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議員定数改変・ス慎重論・スが大勢
宮田村議会は27日、区長会と懇談。議員定数の適正規模について11人の区長全員から意見を聞いたが、定数改変について「議員自身が考えること」とした・ス慎重論・スが大半を占めた。そのうえで「議員の皆さんの頑張っている形がみたい」「議員は村が自立していくための具体案を考えてもらうことのほうが先決」など、定数問題よりも議会活動の活性化を求める声が上回った。
多くの区長は、3年前の前回選挙で定数が4減の12人に削られたことを考慮に入れつつ「議会を運営しているなかで、どう議員自身が(定数の規模を)感じているかが重要。議員の判断で決めていくべきだ」と話した。
3人ほどは住民意向の反映に支障が出るなどの理由から、削減の必要性がない、または無理に減らす必要はないとした。
「まわりの市町村が削減しているからといって気にすることはない。村の情勢に応じて考えるべきだ」といった声も。削減を求める意見は1人だった。
同村議会は議会改革を進めるなかで、削減を前提にしない形で定数の適正規模を検討している。
小林茂議長は懇談を終えて「今日の雰囲気、意見を踏まえ議会としてどう検討を進めていくか、つめていきたい」と話した。 -
伊那市職員 改善実践事例発表会
伊那市は27日夜、市役所で、第1回職員改善実践事例発表会を開いた。市民サービス向上を目的に職員全員が実際の業務で工夫した結果を改善実践事例として発表する初めての試み。代表5人(グループ)が発表し、全庁舎から集まった職員約130人が改革意識を共有した。
市行政改革推進チーム、総務部総務課行政改革推進係の企画。全職員を対象に、事務の省力化や効率化に結びついた、収入の増加や経費の削減が図れた竏窒ネどの改善事例を集い19件の応募があった。その中から5件を選定し、この日の発表で審査委員長の白鳥孝収入役をはじめとする審査員4人が評価した。
最も評価の高い優秀賞を手にしたのは、水道料金の徴収方法について発表した上水道課の「徴収対策に関する課員全員の取り組み」。代表者の松沢正上水道課長は、水道料金係のみで対応していた給水停止を全課員で現地対応するなどして未納料金の回収額を増やしたことを説明した。
そのほか、前月の最大需要電力で決まる基本料金を抑え電気料金の節減を図ったグループや地域の保育園として園開放を始めたグループなどが参加。発表者らは、スライドやBGMなどを用いて、視覚、聴覚に訴えるよう発表に工夫をみせた。
白鳥収入役は「改善事例は常に身近にあり、どう気づくかが重要。いつも自分の仕事に疑問を持つことが改善につながる」と講評した。
審査の結果は次の通り(カッコ内はチーム名)。
▽優秀賞=徴収対策に関する課員全員の取り組み(飲んだら払って!おいしいお水の供給者 伊那市上水道課)▽アイデア賞=電気料金の節減(高遠町学校給食センター)▽努力賞=地域の保育園として交流を深めた〈園開放〉(西春近中央保育園)▽審査員特別賞=GTDという考えを仕事に取り入れる(三分の一)▽奨励賞=担当係以外業務の窓口マニュアル共有による業務の平準化(復活!高遠一流会) -
箕輪町協働のまちづくり講演会
箕輪町は22日夜、協働のまちづくり講演会を町役場で開いた。協働のまちづくりのため住民が行政に依存しない姿勢を持つ必要性などを提示した講演と、町内のまちづくり活動の事例発表に学んだ。
NPO法人SCOP理事長の鷲見真一さんが、「協働のまちづくりを実現するために、今必要なこと」をテーマに講演。住民側に必要なことに▽行政に依存しない姿勢▽緊張感のある事業・取り組みを行う▽会議参加と実践参加のバランスをとる-を挙げ、「活動の経験をいろいろな場で発言し、多くの人と共有することで、社会資本が貯まるいい町になる。地道だが、この繰り返しが大事」と述べた。
