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ソフトバレーボール夢気球杯 4部門64チームで白熱
第14回上伊那ソフトバレーボール大会「夢気球杯」が23日、南箕輪村の村民体育館など3会場であった。上伊那の愛好者400人ほどが集まり、交流の輪を広げた。上伊那ソフトバレーボール連盟主催、中部電力協賛。
ヤング、ブロンズ、シルバー、ゴールドの年齢別の4部門に64チームが出場し、予選リーグ、順位別決勝リーグで熱戦を繰り広げた。
結果は次の通り。
【ヤングの部】 (1)はせくらぶA)(長谷村)(2)Beeライク(伊那市)(3)まっくん20(南箕輪村)
【ブロンズの部】 (1)梅の里(宮田村)(2)大穴B(飯島町)(3)はせくらぶC(長谷村)
【シルバーの部】 (1)はせくらぶE(長谷村)(2)伊那ドリーム(伊那市)(3)どっこいしょ(南箕輪村)
【ゴールドの部】 (1)リバース(宮田村)(2)梅の里E(宮田村)(3)こまちゃんS(駒ヶ根市) -
県下弓道大会
飯島町弓友会主催の第40回県下弓道大会は23日、飯島町弓道場で開かれ、一般の部、学生の部に合わせて36チーム、130人が出場し、28メートル先の直径36センチの的を狙い、矢を放った=写真。
競技に先立ち、教士7段の今井勉さんが射手を務め「矢渡し」を行った。
結果は次の通り(敬称略))
◇個人▽学生の部・優勝=久保田将寛(7中、下農A)(2)原田雄平(岡工A)(3)渋谷純(赤穂A)(4)鷲沢野乃香(赤穂B)(5)米山はるな(伊那西A)▽一般の部・優勝=中田真也(8中、上伊那A)(2)鈴木清重(駒ケ根志峰館)(3)中島啓(高森)(4)丸山清一(富士見)(5)奥平章夫(塩尻A)◇団体・優勝=高森(水田明美・倉田宗夫・中島啓)(2)上伊那A(中田真也・北村弥昌・山川茂樹)(3)下農A(久保田将寛・岡村寿・土屋健太)
◇詰射賞▽学生=原田雄平(3中・岡工A)▽一般=中田真也(8中・上伊那A)
◇40回大会記念特別賞(男女各17位)▽男子=土屋健太(5中、下農A)▽女子=伊藤京子(2中、下諏訪)
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第53回上伊那郡縦断駅伝 27日
第53回上伊那郡縦断駅伝競走大会が27日ある。上伊那の9市町村から16チームが出場し、駒ヶ根市役所縲恍C野町役場の6区間(38・1キロ)で健脚を競う。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催、KOA特別協賛。
駒ヶ根市役所正面玄関前を午前9時にスタート、天竜大橋を渡り竜東線を北上。伊那市民会館前で4区が同時スタートし、ゴールの辰野町役場を目指す。開会式は午前8時から駒ヶ根市民体育館前、午後0時30分から辰野町役場正面玄関前で閉会式を予定。
3連覇を狙う駒ヶ根は、県縦断出場・補欠選手4人を投入。高校生ランナーの走りが勝負のカギとなる。昨年上位の伊那、箕輪、辰野との力は均衡し、レースは混戦となりそう。後半の同時スタートで、レースの流れをつくれるかが勝敗の分かれ目と見る向きが多い。
1区の駒ヶ根・羽生がどれだけ抜け出すか、2区の辰野・上島(通)と箕輪・佐々木の対決、県縦断で上伊那を逆転優勝に導き、好調を維持する伊那・守屋の走りなどが注目される。
ほかにも、4区の宮田・瀬戸(旧姓・滝沢)と駒ヶ根・滝沢との姉妹対決も見物になりそう。 -
上伊那の駅伝
1983年、全国都道府県女子駅伝大会(京都府)が始まった。福沢久美子さん(39)=駒ヶ根市=は、赤穂高校の1年生だった第1回大会から7年間、県代表選手として出場。当時は代表選手の半分以上が上伊那から選出され、地元女性ランナーの黄金期を迎えていた。
県縦断駅伝は第35回大会から女性区間が設けられた。県代表女性選手を多く輩出する上伊那では、出場枠2人をめぐる激戦が展開。「県縦断の予選会に全国大会出場メンバーがごろごろ落とされていた。県代表になるより県縦選手に選ばれるほうが大変」と福沢さんは言う。
幼少のころから父親とともに、上伊那チームを沿道で応援していた福沢さん。県縦選手にあこがれ、第36回大会に初出場した。
当時、すでに県縦断で最多優勝を誇っていた上伊那チーム。「負けない上伊那」という、見えないプレッシャーがのし掛かっていた。結果は区間4位の走り。県内の女子エースの実力を持っていたが、大会への心配から過度の練習を積み、体調不良のまま力を発揮できなかった。
89年の38回大会から上伊那はどのチームも成し遂げられなかった12連覇を達成する。そのころ、1区の選手は新社会人の選手を起用するのが伝統で、若者の力を試す登竜門になっていた。
県縦断15回出場の羽生吉浩さん(30)=駒ヶ根市=は93年、養命酒に入社。42回大会で1区を任され、2区の唐沢勉選手に「6位でもいいからたすきをつなげ。オレがゴボウ抜きしてやるから」と言われたという。
1区を激走したが期待にこたえられず区間3位。しかし、続く2区以降は常に総合1位をキープし、そのまま優勝した。後に控える選手層の厚さからか、余裕が満ち溢れていた。
