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上伊那網の目平和大行進
核廃絶などを訴え、上伊那を歩いて縦断する「原水爆禁止上伊那平和大行進」が行われました。
2日目の9日は、県教職員組合上伊那支部のメンバーや生協病院の職員など20団体、およそ40人が参加しました。
この日、伊那市の伊那北駅をスタートしたメンバーは箕輪町役場で集会を開き、平澤豊満町長から激励を受けていました。
今回の行進では、核兵器廃絶と戦争反対に加え、原発事故の収束、被災地支援なども合わせて訴えています。
代表の木内律子さんは「原発事故で多くの犠牲者が出た。一日も早い被災地の復興を祈るとともに、核兵器の廃絶を地域の人たちに訴えていきたい」と話していました。 -
県地域発 元気づくり支援金
地域の特色ある取り組みを支援する県の「地域発元気づくり支援金」の上伊那地域の2次募集分が8日内定しました。
内定したのは、要望があった28件、4千243万2千円の内21件、2千115万9千円でした。
伊那市、箕輪町、南箕輪村の主な採択事業は、木曽馬を使った村おこしを計画している伊那市高遠町山室のNPO法人、フリーキッズヴィレッジの事業に251万円、上伊那の企業が製品の展示などを通して内外にアピールする財団法人上伊那産業振興会の上伊那工業交流プラザ開催に254万円、安心安全な箕輪町を実現するためのセーフコミュニティみのわ構築事業に132万円、南箕輪村の大芝高原でイルミネーションフェスティバルと愛の鐘に連携したイベントを行う南箕輪村世話焼きおとめの会の事業に109万円などとなっています。
2次募集枠は、4千555万円分ありましたが、採択されたのは、2千115万にとどまりました。 -
上伊那広域連合廃棄物政策審議会 処理対象物について答申
上伊那広域連合廃棄物政策審議会は、新ごみ中間処理施設の処理対象物について、災害廃棄物を加えることなどを白鳥孝広域連合長に答申しました。
8日は、審議会の小沢陽一会長と芦沢恵子副会長の2人が伊那市役所を訪れ、検討結果を白鳥連合長に答申しました。
答申では、東日本大震災の状況などから、上伊那圏域内外の災害廃棄物を処理できる施設整備を図る必要があるとし、災害廃棄物を新たに対象物に加えました。
他に医療系廃棄物については、処理に困っている病院がないことや、経費面で病院の負担を減らすことにつながらないことから、処理対象物から除くとしました。
白鳥連合長は「答申結果を尊重し、よりよい結果になるよう取り組んでいきたい」と話していました。
今回の答申を踏まえ、上伊那広域連合施設整備検討専門委員会で施設の規模などについて検討していくということです。 -
上伊那の記憶を伝える~伊那毎日新聞で見る三六災害~
三六災害について扱った伊那毎日新聞の記事を、パネルにした展示「上伊那の記憶を伝える縲怦ノ那毎日新聞で見る三六災害縲怐vが8日から、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、三六災害を扱った記事75点が並んでいます。
パネル展は、地域紙ならではの視点で伝えた記事を、多くの人に見てもらおうと伊那市や駒ヶ根市などでつくる「上伊那の記憶を生かす会」が開いたものです。
三六災害は、昭和36年6月に起きた集中豪雨災害で、伊那谷では死者およそ100人、浸水家屋およそ1万2千戸におよぶ被害が出ました。
記事は、災害発生を伝えた第一報や、復旧の様子などが細かく取材され伝えています。
いなまいの愛称で親しまれた伊那毎日新聞は、昭和30年に創刊、平成20年8月の休刊までのおよそ半世紀に渡り、地域の情報を伝えてきました。
パネル展は11日月曜日まで伊那市のいなっせで開かれています。
また、10日午後3時からは、「上伊那の記憶を生かす」をテーマにパネルディスカッションが行われます。
上伊那の記憶を生かす会では、創刊から休刊までのおよそ1万7千部をデータベース化し、地域の発展に役立てたいとしています。 -
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議 県民税の活用状況のPRに力を
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が8日、伊那合同庁舎で開かれ、森林づくり県民税の活用状況のPRに力を入れていくことが確認されました。
