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先進農家実習はじまる
上伊那農業改良普及センターは4日、高校生の「先進農家体験実習」の受入式を伊那市の県伊那合同庁舎で開いた。高校教育における現場実習の一環で、農業経営や農家生活を通じて、農業者となるための自覚と農業に対する意欲の高揚を図る。
上伊那農業、下伊那農業、南安曇農業、須坂園芸の4校から28人が参加する。果樹、畜産、花きなど9農家で1週間、生活する。
この日は15人の生徒の受入式。石原貞治所長は「現在、農村・農業が注目されているとき。体験実習を通して、地域の農業の果たす役割を認識するとともに農業経営を考える機会としてもらいたい」と期待した。
高校生は自己紹介を兼ね、「兼業農家の専門的なことを学びたい」「進路に役立てたい」「農業の楽しさ、厳しさを体感したい」とそれぞれ抱負を述べた。 -
アルプス・ミニバス交流大会 県外強豪迎えて熱戦
アルプス・ミニバスケットボール交流大会が5、6日の日程で、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館など4会場で始まった=写真。上伊那を中心に東京都、山梨県、静岡県など県外25チームを加えた計40チームが出場し、プレーを通じて親ぼくを深めた。
交流を深めると共に、競技の普及と技術向上を図る大会、6回目。上伊那ミニバスケットボール連盟が中心となってつくる実行委員会が主催した。
男子16チーム、女子24チームが出場し、1チームが両日2試合ずつの対戦。初日はブロックごとの変則リーグ、2日目は各ブロックの同順位同士でリーグを戦う。
選手たちは互いに声を掛け合いながら、息の合った連携プレーを披露。3点シュートを決めたり、ボールを手にすると一気にゴールへ走り、得点を重ねるなど、白熱した試合を繰り広げた。
また、実行委員会は7月の豪雨災害の援助のため、各チームから義援金を募り、辰野ミニバスケットボールクラブの保護者会に受け渡した。 -
テレビ番組と連動したライブイベント「LIVE CAST A NET vol.3」は13日に
伊那・飯田ケーブルテレビで放送中の音楽番組「CAST A NET」の連動ライブイベント「LIVE CAST A NET vol.3」が13日、伊那市の伊那GRAMHOUSEである。
「CAST A NET」は、アーティストと観衆がつながる関係を築くことを願う取り組みで、テレビ番組と連動したライブイベントなどを展開している。
テレビ番組のMCを努める駒ヶ根市の三宅由浩さんをはじめ、伊那市在住の高校生シンガーソングライター・加納裕さん、高校卒業後、海外で声楽の勉強をして帰国したばかりの女性シンガー・kayocoさんなど、地元ミュージシャンも多数出演する。また、全国的に活躍するアーティストも登場。10組が出演を予定しており、1組が4、5曲を演奏する。
三宅さんは「お盆で帰省している人たちにも参加してほしいと思っている。ちょっと変わった同窓会になれば」と語る。
ライブは午後5時から(開場は午後4時)。
前売り券は2千円(高校生以下千円)で、当日は500円増し。
問い合わせ・チケットの販売場所はきょう庵CAST A NET事務局(TEL76・0891)へ。 -
県道等の夜間特別パトロールを実施
帰省者、行楽客が増える時期を前に伊那建設事務所は1日、上伊那管内の国道や主要地方道、県道などで、夜間特別パトロールをした。
交通事故防止と安全対策を目的として例年この時期に実施するパトロールで、15人が3人ずつで5コースを巡視。道路や地下道にある照明設備の点灯状況、工事施工個所の安全管理状況、道路標識や反射板など、交通安全施設の状況を確認した。今回は、7月の豪雨災害による危険個所の点検も行った。
点検の結果、国道で99カ所、主要地方道で9カ所、県道で13カ所の照明が不点灯だったため、各市町村の担当業者に改善を求めた。また、内容に不備のある工事現場の看板もあり、表示修正を促した。
