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女性農業委員への登用にかんして要請
県女性農業委員の会上伊那支部(宮崎美和子支部長、会員16人)は15日、農業委員選挙を7月に行う南箕輪村に対し、女性委員が選出されやすい環境づくりの推進を求めた。委員8人が村役場を訪れ、唐木一直村長、有賀彰司村議会議長、唐沢俊次農業委員会長に要請書を受け渡した。
現在、村農業委員は16人中女性が2人で、いずれも議会推薦枠から選出している。要請書によると、農業就業人口に占める女性の割合が6割を越える中、農業における女性の果たす役割は一層重要。女性農業者が農業委員に立候補しやすい環境づくりを進めてほしい竏窒ニ求めている。
要請に対し、唐木村長は「女性が元気な村は、全体で見ても元気だといわれる。地域で女性に頑張ってもらいたいと思っているので、議会とも話し合いながら要望に添えるよう考えていきたい」と話した。
唐木村長に要請書を受け渡す宮崎支部長 -
村道6号線沿線花壇 管理運営協働事業スタート
南箕輪村は村内美化活動「花いっぱい運動」の一環で、本年度初となる村道6号線沿線花壇の「管理運営協働事業」参加への一般公募を行い、全16区画の応募に村内9団体、企業、個人から14区画の申請があった。13日夜、村役場で打ち合わせ会があり、区画の場所分けなどを決めた。
花いっぱい運動は、10年ほど前から同運動推進協議会が大芝公園内を中心に花壇を設置し、四季折々の花で村内の美化に努めている活動。同事業はその一環で、花壇の管理者を公募し、「自治・協働の理念」のもと取り組むことが狙い。花壇は県道伊那・箕輪線(通称・春日街道)から西側の村道約200メートル間(両側)となる。
管理運営協働者は地区や保育士の有志団体や村職員互助会、村議会など7グループと2家族。管理運営期間は19日縲・9年3月31日で、年度ごと参加者を募集する。花の種や苗、用具などは自己調達となり、打ち合わせ会では、マリーゴールドや背丈の低いヒマワリなどを育てたいとの計画が聞かれた。
##(写真)
これから花の苗が植えられる村道6号線沿い花壇 -
マレットゴルフまっくん大会 雨の中熱戦
第5回大芝高原マレットゴルフまっくん大会(伊那毎日新聞社など後援)は14日、南箕輪村の大芝高原MG場で行った。雨が降る中での開催となったが、上伊那を中心に松本市、波田村などから愛好者136人がエントリーし、36ホール、パー144のストロークプレーで優勝を競った。
大会は信州大芝高原マレットゴルフ親交会(荻原文博会長)主催。荻原会長はあいさつで同MG場のアカマツ林に触れ、「地域に貢献するため松を守るための募金活動をしながら、愛好者同士の健康維持や仲間づくりに取り組んでいきたい」と話した。
結果は次の通り。
▽総合優勝=小沢恒二郎(伊那市)107
▽男性 (1)大沼昭人(伊那市)109(2)竹若康彦(同)109(3)藤沢巻臣(南箕輪村)109(4)林茂良(伊那市)109(5)小山栄二(箕輪町)110(6)伊東幸人(南箕輪村)112(7)水田哲朗(伊那市)113(8)城取卓(南箕輪村)113(9)松川幸夫(伊那市)114(10)有賀明文(同)114
▽女性 (1)小沢かほる(南箕輪村)110(2)林清子(伊那市)111(3)向山元子(同)113(4)佐藤美知(同)113(5)倉田さだ子(南箕輪村)114(6)北沢ヒデ子(同)115(7)白鳥栄子(伊那市)116(8)浅井フミ子(同)116(9)端本治子(箕輪町)117(10)橋本八重子(辰野町)117
雨具を着ながらのプレーとなったまっくん大会 -
上農高の仏国出身留学生 初めての弓道体験
国際ロータリー第2600地区青少年交換プログラムで、南箕輪村にホームステイしている仏国出身の上伊那農業高校園芸科学3年、セリンヌ・デコナンクさん(18)が伊那市体育協会弓道部主催の弓道教室を受講した。13日夜、市武道館弓道場で初回があり、日本武道を初体験した。
古い歴史と近代文化が混在する日本に興味があり留学を決めたデコナンクさんは、上農高で担任を務める北嶋晋さんが体協弓道部員だったのを機に、弓道教室へ参加。フランスに帰国する7月中旬まで、週2回ずつの教室に通い精神と肉体を鍛錬する。
初回では、弓具の取り扱い方や注意事項などの講義が中心。流ちょうな日本語で「早く弓が打てるよう頑張りたい」と意気込むデコナンクさんは、床に正座し、背筋を正して関心深く説明に耳を傾けた。弓道部長の萩原秀紀さん(57)=同市東春近=は「日本の良い経験になれば」と熱心に指導した。