まちづくり活動の事例報告は、町の06年度事業まちづくり住民提案事業補助金を受けた10団体のうち5団体が発表した。団体は▽これからの農業林業を考えるEグループ▽西部花街道をつくる会▽ちいむもみじ▽ひまわり畑▽箕輪まちづくり同友会-。「多くの人が力を合わせ、語らいながら作業することが協働だと感じた」などの意見があり、今後の課題には活動資金や参加者の確保などがあった。 -
県議選 伊那市区 井口純代氏が出馬表明
25日に県議選伊那市区(定数2)で立候補する意向を示した新人の音楽講師、井口純代氏(51)=あおぞら、福島=が27日、正式に出馬表明し「今まで培ってきた人と人とのネットワークをもっと広げ、県政で身を粉にして働きたい」と訴えた=写真。
各分野の市民活動に携わってきた井口氏は、市民の意見や提案が生かされない現在の行政に対する不満を語り「行政には変えねばならないことが山積み。まずは自分が県会で勉強して一生懸命やりたい」と決意を述べた。公約には▽長野県廃棄物条例の制定実現▽県民益に立った県政評価の進展▽地元の中小建設業を支える体制づくり竏窒ネどを挙げ、村井県政に対しては不支持寄りの姿勢を示した。
井口氏はこれまでに市町村合併の意向調査を求める市民の会の代表や旧伊那市の環境審議会委員を務め、現在はごみ問題について考える「ごみゼロの会」の事務局。生活クラブ生協の組合員として環境や食の安全に関する活動にも取り組んでいる。
事務所開きは28日の午後7時半から伊那市西箕輪のロッジ吹上で行う。
井口氏の出馬により、すでに現職2人が立候補を表明している伊那市区でも選挙戦が確実となった。 -
県議選 駒ケ根市区 立候補届出書類事前審査
26日、任期満了に伴う県議選(3月30日告示、4月8日投開票)駒ケ根市区の立候補届出書類の事前審査が駒ケ根市役所で行われた。定数1に対し、これまでに立候補を表明している2派が出席。選挙管理委員会の担当者が記入漏れなど書類の不備の有無を慎重にチェックした=写真。
同市区で立候補を表明しているのは現職の林奉文氏(61)=あおぞら、南割=と、前職の佐々木祥二氏(55)=無所属、赤須東=の2人。これまでのところ、ほかに出馬の動きはない。 -
県議選 駒ケ根市区 佐々木氏総決起集会
県議選駒ケ根市区(定数1)に出馬する元職の佐々木祥二氏(55)=無所属、赤須東=の総決起集会は25日夜、同市のアイパルいなんで開いた。集まった約600人を前に「市町村が主役と掲げる村井知事とともに素晴らしい長野県をつくるためにも、県政の壇上に立たせていただきたい」と訴えた。
苦杯をなめた4年前から現在までを振り返り「生活者の足元から政治があると勉強させて頂いた」と述べ、世間には景気回復を望む期待感が強いと指摘。
前田中県政の6年間を強く批判し「皆さんが豊かになる施策を打ち出すことが課題。一人ひとりの収入を増やし、福祉、教育、環境、社会資本整備に充てていかなければいけない」と主張した。
後援会の堀内照夫会長は「前回にはない組織づくりができたが、選挙は水もの。一層の支援と協力を」とあいさつ。
来賓の中原正純同市長は「どれだけ4年間苦労したかが今回の選挙の争点。何としても佐々木さんに勝ってもらわなければならない」と語気を強め、宮下一郎代議士、吉田博美参議らも激励した。 -
県議選 伊那市区 選挙戦へ
伊那市福島の音楽講師・井口純代氏(51)が25日、県議選伊那市区(定数2)から立候補する意向を示した。これに伴い、無投票の様相を呈していた伊那市区でも選挙戦に突入することとなった。
