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確定申告 全国一斉にはじまる
16日から、全国一斉に平成27年分の確定申告の受付が始まりました。 伊那税務署の申告会場となっている伊那市のいなっせには多くの人が訪れ、申告の手続きを行っていました。 確定申告は、自営業や給料が2千万円を超える人などが対象となります。 毎年いなっせが確定申告の会場となっていて、伊那税務署の職員などスタッフ10人と税理士2人を配置して対応しています。 いなっせは連日込み合うため、伊那税務署ではインターネットを使った申告書の作成を呼びかけています。 平成27年分の所得税と贈与税の確定申告は、3月15日までです。
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最高気温4月中旬並みの17.7度 今年最高
14日の伊那地域の最高気温は4月中旬並みの17.7度で、今年一番の暖かさとなりました。 長野地方気象台によりますと、前線を伴った低気圧と南からの湿った暖かい空気の影響で、伊那地域は13日から雨となり、最高気温も17.7度と4月中旬並みとなりました。 15日以降は冬型の気圧配置に戻り、気温も平年並みに戻るという事です。
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地震災害について考える防災研修会
伊那谷・木曽谷の活断層や地震災害について考える防災研修会が、13日、伊那市のいなっせで開かれ、地質の専門家が防災に関する話しをしました。 地質学について詳しい信州大学理学部の原山智教授が伊那谷の地質などについて話をしました。 地震が発生した時の心構えについては、「揺れは長くても2分ほどなので慌てずにまず自分と周囲の人を助ける。高い建物から避難する場合は、上からガラスが落ちてくる可能性があるので慌てて飛び出さないこと」などと話していました。 研修会は、南海トラフ地震で震度6弱以上の揺れが想定される市町村などでつくる「長野県地震対策強化地域連絡協議会上伊那・木曽ブロック」が年に1回開いているものです。 会場には、上伊那と木曽地域の12市町村の関係者の他、地域住民が集まり、原山さんの話に耳を傾けていました。
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シニア世代活躍支援 マッチングイベント
活動の場を求めるシニア世代と受け皿となる地域の団体が参加する地域づくり出会いの広場が12日伊那市で開かれました。 地域づくり出会いの広場は、長野県長寿社会開発センター伊那支部などが初めて開きました。 活動の場を求めるシニア世代は、150人、その受け皿となる団体や企業は上伊那を中心に県内各地から33にのぼりました。 おおむね60歳以上のシニア世代がボランティア活動などで積極的に社会参加できるよう、希望する人とその活動を求める人のマッチングをはかろうというものです。 参加したシニア世代の人たちは、積極的にそれぞれのブースをまわり活動内容などを聞いていました。 各団体のプレゼンテーションでは、「野菜づくりの好きな人を求めています。」「子どもが好きな人を求めています。」などとそれぞれが必要とする人物像を紹介しました。 主催者は、「シニア世代が社会参加するにあたり、情報が少なくうまく機能していない。何かを始めたいと考えている人のきっかけづくりにしてほしい。」と期待していました。
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路線バス ネットで確定申告PR
2月16日から全国一斉に、所得税などの確定申告が始まります。 伊那税務署は、路線バスにステッカーを張り、インターネットを使った申告を呼びかけています。 10日は、伊那バスの職員が路線バスの車内に中吊り広告を掲示していました。 中吊り広告には、確定申告の会場の案内や、ホームページから書類作成を呼びかける内容が掲載されています。 また、バスの背面にも、インターネットの活用を呼び掛けるステッカーが貼られました。 伊那税務署では、平成16年度から、伊那市のいなっせに特設会場を設け、申告の対応をしていますが、会場は毎年込み合います。 インターネットでの申告書作成コーナーは、国税庁のホームページに設けられています。 夜間や休日でも使えて便利だとして、活用を呼び掛けています。 確定申告の会場は、15日(月)から3月15日まで、いなっせ2階の展示ギャラリーに開設されます。