伊那市体育協会弓道部では、弓道教室の受講者を随時募集している。対象者は同市周辺に在住の初心者から経験者まで。開催期間は7月25日までの毎週火、金曜日の午後7時縲恣ッ8時30分で会場は市武道館弓道場。参加費4500円。問い合わせは、弓道部長の萩原さん(TEL0265・73・2686)へ。 -
南箕輪村商工会 通常総会
南箕輪村商工会の「第48回通常総会」は14日、村商工会館で行い、08年度事業計画・一般会計予算など3議案を承認した。本年度基本方針である商工会自立のための改革や、地域活性化の推進などに添って活動することを確認した。
あいさつで田中秀明会長は「地域の発展のため、行政を始めとした村民のみなさんとともに活動していける団体となって、一緒に頑張っていきたい」。唐木一直村長は「村の自立のためには商工業の発展が必要。これからも一緒に村づくりをお願いします」とした。
総会では永年勤続表彰(10年)があった。
表彰を受けたのは次のみなさん。
▽中村幸喜(アルゴル)▽大沢亮(創研)▽神田弘(創研)▽吉沢政樹(創研)▽花岡武富(アズクラフト) -
西部保育園児 地元のお年寄りとヨモギ摘み
南箕輪村の西部保育園(北原和子園長)で9日、地域の高齢者と交流する時間「ふれあい」の本年度1回目があり、園児とお年寄りたちがヨモギ摘みをした。ヨモギは6月の交流で作る草もちの材料となるため、園児たちは丁寧に摘んでいった。
園児約50人、お年寄り約10人は、ヨモギが群生する園近くの土手に出掛けた。園児たちはヨモギを見つけると、「おばあちゃんこっちにあったよ」などと大はしゃぎでお年寄りの手を引っ張った。30分ほどでビニール袋いっぱいのヨモギを手に入れると、仲良く手をつないで園に帰った。
「ふれあい」は年間数回あり、ヨモギ摘みのほか、園で行う運動会や「お楽しみ発表会」などに招待し、交流を深めている。摘み取ったヨモギは園で茹で上げ、6月の交流まで冷凍保存しておく。園児たちはお年寄りたちと次に会えるのを待ち遠しい様子だった。
背の高い草の根元からヨモギを摘み取る園児とお年寄り -
高齢者・障害者交流施設「ぽっかぽかの家」 オープン
南箕輪村が障害者生きがいセンター隣りに建設していた高齢者・障害者交流施設「ぽっかぽかの家」が完成し、10日、唐木一直村長や村社会福祉協会、請負業者ら関係者40人が集まり、施設のオープニングセレモニーを開いた。
式典で唐木村長は「この施設は高齢者、障害者の交流の拠点。この施設を中心にすべての村民のみなさんが交流し、この村に住んで良かったと思えるようにしたい」。運営を受託した村社協の堀深志会長は「誰もが気軽に利用できるよう、みなさんで作る福祉のより所にしたい」とあいさつした。
「ぽっかぽかの家」は国の07年度地域介護・福祉空間整備等交付金を受け、生きがいセンター南側に増築した施設で木造平屋建て、床面積約134平方メートル。交流室を中心に畳スペースのあるサロンや相談室などを配置。総工費約3200万円。
施設名称は「心と心の交流の場所として相応しい」とし、公募で中島貴子さん(65)=同村神子柴=の作品に決まった。
オープニングセレモニーであいさつする唐木村長 -
天竜川激特災害現地視察
天竜川上流部で観測史上最大の雨量を記録した06年7月豪雨から2年竏秩B災害を再び繰り返さないよう国土交通省と県は、辰野町から伊那市にかけての天竜川流域約20キロを河川激甚災害対策特別緊急事業の対象に指定し、5年計画で整備を進めている。
流域の伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村は10日、工事の進ちょく状況を見ようと上伊那の5カ所を訪れて視察を行った。各市町村長や担当者、地元住民などが参加し▽辰野町の同善渕▽箕輪町の伊那路橋▽南箕輪村の新天竜橋▽伊那市の棚沢川合流点▽同・殿島橋竏窒フ整備状況を確認した。
護岸が決壊した辰野町の同善渕では天竜川上流河川事務所の伊藤仁志所長が昨年完成した護岸工事について説明。参加した宮下一郎衆議院議員らも満足そうにうなずきながら説明を聞いた=写真。地元住民からも「安心して暮らせる」と感謝の言葉が聞かれた。
改修工事は1秒当たりの放流量が30立方メートル増の430立方メートルになっても対応できるよう、河道掘削、築堤、根継ぎ、根固工、橋補強などを実施するもの。07年度末時点で約43%が完成していて、08年度末までに約67%が終了する見通し。
上伊那では伊那市で殿島橋の橋げたが流され、箕輪町松島で堤防が決壊したほか、各地で護岸が流されたり崩れたりするなどの被害が出た。 -
第2期南箕輪村むらづくり委員会 活動スタート
