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マレットゴルフで和気あいあい
婦人教育推進協議会南箕輪村支会(高木タカ子会長、15人)は4日、信州大学の留学生との交流会を大芝高原で開き、マレットゴルフなどを楽しんだ。
留学生に日本文化に触れてもらおうと始まり、17年目。15人の留学生が参加し、一緒にコースを回って交流を深めた。互いに、いいプレーが飛び出すと「ナイスです」と言葉を交わし、快音を響かせた。
森林環境経済博士課程2年のラナさん=バングラディッシュ=は「日本とは文化の違いがあるが、交流会を開いてくれたりして(日本人との)関係が近くなってうれしい。マレットゴルフもおもしろいです」とプレーを楽しんでいた。
汗を流したあとは、料理を囲んで歓談。会員がトウモロコシやスイカといった地元で採れた農作物や、天ぷらなどを振る舞った。
高木会長は「南箕輪村を第2のふるさとみたいに感じてもらえたら幸い。いずれ国に帰っても、思い出してもらい頑張ってもらいたい」と話していた。 -
南箕輪わくわくクラブキャンプ
南箕輪わくわくクラブ恒例1泊2日のキャンプが3日、大芝高原で始まった。小学生の親子22人が、大芝の林の中で自然に触れ、飯ごう炊さんをしてキャンプを楽しんだ。
自然体験は、林の中で木登りに挑戦。枝打ちなど山で作業するときに木に登る足場にするはしごのような林業の道具を木に取り付け、学年の大きな子どもたちが高さ4メートルまで登った。子どもたちはスイスイと登り、「高い」「気持ちいい」と元気いっぱい。普段とは違う高い場所からの林の眺めを楽しんだ。
思い出に残る「モノ作り」は、木のバッジや表札を作った。のこぎりで丸太を切り、表面にやすりをかけて自由に字や絵を書いた。
夕食には、皆で協力して調理したカレーを大芝のおいしい空気と一緒にお腹いっぱい味わった。 -
南箕輪村地震総合防災訓練4日
南箕輪村の地震総合防災訓練は4日、震度5の東海地震発生を想定し、各地区である。
役場は今回、集中豪雨による天竜川堤防の決壊を想定し、庁舎内で図上訓練をする。天竜川北殿観測所で特別警戒水位7・1メートルに達した場合の北殿中河原地区住民への避難準備指示、水位7・2メートルでの避難勧告発令、堤防決壊による避難命令の発令をし、それぞれの対応と決壊から3日間の対応を検討する。
北殿下段地区住民は、各地区別の訓練の前に、天竜川堤防決壊による浸水対応訓練にも取り組む。村からの避難準備情報、避難勧告の情報を各組の連絡網で住民に徹底。避難勧告後、実際に避難し、避難者の確認をする。下段地区はすでに情報伝達のための連絡網を整備。訓練で不備などを確認する。 -
テーマさまざま意識高めて
伊那市、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那防犯協会連合会と伊那署は2日、管内の小中学生が描いた防犯ポスターの審査会を開いた。
県防犯協会連合会への推薦作品に選ばれた7人は、内堀みさきさん(箕輪中部小4)、伊藤亜里紗さん(西箕輪小5)、小池万里子さん(箕輪中部小6)、伊藤智哉君(東春近小6)、小林楓さん(西箕輪中1)、下平綾音さん(南箕輪中2)、渕井奈菜さん(箕輪中2)。
県民の防犯意識の高揚と、意識の普及啓発を目的に、毎年募集している防犯ポスター。連合会管内では12小学校4中学校(小学4年窶白・w2年)から345点(昨年比87点増)の応募があった。
選考には伊那北高校美術担当の向山恵一教諭、中山均伊那署長ら5人が参加。訴える力、完成度などのバランスを審査した。
振り込み詐欺、空き巣、飲酒運転、不審者の声掛けなど、テーマはさまざま。薬物乱用を訴える作品の中には「きっぱり断る強い意思」、車上狙いは「ぬすんだお金で何するの?」などのメッセージが添えられていた。
また、伊那防犯協会連合会の入賞作品も選考。作品は、10月中旬の地域安全運動に合わせて展示する。
入賞は次のみなさん。
▽金賞=伊東佳衣(東春近小4)林結花(箕輪西小5)下平咲(東春近小6)有賀真司(箕輪東小6)山本翔子(南箕輪中1)加藤優(南箕輪中1)森下翔太(箕輪中2)本山あゆ美(西箕輪中2)▽銀賞=中村彰吾(伊那東小5)佐藤遥貴(手良小6)中島愛(伊那東小6)佐藤冬実(南箕輪中1)立石彩香(西箕輪中1)赤羽拓(箕輪中2)原詩央里(箕輪中2)▽銅賞=伯耆原克弥(箕輪中部小5)加納秋穂(伊那北小5)有賀優(西箕輪小6)宮島愛(西箕輪中1)都志剣吾(南箕輪中1)渡辺美樹(南箕輪中1)柴幸(箕輪中2)秋山渚(南箕輪中2)久保田潤子(伊那中2)▽佳作=伊藤あゆか(西箕輪小5)向山美和(南箕輪南部小5)赤羽すずか(美篶小5)杉崎真優(西春近北小6)金子美穂(伊那小6)田代宗一郎(手良小6)唐沢裕樹(西箕輪中1)有賀和音(南箕輪中1)北嶋咲(西箕輪中2)松崎純陽(南箕輪中2)内藤郁(箕輪中2) -