今回のパトロールは、例年より照明の不点灯カ所が多かった。 -
JA上伊那農政同友会総決起大会
上伊那農業協同組合(JA上伊那)の職員や組合員、連合会職員などでつくるJA上伊那農政同友会(春日州一会長)は2日、6日投票の県知事選に向けた総決起大会を伊那市のJA南信会館で開いた。約200人が参加。県農政に新しい風を吹き込むため、新人・村井仁氏を支援することを誓った。
春日会長は、農業軽視の田中県政の結果、全国的にも生産額の低下がトップクラスとなっている現状にふれ、村井候補への期待を示した。 -
きょうまで 高校生バンドフェスティバル
上伊那の高校生によるバンドフェスティバルが3日、伊那市生涯学習センターであった。高校生活最後のステージになるバンドもあり、若さが思い切りはじけた=写真。4日午後3時からもある。
NPO法人クラシックワールドなどが青少年音楽事業として企画。当初、1日のみの開催だったが、申し込みが多く、2日間に分けて応募した13組がすべて出演する。1グループの持ち時間は30分。
初日は6組がステージに立った。洋楽バンドのコピーが中心だが、それぞれ個性あふれるステージを展開。スポットライトを浴びながら歌い、高校生ら観客もリズムに乗って盛り上がった。
上伊那農業高校3年の土屋綾子実行委員長(17)は「各校からバンドが集結し、お互いの音楽を高め合うことができる」と話していた。
4日は7組のほか、一般バンド1組がゲスト出演する。
ホール内で飲食はできない。入場無料。 -
入笠牧場で牧場体験イベント
広大な牧場で暮らす牛と触れ合い、畜産への関心・理解を深めてもらおう竏窒ニ2日、伊那市高遠町の入笠牧場周辺の小学校高学年児童を対象とした牧場体験イベントがあった。子どもたちは放牧牛の健康診断を写生したり、上伊那農業高校生徒らの青空教室を通して、牛や牛乳について学んだ。上伊那畜産振興協議会などの主催。
夏休みを利用した恒例のイベント。17人の小学生と上農高の畜産班14人が参加した。
上農高生徒の青空教室は「人の食事を牛の餌」がテーマ。牧場には、草を食べた牛のフンが新しい草を育て、それをまた牛が食べるという“循環型農業”があることや、牛は人間が消化できない麦などを、胃で育てている微生物に分解させ、ミルクに変えていることを伝えた。
子どもたちは、上農高生徒らが育てている子牛とじかに触れ合い、生き物の温かさを実感していた。
高遠町の6年生は「地元では草を食べてもらうために牛を飼っている。そういうこともあって、将来は牛にかかわる仕事がしたいと思っている」と話していた。 -
NEC長野・男子バレーボール部 優勝への結束
NEC長野(伊那市美篶)の男子バレーボール部が、第39回全日本6人制実業団男女優勝大会(3竏・日・北海道)へ出場する。同部は近年、同大会でベスト4に2回進出の実力チーム。「本年こそは優勝を」と選手らは気持ちを束ねて、大会へ挑戦する。
県予選、北信越ブロック大会の計5試合をセットカウント2竏・で圧勝、12回目となる全国大会の出場権を獲得。前年はベスト16に終わり、選手らは雪辱を誓う。目標は優勝。そして、V、V1リーグの下部リーグ「地域リーグ」の参入を目指す。
メンバーは21竏・5歳の12人。昨年と比べて出場選手にほとんど変りはないが、若手とベテランとの融合が図れ、チームとしての完成度が上がった。北原武志監督は「今年は優勝できるメンバーがそろった」と自信をのぞかせる。
攻守のバランスが取れていることが魅力。主力と残りの選手らとの間に力の差はなく、総合力は高い。一人の選手を交代するだけで、攻撃的、守備的布陣を使い分ける戦術ができることが強みだ。
初戦は地域リーグに所属する関東ブロック代表「東京トヨペット」と対戦。優勝するためには、数ある強豪チームに打ち勝たなければならない。「バレーボールで地域に恩返しをしたい」(北原監督)との思いを胸に大会へ臨む。
メンバーは次の皆さん。
▽部長=臼田二平▽監督=北原武志▽コーチ=大野賢司▽マネージャー=伊藤敏博▽トレーナー=小口陽平▽選手=下平貴幸、登内達也、宮沢武吉、武井満春、下平博文、大槻克彦、青木俊夫、関貴秀、園原徹、笹川星哉、野溝毅、倉石亮 -