「南箕輪村むらづくり委員会」は8日夜、村役場で開き、第2期委員会のスタートを切った。村第4次総合計画の実践に向けて公募、識見者(区推薦、村長指名)で組織した、今期の委員30人を唐木一直村長が任命。委員会長には前同委員会長で団体職員の唐沢俊男さん(65)=大泉=を互選した。
同委員会は、自立に向けた村づくりについて考える場として、2004年に第1期委員会を組織、07年7月には村第4次総合計画の「実践に向けたむらづくり提案」を示し、第1期の役割を完了。第2期委員会は計画の実践に向け、住民主体の村づくりを目指すため竏窒ネど、それぞれの部会に分かれ話し合っていく。委員任期は08年5月8日縲・1年5月7日。
部会は(1)新たなコミュニティー組織づくりの検討(2)行政評価(外部評価)(3)村第4次総合計画の検証・後期基本計画の検討竏窒フ3つがあり、30日にある次回の委員会で、委員の部会構成を会長が指名し、部会長などを決める。以降の会議は各部会ごと、月1、2回行っていく予定だ。
あいさつで唐木村長は「協働・共助の村づくりへ機運が高まるよう、少しでも住みやすい村になるよう活発な意見を」。唐沢会長は「村がどうやって元気を出していくのか、どう自立していくのか、みなさんの力を借りて決めていきたい」と話した。
今期から設けた村長指名の学生枠(任期1年)には信州大学農学部3年の村上貴昭さん(20)を指名。広島県生まれで、同村に住み始めて2年目の村上さんは「村についてまだまだ勉強不足だが、学生にしかできないこともあると思う。若い風を吹き込むことができれば」と意気込んでいる。
委員に任命する唐木村長
村総合計画の実践に向けて取り組みを始めた「むらづくり委員会」 -
南箕輪村防犯協会全体会議
南箕輪村防犯協会(会長・唐木一直村長)の全体会議は9日夜、村役場で行った。地区防犯部長や村議会、区長会、消防団代表者ら委員約30人が出席し、2008年度の事業計画などを承認した。また、「青色回転灯車による防犯パトロール」についての講習会で防犯意識を高めた。
本年度の重点活動は、防犯パトロールの充実と防犯灯整備などを盛り込んだ。06年度から始まったパトロールは月3回ほど、地区防犯部が順番で青色回転灯車を使って学校通学路を巡視しているが、今後は各地区や学校などの自主活動にも期待したいとした。
講習会では伊那署生活安全課の森山穣防犯指導係長が講話した=写真。森山係長は「青色回転灯車で、周りの人にパトロールしていることをPRすることが防犯につながる。全国で起きている事件がここでも起きるのでは、と警戒しながらパトロールしてほしい」と呼び掛けた。 -
村議会全協で介護保険料について説明
上伊那8市町村で介護保険料の過誤徴収があった問題に関し、南箕輪村議会は7日、村役場で開いた全員協議会で、村の対応状況について話し合った。村住民福祉課によると、対象者からは「総体的には、特に苦情などはなかった」。還付は26に口座振替、27日から訪問による受け渡しを始めるという。
説明だと、05年度の税制改正により、介護保険料が急激な負担増となる人の保険料を緩和するための経過措置を講じた。同8市町村では、上伊那情報センターで介護保険料の共同処理を実施しいたが、保険料算定システムの改修の際、激変緩和措置の要件設定に誤りがあり、2年間に渡って過誤徴収していたという。
村の保険料還付対象者数と金額は96人73世帯、99万3360円だった。4月25日の記者発表以降の問い合わせに対応するため、同日午後5時半縲恣ッ10時と休日の26、27日に担当職員を出勤。26縲・8日、還付該当者へ電話連絡、5月3日から対象世帯を訪問し、説明を実施した。 -
南箕輪村ナイターソフト リーグ戦開幕式
南箕輪村ナイターソフトボール連盟(孕石勝市会長)の2008年度リーグ戦開幕式は7日夜、大芝公園陸上競技場で行った。前年度と同じ15チームが参戦。会場に集まった約300人の愛好者はシーズン開幕を喜び、ぞれぞれが力を出し切り熱戦を展開することを誓った。
開幕式で孕石会長は「10代、女性、70歳近い高齢者と幅広く参加してくれたことに感謝。相手への思いやりを持って、ルールは易しくマナーは厳しく、楽しいリーグ戦になることを期待する」。来賓の唐木一直村長は「チームの結束を強めながら優勝を目指して」とあいさつした。
選手代表で「南原バスターズ」の主将で自営業の林義人さん(36)=宮田村=が「スポーツマンシップにのっとり、最終戦まで楽しくけがなくプレーすることを誓う」と力強く選手宣誓した。