農業土木学会賞の著作賞を信州大学の木村教授が受賞
棚田や中山間地の実情を、現場の視点から分かりやすくまとめた著書『信州発棚田考』(ほうずき書籍)が評価され、著者の信州大学農学部の木村和弘教授が、05年度農業土木学会賞の著作賞を受賞した。
専門は農村計画や農業土木学。「持続可能な農業にはどんな水田が必要か」を調査する中、作業に危険や過酷さが伴う棚田は、高齢農業者に重い負担を強いるため、深刻な担い手不足を生み、棚田の荒廃を一層加速させていることを知った。棚田を荒廃から守るには、生産性向上にのみに着目するのでなく、安全性確保や労働力を軽減する区画整備が不可欠窶狽ニ実感した木村教授は、こうした視点から区画整備研究をして、市町村の区画整備事業などにも携わってきた。
書籍は、木村教授が伊那毎日新聞に掲載中のコラムをもとに8章72話にまとめた。中山間地や棚田の現状と問題点、その解決方法を、分かりやすく提言している。
景観・文化資源保全の側面から、棚田が注目される一方、それを維持管理する農家の問題には目が向かない現状に対し、木村教授は「ただ景観保全や自然環境保護の観点からのみ保全を訴えても荒廃は防げない。一般の人にも本に書かれている内容程度の事実は知ってほしい」と訴える。また「この本が、こうした問題に悩む農家の人の窓口になれば」と話し、著書の中でも、悩みを抱える農業者に、気軽に尋ねてほしい窶狽ニ呼びかけている。 -
南箕輪小学校で祖父母参観
南箕輪村の南箕輪小学校(宮原貞雄校長、707人)で31日、祖父母参観があった。1窶・限は授業参観、3現は2年生と合唱クラブの発表を体育館で聞いた。年に1度の機会に、孫の勉強する姿を一目見ようと、大勢が訪れた。
歌の発表には約300人以上の祖父母が集まった。2年生は「夕やけこやけ」「虫のこえ」、3年生以上の有志でつくる合唱クラブは「HEIWAの鐘」を一生懸命合唱。それぞれ、この日のために、ほぼ毎日の練習を積んできた。
2年生は鈴やシンバルなどを使って虫の音色を演出。歌の最後には「おじいさん、おばあさん、いつも優しくお世話してくれてありがとうございます。いつまでもお元気でいてください」とメッセージを添え、感謝の気持ちを伝えた。歌のプレゼントを記録に残そうと、ビデオカメラなどを構える人もいた。
離れて暮らす2人の孫を見ようと訪れた夫婦は「授業を楽しくやっている姿が見ることができてよかった。孫の成長は楽しみ」と話した。 -
伊那署が振り込め詐欺の被害防止の注意呼びかける
伊那署は、管内で警察本部職員をかたる振り込め詐欺の未遂事件が発生したことを受け、被害の拡大防止のための注意を呼びかけている。
調べによると、8月29日昼ころ、伊那市内に住む女性あてに警察本部交通課の者と名乗る男から、「息子さんが、今年の6月に飯田市内で他人の車を飲酒運転して事故を起こしたのを知っていますか。その件で警察から再三呼び出しをしたが出頭しないので、今日息子さんを県警本部へ連れてきた。この交通事故の弁護士費用として、お宅と車所有者とで50万円ずつ払ってもらうことになります」との電話があった。
女性は、6月に息子が県外へ出張中であったことを知っていたため、被害には逢わなかった。
伊那署では、「警察が交通事故の示談金や弁護士費用などの支払いにかかわることは絶対にない。心当たりのない振り込み要求は詐欺と疑う。振り込む前に、必ず家族などに相談する。相談相手がない場合は、警察や銀行に相談する」と呼びかけている。 -
南箕輪村庁内プロジェクトチーム始動
南箕輪村は、村の課題を検討するため、庁内に6つのプロジェクトチームを組織した。チームごとに会議を重ね、総合計画推進委員会や調整委員会に諮っていく。
チームは▽企業誘致推進▽大芝高原利活用▽南箕輪村らしさ追求▽組外解消対策▽地域福祉推進ネットワークづくり▽行政改革推進-。8人から11人程度の職員で構成する。
30日は、企業誘致推進プロジェクトチームの第1回会議をがあった。誘致の方法、村内の土地、上下水道など基盤整備の現状を話し、今後の進め方を協議した。
優良企業を誘致することで産業の高度化、雇用の拡大を促進し、村の産業・経済の確立を図る。メンバーは産業課、建設水道課、総務課の課長はじめ職員9人。堀正産業課長がチームリーダーを務める。
堀リーダーは「村長公約に優良企業誘致がある。長い目で推進しないといけない課題だが、村長任期の前半に方針を出していきたい」とあいさつした。 -
南箕輪村基本構想など答申期限延長