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伊駒アルプスロードルート帯決定
国道153号バイパス伊駒アルプスロードのルート帯は、伊那市西春近から駒ヶ根市北の原までの区間は天竜川沿いを通る「ルート帯B」に決定しました。 伊駒アルプスロードは駒ヶ根市の北の原を起点とし伊那市青島を終点としています。伊那市西春近から駒ヶ根市の北の原までは、宮田村の商店街を通る「ルート帯A」と、天竜川沿いを通る「ルート帯B」が示され、交通安全や環境、地域への影響、費用などについて検討されてきました。 その結果、道路の安全性の確保や事業費、整備期間で優れている事などから、ルート帯Bに決定しました。 ルート決定を受け、白鳥孝伊那市長は「一日でも早い開通を目指し事業化を進めてほしい」と話していました。 小田切康彦宮田村長は「宮田にとっては大きな影響を与える道路。バイパスを中心とした街づくりを村民と一緒におこなっていきたい」と話していました。 伊那建設事務所では来年度、環境影響評価と都市計画の決定の手続きを進め、事業着手を目指します。 伊駒アルプスロードは全長11.5キロメートルで、道幅は28メートル、走行車線は全部で4車線となる計画です。
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中央アルプス野生動物対策協議会 発足
中央アルプス野生動物対策協議会の設立総会が10日伊那市内で開かれ、会長には、駒ケ根市の杉本幸治市長が選ばれました。 設立総会には会を構成する、国や県、上伊那の8市町村長など20人あまりが出席しました。 中央アルプス野生動物対策協議会は、ニホンジカやニホンザルによる被害対策を関係機関が連携し、効率的に行っていこうと発足しました。 主に情報の収集や、調査、広域的な対策を行っていくとしています。 杉本会長は「着実に有効性のある対策を進め、早いうちに、木曽や下伊那とも連携をしていきたい」と話していました。 総会の後、南信森林管理署と信州大学から中央アルプスにおける、ニホンジカやニホンザルの生息状況について報告がありました。
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上伊那消防団「相互応援協定」締結へ
上伊那8市町村は、火災や災害発生時に消防団が必要に応じ相互に応援活動が行える「相互応援協定」を結ぶ事が、10日決まりました。 消防団活動に特化した広域圏での応援協定は県内で初めてということです。 10日は上伊那消防協会の古村幹夫会長がいなっせで上伊那の8つの市町村長に応援協定について説明をしました。 上伊那8市町村が結ぶ、消防団の応援の内容は、 ●市町村境界付近で発生した火災の消火・警戒 ●大規模火災の消火・警戒 ●自然災害発生時の防御 ●災害時の行方不明者の捜索などです。 これにより、現場の特定が難しい山林火災でも初動対応がスムーズに行え、局地的な災害や行方不明者の捜索では柔軟に支援が行えるとしています。 古村会長は「協定の締結により、消防団活動にも幅を持たせることができる。 今後も、協定が使われる事が無いように地域を守っていきたい」と話していました。 相互応援協定の運用は4月1日からを予定しています。
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中ア国定公園化研究部会 初会合
中央アルプス県立自然公園の国定公園化について研究する部会の初会合が伊那合同庁舎で9日、開かれました。 中央アルプス国定公園化研究部会は、国定公園化について研究し、観光振興や山岳観光などの推進を図ろうというものです。 中央アルプス周辺の上下伊那、塩尻、木曽の自治体や観光連盟などで組織する中央アルプス山岳観光協議会が設置したものです。 部会では、中央アルプス県立自然公園の現状や課題について意見を交わす他、国定公園化することのメリットやデメリットなどについて研究を行います。 部会長には、駒ヶ根市の産業部の萩原浩一部長が選任されました。 来年度県は、中央アルプス一帯の動植物や地形地質、観光客数などの調査をし、研究部会に報告していくとしています。 9日は、東京農工大学教授の土屋俊幸さんが国定公園についての講演を行いました。 次回の研究部会は5月下旬に開かれることになっています。
