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鳥獣被害額1億円下回る
昨年度の上伊那全体の野生鳥獣被害額が平成19年度以降初めて1億円を下回りました。 28日、伊那合同庁舎で開かれた上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会で報告されました。 それによりますと、上伊那地域の農林業の被害額はおよそ9,200万円で前年度に比べ1,800万円、平成19年度と比べて1億2,000万円減少しています。 市町村別では伊那市が3,400万円、箕輪町が2,600万円、南箕輪村が96万円となっています。 特に被害の多かったニホンジカについては県が定めた捕獲目標頭数3141頭に対して平成28年度は暫定値で3473頭を捕獲しています。 上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会では「今年度も引き続き関係機関と連携して被害減少に取り組んでいきたい」としています。
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信州DCでの特別列車運行前にアテンダント研修
観光団体や自治体がJRの協力のもと、県外からの誘客をはかる「信州デスティネーションキャンペーン」が、7月から始まります。 キャンペーンを前に、イベント列車内で観光案内をする人を対象にした研修会が26日、伊那合同庁舎で開かれました。 研修会には、観光案内をする高校生や上伊那地域の自治体関係者など、およそ30人が参加しました。 参加者は、観光客の役とアテンダントの役に分かれ、列車内を想定してもてなしを学びました。 キャンペーン期間中、JR東日本・JR東海の協力のもと特別運行する「飯田線リレー号」と名付けられたイベント列車は、辰野駅から駒ヶ根駅までの間運行します。 各駅でマスコットキャラクターが出迎えるほか、橋の上で停車して山岳風景を楽しむ時間が設けられるなどの企画があります。 列車内では研修会の参加者が観光客をもてなすことになっています。 指導にあたった上伊那地域振興局の職員は「間違えてもいいから、会話を楽しみながら魅力をPRして」などと、高校生に指導していました。 参加したある高校生は「難しかったけどきょうは上手く喋れた。当日もなんとかなると思う」と話していました。 イベント列車は、7月1日、8月26日、9月9日に運行する予定で、上伊那地域振興局では「列車だけでなく、ほかの場面でも観光アテンダントとして活躍する場をつくっていきたい」と話していました。
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シードの伊那北は松商と小海の勝者と対戦
第99回高校野球選手権長野大会の組み合わせ抽選会が24日開かれシード校の伊那北高校は松商学園と小海高校の勝者と対戦することが決まりました。 24日安曇野市で抽選会が開かれ上伊那勢の初戦の対戦相手が決まりました。 上伊那各校の対戦相手と日程です。 7月9日は駒ヶ根工業対梓川。高遠対上田東。伊那弥生ケ丘対長野西となっています。 10日は上伊那農業が北部と対戦します。 11日はシードの伊那北が松商と小海の勝者と対戦します。赤穂対長野。 辰野対蘇南となっています。 12日は箕輪進修が池田工業と丸子修学館の勝者と対戦します。 第99回高校野球選手権長野大会は7月8日に開幕します。 伊那ケーブルテレビでは上伊那勢を中心に4回戦まで生中継します。 放送日時は伊那ケーブルテレビのホームページに随時掲載します。
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JA上伊那が二八生そばと冷し坦々麺 発売
JA上伊那のプライベートブランド伊那華シリーズの新商品、二八生そばと冷やし坦々麺の販売が24日から始まります。 23日は南箕輪村のJA直売所あじ~なで買い物客に二八生そばが振る舞われていました。 二八生そばは上伊那産のそば粉を使用した8割そばで、常温で3か月保存ができるということです。 保存料は使わずつゆはカツオ風味に仕上がっています。 冷やし坦々麺は上伊那特産で練りこむとコシの強い麺ができる小麦「ハナマンテン」が使われています。 甘辛いスープが特徴で1000パック限定で販売されます。 二八生そばは1セット2人前780円、3人前が1200円。 冷し坦々麺は1セット2人前450円となっていて24日からあじ~なやAコープなどで販売されます。
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純利益3億3,100万円 5期連続黒字
