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【記者室】駅伝はなぜ人気があるのか
県縦断駅伝で上伊那は3位に終わった。残念ながら優勝は成らなかったが、ありったけの力を振り絞って走り抜いた選手たちの精神力をたたえたい▼駅伝はほかの多くのスポーツと違い、スタートすれば一瞬たりとも休むことができない。ゴールまで止まらずにひたすら走るのみだが、初めて見たという外国人が言っていた。「テレビの画面には何時間たっても黙々と走る選手の姿が映っているだけ。なぜ日本人が夢中になるのか理解できない」▼思うに、苦しさに負けてリタイアすればチームも失格竏窒ニいう悲壮感が、情緒的な日本人の感性を刺激するのだろう。レースは人生にも例えられる。秋から春にかけては駅伝シーズン。次は25日の上伊那縦断駅伝に注目したい。(白鳥文男)
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エースドッジ 知事杯上伊那予選15チームで熱戦
岡谷、諏訪など県内4地区でつくる県エースドッジボール協会の県知事杯上伊那地区予選が17日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館などであった。県大会(12月9日・岡谷市)の出場に向けて各学年の代表1チームを決めた。伊那毎日新聞社など後援。
上伊那の小学校単位でつくる、3縲・年生の各学年ごと計15チームが出場し、トーナメントやリーグ戦を展開。大会は1チーム、1人のエースマンを置き、相互がいかに早くエースマンにボールを当てるかを競った。17回目。
結果は次の通り。
【3年生の部】 (1)東小ゆめっこ(箕輪東)(2)南小ファイターズ(南箕輪)(3)森組アイガモドッジ(伊那)
【4年生の部】 (1)こころファイターズ(箕輪東)(2)ハッピー3組(伊那北)(3)パワフルキッズ(箕輪中部)辰東レインボー(辰野東)
【5年生の部】 (1)勝利のびっこ一番2(箕輪東)(2)火ノ鬼ファイヤーズ(西箕輪)
【6年生の部】 (1)南小ハトポッポ(南箕輪)(2)元気ワールド6325(伊那北)(3)南小ボンバーズ(南箕輪)チームHAGI(西箕輪)
エースマンを守りながらチーム一丸となって戦う選手たち -
県縦断駅伝第1日 上伊那首位と2分1秒差で2位
第56回県縦断駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)の第1日は17日、長野市縲怏ェ谷市の12区間119・9キロであり、上伊那は全佐久と2分1秒差の6時間34分10秒の2位でゴール。前回優勝の長野市は、上伊那から遅れること1分4秒で3位につけた。
レースは、中央大学の上野らを起用した全佐久が序盤から抜け出し、上伊那と長野市が追う展開。上伊那はトップの全佐久に少しずつ引き離され9区を走り終えた時点で最大5分42秒差までリードを広げられるが、終盤3選手が詰め寄り最終日の逆転優勝に望みをつなげた。
上伊那は序盤、長野市の追い上げで3位に後退するも8区守屋の区間優勝の活躍などがあり、9区で逆転。その後、長野市の猛追を受けた10区唐木が1秒差で2位を死守する。11区大蔵は「優勝に導きたい」と前を意識した力走で全佐久との差を1分32秒短縮、12区加藤は53秒縮めた。
清水監督は「駅伝は最後までやってみないと分からない。みんなを信じ、自分を信じて走れば勝てる」。上島主将は「最後まで諦めずに走れば射程距離。(最終日には)たくさんの上伊那の声援をお願いしたい」と逆転優勝を誓う。 -
上伊那創造ものづくりフェア
第4回上伊那創造ものづくりフェアは17、、18日、伊那市駅前ビルいなっせ2階ギャラリーで開いている=写真。上伊那の小中学校の児童、生徒が技術・家庭科の授業で作った浴衣や木製の椅子など約120点を展示している。上伊那教育会など主催。伊那毎日新聞社など後援。
地域の人たちに学校の授業成果を披露する場。本棚作りで「のこぎりで正確に切断できるよう努力した」、LEDスタンドライト作りで「プログラムをPICに焼き込むのが大変だった」など、作品それぞれに出品者の製作課程における苦労話などが書かれたコメントを添えている。
中学校の作品は生徒作品コンクールを兼ねていて、技術分野、家庭科分野それぞれから2点ずつを選出し、県大会(23日・佐久市)に出品する予定だ。
事務局の後藤衛教諭(赤穂中学校)は「授業時間が限られているなかで工夫しながら製作している児童、生徒たちの作品を見てほしい」と来場を呼びかけている。
入場無料。18日は午前10時縲恁゚後3時。 -
県縦断駅伝 きょう号砲