吹奏楽コンクール中南信地区大会・A編成
第46回県吹奏楽コンクール中南信地区大会の高校部門A編成が7月30日、伊那市の県伊那文化会館であり、参加19校が県大会進出を目指して、日ごろの練習の成果を競った。
A編成は50人以内で、「架空の伝説のための前奏曲」「吹奏楽のための一章」など課題曲4曲のうちの1曲と自由曲1曲を演奏。プロの演奏者ら7人が技術や表現力を基準に審査し、12日に長野市の県民文化会館で開く県大会への代表10校を選んだ。
上伊那からは伊那北、伊那弥生ケ丘、伊那西、赤穂の4校が出演し、それぞれダイナミックに音色を奏でた。赤穂が県大会進出を決めた。
プログラムの最後には、昨年までに3年連続全国大会に出場した松本美須々ケ丘高校の招待演奏もあった。 -
二極化する集落営農組織の発足(3)
旧伊那市内では、進行度に差はあるものの、各地区で検討委員会が早期に発足し、合意形成に取り組んでいる。一方、東部地区の高遠町、長谷地区は、これから検討委員会を発足させる段階。ほかと比べて進行が遅れている。現在、高遠地区で4組織、長谷地区で1組織の発足を目指しているが、面積規模の確保ができるかを今後の話し合いで見極めていく。麦の作付けがある地区は、07年度産麦のまき付けが始まる今年秋までに組織を発足させなければ07年度産麦の助成が受けられない。しかし、東部地区の場合、麦は一部法人しか作っていないため、水稲などの作付けが始まる来春を目途とした。
各地区の事情はさまざまだが、今後の営農組織を運営していく上では、共通する課題がある。
一つは、今回の制度の対象外である自給的農家や、麦・大豆などを栽培していない畑作農家を組織へいかにして取り込んでいくか。
上伊那の場合、自給的農家は年々増加しており、2000年の統計では総農家数の約25%弱を占めた。一方、農業就業者の高齢化は進んでおり、半分以上が65歳以上。75歳以上の農業者も多く、これらの人が農業を継続できなくなった場合、営農組織はその人たちに代わって地区内農地を耕作していかなければならない。しかし、加速度的な高齢化の進行とともに組織内の作業農家が減っていけば、一人当たりの作業面積は大きくなり、集約耕作地の管理に困窮する地区も出てくる。現に西箕輪は、地区内の遊休農地を営農組織に集積することを考えているが、組織に参加する農業者だけでは担え切れない状況にある。
そのため、自給的農家などを組織内に取り込み、何らかの形で組織の作業を担ってもらうことが人材確保の鍵。自給的農家などは制度に伴う助成の対象ではないため、恩恵の薄さが組織参加を妨げているものの、現在ほとんどの地区が、田植えや稲刈り機などを共同利用しており、これらの協業組織は、全て集落営農組織が吸収することになるため、JA上伊那の担当者は「制度に伴うメリットはないが、今後も機械の共同利用を続けたい農業者は組織に参加する必要がある。かなりの農業者の参加を得られるのでは」と話す。
また、作業にかかる経費の配分問題もある。今のところ、各地区の営農組織は、課せられている要件である「経理の一元化」を、「出荷の一元化」という形で実現しているにすぎない。そのため当面は、作業にかかる費用は個々人で負担し、収量に応じた収入を得られ、従来とほとんど同じやり方で農業を続けることができる。しかし、これらの営農組織は5年以内に農業生産法人になる。そうなると、より厳密に「経理の一元化」を実行していかなければならず、利益も出来高でなく、作業負担によって配分されるようになる。
個人の努力によって単位面積当たりの収量が増えた場合、増収分に対し、ボーナス的に賃金を支払うことはできる。しかし、同等の面積規模の農家に必要経費を配分する場合、努力分にかかる費用が他農家より多くても、それを事前にどう評価し、その分の費用を配分していくかは今後、それぞれで考えていかなければならない。
