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長谷中学校 花壇と木工で県最高賞を受賞
伊那市の長谷中学校は、学校花壇コンクールと木工チャレンジコンテストで県の最高賞を受賞しました。 16日、長谷中学校の生徒が伊那市役所を訪れ、北原秀樹教育長に県の最高賞受賞を報告しました。 学校花壇コンクールで長谷中学校が県の大賞を受賞するのは6回目です。 造園委員会が中心となり全校生徒も週に2回ほど管理に関わりながら育ててきたという事です。 サルビアやマリーゴールドなどを未来に進んでいくイメージで配置したデザインだという事です。 2年生の羽場圭汰君は10月に行われた全国中学生創造ものづくり教育フェア木工チャレンジコンテストの長野県大会で最優秀賞を受賞しました。長谷中学校での最優秀賞受賞は初めてです。 羽場君の出場した製作部門は制限時間4時間の中で、2枚の板を加工して作品を完成させるものです。 ノコギリの引き方やカンナのかけ方に点数をつけ合計点を競います。 羽場君は、来年1月の全国大会出場を目指していて、一次審査の結果は12月中旬に発表される事になっています。
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第25回伊那能 地域住民が古典芸能を鑑賞
第25回伊那能が20日に伊那文化会館大ホールで行われ、地域住民が能や狂言など日本の古典芸能を鑑賞しました。 能と狂言3演目が披露されました。 このうち能の作品「高砂」では、人間国宝と呼ばれる重要無形文化財保持者の坂井音重さんが主人公の翁を演じました。 九州から兵庫県の高砂に渡った神主が老夫婦に出会い高砂の松について翁に尋ねます。 翁は高砂の松は遠く離れた大阪の住吉の松と合わせ「相生の松」と呼ばれている事を神主に語ります。 そして老夫婦は自分たちは高砂と住吉の相生の松の精であると告げます。離れていても心を通わせる夫婦愛と樹齢千年を超える松に長寿を表す、祝いの場で披露される演目です。 能は600年の歴史を持ち現代に継承されている演劇では世界最古とされています。伊那能は、長野県能楽連盟や伊那文化会館、伊那市などでつくる実行委員会が毎年行っていて、今回で25回目となります。
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作品展「伊那谷の生んだ芸術家たち」
上伊那教育会が所蔵する伊那谷ゆかりの先人の作品展「伊那谷の生んだ芸術家たち」が伊那市創造館で今日から始まりました。 今回は、「箕輪町出身の先人たち」をテーマに、彫刻や絵画など8点が展示されています。 作家は三日町出身の彫刻家藤澤古實、長岡出身の木版画家山口進、大出出身の洋画家柴宮忠徳、大出出身の染色工芸家小林一博の4人です。 このうち、藤澤古實は、明治から昭和にかけて活躍しました。 この作品は長谷の民話孝行猿のレリーフの拓版画で、レリーフは今も宿泊施設の入野谷に飾られています。 古實が71歳で亡くなる歳に制作した最後の作品だということです。 このほかに、上伊那教育会が芸術家について研究した資料なども展示されています。 上伊那教育会所蔵作品展伊那谷の生んだ芸術家たちは来月4日まで、伊那市創造館で開かれています。
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堀内功さん顕彰碑建立
井上井月顕彰会の前会長で去年1月に94歳で亡くなった堀内功さんの顕彰碑が、伊那市美篶笠原の堀内さん宅東側に建立されました。 19日は関係者20人ほどが集まり碑がお披露目されました。 堀内さんは、大正9年に伊那市美篶笠原に生まれました。 平成20年から井月顕彰会の会長として、井月の出版物の刊行や句碑の建立などに尽力しました。 また地域の史跡の保存・整備にもあたりました。 三回忌を迎えるにあたり、功績を偲び後世に伝えていこうと、井月顕彰会や地域住民有志で作る実行委員会が碑を建立しました。 碑は高さ1メートル50センチ、副碑は高さ1メートル20センチです。 実行委員会が呼びかけたところ、約90人から220万円あまりの寄付が集まったということです。 訪れた人たちは、碑を前に手を合わせ、堀内さんの功績を偲んでいました。
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西箕輪小5年生が羽広菜かぶの漬け込み