第56回県縦断駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)は17、18日、長野市から飯田市までの21区間218・4キロのコースで郷土の代表15チームが健脚を競う。長野市に連覇を阻まれた前回の雪辱を晴らすため、一丸となった上伊那は2年ぶり、34回目の総合優勝を誓う。
昨年の大会で長野市と5分差で敗れた上伊那は、前回、上位争いの中で「粘り負け」した若手選手の奮起で総合力は確実に底上げされた。メンバー27人中12人を入れ替え、就任2年目の清水監督は「去年(の長野市)と比べて十分に戦える戦力が整った」という。
清水監督は1日、2日目と序盤にリードを奪い逃げ切る考え。
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初日1区は、箱根駅伝を控える東京農大の有賀を起用。1万メートル30分10秒前後の走りでチームに勢いをつけたい。4区は上島。上位争奪の要となる1日目最長16・4キロには前回20区で区間新のエースを惜しみなく投入する。
中盤は8区の守屋、9区の鈴木と、いずれも前回同区間で区間賞に輝いた2人を中心に県縦常連者で固める。チーム最年長の守屋は「この大会に向け準備は整っている。昨年より良い状態で臨める」と自信を口にする。
上伊那にとって苦戦が続く後半、白樺湖縲怺摶・フ10区下りは2年ぶりの出場となる唐木に期待。「精神的にも強く、絶好調」と監督の信頼は厚い。
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2日目スタートの13区でもスタートダッシュ。小林太は最近、5千メートルで自己記録をマークするなど調整は万全だ。
上伊那入りする16区には前回、肉離れで実力を発揮できなかった北原がリベンジを誓う。北原は若手選手のリーダーとして底上げにも貢献。「今年は順調に年間を通して練習できた。地元を先頭で走れるよう、持てる力を出し切りたい」と意気込む。
女子区間の18区はふるさと選手の宮下、19区は県中学駅伝で活躍の小林純が走る。大会両日を通して最長17・0キロの20区は滝沢。アップダウンの激しいコースは各チーム実力者をそろえるが好調を維持する滝沢は「挑戦するつもりで臨みたい」と上を見据える。
最終区はチーム最多17回の出場を誇る細田。アンカーを願い出た細田は「チームの順位を上げることと、区間優勝を狙う」と決意する。 -
第29回引込みおよび内線工事技能オリンピック大会で、長野チームB(飯田)優勝
中部電気工事協力会連合会が14日に愛知県で開いた「引込みおよび内線工事技能オリンピック大会」で、長野県電気工事協力会飯田支部(上・下伊那)が優勝した。メンバーは駒ケ根市「新井電気工業」の高沖昭彦さん、同「タケウチ電気」の太田俊広さん、宮田村「加藤電器店」の小田切豊さん。
同大会は会員の技術、技能の研さん、向上の場として、1965年から始まった。82年の第17回大会まで毎年開催されていたが、第18回大会以降隔年で開いており、今回で29回目となる。中部5県(長野、愛知、静岡、三重、岐阜)の各県大会を勝ち抜いた代表12チーム36人(一チーム3人)が参加し、電気工事の技と知識を競った。
実技と学科があり実技は電線を引き込み配線する模擬などで、技能と安全を競った。学科は電線の引き込みや配線などの知識を競い、3人の平均点がチームの得点となる。
同チームは実技で1位。学科では高沖さんが2位、太田さんが4位となり、優勝を飾った。
「優勝できて本当にうれしい」と高沖さん。大会のために毎日練習し、夜は学科に向けて勉強したのこと。「今回、身につけた技術や知識を、現場で生かしていきたい」と語った。 -
長野県高等学校長会が県立高等学校の再編にかかる意見の中間まとめを教育委員会に提出
上伊那は「交通の利便性を考慮した再編統合や新たなシステムを導入した学校づくりも考える必要がある」県立高校の再編にかかる意見をまとめている長野県高等学校長会が16日、中間まとめを県教育委員会に提出した。上伊那が対象となる旧第8通学区は「1学年5学級規模以下の学校が4校あり、交通の利便性を考慮した再編統合や新たなシステムを導入した学校づくりも考える必要がある」としている。
中間まとめには、高校再編に対する基本的な考え方、各地域の現状と課題を掲示。
現在すでに小規模化している高校については、生徒に魅力的な自主活動を保障するため、「早期に高校再編を進める必要性がある」と指摘。現時点で入学予定数を見通せる平成30年代を見据え、高校再編計画を策定するよう提案している。また、各校の適正規模については、地域の状況によって多様な現状にあることから、統合などにより募集停止となる場合は、その地域における高校教育の保障に配慮し、慎重に検討することを求めている。