アルプス中央信用金庫は昨年度の決算を23日発表しました。 純利益は3億3100万円で5期連続の黒字となっています。 昨年度の業務利益は前期と比べて2,800万円減の8億円。 経常利益は1億900万円減の3億7,500万円。 純利益は3億3,100万円となっています。 また貸出金の利息収入など本業の儲けとなるコア業務純益は2億1,300万円減の3億1,900万円で5期連続の黒字となりました。 アルプス中央信用金庫では「日銀が実施したマイナス金利政策の影響により地域金融機関の収益力低下が深刻化している。この状況を乗り切るためあらゆる業務について前例主義を見直して収益構造を検証し安定した収益を確保していく」としています。
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空き家の適正管理と利活用 上伊那で情報共有
空き家の適正管理と利活用について県と市町村が連携を図る「空き家対策上伊那地域連絡会」が21日に伊那合同庁舎で開かれ、各市町村の今年度の取り組みについて報告がありました。 今年度1回目の会議が開かれ、各市町村の取り組みを報告しました。 「空家等対策計画」をまだ策定していない伊那市と南箕輪村は、今年度中に策定する計画です。 また南箕輪村は、村内の空き家を会場にした有料のDIY講座を企画しているという事です。 県からは、各市町村が個別に運営している空き家バンクの情報を広域的に集約し、全国版の空き家バンクを構築する国の取り組みが報告されました。 県内の空き家の数はここ20年で2倍の19万4千戸に増加しています。 伊那建設事務所の林明範建築課長は「積極的に情報を共有して取り組みを進めていきたい」と話していました。
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雨入り後初めてのまとまった雨
21日の伊那地域は今月7日の梅雨入り後初めてのまとまった雨となりました。 南箕輪村の大芝高原では、アジサイの一種コアジサイが見ごろとなっています。 21日午前3時の降り始めから午後4時までの伊那地域の降水量は59ミリで、梅雨入り後初めての本格的な雨となりました。 長野地方気象台によりますと22日以降は晴れの予想ですが26日頃から梅雨前線などの影響で雨となる予想です。
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上伊那主力の小麦「ハナマンテン」 収穫始まる
上伊那特産の小麦「ハナマンテン」の収穫作業が20日から、伊那市東春近で始まりました。 農事組合法人田原の、およそ2ヘクタールの畑では、コンバイン3台を使って刈り取り作業が行われていました。 ハナマンテンは、練りこむとコシが出ることから、麺類に加工されることが多い、強力粉タイプの品種です。 上伊那地域では、およそ1,000トンの収量を計画していて、この品種の全国シェアの7割を占めるということです。 この日刈り取りが行われたのは、今年の秋に播かれる種子用のものです。 種子用と食用が混ざらないように、先に種子の刈り取りが行われ、それが終わると、食用の収穫作業が始まります。 雨で小麦が濡れると、収穫ができないことから、組合員は急ピッチで作業をしていました。 組合員の飯島弘さんは「去年はあまり良くなかったので、今年は出来の良いものがたくさん出せればうれしい。多く人に味わってもらいたい」と話していました。 JA上伊那によりますと、種子用の刈り取り作業は3日ほどかけて行われ、その後、食用の刈り取りが2週間ほどかけて行われるということです。
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最高気温31.1度 2日連続の真夏日
20日の伊那地域の最高気温は、1年で最も暑い8月上旬並みの31.1度で、2日連続の真夏日となりました。 長野地方気象台によりますと、21日は朝から強い雨が降る予想で、気温は20日より10度ほど下がる見込みです。
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第20回日本墨絵展 最高賞に中山さんの作品
日本墨絵会による墨絵展で、最高賞にあたる長野県知事賞に伊那市長谷の中山玉峰さんの作品が選ばれました。 最高賞にあたる長野県知事賞を受賞した、伊那市長谷の中山玉峰さんの作品「黄山に旅して」です。 岩山と雲海が上手く表現され、山の力強さが感じられる点が評価されました。 こちらは、長野県議会議長賞を受賞した箕輪町松島の赤羽玉珠さんの作品「白馬白粧」です。 山の大きさと山麓がしっかり描かれていて、雪の寒さも感じられる点が評価されました。 会場には、会員80人の作品91点が並んでいます。 日本墨絵会は、長野県と山梨県の40代から80代が所属していて、毎年作品展を開いています。 花や鳥、風景を題材に描いていて、6号から60号までの個性豊かな作品が並びます。 第20回日本墨絵展は、25日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。