伊那市西箕輪小学校5年すぎ組の生徒は18日、地元の郷土料理「羽広菜かぶの漬け物」づくりを体験しました。 この日は、生徒36人が自分たちで育てたかぶの漬け込み作業をしました。 すぎ組では、児童の祖父からかぶの種を分けてもらったことをきっかけに、総合学習の一環で去年から羽広菜かぶの漬け物作りに取り組んでいます。 子どもたちは、この日収穫したかぶを洗ってから、ひげ根を皮むき器で取り、ちょうど良いサイズに切っていました。 最後に自分たちで作った味噌にかぶを入れていました。 ある児童は「(羽広菜かぶは)普通のかぶに比べて甘味があって美味しい。上手に漬けてみんなで食べたい」と話していました。 この日漬けたかぶは1か月ほど寝かせ、全員で味わうということです。
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高校生が「夢大学」で地域学ぶ
上伊那の高校生が18日産学官連携によるキャリア教育「夢大学」で地域の歴史や文化、産業などについて学びました。 夢大学では上伊那地域にある文化財を見たり企業を訪問しました。 このうち伊那市長谷でジビエ料理を提供している、ざんざ亭では、伊那北高校と高遠高校の生徒合わせておよそ20人が食文化について学び鹿肉を使ったローメンやカレー、ハンバーグを食べました。 参加した高校生の多くが鹿肉を食べるのは初めてだということで調理した経営者の長谷部晃さんの話を聞きました。 長谷部さんは「林業関係の仕事をしていたときに地元の猟師から鹿肉を振舞われたことがきっかけで鹿料理に興味を持つようになった。南アルプスにはたくさん鹿がいてその恵みをいただくことで地域の活性化につなげていきたい。」と話していました。 夢大学は上伊那の経営者や行政などでつくる郷土愛プロジェクトが行っているもので産学官連携によるキャリア教育を行っています。
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造形作家 天野惣平さん作品展
伊那市高遠町芝平の造形作家、天野惣平さんの作品展が、坂下のアートギャラリーミヤマで開かれています。 見る人に自由に見て感じてもらえるようにと作品にタイトルはありません。 和紙で緩衝材を包んだ物を無数に作り、4メートルほどの白い紙の上に乗せた作品です。 天野さんは現在63歳で、30歳の時から造形作品を作っています。 毎年春に芝平で個展を開いていて、アートギャラリーミヤマでは2年に一度開いています。 今回の作品は1か月半かけて制作したという事です。 天野惣平さんの作品展は、伊那市坂下のアートギャリーミヤマで22日(火)まで開かれています。
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小さな親切運動・作文コンクール 美篶小の入賞者に賞状
小さな親切運動・作文コンクールで美篶小学校6年の村田あいりさんが、県の審査で優秀賞を受賞しました。 16日、美篶小学校で表彰式が行われ「小さな親切」運動上伊那支部の山田益支部長から村田さんに表彰状が贈られました。 村田さんはいじめをテーマに作文を書きました。周りの子が、いじめられている子を助けてあげる事の大切さを伝えたかったという事です。 美篶小ではこのほか、挨拶から広がる仲間の輪について書いた6年の小松有芽夏さんが金賞、祖母の病気から学んだ人との繋がりについて書いた6年の中山蓮香さんが銀賞を受賞しました。 コンクールは人を思いやる心や言葉について考えるきっかけにしてもらおうと公益社団法人「小さな親切」運動本部が毎年行っています。 今年は県全体で小学校の部に756点の応募があり、上伊那からは5つの小学校から84点の応募がありました。 山田支部長は「作文に込めた思いをこれからも大切にしてほしい」と話していました。
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東春近小学校 りんごを収穫
伊那市の東春近小学校の4年生は、農家の協力で春から育ててきたりんごを、16日に収穫しました。 4年生の児童63人が東春近田原の畑で収穫を体験しました。 農家の伊藤一路さんの協力で毎年4年生がりんごの栽培について学習しています。 4月に摘花、6月に余分な実を摘み取る作業、10月に葉摘みを体験しました。 今年は春先の霜の影響で数は少なかったものの、色づきが良く、酸味と甘みのバランスがとれたりんごになったという事です。 子ども達は、大きく実ったものを探して収穫していました。 りんごは今週金曜日の給食の時間に全校で味わうほか、お世話になった伊藤さん夫妻を学校に招き調理したものを一緒に食べる予定です。
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演奏会に向け 桐朋学園講師が中高生を指導
