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狩猟解禁 ワナ猟今年度も期間延長
今年度の狩猟期間が15日から始まりました。
今年度も、シカとイノシシなど有害鳥獣の捕獲を積極的に進めるため、ワナによる狩猟期間が1か月間延長されます。
15日朝は、6時に、伊那市伊那猟友会や伊那警察署の署員が集まり、初日のパトロールを行いました。
猟友会会員は、マナー指導などのため西山を中心に車で猟区を見て回りました。
以前は、キジや山鳥を狙って他地区からも狩猟に訪れていたということですが、鳥が少なくなったため、他地区からの狩猟者は減っているということです。
近年では、シカの食害など有害鳥獣による農作物への被害が増加していることから、猟友会では年間を通して駆除を行っているということで、狩猟の解禁も、手放しでは喜べない状況です。
狩猟期間は、通常11月15日から来年2月15日までですが、長野県では、平成20年度から、ニホンジカとイノシシの個体数調整を進めるため、ワナ猟については1か月間延長して、3月15日までとしています。
今年度も、ワナ猟については、来年3月15日までとなっています。 -
新消防組織は広域連合の内部組織に
上伊那消防広域化協議会が12日伊那市のいなっせで開かれ、新たな消防組織は上伊那広域連合の内部組織とする案が了承されました。
協議会では消防広域化について具体的な検討を行っている専門委員会で決定した、新たな消防組織と広域化の時期が案として示されました。
案は新たな消防組織は上伊那広域連合の内部組織とすること、また広域化の時期については、平成27年の4月1日としていて、協議会で了承されました。
協議会では消防本部の庁舎建設に関する各市町村の負担割合について先行して話し合うべき、など協議の進め方について検討するよう事務局に意見が出されていました -
広域連合 JR駅無人化で下伊那と連携
上伊那広域連合正副連合長会が12日伊那市のいなっせで開かれ、JR駅の無人化実施について猶予期間を伸ばすよう下伊那と連携して求めていくことなどが確認されました。
連合長会は冒頭のみ公開で行われました。
会議ではJR飯田線の沿線市町村で構成する利用促進連絡協議会でJRとの交渉について下伊那と連携していくことが確認されました。
具体的に求めていくことは市町村で駅舎職員を雇うかどうかについての回答について年内いっぱいとしていますが、その回答期限を伸ばしてもらうとしています。
また無人化実施を来年4月としていますが、それについても延期を要望していきます。
上伊那広域連合では今後駅の利活用についても検討していくことにしています。
12日はほかに県経営者協会伊那支部と進める景観保全組織について行政と経営者協会から合わせて30人ほどで構成することなどが確認されました。
景観保全組織では観光客が多く通る広域農道沿いでのゴミゼロ運動や花の植栽を実施するほか統一した観光看板を掲示する計画で年内中に協議を始めるとしています。 -
JA上伊那まつりでフォトコンテストの写真展示
JA上伊那まつりが10日から始まり、本所会場では一般から募集したフォトコンテスト2012の応募作品が展示されています。
会場には37人から寄せられた88点が展示されています。
最高賞のJA上伊那組合長賞に選ばれた駒ケ根市赤穂の井口眞吾さんの作品は、上伊那駒ケ根特産「西瓜苗の定植」です。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、優秀賞に伊那市西町の飯島奈美子さんの作品「たくさんとれたよ」が選ばれています。
佳作に選ばれたのは伊那市荒井の向山世男さんの作品「今年もよい柿が出来た」と、伊那市富県の小林兼久さんの作品「案山子に見詰められ!」です。
入選に選ばれたのは伊那市山寺の伊藤好幸さんの作品「大豊作」と、伊那市西春近の酒井幸一さんの作品「つい本気になってしまう?」です。
特別賞に選ばれたのは伊那市富県の鹿野茂子さんの作品「力を合はせ」です。
会場には地元産の農産物や加工品が並び、訪れた人でにぎわいました。
上牧会場では、昭和20年代の発動機などが展示されました。
昭和8年のものもあり、大きなエンジン音を響かせていました。