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信州みちビジョン(仮称)策定に向け意見交換
長野県が進める今後のみちづくりの方向性を示す信州みちビジョン(仮称)の策定に向けた上伊那地域の意見交換会が、12日、伊那合同庁舎で開かれました。 意見交換会には、希望者およそ30人が出席しました。 信州みちビジョンは、平成40年のリニア中央新幹線の開業を見据え、時代にあった道路整備など平成30年から10年間の方向性を示すものです。 意見交換会は、住民意見を取り入れようと、県内10圏域で開かれます。 参加者からは、「地震や豪雨災害で道路が寸断されたら製造業に致命的な影響がでる。全てを改良することは現実的に不可能だが、耐震化を図ってほしい」といった意見や「リニア開業で自転車に乗った観光客が増えることが予想される。歩行者の安全性を高めるための施策を盛り込んでほしい」などの意見がでました。 今後は、基本目標や主要施策について検討し、今年度中の計画策定を目指します。
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上伊那華道会 いけばな展
上伊那の11の流派でつくる上伊那華道会のいけばな展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 上伊那華道会は、辰野町から中川村までの215人が会員となっていて、2年に1回展示会を開いています。 展示会では会期を前期と後期の2日間ずつに分けて、1人1点ずつ作品を並べています。 生けてある花や器は流派ごとに異なり、それぞれの生け方の違いを楽しむことができます。 上伊那華道会のいけばな展は、前期が10日まで、後期が11日と12日に開かれます。
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上伊那の林業事業者が補助金不正受給
長野県は上伊那管内の林業事業者が平成24年度に箕輪町で行った森林造成事業で不正に補助金を受け取ったとして、補助金およそ235万円の返還を9日求めました。 9日は伊那市の伊那合同庁舎で上伊那地域振興局の堀田文雄局長が記者会見を開き、補助金の取り消しと返還について説明しました。 問題となったのは、平成24年度に箕輪町で行われた9.2ヘクタールの森林の間伐とその間伐材の搬出に係る事業です。 対象区域の一部で所有者から同意が得られず整備が行えなかった部分があるにもかかわらず、全区域で整備を行ったと申請しました。 これにより林業事業者は補助金およそ235万円を受け取ったという事です。 去年の11月、この事業者から県に対し未整備の部分があり、補助金を返還したいとの申し出がありました。 上伊那地域振興局では関係者などの聞き取りや書類の調査を実施し、虚偽の申請で補助金を受け取ったことを確認し、235万円の返還を事業者に今日もとめました。 振興局によりますと、補助金は全額今日返還されたという事です。 県では林業事業者が個人事業主であることから、特定を避けるため、事業者名の公表はしませんでした。 上伊那地域振興局では、調査の体制を強化し、事業者に対しては適正な補助金申請を指導するなど再発防止を徹底するとしています。
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関東甲信地方 梅雨入り
気象庁は7日、関東甲信地方が「梅雨入りしたと見られる」と発表しました。 関東甲信地方の梅雨入りは平年より1日早く、去年より2日遅くなっています。 7日の伊那地域は朝から雲が広がり時折、小雨が降りました。 長野地方気象台では、この先1週間、前線や湿った空気の影響で曇りや雨のぐずついた天気となる日が多くなるとみています。 伊那市西春近にある知立市野外センターには、愛知県知立市の中学生が昨日から野外合宿で訪れています。 伊那市と友好都市提携を結ぶ知立市では、毎年2年生が合宿に訪れていて、昼時には、自分たちで作った料理を味わっていました
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50代女性が約83万円だまし取られる特殊詐欺被害
5月中旬、伊那市内に住む50代の女性がおよそ83万円をだまし取られる特殊詐欺被害が発生しました。 伊那警察署の発表によりますと、5月中旬、被害者がインターネットサイトを閲覧中、画面上に「会員登録されました」などと表示されました。 画面に表示された連絡先に電話を掛けたところ、関係者を装う男から「退会手続き費用として会員費と入会費を支払う必要がある」「支払いをすれば会員費は返す」 などと言われ、被害者は2回にわたり、コンビニエンスストアのインターネット代金収納代行サービスで支払いをしました。 その後も「別のサイトにも会員登録がある」などと言われ、合計でおよそ83万円を支払いました。 期日になっても返金されることがなかったことから、被害者が警察に相談し、詐欺に気づいたものです。 伊那警察署では身に覚えのない料金を請求されてもすぐに相手に連絡をしないことや、一人で判断せず、必ず家族や警察に連絡をすることなどを呼び掛けています。