45回大会はチームの中心選手を輩出するNEC長野が実業団の大会へ出場するため、県縦断駅伝への参加がなかった。上伊那チームは「NECが不参加でも伝統は途切れさせられない」との思いでたすきをつないだ。
好調なスタートを切った上伊那は、1区から総合順位1位を維持して優勝。3区の羽生さんは、それまでの自分にとっての最長距離(20・4キロ)を「後方は気にせずがむしゃら」に走り、区間新記録を出すなど、選手一人ひとりの自覚が結果につながった。上伊那チームにとって「優勝」という文字が揺るぎないものになっていた。
しかし、不況の波とともに上伊那の実業団も所属企業の支援が厳しくなり、選手補強に力が入らなくなっていく。50回の記念大会は、チームの総合力低下と、周りからのプレッシャーで13連覇を逃す。2大実業団中心に県縦断選手を構成していた長年のパターンが崩れだした。
上伊那陸上競技協会は、連覇が途絶えた年から、若手選手などを集め、練習会を月に2回開き出した。県縦断14回出場、5区の区間記録(第49回大会)を保持する丸山信一さん(33)=箕輪町=が中心となって練習メニューを立てて指導する。
12連覇をけん引したNEC長野。県外の実業団で活躍し、マラソンで2時間10分40秒の記録を持つ須永宏監督兼選手の存在が大きい。90年に入社した丸山さんも、須永監督の教え子の一人だ。
「須永さんからは走ること以外にも、勝負にこだわる、精神的な強さを学んだ」
しかし、現代の若手ランナーとの気持ちにはギャップが生じる。「若者は負けて悔しいとは思うんだろうが、1年間気持ちを維持するのは難しい。県縦断駅伝がすべてではないが…」と丸山さん。
「きついことを指摘するとやる気を失ってしまう。気を使いながら育ててるのは難しい」。仕事に追われ、駅伝との両立が困難な時世では若者を駅伝に引きとめるのは苦労する。
実業団チームの力が衰えているなか、35歳から走り始めた居酒屋店長・守屋智治さん(46)=伊那市=は、実力で代表枠を獲得している。48回大会から数えて7回出場している(内補欠が1回)。その存在は、上伊那の希望の光となっている。
店の常連客や友人と「遊び半分」で地域のマラソン大会に参加したのがきっかけ。現在は以前より練習量が減ったというが、昼間の2時間、アップダウンの激しい練習コースを15縲・0キロ走っている。
「企業に選手の輩出力はなくなっている。選手の個々のやる気、個人の練習量が必要となる」
3年ぶりの勝利を目指した本年の大会(11月19縲・0日)は、初めてのアンカーを務めた。日ごろの練習の積み重ねは、「勝負どころの最終区」への起用という形になって表われた。
初日を2位で終えた上伊那は2日目の逆転を願った。トップと30秒差でたすきを受けた守屋さんは、2キロ付近で追いつき、一気に引き離した。前日のトップとの25秒遅れを縮めるため、速度を緩めず全力で走り、チームを総合優勝に導いた。
「優勝を知らない若い選手には、勝った喜びを自信に変えてほしい」と守屋さんは若手の頑張りで連覇することを期待している。
「私立校への入学を希望する中学生、高校や大学でやめる選手が年々増えている。他地域に比べ上伊那の年齢層は高く、今後も若い力がなくなっていくのでは」と懸念する声は多く、競技人口の減少に伴い、有望な若手の輩出に苦しんでいる。
先ごろ、東日本女子駅伝で2年連続長野1区を務めた伊那北高校2年の大沼香織さん(16)=駒ヶ根市=は、中学3年の中体連北信越大会で800メートルに出場し、8位入賞、高1の時には国体少年女子3千メートルで9分21秒をマークしている、上伊那の次世代を担う逸材の一人とされている。
「インターハイに懸けている」大沼さんは、大学への進学を目指しているが、卒業後も走ろうとは決めていないという。
「走ることの楽しさを知る前に、やめてしまう子どもたちも多い」と北原治養命酒監督。駅伝競技のすそ野を広げるためにも、今後は地域の継続的な支援と若い指導者の育成が必要不可欠と指摘する。
上伊那陸上協議会の大井初己理事長も「陸上をやりたくても、学校に陸上部がないケースがある。学校体育という枠にとらわれず、地域の社会体育として指導していく必要もあると思う」と底辺拡大にかける思いが強い。
不況などによって企業の支援も厳しくなり、養命酒の陸上部員は現在たった3人。今年の県縦も1人しか出場していない。養命酒とともに上伊那の全盛期をつくったNEC長野も例外ではない。
実業団が上伊那の優位を揺るぎないものにしてきたことも事実。その恵まれた時代は去ったが、「不況で就職が難しいことが幸いして、よい人材が地元に戻るようになってきた」と北原監督。
大井理事長は学生生活を県外で過ごした選手たちが地元に戻ってきやすいよう、企業へ働きかけも行っている。
さらに駒ヶ根スポーツ少年団陸上部などを指導。駒ヶ根市の小中学生は駅伝の県大会で優勝をはじめ上位入賞を果たすなど、着実に成果を挙げている。
上伊那の駅伝にはいくつかの課題もあるが、関係者の努力で明るい灯も見え隠れする。 -
上伊那の野球レベルアップへ
上伊那の高校野球部監督と中学校野球部顧問との技術交流会が19日夜、伊那市の割烹「海老屋」であった。キャッチボール、守備、走塁などの基本的な技術を記したテキストをもとに、部活顧問らに生徒の育成方法を伝えた。