リーグ戦は8日から8月末まであり、同村を中心に上伊那の愛好者でつくる15チームが総当りで対戦する。9縲・0月には、トーナメント戦の同連盟会長杯がある。
力強く選手宣誓する「南原バスターズ」の林主将 -
母の日に向け カーネーション出荷ピーク
母の日(11日)に向けたカーネーションの出荷が最盛期を迎え、南箕輪村田畑にある「清花園」(加藤隆志代表)のハウスでは早朝から、村内の栽培農家4家族が選花や箱詰めなどの作業に追われている。
清花園では、赤、ピンク、緑色など人気色を中心に、母の日に向けて約30種類のカーネーションを栽培。1日から8日までの間に4回、例年より少なめの約5万本を関東を中心に関西、中京方面などの市場へ出荷する。
栽培農家の一人は「花は景気に左右される。ガソリン価格が30円高くなれば、花を買う人も減ってしまうのでは」。結婚シーズンなど、これからカーネーションの用途が増えていく時季への影響を心配している。 -
南小ドラゴンズが9年ぶり優勝、学童軟式野球春季上伊那大会
県学童軟式野球選手権春季上伊那地区大会は3、4日、宮田村の宮田球場を主会場に開いた。南小ドラゴンズ(南箕輪村)が1999年春季以来、9年ぶりに優勝を果たした。6月7、8日に茅野市で開く南信大会に出場する。
15チームが出場。実力伯仲の熱戦となったが、ドラゴンズは自慢の守備力でピンチを防ぎながら勝ち進んだ。
決勝は8‐1で辰野ヤンガーズに快勝。「もともと打てるチームではないが、守り勝つうちに徐々に攻撃にもリズムがでてきた」と原秀紀監督。
主将の原志門君は「南信大会も全員野球で戦いたい」と次なる目標に闘志を示した。 -
南箕輪中学校でインターネット防犯講習
南箕輪村の南箕輪中学校は1日、インターネット防犯講習会を同校で開いた。全校生徒450人は防犯啓発ビデオの上映や伊那警察署員の話からインターネット犯罪に対する心構えを学んだ。
ビデオはネットオークション詐欺やフィッシング詐欺、ワンクリック請求、出会い系サイトでの被害などをドラマ仕立てで盛り込み、インターネット犯罪の多様性や危険性を紹介し、防犯を呼びかけていた。
「もし、こういった犯罪の標的にされたら、一人で対処しようとせず、回りの人や家族に相談すること」と 伊那警察署員。
堀田実校長は「疑うということは日本では悪いことだというイメージがあるが、良い悪いではなく必要なこと。自分の身は自分で守り、何かあったら相談する」と話していた。 -
大芝の湯・味工房 開館6周年企画始まる
南箕輪村の温泉施設「大芝の湯」と農産物加工販売施設「味工房」は2日、開館6周年感謝企画の初日イベントとして、来場者に石けんや甘酒をプレゼントした。感謝企画は7日までで、食堂メニューの特別価格提供や、手作りみそ、パンなどの割り引き販売などを計画している。
「大芝の湯」には開館の午前10時前に来場者約70人の列ができ、開館後、両施設を管理する村開発公社理事長の唐木一直村長が来場者に「天使の美肌石けん」などを無料で配布した。「味工房」では、関係者が甘酒の無料プレゼントで来場者を持て成した。
期間中、「大芝の湯」の食堂では、特別メニュー「えび丼」を600円で提供するほか、「えび天うどん」「えび天そば」をそれぞれ特価600円で販売。「味工房」では、日替わり企画で「おばちゃんみそ」、ミニクロワッサンなどを割り引き価格で提供する。
大芝の湯では村開発公社理事長の唐木村長が来場者へ石けんのプレゼント -
南箕輪久保へ絵画寄贈
お世話になっている地域に感謝の意を表したいと、南箕輪村久保の元教員・丸山拓郎さん(85)と北殿の画家・有賀殿夫さん(74)が久保区へ日本画を寄贈した。1日、同区公民館へ飾り付けるため、山口守夫区長をはじめとする区関係者約10人が集まり2人に感謝した。
寄贈した絵画は「輝」との題名で、日本美術院院友の有賀さんが3年前、有賀峠のカラマツ林を題材に描いた横102センチ、縦115センチの大作。夕方の木漏れ日が晩秋の林を黄金色に染めた風景が見る人を魅了する。白色の壁と木の梁(はり)が剥き出しの同公民館の雰囲気に合っていると関係者から好評だ。
「長年、この区にお世話になっているので」と丸山さんが、中学校の教え子である有賀さんに話を持ち掛けたところ、両者の思いが一致。丸山さんは寄贈するに当たり、額縁を用意した。村の公共施設に有賀さんの作品が寄贈されるのは4カ所目。
久保区に絵画を寄贈した丸山さんと制作者の有賀さん -
【「地酒処叶屋」倉田克美さん・真美さん】
全国に根強いファンを持つフォークシンガーで詩人の友部正人を招いて5月18日、店を会場にライブを開く。