桐朋学園大学音楽学部の演奏会が来月伊那市で開かれます。 演奏会で大学生と合同演奏する上伊那の中学生と高校生の練習が、3日、南箕輪村の南箕輪中学校で行われました。 合同演奏には、上伊那各学校から選抜された、中学生と高校生合わせて50人が出演します。 指導したのは、合同演奏で指揮をする上原宏さんです。 上原さんは、プロのホルン奏者で桐朋学園大学の講師を務めています。 上原さんは「全体練習は今回を含め3回しかありません。 自分の出す音、ほかの人が出す音、指揮者が何を求めているかをイメージして練習に臨んでください」と呼びかけていました。 桐朋学園大学音楽学部はプロの登竜門で、指揮者の小澤征爾さんも卒業生の一人です。 桐朋学園大学音楽学部の演奏会は、来月17日伊那文化会館で開かれる予定です。
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県内美術教諭ら 高遠の美術教育学ぶ
第70回・長野県美術教育研究大会が、11日から伊那市高遠町を会場に始まり、小中学校や高校で公開授業が行われました。 このうち高遠中学校では2年生の美術の授業が公開されました。 2年生の美術では、観桜期に高遠城址公園を訪れた観光客をもてなす物を、自分達でデザイン・製作してプレゼンテーションする、という授業が行われました。 6つのグループごとにテーマを決め、思い思いの材料や道具を使って製作が行われました。 このうち「高遠が思い出に残るようなお土産づくり」をテーマにしたグループでは、桜が舞う様子をスノードームで表現しようと、瓶に水や洗濯のりを入れ、そこにピンクのビーズなどを浮かべていました。 大会は県美術教育研究会が、より良い美術教育の現場を作っていこうと、毎年各地区持ち回りで開いていて、高遠中には県内の美術教諭らおよそ30人が訪れました。 ある教諭は「一人一人が目的意識を持っていて、何を作りたいか、どんなものにしたいかが明確。目的をもつことの大切さを感じた」と話していました。 公開授業の後には授業研究会が開かれ、教諭らが良かった点・改善すべき点などをあげ、意見を交換していました。
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文化財について考える長野県文化財保護研修会
文化財保護について考える長野県文化財保護研修会が10日、伊那市の創造館で開かれました。 研修会では、「古墳と時代」をテーマに、創造館学芸員の濱慎一さんが、東春近の老松場古墳群ついて説明しました。 東春近の老松場古墳群周辺では、去年2月から一帯を古墳公園にする整備が始まりました。 公園の整備には東春近小学校の6年生も参加しました。 これまで円墳とされていた老松場古墳について、児童が「前方後円墳ではないか」との疑問を持ちました。 このことから、考古学者が調査し「前方後円墳または前方後方墳とみられる」との結果が出ました。 濱さんは「子どもの小さな疑問が伊那市の古墳時代の解明に一石を投じる大発見につながった」と話しました。 この他、地域で文化財の保護活動を行っている団体の活動報告も行われました。 会場には文化財の保護活動を行っている人や教育委員会などおよそ80人が出席しました。
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県美術教育研究大会 70回記念展「子どもが描いた人びと」
長野県美術教育研究大会70回記念展「子どもが描いた人びと」が伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 美術教育研究大会の展示は、毎年県内の教育会が持ち回りで行っているものです。 今回は70回目の節目の展示として、信濃教育会の30年間の収蔵作品の中から選んだ子ども達の作品、およそ170点が並んでいます。 30年の流れの中で子ども達が何に心を動かされ、どんな工夫をしているのか感じてもらおうと、「子どもが描いた人びと」をテーマにしています。 上伊那美術教育研究会の春日由紀夫会長は「作品のエネルギーや子ども達の育ちを感じてもらいたい」と話していました。 長野県美術教育研究大会70回記念展は12日まで、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
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中尾歌舞伎秋季定期公演 親子の別れの物語
伊那市長谷の中尾歌舞伎秋季定期公演が6日に行われ、親子の別れを描いた悲哀の物語が上演されました。 「恋女房染分手綱―重の井子別れの段―」は、かつて腰元だった重の井が、奥家老の息子と不義密通の末に産まれた息子、三吉と再会します。 しかし父の切腹により死罪を逃れ調姫の乳母となった重の井は、母と名乗る事ができず、実の息子、三吉と再び別れざるを得ません。 母と子を演じたのは、伊那市東春近に住む森みちるさん、蔵之助くん親子です。 見せ場になると会場から多くのおひねりが飛んでいました。 最後に母、重の井は手鏡で離れゆく三吉の最後の姿をみつめ、幕が閉じます。 中尾歌舞伎秋季定期公演の模様は19日(土)から、ご覧のチャンネルで放送します。