JA上伊那まつりは11日まで開かれています。 -
長野県縦断駅伝競走 上伊那チーム結団式
11月17日と18日に行われる第61回長野県縦断駅伝競走を前に上伊那チームの結団式が8日、伊那市役所で行われました。
結団式には、選手や関係者などおよそ50人が参加し健闘を誓いました。
今年は、控え選手を含めた29人のうち、大学生以下は6割以上の19人と若いメンバーで構成されていて、初出場者は8人です
上伊那は、過去60回の大会のうち33回優勝していますが、平成17年の54回大会以来、優勝から遠ざかっています。
関係者は、「若い選手が育ってきているので34回目の優勝を勝ち取りたい」と話していました。
結団式の後、ゲンを担いでソースカツ丼を関係者全員で食べ、士気を高めました。
県縦断駅伝競走は17日に長野市をスタートし、2日間をかけ22区間を襷でつなぎゴールの飯田市を目指します。
伊那の中継所は、18日の午前10時半頃通過する見込みです。 -
アマゴの卵20万個 天竜川支流に放流
天竜川漁業協同組合は、アマゴの卵およそ20万個を9日、天竜川支流に放流しました。
孵化直前の卵。
鳥などの外敵から守る為に「埋設放流」と呼ばれる方法で放流します。
埋設放流は、卵を石で囲い木の枝などで隠す方法です。
天竜川漁業協同組合は、9日、辰野町から駒ヶ根市までの天竜川支流にアマゴの卵を放流しました。
このうち、三峰川水系には6万2千個の卵が放流されました。
組合では、毎年イワナやアマゴの成魚と稚魚、卵の放流を行っていますが、卵で放流したものは自然に近い状態で育つため、姿形の整った成魚になるということです。
放流した卵は1か月ほどで孵ります。
15センチの成魚になるには3年ほどかかるということです。 -
「一方的に幕を下ろすことなく・・・」
9日長野市で開かれたリニア新幹線建設促進長野県協議会の総会で、上伊那地区期成同盟会の会長として出席した白鳥孝伊那市長は、飯田線の駅の無人化計画を進めるJR東海に対し「一方的に幕を下ろすのでなく、地域の意見を聞く姿勢をもってもらいたい」と要望しました。
長野市で開かれた長野県協議会の総会には、来賓としてJR東海の宇野護常務執行役員が招かれ、飯田線の駅の無人化は、「飯田線を維持するうえでやむを得ない」とあいさつしました。
阿部知事は、冒頭のあいさつで、「リニア建設は地域の理解が不可欠。飯田線に関しても真摯な対応をお願いしたい」とJR側に求めました。
白鳥市長は、宇野常務執行役員に対し、飯田線の駅の無人化について一方的に幕を下ろすのではなく、地域の意見を聞いて知恵を出し合う姿勢を持ってほしい」と要望しました。
JR東海では、来年4月から伊那北駅・沢渡駅・伊那松島駅など飯田線の県内12ある有人駅のうち9駅を無人化する方針を打ち出しています。 -
中病 医師・看護師に患者「満足」
伊那中央病院の患者の満足度調査の結果、外来・入院患者ともに、医師や看護師の対応について非常に高い評価をしていることが分かりました。
10月24日夜は、中央病院の職員を対象にした満足度調査の報告会が開かれました。
調査は定期的に行われていて、今年は、外来患者2千人、入院患者405人を対象に、8月から9月にかけて行われました。
外来患者の調査では、医師の対応・説明などについては、非常に満足・満足をあわせて、90.8%が満足。看護師の対応では、90.4%が満足と評価しています。
入院患者では、医師の対応については、94.9%、看護師の対応では92.7%が満足と回答しています。
プライバシーへの配慮について満足と答えたのは、外来は70.6%、入院が81.5%でした。
評価を受けて、川合 博院長は、「高い満足度をうれしく思う。プライバシーの満足度が低めなので、重点的に取り組むべき課題が見つかった」と話していました。
調査を行った医療関係事業を行うニチイ学館では「医師・看護師ともに90%以上は珍しい。非常に素晴らしい調査結果」としています。 -
新消防本部 富士塚グラウンド北側を提案
上伊那消防広域化協議会専門委員会が5日、伊那市のいなっせで開かれ新しい消防本部の位置は、伊那市荒井の富士塚グラウンド北側とする案が示されました。