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は、県の森林づくり県民税の在り方について外部の意見を取り入れようと行われています。
会議では、昨年度の里山整備事業の実績が報告されました。
昨年度は、上伊那8市町村あわせて、およそ630ヘクタールが整備され、制度導入から3年間で1,200ヘクタールの間伐が実施されました。
今年度は660ヘクタールを計画しています。
意見交換で委員からは、「整備の効果が表れているが、県民税について住民に周知が進んでいない」という意見がだされました。
上伊那地方事務所では、間伐を実施した箇所の写真などをホームページやパネル展などで掲載し、PRしていくということです。 -
刑務所で教鞭 角谷さんが講演
松本市の松本少年刑務所内にある中学校で35年間教鞭をとった角谷 敏夫さんが、7日、伊那市で講演しました。
講演は、上伊那・諏訪地区の社会教育指導員や、公民館、企業や学校・PTAなど人権教育に関係する人たちの研修の中で行われました。
講演したのは、松本市の松本少年刑務所内にある中学校・旭町中学校桐分校で35年間教鞭をとった角谷敏夫さんです。
桐分校は日本で唯一の刑務所内の公立中学校です。義務教育を修了しておらず、勉学の意欲の高い受刑者が選ばれてきます。
角谷さんは、中学校を卒業する前日の生徒たちの感想文を紹介しました。
感想文には、「字の読み書きができるようになると人生が変わる。学ぶ事によって人生が変わる」「自分が知らなかったことを知る楽しみに換わるものはない」などと書かれていたということです。
角谷さんは、「分校の生徒たちは、義務教育を修了していないという重荷を背負ってきた。罪を犯した人は当然非難する。しかし、分校でひたすら勉学し、自分の軌道を修正して、まともな道を歩こうとしている彼らは立派だと思う」と話していました。 -
地域医療再生計画変更を決定
上伊那地域医療再生推進協議会が7日伊那市のいなっせで開かれ、新たに看護師等奨学資金貸与制度を設けるなど、地域医療再生計画を変更することが決まりました。
5回目の上伊那地域医療再生推進協議会が開かれ、計画変更の内容が示されました。
それによりますと、看護師確保のため、新たに看護師等奨学資金貸与制度を設けます。
看護師や准看護師の学校の学生には月額3万円、通信過程の学生には月額4万円を貸与します。
卒業後、上伊那地域内の医療機関に3年間継続して勤務した場合、奨学金の返還が免除されます。
今年の秋に募集を始め、対象者には今年度4月分から奨学金が貸与され、今年度の事業費は1200万円です。
また、上伊那医師会附属准看護学院の実習室を拡充します。
伊那市狐島の現在地に新築し、実習ベッドを現在の6台から10台に増やし、1学年40人の定員に対応します。来年度中に建設し、利用を開始したいとしています。
内視鏡手術トレーニングセンターは、研修センターとし、実験用動物は使わず、シミュレーションで行う施設に変更します。
建設地は伊那中央病院南側で、今年度中に着工する予定です。
また、昭和伊南総合病院の2次救急維持のための医療機器整備事業として、5000万円を追加します。
この日の会議で計画変更が決定したことから、今後、9月県議会に補正予算を計上します。
計画の変更については、今後開かれる県の医療審議会に報告するということです。 -
花いちりん塾生習作展
伊那市高遠町の俳画教室、花いちりんの作品展が伊那市の高遠美術館で開かれています。
会場には、49人の生徒が、今年3月から描いた作品が並べられています。
花いちりんは、50代から80代の女性を中心とした教室です。
主宰する鈴木岬さんによりますと、俳画は、字のないポエム、絵で描く詩と呼ばれ、絵で季節感や伝えたいメッセージを表現しているという事です。
四葉のクローバーの中で子供が遊んでいる様子を描き、春の喜びや自由を表現した作品、80代の女性が終戦の日を思い、うちわと縁側から見た庭の景色を描いて今の平和の喜びを伝える作品などがあります。
花いちりん塾生習作展は、7月24日(日)まで、伊那市の高遠美術館で開かれています。 -
消防広域化に向け12日に研究会
上伊那消防広域化に向け検討する研究会の具体的なスケジュール案などが5日、伊那消防組合全員協議会で示されました。
