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地域づくり支援金 高遠ブックフェスが県知事賞
伊那市高遠町で本を通じて地域活性化に取り組む高遠ブックフェスティバル実行委員会は、県の元気づくり支援金の優良事業として、県知事賞を受賞しました。
27日夜は、地域づくりフォーラムが開かれ、昨年度支援金を受け優良事業を行った4団体が表彰されました。
伊那市高遠町で本を通した地域活性化イベントを行った高遠ブックフェスティバル実行委員会は、上伊那地区で唯一、県知事賞を受賞しました。
その他、伊那市の新山山野草等保護育成会など3団体が、上伊那地方事務所長表彰を受賞しました。
受賞者を代表して、高遠ブックフェスティバル実行委員会の斉木博さんは、「地域活性化にはたゆみない努力が必要。今回の表彰を受け、よりいっそう前に進んでいきたい」と挨拶しました。
高遠ブックフェスティバルは、本によるまちづくりという、日本でも始めての取り組みで、県内外から多くの人を集め、地域イメージが向上し、観光振興に繋がったと評価されています。
斉木さんは、「去年につづいて2回目となる今年は、期間を延長してイベントを行った。イベントという一過性のものではなく、高遠に来れば、いつでも本を通じたふれあいが楽しめるようなそんな地域づくりにつなげたい」と話していました。 -
伊那医師会附属准看護学院戴帽式
伊那市の上伊那医師会附属准看護学院で27日戴帽式が行われ、学生が看護の道への誓いを新たにしました。
この日は、今年4月に入学した第59期生、24人が式に臨みました。
戴帽式は、入学してから半年間基礎的な学習を行ってきた学生が、これから進む看護の道への誓いを新たにするものとして行われます。
式では、一人ずつナースキャップをかぶせてもらい、火がともされたロウソクを受け取っていました。
全員がロウソクを受け取ると、看護の精神がうたわれた「ナイチンゲール誓詞」を朗読しました。
59期生は、20代から50代の24人で、来年1月から上伊那の医療現場で実習を行う事になっています。
戴帽生を代表して箕輪町の大和あゆみさんは、「今日の感動を胸に刻み、日々努力を重ねていきたい」と話していました。 -
公募図書館長が語る
長野県内の公募図書館長が図書館について語るトークセッションが25日、箕輪町地域交流センターで開かれました。
これは、上伊那図書館協会が会員の研修会として開いたもので、県内の公共図書館の職員およそ60人が参加しました。
トークセッションでは、伊那市の伊那図書館など県内の公共図書館で働く公募図書館長4人が話をしました。
図書館長の仕事については、図書館施設とスタッフを守る、職員が自分の楽しみを見つけるヒントを振りまくなど、それぞれの考えを話していました。
このうち伊那図書館の平賀研也館長は、「職員には、積んだ経験で次のチャンスを手にしてほしい。責任は自分が取るので、好きなことをやってほしい」と話していました。 -
リニア”Bルート”地元の声伝えたい
リニア中央新幹線の建設ルートについて、伊那市の白鳥孝市長は、国の諮問機関である交通政策審議会中央新幹線小委員会に、地元の思いを伝えたいと話しました。
定例記者会見で白鳥市長は、「難しいと思うが地元の声を伝えたいとい。リニア中央新幹線の建設で、BかCでルートが変わるのは、長野県だけ。地元の声を小委員会で是非聞いて欲しい」と話しました。
また、現在行われている建設ルート選定について、「現在の経済観点のみで、東京・名古屋・大阪といった大都市を繋ぐ事を考えている。
30年、50年先の日本全体の姿を見る、新しい見方をしてほしい」と話しました。
国土交通省によると、パブリックコメントによる意見募集は行うが、小委員会の中で地元の意見を聞く予定は無いという事です。 -
少年の搭慰霊祭
戦時中、満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り、命を落とした青少年の霊を慰める慰霊祭が25日、伊那市の伊那公園にある少年の搭の前で行われました。
慰霊祭は毎年上伊那教育会が行っていて、役員らおよそ30人が出席しました。