専門委員会では、伊那消防組合消防本部と伊南行政組合消防本部が統合した場合の消防本部の位置について伊那消防署の移転候補地となっている伊那市荒井の富士塚グラウンド北側とし伊那消防署と併設して設置するとの案が示されました。
また消防指令センターについては新しい消防本部内に設置するとしています。
位置については、富士塚グラウンド北側で伊那消防署と併設、別棟で新設、現在の伊南行政組合消防本部の北消防署に別棟で増設の3つの案を比較検討し選定したということです。
提案理由としては、大規模災害に対する備えや、上伊那全体の消防力を維持するうえで適正な配置であることを挙げています。
今回の案は次回の専門委員会で検討され、決定したのち上伊那消防広域化協議会に提案されます。 -
特別支援学級と伊那養護学校の合同作品展
上伊那の小中学校の特別支援学級と伊那養護学校に通う児童や生徒の合同作品展が2日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
会場には、段ボールで作った作品や書など児童と生徒の作品およそ50点が展示されています。
作品展は、子ども達の表現活動の発表の場と、地域の人に障害者に対する理解を深めてもらう目的で毎年開かれていて今年で39回目です。
紙粘土を使って上空からみた街並みを表現した作品や、数人で作った手づくりの神輿などが並べられています。
ある関係者は「楽しく作っている雰囲気を感じてもらえたらうれしい」と話していました。
作品展は、6日火曜日まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
上伊那の祭りと行事 映像の祭典
上伊那の祭りと行事を季節ごとにまとめ上映する映像の祭典が、3日と4日の2日間、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれます。
あすからの祭典を前に報道向けの事前上映会が2日に開かれ、上伊那の祭りを60分にまとめた総集編が初めて公開されました。
上伊那の祭りと行事は、上伊那広域連合の地域伝統文化総合活性化事業として制作されたものです。
上伊那広域連合から撮影編集などを委託された井上井月顕彰会では、30の祭りと行事を撮影していて、祭典ではそのうちの21作品が上映されます。
他に、民族芸能の研究家や祭りの担い手などによるトークセッションも企画されています。
制作にあたった井上井月顕彰会で映像作家の北村皆雄さんは「伊那谷で育った祭りを再確認することで自分達の足元を見つめ直す2日間になればうれしい」と多くの来場を呼び掛けています。
上伊那の祭りと行事30選映像の祭典は、3日と4日の2日間、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれます。
入場は無料です。 -
この秋一番の冷え込み
1日の伊那地域は、最低気温が2.8度とこの秋一番の冷え込みとなりました。
1日朝は、ストールなどを巻いて出勤する女性の姿などが見られました。
長野地方気象台によりますと、日本海に寒気があり、10月31日から1日にかけて気温が下がり、1日の最低気温は2.8度と、この秋一番の冷え込みとなりました。
2日からは冬型の気圧配置となり、朝は冷え込みますが、日中は気温が上がりそうだということです。 -
県教育員会が公立高校の生徒募集定員 発表
長野県教育委員会は、来年度の県立高校の生徒募集定員を、1日、発表しました。
上伊那の状況をお伝えします。
辰野高校です。
普通科120人、商業科40人の募集です。
上伊那農業高校は、生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造、それぞれ40人の募集です。
高遠高校は、普通科120人の募集。
伊那北高校は、普通科200人、理数科40人の募集です。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人の募集です。
赤穂高校は、普通科160人、商業科80人の募集です。
駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術の3つの学科一括で、120人の募集となっています。
箕輪進修高校です。
普通科I部・II部合わせて80人、III部は40人、クリエイト工学科はI部のみの募集で40人です。
