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上伊那母親大会 勇気ある行動で問題解決を
第46回上伊那母親大会が2日、伊那市駅前ビルいなっせであった。約180人が集まり、青年の雇用問題、高校改革プランの現状など、現代社会が抱える問題について考え合った。民商や医療生協などの団体代表者でつくる実行委員会(山崎桂子委員長)の主催。
介護問題などについての意見発表では、上伊那民主商工会婦人部が消費税増税を訴える法被に身を包み「よさこいソーラン」を披露したり、「うたごえサークルざざむし」の歌の発表などを展開した。
辰野高校教諭の宮下与兵衛さんによる、「今こそ教育基本法を守り生かしていくために」と題した記念講演もあった。
山崎委員長は「いまほど命の問題に対して危機感を感じることはない。個々の活動では弱いが、ここで学習したことを力にして、勇気を出して行動するきっかけにしてほしい」とあいさつした。 -
伊那市ソフトバレー大会
第12回伊那市ソフトバレーボール大会が2日、県伊那勤労者福祉センター体育館、市民体育館であり、4部門で熱戦を繰り広げた。市体育協会ソフトバレーボール部主催。
年齢別にヤングの部、ブロンズの部、シルバーの部、ダイヤモンドの部に上伊那各地から計64チームが参加し、それぞれ予選リーグ、決勝リーグ・トーナメントを戦った。
選手らは声を出し合って息の合ったプレーを展開。時にはフライングレシーブなどの好プレーも飛び出し、会場を沸かした。
結果は次の通り。
▽ヤングの部 (1)はせくらぶA(伊那市)(2)SPB777(同)(3)O・G・S(同)▽ブロンズの部 (1)マックン(南箕輪村)(2)梅の里T(宮田村)(3)チアフルB(飯島町)▽シルバーの部 (1)こまちゃんB(駒ヶ根市)(2)沢尻のスター(南箕輪村)(3)はせくらぶC(伊那市)▽ダイヤモンドの部 (1)似たかC(伊那市)(2)似たかB(同)(3)こまちゃん(駒ヶ根市) -
中体連県大会男子棒高飛び 県中学タイ記録でV
第45回県中学校総合体育大会陸上競技が2日、松本平広域公園陸上競技場であった。上伊那勢は11校から108人が参加し、男子棒高跳びで松澤ジアン成治君(春富中3)、女子4×100メートルリレーで赤穂(松井、大場、中村、赤羽)が全国大会出場を決めた。
松澤君は2位との差50センチの4メートル20で圧勝し、県中学校タイ、大会新記録を樹立した。
大会は激戦の各地区大会を勝ち上がってきた約千人の選手が集まり、33種目で熱戦を展開。上伊那は7種目を制覇した。
8月18竏・1日、香川県丸亀陸上競技場で全国大会がある。 -
「信州伊那谷からの挑戦」発刊 (1)
輝く、元気な経営者たちの経営理念などを紹介した「信州・伊那谷からの挑戦縲怎Lラリと輝く!100人の経営者縲怐vが発刊された。上伊那の産学官が展開した地域振興キャンペーン「上伊那・輝く!経営者」(2003縲・005年)で紹介した約100人の元気な企業の経営者たちの言葉や姿勢をまとめたもので、それぞれの輝きの秘密、未来への情熱など、〈元気〉がずらりと並んだ。
今週のいなまいニューススタジオは、この本の発刊を記念して、同キャンペーン推進委員会の三井貞明委員長(元養命酒工場長)、南峰夫委員(信州大学農学部教授・上伊那地域の新しい産業像及び振興策調査研究委員会座長)をゲストに迎え、キャンペーン事務局の伊那毎日新聞・竹村浩一編集局長とともに、紹介された経営者たちの元気の秘訣にあらためて迫る。
また、次週は、この本に紹介された経営者の中から2人をゲストに迎え、経営者の生の声を紹介する。 -
信州伊那谷からの挑戦
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【目指せ!甲子園】赤穂チーム紹介
スターティングメンバーに6人入る2年生の若さあふれるプレーを試合で生かしたい。力のある上位に対し、下位も十分好機をつくれるバランスのとれた打線だが、備えた力をこれまで発揮できていないのが現状。得点力に難点があるため、2人の3年生投手を中心にした安定感のある守備で大量失点を逃れたい。「結果を恐れず、ベストなプレーをすれば勝利を望める」(真野監督)。
タイプの違う投手2人の仕上がり具合が勝敗を左右しそう。右上手の主戦小田切は昨夏の経験もあり、堂々とした投球が魅力。力のある速球を武器とするが、大事な場面で力む傾向があり、高めに球が浮く心配がある。右横手投げの黒塚は直球に2つの変化球を織り交ぜる。制球力の良さで内外に投げ分け、打者にミートさせない。
