴史博物館 電子化した写真で地域の歴史を解説
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館は、地域に残る写真資料のデジタル化事業についての報告会を10日に開き、事業を担当している矢澤章一さんが高遠町の交通の歴史について解説しました。 矢澤さんがまとめた写真をもとに高遠町の交通の歴史について講演しました。 西高遠の国道361号の一部区間は鉾持桟道と呼ばれています。 矢澤さんによりますと大正時代に旧伊那電気鉄道の入舟駅から高遠町まで電車を走らせる目的で鉾持桟道の拡幅工事が行われ現在の道路幅になったという事です。 矢澤さんは「高遠への鉄道開通は叶わなかったが、伊那電気鉄道の開通で高遠の経済は伊那へと移っていった」と話していました。 伊那市では地域に残っている昔の写真を電子化して整理するアーカイブ事業を進めています。 高遠町歴史博物館ではその報告会を毎年この時期に開いていて今年で3回目になります。
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東部中学校でIoTを使った理科の授業
タブレット端末を使って理科の実験結果を検証する授業が9日、伊那市の東部中学校で行われました。 東部中の理科教諭でつくる東部中学校理科教科会は、信州大学工学部と共同でIoTを活用した理科教育の研究を行っています。 およそ1年前から共同開発してきた、タブレットを使ったデータ収集システムが使われました。 授業では、東部中1年8組の生徒が、水とエタノールの沸騰する温度を調べる実験を行いました。 まだ試作の段階ですが、タブレットには、温度変化のデータがグラフ化して表示されました。 実験が終わると、生徒たちは気づいた点などを発表しました。 今回使ったデータ収集システムでは、実験が終わった後に全ての班の実験結果を共有することができます。 来年度は、このシステムを使った実験を、市内の他の中学校や東部中と交流のある中学校でも行い、データの違いなどを学ぶということです。
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長野県水墨画協会南信地区会員展
長野県水墨画協会南信支部の会員による第12回水墨画展が、伊那市の伊那文化会館で9日から開かれます。 会場には、南信支部の役員や会員の作品87点が展示されています。 長野県水墨画協会南信支部長の武井寿々子さんによりますと、以前は、水墨画といえば山水でしたが最近では、人物や建物など、現代の生活にあった作品が増えているということです。 この展示会は、9日から11日まで開かれます。 展示会では審査会が開かれ、優秀賞10点と奨励賞11点を選びました。
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東部中演劇部 プラネタリウムとコラボ
伊那市の東部中学校演劇部は、伊那文化会館のプラネタリウムとコラボレーションした劇を23日に披露します。 3日は伊那文化会館小ホールで稽古が行われました。 演じるのは絵本を元にしたオリジナルの劇「どろぼうがっこう」で、どろぼうになりたいの生徒たちが宝物を探す物語です。 演劇部の1,2年生7人のほか、伊那文化会館の職員も出演します。 前半は小ホールで行われ、劇の途中でプラネタリウムへ移動します。 東部中演劇部は、秋の文化祭の後は発表の場がなく休止状態になっていたことから、去年からプラネタリウムとコラボレーションした劇を披露しています。 発表は3月23日(金)に行われ、市内の保育園の園児が招待されます。
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高遠第2第3保育園 自然活動で表彰
伊那市高遠町の高遠第2第3保育園は、身近な自然を教育に取り入れている教育機関を表彰する、全国学校・園庭ビオトープコンクール2017で「日本生態系協会賞」を受賞しました。 高遠第2第3保育園では、保育園の裏山全体を使った自然保育を行っています。 昆虫や植物を観察したり、動物の足跡を見つけるなど、週5時間、裏山に出かけているということです。 コンクールは、野生動植物が生息するビオトープでの活動の実践モデルとなるような優れた取り組みを行う保育園や幼稚園、学校を表彰するものです。 高遠第2第3保育園は、地域に元々ある環境の中で自然との関わりを大切にしている点が評価され、「日本生態系協会賞」を受賞しました。 野溝かをる園長は「自然を通して、子ども達は感性豊かな思いやりのある子ども達に育っている。今回の受賞は自然の素晴らしさを改めて感じるきっかけになった。」と話していました。 なお、このコンクールでの受賞は、県内の公立保育園で初めてだということです。