この日は、少年の搭の解説板の除幕が行われました。
これまでの解説板は木製で、文字が読めなくなるなどしてきたため、上伊那教育会が今回、新しく建立しました。
上伊那教育会によりますと、青少年義勇軍の上伊那出身者は507人で、このうち91人が命を落としたということです。
会長の内山政則さんは、「負の遺産を風化させることなく、永久平和への努力を誓います」と追悼の言葉を述べました。
満蒙開拓青少年義勇軍の生存者の一人、伊那市西箕輪の北原和夫さんは、「終戦後は、飢えと寒さ、病気で犠牲者が続出した。この経験は生涯忘れることができない」と話していました。
参列者は、少年の塔に花を手向け、平和への願いを新たにしていました。 -
高校退職教職員協議会上下伊那支部合同研修会
高校を退職した教職員でつくる高校退職教職員協議会の上下伊那支部会員らは、合同研修会を18日、南箕輪村の大芝荘で開きました。
研修会には、上下伊那に住む元高校の教職員17人が集まりました。
会員同士の交流や地域の村づくりについて学ぼうと開かれたもので、今年で2回目です。
研修会では、南箕輪村の唐木一直村長が「日本一の健康村を目指して」をテーマに講演を行いました。
唐木村長は「安心して生活できる村、日本一の子育て村を目指して政策を進めてきた。健康面では、村内でできる運動、栄養、休養の3つを軸に、健康促進の為の事業を進めていきたい」と自治体運営について自身の考えを話しました。
会員らはこの後、セラピーロードなどの施設の説明を聞きながら大芝高原内を散策していました。 -
伊那愛樹会秋季盆栽展
上伊那の盆栽愛好家でつくる伊那愛樹会の秋季盆栽展が22日から、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
盆栽展には、会員8人の作品、35点が並んでいます。
盆栽展は春と秋の年2回開かれていて、今回はもみじなど、秋ならではの作品が並んでいます。
伊那愛樹会秋季盆栽展は、24日日曜日までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
伊那愛石会50周年記念水石展
伊那愛石会の50周年記念水石展が、23日、24日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。
50周年の記念展ということで、会員それぞれが過去に出品した中で特に気に入ったものも並べています。
山の形をした山形石や、水がくぼみにたまる水溜石、石に図柄が浮かぶ紋様石、三峰川特有の石といわれる色のついた五彩石など様々です。
中山章会長は、全国には400を超える石の会があるが、水系を限定しての取組みは、伊那だけと話しています。
伊那愛石会50周年記念水石展は、23日、24日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。 -
没後130年佐々布篁石(さそうこうせき)展
明治時代・南画家として活躍し、伊那部宿にゆかりのある、佐々布篁石の没後130年を記念した作品展が、伊那市の旧井澤家住宅で始まりました。
会場には、篁石の作品21点のほか、地元にゆかりのある作家の作品20点ほどが並んでいます。
佐々布篁石は、文化14年・1817年に、熊本藩士として生まれ、明治5年に熊本を出てから南画家として活躍しました。
三重県や山梨県などで作品が確認されていますが、詳しい足跡は分かっていません。
平成13年に伊那部宿の旧家を解体したところ、ふすまの下張りから、篁石の絵が発見されました。
それをきっかけにして、伊那部で次々と作品が見つかったほか、篁石の墓が、伊那部の長桂寺にあることがわかりました。
篁石は、明治13年、64歳でなくなり、長桂寺に葬られたとされています。
今年、篁石の没後130年となることから、伊那部宿を考える会では、3回目となる篁石の作品展を企画しました。
21日は、考える会が記者会見を開き、展示会の内容を説明しました。
展示されているのは、篁石を顕彰していこうと、考える会のメンバーが全国から入手したものです。
考える会では、篁石について更に研究したいとしていて、篁石にまつわる資料提供を呼びかけています。