やる気のある農業者の賃金支払い枠を確保することも必要となる。今回の制度は、余った農地を意欲ある農業者に集約し、作業に応じて賃金支払いをしていく。そのため、一定期間しか作業が無く、賃金を支払える期間が限定的な水稲な麦、大豆だけでなく、年間を通して作業が必要となる園芸作物などにも取り組む必要がある。 -
吹奏楽コンクール中学生の部 上伊那9校・県大会へ
第46回県吹奏楽コンクール中学生の部南信A地区大会が29日、伊那市西町の県伊那文化会館大ホールで開かれ、県大会出場校が決まった=写真。県、県教育委員会などの主催。
コンクールはA編成(50人以内、課題曲・自由曲)、B編成(30人以内、自由曲)の2部門に、諏訪、上伊那地域から計27校が出場。高校、中学校教諭ら5人が、演奏技術や表現力などを審査した。
生徒らは歌劇やバレエ音楽などを自由曲の題材に、日ごろの練習成果を発揮し、息のあった演奏を披露。ほぼ満員となった観客席では、保護者らが澄んだ響きに耳を傾けた。
県大会にはA編成から上位10校、B編成から上位3校が出場。8月8竏・0日、長野県民文化会館(長野市)で大会がある。
出場校は次の通り(上伊那関係分)。
▽A編成=箕輪(金賞)伊那(金賞)春富(金賞)赤穂(金賞)飯島(金賞)辰野(銀賞)宮田(銀賞)中川(銀賞)
▽B編成=高遠(金賞) -
高校生が一日看護体験
駒ケ根市の昭和伊南総合病院は28日、上伊那の高校生を対象にした一日看護体験学習を行った。男子3、女子13の計16人が参加し、病棟での看護などを体験した。
白衣を着た高校生は数人ずつに分かれて各病棟で入院患者の身の回りの世話に当たった。内科病棟を訪れたグループは患者の手足をせっけんで洗う作業を体験=写真。医療用手袋をつけ、恐る恐る患者の手を洗い始めるとそばで見ていた担当の看護師が「もっと強く」「指の奥までしっかり洗って」などとアドバイス。高校生らは慣れない手つきながらゆっくりと慎重に作業をこなした。患者が「気持ち良かった」と言うと初めて緊張が緩み、うれしそうな笑顔を見せた。高校生らは患者の汚物処理などの作業も行い、看護師らの仕事の大変さに改めて驚いていた。
参加した伊那弥生ケ丘高2年の水田亮君(17)は「将来は医療関係の職業に就きたいと思って参加した。実際に患者さんと接するのはすごく緊張するが、いい経験になった」と話した。 -
品目横断的経営安定対策加入申請相談窓口の開設
関東農政局長野農政事務所は28日から、08年度から始まる「品目横断的経営安定化対策」の加入申請相談窓口を、伊那市の長野農政事務所地域第二課に設置する。
すべての農業者を対象として個々の品目ごと対応してきたこれまでの施策に変わり、限定した担い手農業者へ品目を区別せず、横断的に施策を講じていく新対策が08年度から導入されることに伴い、その加入申請が9月から始まる。
窓口は、対象農家から寄せられる加入手続きに関する相談・問い合わせなどに応じていく。
開設時間は平日の午前8時半縲恁゚後5時15分。
問い合わせは関東農政局長野農政事務所地域第二課(TEL72・3178)へ。 -
国土交通省・三峰総 優良工事など3業者1人を表彰
国土交通省・三峰川総合開発工事事務所(竹田正彦所長)は26日、同事務所に関係のある工事などの携わった業者などを称える優良工事などの表彰式を所内で開いた。本年は05年度までに完了した工事、業務などに関係する3業者、1人を表彰した。
所長表彰に輝いたのは優良工事施工者の宮下建設、優良工事技術者の松村幸佳監理技術者(吉川建設)、優良業務請負者の日本工営名古屋支店、所長感謝状を受けたのは優良工事協力会社の宮坂組。優れた施工方法や、職場環境の向上に取り組んだなどの功績が評価された。
竹田所長がそれぞれの代表者一人ひとりに表彰状を授与=写真。「これを機会に努力を重ね、公共事業が社会貢献すると共に、建設業が発展することを願う」とあいさつした。
表彰内容は次の通り(カッコ内は対象となった工事、業務名)。
【三峰川総合開発工事事務所長表彰】
