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「こども食堂」地域で学ぶ研修会
子ども達に食事の提供や学習支援などを行う「こども食堂」を推進している上伊那地域子ども応援プラットフォーム運営委員会は、広く活動を知ってもらおうと初めての一般むけの研修会を伊那市内で、5月30日に開きました。
研修会には、上伊那地域の一般やNPOなどから50人ほどが参加しました。
講師は、2016年から諏訪市で「信州こども食堂inすわ」を運営している宮原規夫さんがつとめました。
毎月第三土曜日に近くの寺を借りてこども食堂を開設していて、1回の平均利用人数は子どもが13.6人、大人が8.8人、ボランティアなどのスタッフが17.6人だという事です。
宮原さんはこれまでの活動で子ども同士の繋がりができたこと、片づけを積極的に行うなどコミュニケーション能力が向上したこと、親同士の情報交換の場になっている事などをあげました。
上伊那地域子ども応援プラットフォーム運営委員会では、子どもの居場所づくりを地域で進めていくために今年度研修会をあと4回開く予定です。 -
高校の将来像を考える協議会 6月4日に初会合
上伊那広域連合は、県教育委員会の県立高校第2期再編に向けて意見を交わす「上伊那地域の高校の将来像を考える協議会」の初会合を、6月4日に開きます。
これは、29日に開かれた上伊那広域連合議会全員協議会で報告されたものです。
協議会は、高校の在り方や具体的な配置について、県教育委員会に対して意見や提案をすることを目的に設置されます。
委員は、上伊那の市町村長や教育長の他、商工会議所や上伊那医師会、PTA、中学・高校の校長会など幅広い分野から18人を選出します。
6月4日に1回目の協議会が開かれ、現状や課題の共有、意見交換が行われる予定です。
12月に地域懇談会やパブリックコメントを実施し、幅広い意見を取り入れ、来年2月下旬に成案を公表する予定です。
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伊駒アルプスロード 国による早期事業化促す
国道153号伊駒アルプスロード整備促進期成同盟会の総会が29日、伊那市役所で開かれ、国による早期事業化に向け、今年度は要望などに力を入れていくとした決議案が採択されました。
総会には伊那市、駒ケ根市、宮田村の委員、およそ50人が出席し、現在県が管理する伊駒アルプスロードの事業を、権限代行による国の事業として早期実現させるための決議案が採択されました。
総会では、決議書が白鳥孝伊那市長や杉本幸治駒ケ根市長から国会議員や県議会議員に渡されました。
伊駒アルプスロードは伊那市青島から駒ケ根市北原までの11キロを結ぶ国道で、期成同盟会では来年度の事業着手を目指しています。
この日は任期満了に伴う役員の改選も行われ、会長には杉本駒ケ根市長が、副会長には白鳥伊那市長と小田切康彦宮田村長が選ばれています。 -
上伊那の高校の生徒が制作した作品並ぶ美術展
上伊那の高校8校の生徒が制作した絵画などが並ぶ「第56回上伊那高等学校美術展」が30日から、伊那市の伊那文化会館で始まりました。 会場には、駒ヶ根工業高校を除く上伊那8校の生徒が制作した作品120点が並んでいます。 美術部やクラブ、美術コースで学んできた生徒たちの1年間の成果を披露する場として開かれ、今年で56回目です。 ジャンルは、油絵、水彩、アクリル、色鉛筆、彫刻など様々です。 第56回上伊那高等学校美術展は、12月3日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
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上伊那広域消防本部 大規模な交通事故を想定し訓練
上伊那広域消防本部は、多数のけが人が発生する大規模な交通事故を想定した訓練を、駒ヶ根市で29日に行いました。 訓練は、一般道路で観光バスが横転し多数の負傷者が出たとの想定で行われました。 負傷者は一か所に集められ、救急隊がけがの重症度を判定するトリアージを行いました。 事故発生から約15分後、松本市からドクターヘリで医師と看護師が駆けつけました。 訓練は上伊那広域消防本部の6つの消防署が合同で毎年実施していて、シナリオや想定を事前に知らせない「ブラインド訓練」と呼ばれる形式で行われています。 この日は消防や警察、医療機関から80人が参加しました。 広域消防本部では、関係機関と連携し組織的に効率よく負傷者を搬送する手順を確認し、万が一に備えたいと話していました。
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子育てママが起業について学ぶ