南箕輪村むらづくり委員会(唐沢俊男会長)は30日、住民懇談会の答申前の開催と答申期限の延長願いを唐木一直村長に提出した。唐木村長は願い出を承諾し、計画の答申期限を11月22日とする回答書を手渡した。
昨年11月の村長諮問では、南箕輪村基本構想など4計画の答申期限は9月。住民説明と意見聴取については、当初村事務局は委員会に答申後開催の日程案を示していた。
委員会は、素案のまとめに村民意見を反映するため住民懇談会の答申前の開催を決定。これに伴い、答申時期を迎えた4計画について再検討の期間が必要となるため、答申期限延長を願い出た。 -
南箕輪村むらづくり委員会
「新時代のむらづくり住民懇談会(仮称)」開催へ南箕輪村むらづくり委員会が29日夜、村役場であり、新時代のむらづくり諸計画の素案に村民の意見を生かすため、「新時代のむらづくり住民懇談会(仮称)」を開くことを決めた。
検討を進めている計画は▽南箕輪村財政計画(06-10年度)▽第4次総合計画基本構想▽南箕輪村土地利用計画(国土利用計画「南箕輪村計画」)▽第4次南箕輪村行政改革大綱-。
懇談会では、委員会がまとめた4計画の素々案を村民に説明し、住民、委員会、村行政が互いに意見交換する。聴取した意見は、その後の素案まとめに反映させる。
10月18日から27日までに、村内12地区と全地区対象の計13回を予定する。 -
酒に酔い暴行 17歳少年逮捕
伊那署は30日午前4時24分ころ、南箕輪村内のコンビニエンスストアでアルバイト店員に対し暴行を働いた疑いで、上伊那郡内の17歳少年を現行犯逮捕した。
調べによると、同少年は酒に酔い、店内で客に絡んでいたところ、店員に注意されたことに腹を立て、近くにあったごみ箱を投げつけ、けがを負わせた疑い。
また、店員からの通報で駆け付けた警官に対しても、持っていた警棒で立ち向かってきたという。 -
大芝の湯「風呂の日」コンサート
南箕輪村の大芝の湯は26日夜、「風呂の日」企画で初のコンサートを交流室で開いた。風呂上がりの利用客は、村内で活動するハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」の演奏を聞いてくつろいだ。
昨年、七夕祭りでハーモニカ演奏を屋外でしたが、ゆっくりと演奏を聞いてもらえるように、また趣味のグループなどの発表の場提供も考え、「風呂の日」特別企画として催した。
今回出演したクラブは、村公民館講座「初心者ハーモニカ教室」の修了者が昨年発足。月2回の練習のほか、発表会やボランティア活動をしている。
子どものころに吹いたハーモニカの音色を楽しんでほしい-と、合奏で「海」「夕焼け小焼け」「知床旅情」「ふるさと」、独奏で「虫の声」「埴生の宿」「さざんかの宿」を演奏した。
利用客はじっと耳を傾けたり、演奏に合わせて歌を口ずさむ人も。村内の知り合いと一緒に訪れたという東京都の女性は、「和やかでとてもいい。懐かしい感じで一緒に歌いました。こういう発表の場は趣味でやってる人たちの励みにもなると思う」と話していた。
大芝の湯では今後も、中学生の吹奏楽や地域で活動する団体などに、日ごろの練習成果を一般の人に聞いてもらえる機会を提供していきたい-としている。 -
南箕輪村神子柴 主婦・小嶌由美子さん(60)
還暦の節目を記念し、今年の1月4日窶・1日の18日間、南極ツアーに1人で参加した。空、海は深く青く、白い山と大きな氷山。日本では決して見ることのない大自然が待っていた。「南極だー。来てよかった」。心の底からそう思った。
「テレビで見たものを直接見たい」と、今までモロッコのサハラ砂漠、カナダの氷河窶狽ニ、世界中の自然を自分の目、足、肌で体験し、感動を心に刻んできた。南極も以前から行こうと考えていた場所だったが、たまたま、NHKハイビジョンのテレビ番組の特集が連夜放送されていて、「いかねばならぬ」と決断。すぐさまツアーに参加した。
「NHKから旅費をもらいたいぐらいですね。還暦と重なったのもたまたま」と、笑う。
成田空港から飛び立ち、北米経由でアルゼンチンの南端ウシュアイアへ。そこからクルーズ船「ブレーメン号」で南極半島の西側・南シェトランド諸島を中心に、南極圏近くまでクルージング。
南極では、多くの感動があった。南極半島の「パラダイス湾」は世界で一番きれいな場所と言われている。波はなく、水面は鏡のようで、白い雪山が写り込んでいる。「スイスの山マッタンホルンも、フィンランドのフィヨルドもかなわない。きれいと言われる風景はすべてここに集まっているんだ」。