なお、選抜試験は前期試験が来年2月12日に、後期試験が3月12日に行われる予定です。 -
伊那消防組合と伊南行政組合が合同訓練
伊那消防組合と伊南行政組合、NEXCO中日本による高速道路上での多重事故を想定した合同訓練が31日伊那市荒井の富士塚スポーツ公園で行われました。
訓練は中央道上り線伊那インターチェンジ付近で4台の車が接触し、けが人が出たという想定で行われました。
上伊那の消防広域化を目指す中で、けが人の搬送先の確認など、各機関が連携をはかりながら訓練を行っていました。
10月27日には中央道上り線で事故があり、伊那消防組合と伊南行政組合が合同で対応に当たりました。
その際互いの情報交換により、病院の手配など、事故の対応がスムーズにできたということです。
伊那消防組合では、今後も合同訓練を行うことで、各機関との連携を強化していきたいとしています。 -
9月の月間有効求人倍率0.65倍
上伊那の9月の月間有効求人倍率は0.65倍で、前の月を0.02ポイント上回わりました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、9月の上伊那の月間有効求人倍率は0.65倍で、前の月の0.63倍を0.02ポイント上回りました。
企業の新規求人数は1,116人で、前の年の同じ月を1.2%下回っています。
新規求職者数は858人で、前の年の同じ月と比べ、5.9%下回りました。
産業別の新規求人数は、中国との国交悪化やエコカー減税が終了したことなどから、自動車関連を中心に製造業で前の年の同じ月を38.4%下回る146人となっています。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢は依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに停滞がみられる」としています。
また、来年3月卒業の高校新卒者の9月末現在の就職者数は367人で、そのうち171人が内定していて、内定率は46.6%となっています -
森林づくり県民税 活用現場を視察
長野県は、来年度から5年間の継続が決まっている森林づくり県民税を活用した施策について、地域の意見を聞こうと現地調査を30日、市内2か所で行いました。
30日は、地域の代表者でつくるみんなで支える森林づくり上伊那地域会議の委員などおよそ20人が現地調査を行いました。
このうち、薪ストーブの輸入販売などを行っている伊那市高遠町の株式会社ディーエルディーでは、バイオエネルギー事業部の木平英一部長から、自社で行っている薪ストーブ用の薪の宅配サービスについての説明を受けました。
デイーエルディーには、森林税を使って間伐された木材が運ばれてきます。
木平さんは「薪に使う木材には、広葉樹を好む人が多い。間伐される木材は針葉樹が多いことから、宅配という付加価値を付けて針葉樹を販売することで、山とユーザーがつながるようになってきた」と話しました。
他に、南福地では小規模な山林を集約し組織で管理する「間伐集約化団地」の現場を、委員で中心となって整備に携わっている竹松杉人さんが説明しました。
竹松さんは「100人近い所有者に了解を得て、境界を明確にしていくことに苦労した」と話しました。
森林づくり県民税は、森林整備を目的に平成20年度から5年計画で導入されたものです。
今年度までに、全県でおよそ2万2,500ヘクタールの間伐が行われる見込みで、このうち上伊那ではおよそ2,500ヘクタールとなっています。
森林税は、今年度が最終年度でしたが、間伐が必要な状況が続いているとして、県は5年間の延長を決めています。
1人あたり年間500円で、5年間で32億5千万円の税収を見込んでいます。
県では、来年度からはこれまでなかった搬出間伐への補助制度を新設する他、市町村の水源林取得のための補助制度を設ける考えです。 -
上伊那医師会附属准看護学院 戴帽式
伊那市狐島の上伊那医師会附属准看護学院で24日、戴帽式が行われ、今年4月に入学した1年生が、看護の道への誓いを新たにしました。
この日は、今年4月に入学した1年生35人が戴帽式を迎えました。