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御園交通安全協会が新1年生にランドセルカバー贈呈
伊那市の御園交通安全協会は、4月から小学校に通う新1年生が安全に通学できるようにと反射材がついたランドセルカバーを3日に贈りました。 御園安協の若山誠副会長が新1年生にランドセルカバーを手渡しました。 御園安協では毎年、4月から小学校に通う子ども達にランドセルカバーを贈っています。 車から見ても目立つように蛍光色が使われていて夜光反射材もついています。 御園区では今年14人が伊那小学校に入学します。子どもの足では学校まで50分ほどかかるという事です。 若山副会長は「大きな道路はスピードを出した車が沢山通ります。交通ルールを守って安全に楽しく学校に行ってください」と子ども達に呼びかけていました。
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富県ふるさとまつり 19団体が出演
伊那市の富県地区で活動している芸能グループや地元小学生が練習や学習の成果を発表する富県ふるさとまつりが、18日に行われました。 ふるさとまつりには19の団体が出演しました。 このうち富県小学校ダンスクラブは1年間練習してきたダンスを披露しました。 去年12月に学校内で発表し地域の人たちにも見てもらいたいと初めて参加したという事です。 このほか、新山小学校の1年生は音楽劇「たぬきの糸車」を上演しました。 富県ふるさとまつりは、日ごろの練習の成果を発表し団体同士の交流を深めようと毎年行われていて今年で38回目となります。 実行委員会では「今後の活動の参考にすることで地域が元気になるきっかけしていきたい」と話していました。
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巣立ちの春 伊那北高校で卒業式
上伊那の高校のトップを切って伊那市の伊那北高校で卒業式が2日行われ、生徒たちは慣れ親しんだ学び舎をあとにしました。 伊那北高校では今年度 男子130人、女子104人の合わせて234人が卒業を迎えました。 式では、卒業生全員の名前が呼びあげられ今井秀幸校長から代表の山口はづきさんに卒業証書が手渡されました。 今井校長は「伊那北でつちかったコミュニケーション力と教養をさらに高め、伊那と世界を結ぶ懸け橋となって下さい」と式辞を述べました。 卒業生を代表して中川泰成さんは、教職員や保護者、地域の人達へ感謝を述べ、後輩へは高校での時間を大切にしてほしいと呼びかけました。 式の後、各クラスでは最後のホームルームが行われました。 3年F組では、担任の小野英範教諭から生徒1人ひとりに卒業証書が手渡されました。 伊那北高校では、卒業生全員が進学を希望しています。 上伊那の高校では今年度およそ1,500人が卒業を迎え、卒業式のピークは3日です。
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後期選抜志願者数 変更受付締切後の集計結果発表
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西春近北小学校6年生 同窓会に入会
伊那市西春近北小学校の6年生は、15日の卒業式を前に、学校の同窓会に1日入会しました。 この日は、小学校で同窓会の入会式が行われ、入会する6年生18人が出席しました。 卒業後も母校を応援していこうと、卒業式を前に、毎年6年生の入会式が行われています。 西春近北小の同窓会は、会報を発行しているほか、卒業記念樹の管理、バザーへの協力などを行っています。 6年生は、1人300円の会費を納入しました。 入会の記念品として卒業式で、証書を入れる筒が贈られました。 6年生を代表して、橋爪 里奈さんは、「同窓会員の名に恥じないよう胸をはって学校を巣立ちたい」とあいさつしました。 西春近北小学校の卒業式は15日に行われます。
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町郷土博物館で押絵雛展
箕輪町郷土博物館では押絵雛の展示を行っています。 展示は4月頃までを予定しています。