今月12日に第1回目の研究会が開かれます。
伊那消防組合は平成27年度を目標に伊南消防組合と統合する消防広域化について研究会を立ちあげ進めていくとしています。
5日示された案によりますと研究会では、職員の処遇や各消防署の災害対応のしくみ、通信指令体制などを分析します。
メリット、デメリットを抽出し消防団との連携や組織体制など広域化に向けた将来像について検討します。
また、研究会の中に、作業部会を設置し、デジタル消防無線や指令センター一本化などについて検討します。
研究会は今年度6回を計画していて平成23年12月以降に研究会の協議結果を各正副組合長会や市町村議会に報告するということです。
これを受け平成24年6月に協議会設立の判断をするということです。
第1回目の研究会は今月12日に伊那市役所で開かれ、委員長、副委員長の選任などを行います。 -
上伊那消防ポンプ操法大会 小型ポンプ操法の部で伊那市が優勝
上伊那消防ポンプ操法大会とラッパ吹奏大会が5日、伊那市の富士塚運動公園で開かれ、小型ポンプ操法の部で伊那市が優勝しました。
大会には、上伊那8市町村の代表23チーム、651人が出場し、日頃の練習の成果を発揮しました。
伊那市の代表として小型ポンプ操法の部に出場した手良分団の選手達は、減点を最小限に抑え見事優勝しました。
ポンプ車操法の部は駒ヶ根市が、ラッパ吹奏は辰野町がそれぞれ優勝しました。
優勝したチームは、7月31日に伊那市で開かれる県大会に出場します。 -
上伊那鳥獣被害対策協議会発足
野生鳥獣による農作物などへの被害防止について広域的に取り組もうと、上伊那鳥獣被害対策協議会が1日、発足しました。
1日は、伊那市役所で設立総会が開かれ、上伊那8市町村の理事者やJA上伊那など関係者およそ30人が出席しました。
会長には、伊那市の白鳥孝市長が選ばれました。
協議会は、国が進めている鳥獣被害防止総合支援事業の補助金をうけるため、これまで各自治体で行ってきた事業を広域的に取り組もうというものです。
総会では、今年度の事業計画を決めました。
協議会では今年度、各自治体が進めてきた個体数調整や指導者の育成などを引き続き行います。
今後は、食肉加工施設の設置などについても検討していくとしています。
白鳥会長は「野生鳥獣による被害が増えれば、農業離れや遊休農地の拡大につながる。情報交換などをして連携をとり、対策をとっていきたい」と話していました。 -
上伊那地域松くい虫被害 2年連続減少
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が28日、伊那市の合同庁舎で開かれ、昨年度の被害状況が報告されました。
昨年度の被害は、上伊那地域全体で、前の年と比べて17%減の4,586立方メートルとなり、2年連続の減少となりました。
しかし伊那市では、10%増の1,908立方メートルとなった他、南箕輪村で初めて39立方メートルの被害が確認されました。
今年度は新たに、伊那市のますみヶ丘と手良で発見された他、南箕輪村の神子柴で被害がでています。
協議会では、「被害木の伐倒駆除や無人ヘリによる薬剤の散布などを行い、被害の北上を防ぎたい」としています。 -
施設整備検討専門委員会 発足
新しいごみ中間処理施設の環境影響評価・環境アセスメントを行うため、施設の規模や処理方式などを検討する施設整備検討専門委員会が30日発足しました。
30日は、伊那市のいなっせで第1回の専門委員会が開かれ、白鳥孝広域連合長から有識者や地元北新区の代表など七人が委員に委嘱されました。
白鳥連合長は「上伊那に適した安心・安全な計画を立てていただき、環境アセスが適正にできるよう検討をお願いしたい」と挨拶しました。
施設整備検討専門委員会は、環境アセスメントを行うに際し、建設するとしたらどのような施設になるかを検討するものです。
会合では、正副委員長の選任が行われ、委員長には、信州大学農学部名誉教授の北澤 秋司さんが、副委員長には全国都市清掃会議・技術部長の荒井喜久雄さんが選ばれました。
北澤委員長は「大変重い仕事だが、皆さんの協力を得て進めていきたい」と挨拶しました。
また、オブザーバーとして、クリーンセンター八乙女の関係者や地元桜井区の代表も会議に参加していくことが決まりました。