県高等学校野球連盟上伊那支部、上伊那中体連軟式野球専門委員会の主催。
高校と中学の連携を深め、上伊那の野球技術の向上を図る一歩とする交流会で、初の試み。上伊那の高校7校と中学校6校のほか、諏訪地区2校、下伊那1校から指導者が集まった。
今夏まで駒ヶ根工業高校の野球部監督を務めた、高野連南信支部監督部会の山岸智昭部会長が講義。「守備時のバウンド処理は、体で止めるのは最終手段にして、グローブで捕る習慣を養う」「ボールの持ち替えも、小さいころからのキャッチボールで差がつく」などと、身振りを交えながらアドバイスしていた。
山岸部会長は「野球を楽しくできることが、子どもたちの成長にもつながる」と話した。
今後は指導者同士の情報交換を進めるなかで、部活顧問の技術研修などを取り入れていく予定。 -
花の道杯小学生バレー大会
上伊那小学生バレーボール連盟は20日、第14回花の道小学生バレーボール交流大会を飯島体育館など町内7会場で開いた。中南信各地から男子14チーム、女子61チームが出場し、熱戦を通じて互いに交流を深めた。
上位チームは次の通り。
◇男子(1)辰野クラブB(2)みのわアタッカーズB(3)穂高キッズバレークラブ、松本ヴェガフェニックス
◇女子▽Aブロック(1)山形JVC・A(2)伊賀良クラブA▽Bブロック(1)みのわアタッカーズB(2)下諏訪かじの葉クラブA▽Cブロック(1)安曇野松川A(2)駒ケ根すずらん▽Dブロック(1)辰野クラブB(2)マーヴェラス鎌田A▽Eブロック(1)小井川クラブ(2)マーヴェラス鎌田B -
上伊那郡市バレー大会
上伊那バレーボール協会は20日、05年度上伊那郡市バレーボール選手権大会を宮田村の宮田勤労者体育センターで開いた。一般男子(6人制)に3チーム、一般女子(9人制)に6チームが出場し、優勝を懸けて熱戦を繰り広げた=写真。男子は3チーム総当りのリーグ戦、女子は予選リーグと決勝戦を行い、それぞれNEC長野、駒ケ根クラブが優勝した。
上位チームは次の通り。
▽男子(1)NEC長野(2)駒ケ根クラブ(3)伊那体協
▽女子(1)駒ケ根クラブ(2)辰野体協(3)ぷらむ、伊那市役所 -
パドル体操でリフレッシュ
飯島町中央公民館の子育て広場が18日、七久保林業センターであった。親子約20人が参加し、島村恵理さん(NPОパドルジャークス体操協会)から、しゃもじ形の健康補助具パドルを使ったユニークな体操を習った。
島村さんは「音楽に合わせ、体をほぐし、ストレッチ、ダンスなど、パドルを第3の手として利用し、幅広い体操を行うことで、ストレス発散、運動不足の解消になる」と説明。
早速、パドルで肩をたたいて、身体をほぐし、握ってはなすなどの動作を繰り返し、脳細胞の活性化を図った。また、投げてつかむなどの使い方で、敏捷性やバランス感覚も養った。
2歳の子どもと参加した佐藤ミチルさんは「パドル体操で、日頃使わない筋や筋肉を使って、リフレッシュできた」と話していた。 -
宮田村商工会秋季スポーツ大会
宮田村商工会秋季スポーツ大会は19日開き、ゴルフとマレットゴルフの2部門に46人の会員が参加。プレーを通じて親睦を深めた。
伊那国際ゴルフクラブで開いたゴルフの部には28人が出場。天候にも恵まれ、会話も楽しみながらラウンドした。
マレットゴルフの部は宮田マレットゴルフ場で実施。前林善一商工会長をはじめ、参加した18人は年齢性別関係なく全員が和気あいあいとプレーした。
長引く不況で商工会を取り巻く環境も厳しいが、この日の会員は忙しい日常を忘れ、心地良い汗を流していた。
上位入賞者は次の皆さん。
【ゴルフ】▽優勝=山崎明▽準優勝=伊藤秀雄(1)春日幹夫(2)平林裕一(3)増田清(4)清水能忠(5)戸崎浩司(6)倉沢益巳(7)塩澤一美(8)加藤弘子(9)奥田憲一(10)山崎千治
【マレットゴルフ】(1)前林善一(2)菅沼由広(3)池田修治(4)堺沢さおり(5)三沢喬(6)小田切和夫(7)高橋友美(9)大村義房(10)鈴木正文 -
上伊那の駅伝
今年で54回を数えた県縦断駅伝(県縦)は、上伊那が3年ぶりに王座を奪還。優勝回数実に33回と、他地域を寄せつけない圧倒的な強さを誇る。27日には、第53回郡縦断駅伝(伊那毎日新聞社、上伊那陸上競技協会主催、KOA特別協賛)が駒ケ根市縲恍C野町間で開かれる。上伊那を優勝に導いた各選手が市町村別に分かれて激走を繰り広げる。半世紀の記録をたどって、将来への展望を探る。
◇ ◇
終戦の混乱から世間がようやく落ち着きを取り戻しつつあった1952(昭和27)年、松川町から辰野町までの10区間54・4キロをコースに郡縦断駅伝(郡縦)がスタート。同じ年、飯田市から長野市までの17区間221・9キロに及ぶ県縦が幕を開けた。
上伊那の選手は農業従業者を中心としていた。1回大会から30年連続出場し、上伊那を17回の優勝に導いた倉田正利さん(72)=駒ヶ根市=は「青年会の運動会で市内を走っていた程度」だったが、県縦に出場するようになってからは、起伏の激しいコースを日々10キロ以上走り込むなど、練習に力を注いだ。