小規模化が進む専門高校については、厳しい財政状況を考え、各地区で各専門学科の拠点校を決め、そこを重点的に整備、充実させる方針を提案。一方、異なる学科との統合を検討し、学科を越えた教科選択ができるシステムづくりの研究を進めることなどを求めている。総合学科、多部制・単位制高校は、各通学区に1校以上の設置が望ましいとしている。
今後は各方面からの意見を聞きながらさらに検討を重ね、来年1月31日までに最終まとめを提出する予定。 -
ニシザワCS全社大会
ニシザワ(本社・伊那市、荒木康雄社長)は16日、同市中央区の伊那商工会館で、第5回CS(カスタマー・サービス)全社大会を開いた。上伊那を中心とするスーパーストアを中心に16店舗が出場し、「お客様に満足いただける接客」を目的に、ロールプレイング発表をした=写真。
「商品の推奨販売」の場面を必ず組み込んだ商品説明、クレーム処理などをテーマに各出場チームが考えたシナリオをそれぞれ披露。荒木社長をはじめとする同社役員ら17人の審査員が身だしなみやあいさつ、言葉づかいなどのポイントを採点した。
結果は次の通り。
▽最優秀賞=ベルシャイン伊那店▽優秀賞=ショッパーズ双葉店、ベルシャイン諏訪インター店▽努力賞=ショッパーズ高遠食彩館、ショッパーズ福岡食彩館 -
狩猟解禁 3カ月間の「猟期」
狩猟が解禁となった15日、上伊那でも山でイノシシやキジなどを狙う猟友会員らが晴天の中で狩りを満喫した。来年2月15日までの3カ月間が猟期となり、期間中は、鳥獣保護区などを除く区域でニホンジカ、マガモなどの狩猟を繰り広げる。
本年度は、前年度に続き雌ジカの捕獲枠が無制限となり捕獲量が増える見込み。そのほか、カワウが狩猟鳥獣の追加となり、ウズラが狩猟鳥獣の捕獲禁止(期間=07年9月15日縲・2年9月14日)の追加になるなどした。
上伊那管内の06年度捕獲数(有害駆除を含む)は、ニホンジカ2134(前年度922)頭、イノシシ941(同449)頭、ツキノワグマ27(同6)頭で、カモやカラスなどの鳥類は2823(同4122)羽。狩猟登録人数は、06年度現在527(同535)人。 -
専攻建築士登録認証交付式
長野県建築士会上伊那支部は13日、専攻建築士登録認証交付式を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。21人の専攻建築士が認定された。今年度認定された人数では県内で最も多い。
専攻建築士は、消費者保護の視点に立ち、高度化・多様化する社会ニーズに応えるために、建築士の専攻領域および専門分野を表示して建築士の責任の明確化を図るために、日本建築士会連合会が独自に運営している任意の制度。「まちづくり」「設計」「構造」「環境整備」「生産」「棟梁」「法令」「教育・研究」の8専攻領域がある。申請対象にはそれぞれの分野別に定められた実務経歴年数、責任ある立場での3件以上の実績経験、研修などで取得するCPD単位が必要。
長野県建築士会上伊那支部の坪木澄人支部長は、「専攻建築士制度を通して自分たちの品位を高めていきたい」とあいさつした。
坪木支部長から一人ひとりに認定書が手渡され、最後には坪木支部長自身も認定書を受け取った。 -
保健補導員上伊那支部研修会
県保健補導員連絡協議会上伊那支部研修会は11日、駒ケ根市文化会館で開いた。上伊那各市町村の補導員や住民らが参加。箕輪町、駒ケ根市の両補導員が活動発表。FM長野の人気番組「346GROOVE FRIDAY!」でもおなじみ食文化研究家の永山久夫さんの講演もあった。
寸劇を通じて生活習慣の改善を地域に呼びかけようと、6月に劇団を結成した箕輪町保健補導員。
この日も劇を上演して、食生活などが乱れ健康を害した子どもが立ち直っていく過程を分かりやすく伝えた。
駒ケ根市保健補導員連合会は、転倒や腰痛予防、脳の刺激にも効果がある「フリフリグッパー体操」を行った。
永山さんの講演はラジオと同様に笑いを誘いながら展開。健康と笑いを絶やさないことが密接な関係にあることを爆笑トークで伝えた。 -
上伊那郡身障協ふれあい広場
上伊那郡身体障害者福祉協会は10日、恒例の「ふれあい広場」を箕輪町のながた荘で開いた。100人余が集い、歌や踊りの演芸大会を楽しみ親ぼくを深めた。
定期総会と並んで多くの会員が集まる催しで、常日頃会えない人たちが顔を合わせ元気に過ごそうと、協会に所属する5町村を巡回し年1回開いている。
開会式で郡副会長の登内嘉夫さんは、「協会があってこそ、支えになり、励みになる。ふれあい広場を一つの契機に明日から互いに元気づけあっていきたい」とあいさつした。