戴帽式は、半年間、基礎的な学習を行ってきた学生を、看護学生としてふさわしい知識と技術、態度を身につけたと認めるためのものです。
式では、ナースキャップを与えられた学生たちが、ナイチンゲールの像から灯された火を一人一人受け取り、誓いを新たにしていました。
今年の戴帽生は、上伊那を中心とした35人で、男性が7人、女性が28人となっています。
戴帽式を終えた学生は、今後、本格的な看護の学習を始めることになっていて、来年2月からは、上伊那の医療機関で実習を行う予定です。
全員がロウソクを受け取ると、看護の精神がうたわれた「ナイチンゲール誓詞」を朗読しました。
戴帽生を代表して、松川町の熊谷弘美さんは、「この先壁にぶつかって悩んだときは、ここで学んでいる知識、技術、心を磨き、それぞれが目指す看護師像に向けて努力したい」と、誓いを新たにしていました。 -
平成25年度入学志願者第1回予定数調査
(募集人員は平成24年度)
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飯田線上り1本運休
26日午前6時5分発の飯田線伊那松島発竏駐V竜峡行きの上り列車が、出発前の点検で異常か所が見つかり全区間運休となりました。
これにより、およそ150人に影響がでました。
26日午前5時40分頃、飯田線上り列車の運転士が、箕輪町の伊那松島運輸区で出発前の点検をしていた際、ブレーキの動力源となるタンクから空気が漏れているのを発見しました。
これにより、伊那松島6時5分発のこの列車が全区間運休となりました。
JR東海では、原因について調べを進めています。
運休により、通勤通学などおよそ150人に影響が出ました。 -
県の環境基本計画 骨子案について意見交換
県の第三次長野県環境基本計画の骨子案について話し合う上伊那地域懇談会が26日、伊那合同庁舎で開かれ、参加者が意見交換しました。
26日は、地域住民や市町村の職員などおよそ30人が出席し、基本計画について県の担当者から説明を受けました。
計画は、環境保全に関する施策を計画的に推進していこうと県が策定するもので、期間は来年度から平成29年度までの5年間です。
計画によると上伊那地域については▽自然エネルギーの活用と事業者の取り組み支援▽水環境の保全と景観育成 などを主な施策としています。
参加者からは、計画についての意見が出されました。
懇談会は、県内10か所で開かれることになっていて、県では出された意見を参考に、今年度中に計画をまとめるとしています。 -
上伊那地方事務所 工事現場パトロール
上伊那地方事務所は、工事現場で建設リサイクル法が守られているかを見回る一斉パトロールを23日、行いました。
23日は、上伊那地方事務所の職員8人が、管内8か所の解体工事現場をまわりました。
建設リサイクル法は、資源の有効利用を目的に分別解体などについて定めたものです。
パトロールは、春と秋の年2回行われていて、表示板が設置してあるかや分別解体が実施されているかなどを確認しました。
パトロールの結果、表示板を設置していない現場が4件あったということで、設置するよう指導したということです。 -
箕輪中部ヤンキースが優勝
少年野球上伊那選手権大会が、20日から2日間、箕輪町の番場原競技場で開かれ、箕輪中部ヤンキースが優勝しました。
大会には上伊那6市町村から18チームが出場し、トーナメント形式で優勝を争いました。
21日は、準決勝と決勝の2試合が行われました。
決勝は、白のユニフォーム、伊那市の美篶野球スポーツ少年団と、青のユニフォーム、箕輪町の箕輪中部ヤンキースの対戦となりました。
序盤は投手戦となりましたが、3回の裏、箕輪中部はランニングホームランを皮切りに、一挙4得点をあげます。
一方の美篶は、箕輪中部のピッチャー栗林悠人君のコーナーをつくピッチングと守備陣の固い守りに苦戦します。
箕輪中部は、栗林君のノーヒットピッチングの活躍もあり、6対0で美篶を破り優勝を果たしました。
主将でピッチャーの栗林君は「みんなが打ってくれたので安心して投げられた。バントから始まって打線がかみ合って勝てて良かった」と話していました。 -
新ごみ中間処理施設の建設候補地の地元、桜井区が学習説明会