子育て中の母親を対象にした起業応援セミナーが27日、伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれました。 上伊那地域の母親26人が参加し、子育てや家事をしながら起業することについて学びました。 長野県庁や南箕輪村役場などで、女性就業支援事業を行っている松本市のイーキュア㈱、福盛二郎さんが講師を務めました。 福盛さんは「まずは自分の考え方がほかの人と比べてどう違うのかを知ることが大事です。」と話していました。 また、子育て中の女性の就業にはビジネス経験の不足や家事との両立が課題だとした上で「自己理解を深めることで、自分に足りないものは助けてもらい、得意なものはさらに伸ばすことにつながる。お互い様の関係づくりが目標の実現には重要です」と呼びかけていました。 参加したある女性は「子育てをすること、子どもとの時間をつくることを前提に考えると、家でも出来る起業は時代に合っているし、こういう機会があるのもうれしい」と話していました。 セミナーは、子育てをしていても、自分のキャリアを活かして活躍できる女性を支援しようと伊那商工会議所が開いたもので、今年2回目になります。
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美味しいそば粉求め ガレット用そばの収穫
伊那谷の新たな名物としてガレットの普及を目指す「信州伊那谷ガレット協議会」は、ガレット用のそば栽培プロジェクトで育てているそばの収穫を28日に行いました。 協議会では、伊那市手良中坪にある遊休荒廃地、およそ13アールを活用してそばを栽培しています。 この日は、協議会のメンバー7人が刈り取りから脱穀まで、収穫の一連の作業を行いました。 信州伊那谷ガレット協議会は、ガレットの普及や上伊那産のそば粉の流通確保などを目的に、上伊那地域の飲食店26店舗と行政機関などが連携して活動しています。 プロジェクトは、自分達で栽培から製粉、ガレットづくりまでの一連の流れを体験し、理解をより深めようと行っているもので、今年8月に種まきが行われました。 畑を半分に分けて、肥料を使ったものと、使っていないものを栽培し、味を比較するということです。 刈り取りが一段落すると実とごみを分別する機械に入れて、そばの実だけを取り出していました。 渡邉竜朗代表は「飲食店の関係者がつくっているので、勝手が分からず難しいところもある。そば切りだけではなく、洋食店でも提供できるガレットの普及はそばの販路拡大にもつながる」と話していました。 年内には製粉作業を行い、辰野町から中川村までの加盟店でガレット作り体験教室を開く予定です。
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上伊那郡縦断駅伝 箕輪町A優勝
市町村対抗の第65回上伊那郡縦断駅伝競走大会が26日開かれ、箕輪町Aが2年ぶり15回目の優勝を果たしました。 朝8時30分に駒ヶ根市役所をスタートしました。 1区から箕輪町Aが独走態勢に入りました。 箕輪町Aの3区、原広野さんは区間新記録の力走を見せました。 原さんのタイムは21分17秒で伊那市役所にゴールしました。 前半の総合タイム1位は1時間3分50秒で箕輪町A、2位は1時間8分33秒で伊那市A、3位は1時間10分29秒で南箕輪村でした。 伊那公民館で後半がスタートしました。 箕輪町Aの4区箕輪中学校2年の山川拓馬君は、中学生ながら区間賞の力走を見せました。 山川君のタイムは17分53秒でした。 後半も箕輪町Aは、トップを譲らずそのまま辰野町役場にゴールしました。 総合タイムは2時間6分55秒で2年振り15回目の優勝を果たしました。 2位は2時間12分52秒で伊那市A、南箕輪村は、5位に終わっています。 大会は上伊那陸上競技協会と上伊那ケーブルテレビ協議会が開いたものです。 市町村の代表チームとオープン参加の合わせて11チームが出場し駒ヶ根市役所から辰野町役場までの6区間38.1キロをタスキでつなぎました。
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県の手話講座 伊那市で今年度最後の講座
手話を身近に感じてもらい聴覚障がいへの理解を深めてもらおうと県が開いている手話講座の今年度最後の講座が、伊那市福祉まちづくりセンターで25日に開かれました。 講師は上伊那聴覚障害者協会会長で箕輪町沢の江口功さんがつとめ、簡単な会話や挨拶を学びました。 講座は、去年3月に長野県手話言語条例が施行された事から県内10圏域ごとに開かれていて今年で2年目になります。 今年度は8月から同じ内容の講座が4回開かれました。この日参加した2人を含め上伊那地域では50人が受講し、福祉関係の仕事に進みたい高校生や生涯学習として学びたいというシニア世代などが参加したという事です。 県では「手話も言語のひとつとしてより多くの人に身近に感じてもらいたい」と話していました。