アトラクションで、箕輪町に結成された「たそがれシーラクバンド」の演奏を楽しんだ後は、演芸大会。各協会から4、5人が出演し、剣舞や歌、詩吟、踊りなど多彩な芸を披露。食事をしながら演芸を楽しみ、1日のんびりと過ごしていた。 -
新ごみ中間処理施設候補地決定に伴なう関係地区の合同説明会
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設候補地決定に伴なう関係地区の合同説明会が10日夜、伊那市役所であった。当該地区と隣接地区の役員約80人、一般傍聴者約20人が集まる中、市の事務局が候補地決定に関するこれまでの経過と今後の方針について説明=写真。今後、伊那市の用地選定委員会が候補地1カ所を絞り込み、その地元地区の合意を得る手続きを踏む。
事務局は、伊那市の用地選定委員会が候補地13カ所が決定するまでの経過を説明。今後は立地を回避すべき用地を判断する詳細な評価基準と、その優先順位を決める中でこれらの候補地を相対的に評価し、最終候補地1カ所を選定するとした。
酒井茂副市長は「最終候補地が決定した時はその旨を地元地区のみなさんに報告し、理解していただけるようお願いしていきたい」とした。
また、上伊那広域連合からはこれまで同連合で検討してきた新施設の処理方式や規模、処理対象物について説明。これらの事項は現在、上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が再度検討していることなどを示した。
参加した隣接地の役員の一人は「まだ用地選定の中間なので、委員会の今後を見て決めたい」と話していた。
当該地区と隣接地区の役員を対象とした説明会は今後3回開催する予定で、そのほかの地区を対象とした説明会も1回予定している。また、地区の要望があればその地区に出向いて地元住民に対する説明会も実施していく。 -
ミニバス中南信大会 上伊那男女5チームが県大会
第32回県ミニバスケットボール選手権中南信地区大会(パナホーム東海カップ)は10、11日、県伊那勤労者福祉センター体育館など4会場であり、県大会に出場する男女上位8チームが決まった。県バスケットボールボール協会主催。
男子29チーム、女子31チームが出場し、それぞれがトーナメントで、優勝を目指して熱戦を展開。上伊那勢は男子の箕輪、女子の伊那が優勝するなど男女計5チームが県大会(24、25日・安曇野市)の出場権を手にした。
結果は次の通り=上伊那関係分。
▽男子 (1)箕輪(4)駒ヶ根
▽女子 (1)伊那(2)TOSC(8)箕輪健全
県大会を目指して熱戦を展開 -
上伊那郡市連合音楽会
県伊那文化会館で10日、上伊那の小中学生が合唱や合奏を発表する「上伊那郡市連合音楽会」が開かれた。全29校、およそ1450人が参加し、各校1ステージずつ、これまで練習してきた歌や音楽を披露した。
日ごろの取り組みの成果を発表し合い、音楽を通じて他校との交流を図るのが目的で、47回目となる。
今回は合唱が中心で、「気球に乗ってどこまでも」(箕輪北小3年)や「マイ・バラード」(中川中学校1年)、「君をのせて」(赤穂小学校5年4組)など様々な歌声をホールに響かせた。
楽器演奏では和太鼓(宮田小6年1組)やリコーダーアンサンブル(伊那小4年夏組)などがあった。
元気のよい小学生たちの歌声に微笑む中学生たちや、中学生たちの奇麗な歌声に、「すごい」と小さな声で感嘆を洩らす小学生の姿もあった。 -
長野県伊那養護学校、来年4月の開室を目指して駒ヶ根市の中沢小学校、駒ヶ根東中学校に分教室を設置
伊那市西箕輪にある長野県伊那養護学校は、来年4月の開室を目指して駒ヶ根市の中沢小学校、駒ヶ根東中学校に分教室を設置しようとしている。障害を持つ子どもたちが地域の子どもたちとともに学ぶ“地域化”に向けた一環で、実現すれば昨年4月に分教室を開室した小諸市の長野県小諸養護学校に続き県内2カ所目となる。
小諸養護学校は昨年、県教育委員会の「自律学校地域化推進モデル事業」として地元の佐久穂町にある小中学校に分教室を開室した。こうした動きを受け、伊那養護学校でも保護者などから分教室への要望が高まり、関係する地元市町村に呼びかけながら話し合いを開始。本校は伊那市にあるため、分教室は伊南地区に設置できないかと検討する中で、教室数に余裕がある中沢小学校と駒ヶ根東中学校がある駒ヶ根市が検討に応じることとなった。
駒ヶ根市は今後、両校のPTAや地元住民などを対象とした説明会を開き、取り組みへの理解を得ていきたいとしているほか、伊那養護学校も同校の保護者を対象とした説明会を予定している。