上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元、伊那市富県桜井区は、21日、環境影響評価・環境アセスメント準備書の学習説明会を開きました。
21日に開かれた学習説明会には、桜井区にある4つの常会から80人が参加しました。
上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元、桜井区では、一昨年「新ごみ中間処理施設桜井区対策委員会」を立ち上げ、去年からは、年3回を目途に区が主催する学習説明会を開いています。
昨夜の学習説明会では、今月4日に公告された環境アセス準備書について、上伊那広域連合の説明を聴きました。
住民からは、「調査で出された数値は何年担保されるのか」「アセスを実施したのに、建設後問題が発生したという事例はあるのか」などの質問や、「桜井区を通る一般車両が何台増えるのか予測する必要があるのではないか」などの意見が出されていました。
桜井区では、新しいごみ処理施設について、区民全員で学習し考えていくために、今後も区主催の学習説明会を開催していくということです。 -
ごみ施設アセス準備書 地元説明会
10月4日に公告された上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設の建設に係る、環境影響評価・環境アセスメント準備書についての地元説明会が、17日から19日に渡り伊那市内で開かれています。
17日夜は、富県ふるさと館で説明会が開かれ、地域住民20人ほどが参加しました。
環境アセスは、候補地となっている伊那市富県の天伯水源付近で、施設が建設された場合を想定し、去年6月から今年5月末までの1年間に渡り行なわれました。
説明会では、アセス準備書に示されている、大気や騒音などの17項目の予測・評価した結果の概要が示されました。
風の向きや速さから予測される排ガスの影響については、施設から南東1キロの地点がもっとも大きく影響を受ける地点と予測されましたが、最大地点のダイオキシン類の予測濃度では、国が定めた環境基準の1.7%の濃度と極わずかで、まったく問題のない数値と説明しました。
騒音や振動、悪臭についても、基準値を下回り、環境への影響はほとんどないとしています。
これらのことから、アセス準備書の総合評価は、施設の建設と稼動が周辺に及ぼす影響は、適切な保全措置を講ずることで最小化できるとしています。
説明を受けた地区住民は、「環境保全と地域振興をどのように進めるのか明確に説明してもらいたい」「建設について候補地の地元区である、桜井区・北新区から同意を得るとしているが、排ガスの影響を最も受ける地域が地元区に入っていないのはおかしいのではないか」といった意見が出されていました。
上伊那広域連合では、これからも丁寧に説明会などを開いて、地元の理解を得ていきたいとしています。 -
第2期長野県食と農業農村振興計画 素案了承
第2期長野県食と農業農村振興計画について協議している審議会の上伊那地区部会が16日、伊那合同庁舎で開かれ、上伊那地域の方向性についての素案を了承しました。
第2期長野県食と農業農村振興計画は、食と農業の持続的発展を目指し、平成25年度からの5か年計画で進められるものです。
16日は、県全体の計画と上伊那地域の発展方向についての素案を確認しました。
素案では、▽新たな農業経営体の育成・確保▽推進品目を基幹とした野菜の生産振興▽地域特産物の生産振興と6次産業化の推進など、6つの重点戦略を掲げています。
委員からは「観光とタイアップした農業に取り組んでいくべき」「定年退職した人など、多様な担い手の育成確保に取り組んでいきたい」などの意見が出されました。
素案は了承され、10月下旬に開かれる県の審議会に提出されるということです。 -
地域医療連携で組織づくり検討へ
上伊那地域医療再生推進協議会が15日、伊那市のいなっせで開かれ地域医療の連携を強化するための組織づくりを進めていくことなどが確認されました。
協議会には病院関係者や、行政などからおよそ20人が出席しました。
会では、地域完結型の医療を実現するため実務者会議の組織化など地域医療の連携を強化していくことが確認されました。
これまで公立3病院、上伊那生協病院、こころの医療センター駒ヶ根が参加して行われていた医療連携懇談会を基本とした新たな協議会の設置も検討していくとしています。