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就労支援で年賀状デザイン
上伊那の障がい者就労センターの利用者が描いた絵をもとにデザインした年賀状の受付が始まっています。 伊那市の輪っこはうす・コスモスの家では24日、受注があった年賀状の印刷作業が行われていました。 この取り組みは利用者の工賃アップを目的に平成20年度から行われているものです。 上伊那の10の施設が共同で行っていて来年の干支、戌をデザインした11種類の年賀状が用意されました。 去年は約6,000枚の受注がありハガキ代を除く印刷代として22万円ほどの売り上げがあったということです。 ただここ数年は年賀状の需要の減少などから売上は横ばいの状態が続いているということです。 輪っこはうす・コスモスの家ではほかの施設と情報交換することで工賃アップに向けた新たな取り組みも考えていきたいとしています。 年賀状の申込は輪っこはうす・コスモスの家など10の施設で来月22日まで受け付けていて印刷代は50枚までが1枚50円、51枚以上は40円となっています。
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底辺拡大へ 野球あそび大会
上伊那地域の野球を盛り上げようと活動する「上伊那ベースボールサミット実行委員会」は、野球に興味のある小学生を対象にした「野球あそび大会」を23日に開きました。 グローブがなくても参加できるよう、ゴムボールやテニスボールを使って行われました。 バットを使ったあそびでは、未経験者でもボールに当てて、遠くに飛ばすことの楽しさが体験できるよう、ティーの上にテニスボールを置いてバッティングを体験していました。 実行委員会では、野球人口の底辺拡大を目的に「野球あそび」を開催していて、およそ70人の小学生が参加しました。 実行委員会では、26日には高校生による中学生への技術指導と小学生と中学生の野球交流、来月2日には指導者を対象にした指導方法などの講義を開催する予定です。
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県シニア大学伊那学部 満蒙開拓の歴史を学ぶ
戦前から戦時中にかけ、国策の為現在の中国東北部旧満州に農業移民した「満蒙開拓の歴史」について学ぶ講座が、24日伊那市のいなっせで開かれました。 これは長野県シニア大学伊那学部の公開講座として開かれ、講師は下伊那郡阿智村にある満蒙開拓平和記念館の寺沢秀文副館長がつとめました。 寺沢さんによりますと、日本からは27万人が農業移民として満州にわたり、全国の中でも長野県が最も多い3万3千人を送り込んだという事です。 終戦を迎えると、ソ連軍や現地の中国人から襲われ、多くの人が命を落とし、上伊那から満州に渡った人のうちおよそ1千2百人が日本に帰ってこれなかったという事です。 寺沢さんは、「満蒙開拓を国策として支持してきた歴史を総括し、二度と繰り返さないよう、語り継いでいく事が大切です」と話していました。
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障がい者就職・雇用相談会 21社が面談
障がい者就職・雇用相談会が21日、伊那市のいなっせで開かれました。 相談会には、障がい者およそ70人が参加し、企業の採用担当者と直接話をしていました。 ハローワーク伊那管内の障がい者の雇用状況は、平成28年6月現在、123社で前の年の同じ時期より2社多くなっています。 来年度からは、障がい者の法定雇用率が現在の2%から2.2%に引き上げられることになっていて、これまで50人につき1人だった割合が45.5人につき1人となります。 この影響もあり、今年の相談会には、去年よりも5社多い21社の県内企業が参加しました。 参加したある企業の担当者は「雇用率が引き上げられるということは、企業側が必要な業務を考えて、障がいがあるみなさんを雇用するという義務があると思う」と話していました。 ハローワーク伊那では「雇用につなげるのはもちろん、参加した企業が障がい者への理解を深める機会になればうれしい」と話していました。
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就労支援でしめ飾りづくり