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信州DC前に「観光客に声かけを」
JRと長野県がタイアップして県内への観光客の誘客を進める信州デスティネーションキャンペーンが、7月1日から始まります。 キャンペーン開始を控え、県民に観光客をもてなす声かけ運動を呼びかける街頭啓発が、1日、県内一斉に行われました。 1日は、県内各地のJRの駅など10か所で一斉に街頭啓発が行われました。 このうち、上伊那では、JR飯田線の伊那市駅で、通勤・通学時間に合わせて、県の職員が、ティッシュとクリアーファイルを配りました。 「積極的に観光客に声を掛け、県民全体でもてなしましょう」と呼び掛けています。 信州DCは、JRとタイアップした大型観光キャンペーンで、県内で行われるのは7年ぶりです。 今回は、イベント日に、特急あずさが木曽まで運行します。辰野駅でも停車して、飯田線へ乗り継ぐことができます。 飯田線では、313系のイベント列車が3日間運行し、沿線でイベントが企画されています。 信州デスティネーションキャンペーンは、7月1日から9月30日まで行われます。
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美鈴工房キルト教室 第20回パッチワークキルト作品展
南箕輪村の磯千恵子さんが講師を務める「美鈴工房キルト教室」のパッチワークキルト作品展が、2日から伊那市の伊那文化会館で始まります。 会場には、パッチワークキルトの作品100点が並んでいます。 南箕輪村の磯千恵子さんが講師を務める美鈴工房キルト教室は、辰野町から飯田市まで9つの教室があり、およそ70人が会員となっています。 大きいサイズのタペストリーを中心に個性豊かな作品が並んでいます。 1年半に1回展示会を開いていて、20回の節目となる今回で最後だということです。 20回を記念して、会員40人が1枚ずつ作った作品で1つのハートを表現しています。
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上伊那の8市町村長と知事が意見交換
県の次期総合5か年計画の策定に向けて、上伊那の市町村長と阿部守一知事の意見交換会が30日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 意見交換会には、阿部知事や上伊那の8市町村長らが出席しました。 県では、平成30年度からの次期総合5か年計画を今年度中に策定します。 意見交換は、知事が市町村長から意見を聞こうと県内10広域で行われています。 市町村長からは、観光や農業、食、教育などについて意見が出されていました。 県では、次期総合5か年計画の計画案を2月議会に提出します。
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4月求人倍率1.61倍 上伊那は4か月連続県内一
上伊那の4月の月間有効求人倍率は、3月を0.06ポイント下回る1.61倍でした。 求人倍率は下がりましたが、上伊那は4か月連続で県内1高い倍率となっています。 新規求人数は1,885人、新規求職者数は802人で、4月の月間有効求人倍率は、3月を0.06ポイント下回る1.61倍でした。 求人倍率は下がりましたが、上伊那は、県内12の公共職業安定所の中で4か月連続で県内1高い倍率を維持しています。 雇用情勢については「堅調に推移している」と前の月のコメントを据え置いています。 ハローワーク伊那では「製造業が堅調でいるうちはその他の産業でも良くなってくると思う。人手不足が続く介護や建設業、運輸業などの求職者の斡旋をしっかりと行っていきたい」と話していました。
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クリーンセンター八乙女 一本化で受け入れ2.4倍
先月1日から箕輪町のクリーンセンター八乙女に一本化された不燃ごみなどの受け入れ状況は、前の年の同じ時期と比べて2.4倍に増えています。 上伊那広域連合議会全員協議会が29日に伊那市役所で開かれ報告されました。 4月3日から5月23日までの受け入れ状況は、前の年の同じ時期と比べて485トン多い820トンでおよそ2.4倍に増えています。 これまで上伊那では、伊那市の鳩吹クリーンセンターと、駒ヶ根市の大田切不燃物処理場、箕輪町のクリーンセンター八乙女の3か所で不燃ゴミと粗大ごみを処理していました。 平成15年度からの有料化でごみの減量が進んだほか、一本化したほうが運営費が安くなることから今年4月に一本化されました。 広域連合では「予想ではもう少し増えると思っていた。機器も問題なく稼働し対応できている」と話していました。