南極の生き物の代名詞「ペンギン」は、数種類が生息する。人間と同じで家族単位の生活だが、親が餌を取るため家族と放れる間は、子供を群れに預けるなど、集団で協力して暮らす。群れの中では、母親ペンギンが他のペンギンの子供を奪おうとしたり、カモメから子供を守ろうとくちばしで小さな石を運び囲いをつくったり…。「人間社会と一緒なんだ」と、母親の姿に胸がしめつけられた。
◇ ◇
写真展「還暦おばさんの南極の旅」は9月5日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。入場無料。休館日は土、日曜日、祝祭日。午前8時22分から午後5時10分まで。
旅行は1人で行くことが多いため、いつもはカメラを持ち歩かない。長男から「おかあさんなんでも撮ればいいから」と、手渡された小さなデジタルカメラで撮影した。写真にはあまり興味がない・ス素人カメラマン・スは、「誰でもすぐに行ってこれる場所ではないので、みなさんに見てもらおう」と展示会を開いた。
◇ ◇
旅は人生のターニングポイント。自分で直接見て感じたことは映像より心を揺り動かす。「イスラムのお祈りするところや、アラスカのヒグマがサケを獲っているところも見たい。あと何個所かあるけど…秘密」と、次の旅の話をする姿は、生き生きと輝いて見えた。 -
南箕輪村地域筋トレ教室開講
南箕輪村の地域筋トレ教室が25日、塩ノ井公民館で始まった。参加者は転倒予防や介護予防のため、筋力トレーニングの簡単な理論を学び、実際のトレーニングに挑戦した。
村内在住の65歳以上を対象にした初の教室。筋力トレーニングを身近な地域で普及し、筋力強化により充実した生活が送れるようになることを目指す。全4回で、宿題として家庭でも筋力トレーニングに取り組む。
塩ノ井地区を中心に田畑、神子柴地区から60-80歳代の9人が参加し、村の理学療法士、山崎一さんの指導を受けた。
基礎代謝の上昇や身体能力の向上など、筋力トレーニングで期待される効果や、実践の注意点などを学習。ひざの関節痛予防にももの筋肉をつける、腰が曲がらないように背筋をつける-など鍛える部位があり、年齢や健康状態など参加者の症状に応じて、いすに座って足を持ち上げる、ひざの下にクッションを入れつぶすように力を入れるなどの方法を練習した。
植田さち子さん=田畑=は、「冬の間はジョギングをしていたが春から運動不足なので体をほぐそうと参加した。家でも頑張ってやれば筋力がつくかなと期待している」と話した。
11月ころに南原地区、来年2月ころに保健センターで、同様の教室を開く予定。 -
南箕輪中部保育園・南箕輪小学校交流会
南箕輪中部保育園で24日、年長園児46人と、南箕輪小学校の1年3組の児童29人のプール交流があった。
例年小学校の9月の運動会に、1年生と来年度入学する年長園児が取り組む“来入児種目”があり、児童と園児がペアとなって旗拾いなどしている。その時ペアを組む友達の顔と名前を覚えよう窶狽ニ、6月から交流をしており、3回目となる。同校1年のほかの3クラスも、村内の各園の年長児と交流している。
新入生の中には、戸惑いを感じる子も多く「その解消に」と、保育園・幼稚園・小学校連絡協議会で、学校側から交流会を提案。運動会の事前準備も兼ねた会が実現した。
小学生にとっては、自分より小さい子の世話をする機会にもなっており、園児の手を引く児童も多く見られた。
3回の交流を通して仲良くなった子ども達は、水をかけ合ったりしつつ、終始笑顔で水遊びを楽しんでいた。 -
南箕輪村長対話集会
南箕輪村の唐木一直村長と子育てサークル「ぽかぽかclub」(三沢留美リーダー)の対話集会が22日、すくすくハウスであった。村長就任後初の対話集会。子育て中の若い母親が、保育園や公共施設に対する希望、子育て全般で日ごろ感じていることなどを率直に話した。
サークルは03年秋に発足。村内を中心に辰野町から飯島町までの49組の親子が参加。大芝公園を拠点に公園めぐり、すくすくハウスでおはなし会、レクリエーションなどの活動をしている。「日本一の子育て村を目指すので、子育て中のママの意見を直接聞いてもらいたい」と対話集会を希望した。
村長は、「予算がなくてもできることはかなりある。お母さんのお話を聞いて参考にさせていただきたい」とあいさつした。
アスベスト問題で村内公共施設は大丈夫か-との質問に、「今月末まで専門の調査をしている。今のところ大丈夫」と村長。新しく施設を造るときに村民に意見を聞く機会がほしい-との要望には、「できるだけそういう機会を持ちたい」とした。また、「公共事業は少なくしても保育料を引き下げていきたい」とも話した。