▽優良工事施工者=宮下建設(美和ダム再開発貯砂ダム補強工事)▽優良工事技術者=吉川建設監理技術者・松村幸佳(美和ダム再開発バイパストンネル吐口工事)▽優良業務請負者=日本工営名古屋支店(戸草ダム計画検討及び地質調査業務委託)
【三峰川総合開発工事事務所長感謝状】
▽優良工事協力会社=宮坂組(美和ダム再開発貯砂ダム補強工事) -
7月豪雨による被害状況と対応
伊那建設事務所は26日、7月豪雨に伴う道路・河川の被害状況と対応を発表した。
今回の大雨で上伊那では、国道・県道の延べ17路線が通行止めとなり、26日現在でも5路線で通行止め個所がある。
橋脚が沈下した伊那市西春近沢渡の殿島橋は、8月4日までに近くの春近大橋の両側に歩道を設置して迂回路を確保。沈下した橋脚2基とその上部約60メートルは、30日までに撤去する。最終的には残った橋も撤去する。
伊那市高遠町の中山松倉線は、信州高遠青少年自然の家手前200メートルの地点で道路が決壊しているが、28日までに決壊個所の横へ幅4メートル、延長70メートルの仮設片側迂回路設置する。
辰野町の国道153号読本水は仮設道路が完成し、25日から通行止めを解除。国道361号線伊那木曽連絡道路の神谷地点の通行止めは、26日に解除した。
箕輪町の国道153号バイパスは、当初の予定より復旧工事が遅れており、31日までに相互通行ができるように整備を進める。 -
イーナちゃんマレットゴルフクラブの市町村大会
伊那市の有志でつくる「イーナちゃんマレットゴルフクラブ」(池上為夫会長)は26日、イーナちゃん楯市町村大会を同市西箕輪のマレットパークはびろで開いた。近隣市町村から125人が集まり、優勝を目指して熱戦を繰り広げた。
市町村間の交流を目的とした、4回目を迎える大会。この日は、天候に恵まれ、マレットゴルフ日和となった。参加者の一人は「いろいろな人と一緒にマレットゴルフが楽しめてよかった」と満足顔で話した。
結果は次の通り(市町村名なしは伊那市在住者)。
▽男性 (1)宮下近夫115(2)小林岩夫118(3)清水松男119(4)小沢恒二郎(5)藤沢幸雄(箕輪町)(6)飯沢章男(7)江口友幸(8)登内保雄(9)山本知善(駒ヶ根市)(10)林茂良
▽女性 (1)白鳥栄子120(2)林清子123(3)小平貞子124(4)黒河内加奈子(5)佐々木琴代(6)網野さだ子
▽ホールインワン 小林岩夫、浅井和夫、向山崇志、松坂昭一、白鳥清幸、山崎広美 -
信毎上伊那販売店会従業員マレットゴルフ大会
信毎上伊那販売店会(堀川博行会長)の従業員マレットゴルフ大会は23日、伊那市のマレットパークはびろであった。
92年から、全従業員の福利厚生と親ぼくを兼ねてマレットゴルフ大会を開き、交流を図るとともに、新聞販売への理解を深めている。
大人91人、子ども2人の計93人が参加。3、4人ずつのグループでコースを回り、「元気よく打て」「ホールインワンを狙うぞ」と、和気あいあいと楽しくプレーした。
大会後はレストラントマトの木で表彰式と懇親会があった。 -
大雨による上伊那の農業被害
梅雨前線の影響で記録的な大雨となった上伊那に、深刻な農作物被害が発生している。24日午後5時までに県が確認している上伊那(駒ヶ根市、箕輪町、飯島町を除く)の被害状況は86ヘクタール、2510万円。品目別では、水稲への被害が52ヘクタール1851万円で最も大きく、上伊那農業協同組合(JA上伊那)は、約96トンの減収を見込んでいる。次いでが野菜が、33ヘクタール531万円。スイートコーンの倒伏、ネギ、ブロッコリーなどの冠水が広い範囲で見られた。
市町村の被害金額は、伊那市1530万円、辰野町125万円、南箕輪村31万円、宮田村415万円、中川村407万円。現在も集計を進めている状況で、今後被害規模が拡大すると考えられる。
被害が大きかった伊那市の西箕輪地区は、スイートコーンの倒伏やネギの冠水などが広い範囲で見られたが、天候の回復と共に状況も回復すると見込み「出荷に影響がでないよう最大限の対策をとっていきたい」と、JA上伊那の担当者は話す。