井口氏が意向を固めたのは今月21日。告示10日をきり、無投票に対する市民感情の高まりがあると判断したとしている。
取材に対し井口氏は「環境、子育てなど、生活に根ざした命を守る活動をやってきた。今までコツコツやってきたことを生かして県民益のために働きたい」と語った。
音楽講師の傍ら、さまざまな市民活動に取り組んできており、これまでには「(市町村)合併の意向調査を求める市民の会」の代表、「ごみゼロの会」事務局などを務めている。届け出党派は県議会の会派・あおぞらが届け出た同名の政治団体とする予定。
正式な出馬表明は27日の午後3時から伊那市西箕輪の「ロッジ吹上」で行う。
伊那市区ではすでに現職2人が立候補を表明している。 -
伊那市 防災強化に向け 新たに2団体と協定
伊那市は26日、地域の防災体制などの支援や強化を図るため国土交通省天竜川ダム統合管理事務所(尾中宗久所長)と、市水道事業協同組合(上島宗和理事長、35社)との協定を結んだ。市は今回の協定で23団体と締結した。
同事務所が管理する、三峰川沿いに設置した16個所のライブカメラの画像や美和ダム(長谷)の水位や降水量などの情報を事務所と市の光ケーブルを使って配信を受ける。河川監視設備の情報を得て防災に役立てる考えだ。
事務所では、市への美和ダムの各種データ配信をモデルとし、今後、重要性をみて小渋ダムにおける情報提供も関係町村と話し合い、協定を結んでいきたいという。
水道事業同組合との協定は、災害時の応急給水、水道施設の応急復旧の支援を受ける内容。断水時は、組合員が配水地と避難所などを行き来し、飲み水を供給する。組合は協定のためにくみ上げポンプとタンク(500リットル)の15セットを組合負担で購入した。
新年度は、緊急時を想定した配水地からのくみ上げ訓練などを予定。ポンプとタンクのセット数は、組合全社へ配備するため35セットを整えていきたいという。
伊那市と災害時の支援協定を結んだ尾中所長(右)と上島理事長(左) -
県議選 郡区 小林伸陽氏をはげます会
県議選上伊那郡区(定数2)に出馬する小林伸陽氏(62)=共産党、箕輪町=をはげます会(総決起集会)が23日夜、箕輪町文化センターであった。町内外から支持者約500人が集まった。
小林氏は「高校の授業料値上げ、県立公衆衛生専門学校伊那校歯科衛生士学科の廃止など県民に負担をかけ、公共事業に回すことが始まっている。これからの県政をどうするかが問われる」と述べ、県政改革に取り組む姿勢を示した。また、浅川の穴あきダム建設を検証し「浅川だけの問題でなく、県内のダム建設が始まる可能性がある」と指摘。「ダムを造れば安心だということはない」と森林整備などを課題に挙げた。
子育て世代や高齢者らが激励の言葉を送ったほか、松本市区選出の共産党藤沢のり子県議が応援に駆けつけた。 -
土砂災害時の連携態勢構築へ
国土交通省・天竜川上流河川事務所(駒ヶ根市)は23日、上伊那地域における「大規模土砂災害対策検討会」の初回を、伊那市の伊那浄水管理センターで開いた=写真。災害発生前後の初動対応、情報伝達において国、県、市町村などが連携し、災害対応でどのような役割を担えばよいのか検討を始めた。
関係機関が連携し、適切な災害防御活動を実施可能にする施策を提言していく目的。信州大学農学部森林科学科の平松晋也教授を座長とし、国や県、市町村の関係者約30人が出席し、連携体制の構築に必要な事項について話し合った。
意見調整が必要と考えれる事項を確認するため、国が昨年7月の豪雨災害で実施した市町村への具体的な支援内容や、関係各機関がこれまでに検討してきた災害時の役割分担に関する提言などを参考に協議。次回7月中旬に開催予定の検討会では、相互が持っている災害対応資機材の有効活用などについて話し合う。