委員会では、候補地のどの位置に、どれくらいの規模の建物を建てるのか、どのようなごみをどのくらい処理するのかなどを検討します。
また、処理するときに発生する熱エネルギーの量やその利用の方針などを検討していきます。
最終的には、処理方式についても絞込みを行います。
委員会は、来年3月まで9回ほどを予定していて、年度内に計画を策定する予定です。 -
上伊那郡市献血推進対策協議会
上伊那郡市献血推進対策協議会の総会が29日、伊那合同庁舎で開かれ、今年度の上伊那地域の献血目標を4,235人とすることを報告しました。
この日は平成22年度の献血優良団体と個人に表彰状が渡されました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、ロジテックINAソリューションズ株式会社と酒井勝幸さんが受賞しています。
総会では今年度の献血目標が報告されました。
昨年度上伊那では、4,543人が献血をしていて、今年は、必要量の最低ラインとなる4,235人を目標に掲げています。
織田信行会長は「献血者数は年々減少傾向にある。地域に根ざした活動を継続して、血液の安定供給ができるよう呼びかけていきたい」と話していました。 -
信州機能性食品開発研究会 総会
信大農学部や県内の食品メーカーなどでつくる信州機能性食品開発研究会の総会が29日に開かれました。
信州機能性食品開発研究会は、県内の41の企業や信大農学部などでつくる会で、機能性食品の開発や情報交換を目的としています。
総会では、今年度3回の研究会を開くほか、機能性食品の開発などに関する相談や共同研究のため大学と会員企業との連携をさらに進めていく事などか確認されました。
また、この日は、機能性食品という概念を作った元東京大学教授で食品化学を専門とする荒井綜一さんが講演しました。
機能性食品は、フラボノイドや食物繊維などを含んだ、病気予防を目的につくられた食品で、国の審査を受けたものが特定保健用食品と表示する事ができます。
荒井さんによると、国が特定保健用食品と認めたものは、現在1,000種類ほどで、そのうちの10%ほどしか市場に出回っていないという事です。
荒井さんは、「味噌や納豆、ヨーグルトなど伝統的発行食品には機能性が潜在している。それを掘り起こしていく必要がある」と話していました。 -
新規就農者激励会
去年6月から農業を始めた新規就農者の激励会が29日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ8人が決意を新たにしました。
上伊那では去年6月からこの1年で27人が新たに農業を始め、この日はこのうち8人が出席しました。
激励会は、新規就農者が自立した農業経営ができるよう、仲間作りや情報交換の場として、農業経営者協会やJAなどが毎年開いているものです。
伊那市長谷で4月から雑穀の栽培を始めた藤原健嗣さんは、「試行錯誤しながら栽培している。難しい事にも挑戦していきたい」と話していました。
箕輪町でリンドウを栽培している矢澤志郎さんは苗を東北地方に出荷していますが、震災の影響でキャンセルが出ているという事で「被災地の人が負けないようにサポートできる事はして、まわりと協力しながら成長していきたい」と決意を発表しました。
新規就農者に対して、上伊那農業委員会協議会の清水春雄会長は「天候は毎日、毎年違うもの。毎年初心にかえって農業に臨んで欲しい」と激励していました。 -
来年度のニホンジカ捕獲計画数 5倍の5,600頭
上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会は、今年度のニホンジカの捕獲計画数を昨年度のおよそ5倍の5,600頭とすることを決めました。
28日は、伊那合同庁舎で会議が開かれ、今年度の事業計画を決めました。
今年度は、特に被害の大きかったニホンジカの捕獲計画数について、昨年度のおよそ5倍となる5,600頭としました。
これは、今年度県がニホンジカを適正な生息数にするために5か年計画で策定した、第3期特定鳥獣保護管理計画に基づいて決められたものです。
計画数に近づけるため上伊那猟友会では今年度新たに、簡易的な囲いワナを作成し捕獲していきます。
猟友会の高齢化が進んでいるため、負担を減らそうと行われるもので、現在伊那市高遠町と駒ヶ根市に試験的に設置されています。