内野は投手以外2年生で固める。的確な状況判断のできる捕手の宮下、安定感のある遊撃梶屋を中心に気を引き締めて臨む。中堅丸山を要とした外野の3年生が2年生を精神的にフォローする。
いまひとつ元気のない打線が本番で奮い立つか。好調なトップの宮下が出塁して勢いづきたい。長打力があり出塁率が高い丸山、木下、小田切が中軸でチームを引っ張る。好機に強い2年生で4番に座る木下が、不調な打線に火をつけたい。守備でつくったリズムを打撃面に持ち込めれば勝利は見えてくる。
◆丸山峻志主将
持ち前の元気の良さが試合に生きるようにしたい。どこが相手でも全員が一球一球に集中し、赤穂の野球を貫いて勝ちたい。 -
県シニアリーダー実践講座伊那 伊那部宿を学ぶ
県長寿社会開発センター伊那支部のシニアリーダー実践講座の本年度5回目の講座が29日、伊那市西町の旧井澤家住宅であった=写真。上伊那の受講生約25人が訪れ、同住宅などの歴史に詳しい「伊那部宿を考える会」の田中三郎会長(78)から、江戸時代の宿場の様子などについて聞いた。
田中さんは旧井澤家住宅を最南端に、本通りの長さが330メートルの伊那部宿は、1649年ごろ、江戸幕府が整備した中山道の脇往還として繁栄したと説明。同住宅は1840、43年の2回の火災にも類焼を免れた、宿場最古の建物と伝えた。
間口8間半の本棟造りの建物で、20縲・0センチの太さの柱が勝手回りに4本立っているのが特徴とし、「川崎市立日本民家園」に移築され、神奈川県の重要文化財に指定された、同宿場の旧三澤家住宅同様に「日本民家として価値の高い建築」であるとした。
受講生らは講話と照らし合わせながら、住宅内の展示物なども見学し、伊那部宿の歴史に興味を深めていた。
シニアリーダー実践講座は、地域の中のさまざまな活動のけん引者を育てるため、政治、歴史、福祉などについて学ぶ講座。本年は年間16回で、4月下旬に開講した。次回は7月13日、「児童虐待と家庭のあり方」について学習する。 -
アユ友釣り解禁 天竜川水系・釣果は好調
天竜川漁業協同組合(後藤治也組合長)管内の同川水系のアユの友釣りが1日、解禁になった。地元上伊那だけでなく、関東・中部地域から集まった釣り人たちが、今季のアユ釣りの感触を楽しんだ。
初日、竿(さお)を出した釣り人は約500人で、主に三峰川や横川川へ入った。解禁の午前6時一斉に竿を出すと日暮れまでアユ釣りを満喫。それぞれの釣果は平均20匹で、大きさは水温が低く例年より小ぶりだという。
天竜川二条橋付近で竿を出した会社員男性(47)=東京都=は同水系では初めての釣り。「天竜川のアユは大きいと有名なので、ぜひ釣りたい」と、釣果を求めて三峰川へ移動していた。
漁協関係者は「大きさは小さいが追いはよく、釣果は好調。梅雨が明ければ気温が上がり、尺(約30センチ)アユ釣りが楽しめる」と話している。
この日は、前日の雨で駒ヶ根市縲恍・・コの天竜川では釣りができなかった。また、上流から生ごみや刈った後の草が流れてくるなど、県外客からの苦情が漁協へ寄せられた。
8日午前6時、高遠ダムから上流の三峰川水系が解禁となる。 -
駒ケ根市で生涯学習フォーラム
豊かな生涯学習社会の実現を目指し「ともに学び、ともに育つ」をテーマに1日「第13回学校と地域竏註カ涯学習フォーラム」(信濃教育会、上伊那教育会など主催)が駒ケ根市で開かれた。地域に根ざした体験学習に取り組んできた市内の幼稚園・保育園、小中学校、高校など10会場でそれぞれ学級活動が行われ、上伊那全域から訪れた多くの教育関係者が参観した。
中沢小学校(北原三千生校長)では地元の伝統産業を受け継いでいこうと全校で取り組んできた「炭焼き」について各学年がそれぞれ決めたテーマ別に公開授業を行った。6年生は地元の経験者に聞くなどして調べた炭焼きの方法について発表=写真。校内に設置された本格的な炭焼き窯に親子で原木を入れた。4年生はカヤを使った伝統的な炭俵作りに挑戦した。
赤穂小学校5年生はセネガル人に指導を受けたアフリカンドラムの演奏を、東中学校の生徒は獅子舞、お囃子、巫女の舞など、地域に伝わる伝統芸能を発表した。
午後は全体会が市文化会館で開かれ「学社融合の取り組みをどうすすめたらよいか」をテーマにパネルディスカッションが行われた=写真。駒ケ根市の小林晃一教育次長が実践発表を行い、信濃教育会の牛越充さんをコーディネーターに八重洲学園大教授の浅井経子さん、信濃教育会の中村雅則さん、上伊那教育会の松井ちはるさん、駒ケ根市立中沢公民館長の下島大輔さんが意見を交わした。会場を埋めた教育関係者らはメモを取りながら真剣な表情で議論に聞き入っていた。 -
信大おでかけ保健所開催