分教室の授業は伊那養護学校から出向いた教員が行うことになるが、開室後は他教室との交流も模索していきたいとしている。
分教室に通うことが想定されるのは伊南地区から通っている約20人。分教室を利用するかどうかは今後、家族の希望をとる。
伊那養護学校の生徒数は約170人。年々増加傾向にあり、教室が手狭になっている。また、寄宿舎、スクールバスなどの定員もいっぱいの状態で、希望してもなかなか乗れないなど、生徒たちの通学保障が課題となっている。分教室の実現はこうした問題への打開策となりそうだ。 -
食の安全・安心モニターが、食品衛生監視体験
伊那地域の長野県の食の安全・安心モニターを対象とした食品衛生監視体験が9日、伊那市内であった。一般公募で集まった本年度のモニター9人が参加。伊那保健所の職員とともに、店頭に並んでいる食品の表示について学んだり、温度センサーで生鮮食品の温度などを調べた=写真。
一般公募したモニターに食品衛生監視などを体験してもらった感想や意見を、次年度の県の食品衛生監視指導計画に反映することを目的として昨年度から始めた取り組み。今回は伊那市のアピタ伊那店の食料品売り場を訪れ、実際に食品衛生監視を体験した。
伊那保健所の職員は、化学化合添加物を使っていない食品を示す「グリーンマーク」や、トレーサビリティー制度について説明。また、店の従業員から食品の鮮度の見分け方などについての説明を受けた。
参加者の一人は「あまり細かいところは見ていなかったが、何時何分にできたかなど、細かいことまで表示されていることが分かった」と話していた。 -
上伊那地域就職面接会
伊那公共職業安定所は7日、伊那市西町のプリエ・キャスレードで中途採用者を対象とした「上伊那地域就職面接会」を開き、例年とほぼ同じ100人の求職者が集まった。参加事業所数は前年同時期開催の38社に対して33社と減少したが、求人数は293人から416人に増えた。
上伊那地域での採用を行う33社が参加した。本年は昨年の開催時と比べ運輸業、サービス業からの求人数が増加したのに対し製造業、建設業、医療福祉は減少。一社当たりの平均求人は昨年の7・71人から12・60人となる。
伊那公共職業安定所によると、伊那(上伊那)管内の月間有効求人倍率(9月)は1・46倍で県内の中でも高い倍率。新規求人数1310人、月間有効求人数4043人、新規求職者数619人、月間有効求職者数2764人となる。
参加事業所と個別面接する求職者ら -
上伊那PTA親子文庫 文集「石楠花」最終号発刊
半世紀にわたる読み聞かせ活動を続けてきた「上伊那PTA親子(母親)文庫」は3日、文集「石楠花(しゃくなげ)」の最終記念号を発刊した。1957(昭和32)年から年1回発行してきた創刊50号目となる文集の完成を最後に活動を締めくくった。
同文庫は「母親が教養を高め子供たちの健全育成」を理念に1951年12月、更科とともに県内で初めて発足。地域に密着した読書活動を展開するも最盛期約5千人いた会員は読書離れに伴い約50人に減少したため、本年7月、市内で解散の会を開き終止符を打った。
最終記念号は同文庫の実行委員会24人が約2年間かけて手がけた。創刊号から49号までの児童、生徒たちの絵を用いてきた文集の表紙や、会員である上伊那の母親たちが子育てや読書について執筆してきた文集内容の抜粋文章などを載せている。
金丸恵美子運営委員長は「解散はしたが、またどこかでやりたいとの声が聞こえ始めている。これが新たな旅立ちとなり、また新しい芽吹きが始まっていると感じる」。今後は市町村単位で会が結成できればと期待する。
同文庫は300部を制作し、そのうち50部を一般に向けて2千円で販売している。問い合わせは、金丸菓子舗(TEL・FAX72・2674)へ。
最終記念号の発刊を祝う金丸運営委員長 -
アルプス中央信用金庫中小企業景気レポートから見る
アルプス中央信用金庫はこのほど、上伊那の中小企業を中心に事業継承についてのアンケートをした。
それによると社長(代表者)の年齢層に対する問いでは、「60歳代・70歳以上」の答えが、不動産業100%、卸売業59%(少数点以下四捨五入)、製造業50%、小売業46%、建設業33%、サービス業32%の順で多い。
サービス業が唯一「20・30歳代」(23%)で10%を超え、「70歳以上」は0%と年齢層が他の業種に比べ若い。対称的に不動産業は「60・70歳以上」で構成され、高齢化が顕著に見られる。
事業承継に対する認識についての問いには「経営問題のひとつだと認識している」がすべての業種で5割以上を占めた。「最優先の問題だと認識している」と答えたのは小売業36%、卸売業33%、製造業29%、建設業26%、サービス業14%、不動産業0%。「経営問題とは認識していない」の答えはサービス業18%、卸売業17%、不動産業17%、小売業8%、建設業8%、製造業6%となった。