委員で、上伊那猟友会の竹入正一会長は「捕獲数が増えることで残さの問題がでてくると思う。焼却施設の建設など、市町村の協力が必要となってくると思う」と話していました。
昨年度上伊那地区の農林業への被害額は、前の年よりおよそ1千万円多い1億9,700万円でした。
特に伊那市では、ニホンジカによる被害が650万円、サルによる被害が560万円と、それぞれ増加しています。 -
鍛練の成果を発揮
峰丈流護身武道の天竜杯空手大会が26日、伊那市高遠町の文化体育館で開かれました。
今回で5回目となる大会は、東日本大震災、長野県北部地震チャリティー大会として開かれ出場費の一部が義援金として被災地に送られました。
大会には、上伊那を中心に子どもから一般までおよそ150人が参加しました。
試合は型の部と組手の部に分かれて行われ、型の部では選手らが技の正確さを競っていました。
また組手の部では、突きや蹴りなど白熱した試合が繰り広げられていました。
大会はトーナメント方式で行われ参加した選手らは、日頃の練習の成果を発揮していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内での優勝者は、小学2年組手で箕輪の金澤颯君。小学3年男子組手で美篶の赤羽響君。中学生男子の部で南箕輪の山岸翔馬君。一般型で沢渡の塚田聡子さんとなっています。 -
伊那市東春近にグループホーム建設へ
上伊那医療生活協同組合の通常総代会が26日、箕輪町文化センターで開かれ、伊那市東春近に認知症対応グループホームを建設する事業計画などが承認されました。
総代会には組合員およそ400人が出席しました。
上伊那医療生協では今年度事業として、伊那市東春近に認知症の症状がある高齢者対象のグループホーム建設を計画しています。
施設は鉄骨平屋建てで、定員18人のほか、デイサービスも受付けます。
事業費はおよそ、2億5,000万円で、県や伊那市などから補助も受けることになっていて、来年4月の開設を予定しています。
総代会ではほかに、東日本大震災や原発事故被災者への支援活動などが承認されました。
上伊那医療生協の昨年度の事業収益はおよそ29億5,000万円、利益は6,800万円となっています。 -
防犯功労者表彰
長年にわたる防犯活動が認められ、伊那市と辰野町の2人が、防犯功労者表彰を受賞しました。
防犯功労者表彰を受けたのは、伊那市の唐澤利子さんと辰野町の宇治邦弘さんの2人です。。
唐澤さんは、伊那市防犯協会女性部や伊那エンジェルス隊の隊員として15年間防犯活動に携っています。
伊那エンジェルス隊は、振り込め詐欺防止やイベント会場での啓発活動を行なっています。
辰野町の宇治邦弘さんは、岡谷少年友の会、伊那少年警察ボランティア協会で21年間青少年の非行防止活動に携っています。
伊那警察署では、「ボランティアによる防犯活動は、地元に密着した活動で警察とは違った視点で見てもらうことができ、効果的」として、2人の活動に感謝していました。 -
高校野球長野大会 組み合わせ決定
7月9日に開幕する第93回全国高校野球選手権長野大会の組み合わせ抽選が25日、松本市で行われました。
上伊那8校の組み合わせは次の通りです。
7月10日(日)、高遠が飯山北と、箕輪進修が松本蟻ヶ崎と対戦します。
7月11日(月)、辰野が長野俊英と、上伊那農業が屋代南と、赤穂が軽井沢と対戦します。
7月12日(火)、シード権を獲得している伊那弥生ヶ丘は、松本工業と中野西の勝者と対戦します。
7月13日(水)、伊那北は長野工業高専と小諸の勝者と対戦します。
7月14日(木)、駒ヶ根工業が更級農業と対戦します。 -
リニア中間駅へのアクセスなど要望
南アルプスを貫くCルートでリニア中央新幹線を建設するJR東海と、これまで一貫して伊那谷まわりのBルートを主張してきた上伊那地区期成同盟会の懇談会が、24日伊那市のいなっせで行なわれました。
午後3時から、いなっせで行なわれた懇談会には、同盟会会長の白鳥孝市長や、伊那商工会議所の向山公人会頭、JR東海からは、東海道新幹線21世紀対策本部長の宇野護取締役らが出席し、懇談しました。
会議は、冒頭を除き、非公開で行われ、中間駅へのアクセスや飯田線の利便性の向上、各同盟会を一元化した検討組織の設置などについて意見が交わされたということです。