会ではほかに地域医療再生事業の最終年度となる来年度の事業計画が示されました。
病院間を越えて患者の電子カルテが共有可能となる地域連携ネットワーク整備事業など総額はおよそ12億3,000万円となっています。
また信大病院と連携した信州メディカルネットワークへ参加しやすいように、補助率を3分の1から2分の1に引き上げることも了承されました。
現在20の医療機関が参加を希望していて補助率引き上げにより協議会では30に増えると見込んでいます。
協議会では再生計画が終了する来年度以降も事業を継続し地域医療の安定的な維持に努めていくとしています。 -
アイデアロボットで勝負
中学生が自作のロボットで技術を競う長野県中学生ロボットコンテスト南信大会が14日、伊那市の創造館で開かれました。
大会は上伊那の中学校から16チーム、45人が出場しました。競技は、コート内にある、空き缶を指定された位置運んだ数や、積み上げた数で得点を競います。
中学生は、それぞれ自慢のロボットを操作して競技に臨んでいました。
また、試合中にロボットが動かなくなるハプニングに見舞われるチームもあり、生徒たち、急なトラブルにも焦る事なく対応していました。
決勝戦は、伊那中学校と西箕輪中学校のチームの対戦となりました。
伊那中学校の桑田信君のロボットは、缶を持ち上げる部分に電磁石を使う等の工夫がされていて、決勝では缶を2段積み上げ得点を稼ぎ、6対2で勝利し優勝しました。 -
今秋一番の冷え込み 木々は色づき始め
13日の伊那地域は、最低気温6.2度と、この秋一番の冷え込みとなりました。
長野地方気象台によりますと、この日の伊那地域は午前6時過ぎに最低気温6.2度を記録、10月下旬並みの冷えとなりました。
伊那市横山の鳩吹公園では木々が黄色や赤に色づき始めていました。 -
行政と企業による景観保全組織を設置へ
上伊那の市町村長と長野県経営者協会上伊那支部が10日に懇談し、行政と企業による景観保全組織を設置することを決めました。
上伊那の51の企業が加盟する県経営者協会上伊那支部では2008年から、地域活性化を目指して上伊那の市町村長との懇談会を開いていて、今回で4回目です。
懇談会は冒頭のみ公開で行われ、行政と企業による産業観光などについて意見を交わしました。
懇談会では、観光による誘客には景観保全が必要だとして、行政と企業による景観保全組織を、近々立ち上げることを決めました。
企業の敷地内や周辺地域の環境美化活動に企業が率先して取り組み、自治体が協力することで住民と一体となった活動とすることをねらいとしています。
事務局によると、組織構成や発足時期、活動内容は、これから検討していくということです。
また、この日は、勝山修一上伊那支部長から上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長に、児童養護施設たかずやの里の整備支援基金の目録が手渡されました。
支援金は、これまで寄付されたものに支援を決定しているものを加えた、1,200万円となっています。
白鳥連合長は、
「上伊那の8市町村で力を合わせ行う事業。大変ありがたい」と感謝していました。 -
旧井澤家住宅で木彫工芸作品展示
箕輪町木下の木彫工芸家、中澤達彦さんが主宰する教室の作品展が、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。
中澤さんが主宰する木彫教室「舎羅の会」が、旧井澤家住宅で作品展を開くのは2回目です。
去年、伊那教室の作品展を開き、今回は、駒ヶ根市の赤穂教室のメンバーが作品を展示しました。
赤穂教室では、30代から80代の男性8人が、月2回公民館に集まり作品を制作しています。
会場には、壁掛けのレリーフや置物など、63点が展示されています。
木彫は、頭の中にイメージした図案をもとに木槌と鑿で形を作り出していくため、力のいる作業だということです。
中澤さんは、「男性が作りだした迫力ある作品を楽しんでほしい」と話していました。
舎羅の会赤穂教室の作品展は、14日(日)まで、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。