師走を前に伊那地域でも正月飾りづくりが各地で始まっています。 伊那市の生協総合ケアセンターいなでは、通所する障害者手づくりのしめ飾りづくりが進められています。 生協総合ケアセンターいなの中にある生活リハビリサポートいなでは、開所した平成26年から毎年、この時期になるとしめ飾りを通所者が作っています。 きれいなワラを選別して数十本にまとめ、ボランティアや職員が縄にしていきます。 つくられた縄から出た余分なところをハサミで切って、整えていきます。 今年は250個のしめ飾りをつくる予定で、縄は1000本必要になります。 この他、しめ飾りにつけられる装飾品も、ほとんどが手作りです。 ある男性は「買ってくれる人の幸せを考えながらつくっている。とてもやりがいを感じる」と話していました。 生活リハビリサポートいなは、トレーニングをしながら達成感を感じ、就職や自立につなげてもらおうと活動しています。 通所者の多くは脳卒中などの後遺症で身体がうまく動かせないなどの症状を持った人です。 中村賢二所長は「少しずつ廃れていく地域の文化や伝統工芸など、そういったものを作業に取り入れて、この施設で残していけるようなそんな社会貢献をしていきたい。みなさんにもそれを感じながら作業をしてもらえたらうれしい」と話していました。 しめ飾りはひとつ1,250円で、上伊那医療生協の広報誌11月号についている注文用紙で予約できるほか、飯島町の道の駅田切の里でも購入できるということです。 作業は12月中旬まで続くということです。
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写真集団アルプ 山岳写真展
上伊那を中心に南信地域の山岳写真愛好家でつくる「写真集団アルプ」の作品展が、20日から、伊那市のいなっせで始まりました。 会場には、会員15人の作品45点が展示されています。 「山からのメッセージ」をメインコンセプトに、それぞれがテーマを決めて撮影した作品3点ずつを展示しています。 去年から今年にかけて撮った近作で、日本アルプスを中心に中にはスイスまで足を運んだ会員もいます。 ここ数年は、カメラの性能がよくなり、星空と山を絡めた作品が多くなっているということです。 会では、「山が醸し出す四季折々の豊かな情景を撮影したので、是非足を運んでほしい」と来場を呼び掛けています。 写真集団アルプの作品展は、26日日曜日まで、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 (22日 水曜日は休館)
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第66回長野県縦断駅伝 上伊那が逆転で4連覇果たす
第66回長野県縦断駅伝の2日目が19日に行われ初日3位だった上伊那は逆転し4年連続37回目の総合優勝を果たしました。 2日目の19日は午前8時に松本市をスタートし飯田市までの10区間98.5キロをタスキで繋ぎます。 上伊那は初日、トップの長野市と4分16秒差の3位でした。 4連覇を目指す上伊那は19日、地元17区で長野市を総合タイムで逆転し1位となりました。 伊那市山寺の中継点では2位の長野市と26秒差をつけてタスキを渡します。 その後全諏訪にトップを譲りましたが再び抜き返し中川村を走る21区で2位の全諏訪と2分近い差をつけ有利な状況に。 そのままリードを保った上伊那は、飯田合同庁舎に1位でゴールし、11時間52分52秒で4年連続37回目の総合優勝を果たしました。 上伊那は2日目10区間のうち6つの区間で区間賞をとりました。 2位は全諏訪、3位は長野市となっています。
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長野県縦断駅伝 上伊那初日3位
長野県縦断駅伝競走大会の1日目が18日に行われ4連覇の期待がかかる上伊那は6時間34分10秒でトップの長野市と4分16秒差の3位でした。 4連覇に向け19日の追い上げに期待がかかります。 大会には県内の市や郡から15チームが参加し初日の今日は12区間119キロをタスキでつなぎました。 午前8時30分に長野市の信濃毎日新聞長野本社前をスタート。 上伊那は、スタートの1区で10位と出遅れましたが、後続のランナーが着実に順位を上げていきました。 10区では、主将で箕輪町の原広野さんが区間賞となる力走を見せ、チームを6位から3位に押し上げました。 長野県縦断駅伝は、18日と19日の2日間行われ、トータル22区間217・5キロをタスキでつなぎます。 1日目の18日は長野市から岡谷市までの12区間・119キロでおこなわれました。 結果、トップは長野市、2位はオール諏訪、上伊那はトップと4分16秒差の3位でした。 上伊那チーム監督の下島修さんは、「選手たちは頑張って走ってくれた。 あすは4分差を地元の上伊那で逆転し優勝目指して頑張りたい」と話していました。 大会2日目の19日は、松本市から飯田市までの10区間、98・5キロを選手たちが走りますた。 伊那市の長野ダイハツ販売伊那店に設けられた中継点には、午前10時30分ごろに先頭選手がやってくる予定です。