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公立高校前期選抜試験 県内一斉に実施
公立高校の前期選抜試験が9日、県内一斉に行われました。 南箕輪村の上伊那農業高校では、雪が舞う中、受験生が会場に向かっていました。 県内の平成28年度の公立高校志願予定者数は20,085人で、このうち36.2%にあたる7,267人が前期選抜試験に出願しました。 上伊那8校では、伊那北高校普通科、伊那弥生ヶ丘高校普通科、赤穂高校普通科以外の学科で前期選抜試験が実施されました。 倍率が最も高いのは上伊那農業高校の園芸科学科で、募集人員20人に対し43人が志願していて、倍率は2.15倍となっています。 県教育委員会によりますと、開始時間の遅れなどトラブルは無かったということです。 前期選抜試験の合格発表は17日(水)です。
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伊那弥生ヶ丘高校器楽クラブ 第8回定期演奏会
伊那弥生ヶ丘高校器楽クラブの第8回定期演奏会が7日に伊那市のいなっせで開かれ、部員らが、これまで練習を積んできたマンドリンの演奏を披露しました。 マンドリンの他にギターやチェロなどで構成するステージで、日本のポップスや洋楽など14曲を披露しました。 伊那弥生ヶ丘高校器楽クラブの定期演奏会は今回で8回目です。 去年11月に行われた長野県高等学校ギター・マンドリンフェスティバルで12年ぶりに県内1位となる最優秀賞を受賞し、今年7月に全国大会に出場する事になっています。 最後には、同じく今年全国大会に出場する赤穂高校器楽部と、社会人などでつくる駒ヶ根マンドリーノのメンバーも加わり会場からは手拍子が送られました。 この演奏会の模様は4月にご覧のチャンネルで放送します。
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効果的な消火活動実施へ 火災事例検証会
火事が発生した時の消火活動を早く安全に行うための火災事例検証会が31日、伊那市の上伊那広域消防本部で開かれました。 検証会では去年9月に伊那市美篶で住宅が全焼した事例が紹介されました。 通報内容により逃げ遅れなどの情報が不明だったため人命救助を最優先に行い、その後逃げ遅れがないことがわかり延焼防止活動に入ったことが報告されました。 この時の消火活動では安全距離を確保し機材に損害なく作業ができたほか消防署車両への給水など消防団の後方支援が効果的に実施できたということです。 検証会は消防団と消防署が火災現場での活動に活かそうと開かれたもので上伊那8市町村の消防団と消防署からおよそ120人が出席しました。 上伊那広域消防本部では消防署と消防団が情報を共有することで消防活動に活かしていきたいとしています。
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渓流釣り解禁前にあまご放流
天竜川漁業協同組合は5日、渓流釣りのシーズンを前に天竜川水系の河川であまごの成魚を放流しました。 あまごは安曇野の養魚場で養殖された成魚で大きさは20センチほどとなっています。 5日は天竜川漁協の組合員がおよそ1000匹、80キロ分を伊那市の小黒川などに放流しました。 天竜川漁協によりますと水温が17度以上になると魚の動きが活発になり釣果が期待できるということです。 渓流釣りシーズンまでに合わせて500キロ分を放流することにしていて遊魚料は年間券が6600円。1日券が1100円です。 天竜川水系の渓流釣りの解禁は今月16日を予定しています。
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伊那谷写友クラブ第25回写真展
上伊那の写真愛好家でつくる伊那谷写友クラブの作品展が伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には会員15人の作品31点が展示されています。 動物や風景など被写体は様々です。 伊那谷写友クラブでは、統一したテーマを設けず、それぞれが選んだものを自由に撮影しています。 「写真は仲良く楽しく」をモットーに、毎月1回例会を開き作品を鑑賞しあいながら親睦を深めているという事です。 今回の作品展では、去年亡くなった3人の会員の遺作9点も展示されています。 クラブでは「バラエティーに富んだ作品を見たままに自由に楽しんでもらいたい」と話していました。 伊那谷写友クラブの第25回写真展は13日(土)まで伊那図書館で開かれています。