母親からは▽子育て支援ができる保育園にしてほしい▽久保の国道東側や北殿など下段地域にも公園がほしい▽沢尻・南原地区は保健センターが遠いので予防接種などを公民館でやってほしい▽核家族なので村内老人世帯との交流を検討してほしい-などの意見や、「対話の機会を頻繁にもってほしい」という声もあった。 -
権兵衛トンネル開通前記念第20回大芝高原まつり
権兵衛トンネル開通前記念第20回大芝高原まつりが21日、大芝高原一帯であった。薄曇りの天気で途中雨に降られたものの、村内外から訪れた大勢の祭り客でにぎわい、最後は大輪の花火が夜空を彩った。
FM長野パーソナリティーの小林新さんの司会で開会。おまつりステージは太鼓、ダンス、バンドなどが出演し、保育園児やダンスサークルのステージは我が子の姿を撮影しようとビデオやカメラを手にした家族でいっぱい。パレードのみこしは唐木一直村長も担ぎ出し、村長は上下に激しく揺れるみこしの上で沿道に手を振った。
名物たらいレースは19組が出場。ゴール前で余裕の1回転を見せる選手、スタートしてすぐに転覆してしまう選手、前に進まず苦戦する選手とさまざまだったが、やじと声援が飛び交う中で盛り上がり、「ライジングたらい部」が連覇した。
林の中にビニールシートを敷いて家族でゆっくり祭りを楽しむ人、県内外から集まった130台のクラシックカーを見物する人、木工広場でいすや舟作りに熱中する子どもたち。食べて、遊んで、夏祭りを満喫していた。 -
権兵衛トンネル沿道広告物
デザイン審査で北沢さん(箕輪町)が最優秀賞06年3月に権兵衛トンネル道路(国道361号線)の開通が予定されているが、それに先立ち、沿道の自己用広告物のモデルになる統一デザインの第2次審査会が22日、伊那市の伊那北地域活性化センター「きたっせ」であった。2次審査に残っていた4提案のうちから、箕輪町在住の一級建築士・北澤宗則さんの案が最優秀賞に決まった。
主催は、上伊那地方事務所や市町村、関係団体でつくる上伊那地域景観推進会議(会長・牛越徹上伊那地方事務所長)。伊藤精晤信大農学部教授を審査委員長に、地元地区代表など11人による審査委員会があたった。
北澤氏のデザインは伊那産カラマツを使用し、地域住民が自由に花で演出できることを狙ったもので、「シンプルで景観に調和する」「地元産のカラマツを使用した点がよい」「管理がしやすい」などの点で評価された。
権兵衛トンネル道路は、伊那側約7キロ・両側100メートルが屋外広告物禁止地域に指定される予定。この地域を含む西箕輪一帯は、景観保護のための「西箕輪ふるさと景観住民協定」も結ばれている。こうした中で、沿道に社屋や店舗を構える企業・商店がその敷地の中につくる自己用広告物の統一デザインのモデルを提示する必要があり、今回の審査になった。
伊藤審査委員長は「どの案も多大な努力とアイデアが盛り込まれたもので甲乙つけがたかったが、地元産のカラマツを使用し、設置方法も詳細にわたり提示された北澤さんの案が評価が高かった」と話した。
今後、北澤さんのデザインをもとに自己用広告物のモデルをより具体化するだけでなく、建物の外観などを含めて、景観保護のためのガイドラインを12月までにまとめる。とりまとめには、審査委員会のメンバーに北澤氏が加わってつくられるガイドライン策定委員会があたる。 -
上農生が大芝荘で竹垣作りボランティア
上伊那農業高校緑地工学科の生徒が19日、ボランティアで南箕輪村の大芝荘入り口に竹垣を作った。3年目の活動で、生徒たちが日ごろの学習成果を発揮して熱心に作業し、完成した。
地元の公共施設で垣根作りなどをし、地域の人に気持ちよく施設を利用してもらうと同時に、地域との連携や交流を深め、緑地工学科の学習を知ってもらおうと取り組んでいる。
夏休み中だが3年生の有志5人が参加。山本浩文教諭の指示を受けながら、大芝荘日帰り温泉への通路約8メートルの区間に四つ目垣を製作した。2メートル間隔に立てた杉の丸太に地面と並行に胴縁を縛り、地面に垂直に立てた竹と胴縁をしっかりと縛って美しい竹垣に仕上げた。
竹垣作りは3年生になってから学習。参加した生徒は、「地面が傾斜になっているので、それに合わせて胴縁を水平にするのが難しかったけど、皆でやってると楽しい」と話していた。
大芝荘の山崎文直支配人は、「竹垣が出来て、駐車場と緑の花壇、通路がきちんと分けられて気持ちがいい。通路を歩く温泉の利用者もほめてくれて評判がいい」と喜んだ。 -
南箕輪村議がボラで草刈り
きれいな大芝高原でまつりを楽しんでもらおう-と、第20回大芝高原まつりを前に南箕輪村議会議員は18日、ボランティアで大芝公園マレットゴルフ場西側道路の草刈り作業に汗を流した。
「村の皆さんがボランティアで花を植えたりしている。議員もボランティアで出来ることをしよう」と議員の中から声があり、初の取り組み。役場産業課と相談し、祭り駐車場になる、多くの人が通る道路沿いをきれいにしようと、作業が決まった。