保健所機能を一般に広め、有効利用してもらうことを目的とした伊那保健所の「おでかけ保健所」が30日、南箕輪村の信州大学農学部であった。昨年6月にできた食事バランスガイドを使った食事指導や健康測定があり、多くの学生が自分の健康状態や食生活を改めて考えた。
昨年まで「タウン保健所」として大学や大型店、市町村の健康イベントなどで開催していた取り組みを今年は名前を変更して実施。歯科衛生、禁煙、健康相談など、7つのコーナーを設け、講義の空き時間などに参加してもらった。
今年は、一人暮らしで偏った食事になりがちな学生に、自身の食生活を見直してもらおうために「栄養・食生活コーナー」を新たに設置。また、聴導犬・盲導犬のデモンストレーションも企画した。
栄養・食生活コーナーでは、料理見本から自分の食べたいものを選んでもらい、その摂取カロリー、栄養バランスなどを比較。必要とする食品種類は多い一方、肉類を中心とする主菜の摂取が飛びぬけている学生も多く、担当者のアドバイスに真剣に耳を傾けていた。 -
【目指せ!甲子園】伊那北チーム紹介
・ス努力型・スの3年生が昨夏の初戦敗退の悔しさをバネに大きく成長した。課題だったプレーやセオリーの基本がどれだけ徹底してできるか。チームに備わった粘り強さも発揮したいところ。
主戦の森は右下手投げ。直球にスライダーとシュートを織り交ぜ、緩急を使って打者をほんろうする。低めについて打たせて取る投球が特徴の一つ。森中心のチームだけに、出来具合いが試合を大きく左右する。「森は高校から投手となった。これまでの努力の部分が出れば良い方向に向く」と久保村監督も期待を寄せる。
小柄ながら切れのある直球を披露する右上手の二塁志賀、182センチの長身から投げ込む直球を武器とした左上手の春日健も控える。森がスタミナに課題を残すだけに、終盤での継投策で試合を組み立てる。
強肩の捕手春日享が守備の柱。投手それぞれの長所を引き出し、臨機応変なリードが魅力。経験豊富で堅実な志賀、田畑の二遊間が要となる。下手投げの森に対して右へ流す打者が多いため、中堅と右翼のコンビネーションに加え、内野手との連携を密に、右方向への対応を重点的にこなしてきた。少しでも進塁を防ぎ、最少失点に抑えたい。
集中打を得意とする打線は、これまで中軸に座っていた田畑がトップ、調子が上向きの2番志賀が好機をつくる。田畑は中軸の重責から解放されたことにより、本来の力を発揮するようになった。長打力に加え、敵陣をかき回す俊足に、切込隊長としての期待は大。好調の志賀も中軸に匹敵する打力をもつ。
中軸を担うのが、器用な小島、安定している春日享、広角に打てる藤沢。得点力のある3人の前に田畑、志賀が確実に塁に出たい。
打線のつながりを強く意識するなかで、下位が上手く上位にバトンを渡し、得点を稼げるかが一つの鍵になりそう。
◆田畑英二主将
少ないチャンスをものにできる勝負強さで勝利を呼び込みたい。接戦になっても気持ちで絶対に負けない。すきをつくらず、常に攻める気持ちで一戦一戦大事に戦いたい。 -
元気の秘訣は何? 経営のヒント満載!
上伊那の・ス元気な・ス中小企業経営者約100人の経営理念、経営姿勢などを紹介した単行本「信州・伊那谷からの挑戦縲怎Lラリと輝く!100人の経営者縲怐vが発刊された。
紹介されている経営者はいずれも、03縲・5年に上伊那の産学官が展開した地域振興キャンペーン「上伊那・輝く!経営者」で高く評価され、優れた技術、斬新なアイデアなどを駆使したそれぞれの事業展開は業界・消費者に広く受け入れられている。
同キャンペーンは、上伊那で輝いている経営者たちのユニークな経営手法、経営理念などに学び、これからの上伊那および信州の産業のあるべき姿、進むべき道を探るヒントを見つけよう竏窒ニ、地元の産業界、信州大学、行政などでつくる「キャンペーン推進委員会」(委員長・三井貞明元養命酒工場長)が展開。
2年間に、元気な経営者約100人を伊那毎日新聞紙面と地元ケーブルテレビ3局で紹介するとともに、パネルディスカッション、講演会、ミニ見本市、経営者表彰などを開き、優れた経営者とその事業内容を貴重な実例として広く事業者や住民にアピールした。
このキャンペーンは各界から高く評価され、「2年間で得られた・ス果実・スをぜひ地元に還元してほしい」との要望が関係機関などから多く寄せられるようになった。
推進委員会事務局を担当した伊那毎日新聞社は、それらの声にこたえ、キャンペーン期間中に「輝く経営者」たちをシリーズで紹介した新聞記事を再編集して、今回単行本として発刊した。
【2提言と見事に合致する・ス輝く経営者・ス】