一方、出荷に深刻な影響があるとされるのは土砂の流入があった西春近柳沢地区など。約1ヘクタールで土砂の流入があり、水稲、野菜共、本年度の収穫は見込めないため、対処策としても来年度を見越した措置しかとれないのが現状。今後は、流入した土砂の取り除き、破損した水路の修復を進めていく。 -
第22回斉藤杯争奪囲碁大会
日本棋院上伊那支部は23日、第22回斉藤杯争奪囲碁大会を伊那市のサンライフ伊那で開いた。
年5回ある大会の1回。先着32人による斉藤杯のトーナメント戦と、変則リーグ戦による一般碁会で、小学2年生から一般までの39人が対局した。
結果は次の通り(敬称略)。
◇斉藤杯トーナメント戦=(1)北村俊郎8段(2)寺田昭一5段(3)辻耀4段(伊那東部中2年)(4)井坪光夫初段◇Aクラス(3段以上)=(1)福沢秀伸5段(2)熊谷悦朗4段(3)梁取孝雄7段◇Bクラス(2段以下)=(1)渡部光彦2段(2)山崎洸5段(南箕輪小6年)(3)荒井保美2段 -
上伊那サッカー協会設立総会
上伊那地域のサッカーの指導者らが連携し選手強化を図っていこうと23日、シニアからキッズまでのチーム代表者や指導者らが上伊那サッカー協会を設立した。伊那市のセミナーハウス伊那で開いた総会で、役員を選出し定款を決めた。
これまで上伊那全体での連携や交流は少なく、04年から上伊那の指導者交流会やフォーラムなどを開く中で、すべての指導者が今後の上伊那のサッカーを考え、縦の連携を図り、サッカー人口の増加と選手強化の第1歩として、種別や年代を超えて自分達で上伊那を変えよう-と、協会の設立に至った。長野県サッカー協会に加盟し、県内で17地区目になる。
協会には53チームが加盟。今後、ホームページを立ち上げ、各カテゴリーの試合結果を掲載する。
役員は、会長は宮下一郎衆議院議員、副会長は向山公人県議、理事長は杉本雅史さん(トップストーン)。理事15人、顧問1人、事務局1人。
設立記念事業で8月10日、元Jリーガーでスポーツジャーナリストの中西哲生さんをコーチに迎えるサッカークリニックを伊那市陸上競技場で開く。 -
パステル画・油絵サークル「楽画喜の会」作品展
洋画家の坂本勇さん(61)=伊那市美篶=が講師を務めるパステル画、油絵サークル「楽画喜(らくがき)の会の展示会は25日まで、同市駅前ビルいなっせ2階ギャラリーで開いている=写真。心を和ませる優しい色合いのパステル画が多く並び、来場者の注目を集めている。
坂本さんが駒ヶ根市縲恂・輪町の16カ所で開く絵画教室の中で、パステル画、油絵を専攻する受講生でつくる集まり。展示は、いなっせでは初めてとなり、今回で6回目を迎える。
講師を含めた14人が、一人3縲・点の合計54点を出品。鮮やかな赤色が映える紅葉や、画面いっぱいのヒマワリの花などの風景、静物画がある。
それぞれ自分のテーマを追求した作品ばかりで、受講生が「一生懸命に描いた深みのある絵が集まる」(坂本さん)。「おのおのが楽しく描いている様子を思い浮かべて見てもらえれば」と来場を呼び掛けている。
本年は坂本さんが絵画教室を始めて10周年記念の年。伊那市西春近のかんてんぱぱホールでは絵画教室内の絵手紙の作品展が22縲・0日、同時開催している。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
中央道、杖突峠など通行止め解除
梅雨前線の影響で、一部区間で通行止めとなっていた中央自動車道、長野自動車道が22日午前6時半、解除された。一部で車線の規制があるため、注意を促している。また、国道152号(杖突峠)は解除になっているが、雨量によって規制がかかる。
上伊那の交通情報は次の通り。
【通行止め】
◇国道▽153号(辰野宮所)▽152号(分杭峠)
◇県道▽中山松倉線▽車屋大久保線▽高遠芝平線(宮下縲恍C尾)▽伊那駒ケ岳線(ねずみ平のバス停縲恣烽フ萱バス停)
◇市町村道▽沢渡北丘線(西春近郵便局西側)▽稲持大松河原線▽三峰川線▽黒河内線▽女沢線▽棚沢川南線(伊那北保育園北側)▽吹上大泉新田河原線(清水工業前)▽白沢9号(小出三区集落センター前)