プロミュージシャンを呼ぶのは初めてではない。7年前にも友部と・ス七色の声を操る・ス実力派女性シンガー、おおたか静流(しずる)とのジョイント・コンサートを企画して大成功に導いている。あの感動をいつかまた竏窒ニの思いをずっと温めてきたが、店が今年創業40周年の節目を迎えることから、思い切って大好きな友部に久しぶりのライブ演奏を打診した。「実は演奏を…うちの店でしてほしいんですが…」と電話で恐る恐る切り出すと「面白そうだね。いいじゃない」と気さくに快諾。
「有名なミュージシャンなんだけどまったく気取らない。もともとストリートで歌っていた人でもあるし、今も小さい会場でよくライブを演ってる。もしかしたら、大きいホールよりも聴き手との距離が近い小さな所の方が好きなのかもしれないね」
◇ ◇
おおたか静流のステージを見て大感激し、何とかして地元でライブを竏窒ニ考えたのが8年前。何度も事務所に電話したが「スケジュールがいっぱい」などとはぐらかされ、なかなか返事をもらえなかった。思い余って手紙も何通も書いたが音沙汰はなし。むなしく数カ月が過ぎたある日、たまたま知人に誘われて見に行った友部のステージの打ち上げの席で「静流さんのライブの話が進まなくて」と思わず愚痴がポロリとこぼれた。それを聞いた友部の奥さんが「そういうことなら私に任せなさい」とその場で静流本人に電話をかけて話してくれた。後押しのかいあって、その後はとんとん拍子。たちまちのうちに話がまとまった。静流と知り合いだと分かった友部にも「ぜひ一緒に演って」と懇願し、首尾よくOKを取りつけた。
演奏会場は、ある程度の広さが必要だが当たり前の所ではつまらないからと、近くにある箕輪町の養泰寺にスムーズに決まった。だが一番の心配は「果たして客が集まってくれるか」竏秩B考えられる限りの人たちに声を掛け、新聞や雑誌などに告知を依頼したほか、民放FM局のイベント紹介番組にも生出演して自らの声でアピールした。経費を最小限に抑えるため、ポスターやチラシ、チケットなどは心得のある友人が制作。準備、運営にも友人、知人が全面的に協力してくれた。
そして迎えたライブ当日。予想を大きく上回る300人が集まり、会場の本堂は聴衆で埋まった。ライブも熱狂的に盛り上がって大成功。
演奏が終わり、興奮冷めやらぬ会場を後にする客が「最高のライブだったよ」と口々に掛けてくれる声を聞いた瞬間、こみ上げる感情を抑えきれず、2人で抱き合って泣いた。
◇ ◇
共に友人らとバンドを組み、ギター、ドラムス、キーボード、ボーカルなどを多才にこなす音楽マニア。
「音楽、特にライブと酒屋なんて変な組み合わせに見えるかもしれないけど、自分たちにとってはまったく自然。どっちも人と人との気持ちの通い合いがなければ駄目ってことじゃないかな。だからこそ、夢のようだった7年前のライブのあの感激をもう一度味わいたいし、店を通じて知り合った人たちや地元の人たちみんなに味わってほしい」
(白鳥文男)
5月18日午後4時開演。前売り3千円、当日3500円。定員50人。問い合わせは叶屋(TEL72・6479)へ。 -
伊那消防署が消火協力者に感謝状
4月4日に南箕輪村南原で起きた住宅火災を早期に発見し、初期消火に当たって被害を最小限に抑えたとして伊那消防署(唐沢三喜男署長)は30日、いずれも同村南原の無職松嶋正一さん(78)、会社員戸田礼奈さん(33)、農業篠原昭夫さん(70)、池迫三郎さん(65)・賢一さん(36)親子に感謝状を贈った=写真。唐沢署長は「空気の乾燥している折、早期発見と初期消火のおかげで被害が少なくて済んだ」と感謝の言葉を述べた。
最初に火災を発見して119番通報した松嶋さんは「自宅の裏に出てたばこを吸っていたら、1軒先の家から煙がもうもうと上がっているのが見えた。行ってみたら炎が2メートル近く上がっていたのでびっくりして応援を呼んだ」。松嶋さんから連絡を受けた戸田さんは携帯電話で119番通報し、家からバケツを持ってきて消火に当たった。篠原さんは無線を聞いて現場に駆け付け、外壁をなたではがすなどして消火活動に協力した。池迫さん親子はバケツや園芸用ホースを使って消火に当たった。
5人の協力により、被害は外壁などの一部焼失で済んだ。出火原因は、前日取り出したまきストーブの灰を紙袋に入れ、外壁に立てかけておいたことによるとみられる。出火当時、家人は留守で無事だった。 -
みちくさの会がジャガイモ植え
南箕輪村の女性たちでつくる「みちくさの会」(会員12人)の「はぐくみ会」6人は27日、南箕輪村大芝の畑にジャガイモを植えた。
みちくさの会にはこれまで「食の会」「歩こうの会」「花いっぱい」などのグループがあり活動してきた。今年3月に地元の保育園児たちに地元で作った野菜を食べてもらいたいという思いから「はぐくみの会」を結成。