事業承継への対応は「対応できている」が卸売業58%、建設業23%、サービス業18%、製造業18%、小売業16%、不動産業0%。「対応を進めている」は製造業44%、建設業33%、小売業28%、サービス業23%、不動産業17%、卸売業8%。「今後対応予定である」は不動産業67%、小売業36%、建設業26%、製造業25%、サービス業23%、卸売業17%。「対応していない」はサービス業27%、小売業20%、建設業18%、卸売業17%、不動産業17%、製造業11%の順となった。
社長(代表者)が60歳以上のみの不動産業は「経営問題のひとつだと認識している」が83%と最も多いものの「対応できている」「対応を進めている」の合計は17%(平均54%)と最も少ない。
不動産業に次いで「社長(代表者)が60歳以上」が多い卸売業は「最優先の経営問題だと認識している」は小売業に次いで多く、「対応できている」「対応を進めている」の合計は67%と最も多い。
後継者へ事業承継する際に「どのようなことが問題になるか」の問いには「事業の将来性」「後継者の力量」「取引先との信頼関係の維持」などの答えが各業種で多い。またサービス業、不動産業は「候補者の不在」という答えも多かった。 -
08年度公立高校生徒募集定員が決定
長野県教育委員会は6日、定例会を開き、08年度の公立高校生徒募集定員を決定し、私立高校の募集定員を公表した。上伊那では、高校再編に伴ない多部制・単位制の「箕輪進修高校(仮称)」になる箕輪工業高校の全日制3学級と箕工と上伊那農業高校の定時制2学級に代わる形で多部制・単位制の普通科3学級、工業科1学級が箕輪進修高校に設置される。そのほかの高校については、前年度募集定員と同じとなっている。
募集定員策定に当たっては、旧12通学区ごとに中学校の卒業見込み者数の増減に見合った増減を行い、私立高校の生徒募集定員、高校再編に関わる事項などを考慮。第1回予定数調査の結果を参考にした。
私立の伊那西高校の募集定員も前年度同様で180人となっている。
上伊那地区を対象とする旧第8通学区の来年度の中学卒業見込み者数は前年度より10人多い1998人。 -
第37回長野県高校ギターマンドリンフェスティバルが開催
県内高校のギター・マンドリン専門部による「第37回長野県高校ギターマンドリンフェスティバル」が4日、伊那市の県伊那文化会館であった。ギター、マンドリンに取り組む9校が参加し、日ごろの練習の成果を披露。結果、上伊那では県教育委員会賞に選ばれた伊那弥生ヶ丘高校器楽クラブと、全日本高校ギターマンドリン音楽振興会賞に選ばれた赤穂高校器楽部が来年8月に開かれる全国フェスティバルへの出場を決めた。
同フェスティバルを中南信地区で開催するのは初めて。演奏曲は10分以内で各校ごと選曲するようになっており、クラシックの代表曲からポピュラーな曲までが並んだ。上伊那からは、伊那弥生ヶ丘高校と赤穂高校2校が出場。赤穂高校はファルボの組曲「田園」の1部から3部を披露。7人という最少人数での出場ではあったが、完成度の高い演奏を披露した。また、参加校の中で最も人数が多かった伊那弥生ヶ丘高校器楽クラブはブラッコ作曲の「マンリンの群れ」を選曲。洗練された迫力の演奏で観客を楽しませた。
また、最優秀賞には過去4年連続で最優秀賞に選ばれている長野清泉女学院高校が選ばれた。 -
JA上伊那のフォトコンテストで伊那市の北原はるみさんが最優秀賞
上伊那農業協同組合(JA上伊那)によるJA上伊那フォトコンテスト2007の審査会が5日、伊那市狐島の本所であった。今年のテーマ「上伊那の“農”と“暮らし”」を題材とした作品75点の中から、野沢菜を収穫する女性の表情をとらえた伊那市富県の北原はるみさん(50)の作品「70年間の思い 我家の味はここから」=写真=を最優秀賞に選んだ。
上伊那の農や人々の営みを題材とした写真を募るコンテストで12年目。今年は7月から10月末まで作品を募集したところ、41人から作品が寄せられ、県外からの応募もあった。
審査には、宮田村出身のプロカメラマン・唐木孝治さん(高森町)をはじめ、JA上伊那の役職員など20人が参加。撮り手の思いが伝わってくるかなどといった点から作品を選出した結果、透過する光で鮮やかに写し出された菜と、収穫する表情豊かな女性の姿が印象的な北原さんの作品が最優秀賞となった。
唐木審査委員長は「今年は全体的にレベルが高く、優劣つけ難い作品が多かった。コンテストのレベルも年々上がっているが、最優秀賞の作品は女性のしぐさもマッチしている」と講評した。