検討会は、全3回を予定。防災体制上の連携体制の構築にため、災害時における関係者の状況判断のあり方、被災地域の住民へのあり方などを協議する。最終的な提言は、参加機関の防災業務計画、地域防災計画に反映していく。 -
県人事異動(上伊那関係分)
長野県は23日、4月1日付人事異動を発表した。県民サービス向上のための喫緊の課題への対応と、一層の効率的な県政運営を図る組織改正に併せて実施。異動者は2584人で昨年4月と比べ317人の減。
上伊那関係分の部長級異動は次の通り(かっこ内は旧職、敬称略)。
【事務部長級】 ▽参事・文化振興事業団(上伊那地方事務所長)竹松政博▽上伊那地方事務所長(参事・下水道公社)宮坂正巳
【技術部長級】 ▽松本建設事務所長(伊那建設事務所長)松下泰見 -
県議選 伊那市区 新人擁立か
県議選伊那市区(定数2)で新人擁立を模索している市民有志が23日、上伊那地方事務所を訪れ、立候補手続きに必要な資料を持ち帰った。
同有志は「立候補予定者は今のところ未定」としている。
伊那市区にはすでに現職2人が立候補を表明している。 -
中川村の人事異動
中川村は23日、4月1日付けの人事異動を内示した。組織体制の変更や会計管理者設置などで、課長級3人(うち昇格1人)、係長級11人(昇格なし)、一般職員21人と異動総員35人と中規模となった。新規採用2人、退職3人。課長級の昇任では、議会事務局長に北島眞氏が就く。
組織改革では水道課と建設課を統合し、建設水道課に、課長には青木茂彦氏が着任。地方自治法の改正により会計管理者(課長級)は冨永正邦氏が就く。
職員総数は前年度より2人減の87人。 -
南箕輪村消防委員会
南箕輪村消防委員会は20日、06年度第2回会議を村役場で開き、06年度消防施設整備事業経過報告を受け、07年度事業計画を協議した。
06年度消防施設整備事業は、消火栓新設3カ所、防火水槽改修3カ所、小型動力可搬ポンプ(神子柴)購入、防災用品で7月豪雨災害を受け災害用腕章、災害時資器材で土のう製造機と発電機、投光機4基、バリケード50基などを購入した。土のう製造機は5月の水防訓練で披露する予定。
07年度事業計画は、消火栓新設(大芝、塩ノ井)各55万円、防火水槽は大泉の唐松公園横が漏水のための改修で70万円、田畑31組はフェンス張替えで15万円。防災無線13カ所の修繕50万円、防災行政無線屋外子局設置671万7千円、小型ポンプ積載車(神子柴・第3分団第2部)更新633万6千円。
防災対策事業は、土砂災害に対する全国統一防災訓練(5月27日)を土砂災害指定地域を中心に実施する予定。デジタル防災無線化、消防団協力事業所表示制度の導入、消防団組織再編や消防団施設整備計画を検討する。
天竜川洪水ハザードマップは台風時期までには作成して配布する計画で、「想定浸水深」などを表示する標識の設置も検討する。
防災助け合いマップは、北殿地区をモデル地区として、村社会福祉協議会、村の防災係、福祉係で協力して進める。 -
箕輪町人事異動内示
課長昇任2人、中規模異動箕輪町は23日、4月1日付の人事異動を内示した。政策的経営機能の強化などをねらいとし、長期同部署勤務の配置替を主とした中規模異動。課長昇任は2人で、消防室長に消防室専門幹の内山朝高さん、保健福祉課付・町社会福祉協議会派遣・事務局長に教育課教育係長の北條隆さん。異動者は66人、採用者4人。3月31日付退職者は7人。