今回村内の5つの保育園にジャガイモを提供するため、ダンシャクを8キロ、メイクインを4キロの計12キロの種芋を地元の農家から借りた約10アールの畑に植えた。
みちくさの会の山本昭子会長は「村で作った食材で子どもたちを育んでいければと思う。村のみんながそういう気持ちを持ってくれるのが夢。趣旨に賛同し、会に入って協力してくれる人や、別の会でこういった活動をしてくれる人が増えてくれればと思う」と話していた。
「はぐくみの会」ではジャガイモのほかに、ニンジンの栽培も予定している。 -
南箕輪村
息吹俳句会「五七五の17音で簡潔にやさしくすれば俳句はいい。なんでも詰め込むと感動的な句はできない」
毎月1回、南箕輪村公民館での句会。村文化団体連絡協議会に所属する「息吹俳句会」が開いている。
村公民館の俳句講座で学んだ仲間の有志が92年に発足させた。会員は村内に暮らす12人。今年は林剛さんが代表、永田政枝さんが会計を務める。
毎月の句会では、兼題と雑詠を2句ずつ作り合評する。4月の兼題は蜂、蜂の子、蜂の巣、蜜蜂、働蜂、女王蜂など。兼題は前の月の句会で皆で決める。
「批評しあったほうがいい句ができる」と、俳歴の長い荻原文博さんが先生役を務める。兼題、雑詠共に票を投じた人が選んだ理由や句のいい所などを話すだけでなく、よりよい句になるように皆で話し合い手直しもする。
荻原さんを除いては、皆公民館講座から俳句を始めた人ばかり。「自分で生み出す苦しみというか楽しみというか、試行錯誤する時間が楽しい」「俳句の魅力は言葉で表現できること。旅に行っても俳句を作っておけば後でこんな風だったと思い出せる」という。
俳句を通して物を見る目が変わった人、季節を先取りするようになった人がいる。「辞書を調べたり季語を考えたり。凝縮された文芸なので、日常にも生かされる。手紙を書くにも簡潔な言葉を選んだり、頭の訓練にもなる」とも。
楽しみと苦しみの両面あるのが俳句のようで、「私は作るのが苦しくて苦しくて。でも何か一つのことに取り組めばボケ防止になってありがたい」と話す人もいる。
「締め切り間近になると、夜眠れなくなる」。そんな声に荻原さんは、「1カ月の余裕がある。一夜漬けではだめ。全部できなくてもメモしておいて、つなげればいい」とアドバイスする。「人の句を鑑賞することが勉強になる。私の勉強は小説を読むこと。そこからヒントを得る」ともいう。
男性は2人だけと少し寂しいが、「皆人柄がいい。集まって句会をするのが楽しい」と林代表はいう。
「紙と鉛筆があればいい」。次の句会に向け12人が、それぞれの心で俳句を詠む。(村上裕子) -
南箕輪村食生活改善推進協議会 08年度総会
南箕輪村食生活改善推進協議会(倉田和子会長)は28日、村保健センター大会議室で2008年度定期総会を開いた=写真。会員ら約20人が主席し、地域普及活動のための料理講習会などの本年度事業計画を含む4議案を承認した。
本年度は、男性や高齢者の自立のための食生活講座開催や「元気で長生き食生活を見直すための料理」などを展開。倉田会長はあいさつで「会員の役割は大きい。まずは家庭から地域へと活動を広げていってほしい」と話した。 -
日本禁煙友愛会伊那支部 南箕輪村へ車いす寄贈
伊那市、南箕輪村の会員でつくる日本禁煙友愛会伊那支部(橋爪渡支部長)は28日、社会福祉事業の一環で、南箕輪村に車いす2台(10万円)を寄贈した。副支部長の馬場一二さん、小島喜一さん、清水勇さんの3人が村役場を訪れ、唐木一直村長に受け渡した=写真。
伊那支部が禁煙を広くアピールしようと始めた寄付は恒例となっており、村に車いすを贈るのは2年目。唐木村長は「いつも村の福祉に協力していただきありがとうございます」と受け取った。車いすは、現在増築中の村図書館と村民センターに1台ずつを置く予定だ。
同支部はこのほか、関係管内の保育園児や小学校児童らに「禁煙ハンカチ」や「禁煙鉛筆」などを贈呈、小中学校では「禁煙出前講座」を開催するなど活動。関係者らは「会は高齢化しているので、若い人たちに参加を呼び掛け、禁煙に尽力してもらいたい」と話している。
社会福祉事業の一環で、5月中旬には軽自動車1台を伊那市に寄贈する。 -
御嶽山保存会が木曽と文化交流
南箕輪村の無形文化財(民謡)「御嶽山(おんたけやま)」を後世に伝えようと村民有志でつくる保存会(清水伝之丞会長)は26日、木曽町で活動する「木曽節保存会」を同村へ招き、大泉西部地区館で交流会を開いた。互いの民謡を披露し合いながら、両伝統文化への理解を深め合った。