運動靴がなかった当時は、足袋の裏にゴム板がついた・スマラソン足袋・スで走っていた。・スがにまた走法・スだったため、側面がすぐに破れ「いくど足袋を代えたかわからない」ほど。
交通量の増加に伴い駅伝を取り巻く環境が厳しくなり、トラックの練習が多くなっている現状に、倉田さんは「交通量が少ない時間やコースを選べばいくらでも練習は可能。一人ひとりが研究してレベルアップを図っていかなければ将来は望めない」と指摘する。
県縦の2、3回大会で連勝した上伊那。「上伊那陸上協議会の全面的なバックアップに加え、山間地という環境にあって、足腰が鍛えられたことにも上伊那の強さの要因がある」とする倉田さん。
3連覇のかかった4回大会の2日目、4位でタスキを受けた12区山岸昭雄が、伴走していた監督車と接触して無念の途中棄権。以降第9回まで、下伊那や全諏訪とともに南信勢のトップ争いに君臨するも、2、3位に留まった。
全諏訪が3連覇し、全盛期を迎えた7縲・回大会。同チームの・スダントツ・スの強さに、上伊那の優勝は厳しい状態にあった。しかし、節目の10回大会で、上伊那は8人が区間優勝、うち6人が区間新をたたき出し、7年ぶり3度目の優勝を手にした。
県縦で最も距離が長い上伊那区間。7回大会から出場し、区間優勝16回の過去最多記録をもつ上島元辰さん(65)=辰野町=は、地元の4区を8回走った。「上伊那は沿道の応援に恵まれていた。小旗を振っての大声援に後押しされ、本当に力になった」とし、地域が一体となって上伊那チームを支えたことが強さに結びついていると強調する。
当時の長距離ランナーにとって、県縦の選抜メンバーに選ばれることは何よりの誇りだった。
上島さんは「誰もが他の大会より、県縦断に目標を定めていたと思いますよ。何回も予選会をやったし、激戦でした。秘密練習っていうほど、大げさなものじゃないけど、練習していることも公表しなかったくらいライバル意識があったんですよ。それが逆に、一人ひとりのレベルを上げ、チーム力アップにつながったんですよね」と話す。
3連覇を成し遂げた12回大会。しかし、21回大会まで、全諏訪との一騎打ちは続いた。
このころ、郡縦では箕輪町が第5回大会から6連覇。以降22回大会までは箕輪町と辰野町のトップ争いとなった。上島さんをはじめ、唐沢君雄、唐沢平一、唐沢公雄、竹入平治、根橋唱二、手塚健司、中村勝秀各選手が上伊那の選抜メンバーに名を連ね、全諏訪との激闘を繰り広げていた。
22回大会から上伊那は10連覇。その原動力となったのが駒ケ根市に本拠を置く実業団「養命酒」だった。
毎回、上伊那の主力は養命酒陸上部の選手たち。県内の実力者が次々と入部し、黄金期を迎えた。
当時のエースで現在は同社陸上部の監督を務める北原治さん(53)=駒ヶ根市=は「そのころは自分たちも頑張ったし、会社も全面的に協力してくれた」と振り返る。
高校時代は短、中距離を専門としていた北原さんが、同社に入ったのは71(昭和46)年。「県縦断駅伝のこともほとんど知らなかったし、長距離を走るとは思わなかった」が、同社陸上部で当時監督を務めていた唐沢君雄さんは長距離を強化していた。
養命酒はそのころ岡谷市に工場があり、「全諏訪」が上伊那と常に優勝争い。しかし、同社が73年に駒ケ根市に移転し、上伊那は他の追随を許さない厚いな選手層となった。
高いレベルの選手たちが集まることで、刺激が生まれた。入社当時は他の選手から大きく遅れた北原さんだが、毎日30キロに及ぶ走り込み。入社1年目から県縦に出場するほど、走力は上がった。
10連覇が始まった22回大会から助監督を務め、26、27回は監督を務めた現上伊那陸上競技協会の大井初己理事長(64)=駒ヶ根市=は「そのころの選手はみんなしたたかだった」と話す。
風邪をひいていても、本番までには必ず調整。故障を抱えていても、期待通りの走りをした。
自己を管理する能力の高さと、プレッシャーに負けない絶対的な練習量。
「距離をこなさなければ、絶対に強くなれない。私が長く選手として活躍できたのも練習のおかげ」と、23回連続で選手として出場した北原さんは言葉に力をこめる。
大井さんは本来、走り高跳びが専門。選手として県縦の出場はない。
そんな大井さんに駅伝を強化してほしいと要請があったのは30年以上も前のこと。「それまで県縦は遠くから眺めていただけ」だったが、伊南地域の選手指導、さらには発掘まで手がけた。
当時行われていた長野から直江津の間を走る「信越駅伝」に伊南チームを結成して参加。高校生の選手も入れて多いときには3チームで遠征した。
当初は低迷したが、徐々に力をつけ上位を争うほどに。実業団とは違った側面から、上伊那の駅伝を支えた。 -
箕輪町子どもスポーツ大会
箕輪町子どもセンター主催「子どもスポーツ大会」は19日、町民体育館と武道館であった。地区子ども会単位で作るチームが、長縄跳びの2種目で記録に挑戦した。
順位を競うのではなく、皆で楽しくスポーツに親しむねらい。小学校低学年、高学年、中学生に分かれ、(1)5分間で低学年は6人、高学年と中学生は各10人のチームで連続何回跳べたか(2)1分間に連続で何人跳べたか-の2種目に臨んだ。出場チーム数は(1)種目は低学年6、高学年9、中学生5、(2)種目は低学年7、高学年10、中学生4。