長野県では02年末、県内企業の経営者や県知事らでつくる「信州ものづくり産業戦略会議」(座長・安川英昭セイコーエプソン会長=当時)が「持続可能な信州の経済と社会を支える信州ものづくり産業の方向」を提言で示し、その内容に盛り込まれた「健康・福祉、環境、教育にリンクした信州らしい、製造業、観光(商業)、農林業」を確立しようと官民が動き出した。
製造業を中心に活発な事業所が目立つ上伊那でも03年2月、産学官でつくる「上伊那地域の新しい産業像及び振興策調査研究委員会」(座長・南峰夫信州大学農学部教授)が提言をまとめ、上伊那の地域特性を踏まえた産業の振興を促した。
それらの動きと連動して民間主導でスタートした「上伊那・輝く!経営者キャンペーン」は、両提言が示した独自性のある経営をすでに提言前から展開している上伊那の中小企業や商店などを紹介する格好となった。
本では、100人の経営者たちと2提言の内容を比較し、合致点なども分析している。
【いろいろな活用を】
A4判、290ページ、オールカラーで読みごたえのある本に仕上がっている。定価3千円。企業経営だけでなく、地域再発見、学校教育、就職活動などにも貴重な資料として活用できる。
本の購入希望者は、伊那毎日新聞社に電話(0265・72・4101)かFAX(0265・77・1950)、またはE‐mail(info@inamai.com)で申し込む。
伊那谷の主要書店にも近く並ぶ予定。
問い合わせは伊那毎日新聞社(TEL0265・72・4101)へ。 -
【目指せ!甲子園】箕輪工業チーム紹介
1年生が10人加わったことにより選手層の厚みが増し、競争意識が芽生えた。チーム打率が低いだけに点差が開くと盛り返しに期待は薄いが、成長した守備でロースコアの試合展開に持ち込みたい。
守備は投手陣の継投策で試合を組み立てる。投手5人のうち、いずれも右上手投げの3年山川、平澤、1年倉田のなかから好調な選手を先発で起用する。
山川は力強い直球と縦の変化球を投げ分けて打たせて取る。波があり、安定感に難。平澤は持ち前の2種類の変化球を上手く使い分けたいが、現在調子を落とし、大会までに本来の調子を取り戻せそうにない。1年ながらマウンドに立つ倉田は配球もよく安定。「マウンドさばきがいい」と監督も評価するが、経験のなさがどう響くか。
「ひどい失策がなくなった」とする守備は遊撃の矢野を中心に、捕手、二塁、中堅の中央を3年生で固めて下級生を引っ張る。「プレーに早さがほしい」とやや不安を募らせる両翼は気を引き締めて臨みたい。
打線は、中距離打者だが長打の期待も大きい矢野と小島を中軸に置く。比較的上位から下位まで打力はないが「四死球や失策を引き出せる嫌らしさ」(鈴木監督)を備えて打席に臨み、確実に得点に結びつけたいところ。
◆小島剛主将
相手のミスを誘ってものにできる攻撃、確実性のある守備を試合で出したい。先制していい流れをつくれれば…。チームを信じ、甲子園出場を目指して頑張るだけ。 -
「信州伊那谷からの挑戦」発刊(2)
上伊那の産学官が展開した地域振興キャンペーン「上伊那・輝く!経営者」(2003縲・5年)で紹介した元気な企業の経営者たちの言葉や姿勢をまとめた「信州伊那谷からの挑戦縲怎Lラリと輝く!100人の経営者縲怐vが発刊された。
今週のいなまいニューススタジオは、発刊を記念して、この本に紹介された経営者の中から、フロンティアの菊地睦昭社長、ネクストエナジー・アンド・リソースの伊藤敦社長をゲストに迎え、伊那毎日新聞・竹村浩一編集局長とともに、元気のヒントを聞く。
【菊地睦昭さんの紹介】
フロンティア社長。金型部品や専用機部品の単品受注生産を中心とする精密加工業。バブル経済崩壊後に会社を設立、大手メーカーだけでなく、全国各地の中小加工業者との取引を拡大してきた。精密機器加工や板金加工の中小企業が連携する「GENKI21」結成、仲間たちの会社の元気も共に支える。伊那市西箕輪。(写真左から2人目)
【伊藤敦さんの紹介】
ネクストエナジー・アンド・リソース社社長。太陽光発電、小水力発電、小型風力発電など、自然エネルギー、新エネルギーの普及に取り組む。新しく開設した太陽光発電リサイクルセンターは全国初の取り組みで、太陽光発電装置の性能チェック「太陽光のお医者さん」も展開している。発足から3年の若い企業。駒ヶ根市中沢(ショールームは駒ヶ根市赤穂、駒ヶ根インター東)。(写真左から3人目) -
【目指せ!甲子園】高遠チーム紹介
3年全員の昨夏の経験が強み。若将大槻監督(24)の就任に加え、1年生9人の入部で、創部以来最多の23人となりさらに活気に満ちている。序盤での失点が多く、下向きとなった気持ちを最後まで引きずる精神的もろさが課題。「点差をつけられることなくついていきたい」(大槻監督)。