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平成28年度公立高校入学者前期選抜志願者数 発表
長野県教育委員会は、平成28年度公立高校入学者の前期選抜志願者数を4日に発表しました。 上伊那では、上伊那農業高校園芸科学科の倍率が最も高く、2.15倍となっています。 上伊那8校の状況です。 辰野高校普通科は、79人で1.65倍、商業科は30人で1.5倍となっています。 上伊那農業高校です。生産環境科は33人で1.65倍、園芸科学科は43人で2.15倍、生物科学科は39人で1.95倍、緑地創造科は40人で2倍となっています。 高遠高校普通科は73人で1.35倍となっています。 伊那北高校です。普通科は前期選抜はなく理数科は39人で1.08倍となっています。 伊那弥生ヶ丘高校普通科は前期選抜は行いません。 赤穂高校です。普通科は前期選抜はなく商業科は68人で1.7倍となっています。 駒ヶ根工業高校は3つの学科一括で108人が志願し1.8倍となっています。 箕輪進修高校です。普通Ⅰ部は27人で1.35倍、普通Ⅱ部は39人で1.95倍、普通Ⅲ部は1人で0.05倍、工業Ⅰ部は21人で1.05倍となっています。 高校入試前期選抜は2月9日、合格発表は2月17日となっています。
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JA上伊那農業振興大会
今後の農業のあり方などを考えるJA上伊那農業振興大会が26日、駒ヶ根市のJA上伊那アイパルで開かれました。 大会には、集落営農組織や生活部会の代表などおよそ150人が出席しました。 大会で、御子紫茂樹組合長は「農を基盤に地域とともに」を合言葉に、行政と手を取り合い、農耕地を維持管理できるよう豊かな地域づくりを進めていきたい」と呼びかけました。 大会では、JA長野中央会地域農政部の北村智さんが、「TPPに対応する産地づくりとは?」と題して講演しました。 北村さんは「TPPへの参加が、地域社会の将来にどのような変化をもたらすのか。長野県の農業がこれからも持続できるように地域の中で話し合い支え合うことが必要」と話していました。
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12月有効求人倍率1.35倍 4か月連続全国・県上回る
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は1.35倍で、11月を0.04ポイント下回りました。 求人倍率は下がりましたが、4か月連続で全国・県を上回っています。 新規求人数は、1,196人、新規求職者数は586人でした。 これにより、上伊那の12月の月間有効求人倍率は、11月を0.04ポイント下回る1.35倍でした。 ハローワーク伊那によりますと、12月は新規求職者数が増える傾向にあるため11月を下回りましたが、状況は安定してきているということです。 10月から3か月連続で1.3倍台を維持していて、全国・県の平均も4か月連続で上回っています。 雇用情勢については「着実に改善が進んでいる」として、コメントを据え置きました。 今年度卒業を予定している新規高卒者の就職内定率は92.2%でした。 ハローワーク伊那では、まだ内定のない生徒に対して個別に対応を進め、3月までに内定率が100%になるようマッチングしていきたいとしています。
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信州フラワーショー 冬の花ずらり
JA全農長野などが主催する第47回信州フラワーショー・ウィンターセレクションが、28日から始まりました。 品評会では、伊那市美篶の末広農園のアルストロメリアが最優秀賞に選ばれました。 最優秀賞の農林水産大臣賞に選ばれたのは、伊那市美篶の末広農園のアルストロメリアです。 花の大きさや発色の良さ、葉と花のバランスの良さなどが評価されました。 今年は、去年より26点多い417点の応募がありました。 県全体から出品されていて、アルストロメリアが8割を占めます。 アルストロメリアは、上伊那が日本一の出荷量を誇っています。午後3時からは一般公開されました。出品された花は購入することができ、待っていた人たちが品定めをして、気に入った花を選んでいました。 去年からフラワーショーに招待されている伊那東小学校の4年生も会場に訪れ、花を見学していました。 信州フラワーショーは、生産技術の向上や消費拡大につなげようと、夏と冬の年2回開かれています。 一般公開は29日の午後1時までで、会場は伊那市のJA南信会館です。 フラワーショーでいただいた花束をスタジオに飾らせていただきました。ありがとうございました。 次です。