長縄を中学生が回し、「1、2、3…」と皆で声を合わせて回数を数えながら、縄に足を引っ掛けないようにひざを曲げて高くジャンプ。連続跳び回数が30近くになってくると声も次第に大きくなり、周囲の大人も一緒になって応援していた。 -
東春近少年柔道大会2005
伊那市の市武道館で19日、東春近少年柔道大会2005があった。春富地区(東春近、西春近、富県)から小中学生18人が参加し、日ごろの練習の成果を披露した。東春近公民館と東春近柔道教室の主催。
男女混合の小学生1・2年、小学生3・4年、小学生6年、中学生の4部門に分かれ、それぞれが総当り戦を展開。参加者は自分の背丈を越える選手と対戦しても、おそれず正面からぶつかり力を試していた。
女子選手が男子を相手に、背負い投げで一本勝ちする試合もあり、会場にかけつけた保護者からは、大きな歓声がわいていた。
東春近柔道教室は、同公民館の分館・田原公民館で10年ほど前から始まった。本年は週1回の練習で少年少女らが技術を磨いている。
保護者会の西村新介会長(47)=東春近田原=は「柔道を通じて粘り強さ、人を敬う心などを学んでくれれば」と話す。
結果は次の通り(上位3位まで)。
【小学1・2年の部】
(1)鈴木実(2)鈴木祐輔(3)伊藤壮瑠
【小学3・4年の部】
(1)松沢勝治(2)酒井貴幸(3)伊藤航平
【小学6年の部】
(1)田中壮渡(2)西村洋慶、竹沢幸紀、伊藤匠(3)原寿々子、平沢幸紀
【中学生の部】
(1)稲村立吉(2)松島弘晃 -
第54回県縦断駅伝競走「上伊那」が王者奪還
アンカー・守屋智春(46)=嬉楽Q=がゴールテープを切ると、選手らが前日1位チームとの差25秒をカウント。勝利を確認すると胴上げで祝福し、歓喜の声を上げた窶煤B
第54回県縦断駅伝競走(県陸上競技協会など主催)は19、20日、長野市から飯田市までの20区間(218・4キロ)で競った。上伊那は1日目のトップ「全諏訪」と25秒差の2位でスタート。選手が一丸となってたすきをつなぎ、最終区で逆転。3年ぶり、33回目の総合優勝を果した。
優勝タイムは2位の全諏訪と1分18秒差の11時間51秒44だった。
2日間の区間優勝数は全諏訪が最多の6区間に対して、上伊那は3、10区の2区間のみ。チームの総合力で勝利を手にした。 -
宮田村マレット唐沢さんが年間総合優勝
宮田村マレットゴルフ同好会は16日、今季の最終記録会を開き、唐沢治男さんが年間総合優勝を決めた。
今季は4月から記録会を8回開き、総合得点で優勝者を決定。最終戦も制した唐沢さんは2位以下を離した。
年間成績は次の通り。
(1)唐沢治男(2)羽場勝美(3)山口勇(4)小田切宏子(5)新井謙治(6)有賀武士(7)今井麻男(8)御子柴清美(9)太田正(10)森田孝司(11)唐木米蔵 -
3年ぶり王座へ「上伊那」結団
第54回県縦断駅伝競走大会は19、20日、長野市から飯田市までの20区間(218・4キロ)で競う。16日夜、伊那市役所の多目的ホールで、3年ぶりの王者奪還を目指す上伊那選手団の結団式があった。
北澤秋司団長は「これまでの練習で培った努力をもとに、チーム一丸となった2年間のリベンジを果したい」とあいさつ。
有賀友衛監督は「昨年は2位に甘んじたが、今年は故障者もなく本来の力を発揮すれば優勝できる。2日目は上伊那を走るが、地元の声援を受けながらゴールをトップで駆け込むことを確信する」と話し、丸山信一主将は「今年は優勝の二文字を獲得する。沿道からの応援お願いします」と決意を述べた。
出走メンバーは2人が初出場で、ベテラン選手も健在。守屋智春さん(46)はチーム最年長で初めてアンカーに抜擢された。
上伊那(辰野町)を通過は、20日午前9時10分ころからの予定。
選手は次の皆さん。
◆1区(11・6キロ)濱吉彦(辰野町、ジェルモ)◆2区(7・8キロ)増澤真吾(辰野町、信州大学)◆3区(20・1キロ)上島通成(辰野町、NEC長野)◆4区(3・2キロ)滝沢恵美(駒ヶ根市、駒ヶ根市役所)◆5区(13・0キロ)大槻勉(箕輪町、ジェルモ)◆6区(8・6キロ)鈴木昌幸(伊那市、ジェルモ)◆7区(10・2キロ)丸山信一(箕輪町、NEC長野)◆8区(9・5キロ)小林太一(駒ヶ根市、信州大学)◆9区(15・8キロ)荻原英雄(伊那市、ジェルモ)◆10区(10・0キロ)唐木正敏(伊那市、ル・プレジール)◆11区(10・1キロ)松村博文(飯島町、南信精機製作所)◆12区(12・7キロ)土橋勇一(伊那市、NEC長野)◆13区(9・2キロ)小池夏樹(伊那市、小池工房)◆14区(10・4キロ)松崎雄介(駒ヶ根市、駒ヶ根市役所)◆15区(16・6キロ)北原英一(駒ヶ根市、トーハツマリーン)◆16区(10・0キロ)厚地健一郎(伊那市、NEC長野)◆17区(4・3キロ)福沢久美子(駒ヶ根市、東伊那すこやかクリニック)◆18区(4・3キロ)千葉健太(箕輪町、箕輪中学校)◆19区(17・0キロ)羽生吉浩(駒ヶ根市、養命酒)◆20区(14・0キロ)守屋智春(伊那市、嬉楽Q)◆補欠=北原誠(箕輪町、アルプス精工)唐木智充(伊那市、伊那北高校)茅原由昭(伊那市、日本ピスコ)田中秀一(駒ヶ根市、トーハツマリーン)平賀翔太(駒ヶ根市、赤穂中学校)宮沢加奈(辰野町、アンサンブル伊那) -