投手は3年で右腕の有賀と福沢、2年の左腕馬場。いずれも球威はないが、丁寧な投球で打たせて取る。春から主戦を担う有賀は上手投げから横手投げに変更。制球力は増したが、スタミナに不安。調子を崩した昨夏の主戦、右上手投げの福沢は、経験豊富だが制球力に欠ける。左上手投げの馬場は打者にタイミングを合わせさせない。
守備面は二遊間、中堅が安定。失策が絡んで敗れた春季大会をきっかけに奮起し、守備力を高めた遊撃山浦が中心となって引き締める。しかし、全体的に判断力に欠けとっさのプレーへの対応に課題が残る。
打線は広角に打てる山浦、チーム一の打率を誇る福沢、長打力のある酒井が中軸として引っ張る。両打ちで出塁率の高いトップの湯沢、続く俊足の北原がいかに中軸の前に塁に出れるかが鍵。下位は打率が低いが、好機に強い伊藤信を中心に盛り立てて上位につなぎたいところ。「粘り強く、相手の嫌がる攻撃を仕掛けていきたい」(大槻監督)とする。
◆湯沢健太主将
部員も増えて元気のあるチーム。ミスの後の切り替えを早くして、リズムをつくって少しでも多く点を稼ぎ、常に先手をとる試合展開にしていきたい。 -
【目指せ!甲子園】駒ケ根工業チーム紹介
甲子園出場をかけた第88回全国高校野球選手権長野県大会が7月8日に幕を開ける。出場する上伊那8校を順次紹介していく。
◆駒ケ根工業
わずか5人と少ない3年生に昨夏のレギュラーはいない。経験不足からまとまりがなかったが、昨秋から指揮を執る篠原新監督のもと、基本を忠実にした「大胆野球」を合言葉に心機一転、一からチームづくり。攻守ともに成長を遂げた。
投手は2枚。右上手投げの主戦宮脇は直球に3種の変化球を織り交ぜ、緩急を使って打ち取る。失策や失点、走者を背負った際にも、本来の投球を崩さない精神的強さが持ち味だが、スタミナにやや不安を抱える。脇腹の故障から復活し、大会にピークを合わせるようにコンディションを調整している。安定間のある右横手投げの木下が控える。
守備面は失策の連鎖反応が怖いところ。強肩で身体能力が高い捕手の佐野、持ち前の堅実なプレーでチームを引き締める遊撃の川上、中堅の飯島が中心となる。
打線は、トップの飯島が自慢の足を生かして敵陣をかき回す。中軸に座る1年の細川はミートがうまく器用で「センスがある」と監督の評価も高い。打力のなかった下位も好機をつくって盛りたてる力をつけた。
「細かいことを意識して、丁寧にやったら打てない」(篠原監督)と、ポイントを押さえたフルスイングを心掛けている。打線に波はあるが、リズムをつかむと止まらない。主軸の川上を中心に、少ない好機に一気にたたみかける集中打を得意とする。「いい試合をするのではなく、勝つ試合をする」(篠原監督)。
◆川上陽介主将
チーム力がない新チームだったが、練習を積んで試合をきっちりこなせるようになり手応えを感じている。失策の後のカバーもでき、下位打線の打力もあがった。出せる力を全て発揮できるように試合に臨みたい。 -
JA上伊那、シニア世代が農業を学ぶあぐりスクール開校
上伊那農業協同組合(JA上伊那)の本年度新規事業「シニアあぐりスクール」が24日、開校し、退職後の帰農を目指す中高年など約30人が、病害虫の防除方法などを学んだ。
担い手不足が深刻化する中、定年を迎えようとしている団塊の世代などを農業に取り込み、出荷までできる人材として養成することを目的とした取り組み。参加者は南箕輪村の農産物直売所「ファーマーズあじ縲怩ネ」の生産者登録を行い、農業技術、経営、機械操作の基礎などを学んでいく。今回は、農業経験者を含め40縲・0代の男女が集まった。
宮下勝義組合長は「農業はやりようによってはいつまでもできる。体を動かすことは気分転換やストレス発散にもつながる。これをきっかけにJAとも仲良くなってもらい、楽しみながら続けていってほしい」と受講者に呼びかけた。
講義では、農薬の種類や使用方法、直売所の仕組みなどを説明。その後、実際に帰農した農家がつくるほ場を見学し、各作物の生育方法を学んだ。 -
東日本大会兼南信軟式野球上伊那予選、宮田勢2チームが優勝
第28回東日本大会兼南信軟式野球大会の上伊那地区大会は25日、宮田村の宮田球場で開いた。地元宮田勢が1部、2部ともにアベック優勝した。
1部の宮田クラブは1回戦でTEAM・TATSUNO(辰野町)に3‐2で勝利。
決勝もNHKニッパツ(宮田村)と接戦になったが、5‐4でサヨナラ勝ちした。
2部のファイナルドリームは1回戦のサヨナラ勝ちで波に乗り、エプソン伊那松島(箕輪町)との決勝は打線が爆発。8‐2で制した。
両チームは南信大会(1部は9月2、3日に駒ケ根市、2部は同日諏訪郡内で開催)にそれぞれ出場する。 -
ミニバス初の上下伊那選手権