◇橋▽殿島橋▽小屋敷橋
【JR飯田線】
◇伊那新町縲怏ェ谷間運休 -
大雨に伴う農業経営者の相談窓口設置
上伊那地方事務所は20日、大雨の影響で被害を受けた農作物の対処方法を相談できる技術・経営相談窓口を伊那市の県伊那合同庁舎内の上伊那農業改良普及センターに設置した。
21日までに入った相談内容は、家庭菜園的なものが多いが、深刻な被害があると想定される場所には県の方から出向き、状況把握、技術アドバイスに努めている。特に深刻な被害を確認しているのは辰野町、箕輪町、伊那市など。土石流被害のあった伊那市柳沢地区などは、水田、畑とも土砂が流れ込んでしまったため、基盤整備から考えなければならないところもあるという。
相談窓口は当分設置する予定で、7月中は緊急対応として土日も開設する。
開設時間は午前8時半縲恁゚後5時15分。来所、電話などで相談を受け付ける。
問い合わせは上伊那農業改良普及センター(TEL0265・76・6842)へ。 -
イベントに影響
伊那文化会館関係伊那市の県伊那文化会館は、豪雨災害発生により延期した19日開催予定だった「さだまさしコンサート」を、8月24日に開催する。午後6時開場、6時半開演。
購入済チケットはそのまま有効。チケット払い戻し希望者は、伊那文化会館窓口、またはサンライズプロモーションへチケットを郵送(郵送方法は同社TEL025・246・3939)し、返金処理する。払い戻し期間は27日から8月6日まで。
県埋蔵文化センターが22日に伊那文化会館で予定していた速報展「長野県の遺跡発掘2006」の調査報告会及びミニシンポジウムは中止する。 -
伊那建設事務所が通行止め道路と復旧見通し、迂回方法を発表
伊那建設事務所は21日、現在交通止めとなっている道路の個所とその復旧見通し、迂回方法と現在の対応策を発表した。
大雨に伴う災害などの影響で全面通行止めとなっている国道は3カ所。
横川川の洗掘で通行止めとなっている辰野町読本水の国道153号は、流れの激しい川側に1トン土嚢を積み、山側は砕石で埋めたてるなどして暫定道路を来週中に復旧する。
木曽側の土砂崩落のため通行止めとなっている国道361号伊那木曽連絡道路は、22日午前8時から県道蛯名奈良井線を使って国道19号奈良井へ通行可能とし、松本方面との交通路を確保する。
松倉川沿いの2カ所で土砂崩落があった国道152号伊那市高遠町御堂垣外(杖突峠)は、通行止め解除の見込みは未定だが、諏訪辰野線有賀峠で普通車に限り片側交互通行が可能となっているため、普通車の人はこの路線での迂回が可能となっている。
通行止めの影響で各地で渋滞が発生しているが、県では県外から入ってくる車に早い段階で迂回を促したり、上伊那の交通情報をラジオで流すなどして事態緩和に努めている。 -
上伊那の交通情報(20日午後4時半現在)
伊那市役所に20日朝、道路の通行止めなどの交通情報の問い合わせが相次いだ。
中央道や農道が通行止めで、国道153号線などにう回。出勤時間を中心に、渋滞した。
市役所には午前6時縲・時、出勤時間に合わせてか、通行止めの個所を確認する電話がひっきりなしにかかった。
伊那市は、市ホームページで「伊那市緊急災害情報」を提供している。20日朝、約7千件のアクセスがあった。
上伊那関係分の交通情報は次の通り。
【通行止め】
◇中央道▽駒ケ根インターチェンジ縲怏ェ谷ジャンクション
◇国道▽361号線(権兵衛トンネル)▽153号線(辰野宮所、うとお峠、箕輪バイパス)
◇県道▽中山松倉線▽伊那北殿線(ニシザワ双葉店縲怎}ルタ工業付近)▽殿島橋▽車屋大久保線
◇市町村道▽稲持大松河原線▽西部1号線(諏訪形付近)▽吹上大泉新田河原線(いずみ橋縲恍・R稔さん宅)▽棚沢川南線【片側通行】
◇国道▽361号線(高遠駅前)
◇県道▽下諏訪辰野線▽諏訪辰野線(有賀峠)▽伊那辰野線
◇市町村道▽野底手良線(野底公民館縲恂枕L箕輪線交差点)
【JR飯田線運休】
◇伊那新町縲怏ェ谷間
【高速バス運休】
◇飯田・駒ケ根・高遠縲恊V宿◇飯田縲怏。浜◇飯田縲恍キ野