07年度は行財政改革の推進に向け、地方自治法改正に伴い助役2人制を副町長2人制として継続する。主は少数精鋭体制の確立に向け多くの事務事業を経験するための配置替えで、ねらいとして(1)政策的経営機能の強化(2)自治法改正による収入役廃止に伴う会計管理者の設置(3)国保・老健と保健予防機能の統合(4)企業誘致及び住宅施策の強化に向けた土地開発公社の機能強化(5)福祉施策の推進と社会福祉協議会の充実-を挙げる。
新たに東京都豊島区との交流派遣をするほか国、県への派遣研修も継続する。 -
子ども課長に女性登用
駒ケ根市は23日、4月1日付の人事異動を内示した。部長級3、課長級3、係長級19など総員64人の小規模異動となった。昇格は部長級2、課長級1、係長級4。退職者は8人。
地方自治法改正による収入役の廃止に伴い、新たに会計管理者を置くほか、会計課を会計室とする。子ども課長には女性を登用して子育て支援策の充実を図る一方、同課に地域自立支援室を新設。保健福祉課の生活福祉係と障害福祉係を統合して社会福祉係とする。
異動は次の通り(カッコ内は旧職)。
【部長級】▽会計管理者=渋谷勝清(伊南行政組合事務局長)▽教育次長=滝沢修身(子ども課長兼福祉事務所次長)▽伊南行政組合事務局長=気賀沢進(税務課長) -
県議選 郡区 小原勇氏1000人集会
県議選上伊那郡区(定数2)に出馬する小原勇氏(58)=宮田村、無所属=の「1000人集会」が22日夜、宮田村民会館であった。村内外から農業、商工業、労組など支持者約420人が集まった。
小原氏は「一人ひとりの一票に込めた思いを心に刻み、議会活動を進めてきた。県政は地域から始まる。パイプ役として政策提言し、地域へ返す」と地域が元気になり、幸せになるための思いを語り、耕作放棄地の解消を図るための森林環境税の導入、既存企業の支援など取り組みを挙げた。また、県が示した県立公衆衛生専門学校伊那校歯科衛生士学科の廃止(10年度末)について、地域から異議を発信する運動を続けたいとした。
前林善一後援会長は「何があっても勝たなくてはならない選挙。南部から県議を送り出したい」と支持拡大を求めた。 -
伊南行政組合議会臨時会
伊南行政組合議会は22日、第2回臨時会を開き▽伊南行政組合監査委員条例▽公の施設の指定管理者の指定について竏窒ネど6議案をいずれも原案通り可決して閉会した。
条例改正はいずれも地方自治法の改正に伴うもの。 -
南箕輪村人事異動
課長級昇格1人、小規模異動南箕輪村は22日、4月1日付の人事異動(第2次)を内示した。課長昇格は1人。派遣異動や新規採用、退職などに伴う定期異動で24人の小規模となった。
課長昇格は会計管理者に教育委員会学校教育係長の加藤直昭さん。主は係長級の異動で昇格は1人。伊那中央行政組合への派遣、長野県交流派遣研修の異動、育児休暇終了による復帰、3年ぶりの新規採用2人。3月31日付退職者は1人。 -
県議選 告示まで1週間
任期満了に伴う県議選が30日告示、4月8日投票の日程で行われる。告示まで1週間。立候補予定者らは支持拡大に忙しく動き回る。(文中、現職・前職、五十音順、丸数字は当選回数)
出馬を表明しているのは、伊那市区(定数2)が木下茂人(71)=無所属(3)・美篶、向山公人(64)=無所属(2)・西町=の2氏で、いずれも現職。無投票ムードが漂うものの、一部で新人擁立を模索する動きが続いている。
駒ケ根市区(定数1)は、現職林奉文氏(61)=無所属(1)・南割、前職佐々木祥二氏(54)=無所属・赤須東。前回(03年4月)と同じ顔ぶれで、一騎打ちの公算が大きい。村井知事を批判する林氏、支持を表明する佐々木氏と立場は異なり、選挙戦のポイントとなりそうだ。