この作品展は、25日(月)まで開かれています。
入館料は200円です。 -
上伊那の景気 若干厳しさ和らぐ
あるしんがまとめている上伊那の景気レポートによると、今年7月から9月の景気は、依然として全業種で深刻な状況ではあるものの、若干ではあるが厳しさが和らぐ傾向にあるとしています。
アルプス中央信用金庫が、3ヶ月ごと発表している伊那谷経済動向・中小企業景気レポートによると、7月から9月は、業況を判断する指数DIが、マイナス19.5で、4月から6月に比べ12.2ポイント改善し、6期連続して改善が図られたとしています。
依然として、全ての業種でマイナス領域にありますが、不動産業以外の業種で改善が見られ、卸売業では、34.5ポイント、サービス業で18.2ポイント、小売業で13.2ポイント、製造業で10.3ポイント改善されています。
レポートは、若干ではあるが厳しさが和らぎ、改善基調を持続・維持する傾向にあるとしています。
ただ、年末にかけての見通しは、低調感が増し、業況は落ち込む見通しとなっています。 -
Cルート優位も上伊那は最終決定までBルートを要望
リニア中央新幹線の建設ルートについて南アルプスを貫く直線のCルートが、伊那谷を通るBルートに比べ建設費が安く、経済効果も大きいとする調査結果が出されたことを受け、上伊那地区期成同盟会は、地域の発展のため最終決定までBルートを要望していくとの考えを示しました。
リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会会長の白鳥孝伊那市長は20日、記者会見を開き自らの考えを述べました。
縲恃鋳ケ市長縲・br>「部会の中ではルートがCに決まったということは出ていないというふうに聞いています。
ただデータから見ると直線ルートが有利ではないかということの中から(マスコミ)各社、Cルートで事実上決定という方向で表現がされているようなんですけども、これからまだ次回、またその次ということで委員会が開かれながら最終的に決まっていくという認識でいます。
今まで20年間携わってきた人たちの声をきちんと聞くという場を設けてもらいたいと思う。
ですから小委員会に対してぜひとも、じかに私どもの声を届けたい。私は届けたいと思います。
どうしてBルートなのかということを素直に私は今まで20年間携わってきた立場としては伝えたいという思いがあります。」
このように白鳥市長はルートが正式決定するまでBルートを要望していくとの考えを示しました。 -
「焼却灰は溶融処理」を報告
ごみ処理基本計画推進委員会は、新しいごみ中間処理施設での焼却灰の扱いについての検討結果を、20日、白鳥孝上伊那広域連合長に報告しました。
20日は、上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会の小澤陽一委員長らが、伊那市役所を訪れ、白鳥孝連合長に、検討結果を報告しました。
小澤委員長は、新しい処理施設の焼却灰について、資源化を図り、量を減らして最終処分場へ埋め立てるのが最良の選択だとする検討結果を報告しました。
小澤委員長は、「灰の処理は大きな問題だったので、大きな道筋をつけることができた」と話しました。
白鳥連合長は、「検討結果を尊重する」と話し、ごみの減量化については、上伊那の市町村で連携して、全体で取り組んでいきたいとの考えを示しました。 -
伊那中央病院 質の高い医療サービスを提供する病院として認定
伊那中央病院は、医療の質について第三者機関による審査を受け、質の高い医療サービスを提供する病院として認定されました。
伊那中央病院はH17年に認定を受けていて今回は初めての更新となりました。
審査は、第三者機関である日本医療機能評価機構が中立的な立場で評価し医療の質や利用者の利便性の向上を図る目的で行っているもので、上伊那では他に昭和伊南総合病院が認定されています。
審査項目は、医療や看護、経営、患者の満足度など350項目あり、中病ではすべてで基準を満たしました。
認定期間は、H27年9月25日までとなっています。 -
救命救急センター指定替えを確認