中央道通行の無料措置
諏訪IC縲怏ェ谷IC
中央道諏訪インターチェンジ(IC)縲恍キ野自動車道岡谷ICの区間で20日午前11時から、通行料金の無料措置がとられている。期間は当分の間。
諏訪湖の水位が上昇し、諏訪湖周辺が冠水したことで、国道20号の諏訪市の上諏訪駅前付近が全面通行止めとなった。そのため、中央道、長野自動車道をう回する車両に対して通行料金の無料措置をとった。
対象車両は諏訪IC縲怏ェ谷IC間の通行で、当該区間を越えた場合は適用にならない。
問い合わせは、国交省関東地方整備局長野国道事務所(TEL026・264・7001)へ。 -
【記者室】大雨の被害、今後も注意を
天竜川決壊、土石流発生、橋落下、床上・床下浸水…。15日からの梅雨前線豪雨により上伊那の各地でも被害が拡大している。今なお避難生活をしている住民も多く、疲労も増し、不安な日々が続いている▼災害発生直後は、「天竜川が決壊するとは思わなかった」「土石流が来て、もう慌てて逃げた」と、住民も恐怖や不安の色を隠せない様子だった。災害対策本部の設置が続く自治体では、被害を最小限に食い止めようと、災害場所の応急復旧作業、避難住民への対応、情報収集など対策に追われている▼大雨により地盤がゆるんでいるため、土砂災害発生の危険性も高まっている。とにかく被害が拡大しないことを祈るばかり。土砂災害には十分警戒を。(村上記者)
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交通渋滞で物資滞る
大雨やそれに伴う災害が発生した19日、中央道、杖突峠、国道153号線など各道路が通行止めとなった。それに伴い、各地区のスーパーやコンビニエンスストアでは物資が届かず、生鮮食品を中心に、品薄状態となった。
松本方面からの物資供給の割合が大きいある大型店では、朝、1割程度の物資供給があったが、その後の供給が滞った。杖突峠の復旧後は、山梨方面からの物資が3時間遅れで到着したが、松本経由の物資は届かず、いつもの4割ほどしか物資がそろわなかった。
20日は、杖突峠に加え、川岸方面道路も復旧したが、物資の到着は5、6時間遅れとなった。同店の店長は「冬場、大雪があるとたまにこうした状態になることはあったが、1日だけ。雨だけでこういう状態になるのは初めて。中央道が通れない影響が大きいが、復旧の見通しがつかないことが心配」と危惧する。
中央道を管理する中日本道路は、20日を目標に復旧作業を進めてきたが、再び土砂の流入があったことにより通行止め解除にはさらに時間がかかると見込んでいる。 -
大雨、各地で深刻な被害
15日から降り続いた記録的な大雨は19日、上伊那各地で土砂災害や床上・床下浸水をもたらした。避難勧告や避難指示が相次ぎ、多くの住民が眠れない一夜を過ごした。
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上伊那教育会講演会で働かない若者支援について考える
06年度上伊那教育会講演会が15日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であり、フリーター問題の専門家として数々の著書を出版している長須正明さんが「日常生活から考えるキャリア・デザイン縲恂「来を担う若者を地域・社会で育てる支援のあり方縲怐vについて講演した=写真。県教職員組合上伊那支部、上伊那PTA連合会主催。
長須さんは、若者が働かない理由で最も多いのが「病気、けが」であることを示し「精神的な病気などで働きたくても働けないのが実情。メディアが伝える『働けるけど働かない』という若者は一部」と語った。また、こうした精神的な問題を抱える若者には「就労」という形で地域とのつながりを持たせていくことが社会の役割と指摘。
現代は何らかのハンディキャップを持つ者が生きにくさを感じることも多いが、どんな状況でもそれぞれができることはあり、日常のさまざまな活動を「仕事」や「生きること」としてとらえなおすことがキャリア教育であるとした。