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秋の叙勲 信大名誉教授 柴田久夫さん
秋の叙勲が発表され伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 7日は、信州大学名誉教授で南箕輪村の柴田久夫さんの喜びの声です。 「私には縁のない話だと思っていた。研究所時代の仲間や家族のおかげです」 瑞宝中綬章を受章した南箕輪村南原の柴田久夫さん79歳。 富山県出身の柴田さんは、富山大学薬学部を卒業後、京都大学農学部の博士課程を修了。 京都大学で助手を務めたのち、知り合いの教授が信州大学農学部にいたことが縁で32歳の時に南箕輪村に移り住みました。 信大農学部では、自然界に自生する植物から抽出した成分を分析する研究をしてきました。 キノコの研究では、抗菌作用がある成分をみつけています。 「こういうものが見つかった時は、本当にうれしかった。これが実際にどれほど役にたつかは他の人に任せるしかないが、基本的なことをやれたということはうれしい」 南箕輪村は、自身の研究に適した場所だったと話します。 「資料を調達するには、非常に恵まれていていいところだった」 1度取り組んだことは自分が納得するまで続けてきたことが成果に繋がったと振り返ります。 「始めたらとことん自分が納得いくまでやるということ。いわゆるコツコツと焦らずにやってきたということだと思うが、自分の好きなことをずっとやってこられて本当に幸せ」 秋の叙勲。8日は旭日双光章を綬章した伊那市の元上伊那歯科医師会会長橋場正尚さんの喜びの声をお伝えします。
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村民文化祭 花田景子さんが講演
南箕輪村の村民文化祭が5日、6日の二日間、村民センターで行われています。 5日は文化講演会が開かれ、貴乃花親方の妻、花田景子さんが講演しました。 花田さんは、「母として、妻として、女将として」と題し、自身の体験を話しました。 元フジテレビアナウンサーの花田さんは、1995年に第65第横綱の貴乃花さんと結婚しました。 現役時代は、「勝負の厳しさと食事の大変さに驚いた」と話していました。 また、会場には村内の個人や団体が出展した盆栽や書など1,200点の作品が展示されています。 村民文化祭は村文化団体連絡協議会が3日の文化の日にあわせ毎年開いています。 6日は、作品展示のほかステージ発表も行われます。
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伊那市子育てシンポジウム
子育てについて考えるシンポジウムが5日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 シンポジウムは伊那市合併10周年記念事業として開かれたもので、保育士の発表や講演が行われました。 伊那市では、保育の質の向上を目的に、新伊那市が誕生した平成18年に市内の保育士が中心となり「保育プロジェクト委員会」が発足しました。 委員会では、保育内容についての研究や各園での取り組みを発表するなどの活動を続けてきました。 今日のシンポジウムでは、美篶保育園の山岸恭子さんが、伊那市の保育の取り組みについて発表しました。 山岸さんは「思うように保育ができない時は職員で集まり話し合うことで解決方法が見えた。それを繰り返すことで子どもの満足感や達成感を感じるようになった」と発表しました。 その後、大阪教育大学教育学部の小崎恭弘准教授が「子どもたちの求める、人、場所、もの」と題して講演しました。 小崎さんは「保育士は“専門性のあるパワー”を持っていて、保護者を褒めたり子どもの力を引き出したりうまく使えば何倍も効果を発揮する」と話しました。 シンポジウムには県内外からおよそ200人が集まり、話に耳を傾けていました。
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箕輪北小学校4年2組 育てたリンゴを販売
箕輪町の箕輪北小学校4年2組の児童は農家に協力してもらいながら育てたリンゴの販売を、2日に行いました。 販売開始前には20人程の列ができ、用意した80袋が15分で完売したという事です。 子ども達は、せっかく来てくれたお客さんにお詫びの気持ちとして試食用に持ってきた傷のついてしまったリンゴを一人一個無料で配布する事にしました。 この日の販売をPRする手書きのポスターやチラシを見て買いに来た人の中には、傷がついたものでもまとまった数で欲しいとお金を出して買っていく人もいました。 地元農家の畑で摘果や玉まわしを体験して、10月に収穫したリンゴです。 今年は台風の影響で傷がつき販売できるリンゴが例年より少ないですが、玉が大きく甘みがあり出来は良いという事です。 4年2組では、まとめの学習として今後、ジャムなどの加工方法を学習する予定です