上伊那地域医療再生推進協議会が19日、開かれ、「救命救急センターを昭和伊南総合病院から伊那中央病院に指定替えすることが望ましい」とする部会の提言を確認しました。
来年2月までに地域住民を対象に説明会を開き、理解を得る方針です。
この日開かれた会合の中で、救急医療部会が指定替えについて提言ました。
部会では、平成20年に県の救命救急センターが行った調査で、「昭和伊南病院は医師が絶対的に不足していて救命救急センターとしては機能が不十分である」と評価した経過があることや、「常勤医師が不在の診療科もある昭和伊南では複数の診療科に関わる救急患者の診療が難しい」などの理由から、平成24年4月を目途に、救命救急センターの指定を昭和伊南から中病に指定替えすることが望ましいと提言しました。
昭和伊南は、指定替えの後も、中病とともに3次救急担うため、「サービスは低下しない」としています。
指定替えを行うため、来年2月までに地域住民を対象とした説明会などを開き、理解を得ていく方針です。
中病では、今後、集中治療室の病床を4床から6床増やして10床とし、救命救急センターとしての機能を充実させます。
指定替えにより、昭和伊南ではおよそ1億4千万円の減収が見込まれるとしています。 -
秋葉街道オリジナル焼酎用芋掘り
古道・秋葉街道の整備を進める、秋葉街道信遠ネットワークのメンバーは、オリジナル焼酎発売に向け、18日、伊那市長谷の畑でサツマイモの収穫を行いました。
広さ10アールの畑では、信遠ネットの木下利春会長や、メンバーの高坂英雄さん夫妻が収穫作業に汗を流していました。
信遠ネットは、秋葉街道を通して地域を活性化させようと伊那市や飯田市、静岡県浜松市等の14団体で組織し、2009年2月に発足しました。
今年度、県の元気づくり支援金を活用しオリジナルブランドの商品第一弾として、焼酎造りを計画しました。
木下会長は「オリジナル焼酎を酌み交わし、より親交を深めたい」
サツマイモは、信遠ネットのメンバー13人が、それぞれの地域で生産し、飯田市の酒造メーカーに持ち込みます。
今年度は、全部で15トンの収穫を見込んでいて、720ミリリットル入りの瓶で、およそ5千になるという事です。
高坂さんは「各地域で生産した芋が、秋葉街道を通して一つの焼酎となる。きっと美味しいものになる」と話していました。
焼酎は来年6月頃から、1本(720ml)1,250円で、秋葉街道沿いの観光施設や、酒屋などで販売されるという事です。 -
伊那北高校創立90周年記念式展
伊那北高校の創立90周年記念式典が17日、学校体育館で行なわれました。
伊那北高校は、大正9年に長野県立伊那中学校として創立以来、今年で90周年を迎えました。
体育館で行なわれた式展には、在校生や同窓生、来賓など合わせて1,000人余りが参加し、物故者に黙祷したあと、実行委員会の唐木近一副会長が「記念事業の達成に深く感謝したい」などとする小林弘一会長の式辞を代読しました。
松山敏彦校長は、「文武両道 師弟同行」の精神のもと、次の時代を担う人材を育んでいきたいと式辞を述べました。
創立90周年記念事業実行委員会は、研修棟を学校敷地内に建設しました。「高志館」と命名され、今年6月から使用されています。
伊那北高校は、文武両道、自主自立を基本に、県下有数の進学校として90年の節目を迎えました。
この間の卒業生は2万930人にのぼります。
28日には、お茶の水女子大学名誉教授による記念講演会も予定されています。 -
広域連合が地図情報提供開始
上伊那広域連合は、災害時の避難所やAED設置場所を記した地図情報をインターネットで配信するシステムを構築し、15日から運用を始めました。
地図には、上伊那8市町村の公共施設や避難所、AED設置場所が示されていて、どこにいても情報を得ることができます。
上伊那広域連合が国からの全額補助により整備し、各市町村が運用します。
複数の市町村でのシステム構築は、県内では初めてです。
インターネットで、上伊那安心安全マップ、また各市町村のホームページからアクセスすることができます。
携帯電話の場合、これまでの文字情報のほかに、地図情報も得ることができ、より具体的に知ることができます。