2回目となる交流は初めて村で開催した。交流が始まったのは昨年春からで、両団体が参加したイベントで木曽節保存会から「御嶽山」のいわれを尋ねられたのが契機。民謡が木曽谷から伊那谷に伝わったことを話すと交流の話が持ち上がり、昨年秋に木曽町で1回目を開いた。
交流会には両保存会のメンバー計30人が参加し、それぞれ自慢の民謡を歌と踊りのパートに分かれて学び合った。木曽節保存会の岩井茂雄副会長=木曽町=は「顔なじみに会うのを楽しみに来た」と笑顔。御嶽山保存会の清水江美子副会長=大泉=も「交流がこれからも続けば」と期待した。
木曽節保存会のリードで「正調木曽節」を踊る参加者たち -
南箕輪村老人クラブ連合会 08年度総会
南箕輪村の12区老人クラブでつくる連合会(宮脇米男会長)は25日、村公民館で2008年度総会を開いた=写真。各クラブ代表者ら約40人が出席し、本年度事業計画など2議案を承認した。
本年度は会員の増強を図りながら老人ホームへの訪問交流やデイサービスなどボランティア活動の充実、マレットゴルフなどによる健康増進などに努めていくことを確認した。
会長、副会長、会計の3役は2年任期の2年目で、村老連婦人部の部長は唐沢セツさん=大泉=、同副部長は安積栄子さん=同=に決まった。 -
県市町村対抗駅伝 南箕輪村チーム結団式
第18回県市町村対抗駅伝競走大会(5月6日、松本市)に出場する「南箕輪村」チームの結団式が23日夜、村民センターであり、選手一人ひとりが意気込みを語り、健闘を誓った。
埋橋嘉彦監督は「春の風を体に感じ、楽しみながら走り、それぞれが自己ベストを目指し、持てる力を発揮してもらいたい」。アンカーの植田剛さんは「最後の担当で荷が重いが頑張りたい」と力強く語った。
伊藤修教育長は「南箕輪村のユニホームを着て代表として走るのだが、それにこだわらず自分の力を試す良い機会だと思って走ってもらいたい」と期待した。
大会は松本城太鼓門発、松本平広域運動公園陸上競技場着の8区間39・3キロであり、県下56チームが出場予定。村の前回の成績は総合52位だった。
当日は第4回県市町村対抗小学生駅伝競走大会があり、村の小学生チームも参加。57チームが同競技場発着の4区間一人1・5キロの計6・0キロコースで競う。
選手は次のみなさん。
【一般】
▽監督=埋橋嘉彦(村教育委員会)▽コーチ=桐山勝次(南箕輪中学校教諭)▽1区(3・6キロ)=有賀慎吾(南殿・中学3年)▽2区(3・2キロ)=吉田佳奈(南殿・中学3年)▽3区(4・3キロ)=高橋篤実(田畑・中学3年)▽4区(3・2キロ)=清水真唯(大泉・中学2年)▽5区(7・0キロ)=倉田庄一郎(北殿・上伊那農業改良普及センター駒ヶ根支所)▽6区(5・4キロ)=松沢英明(大芝・自営業)▽7区(7・5キロ)=田中聡(北殿・村役場)▽8区(5・1キロ)=植田剛(田畑・エプソン)▽補欠=宮沢大雅(田畑・中学3年)向山美和(神子柴・中学2年)藤沢勇(田畑・村役場)飯塚義博(中込・ルビコン)
【小学生】
▽監督=新谷純夫(南箕輪小教諭)▽1区=唐沢咲良(久保・6年)▽2区=清水康太郎(大泉・同)▽3区=小池明日香(田畑・同)▽4区=村上晴彦(田畑・同)▽補欠=高坂萌子(久保・同)宮原浩二郎(久保・同)
健闘を誓う「南箕輪村」チームのみなさん -
【叙勲】旭単・土地改良事業功労 有賀正さん(75)
80年前から上伊那北部の農地を潤してきた西天竜用水は「命の水」竏秩B同用水を維持管理する上伊那郡西天竜土地改良区の職員として40年以上携わってきた功績が評価された。昨年秋、20年余務めた理事長を勇退。「肩の荷も下りたが、これからは先人が築いた水路をわが子たちに伝えていかねば」
自然のありがたみを大切にしなければと1961(昭和36)年、西天竜土地改良区の職員に就いた。71年からは3期連続で村議会議員、86年には村消防団長を務めるなど2足のわらじを履きながら地元に貢献。87年からは同土地改良区理事長として、各種事業に尽力してきた。
78年には岡谷市内の取水口から伊那市に至る西天竜地区幹線導水路設置の全面改修に着手し、18年間で総事業費40億円の大事業の推進に努力。2001年には老朽化が進んでいた宮所サイホン(辰野町)の改修に取り組むなど、独自の発想、リーダーシップ力で事業を展開してきた。
天竜川から取水した水を岡谷市川岸から伊那市小沢までの26キロにわたり運び、伊那市、辰野・箕輪町、南箕輪村の計1180ヘクタールの水田を潤す同用水。「これからは命の水の大切さを再確認し、農業を守り育て、自然と共存しながら郷土を守ることが求められている」