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上伊那書道協会役員が新春の書道展
上伊那書道協会の役員による新春の書道展が、28日から伊那市のいなっせで開かれています。 役員27人がそれぞれ1点ずつ作品を展示しています。 上伊那書道協会の役員は、毎年1年の始まりに書道展を開いていて、今年で8回目になります。 全員が教室を主宰している指導者で、行書や楷書、仮名などジャンルの異なる作品を見る事ができます。 今年行われる松川町の御柱祭をテーマにした作品や、新春にちなんだ言葉を題材にした作品が多く展示されています。 年のはじめに協会として初めて開く展示会となっていて、池上信子会長は「新しい年を迎え希望を込めて書いている。何かひとつでも感じとってもらいたい」と話していました。 上伊那書道協会の新春役員展は31日(日)まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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もりもり上伊那山の感謝祭 功績のあった個人、団体を表彰
地域の森林の恵みに感謝する「もりもり上伊那山の感謝祭」が28日伊那市で行われ、林業に功績のあった個人や団体が表彰されました。 感謝祭では、林業に功績のあった1団体、1事業所、7人に表彰状が贈られました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、「美しい長谷もみじの里づくり」運動として故郷にもみじの植栽を行っている「東京もみじの会」が表彰されました。 もりもり上伊那山の感謝祭は豊かな自然を育み再生可能な資源を供給する森林の恵みに感謝し次世代に引き継いでいこうと、上伊那地方事務所などが毎年行っています。 青木一男所長は「先人たちが育ててきた大切な宝。着実に森林づくりを進めていきたい」と話していました。
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イナリサーチ離職予定者 再就職支援協議
伊那地区雇用対策推進協議会が27日ハローワーク伊那で開かれ、伊那市のイナリサーチの離職予定者の再就職支援などについて協議しました。 協議会は、上伊那の市町村や商工団体などで組織し、雇用情勢の実態や関係機関との情報交換の場として開かれています。 会議は冒頭のみ公開されました。 今回は、イナリサーチが業績の悪化により希望退職者40人を募ったことを受け開かれました。 希望退職には社員の2割にあたる38人が申し出て、2月に離職することになっています。 ハローワーク伊那とイナリサーチによりますと、希望退職する38人のうち再就職支援を受けるのは35人で、伊那市が19人、箕輪町が4人、南箕輪村が5人となっています。 現在は、会社が本人の希望を聞き、再就職先を見つけているということです。 ハローワーク伊那の百瀬晃所長は「本人の状況を聞きながら、専用の窓口の設置や、管内企業によるミニ面接会など対応していきたい」と話していました。
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アルプス中央信用金庫 景況調査
アルプス中央信用金庫が行った中小企業の景況調査によりますと、去年10月から12月までの業況について「新興国経済の減速の影響などがみられるものの、穏やかに回復しつつある」としています。 景況調査は、上伊那を中心とした取引先210社に対しアンケートを行ったものです。 景気が良かったとする企業は18.6%、悪かったとする企業は40.4%で、好転から悪化を差し引いた業況判断指数はマイナス21.8となりましたが、前期より3.1ポイント改善しています。 来期の業況判断指数は、マイナス36.9となっていて、今期より15.1ポイント悪化するとみています。 また、今年1年の経営見通しについては、良いと答えた企業の割合は13.9%、悪いと答えた企業の割合は半数以上の51.9%となっています。