キンボールリーグ戦開幕
キンボール愛好者ら約120人が集う駒ケ根市初のリーグ戦「第1回にっこりキャッチでキンボール大会」が開幕した。8日に行われた開会式に続いて15日夜には予選リーグAブロックの第1戦が赤穂中学校体育館でスタート。開幕戦に臨んだチームの出場者らは緊張した様子もなく、笑顔で楽しそうにプレーしていた=写真。
大会に出場するのは13チーム。1月末まで予選リーグを戦い、2月から3月にかけて決勝リーグを行うことにしている。 -
宮田村の少年野球・河原町リバースが納会
宮田村の少年野球チーム「河原町リバース」は13日、今季の納会をつつじが丘グラウンドなどで開いた。チームを退く6年生はOBや保護者らと卒団試合。ともに勝利し、互いの絆を最後まで深めた。
今年は6年生9人を含む約30人ほどのチビッコが同チームでプレー。伊南大会で優勝、上伊那選手権大会でも2勝を挙げて活躍するなど好成績を収めた。
この日の納会は卒団試合で汗を流し、懇親会では美味しいカレーに舌鼓を打って1年間を振り返った。
村内の少年野球は一時、7チームあり盛んだったが、近年は少子化や生活の多様化などで競技人口が減少。リバースと西駒ウイングスの2チームになっている。
しかし、子どもたちは仲間の絆を深めながら野球に熱中。6年生もこの日で一区切りつけたが、今後も練習などに参加する。 -
飯島町ゲートボール協会設立20周年記念式典
飯島町ゲートボール協会(満沢温会長)は15日、町内で設立20周年記念祝賀会を開いた。来賓に町や高齢者クラブを招き、会員約50人が出席、功労表彰、募金の贈呈などで節目を祝い、さらなる発展を誓った。
北信越選手権大会に出場するなど優績の七久保、田切の2チームと、10年以上在籍し、80歳以上の会員21人を表彰した後、満沢会長は「20年の節目に当り、足跡を振り返るとともに、30周年の節目が迎えられるように、基礎固めをしなくてはならない」とあいさつ。 また、席上、20周年記念大会などで募った浄財4万円を町に、「福祉向上に役立てて」と寄付した。
同協会は85年11月、県ゲートボール連盟設立に合わせ、登録会員40人で発足。1時、町内の潜在愛好者は150人を数えたが、現在、登録会員60人。規則改正への取り組みのほか、上級審判員取得の推進を行い、05年までに1級6人、2級9人、3級28人、審判資格者43人を数える。日体協公認C級指導員資格取得者2人。 -
小学生球技大会河原町Aが優勝
宮田村の第30回小学生球技大会が12日、宮田小学校体育館などで開かれた。村内11地区から過去最大規模の20チームが参加。ドッジボールで熱戦を繰り広げ、河原町A「しょっぺえたいよう」が優勝した。
大会の活躍は子どもたちの目標でもあり、「今年こそは優勝するぞ」とやる気マンマン。積んできた練習の成果を発揮した。
予選リーグを勝ちあがった河原町Aは、飯島啓介主将を筆頭に5、6年生の10人(唐木貴浩、高橋翔悟、森下雄太、加藤龍、松下美咲、長矢華奈、伊東実穂、古河原梨紗、小田切俊樹)で構成。
チームワークの良さで、準決勝は新田A、決勝も南割Cをストレートで破り優勝した。
主催した村青少年健全育成会から表彰状とトロフィーを受け取り大喜び。互いの友情も深め合っていた。
上位の結果は次の通り
(1)河原町A「しょっぺえたいよう」(2)南割C(3)河原町C「みそ味タライ」(4)新田A -
箕輪少年野球秋季リーグ戦
箕輪少年野球連盟(中山政彦会長)の秋季リーグ戦と新人戦が13日、南箕輪村の大芝野球場であった。優勝は春季リーグに続いて「南小ドラゴンズ」だった。
リーグ戦は10・11月の2日間にかけて開催。6チームが出場して競ったところ「南小ドラゴンズ」が5勝0敗で優勝を決めた。
閉会式で、中山会長は、6年生に対して「これまで野球が出来たことを監督、コーチ、両親に感謝してほしい。感謝の気持ちがあれば、成長できると思う」とエールを送った。
6年生32人は本年度の公式戦を終え、活動が終了。各チームの監督が一人ひとりにメダルを授与し、がっちりと握手を交わした。
リーグ戦の結果は次の通り。
(1)南小ドラゴンズ(2)箕輪彗星クラブ3勝1引き分け1敗(3)箕輪中部ヤンキース2勝1引き分け1敗(4)箕輪ジャイアンツ(5)守屋スネークス(6)箕輪タイガース -
女子は箕輪北が優勝 上伊那勢6チームが県大会出場へ
パナホーム東海カップ・第30回県ミニバスケットボール選手権中南信地区大会が12、13日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館など4会場であった=写真。女子の決勝は箕輪北が57対34で駒ヶ根を下し優勝した。県バスケットボール協会、県ミニバスケットボール連盟の主催。
男子29チーム、女子32チームが出場。県大会(12月10窶・1日・松本市)の出場資格チーム上位8位を目指し、それぞれがトーナメントで熱戦を展開。保護者の声援を浴びながら
児童たちは日ごろの成果を披露した。
上位8チームは次のチーム。
【男子】(1)松本筑摩(2)箕輪(3)伊那(4)穂高(5)下諏訪(6)駒ヶ根(7)松本NANBU・A(8)松本清水