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らくがきなくし隊箕輪町でボランティア
上伊那塗装広告事業協同組合は、11月16日のいい色塗装の日に合わせて、箕輪町松島の高架橋に書かれた落書きを消すボランティアを行いました。 落書きは、箕輪町松島の国道153号バイパスの高架橋に書かれていました。 ボランティアを行ったのは、上伊那塗装広告事業協同組合です。 辰野町から中川村までの塗装・広告事業者でつくる組織で、今日は11社のうち7人が参加しました。 コンクリートの色に近づけたペンキを塗って落書きを消していました。 組合は、10年以上前から毎年、11月16日のいい色塗装の日に合わせて、このボランティアを行っています。 組合が見回りを行い、落書きのあった市町村で活動しています。 組合によると、数年前までは落書きが多かったということですが、活動の成果もあって、近年は少なくなったということです。
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市民後見人養成講座 開講
認知症や知的障害などで判断能力が低下した人に代わって財産管理や契約行為などを第三者が行う市民後見人の養成講座が、、15日に開講しました。 伊那市社会福祉協議会の上伊那成年後見センターが開いている講座で今年度は5人から受講の申し込みがありました。 初日は5つの講義が行われ伊那市役所社会福祉課の小松真樹さんが講師をつとめました。 認知症や知的障害などで判断能力が低下した本人に代わって金銭の支払いや契約などを行う制度を成年後見制度といいます。 市社協では、家庭裁判所から引き受けた64人について後見業務を行なっていますが、担当職員の事務量の増加などから一般市民にもその役割を担ってもらおうと市民後見人の育成を行っています。 小松さんは、「成年後見制度の申し立ては制度を必要としている本人または家族が行いますが、申し立てをする家族がいないため市町村長が代わって申し立てをするケースが増加傾向にある」と話していました。 講座は来月まで全6回開かれる予定です。 修了後は、社協の臨時職員として1年間成年後見業務を行ない、その後裁判所の選任を受けて市民後見人となります。
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広域観光充実へ 担当職員が箕輪町を視察
上伊那地域の広域的な観光を目指して各市町村の担当者が14日、箕輪町内の観光地を視察しました。 視察には市町村の観光担当者や広域連合職員など、およそ20人が参加して町内の観光地6か所をまわりました。 南小河内にある「愛す工房みのわ」では、根橋英夫社長が、農産物を使った観光について話をしました。 愛す工房みのわでは、地域で採れた農産物を使ったアイスなどを販売しているほか、動物と触れ合える場所もあり、観光で上伊那を訪れた人が立ち寄ることもあるということです。 根橋さんは「上伊那は本当に農産物が豊富な地域で、農産物は集客力がある。上伊那全体で農産物を活用した取り組みを進めていけば今の力以上のものが発揮できると思う」と話していました。 視察は、上伊那地域の広域観光の充実や連携の向上を目的に年に2回行われています。
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リニア駅とJR飯田線の乗換新駅の計画を確認
リニア中央新幹線を地域振興に生かす伊那谷自治体会議が今日伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、リニア駅とJR飯田線の乗換新駅の設置について確認されました。 伊那合同庁舎と県庁をインターネット回線でつなぎ会議が行われました。 飯田市の牧野光朗市長から、リニア駅とJR飯田線をつなぐ乗り換え新駅について提案があり、会議で確認されました。 それによりますと、JR飯田線の乗り換え新駅は、リニア駅周辺の区域からおよそ280メートルの場所に計画されています。 単線で、建設費は5億円から6億円程度が見込まれています。 今後は飯田市を中心にJR東海と調整をしていくとしています。 また、会議ではリニア駅と伊那谷各地とのアクセスについて協議しました。 伊那市の白鳥孝市長は「将来的に、中央道での自動車の自動運転技術の活用を視野に入れたらどうか」と提案していました。
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上伊那産の果物でスイーツバドル