議員はそれぞれ草刈り機やかまなどを持ちより、村有林のフェンス沿い約300メートルの区間に生い茂った草を刈り、道路は見違えるようにきれいになった。 -
南箕輪村議会臨時会
南箕輪村議会臨時会は18日開き、公共下水道事業管きょ工事請負契約の締結議案2件と、箕輪工業高校全日制課程の存続を求める意見書提出の議員発議を原案通り可決し閉会した。
請負契約は、国庫補助の村公共下水道事業管きょ工事第5、第7工区。第5工区は、伊那総建(本社・南箕輪村、北沢千秋社長)と5145万円で契約。施工延長1101・5メートル、管布設延長1073・6メートル。06年3月24日しゅん工予定。第7工区は、キョウデンテクノス(本社・南箕輪村、橋本徹社長)と5670万円で契約。施工延長1280・5メートル、管布設延長1242・1メートル。06年3月25日しゅん工予定。
箕輪工業高校全日制課程の存続を求める意見書は、「全日制課程がなくなることは、地域と一体となって魅力ある学校づくりを実践する地元・学校にとってまこと由々しい限り。存続を強く求める」とする内容で、県知事、県教育委員会、県議会議長に提出する。 -
南箕輪村田畑の「盆正月」
南箕輪村田畑で100年以上続く伝統行事「盆正月」。小林健一区長(66)ら役員の自宅を16日深夜から17日未明にかけ、区内の男性たちがしめ縄や車、農機具などを飾り立てて封鎖し、もう1日盆休みがほしい-と要求した。役員宅では朝から片付け作業に追われ、封鎖ぶりを見学に訪れる人もいた。
封鎖するのは区3役と公民館3役の6軒。地区PTAなどでつくる「伝統行事を守る会」が田畑神社で準備をし、午前0時に作戦開始。区長宅を最も“華やか”に封鎖した。
区長宅は、玄関前にコンテナや肥料、消毒のタンク、タイヤなどを高く積み上げ、しめ縄を飾り、鏡もち、スイカ、花台の上にはキュウリなどの野菜がきれいに並べて供えた。
はぞ木は軒先に立てかけ、庭に干してあった野球のユニフォームは物干しざおごと運び石灰で真っ白に化粧。軽トラックも移動。タイヤの空気を抜き、荷台には豆トラ、運転席の屋根上には青いトマトをのせた脚立を置いた。物置にあったトラクターも運び出し、庭先には「お正月」の文字を大きく書いた。
朝5時半に起床した小林区長は、玄関から外に出ることができず裏口から出て封鎖の様子を見た。10年前、区の会計をしたとき以来2度目の“受難”。「夜中にゴロゴロと引き出す音が聞こえた。おらたちも若いころやったもんで…。ちょっと片付けが大変。半日かかるかな」と苦笑い。「盆正月なので1日ゆっくり休むように」と、3役で手分けして区内の組長に電話連絡した。 -
今井愛子パッショングループ代表
南箕輪村田畑
今井愛子さん(59)辰野町から飯田市まで、上下伊那に80を超えるダンス教室を持ち、メンバーは千人以上というパッショングループ。今年、発足20周年を迎えた。
若いころ、スポーツは全くしていなかった。「普通の主婦、内職おばさんだったんです」。運動不足で体調が思わしくなく、3年ほど毎朝一人で歩いたが、偶然誘われて南箕輪村教育委員会のレクダンス講座に参加。「音楽に合わせて体を動かす楽しさを知った」。これが、エアロビクスの世界にのめり込むきっかけだった。
「音楽が好き。だから音楽が流れると自然に体が動く。全てを忘れ汗をかく。終わったあとの満足感。すっごい気持ちいいですね」
スポーツクラブなどに通いエアロビクスに熱中。現在も自身の勉強のために松本まで通っている。
クラブに通いはじめ1年くらい経ったころ、近所の人にどうしても-と頼まれ、田畑公民館でサークルとしてスタートした。「肩書きはないけど、自分が持っているものは“一生懸命”と“情熱”。それなら…」と、情熱を英語にして『パッション』というサークル名が誕生した。
メンバーは子どもから高齢者まで幅広い。年代ごとに合った曲を選び、全てオリジナルの振り付けをする。ユーロビート、アニメソング、演歌などさまざまだが、「自分の好きな曲じゃないと振りは出てこない。この曲いいなと思うとイメージが沸いてきて、手足の動きを付ける。自分が踊れて初めて皆さん満足できるので、私の振りは分かりやすく踊りやすいから、喜んでもらえるのかな」。
これまで何百曲と振り付けてきたが、全ては「家庭料理の感覚」。「親しみやすい、おいしい料理が出たら満足感がある」と、そんな思いで振り付けるものの、「素晴らしいと思ったことはない」。10人のインストラクターが踊り込んで立派に仕上げてくれるのだという。
「スタッフの支えがあるからやっていられる。互いに誇りに思い合っていて、本当に私の財産ですね」と、スタッフに絶大の信頼を寄せる。