【女子】(1)箕輪北(2)駒ヶ根(3)伊那(4)塩尻(5)松本筑摩(6)松本南部(7)松川(8)TOSC・A -
小学生球技大会河原町Aが優勝
宮田村の第30回小学生球技大会が12日、宮田小学校体育館などで開かれた。村内11地区から過去最大規模の20チームが参加。ドッジボールで熱戦を繰り広げ、河原町A「しょっぺえたいよう」が優勝した。
大会の活躍は子どもたちの目標でもあり、「今年こそは優勝するぞ」とやる気マンマン。積んできた練習の成果を発揮した。
予選リーグを勝ちあがった河原町Aは、飯島啓介主将を筆頭に5、6年生の10人(唐木貴浩、高橋翔悟、森下雄太、加藤龍、松下美咲、長矢華奈、伊東実穂、古河原梨紗、小田切俊樹)で構成。
チームワークの良さで、準決勝は新田A、決勝も南割Cをストレートで破り優勝した。
主催した村青少年健全育成会から表彰状とトロフィーを受け取り大喜び。互いの友情も深め合っていた。
上位の結果は次の通り
(1)河原町A「しょっぺえたいよう」(2)南割C(3)河原町C「みそ味タライ」(4)新田A -
女子バレーブロックトーナメント「ミューズ」が2連覇
宮田村女子バレーボール会の第15回ブロックトーナメント戦が10日閉幕し、河原町の女性を中心にした「ミューズ」が1セットも失うことなく2連覇した。
同大会は既婚者が対象で12チームが参加。4つのブロックの勝者がこの日、村農業者トレーニングセンターで決勝トーナメントを戦った。
昨年と同じ顔ぶれとなった決勝戦は、一進一退の熱戦。ミューズは、ツーオーの多彩なトス回しと鋭いサーブに苦戦した。
しかし、徹底的にレフトに集め強打で1セット目を逆転で先取。
2セット目もリードを許したが、緊張感は途切れることなく、相手の反撃を絶った。
今季はチームを引っ張ってきたベテラン3人が去り、ぎりぎりの人数でリーグ戦や今回のトーナメント戦を戦ってきた。
「厳しい時もあったが、若手もよく補ってくれた。チームワークの良さが勝因」と湯澤千代子主将。「来季の目標は3連覇。リーグ戦も優勝したい」と話していた。
ブロックトーナメント上位結果は次の通り。
(1)ミューズ(2)ツーオー(3)若葉(4)河原町 -
石沢KSCが2冠、青春リーグは大田切が初代王者に
宮田村ナイターソフトボール会(石沢茂男会長)は10日、今季の全日程を終えて閉幕式を宮田球場で開いた。リーグ戦、トーナメント戦とも石沢KSCが優勝し、史上初の2冠を達成。45歳以上を対象に初めて実施した「ますます青春リーグ」は大田切リバーズが制し、初代王者となった。
石沢KSCは強力な打線を軸に、守備力も安定。11チーム総当りで半年に及んだリーグ戦を、終盤の1敗だけで乗りきった。
昨年は同率首位で並んだが、総得点で2位に。悔しい思いをした末の2年ぶりの美酒に石沢茂男監督は「昨年負けたので、今年は全員勝利にこだわった」と振り返る。
来春に開かれる上伊那大会の出場権も手にしたが「いつも初戦で敗退しているので、何とか1勝したい」とも話していた。
消防操法大会の練習で本戦が中断される6月に開いた「ますます青春リーグ」には5チームが参加。本戦もベテランばかりで戦う大田切リバーズが実力を発揮した。
代表の後藤勉さんは「本戦は若い選手が多く、どうしても玉足が早いが、青春リーグは勝つことができた。もっとチームが増えれば、さらに盛りあがると思う」と話していた。
石沢KSCが2冠のため、上伊那大会出場のもう一つの枠はリーグ戦2位の河原町クラブが得た。
本リーグ戦最終結果は次の通り。
(1)石沢KSC(2)河原町クラブ(3)トリケラトプス(4)南割スリーフォー(5)リバーズ(6)北割クラブ(7)大久保スターズ(8)エラーズ(9)中越クラブ(10)南割1班(11)大田切リバーズ -
磐田市とゲートボールで交流
8日、駒ケ根市と友好都市協定を結ぶ静岡県磐田市のゲートボール協会(大島敏男会長)会員ら約30人が駒ケ根市を訪れ、県ゲートボール連盟駒ケ根支部(小原淳一支部長)の会員らと親善大会を通じて交流を深めた=写真。同市のアルプス球場で開かれた開会式では互いに土産を交換したり「久しぶりですね」「お元気でしたか」などとあいさつが飛び交うなど、あちこちで和やかな笑顔がこぼれた。小雨の降るあいにくの天候となったが、参加者らはそれぞれのコートで試合を楽しんだ。
親善試合は年1回、両市で交互に開かれていて今年で十数回目になるという。 -
宮田村の中塚さんが全国障害者大会200メートル走で優勝
第5回全国障害者スポーツ大会(5縲・日・岡山県)視覚障害全盲2部の陸上200メートル走で、宮田村町3区の中塚誠さん(45)が31秒99で初優勝、60メートル走も2位に入賞した。疲労骨折を抱えたなかでの快挙に「自分でも驚くほど走れた。満足している」と喜んでいる。
中塚さんは以前の同大会で、水泳や立ち幅跳び、400メートル走で優勝。春先から本格的に始めた短距離の挑戦だったが、また新たな栄冠を手にした。
10月初めには過度の練習で、おしりの関節を疲労骨折。現在も完治しておらず、足が踏ん張れない状態だが、水泳やエアロバイクでトレーニングを続けてきた。
本番直前も足をひきずるほどだったが、痛みをおして力走。目標にしていた大会記録の更新はならなかったが、実力を十分に発揮した。