飯田や諏訪、木曽の期成同盟会は、21日の県協議会の総会前にJR東海と意見交換しましたが、上伊那地区期成同盟会は、県協議会の方向性が示された後の懇談を希望し、この日になりました。
上伊那地区期成同盟会は、飯田下伊那地区での建設が見込まれる中間駅の位置については、特に主張しなかったということです。
JR東海は、県内のルートや中間駅の位置についての公表時期は、未定としています。 -
ごみ処理施設 交付金1/3に削減
上伊那広域連合が計画しているごみ中間処理施設に関する国の交付金が3分の1に削減されるとの内示が、出ていた事が分かりました。
これは、23日に伊那市役所で開かれた、定例記者会見で白鳥市長が明らかにしたものです。
上伊那広域連合によると、内示があったのは、4月13日です。
削減されたのは、循環型社会形成推進交付金で、今年度当初の要望額、およそ3267万円に対し、3分の1の、約1078万円の内示だったということです。
当初の要望額は、今年度行う環境影響評価アセスメントの2年目分と、施設整備基本計画分だということです。
これは、事業仕分けにより減額となったということです。
白鳥広域連合長らは、22日、民主党の幹事長室や環境省、県内選出の国会議員らをまわり、交付金が充分確保されるよう、陳情したということです。
白鳥市長は、「粘り強く何回も陳情して、元に戻してもらえるよう働きかけたい」と話していました。
また、白鳥市長は、24日予定されているリニア中央新幹線についてのJR東海との意見交換会について、「この地域にとってどのような公共交通機関となるのか、駅などを含めた総合的な話をしたい」と話していました。 -
中病で被災地支援報告会と研修会
伊那市の伊那中央病院で、東日本大震災の被災地での医療支援の活動報告と、災害医療研修会が22日夜開かれました。
22日夜は、伊那中央病院の職員を対象に、活動報告会と研修会が開かれました。
伊那中央病院は、震災直後から4月下旬まで、4つの班を被災地に派遣していて、4つの班の代表がそれぞれ活動報告を行いました。
震災直後の3月11日から14日にかけて岩手県大船渡市で支援活動を行なった畑谷 芳功医師は、「ラジオでしか情報が手に入らなかったので、近づくにつれて、被害が大きい事が分かった。大船渡市の病院は中央病院と同じく免震構造で、建物に被害はなかったので、中央病院も地震には耐えられると思う」などと報告しました。
また、研修会では、北澤公男副院長が、「災害拠点病院として求められるもの」と題して講演しました。
北澤副院長は、震度により予測されるけが人などの数をデータで示しました。
震度7の地震が上伊那で起こると、死者は200人、重傷者は270人、軽傷者は5000人。
震度6強の地震が起こると死者は50人、重傷者が140人、軽傷者は2700人ほどと予測されているということです。
北澤副院長は、「災害が発生したときに、病院のキャパシティからして、10人以上のオペをいっぺんに行うことは不可能である。被災直後は、いかに、迅速に他の地域に重傷者を送り出していくかが最も重要になる。他地域から災害派遣医療チームが派遣されてくるまで、いかにがんばれるかが重要」と話していました。 -
上伊那地方事務所 工事現場を巡視
19日から25日までの長野県違法建築防止週間にあわせ上伊那地方事務所は21日、管内の工事現場を巡視しました。
21日は、上伊那地方事務所の職員と建築指導員12人が3班に分かれ、工事現場を巡視しました。
巡視は、毎年春と秋の年2回行われています。
このうち、伊那市西箕輪の特別養護老人ホームの建設工事現場では、建物が適正な構造となっているかや、鉄筋の太さが適正かどうかなどをチェックしていました。
21日は、管内36箇所を巡視し、そのうちの1箇所で掲示版の未設置が分かり、指導したということです。 -
リニア「現JR飯田駅併設」の文字は盛り込まれず
21日、リニア建設促進長野県協議会が長野市で開かれました。
県の総意となる決議文に、「現JR飯田駅併設」の文字は盛り込まれず、県内中間駅の具体的な場所は示されませんでした。
長野市内のホテルで、リニア中央新幹線建設促進長野県協議会の総会が開かれました。
この協議会は、長野県や商工団体、そして県内各地のリニア期成同盟会などで組織されています。
21日は、南アルプスをトンネルによって貫くCルートでの建設が決まってから初めての開催です。