趣味は野球、釣り、「自然の土を踏むこと」など。上伊那農業高校卒。妻、長男夫婦と孫2人の6人で暮らす。南箕輪村南殿。 -
信大大学院農学研究科 派遣先企業の成果発表
信州大学大学院農学研究科は24日、文科省が採択した事業「派遣型高度人材育成協同プラン」の2007年度実施報告会を南箕輪村の信大農学部で開いた。昨年度は修士学生4人が参加し、地元などの食品企業で企業活動を体験。それぞれが派遣先での活動内容と成果を発表した。
06年度から始まった同事業は、機能性食品開発を学ぶ技術系学生を地域の食品企業に派遣し、広い視野と経営感覚を企業の中で磨くことが狙い。昨年度は伊那食品工業へ2人、養命酒製造へ1人、サラダコスモへ1人を派遣し、9月から3カ月間、研修を積んだ。
参加学生を対象とした人格形成に寄与した点をアンケートした結果、行動力や思考力、チームワーク能力の向上を確認。学生たちは「テーマを持って実行するという社会人生活で重要な姿勢を身に付けた」「研修を通じて学んだことを今後の自分が成長するための糧にしたい」などと話した。
事業は5年計画で、3年目となる本年度は派遣協力企業、参加学生の拡大、対象専攻科の充実を図りながら展開していく。
派遣型高度人材育成協同プランの実績報告をする参加学生 -
南箕輪村消防団長 松沢武夫さん(53)
「今まで宮島団長の下で副団長を4年間やってきた。今まで学んできたことを自分が団長としてやっていかねばという自覚がある。団員の命を預かる身として、災害現場の中で事故を起こさないよう、幹部の人たちや行政と一緒になってやっていきたい」
村消防団に入団したのは20代前半で、地元田畑の第3分団1部の団員としてスタート。その後は中学時代に取り組んだブラスバンドの経験を生かそうと、先輩に誘われて本部ラッパ隊に所属し、ラッパ長まで務めた。35歳で一時退団し、4年前、49歳で副団長として復帰。そして、本年度4月、団長の職を任された。
一家の二男だったため、本来なら消防団に入団することはできなかったかもしれない竏秩B当時は団員確保がそれほど困難ではなかったため、1家族から1人が入団すればよかった。しかし、21歳の年、入団を予定していた人がキャンセルしたため自分に声が掛かり、入団することを決めたという。
「もともと消防団には、地域との密着力という魅力を感じていたので、入団するきっかけができてうれしかった。密着力は現代社会の方がよりいっそう消防団には大切なことだと思う。人とのつながりの中で、みんなが住んでいることを忘れてはいけない」
同時多発の大規模災害が起きたときなど、消防団は地域住民の生命、財産を守る、身近で頼れる存在であってほしいと願う。
「全国的に消防団の人員確保が課題となっている。『お酒を飲む人たちの集まり』『早朝の訓練が大変だ』など、新入団員の勧誘のときに断られてしまうことがあるが、大切なのは、自分たちの地域は自分たちで守りたいという気持ち」
昨年度からは、地域にある信州大学農学部の学生が入団し始めるなど、個人の防災意識の高まりを感じている。「在学中の短い期間だけだが、消防団の役割を理解し、一緒に活動できることがうれしい。団での経験を地元に帰ってから生かしてくれれば」
「各分団で定数割れしてしまっている状態。消防団の考えをもっと地域に浸透させていかねば。災害が起きてからではなく、いざというときは自分たちで守っていかねばという意識を持ってほしい」
田畑で鉄工所を経営する。趣味はスキー。23歳くらいから本格的に取り組み、現在は指導員の資格を持つ。南箕輪村スキークラブ会長として、スキーの魅力を地域に広めている。
(布袋宏之) -
南箕輪村交通安全協会定期総会
2008年度南箕輪村交通安全協会定期総会は23日夜、村役場講堂であり、会員ら約80人が出席し、本年度の事業計画など5議案を承認した。役員改選では会長に飯島英之さん、副会長に清水貴男さん、会計に増沢宮雄さんを再任するなどした。
本年度は「交差点と交差点付近及び生活道路の事故防止」を村の重点事項とし、事故防止のための啓もう活動や環境整備に取り組むことを確認。飯島会長は再任のあいさつで、「1つでも村内の交通事故がなくなるよう誠心誠意、努力したい」と決意を述べた。
交通安全運動の重点としては、▽高齢者の交通事故防止▽飲酒運転の根絶▽シートベルト・チャイルドシート着用の徹底▽夕暮れ時と夜間の交通事故防止▽自転車安全利用の推進竏窒フ5つを上げた。
07年、村の交通事故発生状況は物損事故376件(前年比32件減)、人身事故100件(同20件増)、死者0人(同2人減)、けが人118人(同20人増)だった。
役員改選で自己紹介する新役員のみなさん