千人のメンバーのトップに立っているが、「私の中では普通の主婦。自分が健康で、いい主人がいて、子どもに孫もいて、いつも家庭に帰ってきていい状態でいられるから、教室でも作り笑顔でなく、本当の楽しさでいられる」。そのためスタッフには、「まず家庭を大事に考え、その次に仕事をしようね」と話している。
1時間半のレッスンの間、自ら先頭に立って踊り、指導し、精一杯汗をかく。「楽しさを皆さんに与えてあげられる。本当にいい仕事にめぐりあった。毎日充実していて、自分ほど幸せなものはいないと、いつも思ってる。私のできる限りやっていきたい」。教室には今日も、はつらつとした笑顔と情熱があふれる。 -
権兵衛トンネル開通前記念第20回大芝高原まつり
21日開催権兵衛トンネル開通前記念第20回大芝高原まつりは21日、大芝高原一帯で開催する。
多目的広場のステージで午前10時から開会式。FM長野パーソナリティーの小林新さんが司会、進行を務める。催しは18。今年は新企画で「木曽の物産展」も多目的広場で開催。木曽福島町、開田村、旧楢川村(現塩尻市)の物産を販売する。
クラシックカーフェスティバルは、会場を例年の大芝プール駐車場から大芝の湯西側駐車場に変更。恒例の花火大会は85番組で、そのうちスターマインは19。記念花火は11組。
今年は大芝高原周辺の民間企業の駐車場は利用できないため、富士塚運動場に車を誘導し、シャトルバスを利用してもらう。バスの運行は例年より始発を早め、運行時間は午前8時半から花火大会終了の午後9時半まで。公園周辺の混雑を避けるため、村内巡回バスとシャトルバスの利用を呼び掛けている。
雨天は28日に花火大会のみする。
催しは次の通り。
▽ゲートボール大会午前8時-10時半、屋内運動場▽マレットゴルフ大会午前9時-正午、大芝マレットゴルフ場(午後からマレットゴルフ無料開放)▽地場農産物即売会午前10時-午後3時▽わくわくクラブお茶教室午前10時-午後2時▽親子ふれあい木工広場午前10時-午後2時▽乗馬体験コーナー午前10時-午後2時▽クラシックカーフェスティバル午前10時-午後3時▽闘鶏大会午前10時-午後3時▽フリーマーケット午前10時-午後3時▽福祉ボランティア本部午前10時-午後4時▽開会式・おまつりステージ午前10時-午後7時20分、多目的広場と湖上ステージ▽ふるさとの味コーナー午前10時-午後9時▽出店コーナー午前10時-午後3時半▽大芝名物たらい体験・レース午前10時半-午後2時半、先着20組▽おまつりパレード午後2時-4時▽民謡踊り午後4時-5時半▽防災コーナー(はしご車など)午前10時-午後2時▽木曽の物産展午前10時-午後2時▽ゆかた無料着付(女性のみ)午前10時-午後5時半▽花火大会午後7時半-9時
◆交通規制
村道6号線の大芝高原信号機西側の道路を午後6時から、西に向かう方面への一方通行規制とする。西側からは進入禁止。花火終了後の午後9時30分を目安に規制解除する。
この規制により、花火立入禁止区域は西は広域農道脇まで、南は村道6号線脇まで。村道6号線の北側車線は花火立入禁止区域による歩行者専用とする。 -
南箕輪村第29回夏季村民体育祭
南箕輪村公民館主催の第29回夏季村民体育祭が16日、大芝高原の野球場、陸上競技場などであった。地区対抗の野球とソフトボールで、楽しみながら熱戦を繰り広げた。
村民の親ぼくを目的に夏恒例の体育祭。軟式野球5チーム、ソフトボール・スローピッチ14チーム、ソフトボール・ファーストピッチ3チームが参加した。
ソフトボール・スローピッチの試合では、0対10からの大逆転で勝ち進むチームも。「だれだ?2回戦で終わりって言ったのは。勝っちまったぞ」と笑い声が響いた。
外野から「プロが出てきたぞ。ピッチャー、敬遠したほうがよかねえか」と声がかかったり、試合を終えたほかのチームから「外野はもっと下がれ!」と指示が出たり、「おいおい、もう終わりにしようぜ。ビールが飲みてぇよ」という声も。試合とはいえ終始和やかで、選手も応援もゲームを楽しんでいた。
結果は次の通り。
▼野球の部 (1)大泉(2)田畑(3)北殿野球クラブ、KUBO
▼ソフトボール・ファーストピッチの部 (1)北殿ソフトボール倶楽部(2)大泉(3)クボ
▼ソフトボール・スローピッチの部 (1)南原A(2)田畑B(3)沢尻ソフト -
味工房が大芝の湯で火曜野菜直売
南箕輪村ふれあい交流センター・大芝の湯のロビーで、近くの農畜産物加工直売所「大芝高原味工房」のスタッフが野菜を直売している。メンバーの自宅で栽培した夏野菜を、8月の毎週火曜日に販売する。