上伊那産の果物で味を競うスイーツバトルが11日、伊那市のJA上伊那本所で行われました。 スイーツバトルはJA上伊那まつりのイベントで行われたものです。 スイートポテトプリンとイチゴのパフェゼリー、ミルクとりんごゼリーの三品が用意されました。 スイートポテトプリンは伊那市のタレント成美さん、イチゴのパフェゼリーはJA上伊那の果実大使、北澤ユウジさん、ミルクとりんごゼリーはJAの職員が考案したものです。 集まった人たち100人が地元産の果物が入ったスイーツの食べ比べをしていました。 食べ終わると気に入ったものに投票し結果はユウジさんが考案したイチゴのパフェゼリーが最も人気がありました。 今年が3年目のこの企画は一昨年がどんぶりバトル、去年はスープバトルが行われたということでJA上伊那では「地元産の安心安全でおいしい農産物をさらにPRしていきたい。」と話していました。
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4連覇へ!長野県縦断駅伝 上伊那結団式
長野県縦断駅伝競走大会の上伊那チームの結団式が10日伊那市役所で行われ、選手らが4連覇を目指し決意を新たにしました。 結団式には、選手やスタッフ、関係者が出席し、カツどんを食べて士気を高めました。 長野県縦断駅伝は、長野市から飯田市までの、22区間217.5キロをタスキでつなぎます。 去年、上伊那は大会新記録で優勝していて、3連覇を果たしました。 過去65回の大会のうち、36回の優勝を重ねています。 チームは去年12月に監督と主将が交代し、新体制となりました。 式では、各市町村の関係者らが「伝統ある上伊那の団結力で4連覇をめざしてほしい」「練習の成果を発揮し、伊那路を一位で駆け抜けてほしい」などと激励していました。 大会は、18日(土)と19日(日)に開かれます。 伊那の中継点は、山寺の長野ダイハツ販売伊那店前で、19日(日)午前10時30分頃に先頭の選手が通過する予定です。
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権兵衛トンネルで事故想定し訓練
国道361号・権兵衛トンネルで、トンネル内の事故を想定した訓練が、9日行われました。 訓練は、トンネルを通行止めにして行われました。 伊那側の入り口から300メートル付近で、トラックが対向車線にはみ出し、走行中の乗用車に正面衝突したとの想定で行われました。 運転手はともに軽傷・同乗者がともに重傷という想定です。 運転手が緊急電話を使って通報すると、トンネル内では事故発生を呼び掛けるアナウンスが流れました。 警察車両や救急車が到着すると、助手席のけが人を救出し、搬送していました。 また、事故車両からもれた燃料に引火して車両火災が発生したと想定して訓練が行われました。 トンネル内にある消火栓を活用し、県の職員が初期消火に当たりました。 その後、伊那側と木曽側の両側から消防車両が到着し、消火していました。 平成18年に権兵衛トンネルが開通してから、訓練は毎年行われています。 トンネルは、1日平均で、平日で3,800台、休日で4,700台通行しているということです。 道路を管理する木曽建設事務所によると、トンネル開通からこれまでに重大事故はなく、交通事故による通行止めもないということです。
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上伊那福祉協会が「職場いきいきアドバンスカンパニー」に
多様な働き方を導入し職場環境の改善に取り組む企業を県が認証する「職場いきいきアドバンスカンパニー」に、伊那市美篶に事務局を置く社会福祉法人上伊那福祉協会が認証されました。 8日、南信労政事務所の大日方利男所長から上伊那福祉協会の安田修也常務理事に認証書が手渡されました。 上伊那福祉協会は、養護老人ホームと特別養護老人ホームを10か所、障がい者支援施設を1か所運営していて従業員は720人、そのうち7割が女性です。 昨年度の実績では、非正規職員から正規職員への転換は23人、育児休業明けの短時間勤務制度の利用は10人、子育て支援手当の支給は23人となっています。 上伊那福祉協会では、従業員を大切にする事で福祉サービスの向上につなげていきたいと話していました。 職場いきいきアドバンスカンパニーは多様な働き方を導入し職場環境の改善に取り組んでいる企業を県が認証するもので、平成27年度から事業が始まっています。 福祉協会は、上伊那では4番目の認証となります。
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宇宙をテーマに「観光・製造」新事業セミナー