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中尾歌舞伎秋季定期公演 本番間近 稽古に熱
中尾歌舞伎秋季定期公演が6日に伊那市長谷の中尾座で行われます。 本番を間近に控え役者達は熱のこもった稽古を行っています。 公演が行われる中尾座の舞台で1日夜、通し稽古が行われました。 今回上演する演目は「恋女房染分手綱 重の井子別れの段」です。 幼い頃に生き別れた母と息子が再会しますが、訳あって母と名乗る事ができずに涙するという親子の悲哀を描いた作品です。 前回2011年の秋季公演以来5年ぶりの上演で、見どころは母と子が名乗る事ができずに別れて行くシーンです。 今回、初めて出演する伊那市高遠町の石川裕美さんです。高校時代から演劇が好きで、去年中尾座の舞台を見て歌舞伎をやってみたいと思ったのがきっかけでした。 中尾歌舞伎保存会では子ども達にも歌舞伎に興味を持ってもらおうと今回この演目を選んだという事です。 中尾歌舞伎の秋季定期公演は6日(日)午後1時30分から行われます。 なお、公演の模様は伊那ケーブルテレビの122チャンネルで生中継します。
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地蜂の巣コンテスト
伊那市地蜂愛好会は、地蜂の巣の重さを競うコンテンストを30日みはらしファームで行い、箕輪町の松本徹さんが優勝しました。 会場のみはらしファームには、会員20人から27個の地蜂の巣が持ち込まれました。 蜂が飛び出さないよう段ボールに入った巣に煙幕を入れ、眠らせた後に巣を取り出します。 そして一つ一つ重さを計っていきます。 計量を終えたものは、一列に並べられ、1キロ1万円ほどで、販売されました。 優勝したのは、3,166グラムで、箕輪町木下の松本徹さんでした。 去年の優勝は、7,300グラム、2位は、4,370グラムでしたが、今年は、天候不順の影響で小ぶりなものが目立ちました。 会場では、遠くから来た買い物客が珍しがってコンテンストや蜂の巣を見物していました。
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伊那ビデオクラブ 伊那市合併10周年で「高遠物語」お披露目
伊那ビデオクラブの伊那映像祭が29日に行われ、伊那市合併10周年を記念して制作したドキュメンタリー映像作品「高遠物語」がお披露目されました。 高遠物語は平成18年の伊那市合併から10年を記念して、伊那ビデオクラブが制作したものです。 城址公園での高遠囃子の演奏から番組が始まり、地域に伝わる祭りや文化、それを継承する人たちにスポットをあてた1時間15分の作品です。 手作りの弓で矢を恵方に向かって放つ正月の伝統行事や、寒ざらしそば復活への取り組み、高遠焼き継承者へのインタビューなどが取り上げられています。 赤羽仁会長は「歴史と文化の発信地、高遠をテーマにしたこの作品を多くの人に見てもらい伊那市の一体感をさらに深めたい」と話していました。 「高遠物語」は伊那市内の図書館や公民館などに配布する予定です。 伊那ビデオクラブの映像祭は平成19年に第1回が行われ、今回で8回目です。 この日は、会員が個人で制作した作品の上映も行われました。地域の歴史や身近な出来事などを取材した16人の作品が上映され、約200人が鑑賞しました。
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第30回伊澤修二記念音楽祭 澤学長が指揮
伊那市高遠町出身で日本の音楽教育の基礎を確立した伊澤修二の功績をたたえる第30回伊澤修二記念音楽祭が29日行われ、東京芸術大学の澤和樹学長が指揮をしました。 伊那文化会館で行われた第2部には、東京芸術大学の学生オーケストラや公募で集まった伊澤修二記念音楽祭合唱団などが演奏を披露しました。 今回は初めて澤学長が出演し、全員合唱の伊那市の歌で指揮をしました。 伊澤修二は、東京芸術大学の前身の東京音楽学校で初代校長を務め、日本の音楽教育の基礎を確立したとされています。 記念音楽祭は、修二の功績を顕彰しようと、毎年開かれていて、今回が30回目となります。 澤学長は「今後も40回、50回と続けていける充実した音楽祭にしていきたい」と話していました。 高遠中学校を会場に行われた第一部の公演では、高遠町の小中学生や高校生が出演しました。 このうち、高遠北小学校の5年生12人は音楽劇「森は生きている」を発表しました。 9月から練習を始め、東京芸術大学の佐野靖(やすし)教授から歌唱指導を受けました。 少女たちが森に住む精霊から自然の大切さを学ぶという物語で、地元高遠町の自然を大切にしたいという気持ちを込めて演じたという事です。 この音楽祭の模様は、11月にご覧のチャンネルで放送します。