「まるまる1カ月間走ることができなかったことを考えれば、大会記録以上の走りができたと思う」と振り返る。
次の目標はけがを完治して、連続出場している来年4月の長野マラソンに出場すること。「骨折したなかでの競技に周囲に心配かけた。今後は家族や自分の体と相談しながら、競技を続けていきたい」と話していた。 -
高校駅伝 北信越大会へ(下)
県高校駅伝競走大会(女子第17回、6日・大町市運動公園陸上競技場発着)で、伊那北がチーム一丸の走りで3位に入賞。目標にしていた昨年に続く北信越大会の出場権を獲得した。
5区間21・0975キロを18校で競った。エースが集まる1区で、大沼が期待にこえる区間優勝の走りでチームを勢いづけ、その後それぞれが区間6位以上のタイムで3位をキープ。最終5区で一時長野に追いつかれたが、第2エースの平澤が粘り、1時間18分50秒で3位に入った。
チームは前回経験者の2年生6人と、1年生2人の8人。4区の宮島は初の駅伝で「緊張したが、仲間を信じて前を追うことだけを考え積極的に走った」。
10月の岡山国体少年女子共通3000メートルで9分21秒の自己ベストをマークした大沼を含め、3選手が今大会まで調整期間が短く疲労を抱えながらの出場。松澤公治陸上部顧問は「大沼がよい位置でつないでくれたことが、チームの相乗効果につながった」と一丸で手にした3位を褒める。
北信越大会(20日・新潟県弥彦村、15校)は、順位にこだわらず、「失敗を恐れずに思いきった布陣」で目標タイムの1時間17分を目指す。「チームで駅伝を楽しみたい」と、皆が笑顔で意気込みを語った。 -
ねんりんピック太極拳競技出場
箕輪町の向山初美さん、北條裕子さん長野県の登録団体「箕輪伊北太極拳」に所属する箕輪町の向山初美さん(68)=木下、北條裕子さん(67)=松島=が、60歳以上対象の第18回全国健康福祉祭ふくおか大会「ねんりんピックふくおか2005」(12縲・5日、福岡県)に県代表として出場する。8日、町教育委員会にあいさつに訪れた。
向山さんは箕輪町太極拳部部長、北條さんは太極拳和円代表で、ともに指導者。昨年10月に長野市であった県大会(予選会)に、長野市と飯田市在住の上級クラスの選手と計6人のチームで出場し優勝。出場権を得た。2年に1度しか出場できない大会だが、2人とも4回目の出場。01年の広島大会では6位に入賞している。
全国大会は、24式太極拳を自由選曲の音楽に合わせ4分以内で演舞。基本技術、構成、全体の調和など減点方式で採点する。大会に向け2月から、長野市や箕輪町で月1縲・回の練習を重ねてきた。
小林通昭教育長は「気をつけて、楽しんでやってきてください」と激励。2人は「しっかり練習も積んだので上位をねらって精いっぱいやりたい」と抱負を語った。 -
30人31脚「全国制覇するぞ」
13日に神奈川県の横浜アリーナで開かれる「第10回記念大会30人31脚全国大会2005」に出場する、伊那市の伊那東小学校6年楓組(須江直喜教諭、32人)がこのほど、小坂樫男市長に健闘を誓った。
楓組は、10月末にあった県大会で優勝し、全国大会の出場権を獲得した。県内からは22チームが出場し、それぞれが50メートルを2回走り競争。2回目でベストタイムとなる9秒70を記録し、首位と0・03秒差で逆転優勝した。
市役所を訪問した楓組は、チームがかかげるテーマの・ス飛走・スという文字を背中にプリントしたユニホームで出席。キャプテンの塩崎正彦君は「皆を信じて走り、夢の8秒台を出して優勝したい」と意気込みを述べた。
小坂市町は「心を一つに合わせて走った、楓組の団結力は素晴らしい。全国大会での活躍を期待している」と大会へ送り出した。
楓組は前回の県大会に初出場し、10秒51の記録で9位を獲得している。児童の一人の呼びかけをきっかけに、競技に取り組みはじめたのは昨年の6月ころからだという。 -
高校駅伝 北信越大会へ(上)
男子第56回・女子第17回県高校駅伝競走大会が6日、大町市運動公園陸上競技場発着のコースであり、男子は上伊那農業高校が3位になり、7年連続の北信越大会出場を決めた。女子も伊那北が3位に入賞し、北信越大会に出場する。
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男子は競技場を発着点に7区間42・195キロを38校で競った。2位争そいの上農は、長野日大と競り合いながらの展開。1縲・区間は2位をキープしていたが、その後は競技場へ通じる上り坂で差を広げられ、惜しくも9秒差の2時間18分34秒で3位だった。
前半が好調だっただけに悔やまれるが、予想していたタイムを切る走りに陸上部の中村幸雄顧問はまずまずの反応。1区の佐々木が全体的にペースが遅いなか、前半から意欲的にペースを上げて逃げきったことに「本人も自信につながったのでは」とし、平走状態で力が引き出された5区の熊谷については、結果以上の良い内容とした。
15校で争そう北信越大会(20日・新潟県弥彦町営陸上競技場)は、長野日大への雪辱を誓う。中村顧問は「タイムは考えていないが、2時間18分を切る走りを目指したい」と話している。