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マイナンバー制度対応できている企業54.5%
アルプス中央信用金庫がまとめた調査によりますと、今月から運用が始まったマイナンバー制度について、対応できているとする企業は54.5%にとどまっていることが分かりました。 調査は去年10月から12月にかけて上伊那の企業210社に対して行われたものです。 マイナンバー制度について「十分に対応できている」と回答した企業は5.9%「対応できている」は48.6%でした。 一方「あまり対応できていない」が31.4%「まったく対応できていない」が14.1%となっています。 対応できている企業を業種別でみると、製造業が71%、建設業が70%、不動産業が60%と半数を上回っているのに対し、卸売業は30%、小売業は31.4%サービス業は26.9%にとどまっています。 マイナンバー制度について企業が行う対応として、従業員のマイナンバー収集と本人確認のほか、個人情報の管理などがあります。 マイナンバー制度対応への準備について、誰と相談しながら進めてきたかとの問いには弁護士、税理士、社労士などの専門家が68.6%と最も多く次いで 自社対応が14.1%となっています。 マイナンバー制度の対応は従業員を雇用している全ての事業者に必要だとして伊那市が、おでかけ講座を開催し周知に務めています。
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しなのっこ子ども観光大使に参加の子ども達が餃子づくりに挑戦
体験学習を通して地域の魅力を再発見し発信する「しなのっこ子ども観光大使」に参加している子ども達が24日、雑穀アマランサスを使った餃子づくりに挑戦しました。 この日は、伊那市のいなっせで餃子づくり教室が開かれ、上伊那の親子30人が参加しました。 これは、伊那市や松本市など県内4か所で行っている「しなのっこ子ども観光大使」の講座の一環で開かれたものです。 しなのっこ子ども観光大使は、2011年から県内の教師が始めました。 上伊那では食から地域の良さを感じてもらおうと、地元の団体に協力を呼びかけ、年に3回講座を開いています。 この日は、伊那餃子会のメンバーを招き、雑穀アマランサスを使った伊那餃子づくりに挑戦しました。 実行委員会では「アマランサスは栄養価が高く食感も餃子に合うということが体験できたと思う。これからも食から地元の良さを知ってもらいたい」と話していました。
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上伊那広域消防本部で職員意見発表会
上伊那広域消防本部の職員意見発表会が18日に開かれ、7人の職員が日ごろの職務で感じた消防や防災に関する意見を発表しました。 これまでは消防組合ごとに行われていましたが、消防の広域化により初めて上伊那広域消防本部で開かれました。 今日は、上伊那の6つの消防署と消防本部から7人が意見を発表しました。 このうち伊那消防署の市瀬大亮さんは、救急隊について知ってもらうための活動について提案しました。 審査の結果、最優秀賞には辰野消防署の石井雅人さんが選ばれました。 優秀賞は伊南南消防署の下平祐一さんと、伊那消防署の市瀬大亮さんが選ばれました。 最優秀賞の石井さんは、来月16日に大町市で開かれる県消防職員意見発表会に出場することになっています。
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31日に上伊那ベースボールシンポジウム
伊那市出身で、去年の夏の甲子園で優勝した東海大相模野球部の初代監督柴田光氏を招いての上伊那ベースボールシンポジウムが31日に伊那市内で開かれます。 現在73歳の柴田さんは、伊那市西春近出身で、赤穂高校野球部時代には、内野手で甲子園出場を果たしています。 大学卒業後、1965年、昭和40年に東海大付属相模高校に保健体育教諭として就職。 初代野球部監督に就任し、その後部長として原貢監督とコンビを組み、黄金時代を築きました。 さらに昭和50年には、東海大浦安高開校と同時に転任し、野球部を創部。監督に就任し、春・夏甲子園出場を果たしています。 シンポジウムは、柴田さんの貴重な体験を上伊那の高校野球のレベルアップにつなげようと地域のケーブルテレビ局などが実行委員会を組織し開くものです。 さらに、地元高校野球部の指導者を交えたパネルディスカッションでは、上伊那の高校野球の明日を探ります。 上伊那ベースボールシンポジウムは、31日日曜日、午後2時半から、信州INAセミナーハウスで入場無料で開かれます。