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JA上伊那 販売高147億円計画
JA上伊那総代会が26日開かれ、今年度の農畜産物の販売高を昨年度より3億円多い147億円とする事業計画案が承認されました。 26日は、JA上伊那本所で第21回総代会が開かれ組合員220人ほどが出席しました。 今年度の農畜産物の販売高は昨年度より3億円多い、147億円を目標としています。 品目別では米が43億円、きのこが22億円、野菜が21億円、花卉が16億円などです。 アスパラガスやりんご、アルストロメリアなど9つを重点品目にあげ、生産拡大に向け総額1億4千万円の補助を実施する計画です。 JA上伊那では、販売高の3割を占める米を中心に、花卉や野菜、きのこなどのボトムアップを図りたいとしています。 御子柴茂樹事組合長は「国際貿易交渉や改正農協法への対応、自己改革など課題が山積している。行政や商工団体などと連携し地域に必要なJAを目指したい」と挨拶しました。
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伊那谷アグリ機構 新勉強会立ち上げへ
産学官が連携し、新たな産業創出を目指す、伊那谷アグリイノベーション推進機構は、新たに、スマート農林業・菌類・鹿肉・市田柿などの勉強会を立ち上げ、事業化・ブランド化を目指します。 26日は、南箕輪村の信州大学農学部で今年度の総会が開かれました。 推進機構ではこれまで、13回のシンポジウムを開くなどの活動を行ってきましたが、さらに具体的な新しい産業の創出の取り組みにつなげようと、昨年度、薬草・薬木の勉強会を立ち上げました。 今年度は、これまでのシンポジウムでキーワードとなって出てきた「スマート農林業」「菌類」「シカ肉」「市田柿」などの勉強会を新たに立ち上げる計画が示され、総会で承認されました。 向山孝一機構長は「大学のもつ可能性に直接触れる中で、地域発展に貢献したい」と話していました。
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春の一斉河川パトロールでゴミ拾い
出水期を前に、河川のごみを拾い、廃棄物の実態把握などを行う春の河川パトロールが25日、県内一斉に行われました。 上伊那のパトロールは伊那建設事務所が主催し、県や市町村の職員36人が参加して行われました。 上伊那8市町村の河川を対象に、4つの班に分かれて投棄されたごみを拾っていきました。 これは、春と秋の年2回行われています。 南箕輪村の大泉川では、職員が川に入りビニール袋やゴム手袋などを拾っていました。 伊那建設事務所によりますと、1日で、183キロのゴミが集まりました。 ごみの量は去年に比べると減少しましたが、処分が難しい悪質なごみがわかりにくい場所に捨てられている傾向があるということです。 参加した県の職員は、「ガラス瓶やカセットコンロのボンベなど、危険なものもある。川は公共のものなのでごみは持ち帰ってほしい。」と話していました。
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最高気温31.5度 2日連続の真夏日
21日の伊那地域の最高気温は午後2時24分に31.5度となり、2日連続の真夏日となりました。 強い日差しの下、この日田植えを行った伊那市上新田の農家、明尾敏郎さん家族です。 21日の伊那地域の最高気温は午後2時24分に31.5度となり2日連続の真夏日となりました。 5月の観測史上3番目に高い気温です。 明尾さん家族は親戚と共に朝8時半から午前中いっぱい田植えを行いました。 毎年同じ時期に行っていますが、この日は例年よりも暑い中での作業となりました。 伊那市の中心市街地を歩く人たちも日傘や帽子で暑さ対策をしていました。 上伊那広域消防本部によりますと、21日は午後3時半現在、熱中症とみられる症状での搬送はないという事です。 長野地方気象台によりますと、24日頃まで平年より気温の高い日が続く予想です。
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シニア大学伊那学部 81人が入学
高齢者が幅広い知識を身に付けるシニア大学伊那学部の入学式が19日、伊那合同庁舎で行われました。 シニア大学は高齢者の社会参加を進めようと長野県長寿社会開発センターなどが行っているものです。 入学生を代表して中川村の米澤廣明さんは「友達の輪を広げ地域社会の一助になれるよう精進していきたい。」とあいさつしました。 今年度の入学生は男性28人、女性53人、合わせて81人で最高齢は80歳、平均年齢は68歳です。 シニア大学では2年間で35の講座が計画されていて健康づくりや地域の歴史文化などについて学びます。