上伊那郡区(定数2)は、現職の小原勇(58)=無所属(1)・宮田村、小林伸陽(62)=共産党(2)・箕輪町、清水洋(53)=自民党(1)・箕輪町、前職の垣内基良(57)=無所属・辰野町=の4氏。不出馬を表明した辰野町の赤羽公彦氏が前回獲得した8400票の行方がかぎを握る。 -
箕議町議選 少数激戦へ
事前説明会に検討中含め18派箕輪町選挙管理委員会(浅野益幸委員長)は22日、4月29日の任期満了に伴う箕輪町議会議員選挙(17日告示、22日投開票)の立候補予定者への事前説明会を町役場で開いた。定数15に対し同日までに立候補を表明した16派と、検討中とする2派の計18派が出席。担当者から選挙運動や手続きなどの説明を受けた。
出席したのは、立候補を予定する現職10派、新人6派。党派別では共産党2、公明党1、無所属13。検討中の2派はいずれも町内の男性。
22日に新人1人が出馬表明し立候補予定者は16人。定数1超で選挙戦が確実となった。
立候補予定者は、現職は春日巌氏(67)=共産党・木下、上嶋貞一氏(67)=無所属・三日町、唐沢荘介氏(65)=無所属・上古田、寺平秀行氏(32)=無所属・松島、平出政敏氏(64)=無所属・北小河内、藤田英文氏(64)=無所属・大出、松崎久司氏(68)=無所属・福与、丸山善弘氏(67)=公明党・松島、三沢興宣氏(51)=無所属・松島、向山章氏(63)=無所属・松島=(50音順)。
新人は大槻久人氏(63)=無所属・沢、荻原かほり氏(65)=無所属・木下、小島常男氏(63)=無所属・木下、下原甲子人氏(66)=無所属・松島、武村俊身氏(65)=無所属・長岡、松本つぢ氏(56)=共産党・沢上=(50音順)。
現職の浦野政男氏、岡文子氏、桑沢幸好氏、柴財埜氏、関善一氏、日野和司氏、三井清史氏は不出馬の意向。 -
箕輪町議選
新人の松本つぢ氏出馬表明任期満了(4月29日)に伴う箕輪町議会議員選挙で、新人の松本つぢ氏(56)=共産党、団体職員、沢上=が22日、出馬を表明した。
引退を表明した共産党の現職桑沢幸好氏の後任。「党の2議席が1議席になってはいけないという思いと、女性が2人、3人と出てほしいという声があって決めた」という。
「草の根の町民の声をもっと町政に生かせるようにしていくことが求められる」とし、「やさしい人が育つまち」をテーマに、公約に▼子育て支援の充実(中学卒業まで医療費の窓口無料化)▼子育て支援センターづくり▼高齢者にやさしい福祉の充実▼「箕輪ブランド」といえる農業振興-などを掲げる。
諏訪実業高校卒。日本共産党上伊那地区委員、箕輪町女性部長、しんぶん赤旗箕輪出張所長。 -
地域情報化計画まとまる
伊那市地域情報化推進会議の正副会長は22日、市役所を訪れ、小坂市長に地域情報化計画を報告した。
計画(07縲・1年度)は、地域の特性に応じた地域情報化の施策を推進するための指針。基本理念に「人にやさしい情報環境で、みんなが主役の伊那市」を掲げた。3地域の距離的格差を感じないよう、IT(情報技術)を活用した新市の一体感と活性化を実現する。
目標は「市民サービスの向上」「情報が身近にあるまちづくり」「市民参加によるまちづくり」「行政の効率化」の4点。具体的な取り組み事項に▽高遠町総合支所への自動交付機設置▽子どもの安全・安心(保育園などへの110番通報システムの導入)▽地域ポータルサイトの構築(地域の課題を掲げ、市民の持つ情報、知恵の活用しながら情報交換する)竏窒ネど40項目を盛り、現状と課題、取り組み年度などを記した。
市民、事業者を対象にしたインターネット活用など情報化に関するアンケート結果を踏まえ、計画をまとめた。
委員は情報関係者ら10人で、会長は広田満さん=信州大学農学部教授=が務めた。 -