協議会は、1989年に諏訪・伊那谷回りのBルートを求める決議をしていますが、冒頭の挨拶で阿部知事は「国の整備計画でCルートが決定した。長野県としてはこれを尊重し新しい一歩を踏み出していきたい」と話しました。
総会の最後、5つの項目を「県の総意」として決議しました。
決議では、地域振興に役立つよう地域の意見を十分に受け止め対応すること。
アクセスの観点から、中央本線、飯田線の維持、利便性の向上などが盛り込まれています。
しかし、飯田下伊那地域が求める「現JR飯田駅への併設」は明記されず、リニア駅の具体的な場所は記されていません。
協議会後のインタビューで阿部知事は、「地域の総意としてまとめた」としています。
協議会は閉会後、直ちにJRに対し要請を行いました。
JR東海は、3キロ幅の概略ルートや、直径5キロの中間駅について、長野県内だけ発表を見送っています。 発表の時期について金子専務は、「遠くないうちに」とだけ話すに留まりました。
JRはこれまで、県の要望を受け、諏訪、木曽、飯田下伊那の3地域の期成同盟会を訪ね、地元の要望を聞いています。
24日には、上伊那で面談を予定しており、その後、概略ルートを発表するものと思われます。 -
新ごみ中間処理施設の規模などを施設整備検討専門委員会で検討へ
上伊那広域連合廃棄物政策審議会が22日、伊那市のいなっせで開かれ、新しいゴミ中間処理施設の規模などについて、近く設置される施設整備検討専門委員会で検討していくことなどが承認されました。
22日は、伊那市のいなっせで審議会が開かれ、委員24人が出席しました。
審議会では新ごみ中間処理施設の規模の算定については、新しく設置される「施設整備検討専門委員会」で検討していくことが承認されました。
専門委員会では処理方式のしぼりこみなども行い、「施設整備基本計画」としてまとめます。
また22日は、医療系廃棄物について新ごみ中間処理施設の処理対象物としないこと、また公共下水道汚泥については、対象物として残しますが、施設規模の算定に下水道汚泥は入れないこと、他に東日本大震災の状況などから災害廃棄物を処理対象物に加えることなどが承認されました。 -
絵手紙教室「たんぽぽ」の作品展
伊那市の絵手紙教室「たんぽぽ」の作品展が伊那市高遠町荊口の弘妙寺で開かれています。
たんぽぽは、上伊那を中心とした19人が月1回いなっせに集まって教室を開いています。
年に3回程度展示会を開いていますが、今回は落ち着いた雰囲気の中で作品を楽しんでもらおうと、会員の一人が檀家である事が縁で、初めて弘妙寺で開きました。
会のメンバーは「墨や絵の具のにじみ具合、絵に添えられたメッセージなど工夫している点を楽しんで見てもらいたい」と話していました。
この作品展は伊那市高遠町荊口の弘妙寺で7月1日まで開かれています。 -
土砂災害危険箇所パトロール
大雨などによる土砂災害を未然に防ごうと、伊那建設事務所などは22日、災害の危険が予想される箇所をパトロールしました。
この日は、伊那建設事務所や上伊那の各市町村職員、地元住民などが、土砂災害が発生する恐れのある個所を点検しました。
雨の多い6月は、土砂災害防止月間となっていて、毎年この時期にパトロールが行われています。
今回は、上伊那の29か所をまわり、このうち南箕輪村では、田畑の住宅裏にある急傾斜地を点検しました。
職員らは、斜面の亀裂や落石はないか、崩れた場合に住宅は安全か、などを確認していました。
伊那建設事務所などでは、「危険箇所の近くに住む人は、普段から崖などの様子をよく観察してもらい、大雨の時など変化に敏感に気付いてもらいたい」と話していました。 -
夏至 伊那地域は真夏日に
1年のうちで最も日の長い夏至の22日、伊那市の日中の最高気温は31.1度まであがり、真夏日となりました。
22日の伊那市の最高気温は午後1時に31.1度を記録しました。
これは、平年と比べ5.9度高く、今年一番の暑さとなりました。
真夏日の22日、伊那市の東春近小学校ではプール開きとなりました。
プールに入ったのは、3年生およそ60人で、児童らは歓声をあげながら、気持ちよさそうに、水にもぐったり、泳いだりしていました。
長野地方気象台ではこの暑さは、22日だけで23日以降今週いっぱいは、曇りがちなぐずついた天気になると予想しています。