このシステムは、行政側にとってもメリットがあります。
地図には、住民情報も付加されているので、市町村をまたぐような災害時には、地図を指定するだけで、対象者が瞬時にわかります。
システムは、市町村ごとの運用となるため、必要に応じて投票所やバス路線、通学路、観光情報などの情報の登録が可能となります。
広域連合では、「行政と住民との接点の拡大が図れれば」と期待しています。 -
花粉飛散 来春は例年より多く、今年より非常に多い
日本気象協会は、来春の花粉の飛散予測の第1報を15日発表しました。
それによりますと、関東甲信地方は、例年より多いか、やや多く、今年と比べると非常に多くなると予測しています。
日本気象協会によりますと、来春のスギとヒノキの花粉の飛散量は、全国のほとんどの地域で、例年より多いか、例年並み、花粉量の少なかった今年に比べると、2倍縲・0倍になると予測しています。
今年の夏は記録的な猛暑となり、日照時間や、降水量などの影響で、花芽が多く形成されたということです。
関東甲信地方は、例年と比べると多いか、やや多い予測で、今年と比べると、非常に多い、5倍縲・0倍の飛散量になると予測しています。
協会によると、過去に猛暑の翌年で、花粉が大量に飛散した2005年よりは、少なくなる予測だということです。 -
進徳館開校150年周年記念展
伊那市高遠町歴史博物館で、高遠藩の藩校「進徳館」の開校150周年を記念する特別展が、14日から始まりました。
この特別展は、進徳館が開校してから、今年150周年を迎えたことを記念して企画されました。
進徳館が開校するまでの高遠の学の起こりから、進徳館の教育、明治維新を経て進徳館が閉校になるまでの関係資料が並べられています。
歴史博物館の関係者によると、進徳館についての展示は何度も開かれていますが、これほど資料が多く、系統だった展示は初めてだということです。
会場には、進徳館にゆかりの人物の資料もあわせて展示されています。
開校150周年記念・高遠藩校進徳館のあゆみは、12月12日まで、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています。 -
伊那弥生ヶ丘高校 強歩大会
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校で14日強歩大会が開かれました。
午前9時20分、男子生徒が一斉にグラウンドをスタートし、女子は10分後の9時30分にスタートしました。
伊那弥生ヶ丘高校の強歩大会は、男女共学になる前の昭和44年1969年から行われていて、秋の恒例行事となっています。
コースは、男子が、箕輪町富田で折り返す30.1キロ、女子が羽広で折り返す22.7キロを走りました。
生徒らは、友人と励ましあったり、一人で懸命に走ったりと、それぞれのペースでゴールを目指していました。
スタートから約2時間後、女子のトップ、2年生の宮脇結佳さんと1年生の田辺夢佳さんが、同時にゴールしました。2人はともにバスケットボール部です。
その20分後、男子のトップ、3年生の澁谷宥介くんがゴールしました。
澁谷くんは、元陸上部で、1年生の時も1位となっています。 -
伊那谷の清流と森を訪ねて
伊那谷各地の自然環境について理解を深めるイベント「伊那谷の清流と森を訪ねて」が7日、開かれました。
これは、身近にある川や豊かな緑に触れ環境保全意識を高かめてもらうと「豊かな環境づくり上伊那地域会議」が毎年開いているものです。
このうち箕輪町の箕輪ダムでは、長野県自然観察インストラクターの征矢哲雄さんが、ダムの出来た経緯や水源地として守られている活動について紹介していました。
征矢さんは「箕輪ダム周辺は、水ナラやブナなど広葉樹の植樹が植えられ、水環境ばかりでなく景観も保たれている」と話していました。
参加したある男性は、「今日得た知識を、観光ボランティアの活動に生かしたい」と話していました。
参加者らは、一日かけ箕輪ダムの他、伊那市の入笠湿原など六ヶ所をめぐり、植生等について学びました。 -
長野県シニア大学伊那学部 特別公開講座
長野県シニア大学伊那学部の特別公開講座が6日、伊那文化会館で開かれました。