県議選 林奉文を励ます市民の集い
県議選駒ケ根市区に立候補を表明している現職の林奉文氏(61)=あおぞら、南割=を後援する「青空大好き市民の会」は20日夜、「林奉文を励ます市民のつどい」を駒ケ根市の駅前ビル・アルパで開いた。支持者ら約200人が参加し、必勝を誓って気勢を上げた。
林氏は「県議として田中知事とともに県政の改革に取り組んできた」として談合防止、福祉の充実、環境整備事業など、この4年間に取り組んだ活動を振り返った上で「村井県政では大型公共事業を行う影響で福祉や教育予算が削られることになる。これまでに進めてきた改革を後戻りさせないよう、何としてもこの選挙を勝ち抜いて市民の願いを県政に届けたい」と強く訴えた=写真。
参加者の代表が次々と激励や応援のメッセージを送るなど、集まった支持者らはあらためて当選に向けての決意を燃やしていた。 -
介護予防講演会
伊那市は20日、高遠町総合福祉センター「やますそ」で介護予防講演会を開いた。地域住民約90人が集まり、口からの健康長寿を考えた。
講演会は例年、テーマを変えて開催。今回は、元気で楽しい生活を送るため、口の健康を学ぼうと設定した。
講師は、県歯科医師会地域保健部副部長の村上順彦さん=辰野町。
高齢者の健康調査の結果などをグラフで示しながら、生活機能の低下を予防するには口くう機能の維持・向上が重要とし「楽しく、おいしく、安全な食生活を営む」アドバイスをした。
口の働きは食べる、話す、かむことによる脳への刺激などがある。75歳を過ぎると、2縲・割が時々むせる、口がかわくなどの傾向があるといい、口の衛生状態を保つため、歯医者でチェックすることを勧めた。
また、口を開閉したり、舌を回したりと「健口(けんこう)体操」も紹介した。 -
駒ケ根市議選立候補予定者説明会
駒ケ根市選挙管理委員会(今福清二委員長)は20日、任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選(4月15日告示、22日投開票)の立候補予定者への届け出手続きなどの説明会を市役所で開いた。定数15に対し、これまでに立候補を表明している16派が出席。担当者から手続きや選挙運動についての説明を聞いた=写真。
出席したのは現職9、新人7。党派別では共産党2、公明党1、無所属13。立候補届け出書類の事前審査は4月3日に市役所で行われる。
今福委員長はあいさつで「健全な民主政治の発展のためには明るくきれいな選挙の実施が肝要。公正な選挙を行い、市民の関心と期待に応えられるよう要請する」と述べた。 -
信州上伊那を巡る・湯めぐりスタンプラリー9抽選会
上伊那広域連合(小坂樫男連合長)は20日、信州伊那路「ふるさと・ゆめぐりスタンプラリー9」の抽選会を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開き、応募総数2748通の中から特賞3本を含む377本の当選者を選んだ。
地域の魅力をPRする目的で開催している取り組みで、昨年4月から本年2月13日までに上伊那の温泉施設や特色ある施設を結んだスタンプラリーを実施。一定数の施設を巡った人にハガキで応募してもらい、利用施設数別に抽選を行い、上伊那の特産品や旅行券などの賞品を進呈する当選者を選出した。
PRに力を入れた今年は、応募総数が昨年より64%増加。権兵衛トンネルの影響もあり、岐阜県や東海方面からの応募者増も見られた。また、これまでは抽選会を年度末1回としていたが、今年は季節賞を設け、年3回抽選会を実施した。
小坂連合長は「来年は10回ということなので木曽を含めた形で行いたい。各市町村で宣伝をしてもらい、上伊那のPRにつなげてもらえれば」と語り、特賞の当選者を選出。その後、各市町村の担当者が抽選行い、各賞の当選者が決定した。