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伊那北夏のシード権獲得
北信越高校野球長野県大会で、南信4位の伊那北は、14日に東信1位の上田染谷に4対3で競り勝ちました。 伊那北は、ベスト8進出を果たし、夏の大会のシード権を獲得しました。 15日は、午前9時30分から綿半飯田野球場でベスト4進出をかけて中信3位の都市大塩尻と対戦することになっています。
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母の日に贈る 「元気に育て親と子の音楽会」
あすの母の日を前に、小さな子どもと気軽に音楽を楽しんでもらおうと「元気に育て親と子の音楽会」が伊那市のいなっせで13日に開かれました。 上伊那の音楽教室の指導者やコーラスグループが、アニメソングやクラシックなどを披露しました。 この音楽会は、母の日を前に、子育て中の母親に音楽を楽しんでもらおうとNPO法人クラシックワールドが開いたものです。 子連れでも気軽に楽しんでもらえるよう、入場無料入退場自由で、いなっせ開館当時から毎年開かれています。 訪れた人たちは、バイオリンやピアノ、フルートなどの楽器の音色や唄声を楽しんでいました。
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次期総合5か年計画上伊那地域編 首長が意見交わす
県が今年度中の策定を目指している次期総合5か年計画に盛り込む上伊那地域編の方向性について、11日に市町村長が意見を交わしました。 上伊那地域戦略会議が11日に伊那市のいなっせで開かれ、次期総合5か年計画の上伊那地域編について意見を交わしました。 事務局の案では、基本的な視点・方向性として、自然・景観、地域・学び、産業、暮らし、リニアの5項目が示されています。 白鳥孝伊那市長は移住定住策について「県、上伊那、市町村がどのようなアクションを起こすのか共通の認識が必要だ」と話しました。 白鳥政徳箕輪町長は「若者にとって魅力ある地域づくりという視点が抜けている。若い世代が楽しいと思える何かが必要だ」と話しました。 唐木一直南箕輪村長は「一番の根底は今この地域に住んでいる人の暮らしの安定だ。その視点がないままいろいろと施策を行っても上手くいかない」と話しました。 次期総合5か年計画の上伊那地域編は9月に素案をまとめる事になっていて、今月30日には阿部守一知事と上伊那の市町村長との意見交換会が伊那合同庁舎で開かれる事になっています。
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上伊那鳥獣被害対策協議会 今年度の事業確認
上伊那鳥獣被害対策協議会の定期総会が、10日に伊那市役所で開かれ、今年度も引き続き、野生鳥獣による農林業への被害防止に広域的に取り組む事が確認されました。 協議会は上伊那の8市町村や農林業関係者、猟友会などで組織されています。 今年度上伊那で取り組む国の交付金を活用した事業の総額は1,500万円となっています。 市町村別では、伊那市が移動式の猿の囲い罠などの購入に220万円、箕輪町が一斉捕獲やセンサーカメラの購入などに150万円、南箕輪村は交付金を活用した事業はありません。 今年度はほかに、駒ヶ根市と辰野町で、被害を防ぐための研修を行う計画です。 上伊那地域振興局のまとめによりますと、平成27年度の野生鳥獣による農業被害額は9,400万円で、ピーク時の平成22年度の1億1000万円から減少傾向にあります。会長の白鳥孝伊那市長は「着実に成果をあげているが被害の撲滅に向けて取り組みを進めていきたい」と話していました。
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半数以上の企業で従業員の女性の割合3割未満
アルプス中央信用金庫が実施した伊那谷経済動向調査によりますと、半数以上の企業が従業員数に占める女性の割合が3割未満となっている事がわかりました。 あるしんが上伊那の中小企業206社に対し「人手不足下の中での人材活用策」について特別調査したものです。 従業員数に占める女性の割合は10%以上30%未満の企業が最も多く36%、10%未満が17%で、半数を超える企業が3割未満となっている事がわかりました。 60歳以上の高齢者の割合は10%未満が最も多く42%でした。 女性や高齢者の活躍推進についてどう考えるかとの質問では、女性の活躍を増やす方針が28%、どちらともいえないが70%、高齢者の活躍を増やす方針が18%、どちらともいえないが73%でした。