特別公開講座は、受講生ではない一般の人達にも講座に参加してもらい、シニア大学の活動を知ってもらおうと、年に1度秋に開かれています。
今回は、若い世代の人にも活動を知ってもらおうと、伊那弥生ヶ丘高校音楽部が招待され、秋にちなんだ曲を披露しました。
講演では、諏訪市の御柱祭で木遣りを行っている諏訪市木遣り保存会会長の藤森昌幸さんが講師を務めました。
藤森さんは、現在68歳です。木遣りを始めてから30年以上、生き生きと勢いのある木遣りを目指してきたという事で、「節回しや声のパワー、伸び、艶は、体が元気であるかどうかで決まる」と話していました。
この他、文化会館の美術展示ホールには、絵手紙や水墨画、書道、俳句など、シニア大学の受講生の作品が展示されました。
シニア大学では、地域の人達に活動を知ってもらう事で、高齢者の社会参加をさらに進めていきたいという事です。 -
51万円騙し取られる
上伊那郡内の20歳代の男性が先月およそ51万円をだまし取られる架空請求詐欺事件がありました。
伊那警察署では、はっきりしない請求にはすぐにお金を振り込まないよう注意を呼び掛けています。
伊那警察署の発表によりますと先月、上伊那郡内の20歳代男性が所有する携帯電話に携帯サイトの利用料金を回収するとのメールが届きました。
不安に思った被害者が連絡を取ったところ「サイト利用料金が長期滞納になっているいので法的手段で料金を回収する」などと現金を要求されました。
被害者は、先月27日と28日に指定された郵送先へ合計およそ51万円を郵送し騙し取られました。
伊那署では、「電話による現金の要求や送金依頼があっても、はっきりしない請求に対してはすぐに要求に応じない」など注意を呼び掛けています -
長野県 「毒きのこ」食中毒注意報発令
長野県は、毒きのこによる食中毒を防止するため12日、全県に食中毒注意報を発令しました。
県内では、10月に入り中野市や須坂市などで、毒きのこによる食中毒が3件発生しています。
県では、野生のきのこを食べるときは、「知らないきのこは採らない、絶対に食べない」、「きのこの特徴を覚え確実な鑑別をする」、「誤った言い伝えや迷信を信じない」の3つのポイントに注意するよう呼び掛けています。 -
CATV杯争奪ミニバスケットボール大会
ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が11日伊那市内で開かれ、男子女子とも伊那ミニバスケットボール教室が優勝しました。
今年で8回目を迎えた大会には、県内外から、男女合わせて21チームが参加し、熱戦を繰り広げました。
大会はトーナメント戦で行われ、男子の決勝は、伊那ミニと駒ケ根市スポーツ少年団の上伊那勢の対戦となりました。
試合は、両チームとも譲らず、1点を争うシーソーゲームとなりました。
最終の第4クォータで逆転した伊那ミニが、34対33で逃げ切り、2年ぶり2回目の優勝を果たしました。 -
MACサルト初優勝ならず
全日本ジュニアユースサッカー選手権長野大会で、上伊那を拠点とするクラブチーム、MACサルトジュニアユースは、11日に松本市のアルウィンで決勝戦を行い、惜しくも松本のFCアーザに破れ、初優勝はなりませんでした。
MACサルトは、東信の中込中、中信のボニートン、飯田高陵中、中野エスペランサを次々に下し、初の決勝進出を果たしました。
11日、松本市のアルウィンで行なわれた決勝戦。
対戦相手は、前回も優勝している松本のFCアーザフトゥーロです。
赤のユニフォームFCアーザは、立ち上がりから積極的に攻めますが、前半をしのいで0対0、しかし後半4分に先制点をゆるします。
しかしMACサルトもねばります。
後半終了間際に2年生の三浦椋太君がコーナーキックに頭で合わせて1対1の同点に。
応援に詰め掛けた応援席も盛り上がります。
試合は、このまま延長戦へと入りましたが、2本のゴールを許し、3対1で敗れ、惜しくも優勝はなりませんでした。
松崎晃二郎監督は、「これまでもねばり強く試合を戦ってきた。本当に強いメンバーたちだった」と選手の健闘をたたえました。