「火曜直売市」と題し、初めての試みで、「夏野菜が豊富に取れるので、安く提供したい」とのメンバーの提案に、施設側が協力して始めた。
2回目は、トウモロコシ、ジャガイモ、カボチャ、ピーマン、ナスなど、約10種類の朝どり野菜を出品。入浴利用者らは100円窶・00円の安価販売に、帰り際に喜んで買っていった。
また、夏ばて防止効果のある、中国野菜の「クウシンサイ」も販売し、利用者らの関心を集めていた。 -
天竜川浸水への防災対策住民説明会
南箕輪村は11日夜、北殿区下段地区の住民を対象に、天竜川浸水への防災対策住民説明会を北殿公民館で開き、天竜川の「特別警戒水位」や避難対策を説明した。
水防法の改正により7月1日から、北殿水位観測所に避難などの目安になる水位「特別警戒水位」(7・10メートル)が設定されたことにより、村が避難対策を示した。対象は、天竜川上流河川事務所が天竜川浸水想定区域とする北殿区内のバイパス東側、天竜川との間に住居を構える区民。
特別警戒水位に達した時点で村が「避難準備指示」。住民は避難準備をし、北殿区自主防災会は非難援助希望者と連絡を取り、人員を確保。浸水が予想される時点で村が「非難勧告」を出し、住民は北殿公民館に避難、自主防災会は避難援助希望者宅へ向かう。
情報伝達は、村は防災無線ほか広報車により周知。北殿区長と自主防災会長へ電話連絡する。区長と会長は各組長らへ連絡し、組では連絡網などで周知する。連絡網は今後早急に整備する。
災害時に一人で、または家族の介助だけでは避難できない人が、自主防災組織の協力を得てスムーズに避難するため、災害時要援護者の登録も開始する。
9月4日の防災訓練主会場は北殿区で、大雨による天竜川からの浸水対応訓練を実施。避難対策に基づき情報伝達、避難者の確認などをする。 -
いろいろ物作り体験会「身近なもので草木染め」
南箕輪村公民館主催のいろいろ物作り体験会「身近なもので草木染め」が12日、館内であった。小学生から大人まで5人がヒメジョオンなどの草木染めに挑戦した。
家庭の台所で手軽にできる染物を体験しようと、日本手芸協会トールペイント認定教室プリムローズを開いている大洞かずよさんが指導。ヒメジョオンとタマネギの皮の2種類で木綿の布を染めた。
参加者は、絞り模様に染め上げるため、持ってきた布を何カ所かつまんで輪ゴムでしっかりと縛った。
染色は、ヒメジョオンなどをホウロウ鍋で煮だし、同浴染という方法で鍋にミョウバンを入れ、染まりやすいように牛乳に浸した布を入れて15分くらい煮たあと、1時間ほどそのまま冷ました。
染色液が冷えたところで布を水洗い。ヒメジョオンは薄い黄色、タマネギの皮は鮮やかな山吹色に染まった。「模様はどうなったかな」とワクワクしながら各自の布の輪ゴムを解くと、白く丸い模様が浮き上がり、「わあ、きれい」「すてき、すてき」と皆感激した様子だった。
南箕輪小学校4年の北原怜奈さんは妹の佑奈さん(2年)、祖母と参加。「手芸が好きで、草木染めが楽しそうと思って来た。きれいにできた」と喜んでいた。
染色液が冷めるまでの約1時間は、即席トールペイント教室で、小さいハート型の木にヒマワリを描いてストラップ作りも楽しんだ。 -
上伊那農業高校お花市大盛況
南箕輪村の上伊那農業高校の恒例お花市が12日、JR伊那北駅前といなっせ広場であった。生徒が心を込めて育てた新鮮な花を買い求めようと長蛇の列ができる盛況で、販売開始から1時間足らずで600束を完売した。
花は、農業クラブの農林委員会を主体に、農林専門委員が協力し全校で育てた。早く咲き始めた花は事前に収穫して冷蔵庫保存し、残りは11日に収穫。赤、紫、白のアスター、オミナエシ、小菊、シマガヤ、ガマの穂などの入った立派な花束を作って準備した。
今年は整理券配布をやめ先着順に販売。朝早くから列ができ、500円の花500束と300円の花100束の合計600束を完売した。
伊那市春日町の主婦らは、「毎年来ています。切りたての花を持ってきてくれるからお盆中ずっと持つのでとてもいい」「すごい人で帰ろうかと思ったけど、手に入ってうれしかった」と笑顔で生徒から花束を受け取っていた。 -
かれんにサギ草咲く
南箕輪村内の寺でサギ草が咲き始めた。真っ白いかれんな花が風に揺れ、涼しさを運んでいる。
30年以上も育て続けているサギ草。今年は2500本以上もある。4月初旬から約1カ月かかって球根を一つずつ水苔(ごけ)に包んで植え、これまで洞に置いて液肥を与えるなど管理してきた。草丈は20センチから25センチほどに成長し花が咲き始めたので、本堂の周りなどに鉢を並べ直した。
毎年、サギ草を楽しみに見に訪れる人もいる。寺では、「去年より丈がそろっている。お盆ころに見ごろになるのでは」と話している。