入賞者は10日のJA上伊那まつりで表彰するほか、当日は応募全作品を本所に展示する。入賞作品は来年1月のJA上伊那の広報誌に掲載する。
入賞者は次のみなさん。
◇最優秀賞=北原はるみ(伊那市)
◇優秀賞=小林紀一(飯島町)ドリチュラー・ブライアン(飯島町)
◇佳作=井口真吾(駒ケ根市)久保村由人(伊那市)宮沢信(中川村)
◇入選=野溝文武(伊那市)平沢善博(宮田村)原鳳兵(飯島町)向山世男(箕輪町)
◇努力賞=酒井芳郎(箕輪町) -
県高校駅伝 上伊那農3位・2年ぶり北信越へ
全国大会予選を兼ねた男子58回、女子19回の県高校駅伝競走大会は4日、大町市運動公園陸上競技場を発着に男子26校が7区間42・195キロ、女子20校が5区間21・0975キロで競い、男子は佐久長聖が大会新で10連覇、女子は長野東が初優勝した。上伊那勢は男子の上伊那農が3位で2年ぶりの北信越大会(18日・石川県小松市)出場を決め、伊那北が6位入賞した。
結果は次の通り=1位と上伊那関係分
【男子】(1)佐久長聖(村沢明伸、大迫傑、佐々木寛文、千葉健太、藤井翼、佐々木健太、堂本尚寛)2時間06分20秒=大会新(3)上伊那農業(福沢純平、池田涼太、山口宏和、小林正俊、田原直貴、柴巧磨、熊谷直)2時間19分37秒(6)伊那北(村上剛、重盛赳男、春日隆大、北原弘司、浅井順平、神航平、中村英雄)2時間22分44秒 -
秋季上伊那地区高校野球大会 最終日結果など
秋季上伊那地区高校野球大会の最終日が4日、県営伊那球場と駒ヶ根アルプス球場であり、10月20日から始まったリーグ戦の全日程が終了、伊那北高校が5勝1敗の勝ち点10で通算18回目の優勝を果した。準優勝は上伊那農、3位は伊那弥生に決まった。
結果は次の通り(カッコ内は勝ち点)。
(1)伊那北(10)(2)上伊那農(9)(3)伊那弥生(9)=得失点差による大会規定により(4)駒ヶ根工(5)辰野(6)赤穂(7)高遠・箕輪工
………………………………
▽第4日
【県営伊那球場】
高遠・箕輪工
0000020=2
0501111=9
上伊那農
(7回コールド)
伊那弥生
01010010=3
00000300=3
上伊那農
(規定により引き分け)
駒ヶ根工
010000000=1
02000040×=6
伊那弥生
【駒ヶ根アルプス球場】
辰野
00205100=8
20021301=9
赤穂
(規定により)
辰野
003000000=3
30010000×=4
伊那北
………………………
▽最終日
【県営伊那球場】
赤穂
0100200=3
500331×=12
伊那北
(7回コールド)
赤穂
000000100=1
21100002×=6
伊那弥生
伊那北
040101002=8
000000200=2
上伊那農
【駒ヶ根アルプス球場】
駒ヶ根工
000000000=0
01003101×=6
辰野
駒ヶ根工
003010301=8
000000210=3
高遠・箕輪工 -
駒ヶ根東 県中学校駅伝男女初優勝・全国へ
第18回県中学校駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)は3日、松本平広域公園内周回コースの男子6区間18キロ、女子5区間12キロで行い、男女ともに駒ヶ根東が初優勝した。男子は2位真田と1分42秒差の57分21秒、女子は2位長野西部と1分02秒差の42分34秒の圧勝だった。
大会は男子113校、女子94校が参加。駒ヶ根東は12月15日、山口県で開かれる「第15回全国中学校駅伝大会」に出場する。上伊那勢はそのほか男子の中川が5位、女子の赤穂が3位入賞。男女各上位20校が23日、松本平広域公園陸上競技場である「第1回北信越中学校駅伝大会」への出場資格を手にした。 -
伊那谷うまいもん市開催
上下伊那の郷土料理や農産加工品が一堂につどう「伊那谷うまいもん市」が3、4日、伊那市のアピタ伊那店の1階で開かれている。おやきや漬け物、地元の新鮮な野菜で作ったジャムや食の安心・安全を考えたお菓子などがずらりと並び、訪れた人たちを楽しませている=写真。
同イベントは特色あるふるさと産品の研究や農産加工品の販売に取り組む女性グループでつくる「のうさん味ネット上伊那」によるもので、それぞれの農産加工品を紹介したり互いに情報交換するとともに、消費者の声を直接聞く機会としている。また、昨年に続き、下伊那で活動する南信州特産加工開発連合会も協力し、「小池手づくり農産加工所」(喬木村)、「農産加工所ふるた」(飯田市)が参加。上伊那でも、昨年は出店していなかった「さっちゃんの漬け物」(南箕輪村)と「食の安全支援隊」(中川村)が出店した。