上伊那と飯田下伊那のミニバスケットボールチームが一同に集まる初の選手権「第1回ウォースペイント杯」は25日、駒ヶ根市の3会場で開いた。12チーム参加の男子は箕輪(箕輪町)が優勝。20チームの女子は2ブロックに分かれ、伊那ミニバスケット(伊那市)と箕輪健全(箕輪町)が優勝し、全国レベルの上伊那勢の実力を示した。
上伊那、飯伊各連盟の主催。今まで交流機会の少なかった両地区をつなぎ、伊那谷全体としてレベルアップを図ろうと初めて開いた。
400人ほどの小学生プレイヤーが集結。日ごろの練習の成果を発揮し、初の大会で良い結果を残そうと、激しく戦った。
上伊那ミニバスケット連盟の松永義夫理事長は「選手だけでなく、指導者にとってもレベルをあげる良い機会。実戦を増やすことで、全体の底上げをより図っていければ」と話していた。
上位の結果は次の通り。
【男子】(1)箕輪(2)駒ヶ根(駒ヶ根市)(3)下久堅(飯田市)
【女子、赤穂小学校会場】(1)伊那ミニバスケット(2)駒ヶ根(3)アストラム伊那(伊那市)
【同、中沢小学校会場】(1)箕輪健全(2)TOSC(伊那市)(3)宮田(宮田村) -
全国高校野球県大会注目の組み合わせ決まる
夏の甲子園出場をかけた第88回全国高校野球選手権長野県大会(7月8日開幕)の組み合わせ抽選会が24日、松本市の県勤労者福祉センターであり、春の北信越県大会ベスト8校をシードに各校注目の対戦カードが決まった。
上伊那勢は、春の大会で4強入りし、優勝の期待が高まる辰野が2回戦から登場し、松本第一と岩村田の勝者と戦う。上伊那農業は中条と初戦を戦い、勝つと昨夏の覇者、強豪・松商学園と対戦。赤穂は南安曇農業、駒ケ根工業は飯山照丘とそれぞれ初戦を戦い、伊那弥生ケ丘、箕輪工業、伊那北、高遠は2回戦から。
大会は、県営上田球場を主会場に、県営長野、長野オリンピックスタジアム、松本市野球場、諏訪湖スタジアム、県営飯田の6球場で4回戦までが繰り広げられる。13、14日の予備日、18日の移動日、21日の休養日をはさみ、順調に日程を消化すれば22日に準決勝、翌日に決勝戦を迎え、甲子園への出場校が決まる。
上伊那8校の日程は次の通り。
▽9日=上伊那農業竏鋳・・午後2時、長野)▽10日=赤穂竏駐・タ曇農業(午前9時、上田)駒ケ根工業竏樗ム山照丘(午前10時、飯田)▽11日=高遠竏鋳キ野西と豊科の勝者(午後0時30分、オリ)辰野竏衷シ本第一と岩村田の勝者(午後2時、諏訪)▽12日=箕輪工業竏瀦芻o、業と長野俊英の勝者(午前9時、諏訪)伊那弥生ケ丘竏鋳キ野日本大学と梓川の勝者(午前11時30分、松本)伊那北竏猪・・ニ飯山南の勝者(午後2時、松本) -
天竜川のカワウ 上伊那に抱卵期100羽とどまる
抱卵期は上伊那の天竜川から居なくなるはずのカワウが本年、100羽(日本野鳥の会調べ)ほど、上伊那に留まっていることが分かった。これにより、5月に放流したアユが食べられている。飛来数が最も増える冬場の食害は最も大きく、天竜川に生息する魚が減少傾向になっている。
野鳥の会の調査では、上伊那に生息するカワウが抱卵期に確認され始めたのは00年ごろ。繁殖のため生坂村(東筑摩郡)や天竜村に営巣を目的に移動するが、居残るカワウがいる理由は分かっていない。同会によると、・ス結婚できずに残っている可能性・スがあり、その群の巣が吉瀬ダム(駒ヶ根市)にあるという。
カワウが飛来を始める1月の確認数は、初飛来となった93年の2羽から、年々数を増やし、04年には最大の500羽へ増加。
天竜川漁業協同組合は03、04年2月末にそれぞれ、有害鳥獣捕獲の申請をし、数回の捕獲を試みたが増加の歯止めに効果は特になかった。
漁獲量の推移で変化が大きいのはウグイで、中川ヤナでは1990年の1500キロに比べ、05年は150分の1となる10キロに減少。つけば申請者数も漁獲量と同様に、減少傾向をたどる。
天竜川の魚を食べ尽くしたためか本年は240羽に減少したが、天竜川漁協の漁獲量は痛手を受けたまま。関係者は頭を抱えている。 -
カワウ 稚アユ食べていた
天竜川漁業協同組合(後藤治也組合長)から、「放流直後のアユの稚魚が食害を受けている」と、有害鳥獣捕獲の申請を受けた県は24日、同漁協と日本野鳥の会の立ち会いの下、猟友会の協力で捕獲したカワウの腹を開いて、実際にアユを食べているかを調査した
午前4時30分から同10時30分までの間、駒ヶ根と辰野の猟友会、総勢約100人が出動し、カワウ2羽を捕獲。そのうち1羽の食道付近からアユ2匹(体長=10縲・5センチ)と、ウグイ2匹(15縲・0センチ)を確認。胃の中からも消化されている魚の頭などを検出した。