同点ゴールを決めた三浦椋太君は、「まだまだ終わりたくないという気持ちで戦った」と悔し涙をにじませました。
表彰式で選手たちは、準優勝の賞状やトロフィー、銀メダルを受け取り、これまでで最高の成績を残した大会を終えました。 -
伊那北高創立90周年薫ヶ丘秀作美術展
今年度、創立90周年を迎える伊那市の伊那北高校出身の美術家が作品を出品する薫ヶ丘秀作美術展が10日から伊那文化会館で始まりました。
会場には、伊那北高校の前身である旧制伊那中学校の卒業生から、現役の高校生、そして、故人まで75人の作品が展示されています。
この美術展は、伊那北高校の創立記念の年にあわせて開かれていて、今回で3回目です。
OBによる美術展は、毎年開かれていますが、創立記念にあわせた美術展は、出品者も倍増するなど、規模を拡大して開いています。
今年は、長野オリンピックでモニュメントを制作し、王室カナダ学芸員会員などとして活躍している斉藤 智さんのブロンズも出品されています。
また今回の展示では、初めて、現役高校生の作品も寄せられています。
この薫ヶ丘秀作美術展は、17日(日)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 -
伊那法人会25周年記念式典
社団法人伊那法人会の社団化25周年記念式典が、9日、伊那文化会館で開かれ、漫才師の島田洋七さんが講演しました。
会場には会員や一般など、およそ800人が集まりました。
法人会は、中小企業や自営業者などでつくる団体で、地域ごとに法人税や消費税の納付の促進や啓発、セミナーなどを行っています。
北原國人会長は「多くの人の支えで25周年を迎えられた。税のオピニオンリーダーとして、幅広い活動で地域に貢献していきたい」とあいさつしました。
式典の後、漫才師・島田洋七さんの講演が行われました。
島田さんは、漫才コンビB&Bとして一世を風靡した他、著書「佐賀のがばいばあちゃん」がベストセラーを記録するなど、幅広い分野で活躍しています。
今日は「がばいばあちゃん」「笑顔でいきんしゃい」と題して講演しました。
島田さんは幼少時代に8年間暮らした祖母の家での生活を振り返りながら「今の日本は便利で豊かな国になったが、昔の方が良かった。貧乏だったが笑顔があふれ幸せだった」と話しました。
島田さんは「貧乏でも人は幸せに生きることはできる。考え方次第で人はいくらでも幸せになれる。」と話していました。 -
振り込め詐欺で48万円騙し取られる
上伊那郡内の60代の女性が48万円をだまし取られる振り込め詐欺が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと、被害にあった女性宅に9月下旬ころ融資を勧誘するファックスがあり、この女性が融資の申し込みをしました。
その際、入会金や年会費がかかる、振込金額が違うなどと現金を要求され、女性が今月5日と6日に指定された個人名義の口座に4回に分けて合計およそ48万円を振り込み、だまし取られたということです。
伊那警察署では、低金利などのうたい文句のファックスやメールには注意するよう、呼びかけるとともに、現金を振り込むまえに詐欺ホットライン026ー235ー2560まで相談してほしいとしています。 -
調理師が料理の腕前競う
県内の調理師がその腕前を競う、県調理師会料理コンクール上伊那大会が6日、駒ヶ根市で開かれました。
コンクールは調理師の資質向上などを目的に、社団法人長野県調理師会が開いたもので上伊那での開催は平成3年以来19年ぶりとなります。
会場には県内の調理師会会員による料理と長野調理製菓専門学校生の料理、およそ350点が並べられました。
コンクールは日本料理や西洋料理、デザートなど8つの部門に分かれて行われました。
食材には信州の特産物や伝統野菜を使うことなどが定められているほか、原価も部門ごとに上限が定められています。
審査は郷土色豊かで趣きがあるか、季節感があり食欲がそそられるかなど4項目で採点されました。 コンクールでは長野や松本の調理師の作った料理が知事賞などを受賞していました。
調理師会では食文化の継承や郷土料理の普及により観光振興や地域活性化に努めていきたいとしています。