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商業美術家の不折にスポット
明治から昭和初期にかけて新聞や雑誌の挿絵の他、会社のロゴマークを手がけた商業美術家としての中村不折にスポットを当てた展示会が伊那市創造館で開かれています。 兵庫県の「日本盛」株式会社のロゴマーク。 諏訪の宮坂醸造株式会社の地酒「真澄」。 東京新宿の老舗食品メーカー「中村屋」。 これらよく目にするロゴマークは伊那谷にゆかりのある書家で洋画家の中村不折によるものです。 伊那市創造館では不折生誕150年記念企画展「明治のイラストレーター、デザイナー不折」を開催しています。 1866年、慶応2年東京に生まれた不折は母親のふるさと高遠に移り住みます。 20歳を過ぎてから絵画の修行のため東京に戻り明治から昭和初期にかけて、洋画家としてまた書家としても活躍しました。 フランス留学も経験し絵画では西洋画法のもと中国の故事をテーマにした作品を次々と発表します。 洋画家としてまた書家としても名を馳せた不折が商業美術家として制作にあたっていた理由について伊那市創造館の捧剛太館長は「貯めたお金で絵画や書の研究をするため」と話します。 企画展では遊び心のある不折の一面を見ることができます。 掛け軸の中には一文字書き忘れていたため後から小さく書き加えた作品があります。 当時の新聞の付録として配られた世界一周双六もあります。 伊那市創造館の企画展「明治のイラストレーター、デザイナー不折」は10月31日まででしたが11月14日まで期間を延長し開かれます。 入場料は大人200円。上伊那の小中高生は無料です。
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公立高校 募集定員公表
長野県教育委員会は、来年度の公立高校の生徒募集定員を26日、公表しました。 辰野高校は普通科120人、商業科40人。 上伊那農業高校は、生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造、それぞれ40人。 高遠高校は、普通科120人。 伊那北高校は、普通科200人、理数科40人。 伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人。 赤穂高校は、普通科160人、商業科80人。 駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術の3つの学科一括で120人。 赤穂高校定時制は、40人。 箕輪進修高校は、普通科Ⅰ部・Ⅱ部合わせて80人、Ⅲ部は40人、工業科Ⅰ部は40人。 なお、選抜試験は前期が来年2月8日に、後期が3月8日に行われる予定です。
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「自主制作映画祭2016」 様々なジャンルの20作品を上映
「自主制作映画祭2016」が、伊那市創造館で22日に行われ、東京や大阪、伊那谷で制作された様々なジャンルの自主映画が上映されました。 映画祭には、東京や大阪で活動する自主制作映像作家の作品15本と、伊那谷で制作された作品5本が上演されました。 伊那谷で制作されたものは3分から15分のショートムービーで「1シーンに必ず伊那の名物が写っている事」が今年のテーマです。 中にはソースかつどんをテーマに取り上げた作品もありました。 映画祭では、コメディーや青春ドラマなど様々なジャンルの作品が上映されました。 誰もが簡単に動画撮影ができるようになった時代に伊那谷から新しい映像作品を生み出そうと伊那市創造館が企画した映画祭で、今年で2年目となっています。
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上伊那教育会が少年の塔 慰霊祭