同漁協は天竜川の総漁獲量が減少傾向にあるのはカワウの増加が原因とし、飛来数が最も多い冬場の捕獲を実施してきたが、5月の放流後のアユについても被害があると主張。野鳥の会は、冬に関しては理解を示してきたが、「放流直後のアユは食べない」とし、抱卵期の捕獲については難色を示していた。
日本野鳥の会特別会員の小口泰人さん=駒ヶ根市=は「カワウは20縲・0センチの魚しか食べないが、天竜川に生息する好物のウグイを食べ尽くし、小さなアユを狙い始めている」と分析した。
県では今回の調査データも含め、来年以降は稚魚が放流された直後のデータも収集していく考え。抱卵期の捕獲についても検討していく。 -
山野草展示会 ウチョウランを中心に250点そろう
上伊那の山野草愛好者でつくる「伊那草友会」(中山和幸代表、13人)の第17回山野草展示会が24日から、伊那市民会館2階で始まった。ウチョウランを中心に、約250点がそろう。25日まで。
ウチョウランは春先の寒さで、開花が例年より10日ほど遅れたそうだが、白い花びらに紫色が入った「白紅一点」、白色の「白晃」など100点が涼しげに咲く。また、フウチソウやふ入りのヤマアジサイのほか、高さ15センチほどのモミジやナラ、ドングリなどのミニ盆栽も並ぶ。
初日は、夫婦連れなど常連客が多く訪れ、1点1点をじっくり見たり、会員に栽培方法などを熱心に聞いたりしていた。
会場の一角では、会員が育てたウチョウランをはじめとする山野草を格安で販売。
中山代表は「水の与え方などそれぞれ手入れ方法が異なり、作る楽しみ、難しさがある。ウチョウランの花の色、山野草の出来栄えを見てほしい」と話している。
25日は午前9時縲恁゚後4時。 -
高校改革プラン一斉実施反対を訴えるチラシ配り
長野県高教組上伊那支部(伊澤英喜支部長)は23日、高校改革プランの一斉実施反対を訴えるチラシを伊那市駅前ビル・いなっせ周辺で配った=写真。
この日、同支部が訴えた内容は(1)実施計画に対して地域・学校の合意を得ること(2)一斉実施ではなく、現場の要望や検討状況を最大限尊重し、十分な時間をかけること(3)受験生に不安を与えたり影響がないよう、一斉実施を控えること竏窒ネど。
県教育委員会は今年3月、高校改革プラン実施計画の中で、地域の認知度が低い多部制・単位制高校の再編は08年度、それ以外の高校は07年度の生徒募集までに進める方針を打ち出した。上伊那でも、箕輪工業高校と上伊那上農高校定時制が、新しい他部制・単位制高校の検討を進めているが、伊澤支部長は「新しい学校をつくるには最低でも2、3年が必要。多部制・単位制も1年の猶予では足りない」として、慎重な進行を求めた。
チラシを受け取った伊那市に住む60代の女性は「長谷などから来ている生徒は通うのが困難となってしまう。校舎や人件費の削減で県財政の負担は軽減されるかもしれないが、家庭への負担は大きくなる。教育には一番お金をかけてほしい」と話していた。 -
第4回瑞雲墨志会展
瑞雲墨志会(中原知得会長)の第4回会員展が22日から、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。四季の風景や花などを描いた水墨画や墨彩画約120点が、訪れた人たちを楽しませている。
駒ヶ根市の下平瑞雲さんに師事する会員らの作品展。上伊那の会員を中心に、長野方面、下伊那方面からも多数の出展があった。下平さんも12点を特別出品。過去の展覧会などで入選した秀作などが並んでいる。
水墨画を始めたばかりの人から、20年以上続けている人まで、出展者の経歴はさまざま。構図の重要性を再認識し、デッサンから学び直す人も増えてきており、会のレベルも向上しているという。
伊那市の手塚晴美さんは、権兵衛トンネルの開通に伴い訪れた木曽郡上松町の「寝覚めの床」を描いた。光に輝く水や、岩の自然彫刻が見せる凛(りん)とした表情を、墨の濃淡で巧みに表現している。
そのほかにも、地元の温かな風景をとらえた作品などが多数並んでいる。
入場無料。午前9時縲恁゚後5時半(最終日は午後4時まで)。25日まで。 -
南ア、高山植物咲き始める
お花畑が広がる南アルプス仙丈ケ岳で、ミヤマキンバイ、イワカガミなどの高山植物が咲き始めている。今月下旬以降が見頃となりそうだ。
頂上に向う稜線上に花々が点在。小仙丈ケ岳(標高2864メートル)付近では、ミヤマキンバイが可憐な花を咲かせていた。
ミネザクラも咲いており、「今年は何度もサクラのお花見ができた」と登山者の目を楽しませている。 -
JA上伊那・松本空港からのチャータークルーズ実施