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新ごみ処理施設事業 落札者決定
伊那市富県に建設される新しいごみ中間処理施設の整備運営事業落札者は神戸市の㈱神鋼環境ソリューションを代表とするグループに決まりました。 落札金額は158億9千万円となっています。 19日は、上伊那広域連合で記者会見が開かれ入札結果が報告されました。 事業者は、兵庫県神戸市に本社を置く神鋼環境ソリューションを代表とし上伊那の7社が協力企業となっているグループです。 上伊那広域連合によりますと入札は総合評価一般競争入札で、2グループから提案書の提出があり総合評価の結果、技術、価格とも両面で評価されました。 落札額はおよそ158億9千万円となっています。 処理量は1日当たり118トンで処理方式を流動床式ガス化溶融炉としています。 受注実績は同じ方式で15件あるということです。 施設は、最新の排ガス処理により環境への影響を最小化しごみを燃やすエネルギーによる発電で施設の電力を賄います。 また、敷地内にマレットゴルフ場や足湯など憩いの場を整備する計画です。 事業期間は、設計・建設が平成28年度から3年間、運営、維持管理が平成31年度から15年間の合わせて18年間となっています。 2月下旬に事業仮契約を締結し広域連合議会に議案として提出することになっています。
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雪の影響で乱れた交通機関などが回復
18日の大雪で通行止めとなっていた中央自動車道は19日通行止めが解除されました。 JR中央東線の特急あずさ、スーパーあずさも通常運行し交通機関の乱れは回復しています。 中央道は、19日午前11時に上り線が、午後4時に下り線の通行止めが解除されました。 高速バスは午後1時以降、一部の便で運行を再開しました。
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県が新型インフルエンザの対応研修会
新型インフルエンザが発生した場合の対応についての研修会が、14日、伊那合同庁舎で開かれ、上伊那地方事務所や県の現地機関の職員が電話対応などの手順を確認しました。 県で実施された新型インフルエンザの訓練に合わせて開かれた研修会です。 県対策本部の上伊那地方部を構成する上伊那地方事務所や県の現地機関の職員が出席しました。 県内で新型インフルエンザが発生した場合、相談窓口の充実と強化が地方部の役割の一つとなります。 5つの専用電話を設置し、状況によっては24時間体制で相談を受け付けるという事です。 伊那保健福祉事務所によりますと、新型インフルエンザ かどうかの確定検査が行えるのは県内では長野市の環境保全研究所のみだという事です。 管内で疑わしい患者が発生した場合、専用のケースに入れた検体を衝撃に強いジュラルミンケースに入れて職員が長野市まで運ぶ事が説明されました。 上伊那地方事務所では、今回の研修を踏まえ、電話対応マニュアルなどをさらに精査していくという事です。
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大学入試センター試験始まる
大学入試センター試験が16日と17日の2日間の日程で、全国一斉に始まりました。 今年は、信州大学農学部の講義棟が改修工事中のため、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校を会場に試験が実施されました。 県内では13か所で行われ、南信地域の受験生は弥生ヶ丘高校と駒ヶ根市の県看護大学で試験を受けます。 今年のセンター試験には、全国でおよそ56万人が受験していて、うち長野県は1万26人、南信地域は1,239人となっています。 初日の16日は、文系科目の試験が行われ、伊那弥生ヶ丘高校には試験開始の1時間以上前から受験生が続々と集まっていました。 校門前には各高校の担任が応援に駆け付け、受験生の緊張を和らげていました。 午後4時現在、県内の試験会場ではトラブルなどはなく順調に進められているということです。 17日は、理数科目の試験が行われることになっています。