上伊那から満蒙開拓青少年義勇軍として満州へ渡り命を落とした青少年の慰霊祭が24日伊那市の伊那公園にある少年の塔の前で行われました。 多くの義勇軍が上伊那から送り出された理由について上伊那教育会専務理事の矢澤静二さんは当時の上伊那教育会の内紛が背景にあると話しています。 義勇軍は太平洋戦争中、満州開拓のため国策として募られた16歳から19歳の男子です。 上伊那教育会が中心となり奨励し上伊那からはおよそ800人が海を渡りました。 敗戦後ソ連の捕虜になるなど91人が命を落としたということです。 満蒙開拓団について研究している矢澤さんによりますと昭和15年には上伊那で180人の募集がありましたが希望したのは22人に留まったということです。 その頃、上伊那教育会は生徒を満州に送り出すことに消極的な会長と積極的な副会長の対立が激しくなり両者が更迭される上伊那教育会事件が起きたと話します。 矢澤さんはこの事件を知る人はほとんどいないとしたうえで2人の更迭後、教育会はこの事件による名誉回復のために義勇軍の人数を増加させたと話しています。 矢澤さんの調べによりますと昭和17年には81人の募集に129人が集まったということで、教育会の内紛が義勇軍増加の一因だと話しています。 少年の塔は鍬を持ち遠い大陸から望郷の念にふける少年の像で上伊那教育会や満蒙開拓青少年義勇軍遺族会などが昭和36年に建立したものです。 慰霊祭は上伊那教育会が毎年行っているものでおよそ30人が出席しました。
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全国学力テストの結果公表すべき
箕輪町の白鳥政徳町長は文部科学省が行っている全国学力テストの学校別結果について個人的考えとしたうえで公表すべきとの考えを24日示しました。 24日箕輪町役場で開かれた記者会見で白鳥町長は「結果は学校内でとどめず傾向を知る上で個人的には公表すべきだ」と述べました。 町ではこれまで結果について公表していませんでしたが、来年以降公表できないか検討するよう、町教育長に指示したということです。 また白鳥町長は現在町で行っている「一味違う子ども育成事業」の英語あそびについて抜本的に見直すとの考えを示しました。 英語あそびは保育園に講師を招き英語を学ぶものですが、その成果の論証が必要だとしています。 町では今後、英語あそびによりコミュニケーション能力がついているのか、テストを導入したほうか良いかなどそのあり方について検証していくとしています。
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生誕120年 探偵作家 大下宇陀児展
箕輪町出身の探偵小説家、大下宇陀児(うだる)の生誕120年を記念した特別展が町郷土博物館で開かれています。 会場には、宇陀児(うだる)の直筆の原稿や写真、作品が掲載された雑誌など161点が展示されています。 大下宇陀児は、明治29年、箕輪町木下に生まれました。 九州帝国大学卒業後、商工省臨時窒素研究所に勤務していましたが、在職中に書いた小説「金口(きんぐち)の巻煙草」が雑誌に掲載され、探偵作家としてデビューしました。 宇陀児は69歳まで生き、370以上の小説を残しました。 江戸川乱歩と親交があり、乱歩に次ぎ、日本探偵作家クラブの2代目会長を務めました。 また、箕輪中部小学校の校歌も作詞しました。 23日は展示解説が行われ、学芸員の柴(しば)秀(ひで)毅(き)さんが宇陀児の作風やエピソードなどを紹介しました。 会場には、宇陀児の作品が読めるコーナーもあります。 生誕120年探偵作家大下宇陀児展は11月13日まで、箕輪町郷土博物館で開かれています。 11月3日には宇陀児のミステリークイズ、12日には未公開資料の特別見学が予定されています。
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定時制・通信制高校の生徒が生活体験を発表
定時制・通信制高校に通う生徒が生活の中で感じた事を発表する生活体験発表大会の県大会が、箕輪町文化センターで、22日に開かれました。 箕輪進修高校定時制4年の有賀光さんは、「私の挑戦」と題して体験談を発表しました。 有賀さんは人見知りの性格を克服するためスーパーのレジ打ちのアルバイトを始めました。積極的にお客さんに話しかける事を心掛けたところ、そこでの触れ合いにやりがいを感じたという事です。 将来は保育士になる事を目標にしていて「前向きにあきらめなければ夢は叶う事を子ども達に伝えたい」と話していました。 この日は、地区大会から選ばれた県内の10校から10人の生徒が発表しました。 この大会は働きながら学ぶ青少年を支援している定時制通信制教育振興会が開いているものです。 大会の結果、最優秀賞には諏訪実業高校定時制2年の関佳歩さんが選ばれ、来月東京で開かれる全国大会に出場する事になっています。
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高校入試志願者数 第一回予定調査
長野県教育委員会は、来年度の高校入試志願者を対象に行った1回目の予定数調査をまとめ、21日に発表しました。 伊那弥生ヶ丘は、去年の募集人員240人を119人上回る359人が志願を予定しています。 来年度の各校の募集人員は今月26日に公表される予定です。 第2回予定数調査は、来年1月上旬に公表されます。