上伊那農業協同組合(JA上伊那)はこのほど、信州松本空港発着のチャーター機で行く「中国三峡クルーズ5日間の旅」を企画した。県外空港を利用したチャーター企画は過去にも企画してきたが、松本空港を利用した企画は初めて。近くの空港から旅行をしたいとする過去の利用者の要望があったことや、地元空港を活用することで地域の活性化につなげることなどを目的としている。チャーター機で重慶に降り立った後、3日間かけて中国最大の渓谷、瞿塘(くとう)峡、巫(ふ)峡、西陵峡をクルーズ船で下る。普通なら最大でも6日はかかる日程だが、チャーター機の利点を生かして時間ロスをなくした。
三峡下りのコースには三国志ゆかりの名所、旧跡が多く、蜀(しょく)の建国者・劉備が祀られる白帝城などがある。しかし、三峡ダムの完成を09年に控え、昔ながらの峡谷を見られるのも残りわずかだという。
ツアーを予定しているのは10月18日縲・2日。全行程、添乗員が同行する。クルーズ船は5階建て80室の大型客船でレストラン、診療所、スポーツジムなどさまざまな設備を備えている。定員は115人。現在順調に申し込み数を伸ばしている。
担当者は「普通はホテルとバスを行ったり来たりするが、クルーズで2泊することで移動も少なく、高齢者にも優しい旅行」と多くの参加を呼びかけていた。
問い合わせ・申し込みはJA上伊那旅行センター(TEL72・6127)、JA上伊那駒ヶ根旅行センター(TEL81・1130)へ。 -
上農定時制振興会総会
上伊那農業高校定時制振興会(小坂樫男会長)の総会が25日、同校であった。高校改革プランに基づく箕輪工業高校との統合に話が及び「定時制のメリットへの認識は一緒だが、全体の流れは夜間定時の良さを生かすために動いていない」など、統合に向けて進められている準備に対する不満が相次いだ。
箕輪工業と上伊那農業定時制は現在、箕輪工業の施設を使って新しく設置される多部制・単位制高校に移管するための準備を進めている。しかし、箕輪工業を視察した教諭の一人は、箕輪工業の現状施設の狭さ、不十分さを指摘し「上農定時の良さの一つは、独立した空間が確保できていること。しかし、あの状況では夜間部独自の教室を確保することすら難しい。施設確保は最低限必要」と指摘。
また、伊那地区の定時制生徒が増加する傾向から、夜間定時を現在の場所に残すための働きかけを求める声もあったが、小坂会長は「全体の協議の中で決定したことを変更することは無理。夜間定時の良さを残す形でやっていくしかない」と語った。 -
梅雨の合間に、登山者続々
南アルプスの・ス女王・スと呼ばれる仙丈ケ岳は夏山シーズンを迎え、梅雨の合間となった17日も待ちわびていた登山客が続々と頂上を目指した。
15日から伊那市営の南アルプス林道バスが全線運行を開始したこともあり、甲斐駒ケ岳、アサヨ峰などの登山口にもなる北沢峠は多くの人で賑わった。
仙丈ケ岳に向うグループも多く、地元のほか、広島や関西など全国各地の愛好者が入山。今年は例年以上に残雪が多く、一部でルート上の雪を踏みしめて歩く姿もみられた。
この日は夕方まで天気に恵まれ、眼前に甲斐駒、北岳、鳳凰三山、遠くは槍ヶ岳、後立山連峰なども望め、天空のパノラマを満喫していた。 -
第8回こんにちは県議会です開催
上伊那の産業振興について考える地元県議と住民が意見を交換する「こんにちは県議会です」が19日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。約70人が参加。製造業、商業、観光業、農業分野の一線で活躍する代表者の意見発表を通して、上伊那の地域興しを考えた。
地元県議6人と佐野功武副議長に加え今回は、木曽郡の村上淳県議も参加。
中村製作所(本社・箕輪町)の中村一成社長は、日本の製造業は中小企業によって担われている反面、新製品の開発にかかるコストは多額なため「一層の資金が必要」と提言。技術を継承する次世代が地元に定着しない現状から、若者が魅力を感じる地域づくりの必要性を訴えた。
伊那商工会議所の池上直樹副会頭は、空洞化が進む商店街の現状について提言。活気を取り戻すには(1)空き店舗を減らすこと(2)街中居住の推進(3)大型店進出の規制竏窒ネどを進める必要があることを指摘。「高齢化が進む中、車を使わずにも用が足りる居住スペースを住民主体で設置していくことが、商店街の魅力につながるのでは」と提言した。
観光業を代表する駒ヶ根高原早太郎温泉のホテル「やまぶき」の宇佐美宗夫社長は、通過型観光地払拭までの経緯と今後の展望を発表。県内エリアの個性を打ち出し、信州ブランドを構築していくことの必要性を訴えた。
また、農業経営者協会の中坪宏明さんは「県も販売対策などに取り組んでいるが結果が出ない方策が多く、もっと長い目で見てほしい」と衰退する農業の現状を訴えた。