上位当選者は次のみなさん。
◇特賞=岩垂幹夫(伊那市)寺島利彦(茅野市)有賀哲郎(南箕輪村)
◇1等=寺島知子(茅野市)石川清子(駒ヶ根市)村山光留(箕輪町)南裕美(伊那市) -
駒ケ根市議会3月定例会閉会
駒ケ根市議会3月定例会は最終日の20日、本会議を開き、07年度一般会計予算、同特別会計予算など各常任委員会に付託されていた議案について委員長報告、質疑、討論、採決を行い、追加議案を含む50議案すべてを原案通り可決して閉会した。
市議会議員の報酬を増額する条例改正案をめぐっては共産党の2議員から現状維持を求める修正案が提出され、討論を経た採決の結果、賛成2で否決された。議員の報酬は(カッコ内は現行)▽議長=40万5千円(38万3千円)▽副議長=33万9千円(32万6千円)▽議員=31万4千円(29万8千円)竏窒ニなる。施行は4月30日。
議員定数削減に伴って常任委員会を現行の3から2とする市議会委員会条例の改正案が全会一致で可決され、次の改選時から施行される。委員会の名称と所属議員数は総務産業委員会8人、文教厚生委員会7人。 -
伊那市が人事異動を内示
伊那市は20日、4月1日付の人事異動を内示した。重点事業を促進するため、組織体制を改編し、6課7係を新設。昨年は管理職が中心だったが、合併して1年が経ったことから大規模異動とした。
異動職員は部長級9人、課長級34人、課長補佐級33人、係長級64人、主査級68人、主任級86人、主事級55人の計349人。昇格は部長級で2人。自己推薦を含め、課長級に40代の若手職員5人(昇格)を登用した。
人事交流は「戸惑いの声もある」が、本庁から総合支所へ15人、総合支所から本庁へ24人、総合支所間4人とした。
組織は商工観光課を商工振興課と観光課に分けたほか、子ども相談係、住宅政策係、森林整備係などを新設。ごみ処理施設建設に対応するため、市民生活部生活環境課に企画調整幹を配置する。保育園長の兼務は統合などで一部解消し、保育の充実を図る。また、収入役の廃止に伴い、部長級の会計管理者を置く。
小坂市長は「組織体制を充実させ、適材適所に配置した」と述べた。
31日付の退職者は21人で、うち早期退職者は13人だった。 -
箕輪町議会3月定例会閉会
副町長2人制を賛成多数で可決箕輪町議会3月定例会は最終日の19日、副町長の定数に関する議案で、町提出の定数2人の議案を賛成多数で可決、議員提案の定数1人の議案を賛成少数で否決した。追加議案6件を含む議案38件を原案通り可決し閉会した。
副町長定数の議案は、議員提案を討論・採決し賛成少数で否決。続いて町提案の討論で賛成は「2人制は予算編成や施政方針で骨子になっている。行革を進め、より一層町の基盤を安定させることが重要」、反対は「副町長は1人で十分」「企業誘致は職員で出来る。1千万円を超えるお金を副町長に支払うのは町民感情に反する」など各3人ずつの討論があった。採決で賛成多数で可決した。
議員報酬引き上げに関する条例の一部改正議案は、「格差社会が広がり苦しんでいる状況がある。提案理由は分かるが、理事者もカットしている中で、ここで上げるのはどうかと思う」と反対討論があったが、賛成多数で可決。07年度一般会計予算案は、「議員報酬引き上げが入っているので反対する」との討論があったが、賛成多数で可決した。
追加議案は南原工業団地拡張用地の取得、議員発議で、議員が疾病などの理由で一定の間議員活動を休止しているときの報酬の減額割合などを定める条例改正、議会委員会条例の一部改正など。
請願1件、陳情2件は採択し、意見書を提出する。