宇宙をテーマに新たなビジネスについて考えるセミナーが伊那市の伊那商工会館で7日に開かれました。 セミナーでは、観光や製造業などをテーマに講演やトークセッションが行われました。 国立天文台野辺山宇宙電波観測所の衣笠健三さんは講演で、「長野県は日本でも星がきれいにみられる優秀な地域だ」と話し「この環境を守り続ける事が地域の産業や観光、教育の発展につながります」と説明しました。 飯田市の人工衛星やロケットの部品メーカーの熊谷秀夫さんは「ベンチャー企業等により数百から数千基の衛星で観測や通信を行う計画があります。 こういった計画に参画することで新たなチャンスが生まれます」と話していました。 このセミナーは日本一創業しやすい県づくりを目指す長野県が開いたもので、会場には南信を中心におよそ30人が参加しました。
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子ども・若者の支援体制構築へ
幼少期から青年期まで切れ目のない子ども若者の支援について考える長野県将来世代応援県民会議上伊那地域会議の初会合が6日伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 会議は県が今年度中の策定を予定している子ども・若者支援に関する総合的な計画に地域の意見を反映させようと開かれたものです。 出席者からは「子どもの支援を行うための場所の確保は公設民営でできないか」 「守る存在だけでなく子どもも一市民として街づくりに参加してもらいたい。」 「インターネットによる犯罪に巻き込まれないためにもルールづくりや教育が必要だ」といった意見が出されていました。 長野県将来世代応援県民会議上伊那地域会議は子どもの性被害や貧困、青少年の社会参加などに取り組む組織として設置されたもので会議には教育関係のNPOや行政、学校関係者などおよそ40人が参加しました。
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県政タウンミーティング
長野県の次期総合5か年計画に住民の声を反映させようと、阿部守一知事も参加して県政タウンミーティングが5日伊那市の伊那公民館で開かれました。 タウンミーティングには、高校生17人を含む約30人が参加し、地域が抱える課題について解決策をグループごとに話し合い発表しました。 次期総合5か年計画の基本方針となる学びや産業、快適さなど5つのテーマについて考えました。 「世代間交流の必要性から若者と老人が集えるパーティーの開催」や「大学と高校の交流の拡大」「ボランティアによるシェアタクシーの実施」「人口減少対策としての移民の受け入れ」などの意見が出されると、阿部知事がそれぞれのアイディアについてコメントしました。 阿部知事は、「みなさんの意見を聞いて、開かれた学校の推進は不可欠だと感じた。教育改革を進めたい。期せずして、今回のタウンミーティングが多世代交流の場にもなった。」と手ごたえを感じている様子でした。 タウンミーティングは、住民の声を県政に反映させようと継続的に県内各地で開かれていて、今年度は、これが8回目となります。
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軽自動車協会 伊那養護学校の車いす修理
自動車の販売・整備を行っている企業などで作る長野県軽自動車協会伊那支部は、伊那市の伊那養護学校の車いすを整備するボランティアを、2日行いました。 この日は軽自動車協会伊那支部のメンバー15人ほどが参加し、伊那養護学校で、車いすの空気圧を確認したり不具合を修理しました。 協会は、辰野から飯島までの自動車整備事業所25社で組織していて、4年まえからこの活動を行っています。 車いすにはどのような不具合があるのか紙が張ってあり、会員が、確認していました。 軽自動車協会伊那支部の小林 代治支部長は、「このボランティアで子どもたちの笑顔が見られるとうれしい」と話していました。 伊那養護学校では、「普段は職員ができる範囲で修理しているが、プロの皆さんにメンテナンスしてもらえると安心だし非常にありがたい」と話していました。 メンバーは、車いすのほかに、学校が所有している自転車の整備も行いました。
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長野日報社主催 松本山雅サッカー教室
長野日報社主催のサッカー教室が箕輪町のながたドームで4日に開かれ、松本山雅の元選手らが子ども達を指導しました。 箕輪町を中心に上伊那の保育園の年少から小学6年生まで50人が参加しました。 山雅のスポンサーとなっている長野日報社が開いたもので今年で4回目となります。 講師は松本山雅の元選手ら4人が務めました。 子ども達は、ドリブルやシュートなど基本的な動きを教わったあと、試合を体験していました。 教室の最後には修了証とお菓子が全員に贈られました。 長野日報社では「サッカーの楽しさを知ってもらい、将来この地域からJリーガーや日本代表選手が育ってほしい」と話していました。