「食の安全支援隊」は普段、薬剤、抗生物質などを一切与えずに放し飼いで地鶏を育て、その肉や卵などを販売しているが、今回はその卵を使ったシフォンケーキやプリンなどを販売。家族連れなどの人気を集めていた。
山崎美代子代表は「今は添加物の入らないものを求める消費者も多い。消費者もしっかりと考えながら、食の安心・安全に取り組んでいただければ」と話していた。
4日の開催時間は午前9時縲恁゚後6時。500円以上の購入者には米や参加団体の農産加工品が当たる宝もちづかみもできる。 -
いなっせで第34回上伊那小中学校特別支援学級・養護学校児童生徒作品展はじまる
第34回上伊那小中学校特別支援学級・養護学校児童生徒作品展が6日まで、伊那市駅前ビル「いなっせ」の2階ギャラリーで開かれている。伊那養護学校と上伊那40の小中学校の特別支援学級で学ぶ児童、生徒の作品425点が、目を楽しませている=写真。
作品展は養護学校や特別支援学級での取り組みを多くの人に知ってもらうとともに、子どもたちへの理解を深めてもらうことを目的として毎年開催している。
会場には児童、生徒らが日常生活の中で製作した工作作品や絵などがところ狭しと並んでおり、ペットボトルのふたや新聞紙、毛糸などを使って作ったミノムシの枝や、慌ただしく準備に追われる給食室の様子を描いた絵などがあるほか、自分なりのこだわりをもって一途に製作した面白いクラフト作品もある。
伊那養護学校の坂本淳教諭は「一人ひとりの子どもの個性が表れている作品ばかり。この作品展のために頑張って取り組んだ子どもたちもおり、そういう子どもたちの姿を作品から感じていただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後2日まで)。 -
08年度高校入学志願者第1回予定数調査の結果を公表
伊那北普通科3.1倍、箕輪進修募集人員達せず県教育委員会は1日、10月16日に実施した08年度の高校入学志願者第1回予定数調査の結果を公表した。それによると、08年度の上伊那の公立高校志願予定者数は前期1012人、後期1482人。募集人員は11月6日の教育委員会定例会で決定するため今のところ未定だが、07年度の入学募集定員と08年度入学者前期選抜募集枠(9月11日発表)から、算出した仮の募集人員で志願者倍率を見ると、前期で伊那北普通科の3・1倍、後期で伊那北の理数科の8倍が最も高くなっている。一方、高校改革プランに伴ない08年度から開始となる多部制・単位制高校「箕輪進修高校(仮称)」は、普通科、工業科のいずれも募集人員に達していない。
調査は前期、後期それぞれで志望校1校を調べ、前期は公立のみ、後期は私立、高専、県外志願、未定なども含んでいる。
依然として普通科志望が強く、予定者の約6割が普通科を志願している前期では、伊那北3・1倍、伊那弥生ヶ丘の2・8倍、赤穂の2・5倍と続いている。また、後期でも約7割が普通科を志願している。
箕輪工業高校と上伊那農業高校定時制を統合して08年度から開始する「箕輪進修高校(仮称)」については、現段階では募集定員が空欄となっているが、「多部制・単位制」という新しい形態への警戒感からか前期、後期とも志願予定数が募集人員に達していない。 -
上伊那幼年教育研究会で公開保育・授業
「幼保小」の一貫した指導について考える上伊那幼年教育研究会が30日、西春近北小学校であった。上伊那の保育関係者、学校関係者、約95人が参加。子どもたち一人ひとりの成長に着目しながら取り組まれている西春近北保育園と西春近北小学校での保育、授業の取り組みなどを見学しながら、幼保小の連携のあり方を考えた。
同研究会は幼稚園、保育園の子どもたちが小学校へ行ってもスムーズに生活していけるよう、互いに連携していくことを目的して上伊那では50年ほど前から続いている。公開保育・授業は年に1度開催しており、今年は西春近北保育園、西春近北小学校が担当となった。
西春近北保育園は、この春西春近中央保育園と統合したが、それに伴ない同地区の子どもは保育園から小学6年生まで固定化した人間関係の中で生活していくことになった。そこで今回は「友だちと関わりながら意欲的に活動する子を求めて」をテーマとし、幼いころからよりよい人間関係を構築できるようになっていってほしいとの願いを込めた保育、授業を企画。西春近北保育園の年長園児らは、柳沢運動プログラムに遊びの要素を取り入れた「ちびっこ忍者参上!」を、西春近北小学校の1年生は「さくらバザーを開こう」と題して、自分が開くお店屋さんで売るものを工作する授業を展開。遊びや製作の過程の中に、子どもたち一人ひとりの成長段階に合わせた課題、学んでほしいことなどが設定してあり、参加者らは設定された課題と実際の子どもの様子などを見学していた。